JPS58145782A - ピツチの製造法 - Google Patents

ピツチの製造法

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JPS58145782A
JPS58145782A JP2674082A JP2674082A JPS58145782A JP S58145782 A JPS58145782 A JP S58145782A JP 2674082 A JP2674082 A JP 2674082A JP 2674082 A JP2674082 A JP 2674082A JP S58145782 A JPS58145782 A JP S58145782A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石油系重質残油を用いて炭素質加工品の原料用
ピッチの製造に関するものである。特に本発明は易加工
性を目的さした炭素質加工、なかでも炭素繊維製造に好
適な原料ピッチを得るための製造方法に関するものであ
る。
現在ピッチ類を原料として強度ならびに弾性率の優れた
炭素繊維を製造するには(1)、等方性炭素よりなる炭
素繊維を2500°C以上の高温度条件下で緊張延伸す
る。(2)非等方性ピッチを原料とするという2方法に
大別される。
(2)の方法の代表的なものはメソフェーズを多量に含
有するピッチを原料として炭素繊維を製造することであ
る。特許公告公報昭49−8634においては基本骨格
として7個以上の環が縮合することによって形成された
平面性の大きな多環構造物を原料とした炭素繊維の製造
方法が開示されており、同原料物質を繊維に成型すると
、この繊維軸方向に平行な研磨面の偏光顕微鏡による観
察およびX線的観察によると平面分子の繊維軸方向への
配向が認められる。また炭化或いは黒鉛化処理をしたも
のは不融化処理をしたものてあってもX線的観察によっ
て同様の配向が確認されるとしている。
また特許公告公報昭5’5−37611においては40
〜90重量係のメ索条含量を有するメソ相ピッチから高
弾性率、高強度炭素繊維を製造する方法が開示されてい
る。なおこの場合メソ相とは偏光顕微鏡試験によって視
覚観察することができ本質上キノリンおよびピリジンの
如き有機溶剤に不溶性のものとして定義されている。ま
た一方公開特許公報昭54.−160427においては
等方性炭素質ピッチより溶媒抽出法によって分離した留
分で230〜400°Cに10分以下の時間加熱するこ
とで75%以上光学異方性相を生成するピッチの製造方
法が開示されている。なお該特許の特許請求範囲におい
ではピッチの製造方法の他、ピンチ繊維を含んでおり、
発明の詳細な説明の中では炭素繊維の製造を目的として
いることが述へられているが、本製造方法によるピッチ
から高強度、高弾性率炭素繊維ができたという点につい
ては記載がない。
したがってこれらの各特許にみるかぎり可能性はともか
く高強度、高弾性率炭素繊維の実現はメソフェーズを多
量に含有するピッチによってなされているというこ吉で
ある。メソフェーズを多量に含有するピッチを紡糸し、
適当な条件下において不融化、炭化、黒鉛化を行えばた
しかに高強度、高弾性率炭素繊維を作るこ吉は可能であ
る。しかしメ゛ノフエーズを多量に含有するピッチ、特
に40重量索条上のメンフェーズを含有するピッチを溶
融紡糸することは非常に困難である。したがってメソフ
ェーズを多量に含有するピッチを原料として工業的に安
定して高強度、高弾性率の炭素繊維を製造するには紡糸
の困難さを克服する必要がある。
我々はこの点に関し鋭意研究研究の結果従来法と異った
性状を有するピッチにより紡糸性が極めて優れており同
時に高弾性率の炭素繊維の製造が可能であることを見出
した。すなイつちそのピッチの性状はキノリンネ溶分7
