JP6946938B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を読み取る画像読取装置に関する。
以下、画像読取装置の一例であるスキャナーを例に説明する。スキャナーには、媒体の一例である原稿を自動送りする給送装置(ADF(Auto Document Feeder)とも呼ばれる)が設けられ、複数枚の原稿の自動送りと読み込みとを行える様に構成されたものがある。
ここで、原稿搬送経路の形態は、装置の設置スペースの大小と、原稿の搬送性の優劣に大きな影響を及ぼす。例えば、給送する原稿を支持する給送トレイが傾斜していれば、水平な給送トレイに比べて装置の設置スペースが小さくて済む。また、原稿の搬送経路が全体的にストレート状であれば、剛性の高い原稿を良好に搬送することができる。
特許文献1記載の画像読取装置は、シート搬送路が水平方向に対して傾斜する第1状態において筐体を支持する第1支持部と、前記第1状態よりもシート搬送路が水平方向に近づく第2状態において筐体を支持する第2支持部を備えている。
筐体が第1支持部に支持される第1状態においては、シート搬送路が水平方向に対して傾斜するため、装置の大型化を抑えることができる。また筐体が第2支持部に支持される第2状態においては、シート搬送路が第1状態よりも水平方向に近づき、また、排出されるシートを受ける上カバーがシート搬送路に略平行な姿勢となるので、コシの強いシートを排出する際に、上カバーにシートが衝突する可能性が低減される。
特開2014−86819号公報
上述の様に設置姿勢を変更可能な画像読取装置は公知であるが、尚も以下の点で改善の余地があった。即ち、給送トレイへの原稿のセットと、排出トレイ(上記特許文献1において上カバーに相当)に排出された原稿の取り出しと、の一連の作業を行うユーザーにとって、例えば排出された原稿の取り出し性に考慮して装置の姿勢を設定しても、必ずしも給送トレイが所望する角度になるとは限らない。
また、排出トレイの角度を変更した場合、排出トレイにおける原稿の積載性に変化が生じる虞があり、排出トレイに原稿を良好に積載できなくなる虞もある。
本発明は上述の問題の少なくとも一つを解決することを目的とするものである。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体と、前記装置本体に設けられ、排出される媒体を受ける排出トレイと、前記排出トレイに対し媒体を排出する排出ローラー対と、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢切り換わりから独立して、前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢を切り換える排出トレイ姿勢切り換え手段と、前記排出ローラー対による媒体の排出方向を切り換える排出方向切り換え手段とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置は、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢切り換わりから独立して、前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢を切り換える排出トレイ姿勢切り換え手段を備えるので、前記排出トレイから媒体を取り出すユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。
また、前記排出トレイに対し媒体を排出する排出ローラー対と、前記排出ローラー対による媒体の排出方向を切り換える排出方向切り換え手段とを備えるので、前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢が変化しても、前記排出トレイへの媒体の積載性を良好に保つことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記排出ローラー対は、回転駆動される排出駆動ローラーと、当該排出駆動ローラーとの間で媒体をニップして従動回転する排出従動ローラーと、を備え、前記排出方向切り換え手段は、前記排出従動ローラーの回転軸中心を前記排出駆動ローラーの回転軸中心周りに変位させることにより、媒体の排出方向を切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記排出方向切り換え手段は、前記排出従動ローラーの回転軸中心を前記排出駆動ローラーの回転軸中心周りに変位させることにより、媒体の排出方向を切り換えるので、媒体の排出方向を確実に切り換えることができる。
本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記排出方向切り換え手段は、前記排出ローラー対の下流側に設けられ、媒体と接して当該媒体の進む向きを変えることにより媒体の排出方向を切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記排出方向切り換え手段は、前記排出ローラー対の下流側に設けられ、媒体と接して当該媒体の進む向きを変えることにより媒体の排出方向を切り換えるので、簡易な構成で媒体の排出方向を切り換えることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記排出トレイ姿勢切り換え手段が前記排出トレイの姿勢を切り換えるとともに、前記排出方向切り換え手段が媒体の排出方向を切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記排出トレイ姿勢切り換え手段が前記排出トレイの姿勢を切り換えるとともに、前記排出方向切り換え手段が媒体の排出方向を切り換えるので、ユーザーの手により前記排出トレイの姿勢切り換えと媒体の排出方向切り換えとを行う必要がなく、使い勝手の良い画像読取装置を提供することができる。
本発明の第5の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体と、前記装置本体に設けられ、セットされた媒体を支持する給送トレイと、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢切り換わりから独立して、前記載置面に対する前記給送トレイの姿勢を切り換える給送トレイ姿勢切り換え手段とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、画像読取装置は、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢切り換わりから独立して、前記載置面に対する前記給送トレイの姿勢を切り換える給送トレイ姿勢切り換え手段を備えるので、前記給送トレイに媒体をセットするユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記給送トレイ姿勢切り換え手段が前記給送トレイの姿勢を切り換えることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記給送トレイ姿勢切り換え手段が前記給送トレイの姿勢を切り換えるので、ユーザーの手により前記給送トレイの姿勢切り換えを行う必要がなく、使い勝手の良い画像読取装置を提供することができる。
本発明の第7の態様は、第5のまたは第6の態様において、前記給送トレイから媒体を送り出す給送ローラーと、前記給送ローラーとの間で媒体をニップすることにより媒体の分離を行う分離ローラーと、前記分離ローラーの回転軸中心を前記給送ローラーの回転軸中心周りに変位させる分離ローラー変位手段とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記分離ローラーの回転軸中心を前記給送ローラーの回転軸中心周りに変位させる分離ローラー変位手段を備えるので、前記載置面に対して前記給送トレイの姿勢が変化しても、前記分離ローラーによる媒体の分離性を良好に保つことができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記給送トレイ姿勢切り換え手段が前記給送トレイの姿勢を切り換えるとともに、前記分離ローラー変位手段が前記分離ローラーを変位させることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記給送トレイ姿勢切り換え手段が前記給送トレイの姿勢を切り換えるとともに、前記分離ローラー変位手段が前記分離ローラーを変位させるので、ユーザーの手により前記給送トレイの姿勢切り換えと前記分離ローラーの変位とを行う必要がなく、使い勝手の良い画像読取装置を提供することができる。
本発明の第9の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体と、前記装置本体に設けられ、セットされた媒体を支持する給送トレイと、を備え、前記装置本体は、前記給送トレイを着脱可能とするトレイ装着部を有し、形態の異なる複数種類の前記給送トレイのうち一の給送トレイを、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢変化に応じて選択可能であることを特徴とする。
本態様によれば、形態の異なる複数種類の前記給送トレイのうち一の給送トレイを、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢変化に応じて選択可能であるので、前記給送トレイに媒体をセットするユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。
本発明の第10の態様に係る画像読取システムは、媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体に、セットされた媒体を支持する給送トレイを着脱可能とするトレイ装着部を備える画像読取装置と、前記トレイ装着部に対し着脱可能な、形態の異なる複数の前記給送トレイと、を含み、複数種類の前記給送トレイのうち一の給送トレイを、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢変化に応じて選択可能であることを特徴とする。
本態様によれば、形態の異なる複数種類の前記給送トレイのうち一の給送トレイを、前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢変化に応じて選択可能であるので、前記給送トレイに媒体をセットするユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。
本発明の第11の態様は、第10の態様において、形態の異なる複数の前記給送トレイは、前記装置本体に対する傾斜角が異なることを特徴とする。
本態様によれば、形態の異なる複数の前記給送トレイは、前記装置本体に対する傾斜角が異なるので、前記給送トレイに媒体をセットするユーザーのニーズが前記給送トレイの姿勢変化である場合に、これに対応することができる。
本発明の第12の態様は、第10の態様において、形態の異なる複数の前記給送トレイは、媒体を支持する支持面がフラットな面で形成されたものを含むことを特徴とする。
本態様によれば、形態の異なる複数の前記給送トレイは、媒体を支持する支持面がフラットな面で形成されたものを含むので、前記給送トレイに媒体をセットする際の引っ掛かりを抑制できる。
本発明の第13の態様は、第10の態様において、形態の異なる複数の前記給送トレイは、セットされた媒体の側端エッジをガイドするエッジガイドを備えないものを含むことを特徴とする。
本態様によれば、形態の異なる複数の前記給送トレイは、セットされた媒体の側端エッジをガイドするエッジガイドを備えないので、前記給送トレイに媒体をセットする際の、前記エッジガイドへの媒体の引っ掛かりを抑制できる。
本発明の第14の態様は、第10の態様において、形態の異なる複数の前記給送トレイは、セットされた媒体の側端エッジをガイドするエッジガイドを備えたものを含み、前記エッジガイドを構成する、前記側端エッジを規制するガイド部が、前記側端エッジを規制する第1状態と、前記第1状態から倒れ、媒体を支持する支持面からの突出量が低くなる第2状態と、を切り換え可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記エッジガイドを構成する、前記側端エッジを規制するガイド部が、前記側端エッジを規制する第1状態と、前記第1状態から倒れ、媒体を支持する支持面からの突出量が低くなる第2状態と、を切り換え可能であるので、前記給送トレイに媒体をセットする際の、前記エッジガイドへの媒体の引っ掛かりを抑制できる。
