JPS60128057A - パワ−トレ−ンのスリツプ防止用制御方法 - Google Patents

パワ−トレ−ンのスリツプ防止用制御方法

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JPS60128057A
JPS60128057A JP23414483A JP23414483A JPS60128057A JP S60128057 A JPS60128057 A JP S60128057A JP 23414483 A JP23414483 A JP 23414483A JP 23414483 A JP23414483 A JP 23414483A JP S60128057 A JPS60128057 A JP S60128057A
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JP
Japan
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signal
program
slip
control
engine
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JP23414483A
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English (en)
Inventor
Akio Hosaka
保坂 明夫
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60128057A publication Critical patent/JPS60128057A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/48Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition connecting the brake actuator to an alternative or additional source of fluid pressure, e.g. traction control systems

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両が特に滑り易い路面での発進又は加速時
にスリップすることのないよう、パワートレーンを制御
する方法に関するものである。
従来、車両のスリップ防止を目的としたパワートレーン
の制御方式としては、例えば特開昭58−38347号
公報に示されている如く、前2輪間の平均回転速度と後
2輪間の平均回転速度との差から車両のスリップを検出
し、スリップ検出時パワートレーンの動力源であるエン
ジンの7ユーエルカツト(燃料供給の中止)によりその
出力トルクを低下させてスリップを防止する型式のもの
が知られている。
しかし、かかる方式ではスリップの発生時フューエルカ
ットというようなオン、オフ的なエンジン出力トルクの
制御によりスリップを防止するものであったため、スリ
ップの発生具合に応じたエンジン出力トルクの量的な制
御ができず、制御系の制御ゲインが高く、以下のような
問題を生じていた。即ち、スリップ発生時は兎に角その
大きさが小さくても大きい場合と同じようにフューエル
カットを実行し、エンジン出力トルクを急減させる。こ
れによりスリップがなくなるとフューエルリカバー(燃
料供給の再開)を実行し、エンジン出力トル、りを急増
させる。これにより再びスリップが発生すると、再度フ
ューエルカットによるスリップ防止を行なう。従って、
この制御中スリップが発生したり、これが防止されたり
の状態を繰り返し発生し、確実なスリップ防止を行ない
得ないばかりか、この間エンジン出力トルクが大きく増
減を繰り返すため車両は激しく前後に加振され、車両の
乗心地を著しく損う。
本発明はスリップの度合に応じ連続的に変化する補正量
でパワートレーンをその出力トルクが滑らかに減少する
よう制御すれば、パワートレーンの出力トルク減少がス
リップの度合に応じたものとなって、上述の各種問題を
生ずることなく確実にスリップを防止できるとの観点か
ら、この着想を具体化したパワートレーンの制御方法を
提供しようとするものである。
以下、図面の実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明方法を実施するための制御装置の一例を
、これにより制御すべき自動車のパワートレーンと共に
示し、図中11.1Rは夫々左右前輪、2L、2Rは夫
々左右後輪、3はエンジン、4はトランスミッション(
自動変速機)、5はプロペラシャフト、7はデファレン
シャルギヤ、8L、8Rは夫々左右後輪車軸である。前
輪1L。
1Rはステアリングホイール9により転舵され、自動車
を操向する操舵軸であり、後輪2L、2Rはエンジン3
の動力がトランスミッション4、プロペラシャフト5、
デファレンシャルギヤ7及び車軸8L、8Rを経て伝達
されることにより駆動され、自動車を走行させる駆動輪
である。
エンジン3はイグニッションスイッチ10により始動、
運転、停止を行なわれ、運転中アクセルペダル11の踏
込みにより出力を増すことができる。
エンジン3の出力は上述の如く車輪2L、2Rに伝えら
れて自動車の走行を可能にするが、停車に際してはブレ
ーキペダル12の踏込みによりこれを達成でき、又、駐
車に際してはパーキングブレーキレバー13の操作によ
りこれを達成できる。
エンジン3と共に、本発明方法の制御対象たるパワート
レーンを構成するトランスミッション4は、セレクトレ
バー14の操作位置、即ち駐車(P)3− レンジ、後退(R)レンジ、中立(N>レンジ、前進自
動変速(D)レンジ、2速エンジンブレーキ(IF)レ
ンジ、又は1速エンジンブレーキ(I)レンジに応じ動
力伝達経路を選択され、R,D。
11、Iの走行レンジでエンジン3の動力を選択ギヤ位
