JPS6134224A - ピツチ系高強度長炭素繊維の製造法 - Google Patents
ピツチ系高強度長炭素繊維の製造法Info
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- JPS6134224A JPS6134224A JP15199984A JP15199984A JPS6134224A JP S6134224 A JPS6134224 A JP S6134224A JP 15199984 A JP15199984 A JP 15199984A JP 15199984 A JP15199984 A JP 15199984A JP S6134224 A JPS6134224 A JP S6134224A
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- Japan
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- pitch
- filament yarn
- bobbin
- fibers
- carbonized
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はピッチ系炭素繊維の製造方法に関するものであ
り、特にピンチを原料として高性能の長炭素繊維を製造
する方法に関するものである。
り、特にピンチを原料として高性能の長炭素繊維を製造
する方法に関するものである。
ピッチ類を原料としてなる、いわゆるピッチ系炭素繊維
は現在市場を独占しているポリアクリロニトリル系の炭
素繊維に比較して安価な原料を用いて製造でき、かつ炭
化収率が高いので注目されている。特に、紡糸用ピッチ
中に光学異方性のメゾフェーズ相を含むメゾフェーズピ
ッチから得られる炭素&llI維は引張強度がポリアク
リロニトリル系と同等の2110kg/−以上といわゆ
る高性能炭素繊維になり得ることから盛んに製造法が研
究されている。
は現在市場を独占しているポリアクリロニトリル系の炭
素繊維に比較して安価な原料を用いて製造でき、かつ炭
化収率が高いので注目されている。特に、紡糸用ピッチ
中に光学異方性のメゾフェーズ相を含むメゾフェーズピ
ッチから得られる炭素&llI維は引張強度がポリアク
リロニトリル系と同等の2110kg/−以上といわゆ
る高性能炭素繊維になり得ることから盛んに製造法が研
究されている。
ピンチ系炭素繊維の製造法には溶融吐出したピッチにガ
ス流を吹付けるとか、又、溶融したピッチを遠心力で1
周辺へ吹出すとかの数メートルに満たない長さの綿状短
繊維へ紡糸後、焼成して製造する方法もある。しかし、
高性能炭素繊維は大部分の用途がプラスチック、炭素材
料、無機材料あるいは金属の軽量にして優れた補強材に
応用されているため何千メートル以上のフィラメントの
3000〜aoooo本の束単位で巻取られたストラン
ドの製造が望まれている。
ス流を吹付けるとか、又、溶融したピッチを遠心力で1
周辺へ吹出すとかの数メートルに満たない長さの綿状短
繊維へ紡糸後、焼成して製造する方法もある。しかし、
高性能炭素繊維は大部分の用途がプラスチック、炭素材
料、無機材料あるいは金属の軽量にして優れた補強材に
応用されているため何千メートル以上のフィラメントの
3000〜aoooo本の束単位で巻取られたストラン
ドの製造が望まれている。
紡糸機の口金で連続溶融紡糸されたピッチ繊維が、最終
製品であるストランド状の長炭素繊維になるまでには少
なくとも以下の工程を経なければならない。
製品であるストランド状の長炭素繊維になるまでには少
なくとも以下の工程を経なければならない。
+11 ピッチ繊維の表面酸化による不融化工程(2
)不融化繊維の高温焼成による炭素化工程(3) 炭
素mtuの超高温焼成による黒鉛化工程(4) いず
れかの段階での合糸工42(5)いずれかの段階でのオ
イリング工程(6) いずれかの段階での表面処理工
程それらの単一工程で、あるいは組み合せた工程で、い
ずれも長繊維を調節された速度で巻出し最後に巻取るこ
とになる。各繊維の流れる速度は工程により異なるが、
いずれにしでも張力を機械的に検知し、駆動速度を制御
する必要がある。