各実施形態におけるスキャナーの基本構成を説明するスキャナーの外観斜視図。 スキャナーにおける媒体給送経路を示す側断面図。 第1実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図。 第1実施形態に係るスキャナーの第2姿勢における給送トレイ及び排出トレイの姿勢の切り換えを説明する模式図。 第1実施形態に係るスキャナーにおける排出トレイ姿勢切り換え手段及び排出方向切り換え手段を説明する模式図。 第1実施形態に係るスキャナーにおける給送トレイ姿勢切り換え手段及び分離ローラー変位手段を説明する模式図。 第1実施形態における第2姿勢におけるユーザーの手の動線を示す模式図。 第2実施形態に係る排出方向切り換え手段を示す模式図。 第3実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図。 第3実施形態に係るスキャナーにおける排出トレイ姿勢切り換え手段及び給送トレイ姿勢切り換え手段を説明する模式図。 第4実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図。 第5実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図。 第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部及びトレイ装着部に装着した第1姿勢用給送トレイを示す模式図。 第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部に第2姿勢用給送トレイを装着した状態及び長尺媒体要給送トレイを装着した状態を示す模式図。 第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部に媒体の支持面をフラットな面で形成した給送トレイを装着した状態を示す斜視図。 第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部にエッジガイドを備えない給送トレイを装着した状態を示す斜視図。 第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部にエッジガイドを着脱可能とした給送トレイを装着した状態を示す斜視図。 エッジガイドを折り畳み可能な構成とした給送トレイを示す断面図。 第7実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図。 第7実施形態に係るスキャナーにおいて給送トレイの姿勢に応じて分離ローラーの押圧力を調整する状態を説明する模式図。 第7実施形態に係るスキャナーにおいて給送トレイの姿勢に応じて分離ローラーの分離負荷を調整する状態を説明する模式図。 第8実施形態に係るスキャナーの斜視図。 第9実施形態に係るスキャナーの側面図。 第10実施形態に係るスキャナーの第1姿勢の斜視図。 第10実施形態に係るスキャナーの第2姿勢の斜視図。 第11実施形態に係るスキャナーの装置本体内に進入する光の進入範囲を説明する模式図。 第11実施形態に係るスキャナーにおいて第1遮光部材及び第2遮光部材により装置本体内に進入する光の進入範囲の規制状態を説明する模式図。 第11実施形態に係るスキャナーにおいて第1遮光部材と給送トレイとを連動させる連動手段の模式図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施形態においてのみ説明し、以後の実施形態においてはその構成の説明を省略する。
図1は各実施形態におけるスキャナーの基本構成を説明するスキャナーの外観斜視図であり、図2はスキャナーにおける媒体給送経路を示す側断面図であり、図3は第1実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図であり、図4は第1実施形態に係るスキャナーの第2姿勢における給送トレイ及び排出トレイの姿勢の切り換えを説明する模式図である。
図5は第1実施形態に係るスキャナーにおける排出トレイ姿勢切り換え手段及び排出方向切り換え手段を説明する模式図であり、図6は第1実施形態に係るスキャナーにおける給送トレイ姿勢切り換え手段及び分離ローラー変位手段を説明する模式図であり、図7は第1実施形態における第2姿勢におけるユーザーの手の動線を示す模式図であり、図8は第2実施形態に係る排出方向切り換え手段を示す模式図である。
図9は第3実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図であり、図10は第3実施形態に係るスキャナーにおける排出トレイ姿勢切り換え手段及び給送トレイ姿勢切り換え手段を説明する模式図であり、図11は第4実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図であり、図12は第5実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図である。
図13は第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部及びトレイ装着部に装着した第1姿勢用給送トレイを示す模式図であり、図14は第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部に第2姿勢用給送トレイを装着した状態及び長尺媒体要給送トレイを装着した状態を示す模式図であり、図15は第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部に媒体の支持面をフラットな面で形成した給送トレイを装着した状態を示す斜視図であり、図16は第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部にエッジガイドを備えない給送トレイを装着した状態を示す斜視図である。
図17は第6実施形態に係るスキャナーのトレイ装着部にエッジガイドを着脱可能とした給送トレイを装着した状態を示す斜視図であり、図18はエッジガイドを折り畳み可能な構成とした給送トレイを示す断面図であり、図19は第7実施形態に係るスキャナーの第1姿勢から第2姿勢への切り換えを示す模式図であり、図20は第7実施形態に係るスキャナーにおいて給送トレイの姿勢に応じて分離ローラーの押圧力を調整する状態を説明する模式図である。
図21は第7実施形態に係るスキャナーにおいて給送トレイの姿勢に応じて分離ローラーの分離負荷を調整する状態を説明する模式図であり、図22は第8実施形態に係るスキャナーの斜視図であり、図23は第9実施形態に係るスキャナーの側面図であり、図24は第10実施形態に係るスキャナーの第1姿勢の斜視図である。
図25は第10実施形態に係るスキャナーの第2姿勢の斜視図であり、図26は第11実施形態に係るスキャナーの装置本体内に進入する光の進入範囲を説明する模式図であり、図27は第11実施形態に係るスキャナーにおいて第1遮光部材及び第2遮光部材により装置本体内に進入する光の進入範囲の規制状態を説明する模式図であり、図28が第11実施形態に係るスキャナーにおいて第1遮光部材と給送トレイとを連動させる連動手段の模式図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系は、スキャナー10が第1姿勢を取っている状態においてX方向が装置幅方向であるとともに用紙幅方向、Y方向が画像読取装置における用紙搬送方向、Z方向がY方向と直交する方向であり、概ね搬送される用紙の面と直交する方向を示している。尚、各図において+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。さらに、画像読取装置を載置する面に対して平行な方向を水平方向とする。ここで平行な方向とは、厳密に載置面と完全に平行な方向だけでなく、画像読取装置の組立誤差等に起因する傾斜等も含むものとする。
■■■共通の実施形態■■■■
図1及び図2において、本明細書で説明する第1実施形態ないし第11実施形態における画像読取装置としてのスキャナー10の基本的な構成について説明する。スキャナー10は、装置本体12と、給送トレイ14と、排出トレイ16とを備えている。装置本体12は、下部ユニット18と、上部ユニット20とを備えている。本実施形態において、図示しないが上部ユニット20は下部ユニット18に対して+Y方向側端部を回動支点として回動可能に下部ユニット18に取り付けられている。
上部ユニット20の前面側には、ユーザインタフェース部22が設けられている。尚、後述する第10実施形態においては、ユーザインタフェース部はチルトパネルとして構成されている。ユーザインタフェース部22は、一例として、タッチパネルとして構成され、表示部と操作部とを兼ねている。ユーザインタフェース部22を操作することで、スキャナー10の媒体読取動作等を実行できる。
スキャナー10の前面側において、ユーザインタフェース部22の下方には、排出口24が設けられている。排出口24の下方には、排出トレイ16が設けられている。本実施形態において、排出トレイ16は、下部ユニット18内に収納された状態(図1及び図2)と、下部ユニット18から前面側に引き出された展開状態(一例として図15ないし図17等)とを切換可能に構成されている。
<<<原稿搬送経路について>>>
図2において、スキャナー10における媒体給送経路26について説明する。尚、図2において符号Pが付された太い実線は、スキャナー10内において媒体給送経路26に沿って搬送される媒体の案内経路を示している。
下部ユニット18の装置背面側端部には、給送トレイ14が設けられている。給送トレイ14は、媒体(原稿)を傾斜した姿勢で支持することができるように構成されている。給送トレイ14には、複数枚の媒体をセットすることができる。給送トレイ14には、互いに接近する方向、あるいは離間する方向に変位可能な一対のエッジガイド14a(図1)が設けられ、給送トレイ14に載置された媒体の側端エッジをガイドするように構成されている。さらに、給送トレイ14には、不図示の媒体検出手段が設けられ、給送トレイ14に媒体Pがセットされたことを検出可能に構成されている。
下部ユニット18において媒体給送経路26の経路上には、媒体の給送方向上流側(−Y方向側)から下流側(+Y方向側)に向かって、給送口27、給送ローラー28、分離ローラー30、搬送ローラー対32、「読み取り手段」としての画像読取部34及び排出ローラー対36が設けられている。本実施形態において給送ローラー28は、一例として下部ユニット18内に設けられた不図示の駆動源により回転駆動させられる。
分離ローラー30は、給送ローラー28と対向する位置に設けられている。分離ローラー30は、不図示の押し付け手段によって給送ローラー28に対して付勢された状態に設けられている。分離ローラー30は、給送ローラー28と分離ローラー30との間に複数枚の媒体が入り込むと、給送されるべき最下位の媒体のみを給送方向下流側に送るべく複数枚の媒体を分離するように構成されている。給送トレイ14に傾斜した姿勢で支持された媒体は、給送ローラー28と分離ローラー30とにニップされて、給送方向下流側に配置された搬送ローラー対32に搬送される。次いで、搬送ローラー対32は、給送ローラー28から送られてきた原稿を画像読取部34に向けて送り出す。
画像読取部34は、媒体給送経路26に沿って搬送される媒体の第2面と対向するように下部ユニット18内に設けられた第1読み取りユニット40Aと、媒体給送経路26に沿って搬送される原稿の第1面と対向するように上部ユニット20内に設けられた第2読み取りユニット40Bとを備えている。本実施形態において第1読み取りユニット40A及び第2読み取りユニット40Bは読み取りユニットとして構成され、一例として密着型イメージセンサーモジュール(CISM)として構成されている。
搬送ローラー対32により画像読取部34に送られた原稿は、画像読取部34において媒体Pの第1面及び第2面の少なくとも一方の面の画像を読み取られた後、画像読取部34の搬送方向下流側に位置する排出ローラー対36にニップされて排出口24から排出される。本実施形態において排出ローラー対36は、不図示の駆動源により回転駆動される排出駆動ローラー36aと、排出駆動ローラー36aの回転駆動に対して従動回転する排出従動ローラー36bとを備えている。
