JPS5982417A - 炭素繊維原料ピッチの製造方法 - Google Patents

炭素繊維原料ピッチの製造方法

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JPS5982417A
JPS5982417A JP19238482A JP19238482A JPS5982417A JP S5982417 A JPS5982417 A JP S5982417A JP 19238482 A JP19238482 A JP 19238482A JP 19238482 A JP19238482 A JP 19238482A JP S5982417 A JPS5982417 A JP S5982417A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は石油系重質残油を用いた炭素繊維の原料ピッチ
およびピッチを製造する方法に関するものである。
現在ピッチ類を原料として強度ならびに弾性率の優れた
炭素繊維を製造するには(1)等方性炭素よりなる炭素
繊維を2500℃以上の涯温条件下で緊張延伸する。(
2)非等方性ピッチを原料とする。という2方法に大別
される。
(2)の方法の代表的なものはメソフェーズを多量に含
有するピッチを原料として炭素繊維を製造するものであ
る。メソフェーズを多量に含有するピッチを製造する方
法としては特公昭55−37611に示されるような前
駆原料(ピッチを製造するための原料となる物質)に不
活性ガス等を吹き込みながら加熱処理してメンフェース
を生成せしめる方法が開示されている。
また特開昭57−88016においては前駆原料を加熱
処理した後、重力沈降等の方法によってメソフェーズを
濃縮してメンフェーズ含有ピッチをQ’Jる方法が開示
されている。 また特開昭56−57881においては
溶剤を用いた抽出操作により全型原料であるピッチより
メソフェーズを多量に含有する成分を分取する方法が開
示されている。但しこの場合も「炭素質前駆材料ピッチ
は従来法(USP−4005183) に説明さtt、
 テいるような熱的方法によって、中間相が広域を占め
るピッチを形成し得る前駆材料ピッチでなければならな
い」としている。
いずれにしてもこれらの方法においてピッチ製造プロセ
スの中に加熱処理操作が含まれている。
−・般的には前駆原料として化学的に純粋な化合物を用
いる例は少く、大部分石油系あるいは石炭系の重質油を
前駆原料としている。これらの石油系あるいは石炭系の
重質油は通′帛微量ではあっても若干の夾雑物を含有し
ており、さらにこれを加熱処理した場合脱水素反応が進
行し、カーボンに近く、加熱しても溶融が困難な物質が
生成して来る。
この点に関しては前記特公昭55−37611において
開示されているように加熱処理の温度をなるべく低くし
、加熱処理時間を長くすることが一般的に行われている
が、それでも若干旦の溶融が困難な物質の生成は避は得
ない問題である。
このような溶融困難な物質が存在しているピッチを用い
て炭素繊維を製造するとした場合、まずピッチに紡糸す
る際に糸切れや紡糸ノスル孔の閉塞といった問題を引き
起す原因となる。勿論このような夾)コ1゛物を紡糸前
に原料ピッチよりろ過等の手段で除去する事は可能であ
るか、その爪か多いJ・場合は原石ピッチの粘度が高い
ことによるろ過の困り可さと同時にろ過器の清掃を頻整
に行うことか必要となり非常な手間を要し工業的に見て
経済性が悪いものとなる。また一方成形したピッチを炭
素化する場合ピッチの溶融による変形を防止するため不
融化を行うことが通常行われている。特に炭素繊維の場
合紡糸したピッチ繊維を空気等の酸化性雰囲気中で酸化
不融化することか多い。この際不融化が不充分であると
繊維同志の融着が起ったり繊維の縮みを生じ、このよう
な不融化か不充分の繊維を炭化焼成しても強度や弾性率
の優れた炭素繊維にはならない。
我々はこの点に関し鋭意研究の結果従来法と沢った方法
により加工性、特に紡糸性に優れ不融化の際に部上を起
し難いピッチを経済的に製造てきることを見出したもの
である。
本発明の詳細は次のとおりである。すなわち沸点410
