JPH0774886B2 - X線用ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

X線用ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0774886B2
JPH0774886B2 JP62234108A JP23410887A JPH0774886B2 JP H0774886 B2 JPH0774886 B2 JP H0774886B2 JP 62234108 A JP62234108 A JP 62234108A JP 23410887 A JP23410887 A JP 23410887A JP H0774886 B2 JPH0774886 B2 JP H0774886B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀X線写真用感光材料に関する。
(従来の技術) 医療用Xレイ写真感光材料はXレイ被曝線量の減少化の
ため高感化が強く望まれている。また、診断能向上のた
め、粒状性、鮮鋭度が良く、広いラチチユードをもち、
情報量が多い感光材料が望まれている。特に胸部撮影、
胃部撮影、シネアンギオ撮影においては、広い露光ラチ
チユードが必要で、高濃度部(例えば胸部撮影における
肺野部)から低濃度部(縦隔部)まで巾広く読影され
る。一方Xレイ撮影系における特殊な現象として、高感
度撮影システムにおいて、Xレイ量子モトルによるノイ
ズの増加がある。
この量子モトルは、感光材料の特性曲線のガンマーの3
乗に比例して増加することが知られている。このモトル
減少のためには、ガンマーは低い方が好しいのである
が、ガンマーの低下に従い識別性が劣る。低ガンマー感
光材料においても優れた識別性をもつためには、極めて
優れた鮮鋭度が必要となる。
このような要求に対して、増感色素による色増感効率の
向上を含む感度の向上、感度対粒状性の関係の向上、鮮
鋭度の向上を意図した平板状粒子の使用技術が開示され
ている。例えば米国特許第4,434,226、同4,439,520、同
4,414,310、同4,425,425において、平板状粒子の調製法
及び平板状粒子から成る写真感光材料が開示されてい
る。
ところで前記特許の実施例にもみられる既知方法により
調製された平板状粒子は、単分散性が良くない。このた
めに化学増感した場合に、化学増感の最適条件が大粒子
と小粒子とでは異なるため、最適化学増感が得られな
い。即ち、大粒子にあう化学増感条件を選べば、小粒子
に対しては化学増感が不足になり、感度が十分に出せな
い。逆に小粒子にあう化学増感条件を選べば、大粒子に
対しては増感過多になり、カブリが増す。カブリを実用
上問題のないレベルで化学増感することは粒子サイズに
対して十分な感度を引き出せないことになる。このよう
な化学増感の非効率性のために、高感化のためには粒子
サイズを大きくせざるを得ず、そのために粒状性対感度
の関係が悪くなる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、感度、粒状性、鮮鋭度を改良した広い
ラチチユードを有したX線用写真感光材料を提供するこ
とである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、下記(1)又は(2)により達成
された。
(1) 支持体の両側に、各々少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を有するX線用ハロゲン化銀写真感光材料
であり、該感光材料を露光・現像処理して得られる特性
曲線(たて軸が光学濃度で、横軸が露光量(対数表
示))における、カブリ+濃度0.25の点と、カブリ+濃
度2.0の点で作るガンマーが2.2〜2.8であるX線用ハロ
ゲン化銀写真感光材料において、該乳剤層に含まれるハ
ロゲン化銀粒子が、平均粒子サイズが異なる2種類以上