)不融化繊維の高温焼成による炭素化工程(3) 炭
素mtuの超高温焼成による黒鉛化工程(4) いず
れかの段階での合糸工42(5)いずれかの段階でのオ
イリング工程(6) いずれかの段階での表面処理工
程それらの単一工程で、あるいは組み合せた工程で、い
ずれも長繊維を調節された速度で巻出し最後に巻取るこ
とになる。各繊維の流れる速度は工程により異なるが、
いずれにしでも張力を機械的に検知し、駆動速度を制御
する必要がある。
上記工程中、連続的にピッチ繊維及び不融化繊維を製造
する技術は極めて難しい技術である。何故なら、ピッチ
繊維、不融化繊維共にその引張強度がたかだか4 kr
/ *4、伸度が1%以下と小さく、繊維直径を15
μmにすると一本の糸の強度は1gもないのである。も
ちろん、糸は紡糸後口全孔数分だけ簗束され束として扱
われるので絶対強度は上るが、全ての糸にまったく同等
に張力がかかるわけではないので、相変らず一本の糸強
度が極めて低い故の問題は解消されない。また、両繊維
共に未だ硬度が低く、糸の取扱い中傷がつき易く、一旦
ついた傷が炭化後拡大して糸物性に悪しき影響を与える
。それ故に、これらの工程に於て張力を検知しつつ巻出
し、また巻取る連続操作は困姓なのである。
する技術は極めて難しい技術である。何故なら、ピッチ
繊維、不融化繊維共にその引張強度がたかだか4 kr
/ *4、伸度が1%以下と小さく、繊維直径を15
μmにすると一本の糸の強度は1gもないのである。も
ちろん、糸は紡糸後口全孔数分だけ簗束され束として扱
われるので絶対強度は上るが、全ての糸にまったく同等
に張力がかかるわけではないので、相変らず一本の糸強
度が極めて低い故の問題は解消されない。また、両繊維
共に未だ硬度が低く、糸の取扱い中傷がつき易く、一旦
ついた傷が炭化後拡大して糸物性に悪しき影響を与える
。それ故に、これらの工程に於て張力を検知しつつ巻出
し、また巻取る連続操作は困姓なのである。
本発明者らは、かかる欠点のない製造法を鋭意検討した
結果、メゾフェーズピッチから高強度で長炭素繊維が得
られることに着目し、本発明に到達した。即ち、本発明
は紡糸用メゾフェーズピッチを、溶融紡糸したピッチ繊
維ボビンに巻取るか、容器内に振り取り、ボビンあるい
は容器のまま回分式に不融化後500〜800℃で、不
活性雰囲気下に回分式に一次炭化し、−火災化繊維をボ
ビンあるいは容器から連続的に巻出し、次いで1000
〜1800℃で二次炭化し、場合によっては更に200
0〜3000℃で黒鉛化後、連続的に巻取ることを特徴
とするピッチ系高強度長炭素繊維の製造法に関するもの
である。
結果、メゾフェーズピッチから高強度で長炭素繊維が得
られることに着目し、本発明に到達した。即ち、本発明
は紡糸用メゾフェーズピッチを、溶融紡糸したピッチ繊
維ボビンに巻取るか、容器内に振り取り、ボビンあるい
は容器のまま回分式に不融化後500〜800℃で、不
活性雰囲気下に回分式に一次炭化し、−火災化繊維をボ
ビンあるいは容器から連続的に巻出し、次いで1000
〜1800℃で二次炭化し、場合によっては更に200
0〜3000℃で黒鉛化後、連続的に巻取ることを特徴
とするピッチ系高強度長炭素繊維の製造法に関するもの
である。
本発明に云うメゾフェーズピッチは、石炭タールピッチ
、石油ピッチ、天然アスファルトおよび工業住産に際し
て副生されるピッチ状物質を原料として、場合によって
はさらに化学処理したピッチを熱重(縮)合して得られ
る。該メゾフェーズピッチは一般には偏光顕微鏡観察下
に光学異方性を示す液晶を含むピッチ組成物てあり、特
に炭化後の断面構造を決定する配向が紡糸時に生起する
ものが好ましい。
、石油ピッチ、天然アスファルトおよび工業住産に際し
て副生されるピッチ状物質を原料として、場合によって
はさらに化学処理したピッチを熱重(縮)合して得られ
る。該メゾフェーズピッチは一般には偏光顕微鏡観察下
に光学異方性を示す液晶を含むピッチ組成物てあり、特
に炭化後の断面構造を決定する配向が紡糸時に生起する
ものが好ましい。
このようなメゾフェーズピンチの一例としてFCCデカ
ントオイルを熱重合して得られるほとんど異方性相のみ
からなるメゾフェーズピッチ;石炭系あるいは石油系ピ
ンチをテトラヒドロキノリンの如き還元性溶剤で処理し