図2において装置本体12内部には、制御部42が設けられている。各実施形態において制御部42は、複数の電子部品を備える電気回路として構成されている。本実施形態における制御部42は、スキャナー10における媒体Pの搬送及び画像読取動作を制御するように構成されている。制御部42は、一例として外部(PCなど)からの指示でスキャナー10における媒体読取動作の実行に必要な動作を制御してもよい。
■■■第1実施形態■■■■
図3ないし図6を参照して第1実施形態に係るスキャナー10について説明する。スキャナー10は、装置本体12と、台座部44とを備えている。本実施形態において装置本体12は、台座部44に対して回動可能に台座部44に取り付けられている。本実施形態において台座部44は、スキャナー10を載置する載置面Gに載置されている。尚、図3の上の図及び図4の下の図における符号Pが付された太線は、給送トレイ14から排出トレイ16までの媒体給送経路26に沿って送られる媒体Pの経路を示している。
図3の上の図において、スキャナー10は、載置面Gに対して第1姿勢を取っている。尚、本実施形態において、第1姿勢とは、スキャナー10において給送トレイ14が載置面Gに対して第1の傾斜角θ1(図3の上の図)を取る姿勢に設定されている。以降の第2実施形態ないし第11実施形態においても第1姿勢は、第1実施形態と同様に載置面Gに対して給送トレイが第1の傾斜角θ1を取る姿勢として設定されている。
図3の上の図において、スキャナー10の装置本体12を台座部44に対して−Y方向側に回動させると、図3の下の図に示すように装置本体12は背面側に傾斜した第2姿勢となる。第2姿勢は、給送トレイ14の載置面Gに対する傾斜角が第1姿勢における第1の傾斜角θ1より小さく、載置面Gに対して水平に近い第2の傾斜角θ2(図4の下の図)を取る姿勢として設定されている。
本実施形態において、装置本体12及び台座部44には、本体姿勢検出手段46が設けられている。本実施形態において本体姿勢検出手段46は、スイッチ46aと、押圧部46bとを備えている。一例として、スイッチ46aは台座部44に設けられ、押圧部46bは装置本体12の背面側に設けられている。本実施形態では、一例としてスイッチ46aが押圧部46bに押圧されると検出信号が制御部42に検出されるように構成されている。本実施形態において制御部42は、本体姿勢検出手段46の検出信号を検出すると装置本体12が第2姿勢を取っていると判断する。
図3の上の図において、装置本体12が第1姿勢を取る際、本体姿勢検出手段46のスイッチ46aと押圧部46bとは離間状態にある。この状態では、制御部42は本体姿勢検出手段46の検出信号を検出しないので、装置本体12が第1姿勢を取っていると判断する。図3の下の図において、装置本体12を第1姿勢から第2姿勢へと回動させると、本体姿勢検出手段46の押圧部46bがスイッチ46aを押圧した状態となる。この状態では、制御部42は本体姿勢検出手段46の検出信号を検出するので、装置本体12が第2姿勢を取っていると判断する。
本実施形態において、給送トレイ14は、装置本体12に対して回動可能に構成されている。具体的には、給送トレイ14は、「給送トレイ姿勢切り換え手段」の一例である回動軸14bを備えている。給送トレイ14は、回動軸14bを回動支点として、第1姿勢と第2姿勢とを切換可能に構成されている。尚、本実施形態では、回動軸14bを給送トレイ14側に設けたが装置本体12側に設ける構成としてもよい。
本実施形態において、排出トレイ16は、装置本体12に対して回動可能に構成されている。具体的には、排出トレイ16は、「排出トレイ姿勢切り換え手段」の一例である回動軸16aを備えている。排出トレイ16は、回動軸16aを回動支点として、装置本体12の第1姿勢時において装置本体12から排出される媒体を受ける第1排出姿勢と、装置本体12の第2姿勢時において装置本体12から排出される媒体を受ける第2排出姿勢とを切り換え可能に構成されている。尚、本実施形態では、回動軸16aを排出トレイ16側に設けたが装置本体12側に設ける構成としてもよい。
図4の上の図において、装置本体12を第1姿勢から第2姿勢を切り換えた状態では、給送トレイ14は第1姿勢を維持し、排出トレイ16も第1排出姿勢を維持している。図4の下の図に示すように、回動軸14bを回動支点として給送トレイ14を第1姿勢から第2姿勢へと回動させる。尚、図4の下の図における符号14−1は第2姿勢状態の給送トレイ14を示している。同様に、回動軸16aを回動支点として排出トレイ16を第1排出姿勢から第2排出姿勢へと回動させる。
これにより、スキャナー10は、装置本体12の背面側斜め上方から媒体Pを給送トレイ14に供給して画像読取を行う第1姿勢(通常給送姿勢)から、媒体を載置面Gに対して水平方向、あるいは水平方向により近い角度で給送トレイ14に媒体Pを供給して画像読取を行う第2姿勢(水平給送姿勢)に切り換えられる。
尚、図4の下の図において、給送トレイ14は、第2姿勢からさらに−Z方向側に回動させて符号14−2が付された状態とすることができる。ここで、給送トレイ14において符号14−2が付された姿勢を第3姿勢とする。給送トレイ14が第3姿勢を取ると、給送トレイ14は、装置本体12と載置面Gとを繋ぐように傾斜する。
ここで、給送トレイ14の給送方向における長さよりも長い長尺の媒体を給送する場合、給送トレイ14からはみ出た長尺媒体は、給送方向において給送トレイ14の上流側端部から載置面G側に垂れた状態となる。この様にして長尺媒体を給送トレイ14から載置面Gに垂らしながら給送する場合、載置面G側に垂れ下がる媒体が媒体の自重により給送トレイ14の上流側端部のエッジに押し付けられ、給送トレイ14と載置面G側に垂れ下がる媒体との間で摩擦力が生じる。これにより、長尺媒体の給送を妨げるだけでなく、媒体が給送トレイ14の上流側端部のエッジと擦れることにより傷つく場合がある。
そこで本実施形態では、給送方向において給送トレイ14の長さより長い長尺媒体の給送を、第3姿勢(符号14−2参照)で行うことができる。給送トレイ14の第3姿勢は、載置面Gに対する水平姿勢である第2姿勢(符号14−1参照)よりも載置面G側に倒れた姿勢である。その結果、長尺媒体は、高さ方向において載置面Gに近い位置から給送トレイ14に支持されるとともに給送トレイ14の上流側端部のエッジに長尺媒体が押し付けられることを抑制できるので、給送トレイ14と長尺媒体との摩擦力が低減できるとともに、媒体が傷つくことを抑制できる。
本実施形態では、給送トレイ14の姿勢を適宜、第1姿勢、第2姿勢及び第3姿勢のいずれかに変更することで、装置本体12内に給送する媒体の給送方向におけるサイズを適宜変更することができる。その結果、本実施形態におけるスキャナー10は、給送方向におけるサイズの異なる多種の媒体を給送トレイ14から給送し、読み取ることができる。
<<<排出方向切り換え手段について>>>
次いで、図5において排出方向切り換え手段48について説明する。装置本体12内には、一例として媒体Pの排出方向を切り換える排出方向切り換え手段48が設けられている。排出方向切り換え手段48は、歯車50A、50B、50Cと、無端ベルト52A、52Bと、リンク部材54とを備えている。本実施形態において、歯車50Aは、排出トレイ16の回動軸16aと同軸に設けられ、回動軸16aと同じ方向に回動するように構成されている。
歯車50Bは、歯車50Aと間隔をおいて配置されている。尚、本実施形態において歯車50Bは複合歯車として構成されている。互いに間隔をおいて配置された歯車50A及び歯車50Bには、無端ベルト52Aが掛けまわされている。歯車50Cは、歯車50Bと間隔をおいて排出駆動ローラー36aの回転軸36cに支持されている。尚、歯車50Cは排出駆動ローラー36a及び回転軸36cの回転に対して独立して回転するように構成されている。互いに間隔をおいて配置された歯車50B及び歯車50Cには、無端ベルト52Bが掛け回されている。歯車50Cには、リンク部材54の一端部が取り付けられている。リンク部材54の他端部には、排出従動ローラー36bの回転軸36dが取り付けられている。
図5の上下の図において、回動軸16aを回動支点として排出トレイ16を回動させると、歯車50Aが回動軸16aと同じ方向に回動する。歯車50Aの回動は、無端ベルト52Aを介して歯車50Bに伝達され、歯車50Bも歯車50Aと同じ方向に回動する。さらに、歯車50Bが回動すると、歯車50Bの回動は無端ベルト52Bを介して歯車50Cに伝達され、歯車50Cも回動する。
歯車50Cが回動すると、リンク部材54が歯車50Cと同じ方向に回動する。これにより、排出従動ローラー36bは、排出駆動ローラー36aに対して、排出従動ローラー36bの回転軸36dが排出駆動ローラー36aの回転軸36cの周りに変位するように回動する。
図5の上の図では、排出トレイ16が第1排出姿勢を取っている。この状態において、排出駆動ローラー36aと排出従動ローラー36bとのニップ点N1における接線S1は、Y軸方向に延びている。一例として、排出ローラー対36により排出された媒体Pは接線S1に沿って+Y軸方向に進み、第1排出姿勢を取る排出トレイ16に載置される。尚、符号P1が付された二点鎖線は、排出トレイ16が第1排出姿勢を取っている状態における媒体の排出経路を示している。
図5の下の図において、排出トレイ16を−Z方向側に回動させて第1排出姿勢から第2排出姿勢へと切り換えると、排出駆動ローラー36aと排出従動ローラー36bとのニップ点N1は、排出駆動ローラー36aの回転軸36cの反時計周り方向に移動する。その結果、排出駆動ローラー36aと排出従動ローラー36bとのニップ点はN2の位置に移動する。これにより、ニップ点N2を通る接線S2は接線S1に対して−Z方向側に傾斜する。その結果、排出ローラー対36により排出された媒体Pは接線S2に沿って+Y軸方向に進み、第2排出姿勢を取る排出トレイ16に載置される。尚、符号P2が付された二点鎖線は、排出トレイ16が第2排出姿勢を取っている状態における媒体の排出経路を示している。
したがって、図5の上下の図に示すように排出方向切り換え手段48により排出駆動ローラー36aに対する排出従動ローラー36bの位置を回転軸36c周りに変化させると、媒体Pの排出方向を切り換えることができる。
<<<分離ローラー変位手段について>>>
図6において分離ローラー変位手段56について説明する。分離ローラー変位手段56は、歯車58A、58Bと、無端ベルト60と、リンク部材62とを備えている。本実施形態において、歯車58Aは、給送トレイ14の回動軸14bと同軸に設けられ、回動軸14bが回動すると歯車58Aも併せて同じ方向に回転するように構成されている。
歯車58Bは、歯車58Aと間隔をおいて配置されている。互いに間隔をおいて配置された歯車58A及び歯車58Bには、無端ベルト60が掛けまわされている。歯車58Bは、給送ローラー28の回転軸28aに支持されている。尚、歯車58Bは給送ローラー28及び回転軸28aの回転に対して独立して回転するように構成されている。歯車58Bには、リンク部材62の一端部が取り付けられている。リンク部材62の他端部には、分離ローラー30の回転軸30aが取り付けられている。
図6の上下の図において、給送トレイ14を回動軸14bを回動支点として回動させると、歯車58Aが回動軸14bと同じ方向に回動する。歯車58Aの回動は、無端ベルト60を介して歯車58Bに伝達され、歯車58Bも歯車58Aと同じ方向に回動する。
歯車58Bが回動すると、リンク部材62が歯車58Bと同じ方向に回動する。これにより、分離ローラー30は、給送ローラー28に対して、分離ローラー30の回転軸30aが給送ローラー28の回転軸28aの周りに変位するように回動する。
本実施形態において、給送トレイ14が第1姿勢(図6の上の図)を取る際、給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ点N3を通る接線S3は、第1姿勢を取る給送トレイ14の給送方向に合うように設定されている。
ここで、給送トレイ14が第1姿勢(図6の上の図)から第2姿勢(図6の下の図)へ切り換えられると、分離ローラー変位手段56は、給送ローラー28と分離ローラー30とのニップ点を回転軸28aの時計周り方向に変位させて、ニップ点N3の位置からニップ点N4の位置へ移動させる。この状態でも図6の下の図に示すようにニップ点N4を通る接線S4は、第2姿勢を取る給送トレイ14(符号14−1が付された状態)の給送方向に合うように設定されている。
したがって、図6の上下の図に示すように分離ローラー変位手段56により給送ローラー28に対する分離ローラー30の位置を回転軸28a周りに変化させると、媒体Pの給送方向を切り換えることができる。
<<<給送モードについて>>>
