JPH026624A - 超高モジユラスと高張力とがバランスした炭素繊維 - Google Patents

超高モジユラスと高張力とがバランスした炭素繊維

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JPH026624A
JPH026624A JP1038481A JP3848189A JPH026624A JP H026624 A JPH026624 A JP H026624A JP 1038481 A JP1038481 A JP 1038481A JP 3848189 A JP3848189 A JP 3848189A JP H026624 A JPH026624 A JP H026624A
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carbon fiber
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JP1038481A
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Jacob Lahijani
ジエイコブ・ラヒジヤニ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明はバランスした超高ヤングモジュラスと高引張強
度を有する炭素繊維製品に関する。特に本発明は100
 Mpsiより大きいモジュラス、そして少なくとも5
00 kpsiの引張強度を有し、溶剤分画し、キノリ
ン不溶成分含量が低いメソフェーズピッチから誘導した
炭素繊維に関する。本発明は更にその様な超高モジュラ
ス及び高引張強度のピッチ炭素繊維に関する。
近年、ポリアクリロニトリル及び炭素質ピッチから製造
した炭素繊維について示した技術文献、特許が数多く現
れている。ポリアクリロニトリルを利用した方法、そし
てピンチ画分、即ちメソフェーズピッチが、それらの前
駆体が商業生産されているので普及している。ポリアク
リロニトリル繊維は、毒性気体副生物の取り扱いを始め
として費用のかかる、複雑な工程を必要とするので、原
料としてメンフェーズピッチを使用するのが多くの利点
を有する。
高ヤングモジュラスは、炭素繊維を高分子、金属、その
他のマトリックスを強化して最先端複合材料を製造する
際、高剛性が重要と考えられているので、市販炭素繊維
にとって必須な特性である。
従って、モジュラスを強化する方法について相当の研究
が為されてきた。Leonard S、 Singer
は、彼の”Carbon Fibers from M
esophase Pt1ch (メソフェーズピッチ
からの炭素繊維)  (Fuel a。
(i9819月)  839−847)なる論文の中で
、従来技術の状況について要約した。ポリアクリロニト
リル繊維を原料にした繊維は低モジュラス(30ないし
40 Mpsi)で高引張強度を与えるのに対して、高
モジユラスポリアクリロニトリル炭素繊維を達成するこ
とは困難であることが判った。例えば炭素繊維の現状に
関する1986年の綜説では、最高モジュラスのポリア
クリロニトリル繊維は、引張強度355 kpsi、モ
ジュラス71 Mpsiであると報告している(J、D
、H,Hough、 Carbon、 24. pp、
551.1986))。高引張強度、即ち500 kp
si以上、そして同時に超高モジュラスを有する炭素繊
維を製造することは非常に有利な事である。この様にバ
ランスした性質、即ち、超高モジュラスと高引張強度と
の優れた組み合わせは、各種の商業用途で非常に望まし
い事である。
ピッチから誘導した炭素繊維のヤングモジュラスを改善
しようとする研究が以前からなされ、1.500ないし
3,000℃で熱処理が行われて来ている。
勿論、黒鉛化が高温で増加する。
Fischer及びRu1andはThe Influ
ence of Graphitization on
 the Mechanical Propertie
s of Carbon Fibers (炭素繊維の
機械的性質に及ぼす黒鉛化の影響)  (colloi
d and Polymer 5cience、 25
0゜NO,8,pp、917−920 (i980) 
)の中で、黒鉛化は、引張強度をはじめとして、炭素繊
維の機械的性質に好ましくない効果を有していると報告
している。
Ng他は、炭素に関する第16凹陥年会議(i6th 
Biennial Conference on Ca
rbon)の拡張抄録(Am。
Chem、 Soc、 I)p、515−516  (
i983) )の中でメソフェーズピッチから紡出した
高モジユラス炭素繊維は、その性能がポリアクリロニト
リル繊維よりも十分でないと述べている。
Guigon及び0ber I inによる1986の
論文(compos 1tes 5cience an
d Technology+ 25+  (i986)
  pl)。
231−241)には、メソフェーズピッチを原料とし
た炭素繊維は平均黒鉛化度と共にそのヤングモジュラス
が上がることが明らかにされている。しかし、240頁