〜18重量係、トルエン不溶分70〜85重索条という
極めて限定された範囲にあり、製造方法も従来法とは異
ったものである。ここでピッチの性状をキノリンネ溶分
およびトルエン不溶分の量によって規定したのは次に述
べるような理由によるものである。
前記の如〈従来法では主としてメソフェーズ含有量によ
りピッチの性状を規定してるが、メンフェーズとメソフ
ェーズの源となる潜在的な物質との間には連続的に各段
階に対応した物質が存在し、ピッチのような複雑な混合
物においてこれらを明確に区別することは困難である。
例えばピッチを研磨し反射偏光顕微鏡によりメンフェー
ズを観察したり、さらIこはこの観察によって認識さ命
れた光学異方性領域の面積をもってメソフェーズの量を
推定することも試みられている。しかしこの方法により
光学異方性が認められた場合でもその部分に存在する物
質がすべてメンフェーズであるとは断定できないはずで
ある。キノリンやピリジンに不溶さなったメソフェーズ
はたしかに光学異方性物質として観察可能であるが、そ
の逆に光学異方性が観察される部分にはメソフェーズの
存在は認められてもそのすべてがメソフェーズではない
。すなわち、光学的に異方性として認識される部分であ
ってもメソフェーズ以外の物質も混在する場合も十分者
えられ、特に石油系重質油のような混合物を前駆原料と
して製造したピッチにおいてはメンフェーズとメンフェ
ーズ以外の物質が混在すると考えることの方が妥当と考
えられる。したがって反射偏光顕微鏡によってたまたま
光学異方性領域として観察される部分の面積からメソフ
ェーズの量を求めることは特別な場合を除いては適当な
方法とはいえない。本発明において製造されるピッチの
主成分はメソフェーズに極めて近いがメ゛ノフエーズで
はない物質であり、それ故紡糸性が極めて優れているの
である。この様な物質を規定する方法を種々試みた結果
、前記のごとくキノリンネ溶分およびトルエン不溶分の
量により規定することが可能であることを見出したもの
であるd 本発明の概要は次のとおりである。すなわち沸点400
″O以上で硫黄含有量15重量%以下の石油系重質残油
を温度380〜450°C1加! 熱時間−〜30時間の範囲の条件で加熱処理した後温度
380°C以下に加熱しつつ重力あるいは遠心力の作用
によって不溶解性物質を分離除去し、次いで真空蒸留し
て沸点400 ’c以下の軽質留分を分離除去すること
によって製造するピッチであってキノリンネ溶分7〜1
8重量係、トルエン不溶分70〜85重索条の範囲の性
状を有するものである。
前駆原料(ピッチを製造するための原料となる物質)で
ある石油系重質残油としては原油の常圧蒸留残油、水素
化脱硫残油、水素化分解残油、熱分解残油、接触分解残
油、潤滑油製造の際に副生ずる残油等を起源とするもの
でよいが沸点は常圧換算400°C以上、硫黄含有量1
.5重量%以下であることが必要である。さもないと常
圧において所要の加熱が困難となり、製造したピッチの
性状が悪いものとなる。ここで硫黄含有量はJISK−
2541に規定された方法で測定する。加熱処理は常圧
下、温度380〜450°C1加熱時間1〜30時間の
範囲の条件で加熱処理する。加熱処理中にガス吹き込み
や減圧等の操作は行わず、加熱処理中に生成する軽質留
分が系外に出ることはできるだけ避けるようにする。軽
質留分を系外に出してし才うと後で行う不溶解性物質の
分離が困難となる。
また加熱処理は前記の条件範囲で行うが加熱処理後系内
に残留する物質を研磨し反射偏光顕微鏡で観察しても光
学異方性を認めないような条件に設定しなければならな
い。ここで光学異方性が認められる場合は紡糸性が悪化
する。
次に、加熱処理した物質を380 ’0以下の温度にお
いて重力あるいは遠心力等を利用し設定温度において不
溶解性物質を分離し、除去する 7− 8加熱処理温度を380°C以下としたのはこの加熱に
