JPH0522901B2 - - Google Patents

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JPH0522901B2
JPH0522901B2 JP58180972A JP18097283A JPH0522901B2 JP H0522901 B2 JPH0522901 B2 JP H0522901B2 JP 58180972 A JP58180972 A JP 58180972A JP 18097283 A JP18097283 A JP 18097283A JP H0522901 B2 JPH0522901 B2 JP H0522901B2
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silver
silver halide
grain
grains
emulsion
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JP58180972A
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Aabiingu Abotsuto Toomasu
Gia Joonzu Shinshia
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPS5990841A publication Critical patent/JPS5990841A/ja
Publication of JPH0522901B2 publication Critical patent/JPH0522901B2/ja
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、放射線写真要素(あるいは、ラジオ
グラフイー要素)に関する。放射線写真要素は、
分散媒体および放射線感応ハロゲン化銀粒子から
なる第1および第2ハロゲン化銀乳剤層を有す
る。ハロゲン化銀乳剤層間に挿入される支持体は
第2ハロゲン化銀乳剤層が感応する放射線を透過
することが出来る。 従来技術 各々分散媒体とハロゲン化銀粒子からなる第1
および第2ハロゲン化銀乳剤層を透明な、時には
色味を付けた支持体に塗布することにより放射線
写真要素を調製することは通常実施されている。
支持体の両面に乳剤層を塗布することの目的は、
ある一定水準のX線露光に対する写真レスポンス
を最大限にすることである。露光中、螢光層また
は別個の螢光板を各乳剤層に隣接させて配置する
のが典型である。しかしながら、1つの螢光層ま
たは板からの光は隣接乳剤層によつて吸収され
ず、支持体を透過して、支持体により分離された
乳剤層を露光するという問題が生じる。クロスオ
ーバーと呼ばれるこの現象は、光が支持体を透過
する際に光が広がる結果画像の鮮鋭さを喪失させ
る。一定水準のX線露光に対して最大写真レスポ
ンスを得ることが目的であるから、両面塗布と組
合せて高感度ハロゲン化銀乳剤を使用することも
通常実施されている。困つたことに、ハロゲン化
銀乳剤の感度が大きいほどクロスオーバーが増大
する。従来の放射線写真要素は、Research
Disclosure、Vol.184、8月、1979年、Item18431
(Kenneth Mason Publications Ltd;
Emworth;Hamsphire P0107DD、英国出版)
により説明されている。 さらに、米国特許第4130428号には、450〜
570nmの波長域において最大で発光可能な放射線
写真用燐光スクリーンを使用すること、そして
450〜570nmの波長域において分光増感された乳
剤層を支持体の両側に有している放射線写真要素
が開示されている。 発明の目的 本発明の目的は、分散媒体および放射線感応ハ
ロゲン化銀粒子からなる第1および第2ハロゲン
化銀乳剤層、および前記第2ハロゲン化銀乳剤層
が感応する放射線を透過することの出来る、前記
ハロゲン化銀乳剤層間に挿入された支持体を有す
る放射線写真要素であつて、露光放射線の匹敵す
るクロスオーバー水準で増大された写真感度を持
つ放射線写真要素を提供することにある。 発明の構成 この目的は、本発明によれば、分散媒体および
放射線感応ハロゲン化銀粒子からなる第1および
第2ハロゲン化銀乳剤層、および前記ハロゲン化
銀乳剤層間に挿入された、前記第2ハロゲン化銀
乳剤層が感応する放射線を透過し得る支持体、を
有する放射線写真要素であつて、少なくとも前記
第1ハロゲン化銀乳剤層が、支持体のその側に存
在する唯一の乳剤層であり、かつ厚さが0.2マイ
クロメートル未満および平均アスペクト比が5:
1〜8:1であり、かつ前記ハロゲン化銀乳剤層
中に存在する前記ハロゲン化銀粒子の全投影面積
の少なくとも50%を占める平板状ハロゲン化銀粒
子(ここでアスペクト比は粒径対厚さの比として
定義されそして粒子の直径は前記粒子の投影面積
に等しい面積を有する円の直径として定義され
る)および前記平板状ハロゲン化銀粒子の表面に
吸着されたスペクトルのマイナス青で吸収最大を
示す分光増感色素を含有することを特徴とする、
放射線写真要素によつて達成される。 好ましい態様の説明 本発明は、別々の画像形成ユニツトを有し、そ
の中の少なくとも1つがハロゲン化銀乳剤からな
り、そしてそれらのユニツトが、1つの画像形成
ユニツトのハロゲン化銀乳剤を透過する放射線を
他のユニツトに伝えることの出来る支持体により
分離されている放射線写真要素のどんなものにも
広く適用することが出来る。好ましい形態では、
放射線写真要素は透過性支持体たとえばフイルム
支持体の2つの対向する主面の各面に塗布された
画像形成ユニツトを有する。同じ支持体の両面に
画像形成単位を塗布する代りに、別々の支持体に
塗布して得られる構造物を1つの支持体または2
つの支持体で画像ユニツトを分離するように積み
重ねることが出来る。 画像形成ユニツトは任意の常用される放射線写
真画像形成層またはその層の組合せの形を取るこ
とが出来るが、ただし、後で詳述されるように、
少なくとも1つの層は比較的薄い中間アスペクト
比の平板状ハロゲン化銀乳剤からなることが必要
である。本発明の好ましい形態では、画像形成ユ
ニツトの両方共ハロゲン化銀乳剤層からなる。画
像形成ユニツトは各々異なる放射線感応ハロゲン
化銀乳剤を使用し得ることが特に意図されるが、
本発明の特に好ましい形態では、画像形成単位の
両方共薄い中間アスペクト比平板状粒子ハロゲン
化銀乳剤からなる。2つの同じ画像形成単位をそ
の間に支持体を挿入して分離したものを用いるの
が一般に好ましい。所要の薄い中間アスペクト比
の平板状粒子乳剤以外の乳剤は任意の便宜的な通
常の形を取ることが出来る。種々の通常の乳剤
は、Research Disclosure、Vol.176、12月、
1978年、Item17643、第1節、Emulsion
preparation and rypes、により説明されてい
る。 a薄い中間アスペクト比の平板状粒子乳剤および
その調製 薄い中間アスペクト比の平板状粒子ハロゲン化
銀乳剤は、分散媒体および分光増感された平板状
ハロゲン化銀粒子からなる。ハロゲン化銀乳剤に
「薄い中間アスペクト比」という用語を適用する
場合、厚さが0.2マイクロメートル未満および平
均アスペクト比が5:1〜8:1の平板状ハロゲ
ン化銀粒子が、ハロゲン化銀粒子の全投影面積の
少なくとも50%を占めることが必要であると定義
される。本発明の好ましい形態では、前記厚さお
よびアスペクト比基準を満たすハロゲン化銀粒子
は、ハロゲン化銀粒子の全投影面積の少なくとも
70%、最適には少なくとも90%を占める。 本発明の放射線写真要素で使用されるハロゲン
化銀乳剤の前述した粒子特徴は、当業者に周知の
手順により容易に確認することが出来る。ここ
で、「アスペクト比」とは、粒子の直径対その厚
さの比を云う。粒子の「直径」は、乳剤サンプル
の顕微鏡写真または電子顕微鏡写真で見て、粒子
の投影面積に等しい面積を持つ円の直径として定
義される。乳剤サンプルの陰影の付いた電子顕微
鏡写真から、各粒子の厚さおよび直径を測定し、
