JPH01208530A - 車両の加速スリップ制御装置 - Google Patents

車両の加速スリップ制御装置

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JPH01208530A
JPH01208530A JP63033740A JP3374088A JPH01208530A JP H01208530 A JPH01208530 A JP H01208530A JP 63033740 A JP63033740 A JP 63033740A JP 3374088 A JP3374088 A JP 3374088A JP H01208530 A JPH01208530 A JP H01208530A
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acceleration slip
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/175Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel spin during vehicle acceleration, e.g. for traction control

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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両加速時に駆動輪に発生する加速スリップ
を抑制する車両の加速スリップ制御装置に関する。
[従来の技術] 従来より、車両の加速スリップ制御装置の一つとして、
特開昭62−67257号により、駆動輪に加速スリッ
プが発生した時、スロットルパル、 ブの開・閉制御及
び点火時期の遅角制御を行ない、これによって内燃機関
の出力トルクを抑制して駆動輪の回転を制御する装置が
提案されている。
この種の装置は、加速スリップ制御をスロ・ントルバル
ブの開閉制御又は点火時期の遅角制御のみ□によらで行
なった場合に発生する問題、即ち、■ スロ・ントルバ
ルブの開閉制御では開閉制御実行後、その開度に応じた
空気量で内燃機関が運転される迄に時間がかかり、加速
スリップ発生後内燃機関の出力トルクを速やかに低下し
て駆動輪の回転を抑制することができないといった制御
の応答性の問題、 ■ 点火時期の遅角制御では、内燃機関の出力トルクを
制御し得る範囲が狭く、雪道等の摩擦係数の低い路面で
は内燃機関の出力トルクをスリップ発生限界内に抑える
ことができず、良好な加速スリップ制御が実行できない
といった制御範囲の問題、 を各制御が互いに補い合って加速スリップ制御を実行す
るので、駆動輪に発生した加速スリップを、応答性よく
しかも広範囲な運転条件下で良好に抑制することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが上記従来の装置では、駆動輪に加速スリップが
発生し、その後加速スリップが発生しなくなるまでの間
、上記両制御が継続して実行されるので、内燃機関の運
転に悪影響を与えることがあった。
つまり点火時期の遅角制御は、内燃機関の出力トルクを
速やかに抑制することはできるものの、長時間実行する
と排気温が上昇するといった問題があり、上記従来のよ
うにこの制御を加速スリップ制御実行中継続して実行す
ると、排気温度の上昇によって排気系に設けられた排気
浄化用の触媒を劣化させてしまうとか、排気温上昇時に
内燃機関への燃料供給量を増加して排気温を低下させる
ように構成された内燃機関では燃費が悪化する、といっ
た問題が発生するのである。
また内燃機関の出力トルクを速やかに抑制するには、上
述の点火時期の遅角制御の他にも、各気筒への燃料供給
を間引きすることによっても行なうことができるが、こ
のような制御では内燃機関に回転変動が発生するので、
上記従来の装置の点火時期制御を燃料供給制御に置き換
えても内燃機関の運転に悪影響を与えてしまう。
そこで本発明は、内燃機関の出力トルクを速やかに抑制
できる点火時期制御等の機関出力制御と、制御の応答性
は悪いが内燃機関の出力トルクを広範囲に制御可能なス
リ・ントルバルブの開閉制御とにより駆動輪の加速スリ
ップを制御する装置に於て、加速スリップ制御実行時に
内燃機関を安定して良好に運転することができるように
することを目的としてなされた。
、[課題を解決するための手段] 即ち上記目的を達するためになされた本発明は、第1図
に例示する如く、 車両加速時に駆動輪M1に発生する加速スリップを検出
する加速スリップ検出手段M2と、該加速スリップ検出
手段M2で駆動輪M1の加速スリップが検出されたとき
、駆動輪M1と路面との摩擦力が大きくなるように、駆
動輪M1の回転を制御する加速スリップ制御手段M3と
、を備えた車両の加速スリップ制御装置であって、上記
加速スリップ制御手段M3が、 加速スリップ検出後、加速スリップが発生しなくなるま
での間、駆動輪M1を駆動する内燃機関M4のスロット
ルバルブM5の開度を制御するスロットル開度制御手段
M6と、 該スロットル開度制御手段M6の動作開始後、所定期間