た後熱重合して得られ、主として等方性相より成るが、
紡糸後の焼成工程で容易にメゾフェーズになるプリメゾ
フェーズピンチ;等方性ピッチを水素還元処理した後熱
重合して得られる等方性相を含むメゾフェーズとフチ;
等方性ピッチをキノリン、アントラセンオイルなど高沸
点良溶剤で高温熱処理した後、熱重合して得られる等方
性相を含むメゾフェーズピッチ;異方性ピッチをテトラ
ヒドロキノリンの如き還元性溶剤で処理したメゾフェー
ズピッチおよび異方性ピッチをペンケーザー還元処理し
て得られ、紡糸時の応力下に容易にメゾフェーズとなる
ドーマントメゾフェーズピンチなどがあげられる。尚、
良好な紡糸用ピッチを得るために、各ピッチは最適の物
性値を持つよう調整されるのが好ましい。
ントオイルを熱重合して得られるほとんど異方性相のみ
からなるメゾフェーズピッチ;石炭系あるいは石油系ピ
ンチをテトラヒドロキノリンの如き還元性溶剤で処理し
た後熱重合して得られ、主として等方性相より成るが、
紡糸後の焼成工程で容易にメゾフェーズになるプリメゾ
フェーズピンチ;等方性ピッチを水素還元処理した後熱
重合して得られる等方性相を含むメゾフェーズとフチ;
等方性ピッチをキノリン、アントラセンオイルなど高沸
点良溶剤で高温熱処理した後、熱重合して得られる等方
性相を含むメゾフェーズピッチ;異方性ピッチをテトラ
ヒドロキノリンの如き還元性溶剤で処理したメゾフェー
ズピッチおよび異方性ピッチをペンケーザー還元処理し
て得られ、紡糸時の応力下に容易にメゾフェーズとなる
ドーマントメゾフェーズピンチなどがあげられる。尚、
良好な紡糸用ピッチを得るために、各ピッチは最適の物
性値を持つよう調整されるのが好ましい。
該紡糸用メゾフェーズピッチの紡糸は、基本的には熔融
したピッチが細孔を有する口金を通過させることによっ
て行われる。一般に生産性の高い紡糸機では100孔以
上の孔を有する口金と、そこへ熔融ピッチを連続的に供
給するギアポンプおよび/あるいはスクリューが設備さ
れている。
したピッチが細孔を有する口金を通過させることによっ
て行われる。一般に生産性の高い紡糸機では100孔以
上の孔を有する口金と、そこへ熔融ピッチを連続的に供
給するギアポンプおよび/あるいはスクリューが設備さ
れている。
ピッチ繊維は、それが炭化後高強度炭素繊維になるには
糸径が20μm以下でなければならないから、口金から
吐出直後に物理的に延伸される。延伸方法はピッチ繊維
の収納方法と関連しており、以下の方法がある。
糸径が20μm以下でなければならないから、口金から
吐出直後に物理的に延伸される。延伸方法はピッチ繊維
の収納方法と関連しており、以下の方法がある。
tll ボビンに巻取る方法
+11−1 高速に回転する円筒の線速度と、ピッチ
の吐出速度の比により延伸をかけ、延伸された糸を同じ
円筒に巻取る。
の吐出速度の比により延伸をかけ、延伸された糸を同じ
円筒に巻取る。
fl+−2上述と同様にするが、延伸された糸は違う円
筒に巻取る。
筒に巻取る。
(2)容器に振取る方法
(21−1高速回転体に接触させるかあるいはジェット
気流により延伸させ、延伸された糸を円筒(ケンス)に
振取る。ピッチ繊維は円筒内壁に巻取られてもよく、ま
た、ラセン状に積み重ねられても良い。
気流により延伸させ、延伸された糸を円筒(ケンス)に
振取る。ピッチ繊維は円筒内壁に巻取られてもよく、ま
た、ラセン状に積み重ねられても良い。
(21−2上述と同様にするが、延伸された糸を平たい
パン上に振取る。゛ 本発明では、各収納されたピッチ繊維は、その形態のま
まで次の不融化及び−火災化工程へ供されるので、ボビ
ン、円筒あるいはパンは金網、焼結粉末冶金板あるいは
黒鉛の知き通気性があり、かつ耐熱性の良い材質で製作
される方が良い。
パン上に振取る。゛ 本発明では、各収納されたピッチ繊維は、その形態のま
まで次の不融化及び−火災化工程へ供されるので、ボビ
ン、円筒あるいはパンは金網、焼結粉末冶金板あるいは
黒鉛の知き通気性があり、かつ耐熱性の良い材質で製作
される方が良い。
本発明に云う“回分式”とは、繊維を少なくとも無限の
長さではなく、ボビンあるいは収納された容器内での一
本の長さで処理するとの意である。
長さではなく、ボビンあるいは収納された容器内での一
本の長さで処理するとの意である。