よって光学異方性物質の生成をきたさないためである。
この不溶解性物質を分離、除去することによって紡糸時
に溶融しない物質を除去することができる。次に不溶解
性物質を分離除去した物質を真空蒸留し沸点400°C
(常圧換算)以下の低沸点留分を分離除去する。このよ
うな各工程を経て製造されたピッチの性状としてキノリ
ンネ溶分7〜18重量係、トルエン不溶分70〜85重
索条の範囲になるように各工程の条件を適切に設定する
。製造したピッチのキノリンネ溶分が7重量%以下、1
〜ル工ン不溶分70重量%以下の場合には紡糸性は良い
が、高弾性率を有する炭素繊維は製造できない。
一方キノリン不溶分18重索条以上になると紡糸性が悪
化し、紡糸時の糸切れが頻繁となり安定な紡糸が困難に
なる。ピッチの性状さしてこのようにかなり限定された
範囲において紡糸性と高弾性率炭素繊維製造吉いう両者
を満足せしめることができるのである。ここでキノリン
ネ 8− 溶分およびトルエン不溶分はJISK−24ヰ5に規定
された方法によって測定される。
以上のように本発明は従来法において高弾性率炭素繊維
の原料とはなり難いと考えられていた性状範囲のピッチ
を製造することにより紡糸が極めて容易さなり、且つ本
ピッチを用いて製造した炭素繊維が高弾性率を有すると
いうことを同時に可能ならしめたものである。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 潤滑油精製の際に副生ずる溶剤抽出油(沸点400°0
以上、硫黄含有量01重量%)を410’c!、、16
時間加熱処理した後;う6o″Cに加熱しつつ静置し不
溶解性物質を沈降せしめ傾斜・法によって不溶解性物質
を分離除去し次いで不溶解性物質を除去した物質を真空
蒸留し400°C以下の低沸点留分を分離除去してピッ
チを得た。このピッチのキノリンネ溶分は15゜4重索
条、トルエン不溶分は73.2重索条であつた。本ピッ
チを紡糸温度364°Cでノズル孔径0.5 mm■の
紡糸ノズルを用いて溶融紡糸したところ、ピッチ繊維直
径20声において10分間に1回の糸切れも生じなかっ
た。このピッチ繊維を空気雰囲気中260°Cで不融化
した後、不活性カス雰囲気中2000°Cで焼成炭化し
たものは引張り強度15.6 Ton/、Cm2、弾性
率2400 Ton/cm2であった。
実施例2 接触分解工程より副生ずる残油を真空蒸留して沸点40
0°C以下の留分を除去し、沸点400°C以上の重質
残油を得た。この重質残油の硫黄含有量は127重量係
索条る。この沸点400°C以上の重質残油を410°
C120時間加熱処理した後360°Cに加熱しつつ静
置し不溶解性物質を沈降せしめ傾斜法によって不溶解性
物質を分離除去し次いで不溶解性物質を除去した巴 物質を真空蒸留し400°C以下の低沸点留分を分離除
去してピッチを得た。このピッチのキノリンネ溶分は1
65重量係索条ルエン不溶分は774重量係索条った。
本ピッチを紡糸温度365°Cでノズル孔径0.5mm
■の紡糸ノズルを用いて溶融紡糸したところ、ピッチ繊
維直径20、μ・において10分間に1回の糸切れも生
じなかった。このピッチ繊維を空気雰囲気中260°C
で不融化した後、不活性ガス雰囲気中2000°Cで焼
成炭化したものは引張り強度169TOn/Cm2、弾
性率4100 Ton/cm+2であった比較例1 実施例2に用いたものと同一の接触分解の残油で沸点4
00°C以上の重質残油をN2カスを吹き込みなから4
10°Cl2O時間加熱処理した後真空蒸留によって4
00°C以下の低沸点留分を分離除去してピッチを得た
。このピッチのキノリンネ溶分297重量%、トルエン
不溶分624重索条であった。本ピッチを紡糸温度36
5°Cでノズル孔径Q、5mm■の紡糸ノスルを用いて
溶融紡糸したところ、ピッチ繊維直径20Itにおいて
10分間に平均8回の糸切れを生じた。このピッチ繊維