、点火時期又は燃料供給量を制御して内燃機関M4の出
力トルクを抑制する機関出力抑制手段M7と、 を備えたことを特徴とする車両の加速スリップ制御装置
を要旨としている。
[作用コ− 以上のように構成された本発明の加速スリ・ンプ制御装
置においては、車両加速時に加速スリップ検出手段M2
が駆動輪M1に発生した加速スリ・ンプを検出すると、
加速スリップ制御手段M3のスロットル開度制御手段M
6及び機関出力抑制手段M7が作動する。すると内燃機
関M4の出力トルクは、応答性の高い機関出力抑制手段
M7の作動によって低下し始め、これに伴い駆動輪M1
の回転が低下する。次に所定期間経過すると、機関出力
抑制手段M7の動作が停止し、機関出力抑制手段M7に
よる内燃機関M4の出力トルクの抑制制御は終了するが
、このとき内燃機関M4にはスロットル開度制御手段M
6の動作によって加速スリップ発生時より少ない量の空
気量が吸入されているので、内燃機関の出力トルクはス
ロットル開度制御手段M6の動作によって抑制され、駆
動輪M1の回転速度が継続して抑制制御される。
即ち本発明の加速スリップ制御装置では、加速スリップ
発生直後で、スロットル開度制御手段M6によって内燃
機関M4の出力トルクを抑制できない期間にのみ、機関
出力抑制手段M7による応答性の高い機関出力制御を実
行することで、内燃機関に排気温上昇等の悪影響を4え
ることなく車両の加速スリップを抑制するよう構成され
ているのである。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
第2図は実施例の加速スリップ制御装置を備えた後輪駆
動車両の構成を衷わず概略構成図である。
尚本実施例では、加速スリップ発生時に、上述のスロッ
トルバルブの開閉制御と、点火時間及び燃料供給量を制
御する機関出力制御と、により内燃機関の出力トルクを
抑制する内燃機関の出力制御を実行する他、駆動輪のブ
レーキ装置を駆動して駆動輪の回転を直接抑制するブレ
ーキ制御を併せて実行するようにされている。
第2図に示す如く本実施例の車両には、ブレーキマスク
シリンダ2と遊動輪である左右前輪3゜4のホイールシ
リンダ5,6及び駆動輪である左右後輪7.8のホイー
ルシリンダ9,10との間に、油圧源11.アンチスキ
ッド制御用油圧回路12及び加速スリップ制御用油圧回
路13が備えられている。
ブレーキマスクシリンダ2の第1油圧室2aから左右前
輪3.4のホイールシリンダ5,6に至るブレーキ油圧
回路には、左右前輪アンチスキッド制御用容量制御弁1
4.15が配設されている。
またブレーキマスクシリンダ2の第2油圧室2bから左
右後輪7,8のホイールシリンダ9,10に至るブレー
キ油圧回路には、プロポーショナルバルブ16、後輪ア
ンチスキッド制御用容量側i卸弁17、並列に配設され
た第1ソレノイドバルブ18と逆止弁19、及び加速ス
リップ制御用容量制御弁20が設e−Jられている。
アンチスキッド制御時には、第1ソレノイドバルブ18
は励磁されないで図示の位置にあるため、後輪アンチス
キッド制御用容量制御弁17と加速スリップ制御用容量
制御弁20とは連通状態に保たれる。また、加速スリッ
プ制御用容量制御弁20の制御人力ボート20aと直列
に配設された第2ソレノイドバルブ21、第3ソレノイ
ドバルブ22が励磁されないで共に図示の位置にあるた
め、上記加速スリップ制御用容量制御弁20の制御油圧
室20bは油圧源11のリザーバ23と連通状態に保た
れる。従って加速スリップ制御用容量制御部弁20のピ
ストン20cは、スフ゛リング20dの付勢によって図
示の位置に保たれる。このとき上記後輪アンチスキッド
制御用容量制御弁17は、その第1制御人カポ−) 1
7aに連通ずる後輪第1切換弁24と該後輪第1切換弁
24に直列接続された後輪第2切換弁25との励磁・非
励磁の鉗合せにより、 (A1)油圧源11のポンプ駆動モータ2Gにより駆動
されるポンプ27及びその油圧を蓄積するアキュムレー
タ2日からの油圧をブレーキ操作量に応じた油圧に変換
するレギュレータ29の出カポ−)29aと、上記第1
制御人力ボート17aとの連通状態。
(A2)第1制御人力ボート17a、レギュレータ29
、リザーバ23の各々との遮断状態。
(A3)第1制御人カポ−)17aとリザーバ23との
連通状態。
の3状態に変化する。
一方第2制御人カポー+−17bは、レギュレータ2つ
の出力ボート29aと當時連通ずる。
従って、上記3状態に対応して後輪アンチスキッド制御
用容量制御弁17は次のように作動する。
即ち、第1制御人力ボート17aを有する第1油圧室1
7c内の圧力が増圧(A1)、保持(A2)又は減圧(
A3)され、この第1油圧室17C内の圧力に応じてブ
レーキ油圧室17dの容量が変化する。これにより後輪
アンチスギラド制御用容量制御弁17は第1ソレノイド
バルブ18又は逆止弁19を介して左右後輪ホイールシ
リンダ9.10内の圧力を増圧(A1)、保持(A2)
又は減圧(A3)する。
尚左前輪第1、第2切換弁30,31、右前輪第1、第
2切換弁32.33の励磁、非励磁により、左右前輪ア
ンチスキッド制御用容量制御弁14.15も左右前輪ホ
イールシリンダ5.6に対して同様に作用する。また上
記のような6第1、第2切換弁24. 25.30. 