°C以上、硫黄含有量15重量%以下の石油系重質残油
を加バーすることなく温度410・〜450℃、加熱時
間1〜20時間、加熱処理油の収率80重量%以」二に
なる条件下で加熱処理した後、温度350°C以下りf
まし、くけ温度200〜350°Cて加熱しつつ重力あ
るいは遠心力の作用を利用した分離手段あるいはろ過等
の手段によりこの温度範囲において加熱処理油中の不溶
解」↑物質を分離除去する。
次に不溶解性物質を分離除去した物質を圧力1゜0  
’ro+−r以下、系内の液温370〜390 ”Cの
範囲の条件で真空蒸留することにより低iJB点の物質
を除去することによってn−へブタン可l容分10重量
%以下、キノリンネ溶分7〜18手乗%、1−ルエン不
溶分75〜90重量%性状を有するピッチを製造するも
のである。
前駆原料(ピッチを製造するための原石となる物質)で
ある石油系重質残油としては原油の常圧蒸留残油、水素
化脱硫残油、水素化分m残油、熱分解残油、接触分解残
油、潤滑油製造の際に副生ずる溶剤抽出油等を起源とす
るものでよいが沸点は410℃以上、硫黄含有量1.5
重量%以下である事が必要である。さもないと常圧下に
おいて所用の力+1熱が困難になったり、製造したピッ
チの性状が恋いものとなる。特にピッチ中に含有される
硫黄分は高強度、高弾性率炭素繊維の製造に際しりrま
しく f、+:い物質であるが、ピッチを製造した後硫
黄分を除去する事は工業的にみて極めて困難であり不経
済であるので、前駆原料の硫黄含有量を1.5単尺%以
下に制限することにより製造されるピッチの硫黄含有量
をある限度以下にすることが有効であり巳つ経済的であ
る。ここで硫黄含有量はJIS  K−2541に規定
された方法で測定する。加熱処理は加圧することなく温
度410〜450°C1加熱時間1〜20時間の範囲の
条件で加熱を行うが、この際ガスの吹き込みや減圧等の
操作は行わず、加熱処理容器の頂部を、加熱処理温度が
所定の温度に保持可能なかぎり冷却し、加熱処理中に生
成する軽質留分か系外に出ることに避けるようにして加
熱装首内に残留する加熱処理油の収率か80重量%以上
好ましくは90重惟%以上になるように加熱処理する。
この場合収率を高めるために加圧状態で加熱処理すると
加熱処理によって進行する熱改質反応が抑制されてしま
うので好ましくない。このような加熱処理を行った場合
加熱処理後の物質を研磨し反射偏光顕微鏡で観察しても
実質的に光学的異方性4[1の発現を認めない。
1質留分を系外に出してしまうと後で行う不溶解性物質
の分離が困難になるし、光学的異方性4[1を発現させ
てしまうとピッチの必要な成分か除去されてしまうこと
になる。
次に加熱処理した物質(加熱処理油)を温度350°C
以下好ましくは200〜350°Cの範囲に加熱しつつ
重力あるいは遠心力の作用を利用した分離方法あるいは
ろ過等の手段によりこの温度範囲において不溶解性の物
質を分離除去する。この場合加熱温度350℃以下とし
たのは加熱により光学的異方性物質の生成をきたさない
為である。
一方200°C以下では加熱処理油の粘度が高くなるの
で不溶解性物質の分離除去が困難になる。勿論これ以下
の温度で不溶解性物質の分離除去は絶対不可f!にでは
ないが、経済的でなく工業的見地か+7.好ましくない
。いずれにしてもこの段階で不溶解性物質を除去するこ
とは加熱処理油の粘度か吊終的に1J)られるピッチの
粘度よりはるかに低いことから極めて容易に行うことが
可能である。この不溶解性物質を分Ill除去すること
により紡糸時に溶融しない物質を除去する結果となり、
糸切れ:i著しく減少し、紡糸が安定して行えるように
なる。
次に不溶解性物質を分離除去した物質を真空蒸留し低沸
点留分を除去するが、この際回分式真空蒸留装置を用い
る場合は圧力1.OTorr以下、系内庭部液体温度3
70〜390°Cの範囲の条件で真空蒸留し、連続式真
空蒸留装置を用いる場合は圧力1.OTorr以下、フ
ラシュゾーンのおよび蒸留Iff底部の液体温度370
〜390℃の範囲の条件で真空蒸留する。この圧力およ
び液体温度条件は極めて限定された狭い範囲に制限され