置に応じ変速してプロペラシャフト5に出力する。
本発明方法の実施に用いるパワートレーン制御装置は、
エンジン3及びトランスミッション4に共通な1個のコ
ントロールユニット1oooを具え、このコントロール
ユニットは車載バッテリ15の電力を電路16を経て直
接常時通電電源として供給されると共に、イグニッショ
ンスイッチ10の投入状態で通じる電源リレー11を介
し車載バッテリの電力を主電源として供給されることに
より作動する。
そしてコントロールユニット1000は後で詳述するが
、イグニッションスイッチ10からの信号を電路18よ
り、アクセルペダル11からの信号を電路19より、ブ
レーキペダル12からの信号を電路20より、パーキン
グブレーキレバー13からの信号を電路214− より、セレクトレバー14からの信号を電路22より、
エンジン3のクランク角度、クランク軸トルク、吸入空
気流量及び温度に関する信号をワイヤハーネス23より
、トランスミッション4の出力軸回転速度及び出力軸ト
ルクに関する信号をワイヤハーネス24より夫々入力さ
れる他、回転速度センサ29.30からの左右後輪(左
右駆動輪)2L、2R・の回転速度に関する信号を電路
31.32により入力され、これら入力信号の演算結果
をワイヤハーネス23,24より夫々エンジン3及びト
ランスミッション4に出力してこれらを制御する。又コ
ントロールユニット1000は運転者が操作するデータ
入力装置25からのデータ入力信号を電路26より供給
され、これらデータ入力信号に応じて動作モードを変化
させ、更に各種データを電路27より表示装置2Bに出
力して各種データを表示させる。
□コントロールユニット1000に対するこれら入出力
信号を第2図につき順次詳述する。先ず入力信号を説明
するに、イグニッションスイッチ信号101はイグニッ
ションスイッチ10の操作位置、即ちロック位置、オフ
位置、アクセサリ位置、オン位置及びスタータ位置に応
じた信号で電路18より入力され、これら操作位置での
動作内容は周知であるため、説明を省略する。セレクト
信号102はセレクトレバー14の前記各操作レンジP
、R,N。
D、I、Iに対応した信号で、電路22より入力され、
又アクセル信号103はアクセルペダル11の踏込量に
比例した電圧信号で、ポテンシオメータにより得、電路
19を経て入力する。ブレーキ信号104はブレーキペ
ダル12の踏込量に比例した電圧信号で、ポテンシオメ
ータ等により得、電路20を経て入力し、パーキングブ
レーキ信号105もパーキングブレーキレバー13に応
動するポテンシオメータ等からのパーキングブレーキレ
バー操作位置に比例した電圧信号で、電路21を経て入
力する。
なお、ブレーキ信号104及びパーキングブレーキ信号
105はこの代りにブレーキ要素の押圧力(制動力)に
応動する圧力センサによって得ることもできる。又、信
号103〜105を上記ではアナログ信号としたが、エ
ンコーダ等により直接デジタルコード信号どして得るこ
とができる。
データ入力信号106はデータ入力装置25のキーボー
ドやスイッチ類からの信号で、電路26より入力され、
このデータ入力信号によりコントロールユニット100
0の動作モード、例えば制御動作ど診断検査モードや、
動力性能重視モードと燃費重視モード等を指定する。な
お、データ入力信号106としては例えば特開昭58−
13140号公報に記載された如きものがある。主電源
107は車載バッテリ15から電源リレー11を介して
入力され、常時通電電源108はバッテリ15から電路
16より常時入力される。
クランク角度信号120はエンジンクランク軸の一定回
転角毎に発生するパルス信号で、ワイヤハーネス23よ
り入力され、該信号は、クランク軸と一体回転する円板
に一定角度間隔でスリットを設け、円板の回転中核スリ
ットに通過する光を光電検出することによって得ること
ができる。クランク軸トルク信号121は、クランク軸
に加わるトルクを磁歪効果により電気的に検出したトル
ク比例7− の電圧信号で、ワイヤハーネス23より入力され、該信
号は例えば特公昭35−12447号公報に記載の如き
トルクセンサによって得ることができる。空気流量信号
122はエンジン3の吸入空気量に反比例の信号で、ワ
イヤハーネス23より入力され、燃料噴射式エンジンに
常用のエアフローメータによって該信号は得ることがで
きる。エンジン温度信@123はエンジン3の冷却水温
度に比例した信号で、ワイヤハーネス23より入力され
、該信号は冷却水温に感応するサーミスタによって得る
ことができる。
なお、クランク軸トルク信号121以外の上記各種入力
信号については本願出願人の出願に係わる特開昭57−
185501号公報にも既に記述しである通り容易に得
ることができる。
出力軸回転速度信号140はトランスミッション4の出
力軸回転速度に比例した信号で、ワイヤハーネス24よ
り入力され、該信号は前記フランク角度信号120を得
ると同様の手段により得られたパルス信号の周期又は周
波数を演算することにより8− 得ることができる。出力軸トルク信号141はトランス
ミッション4の出力軸トルクに比例の電圧信号でワイヤ
ハーネス24より入力され、該信号は前記クランク軸ト
ルク信号121を得ると同様のトルクセンサによって発
生させることができる。左後輪回転速度信号142は左
後輪(左駆動輪)2Lの回転速度に比例した信号で、前
記クランク角度信号120を得ると同様の手段、例えば
センサ29により得られて電路31より入力されるパル
ス信号の周期又は周波数を演算することでめることがで
きる。右後輪回転速度信号143は右後輪(右駆動輪)
2Rの回転速度に比例した信号で、センサ29と同様の
センサ30から電路32より入力されるパルス信号の周
期又は周波数も演算することでめることができる。なお
、両部動輪2m、2Rの平均回転速度がトランスミッシ
ョン4の出力回転数に対応するから、信号140は信号
142,143の平均値としてめることも可能であり、
この場合信号140を得るための手段を省略することが