の単分散平板状粒子からなる事を特徴とするX線用ハロ
ゲン化銀写真感光材料。
(2) 支持体の一方の側にのみ少なくとも1層のハロ
ゲン化銀乳剤層を有するX線用ハロゲン化銀写真感光材
料であり、該感光材料を露光・現像処理して得られる特
性曲線(たて軸が光学濃度で、横軸が露光量(対数表
示))における、カブリ+濃度0.2の点と、カブリ+濃
度1.25の点で作るガンマーが1.3〜2.2であるX線用ハロ
ゲン化銀写真感光材料において、該乳剤層に含まれるハ
ロゲン化銀粒子が、平均粒子サイズが異なる2種類以上
の単分散平板状粒子からなる事を特徴とするX線用ハロ
ゲン化銀写真感光材料。
本発明でいう単分散性とは、感光性ハロゲン化銀である
主に平板状の粒子群について、その投影面積の円換算直
径で表わされる粒子サイズのバラツキ(標準偏差)を平
均粒子サイズで割った値(変動係数)で示される。
感光性ハロゲン化銀粒子の粒子形態が揃い、かつ粒子サ
イズのバラツキが小さい粒子群からなる乳剤の粒子サイ
ズ分布はほとんど正規分布を示し、標準偏差を容易に求
めることができる。本発明でいう単分散性を持つハロゲ
ン化銀粒子の分布とは変動係数で20%以下であり、好ま
しくは15%以下の単分散性をもつものである。
本発明でいう平板状ハロゲン化銀粒子とは、粒子の他の
いかなる単結晶面よりも実質的に大きな2つの平行なま
たは実質的に平行な結晶面を有する粒子を指し、アスペ
クト比が3以上のものである。またアスペクト比とは平
板状ハロゲン化銀粒子の厚さに対する直径の比率で示さ
れる。さらに粒子の直径とは乳剤を顕微鏡または電子顕
微鏡で観察した時粒子の投影面積と等しい面積を有する
円の直径を指すものとする。また厚みは平板状ハロゲン
化銀粒子を構成する二つの平行な面の距離で示される。
本発明において平板状ハロゲン化銀粒子の直径は0.3〜
5.0μ、好ましくは0.4〜3.0μであり、また厚みは0.4μ
以下、好ましくは0.3μ以下である。
本発明の単分散平板状粒子からなる乳剤中の平均アスペ
クト比として3〜20、好ましくは4〜10であることが好
ましく、特に5〜8であることが好ましい。
ここに、平均アスペクト比は該乳剤(単分散平板状粒子
乳剤)中に含まれる平板状粒子(アスペクト比3以上の
粒子)すべてのアスペクト比の平均値である。本発明は
かかる単分散平板状粒子乳剤を2値以上用いる点に特徴
がある。
平均粒子サイズが異なる2種類以上の単分散平板状粒子
から成る乳剤は、同一層中で混合して用いてもよく、別
の層に塗布して用いてもよい。異なった平均粒子サイズ
をもつ乳剤を多数用いた方がなめらかな軟調な特性曲線
を得易いが、4種類以下の乳剤を用いることで十分満足
できる特性曲線が得られる。2種類の乳剤の混合塗布す
る場合に於ては、それぞれの平均粒子サイズの差は0.1
μm未満では、目標とする軟調な特性曲線は得られず、
0.5μmを越えると特性曲線の直線性が悪くなる。好ま
しい間隔は0.1μm〜0.45μmである。また乳剤の混合
比率は特に規定はないが、混合比率が余り偏りすぎる
と、混合した意味があまりなくなり、直線性のよい軟調
な特性曲線は得られない。好ましい態様としては、小粒
子の全粒子に対する比率が重量で20%〜70%である。
本発明を採用することにより、支持体の両側に乳剤層を
有するX線用写真感光材料の場合は、光学濃度(D)及
び露光量の直交座標上の特性曲線において、カブリ+濃
度0.25の点とカブリ+濃度2.0の点で作るガンマーが2.2
〜2.8となり、好しい特性曲線が得られ、特に胸部撮影
用に適したX線用写真材料ができる。また支持体の片側
にのみ乳剤層を有す写真材料においては、濃度0.2と濃
度1.25の点で作るガンマーが1.3〜2.2となり、好しい特
性曲線が得られ、イメージインテンシフアイアを通して
増幅する間接X線撮影用材料に適す。特にX線シネアン
ギオメトリーにおいては、広いラチユードと解像力が要
求されるので有効である。
支持体の両側に乳剤を有すX線感光材料のガンマーが2.