には引張強度は何時も低いと報告している。ポリアクリ
ロニトリル繊維の黒鉛化も又引張強度に悪影響を与える
。公告された英国特許第2.170,491号(Pep
per及びPatton)は1頁、26−40行で、こ
れら炭素化繊維の強度及びモジュラスは約1,400℃
迄急速に上昇する事を示している。
しかし1,400℃を超えるとヤングモジュラスは上昇
するのに、引張強度は減少し、これは炭素化繊維の構造
か真の黒鉛にますます近付くからとしている。これらの
現象の結果として、同英国特許は市販ポリアクリロニト
リル繊維は通常、低モジュラス、高強度の炭素化繊維と
、高モジュラス、低強度の黒鉛化繊維を与えると述べて
いる。
これとは反対に、中谷他の公告ヨーロッパ特許第帆15
9,315号はポリアクリロニトリル型ポリマーからの
炭素繊維の弾性モジュラスと引張強度性をバランスさせ
る必要性を強調している。同発明者達はこれを、張力を
かけて繊維を伸長させることを含めた複雑な耐炎化処理
と1,600℃を超えない炭素化処理とにかけて達成し
ている。
高引張強度を有するメンフェーズピッチ炭素繊維を製造
するのに最近の研究では(例えばRiggsの米国特許
第4,504,454号)、溶剤分画処理を、溶解性パ
ラメーターが9.2ないし11の公知の有機溶剤を初め
に使用して不溶物を分離し、それから得られた溶液を溶
解性パラメーター7.4ないし9.0の有機溶剤で処理
して順次、炭素繊維に転換出来る不溶分を回収している
。引張強度は上昇するが、ヤングモジュラスは実質的に
100 Mpsi以下である。
高モジュラスの繊維の製造は開拓されなかった。
別なアプローチは特殊な原料を使用することであった。
その1例は米国特許第4,670,129号(Tate
他)に記載されている合成化合物である。更にコールタ
ール又はコールタールピッチの混合物、そして芳香族油
を水素化し、水素化生成物を熱分解触媒の存在下に加熱
し、そして得られた反応生成物の可溶画分を、英国特許
第2,129,825号に記載されている様に処理する
。これらの方法は費用がかかる。
メン7エーズピツチからの炭素繊維の機械的性質を改善
するのにかなりの努力が払われ、例えば従来の円形断面
紡糸口金の形を修正してノズル出口を大きくし、それに
よって波状断面の繊維構造を作ったりしている(日本特
許公開出願(Japanese Published 
Patent Application)第62−42
.320号(中島他:鹿島石油)。初期の仕事では、葉
状ラメラ微細構造全持った楕円または多葉状繊維が得ら
れるように改修した紡糸口金を使用した。
この様な特長を1指した特許の代表的なものは、日本特
許公開出願(Japanese Patent App
lication Publication第61−2
75,426号(大薮他、三井コークス) 米国特許第4,628,001号(佐々木他、音大)ヨ
ーロッパ特許公開出願(European Paten
tApplicatiion Publication
)第0.219,964号(Edie他、Clemso
n太学)。
これらの参考文献に記載されている紡糸口金は狭いスロ
ットを有し、製造、維持が困難である。
SAMPT Journal 1987 March/
Aprile発行号の27−31頁で、David A
、 5chulzは彼の”Advance inUHM
 Carbon Fibers : Producti
on、 Properties and Applic
ation (超高モジュラス炭素繊維の進歩:その製
造、性質、および用途)の中でピッチから超高モジュラ
ス炭素繊維を製造するのは、多くの操作と極端な条件を
含んで複雑な工程であると結論している。5cbulz
によればメソフェーズピッチから誘導した超高モジュラ
ス炭素繊維は高い結晶化度を有し、他の前駆体から作っ
た繊維よりも高いモジュラス水準に到達する事が知られ
ているという。同論文の表2はAmoco社の超高モジ
ュラス繊維、Thornel P−100の性質を説明
している。
引張強度の総平均は、標準試験法で測定して356゜4
 kpsi、モして引張モジュラスの総平均は、lll
Mps iであった。この様に多年の経験をしているに
拘わらず、Amoco法は早期特許で得られた引張強度
をその後改善する迄には至っていない。
それ故、バランスした高引張強度と超高モジュラスとを
示す炭素繊維を製造することは望ましい事である。更に
この様な炭素繊維を、上に挙げた様な問題、特殊な装置
、そして超高モジュラス炭素繊維を製造するのに従来技
術が必要としていた特殊なそして普通でないピッチを使
用するのを避けて製造する能力を持つことは特に望まし
い事である。
発明の概要 本発明は、超高ヤングモジュラスが100 Mpsi以
上、好ましくは110 Mpsi以上で、そしてそれと
バランスした500 kpsi以上の引張強度を有する
メソフェーズピッチ炭素繊維を提供する事である。好ま
しくは本発明の炭素繊維は実質的に円いか又は円形の断
面を有する。
ピッチ前駆体は、粗ピツチ原料を約350ないし450
℃で予備加熱してから溶剤分画した、キノリン不溶分含
量が約1%以下、好ましくは0.3%以下の高(90%