できる。ところで、スリップが発生しない開信号142
,143は同じであるが、駆動輪2m、2Rへの動力伝
達がディファレンシャルギt7を介して行なわれるため
、スリップ発生時はこれら駆動輪の回転速度が大きく異
なり、その差がスリップの度合に応じたものになること
から、信号142,143をスリップの発生時その度合
に応じ異なる2種の信号として本発明方法の実施に用い
ることができる。
次に出力信号を説明するに、電源リレー制御信号201
は電源リレー11をオン・オフ制御するもので、イグニ
ッションスイッチ10をオン又はスタータ位置にしたエ
ンジン3の運転中N源すレー11をオンにし、これを経
てコントロールユニット1000にバッテリ15から主
電源107を供給すると共に、イグニッションスイッチ
10をオフにした時もデータを保存するための退避など
が完了するまでは電源リレー17をオンにしておき、コ
ントロールユニット100Oに主電源107を供給し続
ける。データ出力信号202は電路21より表示装置2
8に出力され、この表示装置にトランスミッション4の
変速位置や、セレクトレバー14の選択レンジ、成るい
はパワートレーン制御装置の診断結果を表示させる。
なおこのデータ出力信号202としてはデータ入力信号
106と同じく特開昭58−13140号公報に記載さ
れた如ぎものがある。
空気量制御信号220はアクセル信号103に応じたス
ロットル開度指令又はこれをスリップ情報に応じ修正し
た修正スロットル開度指令で、ワイヤハーネス23より
エンジン3に設けられた周知のスロットルアクチュエー
タ(例えば特公昭58−25853号公報参照)に供給
され、これを介してエンジンスロットル開度を基本的に
は上記スロットル開度指令によりアクセルペダル11の
踏込量(アクセル信号103)に対応した値にするも、
上記修正スロットル開度指令である場合は、エンジンス
ロットル開度を該指令に対応した値にし、エンジン3の
吸入空気量を信号220に対応したものにする。又、エ
ンジン3のアイドリング運転において空気量制御信号2
20は特開昭55−160137号公報に記載の如くア
イドリンク回転数を一定に保つようスロットルアクチュ
エータを介して11− スロットル開度を制御し、更にデータ入力信号106に
より定速走行が指示された場合空気量制御信号220は
出力軸回転速度140による車速と指示車速との比較か
らスロットルアクチュエータを介しスロットル開度を制
re<フィードバック制御)して定速走行を可能にする
。燃料噴射量制御信号221、はエンジン3に設けられ
た燃料噴射弁の開弁時間を制御するパルス信号で、ワイ
ヤハーネス23より出力され、基本的には特開昭55−
125334号公報に記載の如くクランク角度信号12
0及び空気流門信号122から吸入空気量に比例する上
記開弁時間幅(燃料噴射量)が算出されると共にそれに
各種補正がほどこされ、その結果が燃料噴射量制御信号
221としてエンジン3の運転に同期して出力される。
点火制御信号222は特開昭57−185501号公報
及び特開昭54−58116号公報に記載の如く、エン
ジン3に設けられたイグニ、ツションコイルの一次コイ
ルに対する通電時開及び通電中止時間をクランク角度信
@120に同期して制御し、点火エネルギー及び点火時
期を12− 制御する信号で、ワイヤハーネス23より出力される。
なお、点火エネルギーはエンジン回転速度(クランク角
度信号120の周期又は周波数から算出する)やバッテ
リ15の電圧が変化しても一定に保たれるよう制御され
、点火時期はエンジン回転速度及びクランク軸トルクに
より出力トルク、燃費、排気等を考慮して決定される。
EGR制御信号223は特開昭55−3’2918号公
報に記載の如くエンジン3に設けられた排気還流制御弁
の開度(排気還流量)に関する信号で、ワイヤハーネス
23より出力され、上記の弁開度(排気還流量)はエン
ジン回転速度及びクランク軸トルクに応じ、排気及び燃
費等を前轍して決定される。
変速比制御信号240はトランスミッション4の変速比
(ギヤ位置)に対応するもので、ワイヤーハーネス24
より出力される。この変速比はトランスミッション4の
入力トルク(エンジン3のクランク軸トルク)、即ち信
号121又はこれに対応する信号(アクセル信号103
、吸入空気量信号122等)と、車速(出力軸回転速度
信号140)とに応じ、駆動トルク、燃費、振動等を考
慮して決定される。そして変速比制御信号240は特開
昭57−47056号公報、特開昭56−24255号
公報及び特開昭56−24256号公報に記載の如くト
ランスミッション4の各種変速ソレノイドを選択駆動し
て対応する摩擦要素の作動により目的とするギヤ位置を
得ることができる。ロックアツプ制御信号241はトラ
ンスミッション4に設けられたトルクコンバータの入出
力要素間を結合、釈放制御する信号で、ワイヤーハーネ
ス24より出力される。ロックアツプ制御信号241は
特開昭56−24255号公報、特開昭56−2425
6号公報及び特開昭57−33253号公報に記載の如
くクランク軸トルク(信号121)及び車速(信号14
0)に応じ燃費及び振動を考慮して決定され、上記結合
、釈放制御によりトルクコンバータ入出力要素間の相対
回転(スリップ)を必要に応じ制限する。
次にコントロールユニットi oooの具体的構成例を
第3図により説明する。
図中1100は信号整形回路で、前記した各種入力信号
101〜107. 120〜123. 140. 14
1の入力部を構成し、これら入力信号のノイズ除去及び
サージ吸収を行なって、ノイズによるコントロールユニ
ットの誤作動や、サージによるコントロールユニットの
破壊を防止すると共に、各種入力信号を増幅したり変換
することにより次段の入力インターフェース回路120
0が正確に動作し得るような波形に整える。入力インタ
ーフェース回路1200は、回路11O0で整形された
各種入力信号をアナログ−デジタル(A/D)変換した
り、所定時間中のパルス数をカウントしたり、中央演算
処理装置(Cp U ) 1300が入力データとして