31. 32. 33の励磁・非励磁は、図示しないア
ンチスキッド肋間装置により行なわれる。
次に加速スリ・シブ制御実行時には、上記第1ソレノイ
ドバルブ1日が励磁されて第2図の右側に示す位置に切
り替わり連通を遮断する。このため、第1ソレノイドバ
ルブ18と逆止弁19とにより、後輪アンチスキッド制
御用容量制御弁17と加速スリップ制御用容量制御弁2
0との連通が遮断される。このとき、上記加速スリップ
制御用容量制御弁20は、その制御人力ボート20aに
連通する第2、第3ソレノイドバルブ21.22の励磁
・非励磁の絹合せにより、 (B1)アキュムレータ2日と制御人力ボート20aと
の連通状態。
(B2)アキュムレータ2日と制御人力ボート20aと
の紋り弁を介した連通状態。
(B3)リザーバ23と制御入力ボート20aとの紋り
弁を介した連通状態。
(B4) リザーバ23と制御人力ボート20aとの連
通状態。
の4状態に変化する。
従って、上記各状態に対応して加速スリップ制御用容量
制御弁20は次のように作動する。
即ち、制御人力ボート20aを有する制御油圧室2Ob
内の圧力が増圧(B1)、除々に増圧(B2)、徐々に
減圧(B3)、又は減圧(B4)されることにより該制
御油圧室20bの容積が変化し、ピストン20cがスプ
リング20dの付勢に抗して第2図の左右方向に移動す
る。これにより、ブレーキ油圧室20eの出力ボート2
Ofから油圧が左右後輪ホイールシリンダシリンダ9゜
10に供給される。従って、左右後輪のホイールシリン
ダ9.10内の圧力を増圧(B1)、徐々に増圧(B2
)、徐々に減圧(B3)、又は減圧(B4)する。
こうした後輪のブレーキ制御は、加速スリップ制御回路
40が加速スリップ発生時に第1〜第3ソレノイドバル
ブ18.21.22及びポンプ駆動モータ26を駆動制
御することによって行なわれる。
即ち加速スリップ制御回路40には、ブレーキペダル4
4aの操作の有無に応じてオン◆オフ信号を出力するペ
ダルスイッチ44、左前輪3の回転速度を検出する左前
輪回転速度センサ45、右前輪4の回転速度を検出する
右前輪速度センサ46、左右後輪の回転速度を検出する
後輪回転速度センサ47、内燃機関4日の回転速度を検
出する回転速度センサ49、及び、車両運転者がアクセ
ルペダル50を操作することによって開閉される内燃機
関4日の主スロツトルバルブ51の開度を検出するスリ
・ントルポジションセンサ52、からの検出信号が人力
され、加速スリップ制御回路40は各センサからの検出
信号に基づき左右後輪の加速スリップ状態を検出して、
上記後輪のブレーキ制御を実行するのである。
また加速スリップ制御回路40には、内燃機関4日の吸
気通路に上記主スロツトルバルブ51とは別に設けられ
たサブスロットルバルブ54を駆動する駆動モータ55
、及び内燃機′関4日の点火時期及び燃料噴射量を制御
するエンジン制御回路57が接続され、加速スリップ発
生時に、サブスロットルバルブ54の開閉制御や、内燃
機関48の点火時期及び燃料噴射量を制御する出力トル
ク制御を実行できるようにされている。
尚エンジン制御回路57は、CPLI、ROM、RAM
等を中心に論理演算回路として構成され、内燃機関48
の運転状態を検出する各種センサからの・検出信号を受
け、その検出結果に応じて点火装置5日から点火プラグ
58aへの高電圧発生タイミング(即ち点火時期)や、
燃料噴射弁59の開弁時間(燃料噴射量)を制御する周
知のもので、加速スリップ制御回路40は加速スリ・ン
プ発生時にこのエンジン制御回路57にトルク制御実行
信号を出力して、点火時間の遅角制御及び内燃機関4日
への燃料カット制御を実行させる。
次に加速スリップ制御回路40は、第3図に示す如く、
エンジン制御回路57と同様、CPU40 a、  R
0M40 b、 RAM40 c、バックアツプRAM
40d等を中心に論理演算回路として構成され、コモン
バス40eを介して人力ボート40f及び出力ボート4
0gに接続されて外部との人出力を行なう。
既述したペダルスイッチ44、回転速度センサ49及び
スロットルポジションセンサ52の検出信号は直接、ま
た左右前輪と後輪の回転速度センサ45.46.47の
検出信号は波形成形回路40hを介して、各々人カポ−
)4OfからCPU40aに人力される。
また、既述した第1〜第3ソレノイドバルブ18、 2
1. 22.ポンプ駆動用モータ26.及びサブスロッ
トルバルブ用の駆動モータ55の駆動回路401.40
j、、40に、40m54Onも備えられ、CP U 
40 aは出力ボート40gを介して上記各駆動回路4
0i、40j、401(,40m、4Onに制御信号を
出力する。尚出力ボート40gにはエンジン制御回路5
7も接続され、上述のようにトルク制御実行信号を出力
して点火時間の遅角制御や燃料カット制御の実行指令を
行えるようにされている。
次に上記のように構成された加速スリップ制御回路40
で実行される加速スリップ制御、及びエンジン制御回路
57側で実行される加速スリップ制御のための内燃機関
48の出力トルク制御について、第4図〜第7図のフロ
ーチャートに基づき説明する。
尚本実施例では、加速スリップ発生後加速スリップが抑
制されるまでの間サブスロットルバルブ54の開閉制御
を継続して実行し、加速スリップ発生直後のように駆動
輪のスリップ状態が大きくなったときにブレーキ制御を
実行し、更に加速スリップ発生直後にのみエンジン制御
装置57を介して内燃機関4日の出力トルク制御を行な
うようにされている。
第4図は加速スリップ制御回路40で実行されるサブス
ロットルバルブ54の開閉制御を表わすフローチャート
で、 (A)は所定時間毎に実行されるサブスロットル
バルブ54の制御量算出処理、(B)は同じく所定時間
毎に実行されるサブスロットルバルブ54の駆動処理を
表わしている。
第4図(A)に示す如く、サブスロットルバルブ54の
制御量算出処理では、まずステップ100にて左右前輪
及び後輪回転速度センサ45,46.47より検出信号
を人力し、車体速度VFと又はそのうち大きい方の値に
前輪の周囲長を乗じ次にステップ110では、上記算出
された車体速度VFより、次式(1)、(2)を用いて
当該開閉制御のための制御基準値VSと、後述のブレー
キ制御のための制御基準値VBと、を算出する。
VS=VF−a 1   −(1) VB=VP −a 2    −(2)ここでal、a
2はともに1以上の定数であり、al<a2である。そ
してこれら基準値のうち■Sは当該加速スリップ制御に
於て駆動輪7.8の目標周速度となるため、その値が路
面に対する駆動力が最も大きくなるように、alは1.
