JPS62137255A - 車両の加速スリツプ制御装置 - Google Patents
車両の加速スリツプ制御装置Info
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- JPS62137255A JPS62137255A JP60276535A JP27653585A JPS62137255A JP S62137255 A JPS62137255 A JP S62137255A JP 60276535 A JP60276535 A JP 60276535A JP 27653585 A JP27653585 A JP 27653585A JP S62137255 A JPS62137255 A JP S62137255A
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- throttle valve
- acceleration slip
- brake hydraulic
- acceleration
- control means
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は車両の加速スリップ制御!l装置に関し、詳し
くは、車両加速時に生ずる駆動輪の加速スリツブを検知
した際、内燃機関の出力制御と制動装置の油圧制御とを
用いて駆動輪の回転を抑制する車両の加速スリップ制御
装置に関するものでおる。
くは、車両加速時に生ずる駆動輪の加速スリツブを検知
した際、内燃機関の出力制御と制動装置の油圧制御とを
用いて駆動輪の回転を抑制する車両の加速スリップ制御
装置に関するものでおる。
[従来の技術]
近年、車両発進時や車両加速時に生ずる駆動輪の空転を
防止すると共に、車両加速時の駆動輪のタイヤと路面と
の摩擦力が最大となるよう駆動輪の回転を制御して、車
両の走行安定性、加速性等を向上する加速スリップ制御
装置が種々提案されている。
防止すると共に、車両加速時の駆動輪のタイヤと路面と
の摩擦力が最大となるよう駆動輪の回転を制御して、車
両の走行安定性、加速性等を向上する加速スリップ制御
装置が種々提案されている。
例えば、加速スリップ発生時に内燃機関の吸気系に設け
られたスロットルバルブを閉方向に駆動して吸気量を強
制的に減少し、内燃機関の出力トルクを抑制して駆動輪
の回転を抑制しようとするものや、加速スリップ発生時
に駆動輪の回転を瞬時に抑制するために車両に搭載され
ている制動装置を用いて、駆動輪の回転を直接制御する
等がおる。
られたスロットルバルブを閉方向に駆動して吸気量を強
制的に減少し、内燃機関の出力トルクを抑制して駆動輪
の回転を抑制しようとするものや、加速スリップ発生時
に駆動輪の回転を瞬時に抑制するために車両に搭載され
ている制動装置を用いて、駆動輪の回転を直接制御する
等がおる。
しかし前者のスロットルバルブを用いた加速スリップ制
御装置は内燃機関の吸入空気量を直接制御して出力トル
クを抑制しようとするものであることから、燃費や排気
を悪化することなく良好に加速スリップを抑制すること
ができるのでおるが、従来のものは加速スリップが発生
するとスロットルバルブを閉じ、加速スリップが生じて
いないとスロットルバルブを開く、といったスロットル
バルブの単純な開閉制御によるものであることから、車
両走行時に加速スリップを生じた際にはそのままスロッ
トルバルブが閉じられ、大きなエンジンブレーキが発生
し、車両が前後に振動して安定した走行性が)qられな
い。又スロットルバルブが閉じられてから内燃機関の出
力トルクが低下するまでに若干時間がかかり、瞬時に駆
動輪の回転を抑制することができない。
御装置は内燃機関の吸入空気量を直接制御して出力トル
クを抑制しようとするものであることから、燃費や排気
を悪化することなく良好に加速スリップを抑制すること
ができるのでおるが、従来のものは加速スリップが発生
するとスロットルバルブを閉じ、加速スリップが生じて
いないとスロットルバルブを開く、といったスロットル
バルブの単純な開閉制御によるものであることから、車
両走行時に加速スリップを生じた際にはそのままスロッ
トルバルブが閉じられ、大きなエンジンブレーキが発生
し、車両が前後に振動して安定した走行性が)qられな
い。又スロットルバルブが閉じられてから内燃機関の出
力トルクが低下するまでに若干時間がかかり、瞬時に駆
動輪の回転を抑制することができない。
また後者の制動装置を用いた加速スリップ制御装置は、
駆動輪の回転を瞬時に抑制することができるのであるが
、単に制動装置のみを用いて駆動輪の回転を抑制するに
は特別な制動装置を設ける必要が生じてくる。つまり例
えばトランスミッションのギヤ゛位置が第1速のような
、駆動力が太きい場合には、その力に対抗して制動力を
与えようとすると、非常に大きな制動油圧が必要となり
、また制動装置自体高エネルギーを消費するのでその発
熱量が大きく、ブレーキパッド等に耐久性の高いものが
必要となることから、従来の制動装置では間に合わず大
きな制動力を有する特殊な制動装置が必要となるのであ
る。
駆動輪の回転を瞬時に抑制することができるのであるが
、単に制動装置のみを用いて駆動輪の回転を抑制するに
は特別な制動装置を設ける必要が生じてくる。つまり例
えばトランスミッションのギヤ゛位置が第1速のような
、駆動力が太きい場合には、その力に対抗して制動力を
与えようとすると、非常に大きな制動油圧が必要となり
、また制動装置自体高エネルギーを消費するのでその発
熱量が大きく、ブレーキパッド等に耐久性の高いものが
必要となることから、従来の制動装置では間に合わず大
きな制動力を有する特殊な制動装置が必要となるのであ
る。
そこで上記スロットルバルブと上記制動装置との両者を
組み合わせた加速スリップ制御装置が提案されている。
組み合わせた加速スリップ制御装置が提案されている。
(例えば特願昭59−208716等)
この種の加速スリップ制御装置は、例えば加速スリップ
が大きい時等の速い応答性が必要とされる場合には主と
して制動装置を用いた加速スリップ制御を行ない、例え
ば加速スリップが小ざい時等の応答性かそれほど必要と
されない時には主としてスロットルバルブを用いた加速
スリップ制御を行なうことにより、制動装置に対する負
荷を軽減するとともに車両の運転性、安全性を向上させ
る。そして上記の主として制動装置を用いた加速スリッ
プ制御を行なう場合に、スロットルバルブが一定の開度
より閉じないよう制限を設けると大きなエンジンブレー
キが発生せず、車両が前後に振動することはなくなり、
より安定した走行性が得られる。
が大きい時等の速い応答性が必要とされる場合には主と
して制動装置を用いた加速スリップ制御を行ない、例え
ば加速スリップが小ざい時等の応答性かそれほど必要と
されない時には主としてスロットルバルブを用いた加速
スリップ制御を行なうことにより、制動装置に対する負
荷を軽減するとともに車両の運転性、安全性を向上させ
る。そして上記の主として制動装置を用いた加速スリッ
プ制御を行なう場合に、スロットルバルブが一定の開度
より閉じないよう制限を設けると大きなエンジンブレー
キが発生せず、車両が前後に振動することはなくなり、
より安定した走行性が得られる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかし、上記のようにスロットルバルブと制動装置とを
組み合わせた車両の加速スリップ制御装置は、制動装置
を制御するブレーキ油圧制御手段に異常が発生すると制
動装置が働かないために十分な加速スリップ制御が行な
えなくなる。
組み合わせた車両の加速スリップ制御装置は、制動装置
