JPS59196390A - 炭素繊維用ピツチの製造方法 - Google Patents

炭素繊維用ピツチの製造方法

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JPS59196390A
JPS59196390A JP58071991A JP7199183A JPS59196390A JP S59196390 A JPS59196390 A JP S59196390A JP 58071991 A JP58071991 A JP 58071991A JP 7199183 A JP7199183 A JP 7199183A JP S59196390 A JPS59196390 A JP S59196390A
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temperature
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oil
spinning
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Yasuhiro Yamada
泰弘 山田
Takeshi Imamura
健 今村
Masao Shibata
昌男 柴田
Seiji Arita
有田 静児
Hidemasa Honda
本田 英昌
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10CWORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
    • C10C3/00Working-up pitch, asphalt, bitumen
    • C10C3/005Working-up pitch, asphalt, bitumen by mixing several fractions (also coaltar fractions with petroleum fractions)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10CWORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
    • C10C3/00Working-up pitch, asphalt, bitumen

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は重質歴青物であるコールタール、コールター
ルピッチを原料とし、これを2工程、すなわち、前処理
を行う第1工程と前処理した原料ピッチを430’C以
上の高温で60分以内の短時間処理する第2工程より成
る炭素繊維用ピッチの製造方法に関するもので、特に第
1工程の前処理方法として7原料ピツチを芳香族系油ま
たはそれに接触分解触媒存在下で650〜500 Cて
処理することを特徴とするものである。
炭素繊維は比重か小さく5強度1弾性率か高く。
かつ、耐熱性、耐薬品性、導電性に優れている特性を生
かし、断熱材、構造部材あるいはヌポーツ用品なとに使
用され、将来に可って多量の需要が見込まれている。
この炭素繊維の原料は、現在、主としてポリアクリロニ
トリル(以下、PAN系)とピッチ類が用いられている
。PAN系は引張強度350 K97mm 2の高強度
品2弾性率約4[7mm”の高弾性品、更に高強度、高
弾性品が製造され、R近は引張強度的500 KW/m
m2.伸度約2%のものが製造されるなど。
優れた物性を持つものである。しかし、アクリロニ) 
IJ tv、繊維からの収率は60チ以下と低く、かつ
値段が高いという欠点を有している。一方、ピンチ系は
強度100 K97mm 2以下の低強度量(GP品)