再度図3及び図4において、スキャナー10における給送モードについて説明する。本実施形態において、制御部42は、本体姿勢検出手段46の検出情報により装置本体12の第1姿勢(通常給送姿勢)と第2姿勢(水平給送姿勢)との切り換えを判断する。制御部42は、装置本体12が第1姿勢を取る際、第1給送モードを選択し、装置本体12が第2姿勢を取る際、第2給送モードを選択するように設定されている。
本実施形態において、第1給送モードとは、第1姿勢(通常給送姿勢)の装置本体12の給送トレイ14(給送トレイ14も第1姿勢)に媒体がセットされた状態において、ユーザーがユーザインタフェース部22、あるいは外部入力手段により媒体Pの読み取り実行操作を行うと、制御部42は、給送トレイ14にセットされた媒体を給送して画像読取動作を行うモードとして設定されている。
一方、第2給送モードとは、第2姿勢(水平給送姿勢)の装置本体12の給送トレイ14(給送トレイ14も第2姿勢)に不図示の媒体検出手段により媒体Pがセットされたことを検出すると、上述したユーザーの読み取り実行操作を待たずに、制御部42は給送トレイ14にセットされた媒体を給送して画像読取動作を行うモードとして設定されている。
尚、本実施形態において、制御部42は、装置本体12が第1姿勢から第2姿勢へと切り換えられると、給送モードを第1給送モードから第2給送モードへと切り換え、装置本体12が第2姿勢から第1姿勢へと切り換えられると、給送モードを第2給送モードから第1給送モードへと切り換えるように設定されている。したがって、ユーザーがスキャナー10の姿勢を切り換えた際、制御部42が給送モードを自動で切り換えるので、手動で給送モードを切り換える必要が無くスキャナー10の利便性を向上させることができる。
さらに、図7において、装置本体12及び給送トレイ14の第2姿勢、排出トレイ16の第2排出姿勢における媒体供給動作について説明する。図7において、第2姿勢を取る装置本体12の背面側には大量の媒体束Pbを置いている。ユーザーは、大量の媒体束Pbの一番上のものから一枚ずつ、原稿内容を確認しながら給送トレイ14にセットする作業を行う。本実施形態では、装置本体12及び給送トレイ14を第2姿勢、すなわち載置面Gに対して水平、あるいは水平に近い角度に傾斜させるので、ユーザーは、媒体束Pbから媒体を側方にスライド、あるいは媒体を持って水平方向に移動させるだけで給送トレイ14に媒体をセットすることできる。その結果、ユーザーの手の動線Uを短くすることができ、作業性を向上させることができる。尚、図7における符号Pが付された破線は第2姿勢(水平給送姿勢)における給送トレイ14から排出トレイ16までの媒体給送経路を示している。
尚、以降の第3実施形態移行の各形態において図示していないが、各実施形態に係るスキャナーにおいても上述した排出方向切り換え手段48及び分離ローラー変位手段56が設けられている。
上記説明をまとめるとスキャナー10は、媒体Pを読み取る画像読取部34を備える装置本体12と、装置本体12に設けられ、排出される媒体Pを受ける排出トレイ16と、排出トレイ16に対し媒体Pを排出する排出ローラー対36と、装置本体12を載置する載置面Gに対する装置本体12の姿勢切り換わりから独立して、装置本体12に対する排出トレイ16の姿勢を切り換える回動軸16aと、排出ローラー対36による媒体Pの排出方向を切り換える排出方向切り換え手段48と、を備えている。この構成によれば、排出トレイ16から媒体を取り出すユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。また、装置本体12に対する排出トレイ16の姿勢が変化しても、排出トレイ16への媒体の積載性を良好に保つことができる。
排出ローラー対36は、回転駆動される排出駆動ローラー36aと、当該排出駆動ローラー36aとの間で媒体Pをニップして従動回転する排出従動ローラー36bと、を備え、排出方向切り換え手段48は、排出従動ローラー36bの回転軸36dの中心を排出駆動ローラー36aの回転軸36cの中心周りに変位させることにより、媒体Pの排出方向を切り換える。この構成によれば、排出方向切り換え手段48は、媒体Pの排出方向を確実に切り換えることができる。
装置本体12の姿勢の切り換わりに連動して、回動軸14bが給送トレイ14の姿勢を切り換える。この構成によれば、装置本体12の姿勢の切り換わりに連動して、回動軸14bが給送トレイ14の姿勢を切り換えるので、ユーザーの手により給送トレイ14の姿勢切り換えを行う必要がなく、使い勝手の良いスキャナー10を提供することができる。
給送トレイ14から媒体を送り出す給送ローラー28と、給送ローラー28との間で媒体Pをニップすることにより媒体の分離を行う分離ローラー30と、分離ローラー30の回転軸30aの中心を給送ローラー28の回転軸28aの中心周りに変位させる分離ローラー変位手段56とを備える。この構成によれば、載置面Gに対して給送トレイ14の姿勢が変化しても、分離ローラー30による媒体の分離性を良好に保つことができる。
スキャナー10は、媒体Pを読み取る画像読取部34を備える装置本体12と、装置本体12に設けられ、セットされた媒体Pを支持する給送トレイ14と、給送トレイ14からの媒体Pの給送を制御する制御部42とを備えている。制御部42は、装置本体12を載置する載置面Gに対する装置本体12の姿勢の切り換わりに応じ、給送トレイ14から媒体Pを給送する際の給送モードを切り換える。この構成によれば、ユーザーが装置本体12の姿勢に応じて給送モードを切り換える操作を行う必要がなく、使い勝手に優れたスキャナー10を提供できる。
装置本体12は、給送トレイ14が第1の傾斜角θ1をとる第1姿勢と、給送トレイ14が第1の傾斜角θ1より水平に近い第2の傾斜角θ2をとるか或いは給送トレイ14が水平となる第2姿勢と、を切り換え可能である。給送モードは、ユーザーによる読み取り実行操作に基づいて媒体Pの給送を開始する第1給送モードと、給送トレイ14への媒体Pのセットを検知すると媒体Pの給送を開始する第2給送モードと、を含む。制御部42は、少なくとも装置本体12が第2姿勢をとる際に第2給送モードを選択する。
上記構成によれば、制御部42は、少なくとも装置本体12が第2姿勢をとる際に第2給送モード、即ち給送トレイ14への媒体のセットを検知すると媒体Pの給送を開始する給送モードを選択するので、ユーザーが媒体Pを給送トレイ14にセットする作業を行う際に、ユーザーは媒体Pをセットする度に読み取り実行ボタンを押下する等の読み取り実行操作を行う必要がなく、使い勝手が向上する。
制御部42は、装置本体12が第2姿勢から第1姿勢に切り換わると、給送モードを第2給送モードから第1給送モードに切り換える。この構成によれば、制御部42は、第1姿勢において第1給送モードを使用する際に給送モードを切り換える必要がなく、使い勝手が向上する。
装置本体12の載置面Gに対する姿勢を検出する本体姿勢検出手段46を備え、制御部42は、本体姿勢検出手段46の検出情報に基づき、給送モードを切り換える。この構成によれば、装置本体12の姿勢に適した給送モードに確実に切り換えることができる。
<<<第1実施形態の変更形態>>>
(1)本実施形態において、本体姿勢検出手段46はスイッチ46aが押圧されると装置本体12が第2姿勢状態であることを検出するように構成されているが、この構成に代えて、スイッチ46aと押圧部46bとが離間することで、装置本体12が第1姿勢状態であることを検出するように構成してもよい。
(2)本実施形態では、本体姿勢検出手段46を装置本体12の姿勢切り換えでオン状態とオフ状態とを切り換えるスイッチ46aとしたが、この構成に代えて、例えば、加速度センサー、傾斜センサー、ジャイロセンサー等の、装置本体12の姿勢の切り換えを検出可能な検出手段により本体姿勢検出手段46を構成してもよい。
(3)本実施形態において、長尺の媒体を給送する場合、給送トレイ14を第3姿勢に切り換えて給送することが望ましい。しかしながら、長尺の媒体は通常サイズの媒体(例えば、A4サイズ等)の媒体に比べ、媒体の自重が増加するので、載置面Gから長尺の媒体を引き上げて給送する給送ローラー28の負荷が増大する。ここで、給送トレイ14の媒体支持面に給送ローラー28の回転と連動して回転駆動する複数のローラーを配置してもよい。これにより、長尺の媒体を給送する際においてこれらのローラーを回転駆動させて長尺の媒体の給送補助を行うことで、給送ローラー28の負荷を減少させることができ、長尺の媒体の給送を円滑にすることができる。
■■■第2実施形態■■■■
スキャナー10が備える、上述した排出方向切り換え手段48は、以下に説明する第2実施形態に係る排出方向切り換え手段64に代えても良い。以下、図8において第2実施形態に係る排出方向切り換え手段64の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
排出方向切り換え手段64は、一例としてカム部材66と、リンク部材68とを備えている。本実施形態においてカム部材66は排出トレイ16の回動軸16aに取り付けられている。リンク部材68には、係合部68aが設けられている。係合部68aにおいて、排出ローラー対36と対向する側には−Z方向側に傾斜する案内面68bが形成されている。本実施形態においてリンク部材68は、媒体給送方向において排出ローラー対36の+Y方向側に配置されている。リンク部材68の下端部68cは、カム部材66と係合している。本実施形態では、カム部材66が回転すると、リンク部材68はZ軸方向に上下動するように構成されている。
図8の上の図において、排出トレイ16は第1排出姿勢を取っている。この状態において、カム部材66と係合するリンク部材68の係合部68aは、排出駆動ローラー36aと排出従動ローラー36bとのニップ点N5を通る接線S5よりも+Z方向側に位置している。つまり、リンク部材68の係合部68aは、排出ローラー対36により排出される媒体の排出経路P3を遮っていない状態である。
一方、図8の下の図において、排出トレイ16を第1排出姿勢から第2排出姿勢に向けて矢印の方向(図8の下の図における反時計回り方向)に回動させると、カム部材66も排出トレイ16(回動軸16a)の回動に伴って回動する。その結果、カム部材66と係合しているリンク部材68が−Z方向側に変位する。
これにより、係合部68aは排出駆動ローラー36aと排出従動ローラー36bとのニップ点N5を通る接線S5と交差し、接線S5を遮る位置まで−Z方向側に変位する。その結果、排出ローラー対36により排出された媒体Pの先端は、リンク部材68の係合部68aの案内面68bと接触し、案内面68bにより−Z方向側に案内される。これにより、媒体Pの進む方向が−Z方向側に変えられ、第2排出姿勢を取る排出トレイ16に向かう方向となる。尚、符号P4が付された二点鎖線は、案内面68bにより向きを変えられた媒体Pの排出経路を示している。
排出方向切り換え手段64は、排出ローラー対36の下流側に設けられ、媒体Pと接して媒体Pの進む向きを変えることにより媒体Pの排出方向を切り換える。この構成によれば、排出方向切り換え手段64は、簡易な構成で媒体の排出方向を切り換えることができる。
■■■第3実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した台座部44は、以下に説明する第3実施形態に係る第1脚部74及び第2脚部76に代えても良い。以下、図9及び図10において第3実施形態に係るスキャナー70の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態においてスキャナー70は、第1脚部74及び第2脚部76を備えている。第1脚部74は、第1姿勢(通常給送姿勢)における装置本体72の底部に設けられている。第1脚部74は回動軸74aを回動支点として装置本体72に回動可能に構成されている。第1脚部74は、装置本体12の底部に収容された状態(図9の上の図)と、装置本体12から引き出された状態(図9の下の図)とを切り換え可能に構成されている。
第2脚部76は、第1姿勢(通常給送姿勢)における装置本体72の背面側端部に設けられている。第2脚部76は回動軸76aを回動支点として装置本体72に回動可能に構成されている。第2脚部76は、装置本体12の背面側端部に収容された状態(図9の上の図)と、装置本体12から引き出された状態(図9の下の図)とを切り換え可能に構成されている。
図9の下の図において、装置本体72を載置面Gから持ち上げ、第1脚部74及び第2脚部76を装置本体72から引き出した後、装置本体72を載置面Gに載置することで、スキャナー70における第1姿勢から第2姿勢への姿勢切り換えが行われる。尚、図9の下の図で符号16が付された二点鎖線部は排出トレイ16の第1排出姿勢を示し、符号16−1が付された実線部は第2排出姿勢を示しており、符号14が付された二点鎖線部は給送トレイ14の第1姿勢を示し、符号14−1が付された実線部は第2姿勢を示している。さらに、図9の下の図において符号P6が付された実線はスキャナー70の第2姿勢(水平給送姿勢)における媒体の給送経路を示している。