9以上になると胸部撮影においては縦隔部と肺野部が同
時に識別できる画像が得られない。またガンマーが高い
と高感度撮影システムでは(例えば100vp 100mA 0.05
sec以下の露光量)量子モトルが増加して、粗い粒状の
ため細部まで識別できなくなつてしまう。
逆にガンマーが2.1以下になると、画像コントラストが
低くなり識別性が劣ってしまう。
支持体の片側のみに乳剤を有す間接撮影用X線感光材料
においても、直接撮影用X線感光材料と同様なことが云
える。イメージインテンシフアイヤーの性能が向上して
きて、低線量で撮影される場合が多く、ガンマーが2.3
以上になると量子モトルの増加により粗い粒状のため細
部まで識別できなくなつてしまう。また露光ラチチユー
ドが狭いため、胸部撮影の場合縦隔部と肺野部が同時に
描写できない。
次に平均アスペクト比3以上の単分散な平板状粒子の調
製法について述べる。単分散平板状粒子はA)核形成
B)熟成 C)粒子成長より成る工程で調製される。
A) 核形成 1粒子当り2枚の双晶面が平行に形成される確率を高く
すればよく、これは核形成時の過飽和因子を制御するこ
とで得られる。具体的には、核形成時の温度、ゼラチン
濃度、銀塩溶液とハライド溶液の添加速度、pBr、ハラ
イド水溶液中のI-含量、ハロゲン化銀溶剤量を制御する
ことにより得られる。好しい条件としては、温度は15℃
〜45℃、ゼラチン濃度は0.1〜4wt%、AgNO3添加速度は
1反応溶液当り0.5g〜15g、pBrは1.0〜2.5、I-含量は
3モル%以下、ハロゲン化銀溶剤量は、0〜0.15モル/
である。ハロゲン化銀溶剤としてはチオエーテル類、
チオ尿素類、チオシアン酸塩が好しい。
B) 熟成 核形成においては微小な平板粒子核ができるが、同時に
それ以外の多数の微小な粒子ができる。この熟成工程に
おいては平板核以外の微小粒子を消滅させることを目的
とする。具体的には、ゼラチン濃度の上昇、反応液温度
の上昇、銀塩水溶液の添加によるpBrの調節で行う。好
しい条件としては、ゼラチン濃度1〜10wt%、温度45℃
〜80℃、pBr1.2〜2.5である。
C) 成長 熟成工程に続く成長工程は銀塩溶液とハライド溶液を同
時に添加し再核発生させることなく平板状粒子を成長さ
せる工程である。
結晶成長期のはじめの1/3以上の期間はpBr1.8〜3.5に保
ち、残りの期間のはじめの1/3以上はpBr1.5〜3.5に保つ
ことが好ましい。また、結晶成長期に於る銀イオン、及
びハロゲンイオンの添加速度を結晶臨界成長速度の20〜
100%、好ましくは50〜100%の結晶成長速度になる添加
速度にすることが好ましい。この場合、結晶成長ととも
に銀イオンおよびハロゲンイオンの添加速度を増加させ
ていくが、その増加させていく方法としては、特公昭48
−36890号、同52−16364号に記載のように、一定濃度の
銀塩水溶液およびハロゲン塩水溶液の添加速度(流速)
を上昇させてもよく、また銀塩水溶液およびハロゲン塩
水溶液の濃度を増加させてもよい。また、あらかじめ0.
10μm以下のサイズの超微粒子乳剤を調製しておいてこ
の超微粒子乳剤の添加速度を上昇させてもよい。また、
これらの重ね合せでもよい。銀イオンおよびハロゲンイ
オンの添加速度は断続的に増加させてもよくまた連続的
に増加させてもよい。
成長期におけるAgXのI-含量は0〜10モル%が好しい。
平板状ハロゲン化銀粒子のハロゲン組成としては、臭化
銀、沃化銀、沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、塩化銀
のいずれであつてもよいが、臭化銀および沃臭化銀であ
ることが好ましい。沃化銀を含む場合その含量は0〜10
モル%であり、好ましくは5モル%以下の沃臭化銀であ
る。結晶構造は一様なものでも、内部と外部が異質なハ
ロゲン組成から成るものでもよく、層状構造をなしてい
ても良い。
平板粒子の大きさは、温度調節、ハロゲン化銀溶剤の添
加量、ゼラチン濃度、核形成時の銀塩溶液の添加量をコ
ントロールすることで調整できる。基本的な考え方とし
ては粒子成長前の平板粒子核の数を制御することにより
調節する。
また、本発明の平板状粒子をホスト粒子とし、種々のハ
ロゲン組成のゲスト粒子をエピタキシヤル成長させても
よい。このゲスト粒子のエピタキシヤル成長について
は、特開昭58−108526号、特開昭57−133540号を参考に
することができる。
本発明の平板状ハロゲン化銀粒子は、必要により化学増
感をすることが出来る。
化学増感方法としてはいわゆる金化合物による金増感法
(例えば米国特許第2,448,060号、同3,320,069号)又は
イリジウム、白金、ロジウム、パラジウム等の金属によ
る増感法(例えば米国特許第2,448,060号、同2,566,245
号、同2,566,263号)或いは含硫黄化合物を用いる硫黄
増感法(例えば米国特許第2,222,264号)、或いは錫塩
類、ポリアミン等による還元増感法(例えば米国特許第
2,487,850号、同2,518,698号、同2,521,925号)、或い
はこれらの2つ以上の組合せを用いることができる。
特に高感化の観点から、本発明の平板状ハロゲン化銀粒
子は金増感又は硫黄増感、或いはこれらの併用が好まし
い。
本発明に好ましく用いうる単分散平板粒子の製法に関し
てはさらに、特願昭61−2991555号、同62−47290号の記
