JPH0658187A - 内燃機関の燃料供給停止制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給停止制御装置Info
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- JPH0658187A JPH0658187A JP4208719A JP20871992A JPH0658187A JP H0658187 A JPH0658187 A JP H0658187A JP 4208719 A JP4208719 A JP 4208719A JP 20871992 A JP20871992 A JP 20871992A JP H0658187 A JPH0658187 A JP H0658187A
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- deceleration
- vehicle
- fuel supply
- internal combustion
- fuel
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/12—Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration
- F02D41/123—Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration the fuel injection being cut-off
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2200/00—Input parameters for engine control
- F02D2200/50—Input parameters for engine control said parameters being related to the vehicle or its components
- F02D2200/501—Vehicle speed
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車両の減速時の乗り心地と燃費を向上する。
【構成】スロットルセンサ５によりスロットル弁３の開
度の減速度が所定値以下で機関回転速度センサ７で検出
される機関回転速度が所定値以上の燃料供給停止条件が
満たされると、機関１の半分の気筒の燃料供給が停止さ
れ、次いでトルクセンサ８で自動変速機６の出力軸のト
ルクが非減速時の方向から反転したことを検出した時に
車両が減速されたと判定し、全気筒への燃料供給を停止
する。これにより、車両の減速に同期して機関トルクが
低減されるのでトルクショックが軽減され、乗り心地が
向上し、無駄な燃料供給の遅延も無くなるためび燃費も
改善される。
度の減速度が所定値以下で機関回転速度センサ７で検出
される機関回転速度が所定値以上の燃料供給停止条件が
満たされると、機関１の半分の気筒の燃料供給が停止さ
れ、次いでトルクセンサ８で自動変速機６の出力軸のト
ルクが非減速時の方向から反転したことを検出した時に
車両が減速されたと判定し、全気筒への燃料供給を停止
する。これにより、車両の減速に同期して機関トルクが
低減されるのでトルクショックが軽減され、乗り心地が
向上し、無駄な燃料供給の遅延も無くなるためび燃費も
改善される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用内燃機関への燃
料供給を所定の減速運転時に停止制御する装置に関す
る。
料供給を所定の減速運転時に停止制御する装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】車両用内燃機関においては、所定の減速
運転時に燃料の供給を停止する機構を備えたものが一般
的である (特開昭６３−１７９１５０号公報等参照) 。
ところで、前記燃料供給が停止されるタイミングは、初
期のものでは、例えば減速操作としてスロットル弁開度
の開度減少速度が所定値以上であって、減速操作開始時
の機関回転速度が所定値以上である等の条件が満たされ
ると直ちに実行されるものであった。
運転時に燃料の供給を停止する機構を備えたものが一般
的である (特開昭６３−１７９１５０号公報等参照) 。
ところで、前記燃料供給が停止されるタイミングは、初