以上)メソフェーズピッチ画分である。
次いで溶剤分画した高メソ7エーズピツチ画分を従来の
丸断面ノズルを有する紡糸口金を通して押し出し、複数
の所謂グリーンファイバー又は未処理繊維を得る。
これらのグリーンファイバーは酸化性気体雰囲気中で安
定化するか、又は不融化し、400−1,000°OI
I) 温度テ予備炭素化、ソシテ約1 、000−2 
、000’cの温度で炭素化する。炭素化した繊維は、
続いて不活性雰囲気中、2.500ないし3,000℃
の温度で黒鉛化する。安定化段階以外の全ての段階は不
活性雰囲気中で実施する。
発明の詳細な説明及びその好ましい実施態様色々な種類
のピッチが炭素繊維製造に有用である高メソフェーズ画
分を与える事が出来ることは公知である。この様なピッ
チには石油ピッチ、コルタールピッチ、天然アスファル
ト、ナフサクラッキング、中溜分クランキング、ガスオ
イルクランキングの副生物、及び抽出工程、例えばフル
フラール抽出から得られる芳香族炭素含量が高い両分が
挙げられる。適当な石油ピッチを製造できる石油プロセ
スには触媒接触分解、熱分解、及びビスブレーキング(
visbreaking)がある。
粗ピツチ原料をメソフェーズ画分に変える熱処理、メソ
フェーズ画分の粗ピツチ原料の不要成分からの回収、メ
ソフェーズ画分の未処理繊維への紡糸、未処理繊維の安
定化、又は不融化、そして安定化繊維の炭素繊維、又は
黒鉛繊維への転換を含めた熱処理の全ての工程段階が、
炭素繊維製品I 】2 の性質に究極的に影響すると信じられているので、本発
明は特定の連続処理を行うことによって、引張性質のバ
ランスが優れている事を特徴とする本発明の繊維を製造
する。これらの処理は必ずしも連続して使用する必要は
無いけれども、特許あるいは技術文献で知られており、
可能な場合は代表的な先行技術を示すことにする。
熱処理 炭素繊維形成用前駆体原料中のメンフェーズ含量を増加
させる為に、原料ピッチを米国特許第4゜184.94
2号(Ang ier他)に述べである方法によって加
熱する。同特許第4欄27行から、第5欄31行までの
部分も合わせて参照されたい。加熱は反応器又はオート
クレーブ中で約350ないし480℃の温度範囲で行う
。殆どの目的で加熱は常圧で行う。
ただし減圧下で実施することも出来る。その際の好まし
い圧力は1psiから20 psiで、加熱時間は、1
時間から20時間と変化させることが出来る。しかし、
米国特許第4,184,942号に述べられている様に
、ピッチの加熱は、偏光顕微鏡で観察して、ピッチが小
球に変形するだけの短時間で切り上げるのが特に好まし
い。
窒素等の不活性ストリンプガス(低沸分除去用気体)を
、熱浸項中使用することが出来、低分子量及び揮発性物
質のピッチからの脱離を助ける。
溶剤分画 ピッチ熱処理生成物は、一般には不活性雰囲気中で粉末
にし、有機溶剤系を用いて融解処理を行い、ピッチのメ
ソフェーズ画分を回収する。米国特許第4,208.2
67号(Diefendorf他)並びに米国特許第4
,184,942号(Angier他)を参照されたい
Angier他が示している様に、溶剤の使用量は、そ
の90%以上が光学異方性物質に変えることが出来る溶
剤不溶画分を与える量であれば十分であり、この光学異
方性物質は炭素繊維前駆体として極めて適している。
本発明を実施する際に使用する特に好ましい溶剤分画法
は、米国特許第4,277.324号(Greenwo
od)に記載されている。同特許によれば、熱浸漬ピッ
チ製品は、十分な量の反応性の無い有機融解液と混合し
て、ピッチを流動性にし、取り扱いが容易に出来る様に
し、それによって実質的に全てのキノリン不溶分を液状
ピッチ内に懸濁させる。
適当な融解液は例えばテトラヒドロフラン、軽質芳香族
カスオイル、重質芳香族ガスオイル、トルエン及びテト
ラリンである。一般に有機融解液の使用量は、ピンチ1
重量部当たり約0.5ないし3重量部で、好ましい重量
比はl:lないし2:1である。
固体物質は全てがキノリン不溶成分、例えばコークス、
触媒及びその他の熱浸漬中に生じたキノリン不溶物であ
り、これらは沈降、遠心分離、又は濾過によって液状ピ
ッチから分離する。
懸濁固体物質の分離に続いて、液状ピッチは抗溶剤(a
nt i −5olvent)で処理し、ネオメソフェ
ズで特に炭素繊維に変えるのに有用である液状ピンチ画
分を沈澱させるか又は凝集させる。溶解性パラメーター
が、25℃で8.0ないし9.5、好ましくは8.7な
いし9.2の溶剤、又は溶剤混合物が必要である。例え
ばベンセン、トルエン、及びキシレンの芳香族炭化水素
、並びにそれらと脂肪族炭化水素との混合物、例えばト
ルエン/ヘプタン混合物である。好ましい溶剤は、トル
エン又は、トルエン量が少なくとも60体積%のトルエ
ン/ヘプタン混合物である。
Greenwoodが述べている様に、抗溶剤は、熱的
にその90%以上が光学異方性である物質に変換できる
溶剤不溶分を10分以内に得ることが出来るのに十分な
量を使用する。抗溶剤とピッチとの比は、般にピッチI
g当たり、約5 mlから150 mlである。
ピッチのネオメソフェーズ又はメソフェーズ画分を沈澱
させてから、得られた沈澱物は沈降、遠心分離又は濾過