そして厚さ0.2マイクロメートル未満の平板状粒
子、すなわち薄い平板状粒子を確認することが可
能である。これから、各々そのような薄い平板状
粒子のアスペクト比を計算することが出来、サン
プル中の薄い平板状粒子すべてのアスペクト比を
平均してそれらの平均アスペクト比を得ることが
出来る。この定義によれば、平均アスペクト比
は、個個の薄い平板状粒子のアスペクト比の平均
である。実際、厚さが0.2マイクロメートル未満
の薄い平板状粒子の平均厚さおよび平均直径を
得、これら2つの平均の比として平均アスペクト
比を計算することが通常より簡単である。平均ア
スペクト比の測定に平均した個々のアスペクト比
を用いようともまた厚さおよび直径の平均を用い
ようとも、意図される粒子測定値の許容度内で、
得られる平均アスペクト比は大して変らない。薄
い平板状ハロゲン化銀粒子の投影面積を合計し、
顕微鏡写真中の残りのハロゲン化銀粒子の投影面
積を別に合計し、これら2つの合計から、薄い平
板状粒子によつて与えられるハロゲン化銀粒子の
全投影面積の割合を計算することが出来る。 前記測定において、ここで意図される独特の薄
い平板状粒子を、劣つた放射線写真特性を与える
より厚い平板状粒子と区別するために、0.2マイ
クロメートル未満の基準平板状粒子厚さを選ん
だ。この開示の目的にとつて、平板状粒子は、厚
さが0.2マイクロメートルでかつ2500倍の倍率で
平板状に見えるハロゲン化銀粒子である。「投影
面積」とは、当業界で普通に使用される「投影面
積」と同じ意味で使用される。(たとえば、
James and Higgins、Fundamentals of
Photographic Theory、Morgan and Morgan、
New York、15頁。) 平板状粒子は、写真において有用であると知ら
れている任意のハロゲン化銀結晶組成物であるこ
とが出来る。最も広い範囲の観測される利点を提
供する好ましい形態では、本発明は薄い中間アス
ペクト比の平板状粒子沃臭化銀乳剤を用いる。下
記に述べるように、沈殿の最初の時点で薄い粒子
を取得すると、薄い平板状粒子を有する中間アス
ペクト比平板状粒子乳剤が得られるのであろう。
高アスペクト比と対照をなすものとしての中間ア
スペクト比は、単に沈殿を早期に停止させること
により達成出来るが、他の方法たとえばアスペク
ト比を低減するのに十分に粒子厚さを増大させる
方法および例で使用される他の技術を別々にまた
は組合せて使用することが出来る。 薄い中間アスペクト比平板状粒子沃臭化銀乳剤
は、下記に述べる沈殿法と同じ方法により調製す
ることが出来る。効果的な攪拌機構を具備する通
常のハロゲン化銀沈殿用反応容器に分散媒体を導
入する。反応容器に最初に導入される分散媒体
は、粒子沈殿の完了時点で沃臭化銀乳剤中に存在
する分散媒体の全重量に基いて少なくとも約10重
量%、好ましくは20〜80重量%であるのが典型で
ある。米国特許第4334012号に教示されているよ
うに、分散媒体は沃臭化銀粒子沈殿中限外過に
より反応容器から除去することが出来るので、反
応容器に最初に存在する分散媒体の容量は、粒子
沈殿の完了時点で反応容器に存在する沃臭化銀乳
剤の容量と等しくするかまたはそれ以上にするこ
とが理解される。反応容器に最初に導入される分
散媒体は、水または後記で詳述するように、解膠
剤を水に分散させた場合により他の成分たとえば
1種以上のハロゲン化銀熟成剤および(または)
金属ドープ剤を含有する分散液であるのが好まし
い。解膠剤が最初から存在する場合、それは沃臭
化銀沈殿の完了時点で存在する全解膠剤の少なく
とも10%、好ましくは少なくとも20%の濃度で使
用するのが好ましい。追加の分散媒体は、銀塩お
よびハロゲン化物塩と共に反応容器に添加され、
また別のジエツトを介して導入することも出来
る。塩導入完了後に分散媒体の割合を調節するこ
と、特に解膠剤の割合を増加させることが普通に
行われる。 沃臭化銀粒子の形成で使用される臭化物塩の小
部分、典型的には10重量%未満を最初から反応容
器に存在させて沃臭化銀沈殿の最初の時点で分散
媒体の臭素イオン濃度を調節する。また、反応容
器中の分散媒体は最初は沃素イオンを実質的に含
まない。何となれば、銀塩および臭化物塩の同時
導入前に沃素イオンが存在すると、厚い非平板状
粒子の生成に好都合になるからである。ここで、
反応容器の中味に対して「沃素イオンを実質的に
含まない」とは、臭素イオンに比較して存在する
沃素イオンが分離した沃化銀相として沈殿させる
のに不十分であることを意味する。銀塩導入前の
反応容器中の沃化物濃度は、存在する全ハロゲン
イオン濃度の0.5モル%未満に維持するのが好ま
しい。 分散媒体のpBrが最初に余り高いと、生成する
平板状沃臭化銀粒子は比較的厚く、したがつて低
アスペクト比になる。反応容器のpBrは最初は
1.5以下に維持するのが好ましい。他方、pBrが
余り低いと、非平板状沃臭化銀粒子の生成が有利
になる。したがつて、反応容器のpBrは0.6以上、
好ましくは1.1以上に維持することが意図される。
ここで、pBrは臭素イオン濃度の負の対数として
定義される。PHおよびpAgも各々水素イオン濃度
および銀イオン濃度について同様に定義したもの
である。 沈殿中、銀塩、臭化物塩および沃化物塩を、沃
臭化銀粒子の沈殿で良く知られている技術により
反応容器に添加する。典型的には可溶性銀塩たと
えば硝酸銀の銀塩水溶液が、臭化物塩および沃化
物塩の導入と同時に反応容器に導入される。臭化
物塩および沃化物塩も典型的には、塩水溶液たと
えば1種以上の可溶性アンモニウム、アルカリ金
属(たとえばナトリウムまたはカリウム)または
アルカリ土類金属(たとえば、マグネシウムまた
はカルシウム)ハロゲン化物塩の水溶液として導
入される。銀塩は少なくとも最初は沃化物塩とは
別に反応容器に導入される。沃化物塩および臭化
物塩は別々にまたは混合物として反応容器に添加
される。 銀塩の反応容器への導入と共に、粒子生成の核
生成段階が開始される。銀塩、臭化物塩および沃
化物塩の導入が続けられる際に臭化銀および沃化
銀の沈殿部位として作用し得る粒子核の母集団が
形成される。存在する粒子核上への臭化銀および
沃化銀の沈殿は、粒子生成の成長段階をなす。本
発明により形成される平板状粒子のアスペクト比
は、沃化物および臭化物濃度により影響されるこ
とが成長段階では核生成段階に比較して少ない。
したがつて、成長段階では、銀塩、臭化物塩およ
び沃化物塩の同時導入時pBrの許容範囲を0.6以
上、好ましくは約0.6〜2.2、最も好ましくは約0.8
〜1.5に増大させることが出来る。銀塩およびハ
ロゲン化物塩導入中反応容器中のpBrを前述した
ように銀塩導入前の最初の範囲に維持することは
もちろん可能であり、実際は好ましい。これは、
たとえば高度に多分散系の乳剤の調製において銀
塩、臭化物塩および沃化物塩の導入中粒子核生成
が実質的な速度で続けられている場合に特に好ま
しい。平板状粒子成長時のpBrを2.2以上に上げ
ると、粒子は厚くなるが、しかしこれは多くの場
合において許容することが出来、それでも薄い中
間アスペクト比沃臭化銀粒子が実現される。 銀塩、臭化物塩および沃化物塩を水溶液として
導入する別の方法として、銀塩、臭化物塩および
沃化物塩を最初にまたは成長段階で微細なハロゲ
ン化銀粒子を分散媒体に懸濁させて導入すること
が特に考えられる。粒子の大きさは、いつたん反
応容器に導入されたら粒子はもしあればより大き
い粒子核上で容易にオストワルド熟成されるほど
十分に小さい。最大有効粒度は、反応容器内の特
定の条件、たとえば温度、および可溶化剤および
熟成剤の存在によつて決まる。臭化物および(ま
たは)沃化物は塩化物に先立つて沈殿するので、
臭塩化銀および沃臭塩化銀粒子を使用することも
出来る。ハロゲン化銀粒子は非常に微細である、
たとえば平均直径が0.1マイクロメートル未満で
あるのが好ましい。 前述したpBr要件を条件として、銀塩、臭化物
塩および沃化物塩導入の濃度および速度は、任意
の便宜的な通常の形を取ることが出来る。銀塩お
よびハロゲン化物塩は0.1〜5モル/lの濃度で