載を参考にすることができる。
本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤は、増感色素によつて
比較的長波長の青色光、緑色光、赤色光または赤外光に
分光増感されてもよい。増感色素として、シアニン色
素、メロシアニン色素、コンプレツクスシアニン色素、
コンプレツクスメロシアニン色素、ホロポーラーシアニ
ン色素、スチリル色素、ヘミシアニン色素、オキソノー
ル色素、ヘミオキソノール色素等を用いることができ
る。
本発明に使用される有用な増感色素は例えばRESEARCH D
ISCLOSURE I tem 17643 IV−A項(1978年12月P.2
3)、同I tem 1831X項(1979年8月P.437)に記載もし
くは引用された文献に記載されている。
ここで増感色素は写真乳剤の製造工程のいかなる工程に
存在させて用いることもできるし、製造後塗布直前まで
のいかなる段階に存在させることもできる。具体的に
は、ハロゲン化銀粒子形成工程、物理熟成工程、化学熟
成工程、乳剤溶解工程である。特に好しい態様は、化学
熟成前に分光増感することである。増感色素の吸着力が
増加するためと、最適な化学増感条件を選ぶことによつ
て、化学増感サイトが限定され、集中した大きな化学増
感核ができ、化学増感効率及び分光増感効率が良いため
である。
本発明に用いられる写真乳剤には、感光材料の製造工
程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し、ある
いは写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物を含
有させることができる。すなわちアゾール類{例えばベ
ンゾチアゾリウム塩、ニトロイミダゾール類、ニトロベ
ンズイミダゾール類、クロロベンズイミダゾール類、ブ
ロモベンズイミダゾール類、ニトロインダゾール類、ベ
ンゾトリアゾール類、アミノトリアゾール類など};メ
ルカプト化合物類{例えばメルカプトトチアゾール類、
メルカプトベンゾチアゾール類、メルカプトベンズイミ
ダゾール類、メルカプトチアジアゾール類、メルカプト
テトラゾール類(特に1−フエニル−5−メルカプトテ
トラゾール)、メルカプトピリミジン類、メルカプトト
リアジン類など};例えばオキサドリンチオンのような
チオケト化合物;アザインデン類(例えばトリアザイン
デン類、テトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置
換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類)、ペンタアザイ
ンデン類など};ベンゼンチオスルホン酸、ベンゼンス
ルフイン酸、ベンゼンスルホン酸アミド等のようなカブ
リ防止剤また安定剤として知られた、多くの化合物を加
えることができる。
具体的にはRESERCH DISCLOSURE I tem 17643VI項(197
8年12月号P.24〜P.25)に記載もしくは引用された文献
に記載されている。
特に特開昭60−76743号、同60−87322号公報に記載のニ
トロン及びその誘導体、特開昭60−80839号公報に記載
のメルカプト化合物、特開昭57−164735号公報に記載の
ヘテロ環化合物、及びヘテロ環化合物と銀の錯塩(例え
ば1−フエニル−5−メルカプトテトラゾール銀)など
を好ましく用いることができる。
本発明を用いて作られる感光材料の写真乳剤層または他
の親水性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性
改良、乳化分散、接着防止及び写真特性改良(例えば、
現像促進、硬調化、増感)等種々の目的で、種々の界面
活性剤を含んでもよい。
例えばサポニン(ステロイド系)、アルキレンオキサイ
ド誘導体(例えばポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール/ポリプロピレングリコール縮合物、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル類又はポリエチレ
ングリコールアルキルアリールエーテル類、シリコーン
のポリエチレンオキサイド付加物類)、糖のアルキルエ
ステル類などの非イオン性界面活性剤;アルキルスルフ
オン酸塩、アルキルベンゼンスルフオン酸塩、アルキル
ナフタレンスルフオン酸塩、アルキル硫酸エステル類、
N−アシル−N−アルキルタウリン類、スルホコハク酸
エステル類、スルホアルキルポリオキシエチレンアルキ
ルフエニルエーテル類などのアニオン界面活性剤;アル
キルベタイン類、アルキルスルホベタイン類などの両性
界面活性剤;脂肪族あるいは芳香族第4級アンモニウム
塩類、ピリジニウム塩類、イミダゾリウム塩類などのカ
チオン界面活性剤を用いることができる。
この内、サポニン、ドデシルベンゼンスルホン酸Na塩、
ジ−2−エチルヘキシルα−スルホコハク酸Na塩、p−
オクチルフエノキシエトキシエトキシエタンスルホン酸
Na塩、ドデシル硫酸Na塩、トリイソプロピルナフタレン
スルホン酸Na塩、N−メチル−オレオイルタウリンNa
塩、等のアニオン、ドデシルトリメチルアンモニウムク
ロライド、N−オレオイル−N′,N′,N′−トリメチル