によって回収する事が出来る。キノリン不溶物含量は約
帆1%以下に低下する。沈澱物は、例えばロータリー式
真空乾燥機で乾燥し、取り扱いを容易にする為に高温で
押出しペレットを形成する。
又、米国特許第4,277.324号(Greenwo
od)の第5欄3行目から第7欄8行目も同時に参照さ
れたい。
紡   糸 紡糸は、沈澱したメソフェーズピッチ画分を、一般には
ペレット状でスクリュー式押出機に供給し、紡糸口金を
通して実質的に丸いか又は円形断面の繊維を押出し、得
られたフィラメントは空気中で急冷し、従来法によって
フィラメントを集める。紡糸装置は従来型のものでも良
いが、本発明では米国特許第4,576.811号(R
iggs他)に示され、記載されている紡糸口金を使用
するのが有利である。特に、Riggs他の図1及び2
並びに実施例2を参照されたい。前者は第2欄50行か
ら第4欄lO行に記載されており、後者は第4欄49行
から第5欄7行に述べである。これらも−緒に参照され
たい。
紡糸速度は、一般に100ないし1,000 m7分で
ある。一般に紡出された繊維の直径は約5ないし20ミ
クロンである。
安定化 次の段階で、未処理繊維又はグリーンファイノくを安定
化又は不融化処理に供する。米国特許第4.527,7
54号(Redrick)の方法及び装置を使用する。
同技術分野で知られている様に、未処理繊維は、通常の
方法で紡糸スプール又はボビンに巻き取られる。米国特
許第4,351,816号、及び第4,527゜754
号にはこの操作に有用なスプールについて述べている。
本発明の方法によって、Redickの方法及び装置を
使用して未処理繊維又はグリーンファイバーを直接紡糸
スプール上で空気、又は酸素と不活性気体との混合物で
酸化する。一般に気体混合物中の酸素量は、約1から2
1体積%と変化するが、高濃度になってきて21%に達
したら、空気を使用する。
安定化温度は200℃から340℃と変えることが出来
、安定化は一般に数時間に亙って行う。簡単な実験が最
適安定化時間及び温度を決定するのに必要であり、時間
を短縮しようとすれば高温が必要であり、低温では長時
間を必要とする。
Red ick米国特許第4,527,754号、第3
欄20行から第4欄34行も合わせて参照されたい。
炭素化 予備炭素化及び炭素化は、本発明の主眼点であり、非常
に重要である。一般に予備炭素化は約400ないし80
0℃で実施し、一方一次炭素化は約1.000ないし2
,000℃1好ましくは1,500ないし1.900℃
で実施する。予備炭素化は帆lないし1分間実施し、炭
素化は約0.3ないし3分間実施する。
処理時間が長くなっても有害では無い。
こうして処理した炭素繊維は、米国特許第4,624.
102号(Bell、Jr、)に示されている塗布機か
らエポキシ樹脂溶液を、同特許の装置を同じく利用して
被覆する事が出来る。同特許第1欄28行から第2欄4
5行迄を合わせて参照されたい。この処理によって炭素
繊維糸条束の表面部で繊維が破断するのを減少させるこ
とが出来る。しかし、この特殊な処理は、本発明にとっ
て必須ではなく、省略できるものと理解されたい。同様
に米国特許第4゜689.947号(Winckler
)の装置及び方法も又炭素繊維糸条束の表面部での繊維
破壊を減少するのに使用する事が出来る。
炭素化と、それに続く少なくとも2,400℃の温度で
の黒鉛化、即ち所謂黒鉛化処理との間で、繊維を冷却し
、スプール又はボビンに巻取り、ついで巻戻すのが有利
である。この工程の正確な意義は、現時点では十分には
理解されていないが、高強度炭素繊維製品を確実に得る
のに有用な様である。
二次炭素化又は黒鉛化処理は炭素繊維を約2,400な
いし3,300℃1好ましくは2 、600ないし3,
000℃温度に曝す事によって達成される。黒鉛化時間
は実施例に示されている様に、広範囲に亙って変化させ
る事が出来る。
高温での二次炭素化処理を実施するのに使用する黒鉛化
装置に決定的な様式は無い。種々の電気炉又は窯、例え
ばTammann電気炉又はCentorr As5o
ciates窯を、不活性、例えばアルゴン等の雰囲気
下に使用することが出来る。この様に炭素化繊維を巻い
たボビン又はスプール又は炭素化繊維そのものを円筒容
器中にゆったりと入れ、CentorrAssocia
tes窯中、アルゴン雰囲気下に黒鉛化することが出来
る。炭素化繊維はゼロ張力状態で次の高温に曝す。
黒鉛繊維製品は周囲温度まで冷却し、ボビン又はスプー
ルに巻き返す。
こうして得られた黒鉛繊維は、現在まで公開されたある
いは市販されている繊維には見られない、数々の優れた
特性を有する。より具体的にはヤングモジュラスが10
0 Mpsi以上あるだけでなく、引張強度も約500
 kpsi以上である。この様にメソフェーズピッチか
ら製造した、バランスした超高モジュラスと高引張強度
を有する炭素繊維は、特殊な原料、特殊な装置、波状断
面、楕円あるいは多葉形(multilobal)繊維
を製造するための特殊な紡糸口金などを必要としない点
で、独自なものである。むしろ、本発明の繊維は実質的
に丸いか又は円形の断面構造を有し、平均繊維半径は約