導入するのが好ましいが、より広い通常の濃度範
囲たとえば0.01モル/l〜飽和が考えられる。特
に好ましい沈殿技術は、銀塩およびハロゲン化物
塩の導入速度を増大させることにより短縮された
沈殿時間を達成する技術である。銀塩およびハロ
ゲン化物塩の導入速度は、分散媒体、銀塩および
ハロゲン化物塩を導入する速度を増大させるかま
たは導入される分散媒体中の銀塩およびハロゲン
化物塩の濃度を増大することにより増大すること
が出来る。米国特許第3650757、3672900および
4242445号、ドイツ国公開特許第2107118号、ヨー
ロツパ特許願第80102242号およびWey、
“Growth Mechanism of AgBr Crystals in
Gelatin Solution”、Photographic Science and
Engineering、Vol.21、No.1.1月12月1977年、14頁
以下、に教示されているように、銀塩およびハロ
ゲン化物塩の導入速度を増大させるが、その導入
速度を新しい粒子核の生成に有利な限界水準以下
に維持する、すなわち核生成を避けることが特に
好ましい。沈殿の成長段階に進んだ後追加の粒子
核の生成を避けることにより、比較的単分散系の
薄い平板状沃臭化銀粒子母集団を得ることが出来
る。変動係数が約30%未満の乳剤を調製すること
が出来る。ここで、変動係数は、粒径の標準偏差
を平均粒径で割つた値を100倍したものとして定
義される。沈殿の成長段階時に再核生成を意図的
に有利にすることにより、変動係数が実質的に大
きい多分散系乳剤を製造出来ることはもちろんで
ある。 本発明の放射線写真要素で使用される沃臭化銀
乳剤中の沃化物の濃度は、沃化物塩の導入により
制御することが出来る。任意の通常の沃化物濃度
を使用することが出来る。非常に少量の沃化物で
も……たとえば0.05モル%……有益であることが
当業界で認められている。ことわりが無い限り、
ハロゲン化物の%はすべて論じられている対応す
る乳剤、粒子または粒子領域中に存在する銀に基
づくものであり、たとえば、40モル%の沃化物を
含有する沃臭化銀からなる粒子はまた60モル%の
臭化物を含有する。1つの好ましい形態では、使
用される乳剤は少なくとも約0.1モル%の沃化物
を含有する。沃化銀は、粒子生成温度で臭化銀に
対する溶解度限まで平板状沃臭化銀粒子に含ませ
ることが出来る。したがつて、90℃の沈殿温度で
平板状沃臭化銀粒子中で約40モル%までの沃化銀
濃度を達成することが出来る。実際、沈殿温度は
下限をほぼ周囲の室温たとえば約30℃にすること
が出来る。沈殿は40〜80℃の温度で行うのが一般
に好ましい。大抵の写真用途に対しては、最大沃
化物濃度を約20モル%に限定することが好まし
く、最適沃化物濃度は最大約15モル%までであ
り、そのような沃化物濃度は本発明の実施で使用
することが出来るが、沃化物濃度を最大6モル%
に限定することが放射線写真要素において一般に
好ましい。 沈殿中反応容器に導入される沃化物塩と臭化物
塩の相対割合は、平板状沃臭化銀粒子において実
質的に均一な沃化物分布を形成するために一定比
に維持することが出来あるいは異なる写真効果を
達成するために変えることが出来る。1つの好ま
しい形態において、中間アスペクト比平板状粒子
沃臭化銀乳剤は、平板状粒子の中心領域に比較し
て、横に変位した典型的には環状の領域において
より高い沃化物割合を有する。平板状粒子の中心
領域の沃化物濃度は、0〜5モル%の範囲である
ことが出来、横周囲の環状領域においては少なく
とも1モル%の高沃化物濃度〜臭化銀に対する沃
化銀の溶解度限、好ましくは約20モル%まで、最
適には約15モル%まである。本発明の放射線写真
要素で使用される平板状沃臭化銀粒子は、実質的
に均一なまたは勾配のある沃化物濃度分布を示す
ことが出来、その勾配は所望に応じて平板状沃臭
化銀粒子の内部、または表面または表面近くで沃
化物濃度が大きくなるように制御することが出来
る。 薄い中間アスペクト比平板状粒子沃臭化銀乳剤
の調製については中性または非アンモニア性乳剤
を与える前記方法を参照して説明されたが、本発
明の放射線写真要素で使用される乳剤およびその
有用性は、いかなる特定の製造方法によつても制
限されない。別法として、中間アスペクト比平板
状沃臭化銀乳剤は、前述した米国特許第4150994、
4184877または4184878号の方法を次のように修正
することにより沃化銀種粒子を用いて調製するこ
とが出来る。好ましい形態では、反応容器中の沃
化銀濃度が0.05モル/l以下に低減され、そして
反応容器に最初から存在する沃化銀粒子の最大寸
法が0.05マイクロメートル以下に低減される。単
に沈殿をより早く停止することにより、本発明の
放射線写真要素で使用されるような薄い中間アス
ペクト比平板状粒子沃臭化銀乳剤を製造すること
が出来る。 沃化物を含まない薄い中間アスペクト比平板状
粒子臭化銀乳剤は、沃化物を排除するようにさら
に修正した前記方法(沃化銀種粒子を用いる以外
の方法)により調製することが出来る。一般に、
沃化物を除くと、沈殿条件が前述した平板状沃臭
化銀粒子の場合と他の点で同じであればより薄い
平板状粒子が生成する。別法として、正方形およ
び直方形粒子を含有する薄い中間アスペクト比臭
化銀乳剤を調製することが出来る。この方法で
は、稜長さが0.15マイクロメートル未満の立方体
種粒子が使用される。種粒子乳剤のpAgを5.0〜
8.0に維持しながら、乳剤は非ハロゲン化銀イオ
ン錯化剤の実質的な不在の下で熟成され、所望の
中間平均アスペクト比を有する平板状臭化銀粒子
が生成される。沃化物を含まない薄い中間アスペ
クト比平板状粒子臭化銀乳剤の他の調製法につい
ては例で説明されている。 他の薄い中間アスペクト比平板状粒子ハロゲン
化銀乳剤は、下記の例示的方法のいずれかにより
調製することが出来る。所望の中間アスペクト比
が達成されたら単に沈殿を停止させることにより
高アスペクト比を回避することが出来る。 対向結晶面が{111}結晶面に存在しかつ少な
くとも1つの周辺稜が主面の1つの面における<
211>結晶学的ペクトルと平行にある、少なくと
も50モル%塩化物の平板状粒子を調製することが
出来る。そのような平板状粒子乳剤は、銀および
塩素含有ハロゲン化物塩水溶液を晶癖修正量のア
ミノ置換アザインデンおよびチオエーテル結合を
有する解膠剤の存在下で反応させることにより調
製することが出来る。 ハロゲン化銀粒子が少なくとも環状粒子領域に
および好ましくは全体中に塩化銀および臭化銀を
含有する平板状粒子乳剤も調製することが出来
る。銀、塩化物および臭化物を含有する平板状粒
子領域は、銀塩、塩化物塩、臭化物塩、および場
合により沃化物塩を反応容器に導入中、塩素イオ
ンと臭素イオンのモル比を1.6:1〜約260:1に
そして反応容器中のハロゲンイオンの全濃度を
0.10〜0.90規定に維持することにより形成され
る。平板状粒子中の塩化銀対臭化銀のモル比は、
1:99〜2:3の範囲であることが出来る。 薄い平板状粒子は、最大1.6マイクロメートル
までの平均直径を持つことが出来る。しかしなが
ら、より小さい平均直径も考えられ、それは達成
出来る平均平板状粒子厚さによつてのみ制限され
る。典型的には、平板状粒子は少なくとも0.03マ
イクロメートルの平均厚さを有するが、ハロゲン
化物含量に応じて、さらに薄い平板状粒子たとえ
ば0.01マイクロメートルという厚さの粒子を原理
的には使用出来る。したがつて、これらの粒子の
最小直径は、5:1平均アスペクト比を仮定する
と、典型的には少なくとも0.15マイクロメートル
である。 平板状粒子沈殿時には、変性化合物を存在させ
ることが出来る。そのような化合物は最初から反
応容器に存在させることが出来あるいは通常の方
法により1種以上の塩と共に添加することが出来
る。米国特許第1195432、1951933、2448060、
2628167、2950972、3488709、3737313、3772031
および4269427号およびResearch Disclosure、
Vol.134、6月、1975年、Item13452に説明され