を制御するブレーキ油圧制御手段に異常が発生すると制
動装置が働かないために十分な加速スリップ制御が行な
えなくなる。
そして前述の主として制動装置による加速スリップ制御
時にスロットルバルブの開度に制御が設(プである場合
には例えば加速スリップが大きい時等の速い応答性が要
求される時に弱いエンジンブレーキしか動かなく、駆動
輪の回転がなかなか抑制されない。そのため加速スリッ
プ制御が必要とされる時に加速スリップ制御が行われな
いという問題がめった。
時にスロットルバルブの開度に制御が設(プである場合
には例えば加速スリップが大きい時等の速い応答性が要
求される時に弱いエンジンブレーキしか動かなく、駆動
輪の回転がなかなか抑制されない。そのため加速スリッ
プ制御が必要とされる時に加速スリップ制御が行われな
いという問題がめった。
r問題を解決するための手段]
本発明は上記問題点を解決するために発明の構成として
次のような手段を採用した。
次のような手段を採用した。
即ち、本発明の要旨は第1図の構成図に例示する如く、
車両加速時に生ずる駆動輪M1の加速スリップを検出す
る加速スリップ検出手段M2と、該加速スリップ検出手
段M2にて上記駆動輪M1の加速スリップが検出された
場合に、上記駆動輪M1の回転を抑制するスリップ制御
手段M3と、を備えた車両の加速スリップ制御装置にお
いて、上記スリップ制御手段M3が、 内燃機関の吸気系M4に設けられ、吸入空気量を調整す
ることによって内燃機関M5の出力を増減するスロット
ルバルブM6と、 該スロットルバルブM6を開閉駆動するスロットルバル
ブ駆動部M7と、 上記駆動輪の制動装置M8のブレーキ油圧を制御するブ
レーキ油圧制御手段M9と、 該ブレーキ油圧制御手段M9が異常であるか否かを検出
する異常検出手段M10と、 を備え、 該異常検出手段M10により上記ブレーキ油圧制御手段
M9の異常が検出されず、かつ上記加速スリップ検出手
段M2により駆動輪M1の加速スリップが検出された時
には上記スロワ1ヘルバルブM6による内燃機関M5の
出力増減と上記ブレーキ油圧制御手段M9による制動装
置M8の油圧制御との両者によって上記駆動輪M1の回
転を抑制し、 上記異常検出手段MIOにより上記ブレーキ油圧制御手
段M9の異常が検出され、かつ上記加速スリップ検出手
段M2により駆動輪M1の加速スリップが検出された時
には上記ブレーキ油圧制御手段M9による制動装置M8
の油圧制御は行なわず上記スロットルバルブM6による
内燃機関M5の出力増減により上記駆動輪M1の回転を
抑制するよう構成したことを特徴とする車両の加速スリ
ップ制御装置。
る加速スリップ検出手段M2と、該加速スリップ検出手
段M2にて上記駆動輪M1の加速スリップが検出された
場合に、上記駆動輪M1の回転を抑制するスリップ制御
手段M3と、を備えた車両の加速スリップ制御装置にお
いて、上記スリップ制御手段M3が、 内燃機関の吸気系M4に設けられ、吸入空気量を調整す
ることによって内燃機関M5の出力を増減するスロット
ルバルブM6と、 該スロットルバルブM6を開閉駆動するスロットルバル
ブ駆動部M7と、 上記駆動輪の制動装置M8のブレーキ油圧を制御するブ
レーキ油圧制御手段M9と、 該ブレーキ油圧制御手段M9が異常であるか否かを検出
する異常検出手段M10と、 を備え、 該異常検出手段M10により上記ブレーキ油圧制御手段
M9の異常が検出されず、かつ上記加速スリップ検出手
段M2により駆動輪M1の加速スリップが検出された時
には上記スロワ1ヘルバルブM6による内燃機関M5の
出力増減と上記ブレーキ油圧制御手段M9による制動装
置M8の油圧制御との両者によって上記駆動輪M1の回
転を抑制し、 上記異常検出手段MIOにより上記ブレーキ油圧制御手
段M9の異常が検出され、かつ上記加速スリップ検出手
段M2により駆動輪M1の加速スリップが検出された時
には上記ブレーキ油圧制御手段M9による制動装置M8
の油圧制御は行なわず上記スロットルバルブM6による
内燃機関M5の出力増減により上記駆動輪M1の回転を
抑制するよう構成したことを特徴とする車両の加速スリ
ップ制御装置。
ここで加速スリップ検出手段M2は、加速時に生ずる駆
動輪M1の加速スリップを検出するためのものであって
、例えば駆動輪M1の回転速度(以下、駆動輪速度とい
う。)を車速センサ等を用いて検出すると共に、この検
出された駆動輪速度を1つのパラメータとして駆動輪加
速度を算出し、加速度が所定値以上となった際に加速ス
リップが生じたものと判断するとか、あるいは駆動輪速
度以外に遊動輪速度を検出し、その速度差が所定値以上
となった際に加速スリップが生じたものと判断するとい
った、従来より用いられている加速スリップ検知方法を
そのまま利用することができる。
動輪M1の加速スリップを検出するためのものであって
、例えば駆動輪M1の回転速度(以下、駆動輪速度とい
う。)を車速センサ等を用いて検出すると共に、この検
出された駆動輪速度を1つのパラメータとして駆動輪加
速度を算出し、加速度が所定値以上となった際に加速ス
リップが生じたものと判断するとか、あるいは駆動輪速
度以外に遊動輪速度を検出し、その速度差が所定値以上
となった際に加速スリップが生じたものと判断するとい
った、従来より用いられている加速スリップ検知方法を
そのまま利用することができる。
またスリップ制御手段M3は、上記加速スリップ検出手
段M2で駆動輪M1の加速スリップが検出された際、駆
動輪M1の回転を抑制して加速スリップを防止するもの
であり、以下に述べるスロットルバルブスロットルバル
ブM6、スロットルバルブ駆動部M7、ブレーキ油圧制
御手段M9及び異常検出手段M10を備える。
段M2で駆動輪M1の加速スリップが検出された際、駆
動輪M1の回転を抑制して加速スリップを防止するもの
であり、以下に述べるスロットルバルブスロットルバル
ブM6、スロットルバルブ駆動部M7、ブレーキ油圧制
御手段M9及び異常検出手段M10を備える。
スロットルバルブM6は、アクセルペダルに連動した主
スロツトルバルブ又は、主スロツトルバルブが設けられ
た吸気系M4の上流又は下流に対して設けられる副スロ
ツトルバルブのいずれでもよい。車両加速時に車両運転
者によってアクセルペダルがふみこまれた場合でおって
も、加速スリップ検出手段M2にて駆動輪M1の加速ス
リップが検出された場合には、DCモータ等のスロット
ルバルブ駆動部M7を用いて、このスロットルバルブM
6を閉じ、吸気量を減量する。従って内燃機関M5の点
火時期や燃料噴射量はこの減量された吸気量に応じて制
御されることから内燃機関M5の出力を急変することな
く抑制でき、駆動輪M1の回転がスムーズに抑制される
こととなる。ここで、スロットルバルブ駆動部M7はス
リップ制御手段M3に内の処理に基づいてスロットルバ
ルブM6を開閉するもので市って例えばDCモータを使
用することができる。
スロツトルバルブ又は、主スロツトルバルブが設けられ
た吸気系M4の上流又は下流に対して設けられる副スロ
ツトルバルブのいずれでもよい。車両加速時に車両運転
者によってアクセルペダルがふみこまれた場合でおって
も、加速スリップ検出手段M2にて駆動輪M1の加速ス
リップが検出された場合には、DCモータ等のスロット
ルバルブ駆動部M7を用いて、このスロットルバルブM
6を閉じ、吸気量を減量する。従って内燃機関M5の点
火時期や燃料噴射量はこの減量された吸気量に応じて制
御されることから内燃機関M5の出力を急変することな
く抑制でき、駆動輪M1の回転がスムーズに抑制される
こととなる。ここで、スロットルバルブ駆動部M7はス
リップ制御手段M3に内の処理に基づいてスロットルバ
ルブM6を開閉するもので市って例えばDCモータを使