を空気雰囲気中260°Cで不融化した後、不活性カス
雰囲気中2000°Cで焼成したものは引張り強度78
TOn/Cm2、弾性率2100 Ton/cm2であ
った。
比較例2 実施例2に用いたものと同一の接触分解の残油で沸点4
00°C以上の重質残油をN2カスを吹き込みながら4
10°0,5時間加熱処理した後真空蒸留によって40
0 ’O以下の低沸点留分を分離除去してピッチを得た
。このピッチのキノリンネ溶分は56重量索条トルエン
不溶分は457重量係索条った。本ピッチを紡糸温度3
63°Cでノズル孔径0.5mmQの紡糸ノスルを用い
て溶融紡糸したきころ、ピッチ繊維直径20声において
10分間に1回の糸切れも生じなかった。このピッチ繊
維を空気雰囲気中260°Cで不融化した後、不活性ガ
ス雰囲気中で2000°Cで焼成したものは引張り強度
6.6 Ton/ Cm2、弾性率410 Ton/c
m”であった。
手続補正書(方式) 昭和57年6月り日 特許庁長官 島 1)春 樹 殿 1事件の表示 昭和57年特許願第26740号 2発明の名称 ピッチの製造法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都港区虎ノ門−丁目2番4号 (599)三菱石油株式会社 4代理人 〒210 神奈川県川崎市川崎区扇町4−1三菱石油株
式会社研究所管理部内 (電話o44−344−1141) 5、補正命令の日付 および「発明の詳細な説明」の欄。
7.補正の内容 (1、発明の名称」の欄 「ピッチの製造方法」とあるを「ピッチの製造法」と別
紙のごとく補正。
(2、特許請求の範囲」の欄 第1項γよいし第3項の末尾に「ピッチの製造方法」と
あるを1ピツチの製造法」と別紙のことく補正。
(3、発明の詳細な説明」の欄 (1)明細書第2頁第3行、 1用いて炭素質加工品」とあるを「用いての炭素質加工
品」と別紙のごとく補正。
(11)明細書第2頁第9行、 「(1)、」とあるを「、(1)」と別紙のごとく補正
(iii)明細書第2頁第11行、 「。」を「、」と別紙のご吉く補正。
(1■)明細書第4頁下から2行目 「研究研究」とあるを「研究」(研究を1別紙: 訂正済の明細書第1頁および第2頁 1通以上  2− 明   細   書 発明の名称 ピッチの製造法 特許請求の範囲 1 沸点400°C(常圧換算)以上で硫黄含有量1.
5重索条以下の石油系重質残油を加熱処理した後、温度
380°C以下で加熱しつつ不溶解性物質を分離除去し
、次いで真空蒸留して沸点400°C(常圧換算)以下
の留分を除去することから成り、キノリンネ溶分7〜1
8重量係、トルエン不溶分70〜85重索条の性状を有
するピッチの製造法。
2、特許請求の範囲1において、沸点400°C以上で
硫黄含有量1.5重索条以下の石油系重質残油を温度3
80〜450℃、加熱時間1〜30時間の範囲の条件で
加熱処理することを特徴とするピッチの製造法。
3 特許請求の範囲1において、加熱処理物を温度38
0°C以下で加熱しつつ重力あるいは遠心力の作用によ
って不溶解性物質を分離し除去を 3− 行うことを特徴さするピッチの製造法。
発明の詳細な説明 本発明は石油系重質残油を用いての炭素質加工品の原料
用ピッチの製造に関するものである。特に本発明は易加
工性を目的とした炭素質加工、なかでも炭素繊維製造に
好適な原料ピッチを得るための製造法に関するものであ
る。
現在ピッチ類を原料として強度ならびに弾性率の優れた
炭素繊維を製造するには、(1)等方性炭素よりなる炭
素繊維を2500°C以上の高温度条件下で緊張延伸す
る、(2)非等方性ピッチを原料とするという2方法に
大別される。
(2)の方法の代表的なものはメソフェーズを多量ζこ
含有するピッチを原料として炭素繊維を製造することで
ある。特許公告公報昭49−8634においては基本骨