ているように、変性化合物たとえば銅、タリウ
ム、鉛、ビスマス、カドミウム、亜鉛、中間カル
コゲン(すなわち、硫黄、セレンおよびテルル)、
金および第族貴金属は、ハロゲン化銀沈殿時に
存在させることが出来る。Moisar et al、
Jowmal of Photographic Science、Vol.25、
1977年、19−27頁、に説明されているように、平
板状粒子乳剤は沈殿時に内部還元増感することが
出来る。 個々の銀塩およびハロゲン化物塩は、表面また
は内層面供給管を介して重力供給によりまたは供
給速度および反応容器中味のPH、pBrおよび(ま
たは)pAgの制御を維持する供給装置により、反
応容器に添加することが出来る。(米国特許第
3821002および3031304号およびClaseset al、
Photographische Korrespondenz、Band 102、
11月10日、1967年、162頁。)反応体を反応容器内
に急速に分布させるには、特別に構成された混合
装置を用いることが出来る。(米国特許第
2996287、3342605、3415650、3785777、4147551、
4171224号および英国特許願第2022431A号、ドイ
ツ国公開特許第2555364および2556885号および
Research Disclosure、Vol.166、2月、1978年、
Item16662。) 平板状粒子乳剤の形成に際して、分散媒体は最
初に反応容器に含ませられる。好ましい形態で
は、分散媒体は水性解膠剤懸濁液からなる。反応
容器中の乳剤成分の全重量に基いて0.2〜約10重
量%の解膠剤濃度を使用することが出来るが、沃
臭化銀生成前および中の反応容器中の解膠剤濃度
は全重量に基いて約6重量%以下に保持すること
が好ましい。ハロゲン化銀生成前および中に、反
応容器中の解膠剤濃度を全重量に基いて約6%以
下に維持しそして最適塗布特性を得るために、乳
剤ビヒクル濃度を遅延された補充ビヒクル添加に
より上方に調節することは普通に実施される。最
初に生成した乳剤は、ハロゲン化銀1モル当り約
5〜50g、好ましくは約10〜30gの解膠剤を含有
することが意図される。追加のビヒクルは後で添
加してその濃度をハロゲン化銀1モル当り1000g
という高い水準にまで高めることが出来る。完成
乳剤中のビヒクル濃度は、ハロゲン化銀1モル当
り50g以上であるのが好ましい。写真要素の形成
に際して塗布・乾燥されたら、ビヒクルは乳剤層
の約30〜70重量%をなすのが好ましい。 ビヒクル(結合剤および解膠剤の両方を含む)
は、ハロゲン化銀乳剤で常用されるものの中から
選ぶことが出来る。好ましい解膠剤は親水性コロ
イドであり、このものは単独でまたは疎水性物質
と組合せて使用することが出来る。適当な親水性
物質として、蛋白質、蛋白質誘導体、セルロース
誘導体……たとえばセルロースエステル、ゼラチ
ン……たとえばアルカリ処理ゼラチン(牛の骨ま
たは皮のゼラチン)または酸処理ゼラチン(豚皮
のゼラチン)、ゼラチン誘導体……たとえばアセ
チル化ゼラチンおよびフタル化ゼラチン、のよう
な物質が挙げられる。これらおよび他のビヒクル
は、Research Diaclosure、Vol.176、12月、
1978年、Item17643、Section IX、に開示されて
いる。特に親水性コロイドならびにそれと併用す
るのに有効な疎水性物質を含むビヒクル物質は、
本発明の放射線写真要素の乳剤層においてばかり
でなく、他の層、たとえばオーバーコート、中間
層および乳剤層の下部に位置する層においても使
用することが出来る。 粒子熟成は、本発明による放射線写真要素で使
用されるハロゲン化銀乳剤の調製時に行うことが
出来る。粒子熟成は少なくとも沃臭化銀粒子生成
時に反応容器中で行うのが好ましい。公知のハロ
ゲン化銀溶剤が熟成の促進に有効である。たとえ
ば、過剰の臭素イオンは反応容器に存在する場合
熟成を促進することが知られている。したがつ
て、反応容器に導入された臭化物塩溶液はそれ自
身熟成を促進し得ることは明らかである。他の熟
成剤も使用することが出来、これらは銀塩および
ハロゲン化物塩添加前に反応容器中の分散媒体に
完全に含ませることが出来あるいはハロゲン化物
塩、銀塩または解膠剤の1種以上と共に反応容器
に導入することが出来る。さらに他の変形態様で
は、熟成剤はハロゲン化物塩および銀塩添加時に
独立して導入することが出来る。アンモニアは公
知の熟成剤であるが、最大の実現された感度−粒
状度関係を示す本発明は用いる沃臭化銀乳剤にと
つて好ましい熟成剤ではない。使用するのに好ま
しい乳剤は非アンモニア性または中性乳剤であ
る。 好ましい熟成剤の中に、硫黄含有熟成剤があ
る。チオシアネート塩、たとえばアルカリ金属、
最も普通にはナトリウムおよびカリウムおよびア
ンモニウムチオシアネート塩を使用することが出
来る。常用量のチオシアネート塩を導入すること
が出来るが、好ましい濃度はハロゲン化銀1モル
当り約0.1〜20gのチオシアネート塩が一般であ
る。チオシアネート熟成剤を用いる例示的な従来
の教示は、米国特許第2222264、2448534および
3320069号に見い出される。別法として、常用さ
れるチオエーテル熟成剤たとえば米国特許第
3271157、3574628および3737313号に開示されて
いるものを使用することが出来る。 薄い中間アスペクト比平板状粒子乳剤は洗浄し
て可溶性塩を除去するのが好ましい。Research
Disclosure、Vol.176、12月1978年、Item 17643、
Section に説明されているように、可溶性塩
は、デカンテーシヨン、過、および(または)
冷却固化および浸出により除去することが出来
る。Research Disclosure、Vol.101、9月、
1972年、Item10152に説明されているように、増
感剤を含むまたは含まない乳剤は、使用前に乾燥
して保存することが出来る。乳剤の調製に際し
て、平板状粒子の厚さの増大およびアスペクト比
の減少を避けるために、沈殿完了後その粒子の熟
成を停止させる点で洗浄は特に有利である。 前述した平板状ハロゲン化銀粒子の製造法で、
平均アスペクト比を決定するための厚さ基準を満
たす平板状粒子が全ハロゲン化銀粒子母集団の全
投影面積の少なくとも50%を占める薄い中間アス
ペクト比平板状粒子乳剤が製造されるけれども、
存在するそのような薄い平板状粒子の割合を増大
させることによりさらに利点を実現出来ることが
認められる。全投影面積の少なくとも70%(最適
には少なくとも90%)が平板状ハロゲン化銀粒子
により提供されるのが好ましい。投影面積要件を
満たすのに必要な粒子以外の粒子は、非平板状ま
たは好ましくは高アスペクト比(8:1より大き
い)平板状粒子、最も好ましくは薄い高アスペク
ト比平板状粒子であることが出来る。 b 増感 本発明の効果の達成に必要ではないけれども、
本発明の放射線写真要素における薄い中間アスペ
クト比平板状粒子ハロゲン化銀乳剤ならびに他の
ハロゲン化銀乳剤は化学増感するのが好ましい。
これらの乳剤は、活性ゼラチン(T.H.James、
The Theory of the Photographic
Process、第4版、Macmillan、1977年、67−76
頁)または硫黄、セレン、テルル、金、白金、パ
ラジウム、イリジウム、オスミウム、ロジウム、
レニウム、または燐増感剤またはこれら増感剤の
粗合せにより、たとえば5〜10のpAg水準、5〜
8のPH水準および30〜80℃の温度で(Research
Disclosure、Vol.120、4月、1974年、Item
12008,Research Disclosure、Vol.134、6月、
1975年、Item 13452、米国特許第1623499、
1673522、2399083、2642361、3297447、3297446、
3772031、3761267、3857711、3565633、3901714
および3904415号および英国特許第1396696および
1315755号)化学増感するのが好ましい。化学増
感は、場合により、米国特許第2642361号に記載