図10において、本実施形態における排出トレイ姿勢切り換え手段78及び給送トレイ姿勢切り換え手段80について説明する。排出トレイ姿勢切り換え手段78は、複数の歯車からなる歯車列82を備えており、歯車列82において隣り合う歯車は互いに噛合するように構成されている。歯車列82において歯車82Aは、第1脚部74の回動軸74aと同軸に設けられ、回動軸74aとともに回動するように構成されている。一方、歯車列82において歯車82Bは、排出トレイ16の回動軸16aに同軸に設けられ、回動軸16aとともに回動するように構成されている。
図10の上の図において、第1脚部74が装置本体72の底部に収容された状態では、排出トレイ16は第1排出姿勢を取っている。図10の下の図において、第1脚部74が装置本体72から引き出されると、回動軸74a及び歯車82Aが同じ方向に回動する。歯車82Aの回動は歯車列82の複数の歯車を介して歯車82Bに伝達される。これにより歯車82B及び回動軸16aも回動する。その結果、排出トレイ16は第1排出姿勢から第2排出姿勢へ回動させられる。したがって、排出トレイ姿勢切り換え手段78は、第1脚部74の回動動作に排出トレイ16の回動動作を連動させることができる。
給送トレイ姿勢切り換え手段80は、複数の歯車からなる歯車列84を備えており、歯車列84において隣り合う歯車は互いに噛合するように構成されている。歯車列84において歯車84Aは、第2脚部76の回動軸76aと同軸に設けられ、回動軸76aとともに回動するように構成されている。一方、歯車列84において歯車84Bは、給送トレイ14の回動軸14bに同軸に設けられ、回動軸14bとともに回動するように構成されている。
図10の上の図において、第2脚部76が装置本体72の背面側端部に収容された状態では、給送トレイ14は第1姿勢を取っている。図10の下の図において、第2脚部76が装置本体72から引き出されると、回動軸76a及び歯車84Aが同じ方向に回動する。歯車84Aの回動は歯車列84の複数の歯車を介して歯車84Bに伝達される。これにより歯車84B及び回動軸14bも回動する。その結果、給送トレイ14は第1姿勢から第2姿勢へ回動させられる。したがって、給送トレイ姿勢切り換え手段80は、第2脚部76の回動動作に給送トレイ14の回動動作を連動させることができる。
したがって、本実施形態では、装置本体72を第1姿勢から第2姿勢へ、あるいは第2姿勢から第1姿勢へ切り換えるために第1脚部74及び第2脚部76を回動させると、この回動動作に連動して給送トレイ14及び排出トレイ16も装置本体72の姿勢に適した姿勢に切り換えられる。その結果、ユーザーは、装置本体72とは別に給送トレイ14及び排出トレイ16の姿勢切換動作を行う必要がなく、作業性を向上させることができる。
尚、図9及び図10において図示していないが、第3実施形態におけるスキャナー70においても第1実施形態において上述した排出方向切り換え手段48及び分離ローラー変位手段56が設けられている。これらも、第1脚部74及び第2脚部76を回動させると、給送トレイ14及び排出トレイ16の姿勢切り換えに連動して動作するように構成されている。
装置本体72の姿勢の切り換わりに連動して、排出トレイ姿勢切り換え手段78が排出トレイ16の姿勢を切り換えるとともに、排出方向切り換え手段48が媒体の排出方向を切り換える。この構成によれば、ユーザーの手により排出トレイ16の姿勢切り換えと媒体Pの排出方向切り換えとを行う必要がなく、使い勝手の良いスキャナー70を提供することができる。
装置本体72の姿勢の切り換わりに連動して、給送トレイ姿勢切り換え手段80が給送トレイ14の姿勢を切り換えるとともに、分離ローラー変位手段56が分離ローラー30を変位させる。この構成によれば、ユーザーの手により給送トレイ14の姿勢切り換えと分離ローラー30の変位とを行う必要がなく、使い勝手の良いスキャナー70を提供することができる。
<<<第3実施形態の変更形態>>>
本実施形態では、第1脚部74から排出トレイ16への動力伝達を歯車列82で行う構成としたが、この構成に代えて、無端ベルトやチェーン等の他の動力伝達手段で構成してもよい。同様に第2脚部76から給送トレイ14への動力伝達も歯車列84に代えて、他の動力伝達手段としても良い。
■■■第4実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した台座部44を設けずに、以下に説明する第4実施形態に係るスキャナーに第1底面88a及び第2底面88bを設ける構成としてもよい。以下、図11において第4実施形態に係るスキャナー86の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
スキャナー86の装置本体88には、第1姿勢時(通常給送姿勢)において載置面Gに支持される第1底面88aと、第2姿勢時(水平給送姿勢)において載置面Gに支持される第2底面88bとが設けられている。
図11の上の図では、スキャナー86は第1姿勢を取っており、第1底面88aが載置面Gに支持された状態となっている。この状態から図11の下の図に示すように、装置本体88を図11の下の図における時計回り方向に回動させて第2底面88bを載置面Gに接触させる。これにより、装置本体88における載置面Gに支持される底面が第1底面88aから第2底面88bに切り換わる。つまり、装置本体88において第1姿勢から第2姿勢への切り換えが行われる。
装置本体88の姿勢切り換えに伴って、給送トレイ14及び排出トレイ16をそれぞれ回動軸14b、16aを支点として回動させることにより、給送トレイ14における第1姿勢から第2姿勢への切り換え、排出トレイ16における第1排出姿勢から第2排出姿勢への切り換えが行われる。尚、図11の上下の図における符号P7、P8が付された太線はスキャナー86における第1姿勢及び第2姿勢の媒体の給送経路を示している。
■■■第5実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した台座部44は、以下に説明する第5実施形態に係るスタンド部材94に代えても良い。以下、図12において第5実施形態に係るスキャナー90の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態におけるスキャナー90は、装置本体92と、給送トレイ14と、排出トレイ16とを備えている。給送トレイ14は、第1実施形態と同様に回動軸14bを回動支点として装置本体92に回動可能に構成されている。排出トレイ16も第1実施形態と同様に回動軸16aを回動支点として装置本体92に回動可能に構成されている。
図12の上の図は、スキャナー90における第1姿勢を示している。この状態では、給送トレイ14は第1姿勢、排出トレイ16は第1排出姿勢を取っている。図12の下の図に示すように本実施形態に係るスキャナー90の第2姿勢では、スタンド部材94にスキャナー90を装着した状態で使用することを前提にしている。尚、図12の上の図において符号P9が付された実線はスキャナー90の第1姿勢(通常給送姿勢)における媒体の給送経路を示し、図12の下の図において符号P10が付された実線はスキャナー90の第2姿勢(水平給送姿勢)における媒体の給送経路を示している。
図12の下の図において、スタンド部材94は、装置本体装着部94aと、給送トレイ支持部94bと、排出トレイ支持部94cとを備えている。尚、図12の下の図において、図示していないが、スタンド部材94は載置面Gに載置されている。
本実施形態において、スタンド部材94の装置本体装着部94aは、装置本体92を第2姿勢の状態で装着するように構成されている。本実施形態では、装置本体装着部94aに装置本体92を装着した状態で、第1姿勢を取る給送トレイ14をスタンド部材94の給送トレイ支持部94bと接触する位置まで回動させると、給送トレイ14が第2姿勢に切り換わる。加えて、給送トレイ14は給送トレイ支持部94bに支持され、位置決めされる。これにより、給送トレイ14がセットされた媒体の重さ等により意図せず、第2姿勢の状態から−Z方向側へ回動することを抑制できるので、スキャナー90の水平給送姿勢において給送トレイ14における媒体のセット及び給送を安定して行うことができる。
排出トレイ16は、装置本体装着部94aに装置本体92を装着した状態で、第1排出姿勢からスタンド部材94の排出トレイ支持部94cと接触する位置まで回動させると、第2排出姿勢に切り換わる。加えて、排出トレイ16は排出トレイ支持部94cに支持され、位置決めされる。これにより、排出トレイ16がトレイの自重や排出された媒体の重さにより意図せず、第2排出姿勢の状態から−Z方向側へ回動することを抑制できるので、排出トレイ16においてスタック可能な媒体枚数を増やすことができ、排出トレイ16におけるスタック性を向上させることができる。
図12の下の図で符号16が付された二点鎖線部は排出トレイ16の第1排出姿勢を示し、符号16−1が付された実線部は第2排出姿勢を示しており、符号14が付された二点鎖線部は給送トレイ14の第1姿勢を示し、符号14−1が付された実線部は第2姿勢を示している。
■■■第6実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した給送トレイ14は、以下に説明する第6実施形態に係るトレイ装着部及び当該トレイ装着部に装着可能な複数種類の給送トレイに代えても良い。以下、図13ないし図18において第6実施形態に係るスキャナー96の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。尚、本実施形態におけるスキャナー96は、一例として後述する複数の給送トレイ106、110、112等とともに、画像読取システム97を構成している。
本実施形態においてスキャナー96の装置本体98には、トレイ装着部98aが形成されている。本実施形態におけるトレイ装着部98aには、装置本体98の姿勢に応じて複数種類の給送トレイが装着可能に構成されている。本実施形態では、一例としてトレイ装着部98aは、複数種類の給送トレイに設けられた差込部をトレイ装着部98aに差し込んで装置本体98に装着する構成としているが、その他の方法で給送トレイを装置本体98に着脱可能に取り付ける構成としてもよい。
図13の上の図は、第1姿勢用給送トレイ106を第1姿勢時の装置本体98に装着した状態である。本実施形態においてトレイ装着部98aは、装置本体98の−Y方向側端部に設けられ、−Y方向側に開口されている。第1姿勢用給送トレイ106の先端部には、トレイ装着部98aに差し込まれる差込部106aが形成されている。第1姿勢用給送トレイ106は、差込部106aをトレイ装着部98aに差し込んで装着する構成とすることで、装置本体98に着脱可能に装着される。尚、第1姿勢用給送トレイ106は、載置面Gに対して第1の傾斜角θ1を成すように装置本体98に装着される。
図13の下の図において、装置本体98は、第1姿勢用給送トレイ106を取り外した上で、第2姿勢の状態でスタンド部材108に装着されている。本実施形態においてスタンド部材108は、装置本体装着部108aと、排出トレイ支持部108bとを備えている。尚、図13の下の図、図14の上下の図において、図示していないが、スタンド部材108は載置面Gに載置されている。図13の下の図において、排出トレイ16は、回動軸16aを回動支点として排出トレイ支持部108bに支持されており、第2排出姿勢を取っている。
図14の上の図において、第2姿勢用給送トレイ110が装置本体98に対して着脱可能に装着されている。第2姿勢用給送トレイ110の先端部には、トレイ装着部98aに差し込まれる差込部110aが形成されている。第2姿勢用給送トレイ110は、差込部110aをトレイ装着部98aに差し込んで装着する構成とすることで、装置本体98に着脱可能に装着される。尚、第2姿勢用給送トレイ110は、載置面Gに対して第2の傾斜角θ2を成すように装置本体98に装着される。
図14の下の図において、長尺媒体用給送トレイ112が装置本体98に対して着脱可能に装着されている。長尺媒体用給送トレイ112の先端部には、トレイ装着部98aに差し込まれる差込部112aが形成されている。長尺媒体用給送トレイ112は、差込部112aをトレイ装着部98aに差し込んで装着する構成とすることで、装置本体98に着脱可能に装着される。