5ないし20ミクロンである。
かくして本発明の繊維は、引張特性がバランスした結果
として伸び特性が改善されている。これは糸条の取り扱
いが容易であり、ヤーンガイドを糸が破断させずに通過
させ得ることを意味する。
伸度が改善されると、製造工程及び複合材料形成におけ
る収量あるいは歩留まりを最大に出来ることは本技術分
野の熟達者には理解出来ることであろう。
現時点で、本発明の炭素繊維が何故これらの優れた繊維
性質を有するかの理由は完全には理解されていないが、
これらの繊維性質は、結晶秩序が高度で、破損構造欠陥
が少ない、普通では見られない繊維微細構造に因るもの
と信じられている。
本発明の炭素繊維は、広角X−線回折(WAXD)の測
定で6°以下の好ましい結晶配向角を有していることが
試験の結果、発見された。6°以下の結晶配向角は、本
発明の繊維の特徴であり、超高モジュラスの指数である
ので、非常に望ましい。
測定は、例えば米国特許第3,869,429号(Bl
ades)に述べである様に、従来法によって実施した
小角X−線散乱(SAXS)は繊維の空隙及び欠陥の一
種の目安である。5AXS対散乱角のデータは、米国特
許第4,639,347号に記載されている様に、Kr
atkyカメラX−線システムを使用して、ただSle
mens製X−線管の代わりに円1i1ips −No
relco製高強度2−5 X 10 mmm線焦点−
線管を用いて、子午線方向に測定して得た。
測定試料は、繊維をX−線光線が通過するのに十分な空
間を有する正方形の枠に巻いて作った。
繊維が余りに脆くて枠に巻けない時は、繊維を適当な長
さに切り、各フィラメントが平行になる様に配列し、テ
ープで枠に取り付けた。繊維を巻き付けた後の試料の厚
さは、CuK、輻射線の透過率が1/e=0.368に
十分近接する様にした。これによって回折強度は得られ
る最大値に確実に近付かせることが出来る。
各試料は0.1ないし5°の2θ散乱角範囲で散乱させ
た。データは、米国特許第4,639,347号に記載
されている方法に基づいて、コンピュータ分析でディジ
タル化し、円滑化し、そして試料厚さに対して補正した
Porod領域における勾配は 1 oないし4°の2
θ領域でのIn(強度)/In(h)(ここでhは散乱
ベクトル−4sinθ/λ)(λはCuK、の波長であ
る)プロットに線形最小二乗法を適用して求めた。この
勾配は引張強度と相関する。約−2,1より大きい5A
XS勾配が本発明の繊維で測定された。
一方、Amoco社のP−120は−2,2以下の5A
XS勾配を有していた。
レーザーラマンスペクトルも又優れた構造規則性を示し
た。特に本発明の繊維は低モジュラス(約30 Mps
i)炭素繊維、あるいはAmoco社P−120と比較
して、少なくとも: (a)本発明の繊維は表面層から中心部まで同一の高度
な黒鉛構造を有し、 (b)繊維間、及び繊維内の差違、あるいは変動は非常
に小さく、そして (c)残存歪みによる移動は無い、 の3点で、遥かに高い構造均一性を有する。
レーザーラマンスペクトルは以下の様に行った。
即ち、 繊維をエポキシ樹脂中に埋め込み、繊維軸に対して角度
を付けて切断、表面を研ぎ出してアスペクト比が約10
の楕円断面を形成した。溶媒中で超音波洗浄して異物を
除去してから、断面の数箇所からのレーザーラマン散乱
(i,420ないし 1.680cm−’) ヲ、アル
ゴン−イオンレーザ−を濾光して発光用に514.53
2 nm波長の光を発生するRamanorU−100
マイクロプローブを使用して測定した。断面の長軸をレ
ーザーの偏向に一致させ、レンズ系を使用してレーザー
光を、断面上に直径2−3ミクロンの点に集光させた。
データ取得中焦点の大きさと位置を確実に一定にし、入
射光の強度が大きくて試料が破損しないように、細心の
注意が必要を払った。
本発明は、下記実施態様を参照されれば更に十分に理解
されよう。しかし、本発明はこれに制限されるものでは
ない。
実施例 I 市販石油ピッチ(Ashland 240)を真空処理
して軽沸分を除き、177℃の温度で加熱してから、反
応器中において約29インチHg(水銀柱)の真空をか
け、ピッチを363℃に加熱、トルエン不溶分が約20
%になる迄同温度を維持した。全部で約13時間を要し
た。
次いで、真空を窒素ガスを導入して破り、ピッチは39
1’Oに加熱、同温度を約1時間保持、363℃に冷却
、サンプリングしてトルエン不溶分が24−26%にな
った事を確認してから、室温に冷却した。
こうして得たピッチを粉砕して粉末にし、トルエン(溶
媒対ピンチの重量比が1=1)中、還流温度で約1時間
融解処理した。得られた溶液を5ミクロンの濾過器を通
し、十分な量のトルエン/ヘプタン(混合比、83:1
7)(非溶剤)を添加混合、(a)トルエン/ヘプタン
体積比、85:15そして(b)溶媒/ピッチ混合比を
8:l(体積/重量)にした。
1時間還流後、混合物を周囲温度まで冷却、沈澱してき
た固体を遠心分離した。得られたケーク状固体を非溶剤
で洗浄、ロータリー式真空乾燥機中で乾燥した。数バッ
チの固体をブレンド、約400℃で熔融、2ミクロン濾
過器を通過させ、ペレットに押し出す。この時点でピッ