用することができる。
一方、ブレーキ油圧制御手段M9も、上記加速スリップ
検出手段M2にて駆動輪M1の加速スリップが検出され
た場合に動作するものであって、例えばブレーキペダル
の踏込量に応じて駆動され、ブレーキ油圧を発生するブ
レーキマスクシリンダとは別に第2のマスクシ1ノンダ
を設け、加速スリップ発生時には、この第2のマスクシ
リンダを駆動してブレーキ油圧を制御し、駆動輪M1の
回転を抑制するようすればよい。
検出手段M2にて駆動輪M1の加速スリップが検出され
た場合に動作するものであって、例えばブレーキペダル
の踏込量に応じて駆動され、ブレーキ油圧を発生するブ
レーキマスクシリンダとは別に第2のマスクシ1ノンダ
を設け、加速スリップ発生時には、この第2のマスクシ
リンダを駆動してブレーキ油圧を制御し、駆動輪M1の
回転を抑制するようすればよい。
そしてこの場合運転者がブレーキペダルを踏込むことに
よってブレーキマスクシリンダから発生されるブレーキ
油圧と第2のマスクシリンダから発生されるブレーキ油
圧とをそのまま駆動輪M1の制動装置M8に伝達するよ
う構成すると、例えば加速スリップ制御中に運転者がブ
レーキペダルを踏込もうとしても、第2のマスクシリン
ダより発生されるブレーキ油圧によってブレーキペダル
M8が踏込めず、運転者に不快感を与えるといったこと
が起こるので、これら2種のブレーキ油圧兄(互いに影
響することなく、どちらか大きい方の油圧で以って制動
装置M8を働かせるよう油圧系に例えばシャトル弁等か
らなる油圧切替弁を設けるとよい。
よってブレーキマスクシリンダから発生されるブレーキ
油圧と第2のマスクシリンダから発生されるブレーキ油
圧とをそのまま駆動輪M1の制動装置M8に伝達するよ
う構成すると、例えば加速スリップ制御中に運転者がブ
レーキペダルを踏込もうとしても、第2のマスクシリン
ダより発生されるブレーキ油圧によってブレーキペダル
M8が踏込めず、運転者に不快感を与えるといったこと
が起こるので、これら2種のブレーキ油圧兄(互いに影
響することなく、どちらか大きい方の油圧で以って制動
装置M8を働かせるよう油圧系に例えばシャトル弁等か
らなる油圧切替弁を設けるとよい。
又、異常検出手段M10は、ブレーキ油圧制御手段M9
が異常か否かを判定するもので必って、例えばブレーキ
油圧制御手段M9の弁切替等に用いられるソレノイドの
コイルが断線又はショー1〜していないか等によって異
常を調べる。
が異常か否かを判定するもので必って、例えばブレーキ
油圧制御手段M9の弁切替等に用いられるソレノイドの
コイルが断線又はショー1〜していないか等によって異
常を調べる。
[作用]
このように構成された本発明の車両の加速スリップ制御
装置では、スリップ検出手段M3が、異常検出手段M1
0にてブレーキ油圧制御手段M9の異常が検出されず、
かつ加速スリップ検出手段M2にて加速スリップが検出
された場合に、吸気系M4のスロットルバルブM6によ
って吸気量を減量し、内燃機関M5の出力を抑制すると
共に、ブレーキ油圧制御手段M9にて制御されるブレー
キ油圧によって駆動輪M1の制動装置M8を動作させ、
駆動輪M1の回転を十分に抑制し、異常検出手段MIO
にてブレーキ油圧制御手段M9の異常が検出され、かつ
加速スリップ検出手段M2にて加速スリップが検出され
た場合に、スロットルバルブM6によって吸気量を減量
して内燃機関M5’の出力を抑制することにより、駆動
輪M1の回転を抑制する。
装置では、スリップ検出手段M3が、異常検出手段M1
0にてブレーキ油圧制御手段M9の異常が検出されず、
かつ加速スリップ検出手段M2にて加速スリップが検出
された場合に、吸気系M4のスロットルバルブM6によ
って吸気量を減量し、内燃機関M5の出力を抑制すると
共に、ブレーキ油圧制御手段M9にて制御されるブレー
キ油圧によって駆動輪M1の制動装置M8を動作させ、
駆動輪M1の回転を十分に抑制し、異常検出手段MIO
にてブレーキ油圧制御手段M9の異常が検出され、かつ
加速スリップ検出手段M2にて加速スリップが検出され
た場合に、スロットルバルブM6によって吸気量を減量
して内燃機関M5’の出力を抑制することにより、駆動
輪M1の回転を抑制する。
[実施例]
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず第2図は第1実施例の加速スリップ制御装置が搭載
された車両のエンジン周辺及び制動装置の油圧系を示す
概略構成図である。
された車両のエンジン周辺及び制動装置の油圧系を示す
概略構成図である。
図において、1はエンジン、2はピストン、3は点火プ
ラグ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク
、7はエアフロメータ、8はエアクリーナを表わしてお
り、エアフロメータ7とサージタンク6との間の吸気通
路には、従来より備えられている、アクセルペダル9と
連動して吸気量を調整する主スロツトルバルブ10の他
に、DCモータ12により駆動され、主スロツトルバル
ブ10と同様に吸気量を調整する副スロツトルバルブ1
4が備えられ、またアクセルペダル9にはその踏み込み
によってON状態とされるアクセルセンサ16が設けら
れている。
ラグ、4は吸気弁、5は燃料噴射弁、6はサージタンク
、7はエアフロメータ、8はエアクリーナを表わしてお
り、エアフロメータ7とサージタンク6との間の吸気通
路には、従来より備えられている、アクセルペダル9と
連動して吸気量を調整する主スロツトルバルブ10の他
に、DCモータ12により駆動され、主スロツトルバル
ブ10と同様に吸気量を調整する副スロツトルバルブ1
4が備えられ、またアクセルペダル9にはその踏み込み
によってON状態とされるアクセルセンサ16が設けら
れている。
次に21はブレーキペダル、22はブレーキペダル21
の踏み込み量に応じてブレーキ油圧を発生するブレーキ
マスクシリンダ、23は加速スリップ発生時にブレーキ
油圧を発生するためのサブマスクシリンダ、24及び2
5は当該車両の左・右の遊動輪、26及び27は同じく
左・右の駆動輪、28ないし31は各車輪24ないし2
7に夫々設けられたホイールシリンダである。
の踏み込み量に応じてブレーキ油圧を発生するブレーキ
マスクシリンダ、23は加速スリップ発生時にブレーキ
油圧を発生するためのサブマスクシリンダ、24及び2
5は当該車両の左・右の遊動輪、26及び27は同じく
左・右の駆動輪、28ないし31は各車輪24ないし2
7に夫々設けられたホイールシリンダである。
ここで上記ブレーキマスクシリンダ22にはタンデム型
のマスクシリンダが用いられ、左・右の遊動輪24.2
5に設けられたホイールシリンダ28.29と左・右の
駆動輪26.27に設けられたホイールシリンダ30.
31とには夫々異なる油圧系で以ってブレーキ油圧が伝
達される。またサブマスクシリンダ23にて発生される
ブレーキ油圧は左・右の駆動輪26.27制動用の油圧
で市って、このブレーキ油圧が、上記ブレーキマスクシ
リンダ22より出力される駆動輪用のブレーキ油圧と同
様に、ホイールシリンダ30;31に伝達されるよう、
ブレーキマスクシリンダ22からホイールシリンダ30
.31への油圧系にはシャトル弁゛からなるチェンジバ
ルブ32が設けられ、ブレーキマスクシリンダ22又は
サブマスクシリンダ23より発生されるブレーキ油圧の
うち、いずれか大きい方の油圧がそのままホイールシリ
ンダ30.31に伝達されるように構成されている。
のマスクシリンダが用いられ、左・右の遊動輪24.2
5に設けられたホイールシリンダ28.29と左・右の
駆動輪26.27に設けられたホイールシリンダ30.