ており、この範囲からはずれた場合はは好ましい性状を
有するピッチk <=’−yることは困何1である。す
なわち圧力1、OTorr以上であり液体温度が370
 ゛c以下の場合けn−へブタン可溶分か[,0重量%
以下になり難くまたトルエン不溶分が本発明の規定の範
囲80重重景以下になってしまう。また液体温度か39
0°C以」−の場合はキノリンネ溶分の爪が増加し本発
明の範囲18重重景を越えてしまうことになると同時に
またこの工程で不1容解性物質の生成が起る。
このように極めて狭い条件の範囲内においでてはあるが
各工程の条件を前駆原料の性状等を考慮しつつ設定し7
、n−へブタン可溶分1.0重量%以下、キノリンネ溶
分7〜18重爪−%、トルエン不溶分75〜90重量%
、好ましくは80〜90重量%の範囲の性状を有するピ
ッチを製造する。
n−へブタン可溶分が10重量%以上の場合は不融化が
良好でなくなる。これはn−へブタンに可溶な成分は主
として分子量の低い飽和炭化水崇が主体であり、この成
分は他の成分に比較して化学的に安定であるので不融化
のような低温における酸化反応性にとぼしく、そのため
このような成分の多いピッチは不融化時に融着を起し易
くなる。
したがってn−へブタンに可溶な成分番まできるだt−
J除去することが好ましく、本発明においてはこの爪か
10重量%以下であることか良いことを見出したもので
ある。
また−・方キノリンネ溶分と1−ルエン不溶分の量につ
いては次のようなことが言える。従来′災素繊、V、f
2、特に高強度高弾性率炭素繊維の場合原料ピッチとし
て偏光顕微鏡による光学異方性成分の爪等による規定が
なされていることが多いが、光学異方性成分の量が多い
といってもその質が問題であり、光学異方性組織が高度
に発達したものはコークス等のように形状をそれほど問
題としない場合には問題とならないが炭素繊維のように
ピッチを繊維化するといった繊細な加工を要する場合は
紡糸田灯という問題を生ずる。一方特開昭57−100
 ] 86におけるように[溶融状態でメソフェーズは
実質的に形成しないで、全体的に均質でかつ光学的に等
方性の単一・相を形成し、外力を加えるとその方向への
配向性を示ず」という潜在的異方性ピンチも開示されて
おり jlj、 4こ偏光顕微鏡で認知される光学異方
性成分の量たけでピッチの1(重質を律することは困難
であることが明+2.かになって来ている。この点に関
し種・°lのピッチを試作り。
紡糸性、融着の問題、でき」−かった炭素綱卸の性状と
の関連について検問した結果良好なピッチの性質として
前記のJうに■)−・\ブタン可溶分、キノリンネ溶分
、1〜ル工ン不溶分の爪によって定暇的に規定しうろこ
とを見出し、たものである。+I −ヘプタン可溶分】
、0重量%以−F、キノリンネ溶分7〜18重量%、ト
ルエン不溶分75−・90重早%という性状は通常の方
法によって簡単に得られるものではなく本発明のような
各]二程とその1(14定された条件下において実現し
うるものであり、このような各成分の限定範囲内の性状
1有すと・ピッチにおいて紡糸性に優れ、融着を起し難
く、高強度高弾性率炭素繊維の製造が1J能となるもの
である7 ここでn−へブタン可溶分の測定は粉砕したピッチ5g
を甲均孔径1μの円筒フィルターに入れ、ソックスレー
抽出器を用いてn−へブタンで20時間熱抽出して得ら
れた可溶性成分を溶剤を除去した後秤量することによっ
て測定するものである。
キノリンネ溶分およびトルエン不溶分はJISK−24
25に規定された方法によって測定される。本発明は紡
糸性に優れ不融化性の良いピッチを規定するとともに比
較的粘性の低い中間生成物において不溶解性物質を除去
しその後紡糸の際に糸切れの原因となる不溶解性物質の
生成をきたさないようにしながら不融化が容易であり、
最終的に得られる炭素繊維の性質が高強度高弾性となり
うるピッチの製造を可能ならしめたものである。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 接触分解工程より副生ずる残油を真空蒸留して−) 沸点415°C以下の留分を除去し、沸点415℃以上