読込めるようなデジタルコード信号に変換したりしてこ
れらを入力データとして内部対応レジスタに格納し得る
ものとする。CP U 1300は水晶振動子1310
の発振信号1311を基にしたクロック信号に同期して
動作するもので、バス1320を介して入力インターフ
ェース回路1200、メモリ1400、出力インターフ
ェース回路1500及び演算タイマ回路1350に接続
されている。
15− c p U 130Gは動作中メモリ1400のマスク
ROM141O及びPROM1420に記憶されている
制御プログラムを実行する問、入力インターフェース回
路1200内の各レジスタから各種入力データを読込み
、これらを演算処理して各種出力データを算出し、これ
ら出力データを出力インターフェース回路15O0内の
対応レジスタに所定のタイミングで送出する。メモリ1
400は上記マスクR0M 1410及びPROM 1
420に加えてRA M 143G及び記憶保持用メモ
リ144Oを具える記憶装獣である。マスクROM14
10はCP Ll 130Gが実行する制御プログラム
とこのプログラム実行時に使用するデータとを製造時に
永久的に記憶させておく。F ROM 1420は車種
や、エンジン3及びトランスミッション4の種類に応じ
、変更する可能性の大きな制御プログラムやデータを、
コントロールユニットへの組込時永久的に書込んで記憶
させておく。又、RA M 143Gは読出しおよび書
込みが可能なランダムアクセスメモリで、CP U 1
300が行なう演算処理の途中データを一時的に記憶し
ておいたり、c p U 130Gが演16− 算処理の結果データを出力インターフェース回路150
0へ送出する前に一時的に記憶保持しておく用をなし、
この記憶内容はイグニッションスイッチ10がオフにな
って前述の如く主電源107が供給されなくなると直ち
に消失する。更に記憶保持用メモリ1440は、CP 
U 1300が行なう演算処理の途中データや結果デー
タのうち自動車の運転をやめても保持してどくべきデー
タを記憶しておく用をなし、イグニッションスイッチ1
0がオフにされて主電源107が供給されなくなっても
、常時通電電源108により引続き上記のデータを記憶
保持するものとする。
演算タイマ回路1350はCP U1300の機能を増
強するものであり、Cp’jl 1300の演算処理を
^連化するための乗算回路、所定時間毎にCP U 1
300へ割込信号を送出するインタバルタイマ、CPU
1300が所定の事象から次の事象までの経過時間や事
象発生時刻を知るための7リ一ランカウンタ等□ を有
する。出力インターフェース回路150OはCPU13
00からの出力データを内部対応レジスタに格納し、こ
れらデータを所定のタイミングと時間幅、或いは所定の
周期とデユーティ比のパルス信号に変換したり、MJ、
rOJのスイッチング信号に変換して駆動回路160O
に送出する。駆動回路160Oは電力増幅回路で、出力
インターフェース回路1500からの信号を電圧・電流
増幅して前記各種出力信号201,202,220〜2
23,240,241となす。
なお、1700はバックアップ回路で、この回路17O
0は駆動回路16O0の各信号をモニタして得られるモ
ニタ信号1110により起動され、CP Ll 130
0、メモリ1400等が故障により正常に動作しなくな
った時、信号整形回路1100からの信号の一部を受け
、エンジ3及びトランスミッション4を自動車の安全な
自走上必要最小限は作動させ得る出力信号1120を発
生すると共に故障の発生を知らせる切換信号1130を
発する。信号1120及び1730は切換回路1750
に供給され、この切換回路は信号1730によって出力
インターフェース回路1500からの信号を遮断すると
共に、この代りに信号112Oを駆動回路160Oへ供
給し、自動車を安全に修理工場まで自走させ得る。
1800は電源回路で、主電源107及び常時通電電源
108を供給される。電源回路1800は主電源101
から入力インターフェース回路1200、CP C11
300゜メモリ1400、出力インターフェース回路1
50O及び演算タイマ回路1350に5vの定電圧18
1Oを、バックアップ回路1100に5■の定電圧18
20を、入力インターフェース回路12O0にイグニッ
ションスイッチ10のオン・オフを示す信号1830を
、バス1320にリセット信号1840及びCP LJ
 1300の動作を停止させる信号1850を入力イン
ターフェース回路1200にその内部A/D変換器用の
定電圧1860を、又信号整形回路1100、駆動回路
1600及び切換回路1750に主電圧1870を夫々
供給し、これらを所定通り作動させる。又電源回路18
00は常時通電電源108から記憶保持メモリ1440
に5Vの定電圧188Oを供給し、これをイグニッショ
ンスイッチ10のオフ時も所定通り作動させる。
かかる構成になるコントロールユニットの制御プログラ
ム及びこれによる演算処理の仕方を第419− 図により概略説明する。
制御プログラムは大別して、初期設定プログラム300
0と、バックグランドプログラム4000と、割込処理
プログラム5000と、サブプログラム3100との4
種のプログラムにより構成される。
イグニッションスイッチ1Oがオンになり、主電源10
1が投入されると、電源回路180Oはリセット信号1
840を発し、これを受けてCP U 1300は第4
図中リセットから制御プログラムを開始し、先ず初期設
定プログラム300OでRA M 1430、入出力イ
ンターフェース回路1200.1500等の初期値設定
(イニシャライズ)を行なう。その後はバックグランド
プログラム4000が繰返し実行され、このプログラム
は処理項目毎の複数のプログラムよりなり、これらがそ
の配列順序に従って順次実行される。バックグランドプ
ログラム4000の実行中(初期設定プログラム300
Oの実行中の場合もある)割込要求信号が入ると、実行
中のプログラムを一時中断して図中割込から始まる割込