31とには夫々異なる油圧系で以ってブレーキ油圧が伝
達される。またサブマスクシリンダ23にて発生される
ブレーキ油圧は左・右の駆動輪26.27制動用の油圧
で市って、このブレーキ油圧が、上記ブレーキマスクシ
リンダ22より出力される駆動輪用のブレーキ油圧と同
様に、ホイールシリンダ30;31に伝達されるよう、
ブレーキマスクシリンダ22からホイールシリンダ30
.31への油圧系にはシャトル弁゛からなるチェンジバ
ルブ32が設けられ、ブレーキマスクシリンダ22又は
サブマスクシリンダ23より発生されるブレーキ油圧の
うち、いずれか大きい方の油圧がそのままホイールシリ
ンダ30.31に伝達されるように構成されている。
また40は、車両加速時にスリップを生じた場合、上記
サブマスクシリンダ23を駆動してブレーキ油圧を発生
するための油圧系であって、この油圧系に流れる油をリ
ザーバタンク41より汲み出す油圧ポンプ42と、この
汲み出された油の逆流を防止する逆止弁43及び44と
、この油をサブマスクシリンダ23駆動用のエネルギー
源として用いるために、加圧状態で蓄えるアキュムレー
タ45と、油圧ポンプ42からアキュムレータ45に伝
達される油圧が所定圧力以下となった場合にON状態と
される油圧スイッチ46と、後述の処理により当該車両
の加速スリップが検知された際、上記サブマスクシリン
ダ23にアキュムレータ45に蓄えられた所定油圧の油
が伝達されるよう弁位置が切換えられる、サブマスタシ
リンダ駆動用の2位置弁47とを備えている。尚、2位
置弁47には片ソレノイド形の電磁操作弁が用いられ、
通常、ばねによって図に示す弁位置に固定されてあり、
駆動信号を受けることによって、もう一方の弁位置に切
り替えられることとなる。
サブマスクシリンダ23を駆動してブレーキ油圧を発生
するための油圧系であって、この油圧系に流れる油をリ
ザーバタンク41より汲み出す油圧ポンプ42と、この
汲み出された油の逆流を防止する逆止弁43及び44と
、この油をサブマスクシリンダ23駆動用のエネルギー
源として用いるために、加圧状態で蓄えるアキュムレー
タ45と、油圧ポンプ42からアキュムレータ45に伝
達される油圧が所定圧力以下となった場合にON状態と
される油圧スイッチ46と、後述の処理により当該車両
の加速スリップが検知された際、上記サブマスクシリン
ダ23にアキュムレータ45に蓄えられた所定油圧の油
が伝達されるよう弁位置が切換えられる、サブマスタシ
リンダ駆動用の2位置弁47とを備えている。尚、2位
置弁47には片ソレノイド形の電磁操作弁が用いられ、
通常、ばねによって図に示す弁位置に固定されてあり、
駆動信号を受けることによって、もう一方の弁位置に切
り替えられることとなる。
また図において48aは駆動輪26.27の回転速度の
平均値、即ち、駆動輪速度を検出するために、例えば図
示しないトランスミッションの出力軸に設けられた駆動
輪速度センサを、48bは遊動輪28.29の回転速度
の平均値、即ち、遊動輪速度を検出するために、例えば
図示しない遊動輪軸に設けられた遊動輪速度センサを、
49aは主スロツトル開度θ1を検出するために設けら
れた主スロツトル開度センサを、49bは副スロツトル
間度θ2を検出するために設けられた副スロットル開度
センサを、各々表わし、50は駆動輪速度センサ48a
、遊動輪速度センサ48b、主スロツトルバルブセンサ
49a、副スロツトルセンサ49b、油圧スイッチ46
及びアクセルセンサ16か′らの信号を受け、加速スリ
ップを検知して駆動輪26.27のブレーキ油圧を加圧
すると共に、副スロツトルバルブ14の開閉によってエ
ンジン1の出力を低下させ、駆動輪26.27の回転を
抑制する加速スリップ制御処理、及びアキュムレータ4
5に蓄えられるサブスロットルバルブ駆動用の油圧を所
定圧力に保つため、油圧ポンプ42を駆動する油圧制御
処理を実行C1ざらにナブマスタシリンダ駆動用の2位
置弁47の異常を検出する、マイクロコンピュータより
構成された制御回路を表わしている。
平均値、即ち、駆動輪速度を検出するために、例えば図
示しないトランスミッションの出力軸に設けられた駆動
輪速度センサを、48bは遊動輪28.29の回転速度
の平均値、即ち、遊動輪速度を検出するために、例えば
図示しない遊動輪軸に設けられた遊動輪速度センサを、
49aは主スロツトル開度θ1を検出するために設けら
れた主スロツトル開度センサを、49bは副スロツトル
間度θ2を検出するために設けられた副スロットル開度
センサを、各々表わし、50は駆動輪速度センサ48a
、遊動輪速度センサ48b、主スロツトルバルブセンサ
49a、副スロツトルセンサ49b、油圧スイッチ46
及びアクセルセンサ16か′らの信号を受け、加速スリ
ップを検知して駆動輪26.27のブレーキ油圧を加圧
すると共に、副スロツトルバルブ14の開閉によってエ
ンジン1の出力を低下させ、駆動輪26.27の回転を
抑制する加速スリップ制御処理、及びアキュムレータ4
5に蓄えられるサブスロットルバルブ駆動用の油圧を所
定圧力に保つため、油圧ポンプ42を駆動する油圧制御
処理を実行C1ざらにナブマスタシリンダ駆動用の2位
置弁47の異常を検出する、マイクロコンピュータより
構成された制御回路を表わしている。
そして、この制御回路50は第3図に示す如く、異常検
出回路51と、上記アクセルセンサ16、油圧スイッチ
46及び駆動輪速度センサ48a1遊動輪速度センサ4
8b、主スロツトルバルブセンサ49a、副スロツトル
センサ49b及び異常検出回路51にて検出されたデー
タを制御プログラムに従って入力及び演算し、油圧ポン
プ42.2位置弁47、及びDCモータ12を駆動制御
するための処理を行なうセントラルプロセシングユニッ
ト(CPU)52と、制御プログラムやマツプ等のデー
タが格納された1ノードオンリメモリ(ROM>53と
、上記各センサからのデータや演算制御に必要なデータ
が一時的に読み書きされるランダムアクセスメモリ(R
AM>54と、波形整形回路や各センサの出力信号をC
PtJ52に選択的に出力するマルチプレクサ等を備え
た入力部55と、油圧ポンプ42.2位置弁47、及び
DCモータ12をCPU52からの制御信号に従って駆
動する駆動回路を備えた出力部56と、CPU52、R
OM53等の各素子及び入力部55、出力部56を結び
、各種データの通路とされるパスライン57と、上記各
部に電源を供給する電源回路58と、から構成されてい
る。
出回路51と、上記アクセルセンサ16、油圧スイッチ
46及び駆動輪速度センサ48a1遊動輪速度センサ4
8b、主スロツトルバルブセンサ49a、副スロツトル
センサ49b及び異常検出回路51にて検出されたデー
タを制御プログラムに従って入力及び演算し、油圧ポン
プ42.2位置弁47、及びDCモータ12を駆動制御
するための処理を行なうセントラルプロセシングユニッ
ト(CPU)52と、制御プログラムやマツプ等のデー
タが格納された1ノードオンリメモリ(ROM>53と
、上記各センサからのデータや演算制御に必要なデータ
が一時的に読み書きされるランダムアクセスメモリ(R
AM>54と、波形整形回路や各センサの出力信号をC
PtJ52に選択的に出力するマルチプレクサ等を備え
た入力部55と、油圧ポンプ42.2位置弁47、及び
DCモータ12をCPU52からの制御信号に従って駆
動する駆動回路を備えた出力部56と、CPU52、R
OM53等の各素子及び入力部55、出力部56を結び
、各種データの通路とされるパスライン57と、上記各
部に電源を供給する電源回路58と、から構成されてい
る。
又、上記異常検出回路51は第4図に示す如く、2つの
トランジスタTr1.Tr2.1つのツェナーダイオー
ド2D、1つのノットゲートlnv、5つの抵抗R1,
R2,R3,R4,R5から構成されており、2位置弁
47の駆動用コイル59が正常であると上記出力部56
からの信号と同じ信号を上記入力部55へ出力し、上記
駆動用コイル59に断線、あるいはショート等の異常が
あると上記出力部56からの信号と異なった信号を上記
入力部55へ出力する。即ら上記駆動用コイル59が正
常である時は出力部56からの信号がLレベルであれば
Lレベルの信号を入力部55に出力する。しかし、上記
駆動用コイル59に異常がおる時、例えば断線している
時やショートしている時等には出力部56からの信号が
LレベルであってもHレベルの信号を入力部55に出力
する。
トランジスタTr1.Tr2.1つのツェナーダイオー
ド2D、1つのノットゲートlnv、5つの抵抗R1,
R2,R3,R4,R5から構成されており、2位置弁
47の駆動用コイル59が正常であると上記出力部56
からの信号と同じ信号を上記入力部55へ出力し、上記