されているようにチオシアネート化合物または米
国特許第2521926、3021215および4054457号に開
示されている種類の硫黄含有化合物の存在下で行
われる。仕上(化学増感)変性剤……すなわち化
学増感時存在する場合にカブリを抑制しかつ感度
を増大させることが知られている化合物、たとえ
ばアザインデン、アザピリダジン、アザピリミジ
ン、ベンゾチアゾリウム塩および1個以上の複素
環核を有する増感剤の存在下で化学増感すること
が特に意図される。例示的な仕上変成剤は、米国
特許第2130038、3411914、3554757、3565631およ
び3901714号、カナダ国特許第778723号および
Duftin Photographic Emulsion Chemistry
Focal Press(1966)、New York、138−143頁、
に記載されている。追加的にまたは別法として、
乳剤はたとえば水素(米国特許第3891446および
3984249号)で低Ag(たとえば5未満)および
(または)高PH(たとえば8より大)処理により
または還元剤たとえば塩化第一錫、二酸化チオ尿
素、ポリアミンおよびアミンボラン(米国特許第
2983609、2518698、2739060、2743182、2743183、
3026203および3361566号およびResearch
Disclosure、Vol.136、8月、1975年、
Item13654)を使用することにより還元増感する
ことが出来る。米国特許第3917485および3966476
号に説明されている亜表面増感を含む表面化学増
感が特に意図される。 薄い中間アスペクト比平板状粒子ハロゲン化銀
乳剤はすべての場合分光増感される。本文に記載
の薄い中間アスペクト比平板状粒子乳剤および他
の乳剤と共に、可視スペクトルの青およびマイナ
ス青……すなわち緑および赤部分で吸収最大を示
す分光増感色素を使用することが特に意図され
る。さらに、特定の用途では、分光レスポンスを
可視スペクトルを越える範囲に改良する分光増感
色素を使用することが出来る。たとえば、赤外吸
収分光増感剤の使用が特に意図される。 薄い中間アスペクト比平板状粒子ハロゲン化銀
乳剤は、シアニン、メロシアニン、錯シアニンお
よびメロシアニン(すなわち、トリー、テトラー
およびポリー核シアニンおよびメロシアニン)、
オキソノール、ヘキオキソノール、スチリル、メ
ロスチリルおよびストレプトシアニンを含むポリ
メチン色素群を含む多数の種類からの色素で分光
増感することが出来る。 シアニン分光増感色素は、メチン結合により結
合された2つの塩基性複素環核、たとえばキノリ
ニウム、ピリジニウム、イソキノリニウム、3H
−インドリウム、ベンズ〔e〕インドリウム、オ
キサゾリウム、オキサゾリニウム、チアゾリウ
ム、チアゾリニウム、セレナゾリウム、セレナゾ
リニウム、イミダゾリウム、イミダゾリニウム、
ベンズオキサゾリウム、ベンゾチアゾリウム、ベ
ンゾセレナゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ナ
フトオキサゾリウム、ナフトチアゾリウム、ナフ
トセレナゾリウム、ジヒドロナフトチアゾリウ
ム、ピリリウムおよびイミダゾプラジニウム第4
塩から誘導される核を含む。 メロシアニン分光増感色素は、メチン結合によ
り直接にまたは介在部分を介して結合されたシア
ニン色素型の塩基性複素環核および酸性核、たと
えばバルビツル酸、2−チオバルビツル酸、ロダ
ニン、ヒダントイン、2−チオヒダントイン、4
−チオヒダントイン、2−ピラゾリン−5−オ
ン、 2−イソオキサゾリン−5−オン、インダ
ン−1,3−ジオン、シクロヘキサン−1,3−
ジオン、1,3−ジオキサン−4,6−ジオン、
ピラゾリン−3,5−ジオン、ペンタン−2,4
−ジオン、アルキルスルホニルアセトニトリル、
マロノニトリル、イソキノリン−4−オン、およ
びクロマン−2,4−ジオンから誘導され得る
核、を含む。 増感作用は、ハロゲン化銀結晶の基底状態およ
び伝導帯エネルギー水準に関して色素の分子エネ
ルギー水準の位置に相関づけることが出来る。こ
れらのエネルギー水準はまたポーラログラフイー
酸化還元電位に相関づけることが出来る。 (Photographic Seience and
Engineering、Vol.18、1974年、49−53頁
(Sturmer et al)、175−178頁(Leubner)およ
び475−485頁(Gilman))。酸化還元電位は、R.
J.Cox Photographic Sensitivity、Academic
Press、1973年、15章、に記載の方法により測定
することが出来る。 シアニンおよび関連色素の化学については、
Weissberger and Taylou、Special Topics
of Heterocyclic Chemiatry、John Wiley
and Sons、New York、1977年、第章;
Venkataraman、The Chemistry of
Synthetic Dyes、Academic Press、New
York、1971年、第章;James、The Theory
of the Photographic Process、第4版、
Macmillan、1977年、第8章、およびF.M.
Hemer、Cyanine Dyes and Related
Compounds、John Wiley and Sons、1964年、
に説明されている。 1種以上の分光増感剤を使用することが出来
る。可視スペクトル全体の波長で増感最大を有し
かつ種々の分光感度曲線形状を有する色素が知ら
れている。色素の選択および相対割合は、感度が
望ましいスペクトル領域および所望の分光感度曲
線の形状によつて決まる。オーバーラツプする分
光感度曲線を持つ色素は、オーバーラツプ領域に
おける各波長での感度が、個々の色素の感度の合
計にほぼ等しい曲線を一緒に組合つて生じるのが
しばしばである。したがつて、個々の色素の増感
最大の中間に最大を有する分光感度曲線を得るた
めに、異なる最大を有する色素の組合せを使用す
ることが出来る。 超色増感……すなわち、あるスペクトル領域に
おいて、任意の濃度の1種の色素だけからの分光
増感または色素の付加効果から生じる分光増感よ
り大きい分光増感を生じる分光増感色素の組合せ
を使用することが出来る。超色増感は、分光増感
色素と他の添加剤たとえば安定剤およびカブリ防
止剤、現像促進剤または抑制剤、塗布助剤、螢光
増白剤および帯電防止剤との選択された組合せに
より達成することが出来る。幾つかの機構のいず
れか1つと超色増感を引き起し得る化合物につい
ては、Gilman、“Review ofthe Mechanisms of
Supersensitization”、Photographic Science
and Engineering、Vol.18、1974年、418−430
頁、に論じられている。 分光増感色素は、乳剤に他の仕方でも影響す
る。米国特許第2131038および3930860号に開示さ
れているように、分光増感色素は、カブリ防止剤
または安定剤、現像促進剤または抑制剤、および
ハロゲン受容体または電子受容体としても作用し
得る。 本発明の好ましい形態では、平板状ハロゲン化
銀粒子は、吸着の関数として色相に変化を与える
分光増感色素を表面に吸着して有する。ハロゲン
化銀粒子の表面への吸着関数として長波長側また
は短波長側の光吸収増加を示すことが知られてい
る任意の通常の分光増感色素を、本発明の実施に
おいて使用することが出来る。そのような基準を
満たす色素は当業界で良く知られており、たとえ
ば、T.H.James、The Theory of the
Photographic Process第4版、Macmillan、
1977年、第8章(特に、F.Induced Color Shifts
in Cyanine and Merocyanine Dyes)および第
9章(特に、H.Relations Between Dye
Structure and Surface Aggregation)およびF.