アンモニオジアミノプロパンブロマイド、ドデシルピリ
ジウムクロライドなどのカチオン、N−ドデシル−N,N
−ジメチルカルボキシベタイン、N−オレイル−N,N−
ジメチルスルホブチルベタインなどのベタイン、ポリ
(平均重合度n=10)オキシエチレンセチルエーテル、
ポリ(n=25)オキシエチレン p−ノニルフエノール
エーテル、ビス(1−ポリ(n=15)オキシエチレン−
オキシ−2,4−ジ−t−ペンチルフエニル)エタンなど
のノニオンを特に好ましく用いることができる。
帯電防止剤としてはポーフルオロオクタンスルホン酸K
塩、N−プロピル−N−パーフルオロオクタンスルホニ
リルグリシンNa塩、N−プロピル−N−パーフルオロオ
クタンアスルホニルアミノエチルオキシポリ(n=3)
オキシエチレンブタンスルホン酸Na塩、N−パーフルオ
ロオクタンスルホニル−N',N′,N′−トリメチルアンモ
ニオジアミノプロパンクロライド、N−パーフルオロデ
カノイルアミノプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−
カルボキシベタインの如き含フツ素界面活性剤、特開昭
60−80848号、同61−112144号、特願昭61−13398号、同
61−16056号などに記載のノニオン系界面活性剤、アル
カリ金属の硝酸塩、導電性酸化スズ、酸化亜鉛、五酸化
バナジウム又はこれらにアンチモン等をドープした複合
酸化物を好まいく用いることができる。
本発明に於てはマツト剤として、ポリメチルメタクリレ
ートのホモポリマー又はメチルメタクリレートとメタク
リル酸とのポリマー、デンプンなどの有機化合物、シリ
カ、二酸化チタン、等の無機化合物の微粒子を用いるこ
とができる。粒子サイズとしては1.0〜10μm、特に2
〜5μmであることが好ましい。
本発明の写真感光材料の表面層には滑り剤として米国特
許第3,489,576号、同4,047,958号等に記載のシリコーン
化合物、特公昭56−23139号公報に記載のコロイダルシ
リカの他に、パラフインワツクス、高級脂肪酸エステ
ル、デン粉誘導体等を用いることができる。
本発明の写真感光材料の親水性コロイド層には、トリメ
チロールプロパン、ペンタンジオール、ブタンジオー
ル、エチレングリコール、グリセリン等のポリオール類
を可塑剤として用いることができる。さらに、本発明の
写真感光材料の親水性コロイド層には、耐圧力性改良の
目的でポリマーラテツクスを含有せしめることが好まし
い。ポリマーとしてはアクリル酸のアルキルエステルの
ホモポリマー又はアクリル酸とのコポリマー、スチレン
−ブタジエンコポリマー、活性メチレン基を有するモノ
マーからなるポリマー又はコポリマーを好ましく用いる
ことができる。
本発明の写真乳剤及び非感光性の親水性コロイドには無
機または有機の硬膜剤を含有してよい。例えばクロム
塩、アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリタールアル
デヒドなど)、N−メチロール化合物(ジメチロール尿
素など)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロイ
ル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニルスル
ホニル)メチルエーテル、N,N′−メチレンビス−〔β
−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕など)、活
性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒドロキシ−
s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル
酸など)、N−カルバモイルピリジニウム塩類(1−モ
ルホリノカルボニル−3−ピリジニオ)メタンスルホナ
ートなど)、ハロアミジニウム塩類(1−(1−クロロ
−1−ピリジノメチレン)ピロリジニウム、2−ナフタ
レンスルホナートなど)を単独または組合せて用いるこ
とができる。なかでも、特開昭53−41220、同53−5725
7、同59−162546、同60−80846に記載の活性ビニル化合
物および米国特許3,325,287号に記載の活性ハロゲン可
物が好ましい。
本発明の感光材料の親水性コロイド層はこれらの硬膜剤
により水中での膨潤率が200%以下、特に150%以下にな
るように硬膜されていることが好ましい。
本発明の感光材料の乳剤層や中間層に用いることのでき
る結合剤または保護コロイドとしては、ゼラチンを用い
るのが有利であるが、それ以外の親水性コロイドも用い
ることができる。
例えばデキストラン、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルアルコール部分アセタール、ポリ−N−ビニルピロリ
ドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルイミダゾール、等の単一あるいは共重合体の如き多種
の合成親水性高分子物質を用いることができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラ
チンや酵素処理ゼラチンを用いてもよく、また、ゼラチ
ンの加水分解物も用いることができる。