炉の中に、ボビンやケンスが入れられ、不融化ある゛い
は一次炭化プログラムに従い昇温かつ降温される。不融
化は炭化温度で溶融あるいは融着しないようにピッチ繊
維の融点を上げるべく、表面を酸化架橋させる工程であ
る。一般に、300℃前後の温度で空気酸化により行わ
れるが、もらろんピッチ繊維の収納形態によって不融化
条件は異なる。
は一次炭化プログラムに従い昇温かつ降温される。不融
化は炭化温度で溶融あるいは融着しないようにピッチ繊
維の融点を上げるべく、表面を酸化架橋させる工程であ
る。一般に、300℃前後の温度で空気酸化により行わ
れるが、もらろんピッチ繊維の収納形態によって不融化
条件は異なる。
しかし、いずれも全ピッチ繊維の表面に空気が行き亘る
よう熱的条件も炉の様式も工夫する必要がある。
よう熱的条件も炉の様式も工夫する必要がある。
本発明での不融化ai維の炭化は焼成温度500〜80
0℃で低温炭化(−次炭化と称す)し、次に1000〜
1800℃で高温炭化(二次炭化と称す)することによ
り行われる。
0℃で低温炭化(−次炭化と称す)し、次に1000〜
1800℃で高温炭化(二次炭化と称す)することによ
り行われる。
尚、不融化繊維をボビンに巻き取られるか、容器に振り
取られたままに一次炭化せずに一気に1000〜180
0℃の二次炭化した場合には、 (])シばしば糸切れが起る。特にボビン巻きのままの
炭化では外周付近の糸が切れ易く、内周付近の糸が崩れ
易い。
取られたままに一次炭化せずに一気に1000〜180
0℃の二次炭化した場合には、 (])シばしば糸切れが起る。特にボビン巻きのままの
炭化では外周付近の糸が切れ易く、内周付近の糸が崩れ
易い。
(2) ボビン及び容器にかかる高温によく耐える材
質が黒鉛と限られた金属のみである。
質が黒鉛と限られた金属のみである。
(3) ボビン及び容器に収納されたままの形状(カ
ーリング)が残り、炭素繊維の物性を低下させる。
ーリング)が残り、炭素繊維の物性を低下させる。
等々の欠点がある。
一方、不融化繊維を500〜800℃で一次炭化するこ
′ とにより (])−次炭化繊維の引張強度がピッチ繊維あるいは不
融化繊維の約10倍である4 0 kg / vj程度
、伸度が約5倍の3%程度に達する。
′ とにより (])−次炭化繊維の引張強度がピッチ繊維あるいは不
融化繊維の約10倍である4 0 kg / vj程度
、伸度が約5倍の3%程度に達する。
(2) ボビンや容器に収納されたまま一次炭化して
も、糸切れはほとんど起らず、糸の崩れもみられない。
も、糸切れはほとんど起らず、糸の崩れもみられない。
(3)−火災化程度の温度であれば、ステンレスを始め
多くの材質が耐え得る。
多くの材質が耐え得る。
(4)−火災化繊維にはカーリングが残るが、連続的に
二次炭化すると解除される。
二次炭化すると解除される。
(5)−火災化繊維を張力を検知しつつ連続的に巻出す
ことができる。
ことができる。
等々のメリットがある。
本発明に於ける一次炭化は不活性雰囲気下に500〜8
00℃、好ましくは550〜700℃−の〜溢俟−で行
われる。
00℃、好ましくは550〜700℃−の〜溢俟−で行
われる。
かかる温度が500℃未満では繊111.強度が不足す
るし、又、800℃を越えると収納容器の選択が困難と
なる欠点がある。尚、炭化炉の初期温度及び昇温速度は
、ピッチ繊維の収納形感に合せて様々に変え得る。又、
不融化繊維は収納された形態のままで回分式に焼成され
、−次炭化される。
るし、又、800℃を越えると収納容器の選択が困難と
なる欠点がある。尚、炭化炉の初期温度及び昇温速度は
、ピッチ繊維の収納形感に合せて様々に変え得る。又、
不融化繊維は収納された形態のままで回分式に焼成され
、−次炭化される。
その際、800℃まで加熱できる炉中にピンチ繊維を入
れ、まず空気雰囲気下に不融化し、次に窒素ガスの如き
不活性ガス雰囲気下に一次炭化するのが取扱いに譲る繊
維の損傷を防ぐので好ましい、而して得られる一次炭化
繊維はかなりの引張強度と伸度を持つので、何個かのボ
ビンあるいは容器から取出しつつ合糸できる。また、工
程油剤や表面改質剤をコートすることも可能である。
れ、まず空気雰囲気下に不融化し、次に窒素ガスの如き
不活性ガス雰囲気下に一次炭化するのが取扱いに譲る繊