期のものでは、例えば減速操作としてスロットル弁開度
の開度減少速度が所定値以上であって、減速操作開始時
の機関回転速度が所定値以上である等の条件が満たされ
ると直ちに実行されるものであった。
【０００３】しかしながら、実際には、減速操作が開始
されてから機関の出力トルクが減少し、該トルク変化が
変速機を介して車軸に伝達されて実際に車両が減速され
るまでに遅れを生じる。したがって、減速操作直後に全
気筒の燃料供給を停止することは、まだ車両の走行慣性
が大きい間に大きな減速抵抗を与えることになるから、
トルクショックが大きく乗り心地を悪くする。
されてから機関の出力トルクが減少し、該トルク変化が
変速機を介して車軸に伝達されて実際に車両が減速され
るまでに遅れを生じる。したがって、減速操作直後に全
気筒の燃料供給を停止することは、まだ車両の走行慣性
が大きい間に大きな減速抵抗を与えることになるから、
トルクショックが大きく乗り心地を悪くする。
【０００４】そこで、減速操作開始後、所定時間経過後
に燃料供給を停止するようにしたものが考えられてい
る。また、燃料供給停止を全気筒同時に行うとトルク変
化が大き過ぎるため減速操作後、段階的にトルクを減少
させるべくまず一部の気筒の燃料供給を停止し、その後
全気筒の燃料供給を停止するような段階的な燃料供給停
止制御を行うものも一般的になってきており、このもの
でも、一部及び全気筒の燃料供給を停止するタイミング
を減速操作後の時間で設定するようにしたものがある。
に燃料供給を停止するようにしたものが考えられてい
る。また、燃料供給停止を全気筒同時に行うとトルク変
化が大き過ぎるため減速操作後、段階的にトルクを減少
させるべくまず一部の気筒の燃料供給を停止し、その後
全気筒の燃料供給を停止するような段階的な燃料供給停
止制御を行うものも一般的になってきており、このもの
でも、一部及び全気筒の燃料供給を停止するタイミング
を減速操作後の時間で設定するようにしたものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トルク
を減少させるタイミングを減速操作後の時間だけで設定
する方式では、減速操作時或いは操作後の機関運転状態
や走行路面状況等によって減速状態が異なるため、燃料
供給停止を良好なタイミングで行うことができず、トル
ク変化が大き過ぎて乗り心地を悪くしたり、供給停止の
遅れにより燃費を十分改善できない等の問題を生じる。
を減少させるタイミングを減速操作後の時間だけで設定
する方式では、減速操作時或いは操作後の機関運転状態
や走行路面状況等によって減速状態が異なるため、燃料
供給停止を良好なタイミングで行うことができず、トル
ク変化が大き過ぎて乗り心地を悪くしたり、供給停止の
遅れにより燃費を十分改善できない等の問題を生じる。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、実際の車両の減速状態によって燃料供
給停止制御を行うことにより、燃費，乗り心地を十分に
改善した内燃機関の燃料供給停止制御装置を提供するこ
とを目的とする。
なされたもので、実際の車両の減速状態によって燃料供
給停止制御を行うことにより、燃費，乗り心地を十分に
改善した内燃機関の燃料供給停止制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
内燃機関の燃料供給停止制御装置は、図１に実線で示す
ように、車両用内燃機関への燃料供給を所定の減速運転
時に停止制御する内燃機関の燃料供給停止制御装置にお
いて、運転者の減速操作に遅れて生じる車両の減速状態
を検出する車両減速検出手段と、前記車両減速検出手段
により車両の減速を検出した時に内燃機関への燃料供給
を停止させる燃料供給停止手段と、を含んで構成した。
内燃機関の燃料供給停止制御装置は、図１に実線で示す
ように、車両用内燃機関への燃料供給を所定の減速運転
時に停止制御する内燃機関の燃料供給停止制御装置にお
いて、運転者の減速操作に遅れて生じる車両の減速状態
を検出する車両減速検出手段と、前記車両減速検出手段
により車両の減速を検出した時に内燃機関への燃料供給
を停止させる燃料供給停止手段と、を含んで構成した。
【０００８】また、図１に点線で示すように、前記減速
検出手段と、燃料供給停止が可能か否かを判定する燃料
供給停止判定手段と、該燃料供給停止判定手段により燃
料供給停止が可能と判定したときに一部気筒への燃料供