駆動用コイル59に断線、あるいはショート等の異常が
あると上記出力部56からの信号と異なった信号を上記
入力部55へ出力する。即ら上記駆動用コイル59が正
常である時は出力部56からの信号がLレベルであれば
Lレベルの信号を入力部55に出力する。しかし、上記
駆動用コイル59に異常がおる時、例えば断線している
時やショートしている時等には出力部56からの信号が
LレベルであってもHレベルの信号を入力部55に出力
する。
なお、Bは駆動用コイル59の電源である。
次にこのように構成された制御回路50にて実行される
加速スリップ制御及び油圧制御について、第5図ないし
第7図に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
加速スリップ制御及び油圧制御について、第5図ないし
第7図に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。
ます第5図は加速スリップを検出し、2位置弁−47や
DCモータ12を駆動して駆動輪26.27の回転を抑
制する加速スリップ制御を表わしている。そして処理が
開始されると、まずステップ101を実行し、上記アク
セルセンサ16がらの信号に基づき、現在車両が加速状
態であるが否がの判定を行なう。つまり上述した如く、
アクセルセンサ16は、アクセルペダル9が踏み込まれ
ている場合にON状態とされることから、この処理とし
てはアクセルペダル9が踏み込まれている場合に加速時
と判定することとなり、本ステップ101にて車両が加
速状態であると判断すると続くステップ102に移行し
、一方加速状態でないと判断するとそのまま本ルーチン
の処理を終える。
DCモータ12を駆動して駆動輪26.27の回転を抑
制する加速スリップ制御を表わしている。そして処理が
開始されると、まずステップ101を実行し、上記アク
セルセンサ16がらの信号に基づき、現在車両が加速状
態であるが否がの判定を行なう。つまり上述した如く、
アクセルセンサ16は、アクセルペダル9が踏み込まれ
ている場合にON状態とされることから、この処理とし
てはアクセルペダル9が踏み込まれている場合に加速時
と判定することとなり、本ステップ101にて車両が加
速状態であると判断すると続くステップ102に移行し
、一方加速状態でないと判断するとそのまま本ルーチン
の処理を終える。
次にステップ102においては、駆動輪速度センサ48
a、遊動輪速度センサ48b、主スロツトルセンサ49
a及び副スロツトルセンサ49bからの検出信号に基づ
き駆動輪速度Vr、遊動輪速度Vf、主スロツトル開度
θ1及び副スロツトル開度θ2を算出し、続くステップ
103に移行する。そしてステップ103においては上
記算出された遊動輪速度Vfを基に基準車輪速度ytを
算出する。
a、遊動輪速度センサ48b、主スロツトルセンサ49
a及び副スロツトルセンサ49bからの検出信号に基づ
き駆動輪速度Vr、遊動輪速度Vf、主スロツトル開度
θ1及び副スロツトル開度θ2を算出し、続くステップ
103に移行する。そしてステップ103においては上
記算出された遊動輪速度Vfを基に基準車輪速度ytを
算出する。
ここで基準車輪速度Vtは、後述の処理にて駆動輪速度
vrと比較して、駆動輪に加速スリップを生じてい゛る
か否かを判断するために用いられるもので必って、 Vt =1.2XVf を用いて算出する。尚この係数1.2は、加速時に駆動
輪のタイヤと路面との間に最大摩擦力が生じ、最適な加
速性が得られるよう、即ちスリップ率が20%になるよ
う駆動輪の回転を制御するため設定された値でおる。
vrと比較して、駆動輪に加速スリップを生じてい゛る
か否かを判断するために用いられるもので必って、 Vt =1.2XVf を用いて算出する。尚この係数1.2は、加速時に駆動
輪のタイヤと路面との間に最大摩擦力が生じ、最適な加
速性が得られるよう、即ちスリップ率が20%になるよ
う駆動輪の回転を制御するため設定された値でおる。
ステップ104において、2位置弁47の駆動コイル5
9が正常でおるかを異常検出回路51の出力によって判
定する。正常であると判定されると処理は続くステップ
105に移行し、正常ではないと判定されると後述する
スロットルバルブ主体のスリップ制御ルーチン106に
移行する。
9が正常でおるかを異常検出回路51の出力によって判
定する。正常であると判定されると処理は続くステップ
105に移行し、正常ではないと判定されると後述する
スロットルバルブ主体のスリップ制御ルーチン106に
移行する。
ステップ104に続くステップ105ないしステップ’
109は、駆動輪速度Vr、遊動輪速度Vfを用いて次
式で表わされる車両スリップ率SRを求め、スリップ率
が0.30を超えない状態が一定時間α以上続いたか否
かを判定する。
109は、駆動輪速度Vr、遊動輪速度Vfを用いて次
式で表わされる車両スリップ率SRを求め、スリップ率
が0.30を超えない状態が一定時間α以上続いたか否
かを判定する。
SR= l Vr −Vf l /Vf即ら、ステッ
プ105でSR>0.30である旨、判定されるとタイ
マカウンタtをリセットし、SR≦0.30である旨判
定されるとタイマカウンタtを1だけインクリメントす
る。次いでステップ109でtくαである旨、判定され
ると、以前として駆動輪の回転を応答性よく抑制する場
合があるとしてステップ110の制動装置主体のスリッ
プ制御へ移行する。t≧αであると駆動輪の回転をそれ
ほど応答性よく抑制する場合はないとしてステップ10
6のスロットルバルブ主体のスリップ制御へ移行する。
プ105でSR>0.30である旨、判定されるとタイ
マカウンタtをリセットし、SR≦0.30である旨判
定されるとタイマカウンタtを1だけインクリメントす
る。次いでステップ109でtくαである旨、判定され
ると、以前として駆動輪の回転を応答性よく抑制する場
合があるとしてステップ110の制動装置主体のスリッ
プ制御へ移行する。t≧αであると駆動輪の回転をそれ
ほど応答性よく抑制する場合はないとしてステップ10
6のスロットルバルブ主体のスリップ制御へ移行する。
次に、第6図を用いてステップ106のスリップ制御を
説明する。
説明する。
制御がこのステップ106に移行すると、ステップ20
0で上記ステップ102にて求められた駆動輪速度Vr
が基準車輪速度Vtを越えたが否か、即ち駆動輪のスリ
ップ率が20%を越え、タイヤが空転し始めたか否かを
判断する。そしてVr >ytの場合には、その加速ス
リップを防止するため、DCモータ12を副スロツトル
バルブ14の閉方向に駆動する旨を表わすフラグFをス
テツブ210にてセットし次ステツプ202に移行する
。
0で上記ステップ102にて求められた駆動輪速度Vr
が基準車輪速度Vtを越えたが否か、即ち駆動輪のスリ
ップ率が20%を越え、タイヤが空転し始めたか否かを
判断する。そしてVr >ytの場合には、その加速ス
リップを防止するため、DCモータ12を副スロツトル
バルブ14の閉方向に駆動する旨を表わすフラグFをス
テツブ210にてセットし次ステツプ202に移行する
。
ステップ202では副スロツトルバルブ14を閉じる際
の、副スロツトルバルブ14の目標開度θ2−を、遊動
輪速度vfをパラメータとする第9図に示す如きマツプ
Aを用いて設定し、ステップ103に移行する。
の、副スロツトルバルブ14の目標開度θ2−を、遊動
輪速度vfをパラメータとする第9図に示す如きマツプ
Aを用いて設定し、ステップ103に移行する。
一方上記ステップ200でVr≦Vtである旨判断され
ると、即ら、駆動輪に加速スリップが生じていない旨判
断されると、ステップ204に移行してフラグFをリセ
ットする。そして次ステツプ205では、副スロツトル
バルブ14の目標開度62′を、駆動輪速度Vrと基準
車輪速度ytとの偏差(Vr −Vt )をパラメータ
とする第10図に示す如きマツプBを用いて算出し、ス
テップ206に移行する。
ると、即ら、駆動輪に加速スリップが生じていない旨判
断されると、ステップ204に移行してフラグFをリセ
ットする。そして次ステツプ205では、副スロツトル
バルブ14の目標開度62′を、駆動輪速度Vrと基準
車輪速度ytとの偏差(Vr −Vt )をパラメータ
とする第10図に示す如きマツプBを用いて算出し、ス
テップ206に移行する。
ステップ206においては上記ステップ205にて求め
られた副スロツトルバルブ14の目標開度θ2−が主ス
ロツトル開度θ1より大きいか否かを判断する。そして
02′〉θ1である場合にはステップ207に移行して
、目標開度θ2−にθ1の値を設定し、ステップ203