12〜1.20程度の値が選はれる。尚この両制御基準
値VS、VBは上式(1)、(2)の代わりに次の(3
)。
(4)式で定めてもよい。
VS=VF+b 1    ・・・(3)VB=VF+
b2    ・・・(4)ここで0<b 1<b2であ
る。
次にステップ120では、後述の処理で当該サブスロッ
トルバルブの開閉制御開始時にセットされる開閉制御実
行フラグFSがリセット状態であるか否か、即ち現在ザ
ブスロットルバルブ54の開閉側i卸が実行されている
か否かを判断し、開閉制御実行フラグFSがリセット状
態で、開閉制御が実行されていないと判断されると、続
くステップ130に移行する。
ステップ130では、主スロ・ントルバルブ51が全閉
状態でなく、駆動輪速度VRが上述の制御基準値78以
上となっているか否かによって、加速スリップ制御の実
行条件が成立しているか否かを判断する。そしてこのス
テップ130で制御の実行条件が成立していないと判断
されるとそのまま処理を一旦終了し、そうでなければス
テップ140に移行する。
ステップ140では、制御実行条件成立後所定時間(例
えは8m5ec、)経過したか否かを判断し、所定時間
経過していない場合にはそのまま処理を終了する。これ
は路面の凹凸等による瞬間的な駆動輪7,8の回転変動
に対して加速スリップが発生したと判断してスロットル
バルブの開閉制御を実行することのないようにするため
である。
次にステップ140で制御実行条件成立後所定時間経過
したと判断されると、続くステップ150に移行して開
閉制御実行フラグFSをセットした後、ステップ160
に移行し、回転速度センサ49により検出される内燃機
関4日の回転速度NEと、スロットルθとに基づき、補
正係数Kを第8図(A)に示すマツプから補間して求め
る。これは、内燃機関4日のスロットル開度θと出力ト
ルクとの関係が、第8図(B)に示す如く、低開度にお
いて感度良く応答し、中開度から高開度に於てトルクの
上昇には殆ど影響がなくなることから、必要以上にサブ
スロットルバルブ54の開度が高くなりサブスロットル
バルブ54による制御部の応答性が低下するのを防止す
るためである。
尚この補正係数にの算出にあたっては、制御開始時等、
主スロツトル開度θNがサブスロットル開度θS以下と
なっている場合には、スロットルポジションセンサ52
により検出される主スロツトル開度θ門がスロットル開
度θとして用いられ、後述の開閉制御実行開始後、サブ
スロットル開度θSが主スロットル開度θト1より小さ
くなった場合には、サブスロットル開度θSがスロット
ル開度θとして用いられる。
次にステップ170では、後述のブレーキ制御実行中に
セットされるブレーキ制御実行フラグFBがリセット状
態であるか否かを判断する。そしてブレーキ制御実行フ
ラグFBがリセット状態でブレーキ制iHが実行されて
いなければ、ステップ180に移行して、サブスロット
ルバルブ54の制御量汐Sを次式(5) %式%(5) により算出し、ブレーキ制御実行フラグFBがセ・ント
状態でブレーキ制御が実行されている場合には、ステッ
プ190に移行して、サブスロットルバルブの制御量7
sに負の所定値−〇を設定する。
尚この制御量〜Sは、サブスロットル開度指令値θSの
時間微分値で、サブスロツI・ルバルブ駆動用の駆動モ
ータ55の目標回転速度となる。
また上記(5)式に於て、αは比例ゲイン、βは微分ゲ
イン、八Vは目標駆動輪速度となる制御基準値VSと駆
動輪速度VRとの差(VS−VR)、ΔMはその時間微
分値である。即ち、ブレーキ制御が行なわれていないと
きには、駆動輪速度VRが制御基準値vSに近づくよう
にサブスロットルバルブ54の開閉制御部を実行するの
である。
また更にブレーキ制御実行中にはサブスロットルバルブ
54が−・定速度Cで閉じられることになるが、これは
ブレーキ制御部実行時にも上記(5)式によって設定さ
れる制御量でスロットルバルブ54を開閉制御している
と、ブレーキ制御に伴って駆動輪速度VR,特にその微
分値である駆動輪加速度VRが比較的応答よく変化する
ため、駆動輪速度VRと制御基準値VSとの差△V、及
びその微分値△Vに基づいて制御されるサブスロットル
バルブの開度がハンチングしてしまうからである。
つまりブレーキ制御実行時には、サブスロットルバルブ
54の閉弁速度を所定速度Cに抑えることで、ブレーキ
制御部とサブスロットルバルブ゛54の開閉制御とが干
渉し合うのを防止しているのである。
そしてこのようにサブスロットルバルブ54の制御部量
7sが設定されると、−旦処理を終了する。
次に上記ステップ120で開閉制御実行フラグFSがセ
ット状態であると判断された場合、即ちサブスロットル
バルブ54の開閉制御が既に実行されている場合には、
ステップ200に移行して、第4図(B)の駆動処理で