給を停止し、更に前記車両減速検出手段が車両の減速を
検出したときに残りの気筒への燃料供給をも停止させる
燃料供給停止手段と、を含んで構成してもよい。
検出手段と、燃料供給停止が可能か否かを判定する燃料
供給停止判定手段と、該燃料供給停止判定手段により燃
料供給停止が可能と判定したときに一部気筒への燃料供
給を停止し、更に前記車両減速検出手段が車両の減速を
検出したときに残りの気筒への燃料供給をも停止させる
燃料供給停止手段と、を含んで構成してもよい。
【０００９】
【作用】運転者が減速操作を行うと、機関の出力トルク
が低減し、該トルクの減少が変速機を介して車軸に伝達
され、実際に車両が減速されるまでに遅れを生じる。車
両減速検出手段は、車軸のトルク変化を検出したり、ト
ルクコンバータ付自動変速機を搭載した車両ではトルク
コンバータの入力側と出力側の回転数の比や差などを検
出したりすることで実際の車両の減速を検出する。
が低減し、該トルクの減少が変速機を介して車軸に伝達
され、実際に車両が減速されるまでに遅れを生じる。車
両減速検出手段は、車軸のトルク変化を検出したり、ト
ルクコンバータ付自動変速機を搭載した車両ではトルク
コンバータの入力側と出力側の回転数の比や差などを検
出したりすることで実際の車両の減速を検出する。
【００１０】そして、車両が減速されるタイミングで燃
料供給停止手段により、機関への燃料供給が停止される
ため、車両の減速を大きなトルク変化を伴うことなくス
ムースに行うことができる。また、燃料供給停止判定手
段を備えたものでは、まず、燃料供給停止が可能である
と判定された場合は、一部の気筒への燃料供給が停止さ
れ、更に車両の減速が検出されたときに、全気筒への燃
料供給が停止される。これにより、燃料供給が段階的に
行われるため、トルク変化がより小さくなり、車両の減
速をよりスムースに行うことができる。
料供給停止手段により、機関への燃料供給が停止される
ため、車両の減速を大きなトルク変化を伴うことなくス
ムースに行うことができる。また、燃料供給停止判定手
段を備えたものでは、まず、燃料供給停止が可能である
と判定された場合は、一部の気筒への燃料供給が停止さ
れ、更に車両の減速が検出されたときに、全気筒への燃
料供給が停止される。これにより、燃料供給が段階的に
行われるため、トルク変化がより小さくなり、車両の減
速をよりスムースに行うことができる。
【００１１】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図２はハードウエアの構成を示す。内燃機関１の吸
気通路２には、スロットル弁３及び各気筒毎に燃料噴射
弁４が装着されている。又、前記スロットル弁３に連結
して弁開度を検出するスロットルセンサ５が設けられ
る。
る。図２はハードウエアの構成を示す。内燃機関１の吸
気通路２には、スロットル弁３及び各気筒毎に燃料噴射
弁４が装着されている。又、前記スロットル弁３に連結
して弁開度を検出するスロットルセンサ５が設けられ
る。
【００１２】前記内燃機関１にはトルクコンバータ付の
自動変速機６が連結され、トルクコンバータの入力軸側
に機関回転速度を検出する機関回転速度センサ７が設け
られ、自動変速機６の出力軸側には該出力軸のトルクを
検出するトルクセンサ８が設けられる。前記各センサか
らの検出信号は、マイクロコンピュータを内蔵した制御
回路９に入力される。そして、制御回路９は前記各種信
号に基づいて検出された運転状態に応じて前記燃料噴射
弁４からの燃料噴射量の制御を行う。
自動変速機６が連結され、トルクコンバータの入力軸側
に機関回転速度を検出する機関回転速度センサ７が設け
られ、自動変速機６の出力軸側には該出力軸のトルクを
検出するトルクセンサ８が設けられる。前記各センサか
らの検出信号は、マイクロコンピュータを内蔵した制御
回路９に入力される。そして、制御回路９は前記各種信
号に基づいて検出された運転状態に応じて前記燃料噴射
弁４からの燃料噴射量の制御を行う。
【００１３】また、スロットル弁３が所定以上の速度で
閉じる減速運転時で、かつ、減速開始時の機関回転速度
が所定値以上である等の燃料供給停止条件が満たされた
ときは、本発明に係る燃料供給停止制御を行う。以下
に、前記燃料供給停止制御を図３のフローチャートに従
って説明する。ステップ (図ではＳと記す。以下同様)
１では、前記スロットルセンサ５で検出されるスロット
ル弁３開度の減速度が所定値以上であって、機関回転速