に移行し、θ2−≦61である場合にはそのままステッ
プ203に移行する。
られた副スロツトルバルブ14の目標開度θ2−が主ス
ロツトル開度θ1より大きいか否かを判断する。そして
02′〉θ1である場合にはステップ207に移行して
、目標開度θ2−にθ1の値を設定し、ステップ203
に移行し、θ2−≦61である場合にはそのままステッ
プ203に移行する。
尚上記ステップ205ないしステップ207の処理は、
駆動輪に加速スリップが生じていない場合、副スロツト
ルバルブ14を全開すると再度加速スリップが生じた際
の応答性が遅れることを考慮して付加された処理で市っ
て、加速スリップが発生しそうな時には副スロツトルバ
ルブ14の開方向への駆動を制限すると共に、その開度
を主スロツトルバルブ10の開度以上とする必要はない
ので、目標開度02′が主スロツトルバルブ10のスロ
ットル開度θ1を越えないよう制限しているのである。
駆動輪に加速スリップが生じていない場合、副スロツト
ルバルブ14を全開すると再度加速スリップが生じた際
の応答性が遅れることを考慮して付加された処理で市っ
て、加速スリップが発生しそうな時には副スロツトルバ
ルブ14の開方向への駆動を制限すると共に、その開度
を主スロツトルバルブ10の開度以上とする必要はない
ので、目標開度02′が主スロツトルバルブ10のスロ
ットル開度θ1を越えないよう制限しているのである。
以上のように副スロツトルバルブ14の目標開度02′
が設定されると、ステップ203が実行されるが、この
ステップ203では上記設定された目標開度θ2′と、
上記ステップ102にて求められた副スロツトル開度θ
2とを比較して、その偏差に応じてDCモータ12の回
転速度Vsを設定する。尚この回転速度VSの設定に際
しては第11図に示す如きマツプCが用いられる。
が設定されると、ステップ203が実行されるが、この
ステップ203では上記設定された目標開度θ2′と、
上記ステップ102にて求められた副スロツトル開度θ
2とを比較して、その偏差に応じてDCモータ12の回
転速度Vsを設定する。尚この回転速度VSの設定に際
しては第11図に示す如きマツプCが用いられる。
次いで第7図を用いてステップ110の制動装置主体の
スリップ制御を説明す′る。
スリップ制御を説明す′る。
制御がこのステップ110に移行すると、ステップ30
0で、前述のステップ200と同じく駆動輪速度Vrが
基準車輪速度Vtを超えたか否かによって、タイヤが空
転し始めたか否かを判断する。そしてVr〉Vtの場合
には、次ステツプ301に移行する。
0で、前述のステップ200と同じく駆動輪速度Vrが
基準車輪速度Vtを超えたか否かによって、タイヤが空
転し始めたか否かを判断する。そしてVr〉Vtの場合
には、次ステツプ301に移行する。
ステップ301は副スロツトルバルブ14が所定開度(
本実施例では85%)以下に閉じられないようにするた
めのものでおり、副スロツトルバルブ14の開度θ2が
85%より大きければ、フラグFをステップ302にて
セットし、ステップ303にて目標開度02′を1単位
減らしてステップ304に移行し、又、副スロツトルバ
ルブ14の開度θ2が85%以下であれば、目標開度0
2′は変更せずにステップ304に移行する。
本実施例では85%)以下に閉じられないようにするた
めのものでおり、副スロツトルバルブ14の開度θ2が
85%より大きければ、フラグFをステップ302にて
セットし、ステップ303にて目標開度02′を1単位
減らしてステップ304に移行し、又、副スロツトルバ
ルブ14の開度θ2が85%以下であれば、目標開度0
2′は変更せずにステップ304に移行する。
ステップ304では、2位置弁47に駆動信号を出力し
、ブレーキ圧力を発生させて制動装置により駆動輪の回
転を抑制する。
、ブレーキ圧力を発生させて制動装置により駆動輪の回
転を抑制する。
一方、上記ステップ300でV「≦Vtで必る旨判断さ
れると、フラグFをステップ305にてリセットし、次
ステツプ306に移行し、副スロツトルバルブ14の目
標開度θ2−を1単位増した後、ステップ307に移行
して2位置弁47への駆動信号を停止する。2位置弁4
7は前述の如く、駆動信号がないとばねによってブレー
キ油圧発生しない弁位置となる。従って駆動信号を停止
すれば制動装置による駆動輪の回転の抑制は解除される
。
れると、フラグFをステップ305にてリセットし、次
ステツプ306に移行し、副スロツトルバルブ14の目
標開度θ2−を1単位増した後、ステップ307に移行
して2位置弁47への駆動信号を停止する。2位置弁4
7は前述の如く、駆動信号がないとばねによってブレー
キ油圧発生しない弁位置となる。従って駆動信号を停止
すれば制動装置による駆動輪の回転の抑制は解除される
。
ステップ304あるいはステップ307にて2位置弁駆
動信号を出力あるいは停止した後、制御はステップ30
8に移行する。ステップ308では、上記ステップ20
3と同じく、上記設定された目標開度θ2−と上記ステ
ップ102にて求められた副スロツトル開度θ2とを比
較して、その偏差に応じてDCモータ12の回転速度V
sを設定する。尚、この回転速度ysの設定に際しては
ステップ203と同じく第11図に示す如きマツプCが
用いられる。
動信号を出力あるいは停止した後、制御はステップ30
8に移行する。ステップ308では、上記ステップ20
3と同じく、上記設定された目標開度θ2−と上記ステ
ップ102にて求められた副スロツトル開度θ2とを比
較して、その偏差に応じてDCモータ12の回転速度V
sを設定する。尚、この回転速度ysの設定に際しては
ステップ203と同じく第11図に示す如きマツプCが
用いられる。
次に第8図は上記第5図の加速スリップ制御ルーチンで
求められたDCモータ12の回転速度VS及びフラグF
の値を基にDCモータを副スロツトルバルブ14の開方
向、あるいは閉方向に駆動して、実際にスリップ制御を
実行する、DCモータ制御ルーチンを表わしている。
求められたDCモータ12の回転速度VS及びフラグF
の値を基にDCモータを副スロツトルバルブ14の開方
向、あるいは閉方向に駆動して、実際にスリップ制御を
実行する、DCモータ制御ルーチンを表わしている。
この処理は所定時間毎の割り込みにより実行される。処
理が開始されるとまずステップ401を実行し、フラグ
Fがセットされているか否か、即ら現在加速スリップ発
生中で副スロツトルバルブ14を閉方向に駆動するのか
否か、を判断する。
理が開始されるとまずステップ401を実行し、フラグ
Fがセットされているか否か、即ら現在加速スリップ発
生中で副スロツトルバルブ14を閉方向に駆動するのか
否か、を判断する。
そしてフラグFがセットされている場合にはステップ4
02に移行して、DCモータ12を前記ステップ203
あるいはステップ308で設定された回転速度Vsで副
スロツトルバルブ14の閉方向に駆動する。一方上記ス
テップ401にてフラグFがリセット状態である旨判断
されるとステップ403に移行して、DCモータ12を
上記回転速度VSで副スロツトルバルブ14の開方向に
駆動する。尚この時、回転速度Vsが「○」となってい
ることがおるが、その場合にはDCモータ12は駆動さ
れないこととなる。
02に移行して、DCモータ12を前記ステップ203
あるいはステップ308で設定された回転速度Vsで副
スロツトルバルブ14の閉方向に駆動する。一方上記ス
テップ401にてフラグFがリセット状態である旨判断
されるとステップ403に移行して、DCモータ12を
上記回転速度VSで副スロツトルバルブ14の開方向に
駆動する。尚この時、回転速度Vsが「○」となってい
ることがおるが、その場合にはDCモータ12は駆動さ
れないこととなる。
第12図及び第13図は上記の加速スリップ制御によっ
て、車両始動時の加速スリップ及び車両走行中の加速ス
リップが制御された場合の、駆動輪速度Vr、遊動輪速
度Vf、基準車輪速度Vt、主スロツトル開度θ1及び
副スロツトル開度θ2.2位置弁駆動信号及びタイマカ
ウンタ主の変化を表わすタイムチャートであって、第1
2図は駆動用コイル59が正常である場合のタイムチャ
ートを示し、第13図は駆動用コ゛イル59が正常でな
い場合のタイムチャートを示す。尚、第13図では、2
位置弁駆動信号及びタイマカウンタtはいずれも変化し
ないので省略した。
て、車両始動時の加速スリップ及び車両走行中の加速ス
リップが制御された場合の、駆動輪速度Vr、遊動輪速
度Vf、基準車輪速度Vt、主スロツトル開度θ1及び
副スロツトル開度θ2.2位置弁駆動信号及びタイマカ
ウンタ主の変化を表わすタイムチャートであって、第1
2図は駆動用コイル59が正常である場合のタイムチャ