M.Hamer、Cyanine Dyes and Related
Compounds、John Wiley and Sons、1964年、
第章(特に、F.Polymerization and
Sensitizaion of the Second Type)に説明され
ている。H凝集体(短波長側移動)を生じるメロ
シアニン、ヘミシアニン、スチリルおよびオキソ
ノール分光増感色素は当業界で知られているが、
J凝集体(長波長側移動)はこれらの種類の色素
では普通ではない。好ましい分光増感色素は、H
またはJ凝集を示すシアニン色素である。 特に好ましい形態では、分光増感色素は、J凝
集を示すカルボシアニン色素である。そのような
色素は、3個のメチン基の結合により結合された
塩基性複素環核の2個以上によつて特徴づけられ
る。複素環核はJ凝集を高めるために縮合ベンゼ
ン環を含んでいるのが好ましい。J凝集を促進す
るのに好ましい複素環核は、キノリニウム、ベン
ズオキサゾリウム、ベンゾチアゾリウム、ベンゾ
セレナゾリウム、ベンズイミダゾリウム、ナフト
オキサゾリウム、ナフトチアゾリウム、およびナ
フトセレナゾリウム第4塩である。 青色光に対する露光を記録するための乳剤層で
は、当業界において臭化銀または沃臭化銀本来の
青色感度にたよるのが普通であるけれども、主な
吸収が乳剤がその本来の感度を有する分光領域に
ある場合でも、分光増感剤の使用により著しい利
点を得ることが出来る。たとえば、青色分光増感
色素の使用から利点を得ることが出来ることが特
に認められる。 薄い中間アスペクト比平板状粒子臭化銀および
沃臭化銀乳剤にとつて有用な青色分光増感色素
は、分光増感剤を生じることが知られている色素
の種類から選ぶことが出来る。ポリメチン色素た
とえばシアニン、メロシアニン、ヘミシアニン、
ヘミオキソノールおよびメロスチリルは、好まし
い青色分光増感剤である。一般に、有用な青色分
好増感剤は、吸収特性すなわち色相によりそれら
の色素群の中から選ぶことが出来る。しかしなが
ら、有用な青色増感剤の選定に際して指針となり
得る一般的な構造的相関関係が存在する。一般
に、メチン鎖が短いほど、増感最大の波長は短
い。核も吸収に影響する。縮合環を核に付加する
と、吸収波長は長くなりやすい。置換基も吸収特
性を変えることが出来る。 ハロゲン化銀乳剤の増感に有用な分光増感色素
として、Research Disclosure、Vol.176、12月、
1978年、Item 17643、Section で言及されて
いるものが挙げられる。 非平板状または低アルペクト比平板状ハロゲン
化銀粒子を含有する乳剤層の分光増感には、常用
される量の色素を使用することが出来る。本発明
の全ての利点を実現するためには、薄い中間アス
ペクト比平板状粒子乳剤の粒子表面に、分光増感
色素を実質的に最適の量、すなわち、意図する露
光条件下で粒子から達成出来る最大写真感度の少
なくとも60%を実現するのに十分な量で吸着させ
ることが好ましい。色素の使用量は、選ばれる特
定の色素または色素の組合せならびに粒子の大き
さおよびアスペクト比により変動する。有機色素
の場合、表面感光性ハロゲン化銀粒子の全有効表
面積の単分子層被覆率約25〜100%またはそれ以
上で最適分光増感が得られることは、写真業界で
知られている(たとえば、West et al、“The
Adsorption of Sensitizing Dyes in
Photographic Emulsions”、Journal of Phys.
Chem.、Vol 56、1065頁、1952年;Spence et
al、“Desensitization of Sensitizing Dyes”、
Journal of Physical and Colloid Chemistry、
Vol.56、No.6、6月、1948年、1090−1103頁;お
よび米国特許第3979213号)。最適色素濃度水準
は、Mees、Theory of the Photographic
Process、1942年、Macmillan、1067−1069頁、
に教示されている方法により選ぶことが出来る。 分光増感は、従来有効であることが知られてい
る任意の乳剤製造段階で行うことが出来る。分光
増感は、化学増感完了後に行うのが当業界におい
て最も普通である。しかしながら、別法として分
光増感は化学増感と同時に、化学増感の前に、ま
たハロゲン化銀粒子沈殿完了前においてすら行う
ことが出来ることが特に認められている(米国特
許第3628960および4225666号)。米国特許第
4225666号により教示されているように、分光増
感色素の乳剤中への導入を、分光増感色素の一部
が化学増感前に存在しそして残りの部分が化学増
感後に導入されるように、分配することが特に意
図される。米国特許第4225666号とは違つて、ハ
ロゲン化銀の80%が沈殿した後に分光増感色素を
乳剤に添加出来ることが特に意図される。化学お
よび(または)分光増感中、サイクリングを含む
pAg調節により増感を高めることが出来る。pAg
調節の特定例は、Research Disclosure
Vol.181、5月、1979年、Item18155により提供
されている。 1つの好ましい形態では、分光増感剤を、本発
明の放射線写真要素で使用される乳剤に化学増感
前に導入することが出来る。ある場合には、化学
増感前に他の吸着性物質たとえば仕上変性剤を乳
剤に導入することによつても同様の結果が達成さ
れた。 吸着性物質を前以つて配合することにかかわら
ず、化学増感時チオシアネートを銀に基いて約2
×10-3〜2モル%の濃度で使用することが好まし
い(前記米国特許第2642361号)。化学増感時、他
の熟成剤を使用することが出来る。 前記アプローチの1つまたは両方と組合せてま
たはそれとは別個に実施出来る第3のアプローチ
では、化学増感直前にまたは化学増感時に、存在
する銀塩および(または)ハロゲン化物塩の濃度
を調節することが好ましい。粒子表面に沈殿し得
る銀塩たとえばチオシアン酸銀、燐酸銀、炭酸銀
等はもちろん、可溶性銀塩たとえば酢酸銀、トリ
フルオロ酢酸銀および硝酸銀を導入することが出
来る。平板状粒子表面でオストワルド熟成出来る
微細なハロゲン化銀(たとえば、臭化銀、沃化銀
および(または)塩化銀)粒子を導入することが
出来る。たとえば、化学増感時、リツプマン乳剤
を導入することが出来る。分光増感された中間ア
スペクト比平板状粒子乳剤に対して平板状粒子の
1つ以上の規則性のある分離した部位における化
学増感が特に意図される。平板状粒子の主面を形
成する結晶学的表面に分光増感色素が優先的に吸
着されると、化学増感は平板状粒子の異なる結晶
学的面で選択的に起ると考えられている。 最大の達成される感度−粒状度関係にたいして
好ましい化学増感剤は、金−硫黄増感剤、金−セ
レン増感剤、および金、硫黄およびセレン増感剤
である。したがつて、本発明の好ましい形態で
は、薄い中間アスペクト比平板状粒子臭化銀また
は最も好ましくは沃臭化銀乳剤は、検出すること
が出来ないかも知れない中間カルコゲンたとえば
硫黄および(または)セレンおよび検出可能な金
を含有する。また、乳剤は普通検出可能な水準の
チオシアネートを含有するけれども、最終乳剤中
のチオシアネート濃度は公知の乳剤洗浄技術によ
り大きく低減することが出来る。前述した好まし
い種々の形態において、平板状臭化銀または沃臭
化銀粒子はその表面に他の銀塩たとえばチオシア
ン酸銀、または種々のハロゲン含量のハロゲン化
銀(たとえば、塩化銀または臭化銀)を有するこ
とが出来るが、他の銀塩が検出可能な水準以下で
存在してもよい。 本発明で使用される乳剤の利点のすべてを実現
するために必要ではないけれども、これらの乳剤
は通常の製造方式によれば、実質的に最適に化学