度センサ７で検出される機関回転速度Ｎが所定値以上で
ある燃料供給停止条件が成立しているか否かを判定す
る。
閉じる減速運転時で、かつ、減速開始時の機関回転速度
が所定値以上である等の燃料供給停止条件が満たされた
ときは、本発明に係る燃料供給停止制御を行う。以下
に、前記燃料供給停止制御を図３のフローチャートに従
って説明する。ステップ (図ではＳと記す。以下同様)
１では、前記スロットルセンサ５で検出されるスロット
ル弁３開度の減速度が所定値以上であって、機関回転速
度センサ７で検出される機関回転速度Ｎが所定値以上で
ある燃料供給停止条件が成立しているか否かを判定す
る。
【００１４】前記条件が成立するとステップ２へ進ん
で、内燃機関１の一部の気筒への燃料供給を停止する。
次いでステップ３では、前記トルクセンサ８により検出
される変速機出力軸のトルクが非減速時に生じるトルク
方向 (機関側から変速機側へ駆動力が伝達される方向)
を正方向としたときに該トルクが負の方向に変化した
か、つまり変速機６側から負荷となる機関１を回転駆動
することにより車両の減速が開始されたか否かを判定す
る。
で、内燃機関１の一部の気筒への燃料供給を停止する。
次いでステップ３では、前記トルクセンサ８により検出
される変速機出力軸のトルクが非減速時に生じるトルク
方向 (機関側から変速機側へ駆動力が伝達される方向)
を正方向としたときに該トルクが負の方向に変化した
か、つまり変速機６側から負荷となる機関１を回転駆動
することにより車両の減速が開始されたか否かを判定す
る。
【００１５】前記トルクが負の方向に変化して車両の減
速が検出されると、ステップ４へ進んで内燃機関１の全
気筒への燃料供給が停止される。その後、機関回転速度
が減速によって第２の所定値以下に低下した時などの条
件によって燃料供給が再開されるが、該再開の制御につ
いては説明を省略する。かかる燃料供給停止制御によれ
ば、供給停止条件の成立直後に一部の気筒への燃料供給
を停止してある程度減速効果を高めた上で、かつ、減速
操作時及び操作後の状況に影響されることなく、実際の
車両の減速が開始されるタイミングに同期して全気筒へ
の燃料供給を停止することにより、大きなトルク変化を
伴うことなく、最も効果的なタイミングで減速力を作用
させることができるので、乗り心地を十分満足させつつ
可及的に良好な減速性能が得られ、無駄な燃料供給遅れ
も無くなるので燃費も満たされる。
速が検出されると、ステップ４へ進んで内燃機関１の全
気筒への燃料供給が停止される。その後、機関回転速度
が減速によって第２の所定値以下に低下した時などの条
件によって燃料供給が再開されるが、該再開の制御につ
いては説明を省略する。かかる燃料供給停止制御によれ
ば、供給停止条件の成立直後に一部の気筒への燃料供給
を停止してある程度減速効果を高めた上で、かつ、減速
操作時及び操作後の状況に影響されることなく、実際の
車両の減速が開始されるタイミングに同期して全気筒へ
の燃料供給を停止することにより、大きなトルク変化を
伴うことなく、最も効果的なタイミングで減速力を作用
させることができるので、乗り心地を十分満足させつつ
可及的に良好な減速性能が得られ、無駄な燃料供給遅れ
も無くなるので燃費も満たされる。
【００１６】尚、本実施例 (以下の実施例も同様) で
は、燃料供給停止を段階的に制御したため、そのことに
よるトルク変化の緩和作用もあるが、最も簡易に全気筒
同時に燃料供給停止を行うものにおいて、該供給停止の
タイミングを前記したような車両減速検出時に行う構成
としても、従来の操作開始直後又は操作開始後の設定時
間後に全気筒燃料供給を停止する制御に比較して十分な
効果が得られる。
は、燃料供給停止を段階的に制御したため、そのことに
よるトルク変化の緩和作用もあるが、最も簡易に全気筒
同時に燃料供給停止を行うものにおいて、該供給停止の
タイミングを前記したような車両減速検出時に行う構成
としても、従来の操作開始直後又は操作開始後の設定時
間後に全気筒燃料供給を停止する制御に比較して十分な
効果が得られる。
【００１７】また、本実施例の場合は、トルクセンサ８
とステップ３の機能が車両減速検出手段を構成し、ステ
ップ４の機能が燃料供給停止手段を構成する。第２又は
第３の実施例としては、前記トルクセンサ８に代えて図
２に点線で示すようにトルクコンバータのタービン出力
軸の回転速度を検出するタービン回転速度センサ10又は
図２に鎖線で示すように自動変速機６の出力軸の回転速