は、すてに製造されているか、PAN系に相当するよう
な高強度量(HP品)はいまだ!iA造されていない。
強度200 Kg/mm2.高弾性品かわずかに製造さ
れているか、この物性は必ずしも八足すへぎものではな
い。
ピッチ#γを原料として、HP品の炭素繊維を製造する
ためには、紡糸用ビッグ−は光学的に異方性な性質、す
なわち、炭素質メソフェースであることが必要であり、
このことはすてに公知である。
その理由はピッチ類を加熱して、熱分解、熱重合反応に
よって炭素に変換する際、光学的等方性物質であるピッ
チ中に光学的異方性物質(ノンフェース)が形成し、こ
れがピッチ類全体に及び、ついで固化して炭素となる過
程、いわゆる液A目炭素化過程を経由する。この液相炭
素化過程を経由するのはピッチ類がかなり多量の場合で
あって、繊維の如き微小領域内では炭素化過程てピッチ
な構成する分子の移動が阻害され5分子の移動が生じな
いまま炭素化される。いわゆる固相炭素化過程と同様の
過程を経由して炭素となる。そのため。
紡糸した繊維状ピッチ(以下、ピッチ繊維)中の分子の
配列の程度で5得られる炭素!#2維がGP品となるか
、HP品になるかが決まり、しかもそれは紡糸用ピッチ
か光学的等方性であるが、あるいはメンフェースピッチ
であるがで決まる。したがって、ピッチ類を原料として
HP品の炭素繊維をgψ逓するためには紡糸用ピッチが
ノンフェースピッチである必要があるが、特定の原料ピ
ッチ以外。
通常のピンチ類からメソフースピッチを製造しても、こ
のピッチは紡糸が不可能があるいは非常に困難である。
紡糸可能なノンフェースを形成する特定の原料ピッチと
して知られているのはテトラベンゾツェナシンからのピ
ッチ、ナフサや原油の高温(約2000’C)分解残渣
タール、あるいはナフサ等のFCC法等による接触分解
残渣タールであるが、これらのピッチ類は量的に限定さ
れたものである。
多量に副生ずる原料ピッチ、すなわち、コールクールピ
ンチやナフサの熱分解残渣クールては前述のように、前
処理を行うことなく熱処理によってノンフェースピッチ
を調製しても、紡糸容易なピッチを1ηることはできな
い。そのため、前処理法としていくつかの方法が提案さ
れている。その代表的な方法は水素化処即法である。(
たとえば。
特開昭57−88016公報等)。これらの方法は原料
ピッチを芳香族系油と共に無触媒、水素加圧下て処即し
、ついて、約400Cで長時間熱処卯してメンフェース
を形成させるものである。本発明らも2先に、上記の方
法と同様に水素化処理したピッチ類を450℃以上て減
圧下または常圧下で短時間処理する方法を提案した(特
開昭58−18421公報。
特い昭57−80670 )。この方法は第1工程の水
素化処理と第2工程の高温、短時間処理の組合せにヨリ
ノンフェースの前駆体であるブリメソフェースを形成さ
せるものであって、紡糸用ピッチが必ずしもノンフェー
スである必要でない点に特徴がある。このブリメソフェ
ースは紡糸用ピッチおよびピッチ繊維の状態では光学的
等方性であるが。
ピッチ繊維を焼成して炭素化したときに光学的異方性に
変化するものである。
上記と同様に紡糸用ピッチの段階で必ずしもメンフェー
スピッチでない他の方法も提案されている(特開昭57
−100186号公報)。この方法は原料ピ、゛チをあ
らかじめ熱処理してメソフェースを形成させ、このピン
チをエチレンジアミンとリチウムにより水素還元するも
ので、潜在的異方性ピッチと呼ばれている。
これらのいくつかの方法にみられるように、紡糸容易な
ノンフェースピッチまたはそれに類似のピッチを調製す
ることはピッチ系炭素繊維を製造するために重要な問題
である。
原料ピッチをあらかじめ水素化処理を行うことは紡糸容
易なピッチを製造するために、極めて有効な方法である
と共に、使用可能な原料ピッチの種類を拡げることがで
きるのである。しかしながら、原料ピッチがいかに安価
といえとも水素化処理を行うことは製造コヌトの上昇を
もたらすことは否定できない。そこで2本発明者らは先
に、原料ピッチの水素化処理時の水素消費量を実質的に
減少させるが、それから製造される紡糸用ビ、・チの紡
糸性を低下させない方法として、水素化処理ピッチと非
水素化ピッチを混合し、この混合ピッチを450℃以」
二で短時間9A埋する方法を提案した(特願昭53−j
1048)。この方法によって、紡糸性を低下させずに
混合可能な非水素化ピッチの量は水素(IIビ、チと等