の重質残油を得た。この重質残油の硫黄含有量は1.2
5重量%であった。この沸点415℃以上の重質残油を
420 ’Cで10時間加熱処理した新月熱処理油の収
率は85.5重昂′%であった。この加熱処理油を34
0”Cで加熱しなから静置分ilBを行い不溶解性物質
を沈降分子1intせしめ除去した。
つづいて不溶解性物質を除去した上澄液を回分式真空蒸
留装置により低部液体温度385℃、圧力0.2  T
’orrで真空蒸留してピッチを得た。このピッチのn
−へブタン可溶分は0.5重量%、キノリンネ溶分15
.6重量%、1−ルエン不溶分88.5重凰%であった
本ピッチをノズル孔径0.5mmφの紡糸ノズルを用い
て紡糸温度365℃で溶融紡糸したところ巻取速度50
0m/min、繊維直径20μで10分間に1回の糸切
れも生じないで紡糸が可能であった。
このピッチ繊維を空気雰囲気中300°Cで不融化した
後、不活性ガス雰囲気中最高到達温度2500℃で焼成
したものは引張り強度2 ]、 OTon/cm25弾
性率6100 To++/cm”であった。
実施例2 潤滑油精製の際、副生ずる溶剤抽出油で沸点430°C
以」―硫黄含有旦0.5重量%のものを430°Cて4
時間加熱処理した所、加熱処理油の収率は889%であ
った。この加熱処理油を300°Cで力11熱しながら
遠心分1111Cを行い不溶解性物質を沈降分Mfiせ
しめて除去した。つづいて不溶解性物質を除去した」二
重波を回分式真空蒸留装置により底部液体温度383°
C1圧力0.3  Torrて真空蒸留してピンチを得
た。このピッチのT)−へブタン可溶分は05重量%、
キノリンネ溶分16.7重量%、1ヘル工ン不溶分87
.8重量%てあった。本ピッチをノズル孔径0.5mm
φの紡糸ノズルを用い紡糸温度370℃で溶融紡糸した
ところ巻取速度500m/mjn、繊維直径20μで1
0分間に1回の糸切れも生しないで紡糸が可能であった
。このピッチ繊維を空気零囲中300℃で不融化した後
、不活性ガス雰囲気中最高到達温度2500℃で焼成し
たものは引張り強度]、 8.4 Ton/cm”、弾
性率5900 Ton/cm”であった。
比較例1 実施例1に用いたものと同一の接触分解重質残油(沸点
415℃以」―」 を丁\I刀スを吹き込みなから41
0°Cて20時間加熱処理した所力11熱処■14(油
の収率は76.7東喰%てあった。この加熱錫1鬼油を
回分式真空蒸留装置にJり底部液体温度/l 10℃、
圧力10丁orrて真空蒸留しノー。このピッチのn−
へブタン可溶分は35重」7%、キノリンネ溶分29.
7平爪%、1−ルエン不溶分624重量%てあった。本
ピッチをノズル孔(’10 、5 mmφの、f’、/
j糸ノズルを用い紡糸温度365°Cてイ容片(紡糸し
、たところ巻取り速度500 m/mjn、繊維直径2
0μで10分間に平均8回の糸切れを生した。このピッ
チ繊維を空気雰囲気中300°Cて不融化しだ後年活性
カス雰囲気中最高到達温Jl 2500°Cて焼成した
ものは引張り強度7. OTon/cm”、弾性率41
00 Ton/cm:Lであった〇 比較例2 実施例1に用いたものと同一の接触弁M重質残油(沸点
4]5°C以上)を410°Cで8時間力11然処理し
た新月熱処理油の収率は89,1止爪%であった。この
加熱処理油を回分式真空蒸留装置により底部液俸渇度/
I00°C1圧力] OTorrで真空蒸留した。この
ピンチのローへブタン可?¥1分は4゜7重置%、キノ
リンネ溶分5.9重量%、トルエン不溶分1196重置
%であった。
本ピーノチをノズル孔径0.5mmφの紡糸ノズルを用
い紡コrN温度362°Cで溶融紡糸したところ巻取り
速度500m/m、in、繊維直径20μで10分間に
平均2回の糸切れを生じた。このピンチflu 1Fを
空気雰囲気中300℃で不融化した後不活性ガス雰囲気
中最高到達温度2500°Cで焼成したものは引張り強
度5.4 Ton/cm”、弾性率5’l)O丁on/
cInであった。
特許出願人 三菱石油株式会社 (他1名) 手続補正書(自発) 昭和58年1月11F4 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示 昭和57年特許願第192384号 2 発明の名称 炭素繊維原料ピッチおよびその製造方法3 補正をする