これらの中でもゼラチンとともにデキストラン及びポリ
アクリルアミドを併用することが好ましい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は感光性ハロゲン化
銀乳剤層の他に表面保護層、中間層、ハレーシヨン防止
層等の非感光性層を有していてもよい。
ハロゲン化銀乳剤層は2層以上でもよく、2層以上のハ
ロゲン化銀乳剤層の感度、階調等は異つていてもよい。
又、支持体の両側に1層又は2層以上のハロゲン化銀乳
剤層や非感光性層を有していてもよい。
支持体としてはポリエチレンテレフタレートフイルムま
たは酸酢酸セルロースフイルムが好ましく、特に青色に
着色されていることが好ましい。
支持体は親水性コロイド層との密着力を向上せしめるた
めに、その表面をコロナ放電処理、あるいはグロー放電
処理あるいは紫外線照射処理する方法が好ましく、ある
いは、スチレンブタジエン系ラテツクス塩化ビニリデン
系ラテツクス等からなる下塗層を設けてもよく、また、
その上層にゼラチン層を更に設けてもよい。またポリエ
チレン膨潤剤とゼラチンを含む有機溶剤を用いた下塗層
を設けてもよい。これ等の下塗層は表面処理を加えるこ
とで更に親水性コロイド層との密着力を向上するととも
できる。
本発明の感光材料には、RESEARCH DISCLOSURE I tem 18
43(1979年8月P.433〜P.441)安定剤、カブリ防止剤お
よびクニツク防止剤に関する技術(P.433〜P.436)に記
載された保護層に関する技術(P.436,IV項)、クロスオ
ーバーコントロール技術(P.436,V項)等を用いること
が好ましい。
X線写真像を得るためには、露光は通常の方法を用いて
行なえばよい。すなわち、両側に感光層のある感光材料
を2枚の蛍光増感紙でサンドイツチしてX線露光する方
法である。
または片側に感光層のある感光材料の場合はX線を蛍光
増感紙に照射し、発行した光を感光材料に記録する方法
を用いる。勿論感光材料と蛍光増感紙をコンタクトさせ
てX線照射してもよい。ここで蛍光体としては青発光の
タングステン酸カルシウム、硫酸バリウムなどの蛍光
体、緑発光の希土類蛍光体が用いられる。また、X線露
光したものを蛍光体に蓄積した後、陰極線管フライング
スポツト、発光ダイオード、レーザー光(例えばガスレ
ーザー、YAGレーザー、色素レーザー、半導体レーザー
など)など赤外光を含む種々の光源で露光することもで
きる。
本発明の感光材料の写真処理には、例えばリサーチ・デ
イスクロージヤー(RESEARCH DISCLOSURE)176号第28〜
30頁(RD−17643)に記載されているような、公知の方
法及び公知の処理液のいずれをも適用することができ
る。処理温度は普通18℃から50℃の間に選ばれるが、18
℃より低い温度または50℃を越える温度としてもよい。
例えば、黒色写真処理する場合に用いる現像液は、知ら
れている現像主薬を含むことができる。現像主薬として
は、ジヒドロキシベンゼン類、(たとえばハイドロキノ
ン)、3−ピラゾリドン類(たとえば1−フエニル−3
−ピラゾリドン)、アミノフエノール類(たとえばN−
メチル−p−アミノフエノール)などを、単独もしくは
組合せてもちいることができる。本発明の感光材料の写
真処理には、特開昭57−78535号に記載のハロゲン化銀
溶剤としてイミダゾール類を含む現像液にて処理するこ
ともできる。また、特開昭58−37643号に記載のハロゲ
ン化銀溶剤とインダゾールもしくはトリアゾールなどの
添加剤とを含む現像液にて処理することができる。現像
液には一般にこの他公知の保恒剤、アルカリ剤、pH緩衝
剤、カブリ防止剤などを含み、さらに必要に応じ溶解助
剤、色調剤、現像促進剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟
化剤、硬膜剤(例えばグルタルアルデヒド)、粘性付与
剤などを含んでもよい。
定着液としては一般に用いられる組成のものを用いるこ
とができる。定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸
塩のほか、定着剤としての効果が知られている有機硫黄
化合物を用いることができる。定着液には硬膜剤として
水溶性アルミニウム塩を含んでもよい。
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
(実施例1) 乳剤A (単分散大粒子平板状粒子乳剤) 6gのKBr、及びHO(CH22S(CH22S(CH22-OH0.1gを
含有する0.8wt%のゼラチン溶液1、激しく撹拌しな
がらダブルジエツト法でAgNO38.3gを含有する水溶液45c
cと6.2gのKBr及び0.4gのKIを含有する水溶液45ccとを20
秒間で添加する。この間反応溶液は40℃に保った。添加
後75℃に昇温した。また22gのゼラチンを含む溶液を添
加した。更にAgNO36gを含有する水溶液20ccを2分間で
添加したその後60分間に150gのAgNO3が加速された流量
(終了時の流量が開始時の20倍)で添加された。この間
PBrは2.0に保たれるよう2モル%のKIを含むKBrとKIの
混合溶液をコントロールダブルジエツト法で添加した。
この後、乳剤を35℃まで冷却し、常法のフロキユレーシ
ヨン法で洗浄し、40℃にてゼラチンを加えpH6.7、pAg8.