処理プログラム5000に■の如く移る。
20− 割込処理プログラム5oooでは、先ず割込要求信号の
種類を判別し、判別結果に応じ割込処理プログラム50
00中のどれを実行するかを選択する。選択されたプロ
グラムの実行後、実行途中のバックグランドプログラム
4000に■の如く戻り、その実行を再開する。
なお、割込処理プログラム5000の実行中に別の割込
要求信号が入ると、■の如く割込に戻り、現在実行中の
割込処理プログラムと今回新たに入ってきた割込要求信
号の種類に対応する割込処理プログラムとの比較から、
どちらのプログラムを優先して実行すべきかを判別し、
判別結果に応じ■の如く新たな割込要求信号に対応した
プログラムを実行して中断したプログラムに戻ったり、
或いは■の如く進行中のプログラムを実行し終えてから
新たな割込要求信号に対応したプログラムを開始する。
バックグランドプログラム4O00や割込処理プログラ
ム5000の中で痕々使用するプログラムはサブプログ
ラム3100として別に設定しておき、各プログラム実
行中に上記サブプログラムが必要になった時は■、■、
■の如くサブプログラム310Oに飛び、要求されたサ
ブプログラムを実行する。そして、このサブプログラム
の実行が完了すると、■、■、◎の如く実行途中のプロ
グラムに戻り、これを完遂する。なお、サブプログラム
の実行中に別なサブプログラムを実行したり、割込要求
信号によって割込処理プログラム5O00を実行すべき
場合もあるが、これらは図面が不明瞭になるため図示を
省略した。
又、プログラムによってはその実行中割込要求を受ける
と困る場合があり、このようなプログラムにあってはそ
の開始前に割込の受付けを禁止(マスクと呼ぶ)し、当
該プログラムの終了時に割込みの受付iづ禁止を解除す
る。
かかる制御プログラムの詳細は第5図の如くであり、以
下この図面に基づき制御プログラムの詳細説明を行なう
初期設定プログラム3000は、イグニッションスイッ
チ1Oのオンによる主電源107の投入時、リセット信
号1840によってリセット・ベクタ・アドレスと称せ
られる特定のアドレスから実行開始されるプログラムで
、CP U 1300、RA M 1430、入出力イ
ンターフェース回路1200.1500等の初期値設定
(イニシャライズ)、即ち以後におけるプログラムの前
準備を行なう。このプログラムではマイクロコンピュー
タで使用すべきRAMの全番地をクリアした後、入出力
インターフェース回路1200.1500及び演算タイ
マ回路135Oの動作に要求される指令を書込むと共に
これらの動作を開始させる。
これら指令の中には、割込信号処理のための割込マスク
の解除、タイマ割込周期の設定、各種回転数や車速を計
測するための計測時間の設定、各制御の出力信号に係わ
る定数の設定、及び初期出力状態の設定等が含まれる。
かかる初期設定が終了すると、CP U 1300に割
込許可命令を発し、制御の開始を持つ。
バックグランドプログラム400Oは、CP Ll 1
300の通常動作中、即ち割込要求がない限り常に実行
されるプログラムで、一般に制御の特性上さほど23− 緊急性を必要どしないもの、又は特に演綽時間を長(必
要とするもの、或いは定常の制御定数を算出するもの等
が含まれ、これらはc p U 1300の空き時間中
に実行される。バックグランドプログラム4O00は定
常制御データ算出プログラム4100、低速補正データ
算出プログラム4200、学習制御プログラム4300
及びチェックプログラム4400よりなり、これらプロ
グラムは予め定められた順序で順次実行され、最終のプ
ログラムが実行完了すると再び先頭のプログラムに戻り
、これを繰返す。かくてコントロールユニット1000
は自動車の定常運転中これに対応した出力信号201,
202,220〜223,240.241を発し、信号
220〜223によりエンジン3を、又信号24o、2
4iによりトランスミッション4を夫々定常運転に見合
った作動状態に制御すると共に、信号201により電源
リレー11をオンに保ってコントロールユニット100
0に主電源101を供給し続け、信号202により表示
装置i28に必要情報を表示させることができる。
割込処理プログラム5O00は、各種割込によって24
− 現在実行中の初期設定プログラム3000又はバックグ
ランドプログラム4000を中断して起動されるプログ
ラムで、割込みの種類により選択されるタイマ割込処理
プログラム5100 (5110,5120,5130
)、角度一致割込処理プログラム5200(5210)
 、A/D変換処理プログラム5300 (5310)
 、外部割込処理プログラム5400 (5410> 
、回転計測終了割込処理プログラム5500 (551
0) 、外部パルス割込処理プログラム5600、オー
バーフロー割込処理プログラム5700、及びデータ受
信割込処理プログラム5800 (5810)よりなる
割込処理プログラム群と、これらに続<JOB実行優先
順位判定プログラム600Oによって判定された順位に
沿い実行される加速時制御プログラム6100、減速時
制御プログラム6200、発進時制御プログラム630
0.変速時制御プログラム6400、ロックアツプ時制
御プログラム6500、エンスト防止制御プログラム6
600、時間同期制御プログラム6100、角度同期制
御プログラム6750及びデータ入出カプログラム68
0Oよりなる優先順位別処理プログラム群とで構成する
次にこれらプログラムを順次説明するに、タイマ割込み
があった場合タイマ割込処理プログラム510Oが選択
され、このプログラムでは先ずA/D変換起動プログラ
ム5120が実行される。プログラム5120は、入力
インターフェース回路1200において複数のアナログ
入力信号をマルチプレクサを切換えながらA/D変換し
て制御に用いるに際し、A/D変換器の起動とマルチプ
レクサの切換えとを行なって、アナログ信号測定を管理
するプログラムである。次でクロック信号出力プログラ
ム5110が実行されるが、これはCP U 1300