格として7個以上の環が縮合することによって形成され
た平面性の大きな多環構造物を原料とした炭素繊維の製
造方法が開示されており、同原料物質を繊維に成型する
と、この繊維軸方向に平行な研磨面の偏光顕微鏡による
観察お手続補正書(自発) 昭和57年12月2日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第2674.0号 2発明の名称 ピッチの製造法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 東京都港区虎ノ門−丁目2番4号 (599)三菱石油株式会社 4代 理 人 〒210 神奈川県川崎市川崎区扇町4−1三菱石油株
式会社研究所管理部内 飯  山 和  部 、藏 (JきJ (電話 044−344−1141) 5補正の対象 1      明細書の「発明の詳細な説明」の欄。
6補正の内容 (1)明細書第7頁下から1行目 「副生ずる残油等」とあるを[副生ずる溶剤抽出油(エ
キストラクト)等」と補正。
(2)明細書第8頁下から6行目 [観察しても光学異方性を認めない]とあるを[観察し
ても実質的に光学異方性を認めない]と補正。
(3)明細書第10頁下から8行目 「硫黄含有量011重量%とあるを1硫黄含有量05重
量係」と補正すると同時に、明細書第10頁実施例1に
タイプ不鮮明の個所があるので別紙のごとく鮮明なタイ
プのものに差替える。
(4)明細書第11頁第10行 「残油を真空蒸留し」とあるを「残油を蒸留し」と補正
(5)明細書の最終に別紙の比較例3を加える。
7添付書類の目録 (1)訂正済の明細書第10頁     1通(2)比
較例3           1通以    」二  1− 溶分およびトルエン不溶分はJISK−2425に規定
された方法によって測定される。
以上のように本発明は従来法において高弾性率炭素繊維
の原料とはなり難いと考えられていた性状範囲のピッチ
を製造することにより紡糸が極めて容易となり、且つ本
ピッチを用いて製造した炭素繊維が高弾性率を有すると
いうことを同時に可能ならしめたものである。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 潤滑油精製の際に副生ずる溶剤抽出油(沸点400℃以
上、硫黄含有量0.5重量%)を410℃、16時間加
熱処理した後360℃に加熱しつつ静置し不溶解性物質
を沈降せしめ傾斜法によって不溶解性物質を分離除去し
次いで不溶解性物質を除去した物質を真空蒸留し400
°C以下の低沸点留分を分離除去してピッチを得た。
このピッチのキノリンネ溶分は154重景チ、トルエン
不溶分は73.2重量%であ  2− 比較例3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 沸点400°C(常圧換算)以上で硫黄含有量15
    重量係以下の石油系重質残油を加熱処理した後、温度3
    80°C以下で加熱しつつ不溶解性物質を分離除去し、
    次いで真空蒸留して沸点400°C(常圧換算)以下の
    留分を除去するこきから成り、キノリンネ溶分7〜18
    重量係、トルエン不溶分70〜85重量係の性状を有す
    るピッチの製造方法。 2、特許請求の範囲1において、沸点400°C以上で
    硫黄含有量1.5重量係以下の石油系重質残油を温度3
    80〜450’C,加熱時間1〜30時間の範囲の条件
    で加熱処理することを特徴とするピッチの製造方法。 3 特許請求の範囲1において、加熱処理物を温度38
    0°C以下で加熱しつつ重力あるいは遠心力の作用によ
    って不溶解性物質を分離し除去を行うこ吉を特徴とする
    ピッチの製造方法。
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