チペレットのキノリン不溶物は帆1重量%以下であり(
ASTM。
75℃)、偏光顕微鏡法で測定したメソフェーズ含量は
100%であった。
ペレットは出口温度が350℃のスクリュー式押出機に
供給して再熔融し、約360℃で4インチ直径/480
孔紡糸口金を通して紡糸する。紡糸孔は断面が丸く、紡
糸口金面の中心から1重2インチ外側の位置に5重の同
心円となって並んでいる(各円毎に、96個の孔がある
)。各紡糸孔は深度ぐり直径が0.055インチ、細孔
直径が200ミクロン、細孔長が800ミクロン(L/
D= 4 )であり、Riggs他の米国特許第4,5
76.811号での定義による流入角は80/60°で
ある。
紡糸口金は約360℃に外部加熱し、紡糸セル(cel
l)は直径約6インチ、長さ5フイートの冷却筒からな
り、その頭頂部には6インチのスクリーンがついて室温
の冷却用空気が入れる様になっている。吸引は、3イン
チから2−1重2インチにテーパーの付いた、長さが4
インチの中心を通る管で行う。空冷した紡出未処理フィ
ラメント又はグリーンファイバーに水をかけ、米国特許
第4,527.754号(Flynn)に示されている
スプール上ニ550ヤード/分の速度で巻き取る。
それぞれか糸条約1ポンドが巻いである数個ずつのスプ
ールを、バッチ方式で空気中で加熱、安定化した。スプ
ール全てを225℃で30分間、30分間以上かけて2
55℃に加熱、それから255℃で少なくとも2時間保
持した。大部分のスプールは3時間処理した。
炭素化は、1個のクリールに載せた6個の安定化繊維ス
プールから一本の糸条にまとめて2,880本フィラメ
ントのトウ(”3K”と名付ける)を形成し、自重と同
しく約150g)の張力をかけ、4フイ一ト/分の速度
で、600ないし800℃に保たれた長さが予備炭素化
窯、次いで1,000−1,200℃の導入域、1,6
00℃の炭素化域及び1,000−1,200℃の退出
域を有する炭素化窯を通過させて実施した。
繊維を炭素化温度に保つのは約1分間である。
炭素化繊維は次いで、乾燥した、0.098%(980
ppm)のオゾンを含む室温の空気をIcfm(立方フ
ィート7分)の割合で供給される長さ19フイトの部屋
を通過させた。得られた糸条は、エポキシ樹脂(cMD
−WS2−5003、Ce1anese Corpor
ation社から販売されている)の1%水溶液中で、
米国特許第4,624,102号(Bell Jr、)
に示されている方法と装置を使用して重ね合わせた。こ
うして処理した糸条は350℃で4分間乾燥し、次いで
米国特許第4,689.947号(Winckler)
に記載、説明されであるガイドを通過させ、洗浄した。
この時点で、代表的なスプールからの糸条は、370 
kpsiの引張強度と約30 Mpsiのモジュラスを
有していた。
これらの炭素化糸条8ポビンを1つにまとめて、黒鉛製
トレー上の円筒容器にゆるく積み上げ、Centorr
 As5ociate窯中アルゴン雰囲気下に黒鉛化し
た。糸条は拘束しなかった(即ち張力ゼロ)。
温度は85分以上かけて1.500℃に上げ、それから
60分以上かけて2.800℃に上げ、そして2,80
0ないし2,890℃で20分間保持した。
ゆるく積み上げられた黒鉛化糸条を、円筒容器から取り
出してボビンに巻き取った。単繊維引張強度は、各ボビ
ンについて1インチゲージ長でASTM 3379に従
って測定した。8ポビン全部についての平均単繊維引張
強度は、530 kpsiであった。
単一ボビンでの最高平均は600 kpsiであった。
代表的なボビンのモジュラスはEby (J、J、 S
m1th、 H。
Jiang and R,に、 Eby; Polym
er Communication28巻、14頁、1
987)が記載した方法に従って、超音波を使用して測
定した。平均繊維モジュラスは125 Mpsi以上で
、単一ボビンでの最高平均モジュラスは135 Mps
iであった。破砕表面の走査電子顕微鏡(SEM)写真
を見てみるとこれらの繊維は独特な微細構造を示し、全
体に[ラジアル(radiat) Jであり、大部分の
ラメラで明瞭な高振動、低振幅のキンキングがあり、ラ
メラ隣接部分には時折、高振幅キンキングが見られる。
鞘−芯構造は見分けられなかった。ラメラは繊維の中心
から周辺に向けて伸びている。
以上のデータから高引張強度並びに超高モジュラスの炭
素繊維が製造される事が明らかになった。
本発明の炭素繊維が、市販繊維と比較して優れた引張強
度を有している事は、Amoco社のTechnica
lBulletin F−7010(Rev、 2/ 
l/ 87)を調べれは直ちに明らかになる。Amoc
o社の市販繊維、P−120は 325 kpsiの引
張強度と120 Mpsiのモジュラスを有している。
更に即製炭素繊維も又P−120繊維よりも高い破断伸
度を有しており、伸度が改善される事は、糸条が取り扱
い易くなり、破断せずにガイド上を通過できる事を意味
する。前に述べた様に、製品加工及び強化複合材料の形
成、両者の歩留まりを最大にするのに重要な特性である
そこで、代表的な繊維試料を、直径の異なる数種の円筒
に沿って手で引っ張り試験をした。曲率半径0.19イ