量以下であるが、単純に計算すると、水素消費量は50
係以下になると共に。
水素化処理を必要とするピッチの量の減少、すなわち、
設備も小型化できる効果を持っている。しかし、この方
法においても水素化処理を行うことは避けられない。
本願発明の目的の1つは紡糸性の優れたピッチを製造す
るためには何らかの前処理を必要とするという前提に立
って、その方法として水素化処理以外の方法を提案する
ものである。
一方、ピッチ系炭素繊維の特徴として、高い弾性率を有
することである。これはPAN系と比較して、繊維を構
成する炭素層面が広い面を持ち。
これが繊維軸方向に平行配列しているためと考えられる
。品弾性率を有することは高強度か、あるいは低伸度で
あるかを意味する。強度は炭素層面の伎さや欠陥の有無
に依存すると考えられるのに対し、伸度は炭素層面の曲
がりの程農に依存すると考えられる。すなわち、炭素層
面が繊維軸に平行配列をしているのではなく、平行配列
の度合が小さくなる程、伸度も大きくなると考えられる
虜在のピッチ系炭素繊維は原料ピッチの構成分子が主と
して縮合多環芳香族化合物であり、しかも紡糸用ピッチ
はそれを更に重縮合させたメンフェースまたはその前駆
体であることから、必然的に広い面を持つ炭素層面で構
成されたものにならざるを得ない。このことは高弾性率
化には有利であるが、高い伸度を有する炭素繊維を製造
するには不利である。
ピッチ類を原料として、得られる炭素繊維の物性を制御
するための技術開発はなされていない。
広い意味での物性制御は紡糸用ピッチとして、光学的等
方性のピッチかあるいはメソフェースピッチを用いるこ
とによって、GP品かHP品かになることから行われて
いるにすぎず、今の所、これ以外にはない。
本FAI発明の第2の目的はピンチ類の処理方法を検討
することによって、得られる炭素繊維の物性を変えるこ
とにある。
上記2つの目的を実現すべく鋭意研究を重ねた結果、原
料ピッチを芳香族系油あるいは更に接触分解触媒を加え
、自生圧下、650〜500 Cで処理し、ついて、固
形不溶分を除去した後、430℃以上の温度で減圧下ま
たは常圧下処即することによって、得られる紡糸用ピッ
チ(メンフェースピ。
チ)がほぼ所期の目的を達する方法であることを見い出
し1本願発明をなすに至った。
以下7本願発明の詳細な説明する。
用いられる原料ヒツチはコールタール、コールタ−ルビ
、チの石灰系ピッチである。石油系ピ。
チであるナフサタールはそれ単独では本願発明の方法で
紡糸性に優れたピッチを得ることができず好しくないが
1石炭系ピッチと混合処理すれば使用できる可能性はあ
る。
室温固体のコールタールピッチを用いる場合。
芳香族系油を加える必要がある。これは加熱処理した際
、芳香族系油が溶剤として作用し、ピッチの過度の重縮
合反応によるコークス類似物の不溶成分の生成を押える
と共に、固体ピッチを流体として取扱容易にする利点が
ある。当然のことながら、コールタールでは芳香族系油
を加える必要はない。用いられる芳香族系油はコールク
ールの蒸留油、すなわち、ナフタリン油、クレオソー1
−泊。
吸収油、アン1−ラセン油等であり、さらに、ナフサ熱
分解時に副生ずるナフタリン等を主成分とする軽油であ
る。これらの芳香族系油は原料ピッチに対して、50〜
200重量%用いる。好しくは50〜100重量%であ
る。50重量係以下ではピンチ類は室温で半固体状とな
り、@扱困備である。200重量%以」二では多量の回
収操作を行わなければならないので、経済性に問題があ
る。
本願発明の第1の態様は原料ピッチを芳香族系油存在下
、350〜500℃で熱処理1することてあり。
第2の3ζ棟は芳香族系油存在下の原料ピッチに更に接
触分解触媒を加えて熱処理することである。
ここで用いられる触媒はガソリン改質に用いられるシリ
カ−アルミナやゼオライト触媒である。この量は原料ピ
ッチに対して20重量置部下で4−分である。
原料ピッチ、芳香族系油またはそれらに触媒を加えたも
のは密閉容器5通常7 オートクレーウ゛に入れ、  
350〜500 ’C、好シ<ハ350〜45o℃ノ温
度範囲で10〜60分間処即する。この処理において、
留閉容器を用いる自生圧下で行うのは芳香族系油の系外
υト出を防ぐ目的であり、特に積極的な加圧を行う必要
はない。また、処理時間は430’C以上の高温では過
度の熱重合反応による不溶成分の生成を防ぐために、短
時間にする必要があり。
それ以下の温度では艮くする必要があるが、650Cて