開閉制御開始後サブスロットルバルブ54の開度(サブ
スロットル開度)θSが主スロツトルバルブ51の開度
(主スロツトル開度)θH以下となったときセットされ
るフラグFoがセットされ′Cいるか否かを判断し、フ
ラグFoがセットされていなけれはそのままステップ1
60に移行する。
またフラグFoがセットされており、制御開始後サブス
ロットル開度θSが一旦主スロットル開度θN以下とな
った場合には、ステップ205に移行して、その後サブ
スロットル開度θSが主スロツトル開度θhより大きく
なったか否かを判断する。そしてθN≧θSであれは再
度ステップ160に移行して、上記のようにサブスロッ
トルバルブ51の制御量算出処理を実行し、θH〈θS
であれは、もはや駆動輪に加速スリップが発生すること
はないと判断して、ステップ210及びステップ215
でフラグFS及びFoをリセットした後、処理を一旦終
了する。尚サブスロットル開度θSは後述の駆動処理に
よるサブスロットルバルブ54の駆動量に基づき算出さ
れる。
次に第4図(B)に示す如く、サブスロットルバルブ5
4の駆動処理では、まずステップ220で現在開閉制御
実行フラグFSがセットされているか否かを判断し、開
閉制御実行フラグFSがセットされておれは、ステップ
230に移行してサブスロットル開度θSが主スロット
ル開度θ−以下となっているか否かを判断する。そして
θ門くθSである場合には、ステップ240に移行して
サブスロ・ントルバルブ54を急閉すべく駆動モータ5
5を駆動した後、処理を一旦終了する。一方、θN≧θ
Sである場合にはれば、ステップ250に移行してフラ
グFoをセットし、次ステツプ255で上記設定された
制御B量7sに応じてサブスロットルバルブ54を開閉
すべく駆動モータ55を駆動した後、−旦処理を終了す
る。
また次にステップ220で開閉制御実行フラグFSがリ
セット状態であると判断されると、ステップ260に移
行し、今度はサブスロットルバルブ54が全開状態にな
っているか否かを判断する。
この判断はサブスロットル開度θSが最大値θSMへ×
以上となっているか否かによって行なわれ、θSくθS
MAXであれば、サブスロットルバルブを急開すべく駆
動モータ55を駆動した後、処理を一旦終了し、サブス
ロットルバルブ55が全開状態となっておれば、サブス
ロットルバルブ54の駆動を停止すべく駆動モータ55
を停止した後、処理を一旦終了する。
I!11ち本実施例では、駆動輪速度VRと制御基準(
直VSとにより駆動輪の加速スリップが検出されるとサ
ブスロットルバルブ54の開閉制御を開始し、その後駆
動輪速度VRと制御基準値vSとの1肩差に基づき制御
されるサブスロッ[・ルバルブ54の開度θSが主スロ
ツトル開度θNを越えたとき、車両が加速スリップ制御
を実行する必要のない運転状態になったと判断して、サ
ブスロットルバルブ54の開閉制御を終了するのである
次に第5図は加速スリップ制御部回路40で実行される
ブレーキ制御を表わすフローチャートで、上記サブスロ
ットルバルブの制御量算出処理と共に所定時間毎に繰り
返し実行されるものである。
図に示す如く処理が開始されると、まずステップ300
にて当該ブレーキ制御の実行開始時にセットされるブレ
ーキ制御実行フラグFBがリセット状態であるか否か、
つまり現在ブレーキ制御が実行されていないか否かを判
断する。
そしてブレーキ制御実行フラグFBがリセット状態でブ
レーキ制御が実行されていない場合には、ステップ31
0に移行して、駆動輪速度VRが上述のブレーキ制御実
行用の制御基準(直VB以上となったか否かによってブ
レーキ制御の実行条件が成立したか否かを判断し、駆動
輪速度VRが制御計基準値VB以−ヒでなく、ブレーキ
制御の実行条件が成立していない場合には、−旦処理を
終了する。
一方ステップ310でブレーキ制御実行条件が成立した
と判断されると、ステップ320に移行して、ブレーキ
制御の実行を表わすブレーキ制御実行フラグFBをセッ
トした後ステップ340に移行し、ブレーキ制御を次表
に示す如く実行する。
ここでMは駆動輪の回転加速度、G1は正の基準加速度
、G2は負の基準加速度を表わし、FUは前述した加速
スリップ制御装置1に於ける増圧、SUは徐々に増圧、
FDは減圧、SDは除々に減圧する制御を表わす。
即ちステップ3/10では、駆動輪速度VRに基づき駆
動輪加速度Mを算出すると共に、駆動輪速度VRがVB
以上かつ駆動輪加速度VがG2以上であれは油圧を上昇
させ、それ以外では油圧を下降させることにより、ブレ
ーキによる迅速な速度低下を実施させているのである。
次にステップ350ではブレーキ油圧の上昇制御時間T
Pの積分値ΣTPが油圧の下降制御部時間TDPの積分
値ΣTDPに補正係数Kpを乗じた値を下回ったか否か