度を検出する車速センサ11を設け、図４の燃料供給停止
制御のフローチャートに示すように、ステップ13におい
てタービン出力軸の回転速度ＮT 又は変速機出力軸の回
転速度ＮO に対する機関回転速度ＮE の比が所定値 (夫
々１又は変速機のギア比で定まる非減速時の値に所定量
を加えた値) を下回る時に車両が減速されたと判定する
ようにしたものである。
とステップ３の機能が車両減速検出手段を構成し、ステ
ップ４の機能が燃料供給停止手段を構成する。第２又は
第３の実施例としては、前記トルクセンサ８に代えて図
２に点線で示すようにトルクコンバータのタービン出力
軸の回転速度を検出するタービン回転速度センサ10又は
図２に鎖線で示すように自動変速機６の出力軸の回転速
度を検出する車速センサ11を設け、図４の燃料供給停止
制御のフローチャートに示すように、ステップ13におい
てタービン出力軸の回転速度ＮT 又は変速機出力軸の回
転速度ＮO に対する機関回転速度ＮE の比が所定値 (夫
々１又は変速機のギア比で定まる非減速時の値に所定量
を加えた値) を下回る時に車両が減速されたと判定する
ようにしたものである。
【００１８】即ち、車両の減速時にはトルクコンバータ
に滑りを生じるため、機関回転速度より出力軸側の方が
大きくなることを用いたものである。本実施例では、機
関回転速度センサ７とタービン回転速度センサ10又は車
速センサ11とステップ13の機能が車両減速手段を構成
し、ステップ14の機能が燃料供給停止手段を構成する。
に滑りを生じるため、機関回転速度より出力軸側の方が
大きくなることを用いたものである。本実施例では、機
関回転速度センサ７とタービン回転速度センサ10又は車
速センサ11とステップ13の機能が車両減速手段を構成
し、ステップ14の機能が燃料供給停止手段を構成する。
【００１９】第４又は第５の実施例としては、ハードウ
エアは前記第２又は第３の実施例と同一であるが、図５
の燃料供給停止制御のフローチャートに示すように、ス
テップ23において機関回転速度ＮE がタービン出力軸の
回転速度ＮT 又は変速機出力軸の回転速度ＮO より所定
値 (ＮO の場合は変速比により異なる) より下回る時に
車両が減速されたと判定するようにしたものである。前
記第２及び第３の実施例と同様の考えで別の手法を用い
たものである。
エアは前記第２又は第３の実施例と同一であるが、図５
の燃料供給停止制御のフローチャートに示すように、ス
テップ23において機関回転速度ＮE がタービン出力軸の
回転速度ＮT 又は変速機出力軸の回転速度ＮO より所定
値 (ＮO の場合は変速比により異なる) より下回る時に
車両が減速されたと判定するようにしたものである。前
記第２及び第３の実施例と同様の考えで別の手法を用い
たものである。
【００２０】本実施例では、機関回転速度センサ７とタ
ービン回転速度センサ10又は車速センサ11とステップ23
の機能が車両減速手段を構成し、ステップ24の機能が燃
料供給停止手段を構成する。これら、第２〜第５の実施
例における効果は、車両減速検出の方法が異なるのみで
あるから第１の実施例と同様である。
ービン回転速度センサ10又は車速センサ11とステップ23
の機能が車両減速手段を構成し、ステップ24の機能が燃
料供給停止手段を構成する。これら、第２〜第５の実施
例における効果は、車両減速検出の方法が異なるのみで
あるから第１の実施例と同様である。
【００２１】図６は第６の実施例の燃料供給停止制御の
フローチャートを示す。本実施例では、ステップ31でス
ロットル弁３の開度減少速度等により減速操作が開始さ
れてから設定時間を経過したか否かを判定し、設定時間
経過後にステップ32で燃料供給停止条件が成立したか否
かを判定する。そして、条件が成立しているときは、ス
テップ33にて一部の気筒の燃料供給を停止し、その後は
ステップ34で車両の減速判定を行い、減速が判定された
時点で全気筒への燃料供給を停止する。ステップ34での
車両の減速判定は、前記各実施例で示したいずれかの方
式を用いればよい。
フローチャートを示す。本実施例では、ステップ31でス
ロットル弁３の開度減少速度等により減速操作が開始さ
れてから設定時間を経過したか否かを判定し、設定時間
経過後にステップ32で燃料供給停止条件が成立したか否
かを判定する。そして、条件が成立しているときは、ス
テップ33にて一部の気筒の燃料供給を停止し、その後は
ステップ34で車両の減速判定を行い、減速が判定された