ンチでは破断は起こらなかった。対照的に、Amoco
社のP−120は0.25インチ半径で幾らか破断が起
こり、0.19インチ半径では多くの破断か起こった。
代表的な本発明の繊維は又、広角X−線回折(WAXD
)で測定して、5°の好ましい結晶配向角を有する。小
角X−線散乱(SAXS) In (強度)/In(散
乱ベクトル)勾配は8試料の中、6個について測定した
。平均値は−1,98(−1,18ないし2.05の範
囲)であった。反対にP−120の勾配は2.3以下で
あった。
レーザーラマンスペクトルは高い構造規則性を示した。
この様に、例えば実施例1と同様に製造した炭素繊維は
波数1584 cm−’に鋭いグラファイトピークを示
した。ピークの鋭さ及び位置は繊維中に残留歪みが有る
ことを示し、残留歪みがあると強度は低下する。不規則
構造に相当するピークは観察されなかった。これらのス
ペクトルを分析することによっである種の均一性パラメ
ーターも測定することが出来、数値が大きくなる程、均
一性も大きくなる。
本発明の    A!Tl0COP −120炭素化繊
維 黒鉛化繊維  黒鉛化 均一性 ピーク幅  1.7    5.0     1.2振
動数   0.5    7.9    0.5これら
のデータは、本発明の繊維が高度に均である、即ち、構
造的に均質である事、そしてこの様な構造の均一性は黒
鉛化の段階で達成される事を、明瞭に示している。
実施例 ■ 本実施例は、一つの製造実験の結果について述べ、ばら
つき無く良い結果が得られることを示している。
数百の糸条パッケージ(ボビン又はスプール等に巻いた
もの)を、実施例 1に従って、ただ水の代わりに市販
シリコーン油仕上げ剤(DP−9503−1;竹本油脂
株式会社製)を使用して製造した。
繊維は、石油精製デカント残渣油から製造した熱浸漬ピ
ッチ数バッチをブレンドしたものから製造した。望まし
いピッチ融点を得るには溶媒割合を多少変更する必要が
あった。又安定化工程を少し変更して最適炭素化強度を
得た。第1炭素化を、実施例 ■で述べたのと同様に、
ただ最高温度は1.530℃にし、そしてオゾン処理あ
るいはエポキシ樹脂仕上げ処理は無しで行った。炭素化
糸条は容器中に緩やかに収容し、実施例 ■と同様にバ
ッチ式で黒鉛化を行った。60個の代表的なパッケージ
からの糸条について、その単繊維の引っ張り試験を、A
STM D 3379に従って、長さ1インチのゲージ
を使用して行った。60パツケ一ジ全体の平均引張強度
は549 kpsi、  一方平均モジュラスは130
 Mpsi以上であった。60パツケージの95%が5
00 kpsi以上の引張強度を持っていI;。
実施例 ■ 本実施例は、繊維をバッチ操作ではなく連続操作で黒鉛
化する2番目の製造実験について説明したものである。
繊維製造は実施例 Iと同様に行い第1炭素化の後、繊
維を巻き取った。実施例■で述べた窯の中で、最高温度
(2,700℃)での滞留時間を約1分にして連続的に
黒鉛化を行い、数百の黒鉛化繊維を巻いたスプールを製
造した。
代表的な32個のスプールについて、実施例 ■と同様
に試験を行った。単繊維の平均引張強度は511 kp
si、平均モジュラスは120 Mpsiであった。
同スプールの69%が、500 kpsi以上の引張強
度を有していた。性質は優れていたが、実施例 ■より
は幾分低く、高い黒鉛化温度、及び/又は長い黒鉛化時
間が有益であることを示している。
実施例 ■ 複合均−棒(composite unibar)を、
米国特許第4,681,911号(chang) 、実
施例 ■の一般法に従って、表 1.No、2組成物(
第4欄)をマトリックス樹脂に使用して製造した。強化
繊維は上述の実施例 Iにおける場合と同様に製造する
か、又は購入した(Amoco P−120) 。試験
片は幅1/2インチ、長さ6インチ、厚さ約100ミル
あり、各が約58容量%の強化繊維を含んでいた。試験
は、米国特許第4,681,911号に引用されている
ASTM試験によって行い、下記の結果を得た。
強化繊維 屈曲モジュラス 屈曲強度 SBSS(Mp
si)      (kpsi)   (kpsi)本
発明    55      77   4.3Amo
co P−12040’   53    3.8相似
短梁剪断強さ(similar 5hort beam
 shearstrengths)  (SBSS)は
略同等の接着に対する表面処理状況を示す。従って、複
合物の屈曲モジュラス及び強度は、市販繊維に対して4
0%改善され、これは更にそれらが期待されている用途
、即ち母材強化(matrix reinforcem
ent)で利用できる事を劇的に示している。事実、上
記2種類の繊維を金属母材で、即ちマグネシウム合金線
及びストランド中で比較した所、同様な改善が又観察さ
れた。
本発明の主なる特徴及び態様は下記の様である。
■、結晶配向角が6°以下で、小角X−線散乱傾斜(S
AXS)が約1.8ないし−2,1の範囲にあり、そし
て繊維引張強度か少なくとも約500kps iである
事を特徴とする、断面か実質的に丸いか又は円状のピッ
チ炭素繊維。
2、メンフェーズ含量が90重量%以上、キノリン不溶