によって、当該ブレーキ制御によるブレーキ油圧が0に
なったか否かを判断し、ブレーキ油圧が0になったと判
断されると、ステップ360にて当該ブレーキ装置は終
了したとしてブレーキ制御実行フラグFBをリセットし
た後処理を終了し、そうでなければそのまま処理を一旦
終了する。尚上記補正係数Kpは、油圧上昇制御と下降
制御とでは油圧の変化率が異なるために用いられる係数
である。
このJ、うに当該ブレーキ制御は、駆動輪速度■Rが制
御基準値VB以上となったとき開始され、その後ブレー
キ油圧が0になるまでの間、駆動輪速度VR及び駆動輪
加速度Vに応じて繰り返し実行されることとなる。
次に第6図はエンジン制御回路57に対して内燃機関4
日のトルク制御の実行指令を行なうために加速スリップ
制御回路40で実行されるトルクホ11御信号出力処理
を表わすフローチャー1・で、上記各処理と同様に所定
時間毎に繰り返し実行されるものである。
図に示す如く処理が開始されると、まずステップ400
を実行し、加速スリップ制御開始後エンジン制御回路5
7に対してトルク制御信号を出力してエンジン制御回路
57により−Hトルク制御が実行された旨を表わすトル
ク制御終了フラグFTがセットされているか否かを判断
する。そしてこのステップ400でトルク制御部終了フ
ラグFTがリセット状態であると判断されると、続くス
テップ410に移行して、現在エンジン制御回路57に
対してトルク制御信号TRを出力しているか否かを判断
し、トルク制御信号TRが出力されていなけれはステッ
プ420に移行する。
ステップ420では、上記ブレーキ制御の実行を表わす
ブレーキ制御実行フラグFBがリセット状態であるか否
かを判断し、ブレーキ制御実行フラグFI3がリセット
状態であれはそのまま処理を終了し、そうでなけれは、
即ちブレーキ制御が実行されている場合には、エンジン
制御卸回路57に対してトルク制御卸信号TRを出力す
る。
次に上記ステップ410でエンジン制御回路57に対し
てトルク制御信号TRが出力されていると判断されると
、ステップ440に移行して、今度はブレーキ制御の実
行を表わすブレーキ制御実行フラグFBがセット状態で
あるか否かを判断する。そしてブレーキ制御卸実行フラ
グFBがセット状態であれはそのまま処理を終了し、そ
うでなげればステップ450に移行してエンジン制御回
路57へのトルク制御信号TRの出力を停止した後、ス
テ・ンブ460でその旨を表わすトルク制御終了フラグ
FTをセットして処理を一旦終了する。
次に上記ステップ400でトルク制御終了フラグFTが
セットされている旨判断された場合には、ステップ47
0に移行してサブスロットルバルブ54の開閉制御が実
行されているときセットされる開閉制御実行フラグFS
がリセット状態であるか否か、つまりサブスロットルバ
ルブ54の開閉制御が終了したか否かを判断し、開閉制
御実行フラグFSがリセット状態でサブスロットルバル
ブの開閉制御が終了したと判断されると、続くステップ
480に移行してトルク制御終了フラグFTをリセット
した後、処理を一旦終了し、そうでなければそのまま処
理を一旦終了する。
このように当該トルク制御部信号出力処理では、ブレー
キ制御の実行開始と共にエンジン制御回路57に対して
トルク制御信号TRを出力し、ブレーキ制御が一旦終了
すると、その後スロットルバルブ54の開閉制御が終了
するまでの間(即ち加速スリップ制御が完全に終了する
までの間)フラグFTによってトルク制御信号TRの出
力が禁止される。このためトルク制御信号は、加速スリ
ップ制御開始後、ブレーキ制御実行時に一度だけエンジ
ン制御回路57に出力されることとなる。
次に第7図は上記トルク制御信号出力処理によって加速
スリップ制御回路40から出力されるトルク制御信号に
より、エンジン制御回路57側で内燃機関48の出力ト
ルク制御を実行するか否かを判断するためトルク制御判
定処理を表わすフローチャートである。
この処理はエンジン制御回路57で燃料噴射制御及び点
火時間制御と共に繰り返し実行される処理で、処理が開
始されるとまずステップ500を実行して、加速スリッ
プ制御回路40からトルク制御信号TRが出力されてい
るか否かを判断する。
そしてトルク制御信号が人力されていれは、ステップ5
10に移行して、その人力状態が所定時間(例えば50
0m5ec、)経過したか否かを判断し、所定時間経過
していなけれはステップ520でトルク制御実行指令フ
ラグをセットして、点火時間制御で点火時間を一定量遅
角する点火時間の遅角制御及び燃料噴躬制flで内燃機
関の特定気筒の燃料噴射を禁止する燃料カット制御の実
行指令を行ない、−旦処理を終了する。
また逆にステップ500でトルク制御信号TRが人力さ
れていないと判断された場合、或はステップ510でそ