ートを示し、第13図は駆動用コ゛イル59が正常でな
い場合のタイムチャートを示す。尚、第13図では、2
位置弁駆動信号及びタイマカウンタtはいずれも変化し
ないので省略した。
第12図から明らかなように、本実施例の加速スリップ
制御装置においては、加速スリップ初期や、スリツ゛プ
率が高い時等の直ちに駆動輪の回転を抑制する必要がお
る場合にのみ、制動装置主体の加速スリップ制御を行な
うので特に高い耐久性を有しない従来の制動装置を用い
ることができる。
制御装置においては、加速スリップ初期や、スリツ゛プ
率が高い時等の直ちに駆動輪の回転を抑制する必要がお
る場合にのみ、制動装置主体の加速スリップ制御を行な
うので特に高い耐久性を有しない従来の制動装置を用い
ることができる。
又、スロットルバルブ主体の加速スリップ制御において
は、駆動輪速度Vrが基準速度ytを越え、加速スリッ
プが生ずると、副スロツトルバルブ14の目標開度02
′が遊動輪速度Vf1即ち車両の走行速度に応じて設定
され、それに応じて副スロツトルバルブ14か閉じられ
ることから、車両走行時に大ぎなエンジンブレーキを発
生することなく、エンジン出力をスムーズに抑制するこ
とができる。また副スロツトルバルブを開閉するDCモ
ータ12の回転速度は副スロツトル開度θ2と目標開度
θ2−との偏差に応じて設定されることから、大きな加
速スリップが生じた際には副スロツトルバルブ14が速
やかに閉じられ、小さな加速スリップか生じた際には副
スロツトルバルブ14が緩やかに閉じられることとなる
。従って副スロツトルバルブの開閉もスムーズに行なう
ことができ、副スロツトル開度θ2の過制御を防止する
ことができる。更に加速スリップが発生していない場合
の副スロツトル開度θ2は、全開とされず、駆動輪のス
リップの程度、即らスリップ率に応じて制御され、また
主スロツトル開度θ1よりも大きくならないように制御
されることから、加速スリップ発生時には副スロツトル
開度θ2をより早く目標開度θ2−に制御することもで
きる。
は、駆動輪速度Vrが基準速度ytを越え、加速スリッ
プが生ずると、副スロツトルバルブ14の目標開度02
′が遊動輪速度Vf1即ち車両の走行速度に応じて設定
され、それに応じて副スロツトルバルブ14か閉じられ
ることから、車両走行時に大ぎなエンジンブレーキを発
生することなく、エンジン出力をスムーズに抑制するこ
とができる。また副スロツトルバルブを開閉するDCモ
ータ12の回転速度は副スロツトル開度θ2と目標開度
θ2−との偏差に応じて設定されることから、大きな加
速スリップが生じた際には副スロツトルバルブ14が速
やかに閉じられ、小さな加速スリップか生じた際には副
スロツトルバルブ14が緩やかに閉じられることとなる
。従って副スロツトルバルブの開閉もスムーズに行なう
ことができ、副スロツトル開度θ2の過制御を防止する
ことができる。更に加速スリップが発生していない場合
の副スロツトル開度θ2は、全開とされず、駆動輪のス
リップの程度、即らスリップ率に応じて制御され、また
主スロツトル開度θ1よりも大きくならないように制御
されることから、加速スリップ発生時には副スロツトル
開度θ2をより早く目標開度θ2−に制御することもで
きる。
又、第13図から明らかなように駆動コイル59に異常
が生じて制動装置主体の加速スリップ制御が不可能とな
ってもスロットルバルブ主体の加速スリップ制御によっ
て駆動輪の回転が抑制されるので制動装置主体の場合に
比べて、応答性は若干悪くなるが、車両の走行の安定性
には十分な加速スリップ制御を得ることができる。
が生じて制動装置主体の加速スリップ制御が不可能とな
ってもスロットルバルブ主体の加速スリップ制御によっ
て駆動輪の回転が抑制されるので制動装置主体の場合に
比べて、応答性は若干悪くなるが、車両の走行の安定性
には十分な加速スリップ制御を得ることができる。
尚上記実施例では内燃機関の吸気系に設けられるスロッ
トルバルブを2つに分け、一方をアクセルペダルに連動
する主スロツトルバルブ、他方をDCモータにより駆動
される副スロツトルバルブとして、加速スリップ制御に
は副スロツトルバルブを用いるよう構成したが、アクセ
ルペダルとは連動しない、いわゆるリンクレススロット
ルバルブを用いた車両の場合、上記のように加速スリッ
プ制御用の副スロツトルバルブを設けることなく、リン
クレススロットルバルブを直接駆動制御して上記の如き
加速スリップ制御を実行することができる。そしてこの
場合には上記のように主スロツトルバルブの開度を検出
し、そのバルブ開度に応じて副スロツトルバルブを開く
といった処理は不要となることから、加速スリップ刺部
をより簡略化することができる。
トルバルブを2つに分け、一方をアクセルペダルに連動
する主スロツトルバルブ、他方をDCモータにより駆動
される副スロツトルバルブとして、加速スリップ制御に
は副スロツトルバルブを用いるよう構成したが、アクセ
ルペダルとは連動しない、いわゆるリンクレススロット
ルバルブを用いた車両の場合、上記のように加速スリッ
プ制御用の副スロツトルバルブを設けることなく、リン
クレススロットルバルブを直接駆動制御して上記の如き
加速スリップ制御を実行することができる。そしてこの
場合には上記のように主スロツトルバルブの開度を検出
し、そのバルブ開度に応じて副スロツトルバルブを開く
といった処理は不要となることから、加速スリップ刺部
をより簡略化することができる。
[発明の効果]
以上詳述した如く、本発明の車両の加速スリップ制御装
置では、スリップ率が高い等の速やかに駆動輪の回転を
抑制する必要がある場合にのみ制動装置を用いて加速ス
リップ制御を行ない、応答性を要求されない場合には、
スロットルバルブ主体の加速スリップ制御を行ない、ざ
らに制動装置のブレーキ油圧を制御するブレーキ油圧制
御手段に異常が起きた場合には、常にスロットルバルブ
主体の加速スリップ制御を行なうよう構成されているこ
とから、加速スリップを検知した際には制動装置を用い
て直接駆動輪の回転を抑制することができ、制御′の応
答性を向上することができると共に、その回転はスロッ
トルバルブによる内燃機関の出力制御によっても抑制さ
れることから、従来の制動装置をそのまま利用すること
ができる。
置では、スリップ率が高い等の速やかに駆動輪の回転を
抑制する必要がある場合にのみ制動装置を用いて加速ス
リップ制御を行ない、応答性を要求されない場合には、
スロットルバルブ主体の加速スリップ制御を行ない、ざ
らに制動装置のブレーキ油圧を制御するブレーキ油圧制
御手段に異常が起きた場合には、常にスロットルバルブ
主体の加速スリップ制御を行なうよう構成されているこ
とから、加速スリップを検知した際には制動装置を用い
て直接駆動輪の回転を抑制することができ、制御′の応
答性を向上することができると共に、その回転はスロッ
トルバルブによる内燃機関の出力制御によっても抑制さ
れることから、従来の制動装置をそのまま利用すること
ができる。
さらにブレーキ油圧制御手段に異常がおきた場合でもス
ロットルバルブによる加速スリップ制御がなされるため
、安定した走行性を得ることができ、より車両の安全性
が増加するようになる。
ロットルバルブによる加速スリップ制御がなされるため
、安定した走行性を得ることができ、より車両の安全性
が増加するようになる。
第1図は本発明の構成を表わすブロック図、第2図ない
し第13図は本発明の一実施例を示し、 第2図はその概略構成図、 第3図は制御回路を表わすブロック図、第4図は異常検
出回路を表わす回路図、第5図は制御回路で実行される
加速スリップ制御ルーチンの制御プログラムを表わすフ
ローチャート、 第6図は同じくスロットルバルブ主体スリップ制御ルー
チンの制御プログラムを表わすフローチャート、 第7図は制動装置主体スリップ制御ルーチンの制御プロ
グラムを表わすフローチャート、第8図はDCモータ制
御ルーチンの制御−プログラムを表わすフローチャート
、 第9図ないし第11図は夫々加速スリップ判定ルーチン
で用いられるマツプAないしマツプCの内容を表わす線
図、 第12図及び第13図は加速スリップ制御により変化す
る車輪速度、スロットル開度等を表わすタイムチャート
である。 Ml・・・駆動輪 M2・・・加速スリップ検出手段 M3・・・スリップ制御手段 M4・・・吸気系 M5・・・内燃機関 M6・・・スロットルバルブ Ml・・・スロットルバルブ駆動部材 M8・・・制動装置 M9・・・ブレーキ油圧制御手段 Mlo・・・異常検出手段 12・・・DCモータ 14・・・副スロツトルバルブ 23・・・サブマスクシリンダ 26.27・・・駆動輪 32・・・チェンジバルブ 42・・・油圧ポンプ 47・・・2位置弁 48a・・・駆動輪速度センサ 48b・・・遊動輪速度センサ 50・・・制御回路