も60分間処理すれば十分である。
熱処理物は沖過、遠・U分離等の適当な方法によって、
不溶固形分、触媒を除去する。この不溶固形分は原料ピ
ッチ中に含有していたフリーカーボンであるが、過度の
熱処理を行った場合はメンフェースが含まれる場合があ
る。ノンフェースが生成しても、フリーカーボンと共に
除去されるのて。
紡糸性の優れたピッチの製造には障害になることはない
が、その分だけ損失となるので、過度の熱処理は出来る
だけ避けた方がよい。
不溶固形分を除去した処理ピッチは必要ならば蒸留操作
によって芳香族系油を回収する。回収した芳香族系油は
そのまま原料ピッチの処理に用いることができる。芳香
族系油を回収した処理ピッチあるいは芳香族系油を含ん
だままの処理ピッチは430℃以」二の高温、短時間処
理によって紡糸用ピッチとする。すなわち、減圧あるい
はガス吹き込み可能な容器に処理ピッチを入れ、これを
あらかじめピッチの温度が430C以上の所定温度にな
るように加熱した炉中に入れて急速に加熱する。
所定温度での保持時間は60分以内であり、この時間は
当然のことながら、温度が高いと短時間となり、低温で
は長時間となる。
ここでの処理条件の選定は紡糸性の優れたピッチを製造
するために重要である。すなわち、この処理によって、
低沸点成分の除去と熱重合反応によってノンフェースを
形成させるのである。低沸点成分の除去が不十分である
と、紡糸時にこの成分が遊離し、相分用を起こして紡糸
が非常に困難となるか、場合によっては不可能となる。
さらに過度の処理によってメンフェースを形成させ過ぎ
るとピッチの軟化点が上昇し、紡糸温度を高くするため
、紡糸時にピッチの変質を生ずる。また。
急速に所定温度まで加熱することはメソフェースの生成
に肋間的な差異を生じさせることを防ぎ。
それによってメンフェースの性質を同一にして紡糸時に
均質用を形成さぜる。
紡糸性に優れた一般的な紡糸用ピッチの性状は軟化点2
40〜300℃、ベンゼン不溶分量85〜95小1(ト
ス・のものである。ベンゼン不溶分量か80重重量、6
以下になると紡糸筒にヰ[1分量1を起こしやずくなる
。A−ノリン不溶分量は約10重置部以上であり。
このmが約60重量%以下であると、特にこの量によっ
て紡糸性は影響されない。固定炭素量は約90重置部で
ある。なお、これらの値はJISK−2425の規定に
、したがって測定したものである。
上記の性状を持つピッチは、減圧度あるいはガス吹き込
景、温度と時間を選定することによって得ることが出来
る。なお、前述のように、460℃以上の温度で所定時
間保持する。いわゆる、1段の処理方法の他に、あらか
じめ、450’C以上で加熱し、この温度に達した後、
直ちに、400〜460℃まで降温し、この温度で所定
時間保持する2段の処理方法でもよい。この方法では所
望の性状のピッチを製造する保持時間が低い温度で処理
するために長くなり5選択できる範囲が広くなると共に
、低沸点成分の除去がほぼ完全に行える利点がある。
このようにして得られた紡糸用ピッチは通常の熔1滋紡
糸法によって紡糸可能である。すなわち。
0.3〜0.5mmの口径を持つノズルを付けた紡糸筒
に紡糸用ピッチを入れ、加熱により熔融させ、上部より
ガス圧またはシリンダーにより押出し、これを所定速度
で回転するドラムに巻取ることによって連続なピッチ繊
維とする。ト′ラムの表面速度は300771/min
以」二で紡糸可能てあり、ピッチ繊維の径は約10μm
であり、約7μmのものまで製造可能である。紡糸可能
なピッチ温度は40〜80℃の範囲にある。ピッチ繊維
は空気中で約600℃まで加熱して不融化処理し、つい
で、不活性ガス中で炭素化して炭素繊維とする。また、
必要に応じて2000°C以上で焼成して黒鉛化繊維と
する。
十述のように1本願発明の方法によって、水素化処理を
行なわずに、紡糸容易なピッチが製造出来るが、その理
由は明らかでない。ただ、原料ピッチと芳香族系油ある
いは更に触媒存在下での処理後のガス成分の分析の結果
、水素とメタンの生成がかなりの量認められることから
、この水素による水素化と芳香核側鎖の切断が生じてい
ることが推定される。なお、ガスの生成量は当然ながら
触媒存在下の方が多い。同一処理条件で無触媒の場合と
比較すると、触媒存在下の方が約1.5倍量であり、そ
の約80%は水素とメタンで占められている。
更に特徴的なことは得られた炭素繊維の構造とそれを反
映する物性である。水素化処理した原料ピンチから得ら