.メモリ1400、出力インターフェース回路1500
等が正常に動作しているのを示す一定周期のクロック信
号を出力し、これらの作動状態を外部に通知するための
プログラムである。そして最後に時間周期JOB起動予
約プログラム513Oが実行され、このプログラムによ
り時間周期(一定時間の周期に同期して制御される)J
OB処理プログラムの起動(詳しくは当該JOBの起動
要求)をJOB実行優先順位判定プログラム6000に
発する。
角度一致割込み(エンジン3が所定のクランク角度に達
する都度光せられる割込み)が入ると、角度一致割込処
理プログラム520Oが選択される。
このプログラムでは、エンジンの回転に同期した処理が
必要なプロゲラl\(角度同期JOB処理プログラム)
の起動(詳しくは当該JOBの起動要求)を、角度同期
JOB起動予約プログラム5210において、JOB実
行優先順位判定プログラム60O0に発する。
A/D BUSSYフラッグチェック割込みが入ると、
A/D変換終了処理プログラム53O0が選択され、こ
こではA/D BLISSYフラッグをチェックしてA
/D変換が終了しているがどうかを判定する。終了して
いればA/D変換値ストア・運転状態別JOB起動予約
プログラム5310において、A/D変換のチャンネル
データに応じA/D変換データを対応するR A M 
1430の番地に格納すると共に、例えば後で詳細に説
明する如くアクセル信号102に関するA/D変換値の
時系列データから自動車の運転状態を判別し、この運転
状態11− に応じた運転状態別JOB処理プログラムの起動(詳し
くは当該JOBの起動要求)をJOB実行優先順位判定
プログラム6000に発する。
外部割込みが入るとし、外部割込処理プログラム540
0が選択される。外部割込みは、コントロールユニット
への主電源107を断つ特発せられる緊急割込みであり
、これにより選択されたプログラム540Oでは、パワ
ーオフ時データ保存プログラム5410の実行により自
己診断、学習制御等に用いるために保存の必要があるデ
ータをROM 1430より記憶保持用メモリ1440
に転送する。
エンジン回転の計測終了割込みが入ったり、左右駆動輪
回転速度の計測終了割込みが入ると、回転計測終了割込
処理プログラム5500が選択され、このプログラムは
入力インターフェース回路1200内に設けられたクラ
ンク角度信号12O1左後輪回転速度信号142及び右
優輪回転速度信号143の周波数を測定する(1定時間
中のパルス入力数をカウントする)回路の測定終了毎に
生ずる割込要求によって起動される。そして、エンジン
回転数28− (クランク角度信号120)の計測終了時はエンスト判
定RPM算定プログラム5510によりエンジン回転数
を読込むと共にエンストが発生するか否かを判定してエ
ンスト防止制御プログラム6600の起動要求をJOB
実行優先順位判定プログラム6000に発する。又左右
駆動輪回転速度の計測終了時はスリップ発生検出プログ
ラム5520によって第6図につき後述する如くスリッ
プが発生するか否かを判定し、スリップが発生すると判
定した場合発進時であれば発進時制御プログラム630
0の起動要求を、又加速時であれば加速時制御プログラ
ム6100の起動要求をJOB実行優先順位判定プログ
ラムeoooに発する。
外部パルス割込処理プログラム5600は、キーボード
のキー操作時これから、又外部装置からパルス信号が入
る時に実行されるプログラムで、該パルス信号に応じた
制御を実行する。又、オーバーフロー割込処理プログラ
ム5100はタイマーのオーバーフロ一時に発せられる
割込みによって実行するプログラムで、所定の処理を実
行する。
データ受信割込処理プログラム5800は、データ受信
割込みによって選択され、受信データ処理JOB起動予
約プログラム5810により、受信データをRA M 
1430の所定番地に記憶し、次で受信データ処理JO
Bの起動(詳しくは当該JOBの起動要求)をJOB実
行優先順位判定プログラム6000に発する。
JOB実行順位判定プログラム600Oは、上記各割込
処理プログラムから対応するJOBの起動要求を受付け
、JOBに対応したR A M 1430における所定
番地の所定ビット(フラッグと呼ぶ)を[0]から「1
」に変化させる。各J OF3には予め実行優先順位が
割付けられており、その順位に応じて番地及びビットの
順序が決められる。本プログラムでは、RA M 14
30における番地のビットを順位の高い方から順にチェ
ックしてゆき、予約されているプログラムがあれば、こ
れを実行開始すると同時に予約を取消す(フラッグを「
0」にリセットする)。当該プログラムの実行終了時は
再びJOB実行優先順位判定プログラム6000に戻り
、次順位の予約プログラムを実行すると共にその予約を
取消し、予約プログラムが全て実行され終った時点で、
バックグランドプログラム400Oに復帰する。
次にかかるプログラム600Oにより優先順位を決定さ
れる優先順位別処理プログラム群を説明するに、加速時
制御プログラム6100は、自動車の加速時加速の度合
に応じた最適な燃料噴射量、点火時期、排気還流量、吸
入空気量、変速比及びロックアツプの要否等に関する制
御出力データを算出する。例えば急加速の場合(アクセ
ル信号103が急増する場合)は、エンジン3をその出
力が急増するように、即ち燃料噴射口が増し、点火時期
が早まり、排気還流量が減少し、吸入空気量が増すよう
に制御すると共に、トランスミッション4をその出力ト
ルクが増加するように、即ちトルクコンバータのロック
アツプが解除され、変速比が大きくなるように制御する
。ところでこの加速時、スリップが発生すると、エンジ
ンをその出力トルクが減少するように、例えば後述する
如く空気量制31− 御信号220(スロットル開度)の修正により制御して
、スリップを防止する。
減速時制御プログラム6200は、自動車の減速時減速
の度合、車速、エンジン回転速度等に応じた最適な各種
制御出力データを算出する。この減速時は例えばエンジ
ン3を燃料消費量が最も少なくなるよう、即ち燃料噴射