増感されかつ実質的に最適に分光増感されるのが
好ましい。すなわち、乳剤は、意図する使用およ
び処理条件下で分光増感領域で粒子から達成され
得る最大対数感度の少なくとも60%の感度を得る
ことが好ましい。ここで、対数感度は100(1−
1ogE)(Eはカブリより0.1大きい濃度を生じる
露光量(mcs)である)として定義される。 c 放射線写真要素の完成 前述したように、薄い中間アスペクト比平板状
粒子乳剤を沈殿法により形成し、洗浄しそして増
感したら、通常の写真添加剤を配合して乳剤調製
を完了することが出来る。 銅像を形成するように意図された本発明による
放射線写真要素は、処理中追加の硬膜剤の配合の
必要性を回避するほど十分な程度に硬膜すること
が出来、同様に硬膜され処理されたがしかし非平
板状または従来の厚い平板状粒子乳剤を用いた放
射線写真要素に比較して増大された銀カバリング
パワーの実現を可能にする。特に、放射線写真要
素の薄い平板状粒子乳剤層および他の親水性コロ
イド層を層の膨潤を200%未満に低減させるほど
十分な量で硬膜することが出来る。膨潤率は、(a)
放射線写真要素を38℃、50%相対湿度で3日間温
置し、(b)層厚さを測定し、(c)放射線写真要素を21
℃の蒸留水に3分間浸漬し、そして(d)層厚さの変
化を測定する、ことにより測定される。銀像を形
成するための放射線写真要素を、処理溶液に硬膜
剤を含ませる必要のない程度に硬膜することが特
に好ましいけれども、本発明の放射線写真要素で
使用される乳剤は通常の水準に硬膜出来ることが
認められる。さらに、たとえば、特に放射線写真
材料の処理に関して、Research Disclosure
Vol.184、8月、1979年、Item18431、
Paragraph K、に説明されているように、処理
溶液に硬膜剤を含ませることが特に意図される。 典型的な有用な配合硬膜剤(前硬膜剤)とし
て、ホルムアルデヒドおよび遊離ジアルデヒド、
たとえばスクシンアルデヒドおよびグルタルアル
デヒド;ブロツクトジアルデヒド;α−ジケト
ン;活性エステル;アルホネートエステル;活性
ハロゲン化合物;S−トリアジンおよびジアジ
ン;エポキシド;アジリジン;2個以上の活性ビ
ニル基(たとえばビニルスルホニル基)を有する
活性オレフイン;ブロツクト活性オレフイン;カ
ルボジイミド;3位が置換されていないイソオキ
サゾリウム塩;2−アルコキシ−N−カルボキシ
ジヒドロキノリンのエステル;N−カルバモイル
およびN−カルバモイルオキシピリジニウム塩;
混合機能の硬膜剤たとえばハロゲン置換アルデヒ
ド酸(たとえば、ムコクロル酸およびムコブロム
酸);オニウム置換アクロレイン;他の硬膜官能
基を有するビニルスルホン;および重合体硬膜剤
たとえばジアルデヒド殿粉およびコポリ(アクロ
レイン−メタクリル酸)が挙げられる。そのよう
な硬膜剤の単独使用および併用については、
Research Disclosure、Vol.176、12月、1978年、
Item17643、Section X、にさらに説明されてい
る。 前述した特徴の他に、本発明の放射線写真要素
は、放射線写真要素において通常の性質である追
加の特徴を有することが出来る。この種の例示的
特徴はたとえば前述したResearch Disclosure
Item18431に開示されている。たとえば、乳剤
は、第節、A〜Kに述べられているように、安
定剤、カブリ防止剤およびキンク生成防止剤を含
有することが出来る。第節に述べられているよ
うに、放射線写真要素は、帯電防止剤および(ま
たは)層を含有することが出来る。第節に述べ
られているように、放射線要素はオーバーコート
層を含有することが出来る。オーバーコート層
は、前述したResearch Disclosure、Item17643、
第節に開示されているような可塑剤および滑
剤を含有することが出来る。本発明の放射線写真
要素は銀像の形成に大抵の用途で用いられるが、
カラー物質たとえばItem17643、第節に開示さ
れているものを配合して色素像または色素で高め
られた銀像を形成することが出来る。現像剤およ
び現像変性剤たとえばItem17643、第および
節に述べられているものを随意に配合する
ことが出来る。本発明のクロスオーバー効果は、
Item18431、第節に開示されているような常用
されるクロスオーバー露光制御法を用いてさらに
改良することが出来る。 当業界で確立されている慣例によれば、薄い中
間アスペクト比平板状粒子乳剤を互いにまたは常
用される乳剤とブレンドして特定の乳剤層要件を
満足させることが特に意図される。たとえば、乳
剤をブレンドして写真要素の特性曲線を調節して
所定の目的を達成することは知られている。露光
および処理の際に実現される最大濃度の増減、最
小濃度の増減および特性曲線の足部分と肩部分の
間の形状の調節のために、ブレンド法を使用する
ことが出来る。これを達成するためには、薄い中
間アスペクト比平板状粒子乳剤を通常のハロゲン
化銀乳剤たとえば前述したResearch
Disclosure、Item17643、第1節に記載されてい
るものとブレンドすることができる。第節の副
節Fに記載されている乳剤をブレンドすることが
特に意図される。比較的微細な粒子塩化銀乳剤を
薄い中間アスペクト比乳剤、特に沃臭化銀乳剤と
ブレンドすると、乳剤の感度……すなわち、感度
−粒状度関係……をさらに増大させることが出来
る。 支持体は、クロスオーバーを可能にすることが
知られている任意の通常の種類のものであること
が出来る。好ましい支持体はポリエステルフイル
ム支持体である。ポリ(エチレンテレフタレー
ト)フイルム支持体が特に好ましい。そのような
支持体およびその調製については、米国特許第
2823421、2779684および3939000号に開示されて
いる。医療用放射線写真要素は普通青味が付けら
れる。一般に、色味付け色素は、溶融ポリエステ
ルに押出前に直接添加され、したがつて、熱安定
性でなければならない。好ましい色味付け色素
は、アントラキノン色素たとえば米国特許第
3488195、3849139、3918976、3933502および
3948664号および英国特許第1250983および
1372668号に開示されているものである。 分光増感色素は、要素に像状露光を与える輻射
線の波長に対応するスペクトル領域で、吸着され
た状態、普通HまたはJ帯で凝集した形態で吸収
ピークを示すように選ばれる。像状露光を与える
輻射線は増感紙の螢光体から放射される。別々の
増感紙が支持体の両側に配置された2つの画像形
成ユニツトの各々を露光する。増感紙は、配合に
選ばれた特定の螢光体に応じてスペクトルの紫
外、青色、緑色または赤色部分で光を放射するこ
とが出来る。増感紙はスペクトルの緑色(500〜
600nm)領域で光を放射するのが普通である。し
たがつて、本発明の実施で使用するのに好ましい
分光増感色素は、スペクトルの緑部分で吸収ピー
クを示すものである。本発明の特に好ましい形態
では、分光増感色素は、平板状粒子に吸着された
場合、増感紙によるピーク放射に対応するスペク
トル領域、普通スペクトルの線領域でJ帯吸収を
示すカルボシアニン色素である。 増感紙はそれ自体で放射線写真要素の一部をな
すことが出来るが、しかし普通は別の要素であ
り、連続せる放射線写真要素の露光のために再使
用される。増感紙は放射線写真業界で良く知られ
ている。通常の増感紙およびその成分について
は、前述したResearch Disclosure、Vol.18431、
第節および米国特許第3737313号に開示されて
いる。 露光された放射線写真要素は、任意の便宜的な
通常の技術により処理することが出来る。そのよ
うな処理技術は、前述したResearch