れる炭素繊維は、前述のように。
広い面を持つ炭素層面が繊維軸方向に平行配列したもの
である。この配列は繊維軸に対して垂直方向の破断面を
走査型電子顕鏡で観察することにより容易に認めること
ができる。なお、観察を容易にするためには、  20
00°C以上で黒鉛化処理するとよい。その1例を第1
図に示した。この繊維は実施例1で用いた原料ピッチA
を特開昭58−18421公報に記載した方法に基づい
て、テトラヒドロキノリンで水素化処理したものから得
られたもので。
炭素層面は放射状、同心円状に配列してL\るのがわか
る。これに対して7本願発明の方法にしたがって、同一
原料ピッチを処理したものから得られた炭素繊維の構造
は第2図に示すように、特に炭素層面の配列は認めら−
れないのである。この構造の違いは炭素繊維の物性の違
いとなって表われる。
この物性のうち、引張強度は1000℃で焼成したもの
で200Ky/mm2以上と特に違いは認められないが
、伸度は水素化処理した場合、  100O℃焼成の繊
維で1.5〜1.8チ、 2800℃処理繊維で0.4
〜0.5チであるのに対し2本願発明の場合は1000
℃焼成で2.0〜2.5%、 2800℃処理繊維では
0.7〜1.0係と大きくなる。更に、構造に敏感な電
気比抵抗は2000’C以上の黒鉛化繊維で顕著な差が
認められる。すなわち、水素化処理した場合2800℃
の黒鉛化繊却、で2〜3 X 10−’Ω・確であるの
に対し1本願発明の場合は4〜8 X 10””Ω・G
と大きくなる。しかも、この値は実施例で示すように紡
糸時のピッチ温度で変化する。更に、この値を、現在市
販されているメン7エースピソチ系およびPAN系の2
800℃黒鉛化繊維で比較すると、前者が6〜4 X 
10””Ω・鐸、後者は9〜10 X iO−’Ω・鑞
であり、メンフェースピッチ系とPAN系の中間の1直
を持つ繊維であることがわかる。
このように5本願発明によって得られる炭素繊維は構造
と物性において、従来知られていない新しいものといえ
る。
以下、実施例を挙げて本願発明の方法を更に詳細に説明
する。
実施例1 第1表に示した性状のコールタールピッチA。
Bの2種類を原料ピッチとした。芳香族系油はア第  
1  表 A  、83 55.6 5B、6 5.6B  7B
  62.2 25.6 4,1ントラセン油の減圧蒸
留にJ:り得た。200’C(10mmHg)の沸点以
下の留分を用いた。
ピッチおよびアントラセン油の所定量を21オートクレ
ーヴに入れ、内部の空気をアルゴンで置換し、内圧をQ
Kp/cm2Gとした。ついて攪拌しながら、平均昇温
速度2.5℃/m i nで350〜490℃まで加熱
し、それぞれの温度で所定時間保持した。時間経過後、
直ちにオートクレーブを炉から取出し。
室温まて令却した。内容物は全量アントラセン油で洗い
出し、約90℃に加熱した後、遠心沈澱機により不溶分
を沈降させた。上澄液は定性f紙による減fffi過を
行い、不溶分は新しいアントラセン油を加え、遠心沈滞
機にかけ、上澄液は減圧r過しだ。この操作を3回くり
返して不溶分を洗浄し、ついで、ベンゼンで洗浄してア
ントラセン油を除き、乾燥させた。これをアントラセン
油不溶分とした。上澄液は全量減圧蒸留−10amHg
下。
250℃以下の留分を回収し、残渣として処理ピッチを
得た。
このようにして得た処理ピッチを6ツロの付いたガラス
製円筒容器に約100y入れ、あらかじめ505℃に加
熱した炉の上部に設置し、加熱熔融させた。6ツロの中
央孔より、ガラス管を容器底部に達するまで差し込み、
窒素ガスボンベにつないだ。側管からは測温用熱電対、
他端は留出用トラップに接続した。ピッチの温度が30
0°Cに達した後、容器全体を炉の中に入れると共に、
窒素ガスを51/minで流した。ピッチの温度が47
0Cに達した後所定時間保持し5時間経過後直ちに容器
を炉から取出し、室温まで冷却した。このようにして得
た残渣ピッチを紡糸用ピッチとした。
第2表(・こ原料ピッチとアン1−ラセン油の量、処理
条件およびアン1−ラセン油不溶分量を、第6表に紡糸
用ピッチの処理条件、収率およびその性状をまとめて示
した。
第  2  表 I A417319 35060  4.127/41
9320 37060  4.93 /7404319
 39060  6.44 u405305 4101
0  4.95 tt 400222 45030  
5.86 II 405293 45060  15.