2に調節し、冷却保存した。
乳剤B (単分散小粒子平板状粒子乳剤) 乳剤Aの調製法に対して、1段目ダブルジエツトで添加
する間の温度を30℃にし、予じめ反応容器中にKI0.3gを
加えた以外は全く乳剤Aと同様に調製した。
乳剤C (多分散平板状粒子) 水1中にゼラチン30g KBr10.3gを加え60℃に保った
容器中に激しく撹拌しながらAgNO3水溶液及びKBr水溶液
のそれぞれ1M溶液45ccを2秒間添加した。その後同じ温
度で150gのAgNO3を含む水溶液800ccを80分間かけて、一
定流量10cc/分で添加した。その間PBrは1.5に保たれる
よう、2モル%のKIを含むKBrとKIの混合溶液をコント
ロールダブルジエツト法で添加した。その後水洗及び分
散は乳剤Aと同様に行った。乳剤A,B,Cの平板状粒子の
形状を表1に示す。
(実施例2) 乳剤A,B,Cを表2に示す条件に従って化学増感及び緑色
分光増感した。
原乳A,B,Cを40℃で溶解し、分光増感色素A添加し、56
゜で10分熟成した後、金とチオシアネートの混合溶液を
添加し、続いて硫黄増感材を添加した。56℃で20分熟成
し、冷却保存した。(乳剤A−1〜C−6) 次に乳剤A−1〜C−6を次の条件に従って塗布試料を
作成し、1/10秒緑色光のウエツジ露光を与え自動現像機
(FPM−4000,富士写真フイルム(株)製)により現像液
(RD III、富士フイルム(株)製)を用いて35℃で現像
して写真性能を調べた。
条件 −乳剤塗布液− (a)乳剤A−1〜C−650g(Ag 4.06g ゼラチン
4.3g) (b)H2O 65cc (c)KI 0.5% 0.5cc (e)2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチル
アミノ−1,3,5トリアジン 0.1% 5cc (f)4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラ
ザインデン 2% 4cc (g)次の化合物αと化合物βの3:1(モル比)の混合
物1%を 4cc 化合物α 化合物β −表面保護層塗布液− 〔a′〕 イナート・ゼラチン 100g 〔b′〕 H2O 1174cc 〔c′〕 CH3OH 103cc 〔e′〕 ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3.0
μm) 60g 〔f′〕 C16H33O(CH2CH2O)10H 10% 31.5cc 以上のようにして得られた塗布液を表面保護層用塗布液
と共に、同時押し出し法によりPET支持体上にそれぞれ
塗布時の体積比率が、16:9になるように塗布した。塗布
銀量は、2.2g/m2である。
写真性の結果を表3に示した。
表3で示される結果から本発明に用いられる単分散平板
状粒子乳剤A,Bは乳剤Cに比べ実用上問題にならないカ
ブリ値になる最適な化学増感条件での感度及びガンマー
が高い。乳剤Cは増感剤を増加してもカブリが増し粒子
サイズの割には感度が出せなかった。
(実施例−3) 実施例2で最適に化学増感及び分光増感された乳剤、A
−2,B−2,C−2を表4に示されるような混合比でPET支
持体の両側に塗布した。塗布薬品、表面保護層塗布液条
件は実施例2に準じた。塗布銀量は表3の結果に基き、
測定されたカバリングパワーより最高濃度が3.6になる
ように調節した。
塗布試料を市販X線蛍光スクリーン(Grenex4(G4)Gre
nex8(G8)富士写真フイルム(株)製)でサンドウイチ
して、管電圧100KVP、管電流50mAのX線でアルミウエツ
ジを通して露光して写真特性を調べた。
鮮鋭度は上記X線露光条件で水フイルター(厚み18cm)
を通して矩形チヤートを撮影し(バツク濃度1.0)空間
周波数2本/mmのCTFを測定して評価した。また胸部フア
ントームを管電圧100KVP、管電流50mAのX線で肺野部が
適正濃度(0=1.8)になるように露光時間を調節して
撮影した。胸部フアントーム画像より画像全体の粒状性
を目視評価した。縦隔部の描写性及び肺野部における模
擬血管の識別性を目視評価した。△は通常レベル、○は