の入力が所定時間経過したと判断された場合には、ステ
ップ530に移行してI・ルク制御実行指令フラグをリ
セットして、通常の点火時間制御及び燃料噴射制御を実
行させる。
即ちエンジン制御回路57では、加速スリップ制御回路
40から出力されるトルク制御信号TRによって点火時
間を一定量遅角する遅角制御部と、特定気筒の燃料噴射
を禁止する燃料カット制御とが実行され、これによって
内燃a関4日の出力トルクが速やかに抑制されることと
なる。またトルク制御信号TRの人力時間が所定時間以
上となった場合には、トルク制御信号TRが人力されて
いても強制的にトルク制御実行指令フラグをリセットす
ることでトルク制御の実行を景止し、出力トルク制御が
長時間継続されて内燃機関48の運転状態が悪化するの
を防止しているのである。
以上のように本実施例の加速スリップ制御装置では、第
9図に示す如く、車両運転者のアクセル操作によって時
点toから時点t1の間で主スロツトルバルブ51が急
開され、駆動輪速度VRが車体速度VFに基づき設定さ
れる制御基準1直VS以上となると(時点t3)、サブ
スロットルバルブ54の開閉制1alllが開始され、
サブスロットルバルブ54が全開状態から閉方向に駆動
される。
このサフ゛スロ・ントルバルフ゛54のル区動によって
内燃機関48に吸入される空気量は徐々に低下し、その
出力トルクも除々に抑制されることとなるのであるが、
この開閉制御開始後、実際に内燃機関4日の出力トルク
が低下するまでには時間がかかるので、制御開始直後に
は駆動輪速度VRが更に上昇し、制御基準値VB以上と
なってブレーキ制御が開始される(時点t4)。またブ
レーキ制御が開始されると、加速スリップ制御回路40
からエンジン制御回路57に対してトルク制御#実行信
号TRが出力されて、内燃機関48の出力トルク制御も
開始される。すると駆動輪の回転速度は、出力トルク制
御とブレーキ制御とにより同時に抑制されて、速やかに
下降し始め、それに応じてブレーキ油圧PBが除々に低
下する。そして駆動輪の回転速度が制御基準値VBを下
回り、更にブレーキ油圧PBが低下して0になると(時
点t5)、ブレーキ制御と出力トルク制御とが終了され
て、スロットルバルブ54の開閉制御のみによって加速
スリップ制御が継続される。つまりこの時点t5におい
ては、加速スリップ制御開始後ある程度時間が経過し、
サブスロットルバルブ54の開閉制御部によって内燃機
関48の出力トルクを制御することができるので、点火
時間の遅角制御及び燃料カット制御部による内燃機関4
Bの出力トルク制御を終了するのである。尚時点t5で
ブレーキ制御と出力トルク制御とを実行した後、再度駆
動輪の回転速度が上昇して制御基準値VB以上となった
ときには、ブレーキ制御のみが実行されて、駆動輪の回
転速度が抑制される。
このように本実施例では、駆動輪の加速スリラブ発生直
後にのみ内燃機関の出力トルク制御が一度だけ実行され
るので、内燃機関の運転状態を悪化さぜることなく内燃
機関の出力トルクを速やかに抑制することができる。従
ってブレーキ制御とスロットルバルブの開閉制御とによ
り加速スリップ利潤を実行する場合に比べ、ブレーキ制
御実行時のブレーキ油圧の上昇を抑制してブレーキ油圧
の過上昇による車両の異常振動、異音の発生等を防止す
ることが可能となる。
つまりブレーキ制御とスロットルバルブの開閉制御との
絹合せにより加速スリップ制御を実行する場合、スロッ
トルバルブの開閉制御の応答遅れによって加速スリップ
発生直後には内燃機関の出力トルクを抑制することがで
きず、第10図(a)に示す如く、ブレーキ油圧が上昇
し過ぎて、駆動輪に急制動が力)かり、車両が異常に振
動したり、異音が発生することがあるが、本実施例では
、加速スリップ発生時に内燃機関の出力トルク制御によ
って内燃機関の出力トルクが速やかに抑制されるので、
第10図(b)〜(d)に示す如く、ブレーキ油圧の上
昇を抑えて、上記問題を解決することが可能となるので
ある。
尚第10図に於て、 (b)は内燃機関のトルク制御と
して、6気筒内燃機関に於て2気筒の燃料カット制御を
行なった場合の駆動輪のブレーキ油圧PBの変化を、 
(c)は内燃機関のトルク制御として、6気筒内燃框関
に於て4気笥の燃料カット制御を行なった場合の駆動輪
のブレーキ油圧PBの変化を、 (d)は内燃機関のト
ルク制御として、点火時間の遅角制御を実行した場合の
駆動輪のブレーキ油圧PBの変化を、それぞれ表わして
いる。
ここで上記実施例では、内燃機関の出力トルク#J (
81)を、ブレーキ制御と同時に実行するように構成し
たが、第11図(a)に示す如く、加速スリップ制御開
始直後に、駆動輪速度VRが制御基準@ V 8以上と
なっている間出力トルク制御卸を実行するように構成し
てもよく、第11図(b)に示す如く、加速スリップ制