者 事件との関係  特許出願人 東京都港区虎/閂−丁目2番4号 (599)三菱石油株式会社 4 代理人 〒210 神奈川県用崎市用崎区扇町4−1 (電話 044−344−114]、)5 補正の対象 (1)願書の1−特許法第38条たたし書の規定による
特許出願」の表示の欄。
(2)願書の「特許請求の範囲に記載された発明の数」
の欄。
(3)  明細書の「発明の詳細な説明」の欄。
6 補正の内容 (1)願書に1特許法第38条たたし書の規定による特
許出願」との記載を加入する。
(2)願書の「発明の名称」の欄と、「発明者」の欄の
間に「特許請求の範囲に記載された発明の数2」を加入
する。
(3)明細書第9頁下1:3行 「TOrr以下、系内の液温」とあるを「Torr以下
好ましくは0.5 Torr以下、系内のe、温」と補
正。
(4)明細書第9頁第14行 [低沸点留分を除去するか、この際4とあるを1低沸点
留分を除去する。この場合好ましくは沸点750 ’C
(常圧換算)以下の留分を除去する。すなわち少なくと
も沸点750’C(常圧換算)以上の留分は残留するよ
うに真空蒸留する。この際jと補正。
(5)明細書第9頁第15行 「圧力1.0 Torr以下、系内jとあるを「圧力I
 Q Torr以下好ましくは0.5 ’T、”orr
以下、系内」と補正。
(6)明細書第9頁下から3行目 i−1,Q Torr以下、フラノユンーンjとあるを
l−1,Oi、”orr以下好ましくは0.5 Tar
r以下、フランユノーン]と補正。
(7)明細書第14貞第9行 「真空蒸留してピッチを得た。−jとあるを「真空蒸留
し沸点720 ’C以下の低沸点留分を除去してピンチ
を得た。jと補正。
(8)明細書第15貞第9行〜第10行[圧力03To
rrて真空蒸留してピッチを得た。Aとあるを[圧力0
.3 Tor+で真空蒸留し沸点702°C以下の低沸
点留分を除去してピッチを得た。」と補正。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 つきの性状を有する炭素繊維原料ピッチ。 jl −/\ブタン可溶分     1.0重量%以下
    キノリンネ溶分       7〜18重量%1−ルエ
    ン不溶分      75〜90重景%2重量点410
    ℃以上で硫黄含有量1.5重量%以下の石油系重質残油
    を、加熱処理油の収率が80重重景以」二である条件下
    で加熱処理した後、温度350”0以下で加熱しつつ不
    溶解性物質を分離除去し、次いで圧力1.OTorr以
    下で系内の液温370〜390℃の範囲の条件で真空蒸
    留して低沸点留分を除去することよりなる特許請求の範
    囲第1項記載の炭素繊維原料ピッチの製造方法。 3 特許請求の範囲2において石油系重質油を加圧する
    ことなく温度410〜450°C1加熱時間1〜20時
    間、加熱処理油の収率80重重景以上であるような条件
    下で加熱処理することを特徴とするピッチ製造方法。 4 特許請求の範囲2において加熱処理油を温度200
    〜350°Cで重力もしくは遠心力の作用を利用し、ま
    たはろ過等の手段により不溶fLJT性物質を分離除去
    することを特徴とするピッチ製造方法。 5 特許請求の範囲2において不溶解性物質を分離除去
    した物質を回分式真空蒸留装置により圧力1.0  丁
    orr以下、系内底部液体温度370〜390℃の条イ
    4T−で真空蒸留し低沸点留分を除去することを特徴と
    するピッチ製造方法。 6 特許請求の範囲2において不溶解性物質を分離除去
    した物質を連続式真空蒸留装じにより圧力1.0  T
    orr以下系内フラッシュソーンおよび蒸留塔底部液体
    温度370〜390°Cの条件下で真空蒸留し低沸点留
    分を除去することを特徴とするピッチ製造方法。
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