尚、長尺媒体用給送トレイ112を載置面G側に向けて下向きに傾斜した状態で取りつけることにより、長尺の媒体を載置面Gにより近い位置から案内することできる。さらに、第1実施形態において上述したように、長尺媒体用給送トレイ112と長尺の媒体との間に生じる摩擦力を抑制でき、媒体の給送を円滑にできるとともに、媒体が傷つくことを抑制できる。
本実施形態におけるスキャナー96は、装置本体98のトレイ装着部98aに、装置本体98を載置する載置面Gあるいはスタンド部材108に対する装置本体98の姿勢変化に応じて、一例として第1姿勢用給送トレイ106、第2姿勢用給送トレイ110及び長尺媒体用給送トレイ112のうち、いずれかの給送トレイを選択して装着可能に構成されている。
本実施形態において、図13の上の図及び図14の上下の図に示すように、トレイ装着部98aに装着可能な複数種類の給送トレイ、例えば、第1姿勢用給送トレイ106、第2姿勢用給送トレイ110及び長尺媒体用給送トレイ112がそれぞれ装置本体98に装着された状態において装置本体98と装置本体98に装着された各トレイ106、110、112とが成す角度は異なる角度を成すように設定されている。
上記説明をまとめるとスキャナー96は、媒体を読み取る画像読取部34を備える装置本体98と、装置本体98に設けられ、セットされた媒体を支持する給送トレイ106、110、112と、を備えている。装置本体98は、給送トレイ106、110、112を着脱可能とするトレイ装着部98aを有し、形態の異なる複数種類の給送トレイ106、110、112のうち一の給送トレイを、装置本体98を載置する載置面Gに対する装置本体98の姿勢変化に応じて選択可能である。
画像読取システム97は、媒体を読み取る画像読取部34を備える装置本体98に、セットされた媒体を支持する給送トレイ106、110、112を着脱可能とするトレイ装着部98aを備えるスキャナー96と、トレイ装着部98aに対し着脱可能な、形態の異なる複数の給送トレイ106、110、112と、を含む。複数種類の給送トレイ106、110、112のうち一の給送トレイを、装置本体98を載置する載置面Gに対する装置本体98の姿勢変化に応じて選択可能である。
本実施形態における画像読取システム97及びスキャナー96の構成によれば、形態の異なる複数種類の給送トレイのうち一の給送トレイ106、110、112を、装置本体98を載置する載置面Gに対する装置本体98の姿勢変化に応じて選択可能であるので、給送トレイに媒体をセットするユーザーのニーズに対し、より柔軟に対応することができる。
形態の異なる複数の給送トレイ106、110、112は、装置本体98に対する傾斜角が異なる。この構成によれば、給送トレイ106、110、112に媒体をセットするユーザーのニーズが給送トレイの姿勢変化である場合に、これに対応することが出来る。
<<<第2姿勢用給送トレイの変更形態>>>
次いで、図15ないし図18において第2姿勢用給送トレイの変更形態について説明する。尚、各図において載置面G及びスタンド部材108の図示を省略している。
(1)図15における給送トレイ114は、一例として媒体を支持する支持面114aが凹凸のないフラットな面で形成されている。これにより、第2姿勢(水平給送姿勢)のスキャナー96において、給送トレイ114に媒体をセットする際、あるいは、給送トレイ114から媒体が給送される際、給送トレイ114に媒体Pが引っ掛かることを抑制でき、円滑に給送を行うことができる。
本変更形態において、形態の異なる複数の給送トレイは、媒体を支持する支持面114aがフラットな面で形成された給送トレイ114を含む。この構成によれば、給送トレイ114に媒体をセットする際の引っ掛かりを抑制できる。
(2)図16における給送トレイ116は、支持面116aにおいて、支持面116aに支持された媒体の側端エッジをガイドする、X軸方向に移動可能な一対のエッジガイド120(図17)を設けない構成となっている。これにより、給送トレイ116に媒体をセットする際のエッジガイドへの引っ掛かりを抑制できる。加えて、給送トレイ116に媒体をセットする際、エッジガイド120が媒体のセットを妨げる位置に位置していると、エッジガイド120を媒体のセットの邪魔にならない位置まで移動させる必要があり、作業性が低下する。本実施形態では、エッジガイド120を備えない構成であるので、作業性の低下を抑制できる。
本変更形態において、形態の異なる複数の給送トレイは、セットされた媒体Pの側端エッジをガイドするエッジガイド120を備えない給送トレイ116を含む。この構成によれば、給送トレイ116に媒体をセットする際の、エッジガイド120への媒体の引っ掛かりを抑制できる。
(3)図17における給送トレイ118は、一対のエッジガイド120を支持面118aに着脱可能に構成されている。図17の上の図において、一対のエッジガイド120は給送トレイ118に装着されている。この状態では、一対のエッジガイド120は支持面118aに沿ってX軸方向に移動可能に構成されている。図17の下の図は、給送トレイ118から一対のエッジガイド120を取り外した状態である。本変更形態では、一対のエッジガイド120を給送トレイ118に着脱可能に構成したので、給送トレイ118に媒体をセットする際、あるいは給送トレイ118から媒体を給送する際、必要に応じて一対のエッジガイド120を給送トレイ118に着脱可能であるので給送トレイ118の利便性を向上させることができる。
(4)図18における給送トレイ122は、一対のエッジガイド124を備えている。エッジガイド124は、ガイド部124aと、回動軸124bとを備えている。ガイド部124aは回動軸124bを回動支点として、給送トレイ122に対して回動可能に構成されている。本変更形態においてガイド部124aは、給送トレイ122の支持面122aに支持された媒体の側端エッジを規制する第1状態(図18における実線部)と、支持面122aからの突出量が低くなる第2状態(図18における符号124a−1が付された二点鎖線部)とを切り換え可能である。
本変更形態において、ガイド部124aが第2状態となると支持面122aよりガイド部124aが−Z方向側に位置するので、給送トレイ122に媒体をセットする際、あるいは、エッジガイド124を使用しない状態において給送トレイ122から媒体を給送する際、エッジガイド124への媒体の引っ掛かりを抑制できる。
形態の異なる複数の給送トレイは、セットされた媒体Pの側端エッジをガイドするエッジガイド124を備えた給送トレイ122を含む。エッジガイド124を構成する、媒体Pの側端エッジを規制するガイド部124aが、側端エッジを規制する第1状態と、第1状態から倒れ、媒体を支持する支持面122aからの突出量が低くなる第2状態と、を切り換え可能である。この構成によれば、給送トレイ122に媒体Pをセットする際の、エッジガイド124への媒体の引っ掛かりを抑制できる。
■■■第7実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した給送トレイ14に、以下に説明する第7実施形態に係るトレイ姿勢検出手段132を備えても良い。以下、図19ないし図21において第7実施形態に係るスキャナー126の構成について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態においてスキャナー126は、装置本体128と、給送トレイ130と、排出トレイ16とを備えている。本実施形態においても排出トレイ16は回動軸16aを回動支点に回動可能であり、第1排出姿勢(図19の上の図において符号16が付された姿勢)と第2排出姿勢(図19の下の図において符号16−1が付された姿勢)とを切り換え可能である。
本実施形態において給送トレイ130は、回動軸130aを回動支点に回動可能であり、第1姿勢(図19の上の図において符号130が付された姿勢)と第2姿勢(図19の下の図において符号130−1が付された姿勢)とを切り換え可能である。
給送トレイ130には、トレイ姿勢検出手段132が設けられている。本実施形態においてトレイ姿勢検出手段132は、一例として傾斜センサーや加速度検出センサー等で構成されている。回動軸130aを回動支点として給送トレイ130を回動させると、トレイ姿勢検出手段132は、給送トレイ130の姿勢変化を検出する。一例として、トレイ姿勢検出手段132は、載置面Gに対する給送トレイ130の傾斜角を検出するように構成されている。これにより制御部42は給送トレイ130が第1姿勢を成しているか、第2姿勢を成しているかを判断する。
本実施形態において制御部42(図2)は、トレイ姿勢検出手段132の給送トレイ130の姿勢検出情報に基づいて後述する給送ローラー28に対する分離ローラー30の押し付け力の制御及び分離ローラー30の分離負荷の制御の少なくとも一方を行うように設定されている。
給送トレイ130の載置面Gに対する姿勢を検出するトレイ姿勢検出手段132を備え、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき、給送トレイ130から媒体Pを給送する際の給送条件を変更する。この構成によれば、給送トレイ130の姿勢に適した給送条件に設定することで、適切な給送を行うことができる。
<<<給送ローラー28に対する分離ローラー30の押し付け力の制御>>>
図20において、給送ローラー28に対する分離ローラー30の押し付け力の制御について説明する。本実施形態における装置本体128内には押し付け手段134が設けられている。押し付け手段134は、押圧部材136と、係合部材138と、カム部材140とを備えている。押圧部材136は、一例としてコイルばねとして構成されている。
押圧部材136の一端は分離ローラー30の回転軸30aと係合しており、他端は係合部材138と係合している。係合部材138はカム部材140と係合している。本実施形態においてカム部材140は装置本体128内に設けられた不図示の駆動源により回転駆動するように構成されている。尚、不図示の駆動源は、制御部42に制御されており、カム部材140は、不図示の駆動源を介して制御部42に制御されている。本実施形態において押圧部材136は回転軸30aを介して分離ローラー30を給送ローラー28に押し付けている。
制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき給送トレイ130が第1姿勢を成していると判断した場合、カム部材140を第1状態(図20の上の図)とする。この状態では、押圧部材136は、第1押圧力F1で回転軸30aを押圧している。つまり、分離ローラー30は第1押圧力F1で給送ローラー28を押圧している。
一方、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき給送トレイ130が第2姿勢を成していると判断した場合、不図示の駆動源によりカム部材140を回転駆動させて、カム部材140を第1状態(図20の上の図)から第2状態(図20の下の図)へと切り換える。この状態では、押圧部材136は、回転軸30aと係合部材138との間で圧縮される。その結果、押圧部材136は第1押圧力F1よりも大きい第2押圧力F2で回転軸30aを押圧している。つまり、分離ローラー30は第1押圧力F1よりも大きい第2押圧力F2で給送ローラー28を押圧している。
本実施形態では、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づいて給送ローラー28に対する分離ローラー30の押し付け力を調整している。ここで、本実施形態におけるスキャナー126において、第2姿勢(水平給送姿勢)で媒体を給送する際、媒体は媒体の自重によりバックテンションが大きくなる。その結果、媒体を給送する給送力が小さくなり、媒体のノンフィード(不送)の虞が大きくなる。本実施形態では、装置本体128及び給送トレイ130が第2姿勢(水平給送姿勢)を取ると、給送ローラー28に対する分離ローラー30の押圧力F2が第1姿勢時の押圧力F1よりも大きくなるので、媒体の給送力の低下を抑制でき、媒体のノンフィードを抑制できる。
給送トレイ130から媒体Pを送り出す給送ローラー28と、給送ローラー28との間で媒体Pをニップすることにより媒体Pの分離を行う分離ローラー30と、分離ローラー30を給送ローラー28に押し付ける押圧力を調整可能な押し付け手段134とを備え、給送条件は、押圧力の強弱を含み、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき、押し付け手段134による押圧力を調整する。この構成によれば、押圧力を給送トレイ130の姿勢に適した強さにすることで適切な給送を行うことができる。
<<<分離ローラー30の分離負荷の制御について>>>
図21において、分離ローラー30の分離負荷の制御について説明する。本実施形態において、分離ローラー30の回転軸30aには、「回転抵抗付与手段」としてのトルクリミッター142が設けられている。トルクリミッター142は、コイルばね144と、歯車146A、146Bとを備えている。
本実施形態において、分離ローラー30の回転軸30aは、トルクリミッター142のコイルばね144に挿入されている。コイルばね144の一端部144aは、歯車146Aと係合している。歯車146Aと歯車146Bとは互いに噛合しており、歯車146Bは不図示の駆動手段により回転駆動させられるように構成されている。
図21の上の図は、給送トレイ130が第1姿勢を取っている際のトルクリミッター142の状態を示している。制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき給送トレイ130が第1姿勢を成していると判断した場合、不図示の駆動手段により歯車146A及び歯車146Bを回動させて、コイルばね144の内径寸法を径d1に設定する。これにより、コイルばね144は分離ローラー30の回転軸30aに対して所定の緊縛力(回転軸30aに対する回転抵抗)を与える。
一方、図21の下の図に示すように、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき給送トレイ130が第2姿勢を成していると判断した場合、不図示の駆動手段により歯車146A及び歯車146Bを回動させて、コイルばね144の内径寸法を径d1よりも大きい径d2に設定する。これにより、コイルばね144が分離ローラー30の回転軸30aに対して与える緊縛力(回転抵抗)を第1姿勢時における緊縛力(回転抵抗)よりも小さくすることができる。その結果、給送トレイ130の第2姿勢において、給送ローラー28と分離ローラー30との間に作用する分離負荷を給送トレイ130の第1姿勢における分離負荷よりも小さくでき、媒体のノンフィードを抑制できる。
尚、本実施形態において、制御部42は、一例としてトルクリミッター142による緊縛力(回転抵抗)の大小を媒体の給送条件とし、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき、トルクリミッター142による回転抵抗(コイルばね144の緊縛力)を調整するように構成されている。
スキャナー126は、給送トレイ130から媒体Pを送り出す給送ローラー28と、給送ローラー28との間で媒体Pをニップすることにより媒体Pの分離を行う分離ローラー30と、分離ローラー30に回転抵抗を付与するトルクリミッター142とを備えている。トルクリミッター142は、回転抵抗を調整可能に構成され、給送条件は、回転抵抗の大小を含み、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき、トルクリミッター142による回転抵抗を調整する。
上機構成によれば、給送条件は、回転抵抗の大小を含み、制御部42は、トレイ姿勢検出手段132の検出情報に基づき、トルクリミッター142による回転抵抗を調整するので、回転抵抗を給送トレイ130の姿勢に適した大きさにすることで適切な給送を行うことができる。
■■■第8実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した台座部44は、以下に説明する第8実施形態に係る姿勢調整台座152に代えても良い。以下、図22において第8実施形態に係るスキャナー148の構成について説明する。尚、図22におけるXYZ座標軸は、スキャナー148を基準としたものではなく、載置面G及び姿勢調整台座152を基準とし、装置幅方向をX軸方向とし、装置奥行き方向をY軸とし、装置高さ方向(鉛直方向)をZ軸とする。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態に係るスキャナー148は、装置本体150と、給送トレイ14と、排出トレイ16とを備えている。給送トレイ14及び排出トレイ16は、第1実施形態と同様に装置本体150に対して回動可能である。本実施形態において装置本体150は、姿勢調整台座152に取りつけられている。姿勢調整台座152は、載置面Gに載置されている。本実施形態では、媒体幅方向であるX軸を第1軸とし、鉛直方向であるZ軸を第2軸とし、第1軸及び第2軸に直交するY軸を第3軸として設定している。
姿勢調整台座152は、第1軸周りに装置本体150を回動させて装置本体150の第1軸周りの姿勢を調整する第1軸調整部152aと、第3軸周りに装置本体150及び第1軸調整部152aを回動させて装置本体150の第3軸周りの姿勢を調整する第3軸調整部152bと、第2軸周りに装置本体150、第1軸調整部152a及び第3軸調整部152bを回動させて装置本体150の第2軸周りの姿勢を調整する第2軸調整部152cとを備えている。
本実施形態では、装置本体150を第1姿勢(通常給送姿勢)から第2姿勢(水平給送姿勢)へ切り換える(第1軸周りの回動)だけでなく、第2軸周り及び第3軸周りにも回動させることができるので、スキャナー148の姿勢をユーザーの作業に最適な姿勢にすることができる。尚、図22における各軸周りの矢印は回動方向を示している。
上記説明をまとめると装置本体150は、媒体Pの給送方向と交差する方向である媒体幅方向に沿った第1軸(X軸)周りの装置本体150の回動に伴う姿勢切り換わりに加え、鉛直方向に沿った第2軸(Z軸)周りの装置本体150の回動に伴う姿勢切り換え、及び第1軸及び前記第2軸の双方に対して直交する第3軸(Y軸)周りの装置本体150の回動に伴う姿勢切り換えの少なくともいずれかが可能である。この構成によれば、ユーザーが装置本体150、ひいてはスキャナー148をより操作し易い装置姿勢にすることができ、更に使い勝手が向上する。
■■■第9実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述した台座部44に加えて、以下に説明する第9実施形態に係る高さ調整部158を備えても良い。以下、図23において第9実施形態に係るスキャナー154の構成について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態においてスキャナー154の装置本体156は台座部44に回動可能に支持されている。台座部44の−Z方向側には高さ調整部158が設けられている。高さ調整部158は、一例としてZ軸ステージとして構成されており、ステージ部158aと、複数のリンク部材158bと、ハンドル158cとを備えている。ステージ部158aには、装置本体156及び台座部44が載置されている。本実施形態において、図23の上の図は、高さ調整部158のジャッキダウン状態を示している。
図23の上の図において、ハンドル158cを回転させることで、複数のリンク部材158bが変位させられ、ステージ部158aが持ち上げられる。これにより、装置本体156及び台座部44は、ステージ部158aにより+Z方向側に持ち上げられて、図23の下の図に示す高さ調整部158のジャッキアップ状態となる。
本実施形態では、ハンドル158cの回転量に応じてステージ部158aの高さを調整できるので、スキャナー154を任意の高さ位置に設定することができ、スキャナー154をユーザーが作業し易い高さにすることができる。
装置本体156は、鉛直方向において載置面Gに対する高さを調整可能である。この構成によれば、装置本体156は、鉛直方向において載置面Gに対する高さを調整可能な高さ調整部158を備えるので、ユーザーがより操作し易い装置高さにすることができ、更に使い勝手が向上する。
<<<第9実施形態の変更例>>>
本実施形態では、台座部44の−Z方向側にリンク機構で上下動する高さ調整部158を設ける構成としたが、この構成に代えて、例えば、台座部44、あるいは台座部44を支持する支持板(不図示)の四隅にスクリュー部材(例えば、ねじやボルト等)を設け、これらを回転させることで台座部44、あるいは支持板を上下動させてスキャナー154を任意の高さ位置に調節する構成としてもよい。
■■■第10実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10が備える、上述したユーザインタフェース部22に、以下に説明する第10実施形態に係るチルトパネル164に代えても良い。以下、図24及び図25において第10実施形態に係るスキャナー160の構成について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
本実施形態に係るスキャナー160は、装置本体162と、給送トレイ14と、排出トレイ16と、台座部44と、チルトパネル164と、チルトパネル姿勢調整手段166とを備えている。給送トレイ14及び排出トレイ16は、第1実施形態と同様に装置本体150に対して回動可能である。
図24及び図25において、装置本体162の前面側には凹状のチルトパネル収容部162aが形成されている。チルトパネル収容部162aには、チルトパネル164及びチルトパネル姿勢調整手段166を収容可能である。図24はチルトパネル収容部162aにチルトパネル164及びチルトパネル姿勢調整手段166が収容された状態(不図示)からチルトパネル姿勢調整手段166によりチルトパネル164を+Y方向側に引き起こした状態である。
本実施形態においてチルトパネル164は回動軸164aを介してチルトパネル姿勢調整手段166に取りつけられている。チルトパネル164は回動軸164aを回動支点として図24に示す矢印R1の方向に回動可能である。さらに、チルトパネル姿勢調整手段166は、図示しない複数の回動軸を備えており、一例として装置本体162に対して図24及び図25に示す矢印R2、R3の方向に回動可能に構成されている。
図24において、チルトパネル収容部162aからチルトパネル164を引き起こした状態で、チルトパネル164をチルトパネル姿勢調整手段166に対して回動させることで、チルトパネル164をユーザーが目視しやすい角度に設定することができる。
図25において、装置本体162及び給送トレイ14は第2姿勢を取り、排出トレイ16も第2排出姿勢を取っている。この状態でも、R3の矢印方向に沿ってチルトパネル収容部162aからチルトパネル164を引き起こし、チルトパネル姿勢調整手段166を載置面Gの鉛直方向の軸線周り(矢印R2の方向)に回動させることで、一例として装置本体162の−X方向側にユーザーが位置している状態でもスキャナー160の操作が可能となり、スキャナー160の利便性を向上させることができる。また、チルトパネル164及びチルトパネル姿勢調整手段166の姿勢を適宜調節することで、ユーザーからのチルトパネル164の視認性を向上させることができる。
装置本体162は、チルト可能なチルトパネル164を備える。この構成によれば、装置本体162の姿勢が切り換わっても、チルトパネル164の視認性を確保することができる。
■■■第11実施形態■■■■
第1実施形態におけるスキャナー10は、以下に説明する第11実施形態に係る第1遮光部材172及び第2遮光部材174を備えても良い。以下、図26及び図27において第11実施形態に係るスキャナー168の構成について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を用いて説明する。
図26の上の図において、符号LR1は給送口27から装置本体170内に進入する光の進入範囲を示し、符号LR2は排出口24から装置本体170内に進入する光の進入範囲を示している。ここで、図26の下の図に示すように、装置本体170が第1姿勢から第2姿勢に切り換わるとともに、給送トレイ14が第1姿勢から第2姿勢へ、排出トレイ16が第1排出姿勢から第2排出姿勢へと切り換わると、装置本体170内に進入する光の進入範囲が拡大する。尚、給送トレイ14の側で拡大した光の進入範囲を符号LR3で示し、排出トレイ16の側で拡大した光の進入範囲を符号LR4で示す。
これにより、装置本体170内に進入する光の進入範囲が拡大すると、画像読取部34に装置本体170内に進入した光が到達し、画像読取部34における画像読取の品質が低下し、媒体の読み取り結果が悪化する場合がある。
図27において、装置本体170は、第1遮光部材172と、第2遮光部材174とを備えている。本実施形態において、第1遮光部材172は給送口27に対応する位置に設けられている。第1遮光部材172は、後述する連動手段176(図28)により給送トレイ14の第1姿勢と第2姿勢との切り換えに連動して、装置本体170内に収納された収納状態(図27の上の図)と装置本体170から突出した状態とを切り換え可能に構成されている。