良いレベル、×は悪いレベル、◎は特に優れたレベルで
ある。△×は△と×の中間レベル、○△は○と△の中間
レベルである。
現像は実施例2と同様に行った。
本発明試料5,6,7とG4スクリーンと組合せて撮影された
画像は丁ガンマーで露光ラチチユードが広いため縦隔部
識別性が極めて良好であつた。一方単一乳剤からなる試
料1,2及び乳剤混合比率が適切でない試料4,8は露光ラチ
チユードが狭く、肺野部を適正濃度にすると、縦隔部の
濃度がでず縦隔部識別性が十分ではなかつた。
また試料5,6,7の肺野部識別性は、鮮鋭度と粒状性が良
いため、低ガンマーであるにもかかわらず良好であつ
た。試料1は粒状性が悪いため細部の識別性がやや悪か
つた。多分散平板状粒子から成る試料3は、本発明試料
6とほぼ同じガンマーをもつているため、縦隔部及び肺
野部の識別性はほぼ良好であつた。しかしながら試料6
に対して感度が約20%低く肺野部識別性も若干劣ってい
た。
市販フイルムNew RXOG(富士写真フイルム(株)製)に
対して本発明試料5,6,7はフイルム感度が約2倍高感で
あるので、感度は低いが高鮮鋭度なスクリーンGrenex 4
と組合せることで、New RXOGと高感スクリーンGrenex 8
との組合せ感度とほぼ同等にでき、飛躍的に鮮鋭度が向
上した。粒状性も低ガンマー化による量子モトルの減少
とフイルム粒状度の良化により、向上した。
このように高感度低ガンマーで高鮮鋭度な感材と低感度
ではあるが高鮮鋭度なスクリーンと組合せることによ
り、最良の画像が得られた。
(実施例−4) 実施例2で調製した乳剤A−2,B−2,C−2を表6に示さ
れるような混合比で100μPET支持体の片側に塗布した。
塗布銀量は表3の結果に基き最高濃度が2.5になるよう
に調節した。塗布薬品表面保護層塗布液は実施例−2に
準じた。
胸部フアントームを80KVPのX線で撮影し、イメージイ
ンテンシフアイヤーにて増巾された蛍光像をカメラ撮影
して画質評価した。センシトメトリーは緑色光露光で行
った。現像条件は実施例2と同様に行った。
本発明試料12は、試料9,10に対して低ガンマーで露光ラ
チチユードが広いため、肺野部を適性濃度に合せたとき
も、充分に縦隔部が描写されていた。肺野部識別性も、
粒状性が良く細部まで識別できた。多分散平板状粒子か
ら成る試料9に対しては、感度及び粒状性が良かった。
〔発明の効果〕 上述の如く、本発明のX線用ハロゲン化銀写真感光材料
は、高密度で粒状性、鮮鋭度が良く、適切なガンマーを
もち、情報量の多いX線画像が得られることがわかつ
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の両側に、各々少なくとも1層のハ
    ロゲン化銀乳剤層を有するX線用ハロゲン化銀写真感光
    材料であり、該感光材料を露光・現像処理して得られる
    特性曲線(たて軸が光学濃度で、横軸が露光量(対数表
    示))における、カブリ+濃度0.25の点と、カブリ+濃
    度2.0の点で作るガンマーが2.2〜2.8であるX線用ハロ
    ゲン化銀写真感光材料において、該乳剤層に含まれるハ
    ロゲン化銀粒子が、平均粒子サイズが異なる2種類以上
    の単分散平板状粒子からなる事を特徴とするX線用ハロ
    ゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】支持体の一方の側にのみ少なくとも1層の
    ハロゲン化銀乳剤層を有するX線用ハロゲン化銀写真感
    光材料であり、該感光材料を露光・現像処理して得られ
    る特性曲線(たて軸が光学濃度で、横軸が露光量(対数
    表示))における、カブリ+濃度0.2の点と、カブリ+
    濃度1.25の点で作るガンマーが1.3〜2.2であるX線用ハ
    ロゲン化銀写真感光材料において、該乳剤層に含まれる
    ハロゲン化銀粒子が、平均粒子サイズが異なる2種類以
    上の単分散平板状粒子からなる事を特徴とするX線用ハ
    ロゲン化銀写真感光材料。
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