維の損傷を防ぐので好ましい、而して得られる一次炭化
繊維はかなりの引張強度と伸度を持つので、何個かのボ
ビンあるいは容器から取出しつつ合糸できる。また、工
程油剤や表面改質剤をコートすることも可能である。
本発明での二次炭化は、1000〜1800℃に昇温し
た炉の中へ連続的に一次炭化繊維を通して行われる。炉
中の繊維が切れたり、たるまないよう糸束の張力を検知
しつつ巻出しかつ巻取る。又、限られた長さの、回分式
に一次炭化された糸束からでも合糸しながら炭化するこ
とにより連続的な二次炭化繊維を得ることができる。
た炉の中へ連続的に一次炭化繊維を通して行われる。炉
中の繊維が切れたり、たるまないよう糸束の張力を検知
しつつ巻出しかつ巻取る。又、限られた長さの、回分式
に一次炭化された糸束からでも合糸しながら炭化するこ
とにより連続的な二次炭化繊維を得ることができる。
該炭化ta維は必要であれば2000〜3000℃に加
熱して黒鉛化される。得られる黒鉛化繊維は二次炭化繊
維より引張強度も弾性率も向上する傾向がある。尚、−
火災化繊維をいきなり黒鉛化することも可能である。
熱して黒鉛化される。得られる黒鉛化繊維は二次炭化繊
維より引張強度も弾性率も向上する傾向がある。尚、−
火災化繊維をいきなり黒鉛化することも可能である。
コールタールピッチを水素ガス100 kg/eIll
下、赤泥を触媒にして380℃で加熱処理した。t!後
還元されたピンチに450℃で窒素ガスを吹込みながら
熱重合し、紡糸用メゾフェーズピッチを得た。その軟化
点は256℃であった。
下、赤泥を触媒にして380℃で加熱処理した。t!後
還元されたピンチに450℃で窒素ガスを吹込みながら
熱重合し、紡糸用メゾフェーズピッチを得た。その軟化
点は256℃であった。
該紡糸用ピッチ400gをギアポンプ加圧式紡糸機に入
れ、8個の直pI!o、3龍(L/D−2)の孔を有す
口金をセットし、360℃に加熱した。吐出したピッチ
繊維をフィードローラー4個で延伸し、エアサッカーで
収束し、直径300m5ilIさ300鴇の100メツ
シユステンレス金網が取り付けられ、しかも1額厚さの
パンチングしたステンレス板で補強され、高速回転して
いるケンス内壁に巻き取った。エアサッカーの吐出口は
200期幅で上下運動させた。このピッチ繊維は平均直
径14μmであり、一本の引張強度は2.8 kg /
mj、−束の絶対引張強度は2.9 g Lかなかっ
た。内壁の巻厚は18顛であった。
れ、8個の直pI!o、3龍(L/D−2)の孔を有す
口金をセットし、360℃に加熱した。吐出したピッチ
繊維をフィードローラー4個で延伸し、エアサッカーで
収束し、直径300m5ilIさ300鴇の100メツ
シユステンレス金網が取り付けられ、しかも1額厚さの
パンチングしたステンレス板で補強され、高速回転して
いるケンス内壁に巻き取った。エアサッカーの吐出口は
200期幅で上下運動させた。このピッチ繊維は平均直
径14μmであり、一本の引張強度は2.8 kg /
mj、−束の絶対引張強度は2.9 g Lかなかっ
た。内壁の巻厚は18顛であった。
該ピッチ繊維を巻き取りたケンスを通風式不融化炉の中
へ入れ、室温から5℃/分で200℃、そこから2℃/
分で300℃に昇温した後、300℃で30分間保持し
た。
へ入れ、室温から5℃/分で200℃、そこから2℃/
分で300℃に昇温した後、300℃で30分間保持し
た。
この不融化後も糸の切断や崩れはなかった。
次に該ケンスを窒素ガスを充満した600ts角の内の
りを持つ高温乾m機に入れ、完全に空気がW、換された
ことを確認した後、室温から50℃/分で600℃まで
昇温し、600℃で5分間保持して一次炭化した。−火
炎化後もケンスに巻いた糸の切断や崩れは認められなか
った。
りを持つ高温乾m機に入れ、完全に空気がW、換された
ことを確認した後、室温から50℃/分で600℃まで
昇温し、600℃で5分間保持して一次炭化した。−火
炎化後もケンスに巻いた糸の切断や崩れは認められなか
った。
得られた一次炭化繊維は直径11μmであり、一本の引
張強度は43.2 kg/wj、−束の絶対引張強度は
21.5 gであった。この−次炭化したケンスをこの
他に4個準備し、各ケンスと定速で回転する直径300