し第13図は本発明の一実施例を示し、 第2図はその概略構成図、 第3図は制御回路を表わすブロック図、第4図は異常検
出回路を表わす回路図、第5図は制御回路で実行される
加速スリップ制御ルーチンの制御プログラムを表わすフ
ローチャート、 第6図は同じくスロットルバルブ主体スリップ制御ルー
チンの制御プログラムを表わすフローチャート、 第7図は制動装置主体スリップ制御ルーチンの制御プロ
グラムを表わすフローチャート、第8図はDCモータ制
御ルーチンの制御−プログラムを表わすフローチャート
、 第9図ないし第11図は夫々加速スリップ判定ルーチン
で用いられるマツプAないしマツプCの内容を表わす線
図、 第12図及び第13図は加速スリップ制御により変化す
る車輪速度、スロットル開度等を表わすタイムチャート
である。 Ml・・・駆動輪 M2・・・加速スリップ検出手段 M3・・・スリップ制御手段 M4・・・吸気系 M5・・・内燃機関 M6・・・スロットルバルブ Ml・・・スロットルバルブ駆動部材 M8・・・制動装置 M9・・・ブレーキ油圧制御手段 Mlo・・・異常検出手段 12・・・DCモータ 14・・・副スロツトルバルブ 23・・・サブマスクシリンダ 26.27・・・駆動輪 32・・・チェンジバルブ 42・・・油圧ポンプ 47・・・2位置弁 48a・・・駆動輪速度センサ 48b・・・遊動輪速度センサ 50・・・制御回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車両加速時に生ずる駆動輪の加速スリップを検出する加
速スリップ検出手段と、 該加速スリップ検出手段にて上記駆動輪の加速スリップ
が検出された場合に、上記駆動輪の回転を抑制するスリ
ップ制御手段と、 を備えた車両の加速スリップ制御装置において、上記ス
リップ制御手段が、 内燃機関の吸気系に設けられ、吸入空気量を調整するこ
とによって内燃機関の出力を増減するスロットルバルブ
と、 該スロットルバルブを開閉駆動するスロットルバルブ駆
動部と、 上記駆動輪の制動装置のブレーキ油圧を制御するブレー
キ油圧制御手段と、 該ブレーキ油圧制御手段が異常であるか否かを検出する
異常検出手段と、 を備え、 該異常検出手段により上記ブレーキ油圧制御手段の異常
が検出されず、かつ上記加速スリップ検出手段により駆
動輪の加速スリップが検出された時には上記スロットル
バルブによる内燃機関の出力増減と上記ブレーキ油圧制
御手段による制動装置の油圧制御との両者によって上記
駆動輪の回転を抑制し、 上記異常検出手段により上記ブレーキ油圧制御手段の異
常が検出され、かつ上記加速スリップ検出手段により駆
動輪の加速スリップが検出された時には上記ブレーキ油
圧制御手段による制動装置の油圧制御は行なわず上記ス
ロットルバルブによる内燃機関の出力増減により上記駆
動輪の回転を抑制するよう構成したことを特徴とする車
両の加速スリップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60276535A JPH07115611B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 車両の加速スリップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60276535A JPH07115611B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 車両の加速スリップ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137255A true JPS62137255A (ja) | 1987-06-20 |
JPH07115611B2 JPH07115611B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17570823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60276535A Expired - Lifetime JPH07115611B2 (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 車両の加速スリップ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07115611B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63222945A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | Mazda Motor Corp | 車両の制御装置 |
JPS6422662A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-25 | Toyota Motor Corp | Acceleration slip control device |
JPH01208259A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-22 | Mazda Motor Corp | 車両のスリップ制御装置 |
JPH0331035A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-08 | Mazda Motor Corp | 車両のスリップ制御装置 |
JP2009202917A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Clay Value:Kk | 食品容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49108491A (ja) * | 1973-02-19 | 1974-10-15 | ||
JPS5878832A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-05-12 | ダイムラ−−ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト | アンチブロツク装置も備えた自動車の推進制御装置 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP60276535A patent/JPH07115611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49108491A (ja) * | 1973-02-19 | 1974-10-15 | ||
JPS5878832A (ja) * | 1981-10-15 | 1983-05-12 | ダイムラ−−ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト | アンチブロツク装置も備えた自動車の推進制御装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63222945A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-16 | Mazda Motor Corp | 車両の制御装置 |
JPS6422662A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-25 | Toyota Motor Corp | Acceleration slip control device |
JPH01208259A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-22 | Mazda Motor Corp | 車両のスリップ制御装置 |
JPH0331035A (ja) * | 1989-06-29 | 1991-02-08 | Mazda Motor Corp | 車両のスリップ制御装置 |
JP2009202917A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Clay Value:Kk | 食品容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07115611B2 (ja) | 1995-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |