JPH0668251B2 - 内燃機関の燃料供給停止制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料供給停止制御装置

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JPH0668251B2
JPH0668251B2 JP892087A JP892087A JPH0668251B2 JP H0668251 B2 JPH0668251 B2 JP H0668251B2 JP 892087 A JP892087 A JP 892087A JP 892087 A JP892087 A JP 892087A JP H0668251 B2 JPH0668251 B2 JP H0668251B2
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fuel supply
supply stop
fuel
internal combustion
combustion engine
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JP892087A
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JPS63179150A (ja
Inventor
伸平 中庭
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は車両用内燃機関において所定の減速運転時に燃
料の供給を停止するようにした燃料供給停止制御装置に
関する。
〈従来の技術〉 この種の装置としては例えば特開昭61−201864号等に示
されるようなものがある。
このものはスロットルバルブの閉速度が所定値以上とな
る減速運転を検出してから所定時間後に燃料供給を停止
するようにしている。これは、燃料噴射停止時の急激な
トルク変化を緩和するため、減速を開始してから所定時
間遅らせてトルクを低下させた後、燃料の噴射を停止さ
せてトルク変化を小さくしようとしたものである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このものでは冷機時や高回転高負荷時
等、吸気通路壁に沿って流れる燃料の壁流量が大きい条
件で減速を開始した場合、吸入空気流量が急減するのに
対し、壁流燃料により燃料供給量の減少は緩やかである
ため空燃比が過度にリッチ化して失火し、この時生じた
トルク変化が尾を引いて大きな車体振動(ガクガクショ
ック)を発生し、乗員に不快感を与える。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、燃料供給停止時期を適切に設定することにより
トルク変化に伴う車体振動の発生を制御するようにした
内燃機関の燃料供給停止制御装置を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本発明は第1図に示すように、所定の減速運転
条件で燃料の供給を停止するようにした内燃機関の燃料
供給停止制御装置において、前記所定の減速運転条件を
検出する減速検出手段と、所定の減速運転条件検出後、
変動する機関回転数の極大点近傍に相当する燃料供給停
止時期を検出する燃料供給停止時期検出手段と、検出さ
れた燃料供給停止時期に燃料供給手段による燃料の供給
を停止させる燃料供給停止手段とを設けた構成とする。
〈作用〉 減速検出手段により所定の減速運転条件が検出される
と、燃料供給停止手段により、変動する機関回転数の極
大点近傍に相当する燃料供給停止時期が検出され、該検
出された燃料供給停止時期に燃料供給停止手段により燃
料供給手段からの燃料の供給が停止される。
これにより、壁流燃料と空気との混合比が燃焼可能状態
までリーン化して燃焼を生じ、機関回転数の低下を抑制
し、もって減速時の車体振動(ガクガクショック)の発
生を抑制でき乗心地を改善できる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第2図において、内燃機関1には、エアクリーナ2,吸気
ダクト3,スロットルチャンバ4及び吸気マニホールド5
を介して空気が吸入される。
吸気ダクト3には、吸入空気流量Qを検出する熱線流量
計6が設けられていて、吸入空気流量Qに対応する電圧
信号USを出力する。スロットルチャンバ4には、図示し
ないアクセルペダルと連動する絞り弁7が設けられてい
て、吸入空気流量Qを制御する。絞り弁7には、その開
度αを検出するスロットルセンサ8A及び絞り弁7の全閉
位置を検出するアイドルスイッチ8Bが付設されている。
吸気マニホールド5には、各気筒毎に燃料供給手段とし
て電磁式の燃料噴射弁9が設けられていて、後述するマ
イクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット11
からの噴射パルス信号によって開弁駆動し、図示しない
燃料ポンプから圧送されプレッシャレギュレータにより
所定圧力に制御された燃料を吸気マニホールド5内に噴
射供給する。更に、機関の冷却ジャケット15内の冷却水
温度TWを検出する水温センサ12が設けられると共に、排
気通路13内の排気中酸素濃度を検出することによって吸
入混合気中の空燃比を検出する空燃比検出手段としての
酸素センサ14が設けられる。
コントロールユニット11は、機関回転数検出手段として
のクランク角センサ10から機関回転と同期して出力され
るクランク単位角度信号を一定時間カウントして又はク
ランク基準角度信号の周期を計測して機関回転数Nを検
出する。
コントロールユニット11は、上記のようにして検出され
た各種検出信号に基づいて燃料噴射量Tiを演算し、演算
した燃料噴射量Tiに基づいて燃料噴射弁9を駆動制御す
ると共に、所定の減速運転条件を検出した時、その後燃
料供給を停止させる時期を検出し、該検出された時期に
燃料噴射弁による燃料供給を停止させる。即ち、コント
ロールユニット11は、減速運転条件検出手段,燃料供給
停止時期検出手段,燃料供給停止手段としての機能を備
えている。
以下、上記コントロールユニット11による燃料供給停止
制御ルーチンを第3図に示したフローチャートにしたが
って説明する。
図において、ステップ(図ではSと記す)1では、前記
各種センサ類からの信号を入力する。
ステップ2では、機関回転数Nの変化率(前回検出値と
の偏差)ΔN及び絞り弁開度αの変化率Δαを演算す
る。
ステップ3では燃料供給を停止させる機関回転数の下限
値FC・Nを冷却水温度TWの関数として記憶されたマップ
から検索する。
ステップ4では現在の機関回転数Nとステップ3で検索
した下限値FC・Nとの大小を比較し、N<FC・Nのとき
はステップ5へ進み、N≧FC・Nのときはステップ8へ