御実行直後に駆動輪の回転加速度Vが所定値G11以上
となり、その後駆動輪の回転加速度Mが負の所定値G1
21u下となるまでの間出力トルク制御を実行するよう
に構成してもよく、また更に、第11図(C)に示す如
く、加速スリップ制御開始後、駆動輪速度VRが制御基
準値VB以上となった後所定時間(例えは2゜0m5e
c、) 、tJ3mするまでの間出力トルク制御を実行
するようにしてもよい。
また上記実施例では、加速スリップ制御を、スロットル
バルブの開閉制御、内燃機関の出力トルク制御部、及び
駆動輪のブレーキ制御により行なうように構成したが、
本発明は、スロットルバルブの開閉制御と内燃機関の出
力トルク制御とを実行する加速スリップ制御装置であれ
ばどの様な絹合せの加速スリップ制御装置にも適用する
ことができ、単にこれら2種の制御のみを実行する装置
であっても当然適用することができる。
そして例えは上記実施例に於けるスロットルバルブの開
閉制御部のみによって加速スリップ制御を実行する装置
に、第11図(a)に示した如く、加速スリップ制御開
始直後で、駆動輪の回転速度が制御基準値VB以上とな
っている場合に、内燃機関の出力トルク制御を行なうト
ルク制御手段を設けた場合には、第12図に示す如き効
果が得られる。
即ち第12図(a)は、スロットルバルブの開閉制御の
みによる駆動輪速度VRの変化を表わし、第12図(b
)〜(d)は夫々第10図の(b)〜(d)と同様ζこ
、出力トルク制御として、2気箇燃料カツト制御、4気
筒燃料カツト制御、点火時間遅角制御を実行した場合の
駆動輪速度VRの変化を表わすものであるが、図に示す
如く、スロットルバルブの開閉制御のみを実行する場合
に比べ、駆動輪の回転をより速く抑制して加速スリップ
を抑えることができるようになる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の加速スリップ制御装置によ
れば、加速ス【ルンブ発生直後で、スロットル開度制御
手段によって内燃機関の出力トルクを抑制できない期間
にのみ、機関出力抑制手段による応答性の高い機関出力
制御卸が実行されるので、内燃機関の運転状態を悪化さ
せることなく内燃機関の出力トルクを速やかに抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を表わすブロック図、第2図は実
施例の加速スリップ制御装置を備えた後輪駆動車両の構
成を表わす概略構成図、第3図は加速スリップ制御回路
40の構成を表わすブロック図、第4図はサブスロット
ルバルブの開閉制御を表わすフローチャート、第5図は
ブレーキ制御を表わすフローチャート、第6図はトルク
制御信号出力処理を衷わずフローチャート、第7図はト
ルク制御判定処理を表わすフローチャート、第8図(A
)はサブスロットルバルブの制御量の決定に用いる補正
係数Kを設定するためのマ・ンブ、第8図(B)はスロ
ットル開度とエンジンの出力トルクとの関係を表わす線
図、第9図は加速スリップ制御の動作を説明するタイム
チャート、第10図は内燃機関の出力トルク制御による
ブレーキ油圧の抑制効果を説明するタイムチャート、第
11図は出力トルク制御の実行タイミングの他の例を表
わすタイムチャート、第12図は内燃機関の出力トルク
制御による駆動輪速度の抑制効果を説明するタイムチャ
ート、である。 Ml・・・駆動輪 (7,8・・・後輪)M2・・・加
速スリップ検出手段 M3・・・加速スリップ制御手段 M4.48・・・内燃機関 M5・・・スロットルバルブ (54・・・サブスロットルバルブ) M6・・・スロットル開度制御手段 M7・・・機関出力抑制手段 40・・・加速スリップ制御回路 57−・・エンジン制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車両加速時に駆動輪に発生する加速スリップを検出する
    加速スリップ検出手段と、 該加速スリップ検出手段で駆動輪の加速スリップが検出
    されたとき、駆動輪と路面との摩擦力が大きくなるよう
    に、駆動輪の回転を制御する加速スリップ制御手段と、 を備えた車両の加速スリップ制御装置であって、上記加
    速スリップ制御手段が、 加速スリップ検出後、加速スリップが発生しなくなるま
    での間、駆動輪を駆動する内燃機関のスロットルバルブ
    の開度を制御するスロットル開度制御手段と、 該スロットル開度制御手段の動作開始後、所定期間、点
    火時期又は燃料供給量を制御して内燃機関の出力トルク
    を抑制する機関出力抑制手段と、を備えたことを特徴と
    する車両の加速スリップ制御装置。
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