成分が1重量%以下であり、溶剤分画したピンチ前駆体
を繊維状に押し出した後、初めに少なくとも1,000
℃の高温で加熱して炭素化し、次いで少なくとも2.4
00℃で加熱して黒鉛化する事を特徴とする、loOM
psi以上の超高モジュラスと500kps i以上の
高引張強度からなるノくランスした超高引張強度を有す
る、溶剤分画したメンフェーズピッチ前駆体から製造し
た、断面が実質的に丸いか又は円状の炭素繊維製品。
3、溶剤分画したメソフェーズピッチ前駆体のキノリン
不溶物含量が0.3重量%以下であることを特徴とする
上記2の炭素繊維製品。
4、溶剤分画したピッチ前駆体を、加熱浸漬ピッチ原料
を有機融解液で処理、得られた液状ピ・ソチから固体を
分離し、そして分離した液状ピ・ンチを、溶解パラメー
ターが25℃で約8.0ないし9.5である有機溶剤系
で処理する事を特徴とする上記2の炭素繊維製品。
5、下記の工程、即ち (a)ピッチ原料を加熱浸漬してメソフェーズ含量を増
加させる、 (b)加熱浸漬したピッチを、溶解ノ(ラメ−ターが8
ないし9.5の範囲にある溶剤系で分画する、(c)溶
剤分画したピッチから、メソフェーズ含量が90重量%
以上、そしてキノリン不溶含量が約1重量%以下の不溶
物を回収する、 (d)不溶物を、実質的に断面が丸いか又は円状構造で
ある未処理のマルチフィラメントを製造するのに適した
ノズルを有する紡糸口金を通して押し出す、 (e)未処理繊維を、酸化雰囲気下高温で加熱して安定
化する、 (f)安定化した未処理繊維を少なくとも1,000℃
の温度で熱処理して炭素化する、 (g)炭素化繊維を冷却して炭素化温度以下にする、 (h)冷却した炭素化繊維を、少なくとも2,400℃
の温度で熱処理して黒鉛化する、そして(i)得られた
超高モジュラスと引張強度がバランスした炭素繊維製品
を回収する、 事からなる100Mpsi以上の超高モジュラスと50
0kps1以上の高引張強度からなるバランスした超高
引張強度を有する、断面が実質的に丸いか又は円状の炭
素繊維製品の製造法。
6.溶剤分画段階(b)を、加熱浸漬ピッチ原材料を有
機融解液で処理し、得られた液状ピッチから固体を分離
し、該分離液状ピッチを、溶解パラメーターが25℃で
約8.0ないし9.5である有機溶剤系で処理すること
によって実施する事を特徴とする上記5の方法。
7、段階(g)の炭素化繊維を周囲温度まで冷却する事
を特徴とする上記5の方法。
8、段階(f)以降、段階(h)の前までの間、炭素化
繊維をスプール上に巻き付け、それ以降巻き戻す事を特
徴とする上記5の方法。
9、段階(g)で炭素化繊維をサイジングする事を特徴
とする上記5の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結晶配向角が6°以下で、小角X−線散乱傾斜(S
    AXS)が約1.8ないし−2.1の範囲にあり、そし
    て繊維引張強度が少なくとも約500kpsiである事
    を特徴とする、断面が実質的に丸いか又は円状の引張強
    度とモジュラスがバランスしたピッチ炭素繊維。 2、メソフェーズ含量が90重量%以上、キノリン不溶
    成分が1重量%以下であり、溶剤分画したピッチ前駆体
    が、繊維状に押し出した後、初めに少なくとも1,00
    0℃の高温で加熱されて炭素化され、より低い温度に冷
    却され、次いで少なくとも2,400℃で加熱されて黒
    鉛化されたものである事を特徴とする、100Mpsi
    以上の超高モジュラスと500kpsi以上の高引張強
    度からなるバランスした超高引張強度を有する、溶剤分
    画したメソフェーズピッチ前駆体から製造した、断面が
    実質的に丸いか又は円状の炭素繊維製品。 3、下記の工程、即ち (a)ピッチ原料を加熱浸漬してメソフェーズ含量を増
    加させる、 (b)加熱浸漬したピッチを、溶解パラメーターが8な
    いし9.5の範囲にある溶剤系で分画する、 (c)溶剤分画したピッチから、メソフェーズ含量が9
    0重量%以上、そしてキノリン不溶含量が約1重量%以
    下の不溶物を回収する、 (d)不溶物を、実質的に断面が丸いか又は円状構造で
    ある未処理のマルチフィラメントを製造するのに適した
    ノズルを有する紡糸口金を通して押し出す、 (e)未処理繊維を、酸化雰囲気下高温で加熱して安定
    化する、 (f)安定化した未処理繊維を少なくとも1,000℃
    の温度で熱処理して炭素化する、(g)炭素化繊維を冷
    却して炭素化温度以下にする、 (h)冷却した炭素化繊維を、少なくとも2,400℃
    の温度で熱処理して黒鉛化する、そして (i)得られた超高モジュラスと引張強度がバランスし
    た炭素繊維製品を回収する、 事からなる100Mpsi以上の超高モジュラスと50
    0kpsi以上の高引張強度からなるバランスした超高
    引張強度を有する、断面が実質的に丸いか又は円状の炭
    素繊維製品の製造法。
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