fi、長さ300簡の巻取りケンス間の張力をダンサ−
ローラーで検知し、巻出しケンスのモーターを調整し、
5本を1束へ合糸しつつ巻取った。
張強度は43.2 kg/wj、−束の絶対引張強度は
21.5 gであった。この−次炭化したケンスをこの
他に4個準備し、各ケンスと定速で回転する直径300
fi、長さ300簡の巻取りケンス間の張力をダンサ−
ローラーで検知し、巻出しケンスのモーターを調整し、
5本を1束へ合糸しつつ巻取った。
更に、このケンス8個と定速で回転する直径300鶴、
長さ300m1の巻取リケンスの間の張力をダンサ−ロ
ーラーで検知し、巻出しケンスを調整しつつ40本で一
束の−欠失化FJ Y4tを窒素ガスを充填し1200
℃に加熱した均熱炉長が600籠の炭化炉心管中へ20
顛/分の速度で通した。この二次炭化繊維は直径10μ
mであり、一本の引張強度は212kg/mj、弾性率
14.2)ン/1仁伸度は1.5%であった。
長さ300m1の巻取リケンスの間の張力をダンサ−ロ
ーラーで検知し、巻出しケンスを調整しつつ40本で一
束の−欠失化FJ Y4tを窒素ガスを充填し1200
℃に加熱した均熱炉長が600籠の炭化炉心管中へ20
顛/分の速度で通した。この二次炭化繊維は直径10μ
mであり、一本の引張強度は212kg/mj、弾性率
14.2)ン/1仁伸度は1.5%であった。
Claims (1)
- 紡糸用メゾフェーズピッチを溶融紡糸したピッチ繊維を
、ボビンに巻取るか容器内へ振り取り、その巻取形態の
まま回分式に不融化後500〜800℃で不活性雰囲気
下に回分式に一次炭化し、一次炭化繊維をボビンあるい
は容器から連続的に巻出し、次いで1000〜1800
℃で二次炭化し、場合によっては更に2000〜300
0℃で黒鉛化後連続的に巻取ることを特徴とするピッチ
系高強度長炭素繊維の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15199984A JPS6134224A (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | ピツチ系高強度長炭素繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15199984A JPS6134224A (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | ピツチ系高強度長炭素繊維の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6134224A true JPS6134224A (ja) | 1986-02-18 |
Family
ID=15530851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15199984A Pending JPS6134224A (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | ピツチ系高強度長炭素繊維の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6134224A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63120113A (ja) * | 1986-11-07 | 1988-05-24 | Kashima Sekiyu Kk | ピツチ系炭素繊維 |
EP0338212A2 (en) * | 1988-02-22 | 1989-10-25 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Ultra-high modulus and high tensile strength carbon fibre |
-
1984
- 1984-07-24 JP JP15199984A patent/JPS6134224A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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