77 //412209 47010  21.48 
tt−4153014901025,59B4O830
9350605,6 10//412303 59060  9.511 /
/313320 47010  19.6第6表の紡糸
用ピッチの紡糸(ま次のようしこして行った。紡糸用ピ
ッチ約10yを口径0.5mmのノス゛ルを付けた内径
2Qmm、長さ150mmの真ちゅう製紡糸器に入れ、
外部加熱した後、紡糸器上部より窒素ガスで加圧し、熔
融したピッチを押υ3した。これを直径300mmのド
ラムに巻取った。ピッチの温度とガス圧を変えて、少な
くとも300 mで巻き取ることが出来る条件を求めた
。この条件を嵩足するピッチな紡糸性の優れたピッチと
判定した。
紡糸したピッチ繊維は空気中、3℃/minの昇温速度
で300’Cまで加熱し、この温度で20〜30分保持
して不融化処理した。これを窒素力゛ヌ中、20℃/m
inの昇温速度で1000℃まで加熱し、1分li月保
持して炭素化し、炭素繊維を得た。炭素繊維の機械的物
性はJ−ISR;7601r炭素繊維試験方法」にした
がって行った。得られた結果をまとめて第4表に示した
第4表 1  384 15J  238 1.7393 11
.7 257 1.8 402 12.5 247 1.7 2  392 8.3 275 1.9402 9.4
 255 1.8 3  400 12.2 236 1,7411 15
.0 232 1.8 41B  11.5 200 1.7 4  358 18.7 239 1.6379 11
.3 250 2.3 400 9.1.278 2.1 420 11.0 266 2.0 5  399 15.9 222 1.8415 12
.0 241 1.7 7  399 20.8 178 1.9417 18
.4 215 1,6 8        383    28.3    2
16   2.0402    15.6    26
0   2.4420    14.7    268
   2.6429    17.8    214 
  2.1実施例2 実施例1と同様のコールクールピッチA、Bとアントラ
セン油の蒸留油に接触分解触媒であるシリカ−アルミナ
を加え、実施例1と同様の操作によって紡糸用ピッチを
製造した。
第5表にピッチとアントラセン油の触媒存在下で処理し
た条件とアントラセン油不溶分量を、第6表に紡糸用ピ
ッチの処理条件、収率および性状を第7表に紡糸用ピッ
チを用いて紡糸した結果および得られた炭素繊維の機械
的物性を示す。
第  5  表 12   A   403   31ろ     32
   350  60      4.816、// 
407)  324 2637060 4.6141/
 403 299 2138060 4,815 u 
413 318、::−263906o  5.716
 u 402 298 404101CI  5.61
7 tt 414 211  AO4306011,6
18u 419 231 32470.10 13.4
19 B 407 304 2835060 7.22
0 tt 415 309 2739060 7.52
177310 292 26410606、B22 I
I 410 207 2043060 14.623 
tt 308 305 1645010 13.224
 tt 310 329 1247010 17.82
57/ 309 296 1747060 35.9第
7表 io  393 13.2 245 1.8413 9
.6 255 1.6 11 382 15.3 219 1.8396  i
3.8 247 1,6 13 375 13.0 224 1.9392 10
.0 280 2.0 409 8.2 254 1.8 419 9.1 3IO1,6 14、313819,32521,7 4079,92291,7 41612,42381,7 42511,62261,6 1538822,72151,6 39712,82651,7 40711,03191,8 41/+  13.0 332 1,617 375 
12.3 221 1.9393    15.1  
  199   1.8402    12.2   
 26/)    2.4412   14.5   
240   2.422     351    25
.0    170    ’2.2366    2
1.0   224   2.03B6    15.