口が零又は微小となるよう制御すると共に、トランスミ
ッション4を変速比及びトルクコンバータの作動状態が
最適な減速感となるように制御する。
発進時制御プログラム6300は、車両の発進時十分な
発進トルクが得られるようニシジン3及びトランスミッ
ション4を制御すべく夫々の各種制御出力データ220
〜223及び240,241を算出する。
そしてこの発進時スリップが発生すると、エンジン3を
その出力トルクが減少するように、例えば後述する如く
空気口制御信号220(スロットル開度)の修正により
制御してスリップを防止する。
変速時制御プログラム6400は、トランスミッション
4の変速時乗員に大きな変速ショックがかか32− ることのないよう、トランスミッション4を変速制御す
ると共にエンジン3を出力トルク及び回転速度に関して
制御すべく各種制御出力データを算出する。
ロックアツプ時制御プログラム6500は、トルクコン
バータをロックアツプする時及びロックアツプ解除づる
時のショックが少なくなるよう、トルクコンバータのロ
ックアツプ制御及びエンジン3の出力制御を行なうべく
各種制御出力データを算出する。
エンスト防止制御プログラム6600は、前記プログラ
ム5510でエンジン回転速度の変化状態を判定して、
エンジンストールの発生が予測される場合に実行される
プログラムであり、エンジンストール防止のため緊急に
エンジン出力を上げると共に負荷を軽くするようエンジ
ン3及びトランスミッション4を制御すべく各種制御出
力データを算出する。
時間同期制御プログラム6700は、一定周期毎に予′
約されて実行されるプログラムで、一定時間毎における
各種データの更新変更や制御データの出力インターフェ
ース回路150Oへの書込み等を行なう。
角変同期制御プログラム615Oは、エンジン3の一定
クランク軸角度毎に予約されて実行されるプログラムで
、このクランク軸角度毎に各種データの更新変更や、制
御データの出力インターフェース回路1500への書込
み等を行なう。
データ入出カプログラム68O0は、一定時間毎に又は
データ受信割込みが発生した詩句に予約されて実行され
るプログラムで、データ受信の入力時そのデータ内容を
判断して記憶させたり、制御状態を変更させたりし、デ
ータ送信の出力時そのデータ内容を出力する。
次に上記した実施例の作用を、特に車両がスリップする
場合について説明する。
左右駆動輪回転速度の計測終了割込みが入ると、スリッ
プ発生検出プログラム5520が実行され、このプログ
ラムは入力インターフェース回路1200内の左右駆動
輪回転速度データを基に第6図のフローチャートに沿っ
て車両のスリップを以下の如くに判別する。
即ち、先ずステップ5521において、入力インターフ
ェース回路1200から読込む駆動輪回転速度データが
左後輪2Lの回転速度か否かを判別し、そうであればス
テップ5522において当該データを左後輪速度データ
VL どしてRA M 1430の所定番地に記憶し、
そうでなければステップ5523において入力インター
フェース回路1200の別の駆動輪回転速喰用周波数カ
ウンタから右後輪速度データvRを読込んでRA M 
1430の所定番地に記憶する。次で制御はステップ5
524に進み、ここでデータVL。
VRの比VR/VLをめると共に、これが1.0をはさ
む基準値R8f1及びR6,2間にあるか否かを判別す
る。
比VR/VLがこれら基準値間にあれば、データVL 
、 VRがホ[同L; (VR/VL カ1.0ニ近い
)であるから、左右駆動輪2L、2Rはスリップしてい
ないことになり、この場合法のステップ5525におい
てスリップ発生フラッグF 5lipを「0」35− にリセットする。VR/V、が上記基準値間になければ
、データV、V、が大きく異なるから、左右駆動輪2L
、2Rはいずれか一方がスリップしていることになり、
この場合法のステップ5526においてスリップ発生フ
ラッグFslipを「1」にセットする。このようにセ
ットされるフラッグFs□□、がスリップ発生時におけ
る発進時制御プログラム6300又は加速時制御プログ
ラム6100の起動要求となり、これがJOB実行優先
順位判定プログラム6000に発せられて予約される。
スリップが発進時に生じた場合はプログラム6000が
、実行順となった時に発進時制御プログラム6300を
実行開始すると共にフラッグFslipを[0」にリセ
ットする。プログラム6300は第7図に示すフローチ
ャートに沿って実行され、先ずステップ6301におい
てフラッグFslipが1であるか否かを判別し、そう
でなければスリップが発生していないことから、ステッ
プ6302においてスロットル開度θTH(空気饋制御
信号220)を修正せず、アクセル信号103に対応し
たスロットル開度θA36− (基本的なスロットル開度指令)のままにする。
フラッグF8□ipが1である場合、スリップが発生し
ていることから、ステップ6301は順次ステップ63
03〜6306を選択してスリップが防止されるようエ
ンジン3の出力トルクを以下の如くに減少させる。
つまり、ステップ6303においては、前記の比vR/
vLを1.0(スリップ無の状態)から差引いてまる値
の絶対値、即ちスリップ率Sを算出し、次のステップ6
304でこのスリップ率Sを時間微分すると共にその微
分値に定数に1を乗算してスリップ率微分11Dを算出
する。次でステップ6305において、微分1Dに、ス
リップ率Sと定数に2どの積で表わされる比例弁を加算
してトルク修正量T(スリップの発生原因となるトルク
過大分)をめ、ステップ6306においてこのトルク修
正ff1Tに相当するスロットル開度修正量f (T)
を演算又はテーブルルックアップ方式によりめると共に
、アクセル信号103に対応するスロットル開度θAか
らスロットル開度修正量f (T)を減算して修正スロ
ットル開度θA−f(T)をスロットル開度θ、Hとし
、これに対応する空気量制御信号220を出力する。
これにより前記スロットルアクチ1エータはエンジンス