進み、アイドルスイッチ8Bのオン・オフ判定を行いオフ
の場合はステップ5へ進む。
ステップ5では絞り弁開度の減少変化率Δαを設定値と
比較し、設定値以上の場合は、減速とする判定を行う。
ステップ5で減速と判定されたときは、ステップ6で該
判定が初回であるかを判定し、初回のときは、ステップ
7へ進んで現在のエアフローメータ6で検出された吸入
空気流量QをMQとして記憶する。
ステップ5又はステップ6の判定がNOの場合は、ステッ
プ15へ進んで次式に基づいて燃料噴射量Tiを演算すると
共に、燃料供給停止制御用のフラグFQCUTを停止を行わ
ない印として0にセットする。
Ti=TP・LAMBDA・COEF+TS ここでTPは、機関回転数Nと吸入空気流量Qとに基づい
て単位回転当りの吸入空気量に応じた基本燃料噴射量で
ある。即ち、次式で示される。
TP=K・Q/N(但しKは定数) また、LAMBDAは、空燃比フィードバック補正係数であ
り、空燃比フィードバック制御を行う条件では酸素セン
サ14によって検出される排気中酸素濃度に基づいて所定
量増減して設定され、それ以外の領域では基準値に固定
される。
COEFは、冷却水温度等によって設定される各種補正係
数,TSはバッテリ電圧による補正分である。
ステップ4でN≧FC・Nと判定され、かつ、ステップ8
でアイドルスイッチ14がオンと判定されたときは燃料供
給停止を行う所定の減速条件であると判別し、ステップ
9でアイドルスイッチ14がオフからオンとされた初回で
あるか否かを判別する。初回のときは、ステップ15へ進
むが、2回目以降は、ステップ10へ進み、燃料供給を停
止させる減速開始時の吸入空気流量Qの下限値FC・Qを
冷却水温度TWの関数として記憶されたマップから検索す
る。
次いでステップ11では、ステップ7で減速開始時に記憶
した吸入空気流量MQと前記ステップ11で検索された下限
値FC・Qとを比較し、MQ・<FC・Qのときはステップ15
へ進むが、MQ・≧FC・Qのときは、燃料供給を停止させ
る所定の減速運転条件であると判別してステップ12へ進
む。
即ち以上示したステップ1〜11までの機能が各種センサ
と共に減速検出手段を構成する。
そして、ステップ12においては、機関回転数Nの変化率
ΔNが極大値近傍の0に近い設定値Aとなったか否かを
判定し、YESの場合はステップ13へ進んで燃料供給停止
判別用のフラグFQCUTを1にセットした後、NOの場合は
ステップ13をバイパスしてステップ14へ進む。
ステップ14では、FQCUTが1か否かを判定し、NOの場合
はステップ15へ進むが、YESの場合はステップ16へ進ん
で所定の運転条件が解除されるまでの間燃料の供給を停
止する。
即ち、ステップ12の機能はクランク角センサ10と共に燃
料供給停止時期検出手段に相当し、ステップ16の機能は
燃料供給停止手段に相当する。
かかる制御によれば、第4図に示すように、減速運転開
始後変動する機関回転数の極大点付近で燃料供給が停止
されるので、この時発生するトルクにより機関回転数の
低下を抑制でき、以降の機関回転数を安定化でき、これ
によって車体振動(ガクガクショック,図では振動加速
度Gを示す)も抑制される。図でPiは平均有効圧を示
す。
尚、機関回転数が極大点となるのは、車体の固有振動数
の一周期後付近であるから、減速運転検出後予め測定し
た固有振動数の周期(例えば200ms)を経た時を検出し
て燃料供給停止を行う構成としてもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、所定の減速運転検
出後変動する機関回転数の極大点近傍で燃料の供給を停
止する構成としたことにより、機関回転数を安定化して
減速時の車体振動(ガクガクショック)を抑制でき乗心
地を改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例の構成図、第3図は同上実施例の制御例を
示すフローチャート、第4図は同上実施例の制御時の状
態を示すタイムチャートである。 1……機関、8A……スロットルセンサ 8B……アイドルスイッチ、9……燃料噴射弁 10……クランク角センサ、11……コントロールユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の減速運転条件で燃料の供給を停止す
    るようにした内燃機関の燃料供給停止制御装置におい
    て、前記所定の減速運転条件を検出する減速検出手段
    と、所定の減速運転条件検出後、変動する機関回転数の
    極大点近傍に相当する燃料供給停止時期を検出する燃料
    供給停止時期検出手段と、検出された燃料供給停止時期
    に燃料供給手段による燃料の供給を停止させる燃料供給
    停止手段とを設けたことを特徴とする内燃機関の燃料供
    給停止制御装置。
JP892087A 1987-01-20 1987-01-20 内燃機関の燃料供給停止制御装置 Expired - Lifetime JPH0668251B2 (ja)

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JP892087A JPH0668251B2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20 内燃機関の燃料供給停止制御装置

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JP892087A JPH0668251B2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20 内燃機関の燃料供給停止制御装置

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JPS63179150A JPS63179150A (ja) 1988-07-23
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JP892087A Expired - Lifetime JPH0668251B2 (ja) 1987-01-20 1987-01-20 内燃機関の燃料供給停止制御装置

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JPH0658187A (ja) * 1992-08-05 1994-03-01 Unisia Jecs Corp 内燃機関の燃料供給停止制御装置

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JPS63179150A (ja) 1988-07-23

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