2    214   2.3405    14.2
    225   2.2第3表で示したアントラセ
ン油存在下で処理した場合の紡糸用ピンチの紡糸性J:
りも第6表で示した更・に触媒存在下の場合の方が40
0℃以下の処理において優れている。
参考例 実施例1とここで得られた炭素繊維の構造と電気比抵抗
を調べるために、タンマン炉によりアルゴンガス中で2
800℃まで焼成した。また、比較のために同一の原料
ピンチをテトラヒドロキノリンで水素化処理して得た炭
素繊維についても同様にして黒鉛化処理した。なお、テ
トラヒドロキノリンによる水素化処理方法は特開昭58
−1−8421 公報に詳細に記載されている。
黒鉛化処理した繊維の繊維軸垂直方向の破断面を走査型
電子顕微鏡で観察すると、第1図および′第2図に示し
たように、明らかに差異が認められる。それは第1図は
水素化処理したピッチから得られたもので、広い面を持
つ炭素層面が繊維軸に平行配列をなしているもので、そ
のため、繊維中心に対して炭素層面が放射状、ランダム
状、同心円状と種々の配列を示す。これに対して第2図
に示した実施例1.第4表の実験番号4の繊維では広い
面を持つ炭素層面の存在は認められず、そのため特定の
配列を取らず、ランダム状となる。
この状態は第6図に示した実施例2の第7表中実験番号
13の場合も同様であるが、紡糸時のピッチの温度が高
いときには層面の拡がりを持つような傾向が認められる
これらの黒鉛化繊維の電気比抵抗を第8表に示した。
第8表 中の実験番号   温度(℃)×10−4Ω・渭660
  4.2 370  4.0 第4表、  3     400     4.641
1  4.2 418  8.1 379  6.9 400  4.9 420  5.6 第7表、 13    375    6.0392 
 5.1 409  4.0 419  3.6 水素化処理1して得た繊維の場合、ピッチの温度によら
ず、6〜4 X 10−4Ω・伍であるのに対し、 本
願発明の場合はピッチの温度によって変わり、約4〜8
 X 10−4Ω・鑞てあり、水素化処理した場合と比
較して高い泣となる。このことは上述の構造を反映した
結果とみることができ、明確な炭素層面配列を示さない
PAN系に近づいているといえる。
比較例 実施例1.第1表に示した原料ビ、7チB、 300 
gとアン1−ラセン油の蒸留油150&を500ffl
/の6ツロガヲス製円筒容器に入れ、あらかじめ250
℃Qこ加熱しまた炉中に入れてピッチを熔融した。つい
で攪拌しながら、3℃/II目nの昇温速度で420 
’Cまで加熱し、120分間保持した。時間経過後直ち
に炉から取り出し5室温まで冷却した。この処理ピッチ
に約6倍量のアントラセン油を加え、約90゛Cで溶解
した後、遠心機にかけ不溶分を分離した。
上澄液は定性沖紙で減圧濾過しだ。これを減圧蒸留によ
りアントラセン油を回収し、残渣として処理ピッチを得
た。ごのピンチを実施例1と一同様にして470℃まで
加熱し、この温度に達したら直ちに室温まで冷却した。
得られた残渣ピッチは細かい気泡を無数(・こ含むもの
で軟化点は650℃以上であり、紡糸することはできな
かった。そこて、上記と同様にして、  430℃で6
0分処理して紡糸用ピンチを得た。このピッチの軟化点
は293’C,固定炭素量89.2 w+、チ、ベンゼ
ン不溶分量87.6 wt%。
キノリンネ溶分量4B、8 Nvt、%であった。これ
を紡糸器に入れ、ピッチの温度を350〜420℃まで
変えて紡糸を試みたが、いずれの場合もノズルから出る
ピッチは不均質であり、そのため糸切れが多く、かつ、
ドラムに巻き取ることは出来なかった。
更に、上記と同様のピッチとアン1−ラセン油にシリカ
−アルミナ触媒27.8y加え、以下、同様の操作を行
って1種々の条件で紡糸用ピッチを調製したが、いずれ
の場合も、紡糸することはできなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は水素化処理したピッチから得られた炭素繊維破
断面の走査型電子顕微鏡写真であり、第2図および第6
図は本願発明の方法で得られた炭素繊維破断面の写真そ
ある。 特許出願人 工業技術院長 川田裕部 手続補正書(方式) 昭和58年5月9日 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 東京都千代田区霞が関1丁目3@1号 (114)工業技術院長 用田裕部 願書、明細書、図面(内容に変更なし)(官 庁 手 
続) 特許庁長官   若 杉 和 夫 殴 1、事件の表示 昭和 58年  特許願 第 71991号2、発明の
名称 炭素繊維用ピッチの製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 東京都千代田区霞が関4丁目3番1号 (114)工業技術院長  川 1)裕 部4、指定代
理人 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地17、補正の対象 8、補正の内容 明細書10ページ、下から1行目および11ページ上か
ら2行目記載の「態様」を「態様」に訂正します。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  コールクール、コールクールピッチヲ芳香族
    系油存在下、自生圧下、350〜500Cで10〜60
    分間処理し、ついて5周形不溶分を除去した後、常圧下
    または減圧下で430°C以上の温度で60分以内処理
    することを特徴とする炭素繊維用ピ。 チの製造方法。
  2. (2)  コールクール、コールクールピッチヲ芳香族
    系油および接触分解触媒存在下、自生圧下。 350〜500Cで10〜60分間処理し、ついて、固
    形不溶分を除去した後、常圧下または減圧下で430℃
    以」二の温度で60分以内処理することを特徴とする炭
    素繊維用ピッチの製造方法。
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