ロットル開度を上記の修正スロットル開度に対応したも
のとなしてエンジンの出力トルクをスリップの度合(ス
リップ率S)に応じ比例(P)及び微分(D)制御によ
って過不足なく低下させ、スリップが丁度なくなるよう
エンジン出力トルクを減少させることができる。
スリップが加速時に生じた場合プログラム6000は、
実行順になった時に加速時制御プログラム6100を実
行開始すると共にフラッグFslipをrOJにリセッ
トする。プログラム6100も第7図に示すと同様のも
ので、発進時と同じくスリップを防止することができる
上記実施例ではPD副制御よりエンジン出力トルクをス
リップの度合に応じ減少させたが、スロットルアクチュ
エータの特性及びエンジンの応答性によっては積分制御
等信の制御方式を組合せて採用することも可能である。
又、上記実施例では左右駆動輪2L、2Rの速度差をノ
ーマライズした比V /V□からスリップ率を締出した
が、当該速成差の絶対値を用いたり、4輪1L、1R。
2L、2Rの周速のうち最大値と最小値との差の絶対値
を用いたり、或いはレーダ等から得られる対地車速ど駆
動輪2L又は2Rの周速との差の絶対値を用いてもよい
。更にパワートレーンの出力トルクをスリップ発生時減
少させるのに空気量制御信号220を修正したが、燃料
噴射量制御信号221や点火制御信号222を修正して
エンジン出力トルクを減少させたり、或いはトランスミ
ッションの変速比(信号240)を修正したり、これら
各修正を組合せて用いることができる。しかして、トラ
ンスミッションの変速比を修正する場合、トルク制御が
段階的となるので、エンジンの制御と組合せて用いるの
が良い。なお、トランスミッション4が無段変速機であ
る場合、トランスミッションのみの制御によっても目的
を達し得ることは言うまでもない。
39− かくして本発明方法は例えば上述の如り辷して、スリッ
プ発生時これをパワートレーンの出hトルク減少により
防止するに当り、パワートレーンの出力トルク減少量を
スリップの度合に応じた過不足のないものにするから、
スリップ防止実行中もスリップが断続的に発生するとい
った前記従来方式の欠点をなくせて雪道や泥道等スリッ
プし易い路面でも確実なスリップ防止による安定走行を
達成できると共に、パワートレーンの出力トルクがスリ
ップ防止実行中大きく増減を繰り返すこともなく、車両
の乗心地を一切損ねない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施に用いるパワートレーン制御
装置を自動車用パワートレーンと共に示す縮図的平面図
、 第2図は同パワートレーン制御装置の主要部であるコン
トロールユニットの入出力信号説明図、第3図は同コン
トロールユニットのブロック線図、 第4図は同コントロールユニットによる制御ブ40− ログラムの概略を示す線図、 第5図は同il制御プログラムの詳細線図、第6図は同
制御プログラムにおけるスリップ発生検出プログラムの
フローチャート、 第7図は同制御プログラムにおける発進時制御プログラ
ムのフローチャート、 第8図はクレーム対応図である。 21.2R・・・後2輪(駆動輪) 3・・・エンジン 4・・・トランスミッショント・・
ディファレンシャルギヤ 10・・・イグニッションスイッチ 11・・・アクセルペダル 12・・・ブレーキペダル
13・・・パーキングブレーキレバー 14・・・セレクトレバー 15・・・車載バッテリ1
7・・・電源リレー 25・・・データ入力装置28・
・・表示装置 29.30・・・駆動輪回転速度センサ101・・・イ
グニッションスイッチ信号102・・・セレクト信号 
103・・・アクセル信号104・・・ブレーキ信号 105・・・パーキングブレーキ信号 106・・・データ入力信号 107・・・主電源 108・・・常時通電電源120
・・・クランク角度信号 121・・・クランク軸トルク信号 122・・・空気流量信号 123・・・エンジン温度
信号140・・・出力軸回転速度信号 141・・・出力軸トルク信号 142・・・左後輪回転速度信号 143・・・右後輪回転速度信号 201・・・電源リレー制御信号 202・・・データ出力信号 220・・・空気量制御信号 221・・・燃料噴射量制御信号 222・・・点火制御信号 223・・・E G R!
l Ill信号240・・・変速比制御信号 241・・・ロックアツプ制御信号 1000・・・コントロールユニット 1100・・・信号整形回路 1200・・・入力インターフェース回路1300・・
・中央演算処理装置(CPU)1400・・・メモリ 1500・・・出力インターフェース回路1600・・
・駆動回路 11O0・・・バックアップ回路1800
・・・電源回路 3000・・・初期設定プログラム4
000 (4100,4200,4300,4400)
 ”・ハックグランドプログラム 5000・・・割込処理プログラム 5100(5110,5120,5130) 、520
0(5210) 、5300(5310) 、5400
(5410) 、5500(5510,5520) 。 5600 、5700.5800 (5810)・・・
割込処理プログラム群 6000・・・JOB実行優先順位判定プログラム61
00〜6800・・・優先順位別処理プログラム群44
0−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、パワートレーンからの動力により走行される車両が
    スリップしないようパワートレーンを制御するに際し、
    前記スリップの発生時その度合に応じて異なる2種の速
    度を検出し、これら速度間の差をめ、この差に応じて連
    続的に変化するパワートレーン出力トルク補正量をめ、
    該補正量によりパワートレーンをその出力トルクが減少
    するよう制御して前記の差を零にすることを特徴とする
    パワートレーンのスリップ防止用制御方法。
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