Disclosure、Item17643、第節に説明されて
いる。ローラー輪送処理が特に好ましい(米国特
許第3025779、3515556、3545971および3647459お
よび英国特許第1269268号)。米国特許第3232761
号に説明されているように、硬膜現像を行うこと
が出来る。米国特許第3869289および3708302号に
説明されているように、現像液または放射線写真
要素は、チオアミンとグルタルアルデヒドまたは
アクリルアルデヒドの付加物を含有することが出
来る。 実施例 本発明は、下記の例によりさらに理解すること
が出来る。 各例において、反応容器の中味は、銀塩および
ハロゲン化物塩の導入の間中激しく攪拌した。こ
とわりがない限り、溶液はすべて水溶液である。 例 1および2 対照乳剤 A 対照乳剤Aは、制御されたpAg8.3、75℃で通
常のダブル−ジエツト沈殿技術により調製した
0.4μm直径8面体AgBr乳剤であつた。 平板状粒子乳剤 1 0.143モルの臭化カリウムを含有する良く攪拌
された55℃の骨ゼラチン(0.75重量%)水溶液
6.0lに、1.0モルAgNO3溶液を一定の流速で4分
間添加し、使用全硝酸銀の1.8%を消費した。次
に、AgNO3溶液を加速された流速(5.75×始め
〜最後)でさらに4分間添加し、使用全硝酸銀の
6.6%を消費した。次に、850mlのフタル化ゼラチ
ン(15.3重量%)溶液を添加した。2.3モルNaBr
溶液および2.0モルAgNO3溶液を制御されたpBr
〜1.47、55℃で加速された流速(5×始め〜最
後)でダブルジエツト添加により26分間添加し、
使用全硝酸銀の35.6%を消費した。次に、NaBr
溶液の添加を中止し、AgNO3溶液を一定流速で
55℃でpAg8.35になるまで添加し続け、使用全硝
酸銀の3.4%を消費した。さらに850mlのフタル化
ゼラチン(15.3重量%)溶液を添加した。次に、
2.3モルNaBr溶液および2.0モルAgNO3溶液を、
制御されたpAg8.35、55℃でダブルジエツト添加
により一定流速で58分間添加し、使用全硝酸銀の
52.2%を消費した。約8.8モルの硝酸銀を用いて
この乳剤を調製した。沈殿後、乳剤を40℃に冷却
し、米国特許第2614928号の凝固法により2回洗
浄した。次いで、1.6lの骨ゼラチン(16.8重量%)
溶液を添加し、乳剤を40℃でPH5.5およびpAg8.3
に調節した。 得られた平板状粒子AgBr乳剤は、平均粒径が
0.73μm、平均厚さが0.093μm、および平均アスペ
クト比が〜7.9:1であり、投影面積の75%超が
薄い中間アスペクト比平板状粒子(厚さ<
0.30μmおよびアスペクト比>5:1)により占
められた。 平板状粒子乳剤 2 平板状粒子乳剤2を乳剤1と同様にして調製し
たが、ただし、NaBr溶液およびAgNO3溶液の
pBr1.47、55℃でのダブルジエツト添加の場合、
加速された流速輪郭を3.75×始め〜最後とし、実
験時間は26分から17分に減少させ、使用全硝酸銀
の21.5%を消費した。全部で7.25モルの硝酸銀を
用いてこの乳剤を調製した。 得られた平板状粒子AgBr乳剤は、平均粒径が
0.64μm、平均厚さが0.098μmおよび平均アスペク
ト比が6.5:1であり、投影面積の70%超が薄い
中間アスペクト比平板状粒子(厚さ<0.30μmお
よびアスペクト比>5:1)により占められた。 増感および塗布 対照乳剤Aおよび平板状粒子乳剤1および2
を、5mgのテトラクロロ金酸カリウム/1モル
Ag、10mgのチオ硫酸ナトリウム5水化物/1モ
ルAg、および150mgのチオシアン酸ナトリウム/
1モルAgで化学増減し、70℃で45分間保持し、
次いで、600mgのアンヒドロ−5,5′−ジクロロ
−9−エチル−3,3′−ジ(3−スルホプロピ
ル)−オキサ−カルボシアニンヒドロキシド、ナ
トリウム塩/1モルAgおよび400mgの沃化カリウ
ム/1モルAgで分光増感した。 対照および平板状粒子乳剤を、ポリ(エチレン
テレフタレート)フイルム支持体の両面に塗布し
た。各面は、21.5mg銀/dm2および28.7mgゼラチ
ン/dm2の乳剤層および8.8mgゼラチン/dm2オー
バーコートを有した。乳剤を、ゼラチンの全重量
に基いて0.5重量%のビス(ビニルスルホニルメ
チル)エーテルで前硬膜した。 クロスオーバーおよび感度比較 塗膜を、マツハレツトダイマツクスタイプ
59BX線管を作動させるピツカーコーポレーシヨ
ン単相X線発生器からの放射線に露光した。100
ミリアンペアの管電流および70キロボルトの管電
圧を用いて露光時間は1秒であつた。露光後、放
射線写真要素を、商標コダツクRPX−オマート
フイルムプロセツサーM6A−Nとして市販され
ている通常の放射線写真要素プロセツサーで商標
MX−810現像液として市販されているこのプロ
セツサー用の標準現像液を用いて処理した。現像
時間は35℃で21秒であつた。 塗膜のクロスオーバー比較は、1枚の増感紙を
フイルムに隣接させてセンシトメトリー露光から
得た。1枚の増感紙からの放射で、増感紙に隣接
する乳剤層に帰因する第1センシトメトリー曲線
および増感紙からフイルム支持体により分離され
た乳剤層に帰因する第2の低感度(slow)曲線
が得られた。露光増感紙から最も遠い乳剤層を、
最も近い乳剤層およびフイルム支持体を透過した
放射線により完全に露光した。かくして、増感紙
から最も遠い乳剤層は「クロスオーバー」した放
射線により完全に露光された。特性曲線(濃度対
logEプロツト、Eは露光量mcsである)の中間部
分間の平均変位(ΔlogEとして表わす)を用い、
別々の塗膜のクロスオーバー率を下式により計算
した: (A) クロスオーバー率=1/真数(ΔlogE)+1×100 対照および平板状粒子乳剤の塗膜のクロスオー
バーおよびセンシトメトリー結果を表に示す。 【表】 表のデータは、支持体の両面に塗布し、X線
フオルマートでテストした場合、薄い中間アスペ
クト比平板状粒子ハロゲン化銀乳剤の写真効果を
説明している。対照乳剤Aは、粒子容積は0.030
(μm)3であり、平板状粒子乳剤2の粒子容積は
0.032(μm)3であつた。両乳剤共ほぼ等しい粒子
容積では比敵するクロスオーバー結果を示した
が、平板状粒子乳剤は感度が著しく大きかつた
(〜1.0logE)。同様に、0.038(μm)3粒子容積の平
板状粒子乳剤1は対照乳剤Aと同じクロスオーバ
ー率を有し、感度は1.05logEだけ大きかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 分散媒体および放射線感応ハロゲン化銀粒子
    からなる第1および第2ハロゲン化銀乳剤層、お
    よび前記ハロゲン化銀乳剤層間に挿入された、前
    記第2ハロゲン化銀乳剤層が感応する放射線を透
    過し得る支持体、を有する放射線写真要素であつ
    て、少なくとも前記第1ハロゲン化銀乳剤層が、
    支持体のその側に存在する唯一の乳剤層であり、
    かつ厚さが0.2マイクロメートル未満および平均
    アスペクト比が5:1〜8:1であり、かつ前記
    ハロゲン化銀乳剤層中に存在する前記ハロゲン化
    銀粒子の全投影面積の少なくとも50%を占める平
    板状ハロゲン化銀粒子(ここでアスペクト比は粒
    径対厚さの比として定義されそして粒子の直径は
    前記粒子の投影面積に等しい面積を有する円の直
    径として定義される)および前記平板状ハロゲン
    化銀粒子の表面に吸着されたスペクトルのマイナ
    ス青で吸収最大を示す分光増感色素を含有するこ
    とを特徴とする、放射線写真要素。
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