時点で全気筒への燃料供給を停止する。ステップ34での
車両の減速判定は、前記各実施例で示したいずれかの方
式を用いればよい。
【００２２】本実施例では、減速操作時に燃料供給量の
減少による第１のトルク減少があり、次いで設定時間後
に一部の気筒の燃料供給停止による第２のトルク減少を
行い、最後に、車両の減速検出時に全気筒めの燃料供給
停止による第３のトルク減少が行われるため、３段階で
トルク減少が行われるため、トルク変化が緩やかで、か
つ、最後は、最良のタイミングで全気筒の燃料供給停止
が実行されるため、可及的に良好な減速性能が得られ、
乗り心地，燃費を改善できる。
減少による第１のトルク減少があり、次いで設定時間後
に一部の気筒の燃料供給停止による第２のトルク減少を
行い、最後に、車両の減速検出時に全気筒めの燃料供給
停止による第３のトルク減少が行われるため、３段階で
トルク減少が行われるため、トルク変化が緩やかで、か
つ、最後は、最良のタイミングで全気筒の燃料供給停止
が実行されるため、可及的に良好な減速性能が得られ、
乗り心地，燃費を改善できる。
【００２３】尚、本実施例では、ステップ23の機能と該
ステップ23で車両の減速判定に用いられる前記各センサ
が車両でんそく検出手段を構成し、ステップ35の機能が
燃料供給停止手段を構成する。
ステップ23で車両の減速判定に用いられる前記各センサ
が車両でんそく検出手段を構成し、ステップ35の機能が
燃料供給停止手段を構成する。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば車
両の減速操作を行ってから実際に車両が減速されるタイ
ミングで機関への燃料供給停止を行う構成としたため、
大きなトルク変化を伴うことなく、減速作用を効果的に
働かせることができ、減速性能を可及的に高めて乗り心
地，燃費を改善できるものである。
両の減速操作を行ってから実際に車両が減速されるタイ
ミングで機関への燃料供給停止を行う構成としたため、
大きなトルク変化を伴うことなく、減速作用を効果的に
働かせることができ、減速性能を可及的に高めて乗り心
地，燃費を改善できるものである。
【図１】本発明の構成，機能を示すブロック図
【図２】本発明の一実施例のシステム構成を示す図
【図３】燃料供給停止制御の第１の実施例を示すフロー
チャート
チャート
【図４】燃料供給停止制御の第２，第３の実施例を示す
フローチャート
フローチャート
【図５】燃料供給停止制御の第４，第５の実施例を示す
フローチャート
フローチャート
【図６】燃料供給停止制御の第６の実施例を示すフロー
チャート
チャート
１ 内燃機関 ４ 燃料噴射弁 ７ 機関回転速度センサ ８ トルクセンサ ９ コントロールユニット 10 タービン回転速度センサ 11 車速センサ
Claims (2)
- 【請求項１】車両用内燃機関への燃料供給を所定の減速
運転時に停止制御する内燃機関の燃料供給停止制御装置
において、運転者の減速操作に遅れて生じる車両の減速
状態を検出する車両減速検出手段と、前記車両減速検出
手段により車両の減速を検出した時に内燃機関への燃料
供給を停止させる燃料供給停止手段と、を含んで構成し
たことを特徴とする内燃機関の燃料供給停止制御装置。 - 【請求項２】車両用内燃機関への燃料供給を所定の減速
運転時に停止制御する内燃機関の燃料供給停止制御装置
において、運転者の減速操作に遅れて生じる車両の減速
状態を検出する車両減速検出手段と、燃料供給停止が可
能か否かを判定する燃料供給停止判定手段と、該燃料供
給停止判定手段により燃料供給停止が可能と判定したと
きに一部気筒への燃料供給を停止し、更に前記車両減速
検出手段が車両の減速を検出したときに残りの気筒への
燃料供給をも停止させる燃料供給停止手段と、を含んで
構成したことを特徴とする内燃機関の燃料供給停止制御
装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4208719A JPH0658187A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 内燃機関の燃料供給停止制御装置 |
| PCT/JP1993/001104 WO2004099595A1 (ja) | 1992-08-05 | 1993-08-05 | 内燃機関の燃料供給停止制御方法及び装置 |
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