図27の下の図において第1遮光部材172が装置本体170から突出した状態となると、第1遮光部材172の少なくとも一部が光の進入範囲LR1内に入り込み、装置本体170内に進入する光の一部を遮って、装置本体170内に進入する光量を抑制する。尚、図27の下の図において符号LC1が付された範囲は、第1遮光部材172によって装置本体170内への光の進入を遮られた規制範囲である。
本実施形態において、第2遮光部材174は排出口24に対応する位置に設けられている。第2遮光部材174は、不図示の連動手段により排出トレイ16の第1排出姿勢と第2排出姿勢との切り換えに連動して、装置本体170内に収納された収納状態(図27の上の図)と装置本体170から突出した状態とを切り換え可能に構成されている。
図27の下の図において第2遮光部材174が装置本体170から突出した状態となると、第2遮光部材174の少なくとも一部が光の進入範囲LR2内に入り込み、装置本体170内に進入する光の一部を遮って、装置本体170内に進入する光量を抑制する。尚、図27の下の図において符号LC2が付された範囲は、第2遮光部材174によって装置本体170内への光の進入を遮られた規制範囲である。
これにより、第1遮光部材172及び第2遮光部材174により給送口27及び排出口24から装置本体170内に進入する光量を抑制できるので、画像読取部34における画像読取の品質の低下を抑制し、媒体の読み取り結果の悪化を抑制できる。
図28に示すように、本実施形態における連動手段176は、歯車178と、歯車180Aと、歯車180Bと、無端ベルト182と、第1遮光部材172に設けけられたラック172aとを備えている。歯車178は、給送トレイ14の回動軸14bと同軸に設けられ、回動軸14bとともに同じ方向に回動する。歯車180Aと歯車180Bとは複合歯車として構成されている。歯車178及び歯車180Aには無端ベルト182が掛け回されている。歯車180Bとラック172aとは噛合し、ラックアンドピニオンを形成している。
図28の上の図において、給送トレイ14が第1姿勢を取っている状態では、第1遮光部材172は収納状態を取っている。図28の下の図に示すように、給送トレイ14を第1姿勢から第2姿勢へと切り換えると、回動軸14bが図28の下の図の矢印方向に会同する。これにより、歯車178も回動軸14bとともに回動する。歯車178の回動は、無端ベルト182により複合歯車である歯車180A、180Bに伝達される。その結果、歯車180Bが回動し、ラック172aを介して第1遮光部材172は収納状態から突出状態へ切り換えられる。尚、給送トレイ14を第2姿勢から第1姿勢に切り換えると、連動手段176により第1遮光部材172は突出状態から収納状態へ切り換えられる。尚、図示していないが第2遮光部材174も同様の連動手段を有しており、排出トレイ16の回動動作と連動するように構成されている。
スキャナー168は、排出される媒体Pを受ける排出トレイ16と、装置本体170において給送トレイ14にセットされる媒体Pが差し入れられる給送口27と、装置本体170において排出トレイ16に向けて媒体Pを排出する排出口24と、装置本体170から突出した状態と装置本体170に収納された収納状態とを切り換え可能であり、突出した状態において、給送口27を介して装置本体170内に入り込む光の光量を抑制する第1遮光部材172と、装置本体170から突出した突出状態と装置本体170に収納された収納状態とを切り換え可能であり、突出した状態において、排出口24を介して装置本体170内に入り込む光の光量を抑制する第2遮光部材174とを備えている。第1遮光部材172及び第2遮光部材174が、載置面Gに対する装置本体170の姿勢の切り換わりに応じ、突出状態と収納状態とを切り換える。
上記構成によれば、給送口27を介して装置本体170内に入り込む光の光量を抑制する第1遮光部材172と、排出口24を介して装置本体170内に入り込む光の光量を抑制する第2遮光部材174とを備え、第1遮光部材172及び第2遮光部材174が、載置面Gに対する装置本体170の姿勢の切り換わりに応じ、突出状態と収納状態とを切り換えるので、給送口27或いは排出口24を介して装置本体170内に入り込む光の影響による読み取り結果の悪化を抑制することができる。また、ユーザーが装置本体170の姿勢に応じて第1遮光部材172及び第2遮光部材174を操作する必要がなく、使い勝手に優れたスキャナー168を提供できる。
<<<第11実施形態の変更形態>>>
本実施形態では、第1遮光部材172及び第2遮光部材174は、給送トレイ14及び排出トレイ16の姿勢の切り換わりに連動するように構成したが、この構成に代えて、給送トレイ14から排出トレイ16に向かう媒体給送経路26が水平姿勢を取った際に第1遮光部材172及び第2遮光部材174が収納状態から突出状態に切り換わるように構成してもよい。具体的には、装置本体170が第1姿勢から第2姿勢に切り換わったことを本体姿勢検出手段46が検出した際、制御部42は、本体姿勢検出手段46の検出情報に基づいて、不図示の駆動手段により第1遮光部材172及び第2遮光部材174を収納状態から突出状態へ切り換えてもよい。
また、その他の形態として装置本体170内に、媒体給送経路26における光量を検出する光量検出センサーを設けてもよい。装置本体170の姿勢を第1姿勢から第2姿勢に切り換える際、装置本体170内に進入する光の光量の増加を光量検出センサーが検出すると、制御部42は不図示の駆動手段により第1遮光部材172及び第2遮光部材174を収納状態から突出状態へ切り換えてもよい。制御部42は、装置本体170が第2姿勢から第1姿勢に切り換わる際、不図示の駆動手段により第1遮光部材172及び第2遮光部材174を突出状態から収納状態へ切り換えてもよい。尚、装置本体170内に専用の光量検出センサーを設けずに、画像読取部34の第1読み取りユニット40A及び第2読み取りユニット40Bの少なくとも一方を光量検出センサーとしてもよい。
尚、本発明は上記各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10、70、86、90、96、126、148、154、160、168…スキャナー、12、72、88、92、98、128、150、156、162、170…装置本体、14、114、116、118、122、130…給送トレイ、14a、120、124…エッジガイド、14b、16a、74a、76a、124b、130a、164a…回動軸、16…排出トレイ、18…下部ユニット、20…上部ユニット、22…ユーザインタフェース部、24…排出口、26…媒体給送経路、27…給送口、28…給送ローラー、28a、30a、36c、36d…回転軸、30…分離ローラー、32…搬送ローラー対、34…画像読取部、36…排出ローラー対、36a…排出駆動ローラー、36b…排出従動ローラー、40A…第1読み取りユニット、40B…第2読み取りユニット、42…制御部、44…台座部、46…本体姿勢検出手段、46a…スイッチ、46b…押圧部、48、64…排出方向切り換え手段、50A、50B、50C、58A、58B、82A、82B、84A、84B、146A、146B、178、180A、180B…歯車、52A、52B、60、182…無端ベルト、54、62、68、158b…リンク部材、56…分離ローラー変位手段、66、140…カム部材、68a…係合部、68b…案内面、68c…下端部、74…第1脚部、76…第2脚部、78…排出トレイ姿勢切り換え手段、80…給送トレイ姿勢切り換え手段、82、84…歯車列、88a…第1底面、88b…第2底面、94、108…スタンド部材、94a、108a…装置本体装着部、94b…給送トレイ支持部、94c、108b…排出トレイ支持部、97…画像読取システム、98a…トレイ装着部、106…第1姿勢用給送トレイ、106a、110a、112a…差込部、110…第2姿勢用給送トレイ、112…長尺媒体用給送トレイ、114a、116a、118a、122a…支持面、124a…ガイド部、132…トレイ姿勢検出手段、134…押し付け手段、136…押圧部材、138…係合部材、142…トルクリミッター、144…コイルばね、144a…一端部、152…姿勢調整台座、152a…第1軸調整部、152b…第3軸調整部、152c…第2軸調整部、158…高さ調整部、158a…ステージ部、158c…ハンドル、162a…チルトパネル収容部、164……チルトパネル、166…チルトパネル姿勢調整手段、172…第1遮光部材、172a…ラック、174…第2遮光部材、176…連動手段、F1…第1押圧力、F2…第2押圧力、G…載置面、LR1、LR2、LR3、LR4…進入範囲、LC1、LC2…規制範囲、N1、N2、N3、N4、N5…ニップ点、P、P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10…媒体、Pb…媒体束、R1、R2、R3…矢印、S1、S2、S3、S4、S5…接線、U…動線、d1、d2…径、θ1…第1の傾斜角、θ2…第2の傾斜角

Claims (5)

  1. 媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、排出される媒体を受ける排出トレイと、
    前記排出トレイに対し媒体を排出する排出ローラー対と、
    前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢切り換わりから独立して、
    前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢を切り換える排出トレイ姿勢切り換え手段と、
    前記排出ローラー対により排出される媒体の排出方向を切り換える切り換え手段であって、媒体の先端が前記排出トレイに向かうように前記媒体の排出方向を切り換える排出方向切り換え手段と、
    前記排出ローラー対は、回転駆動される排出駆動ローラーと、当該排出駆動ローラーとの間で媒体をニップして従動回転する排出従動ローラーと、を備え、
    前記排出方向切り換え手段は、前記排出トレイの姿勢の切り換わりに連動して、前記排出従動ローラーの回転軸中心を前記排出駆動ローラーの回転軸中心周りに変位させることにより、前記媒体の排出方向を切り換える、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 媒体を読み取る読み取り手段を備える装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、排出される媒体を受ける排出トレイと、
    前記排出トレイに対し媒体を排出する排出ローラー対と、
    前記装置本体を載置する載置面に対する前記装置本体の姿勢の切り換わりから独立して、
    前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢を切り換える排出トレイ姿勢切り換え手段と、
    前記排出ローラー対により排出される媒体の排出方向を切り換える切り換え手段であって、媒体の先端が前記排出トレイに向かうように前記媒体の排出方向を切り換える排出方向切り換え手段と、
    を備え、
    前記排出方向切り換え手段は、前記排出ローラー対の下流側に設けられ、排出される媒体の先端と接して当該媒体の進む向きを変えることにより前記媒体の排出方向を切り換える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記排出方向切り換え手段は、媒体が排出される排出経路に対して進退可能な部材であって、排出される媒体の先端と当接可能な当接部材を備え、
    前記当接部材が排出される媒体の先端と接して当該媒体の進む向きを変えることによりことにより前記媒体の排出方向が切り換わる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、
    前記排出方向切り換え手段は、前記排出トレイの姿勢の切り換わりに連動して、前記当接部材を前記排出経路に対して進退させる
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 媒体を読み取る読み取り手段を備え、載置される載置面に対する姿勢を切り換え可能である装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、排出される媒体を受ける排出トレイと、
    前記排出トレイに対し媒体を排出する排出ローラー対と、
    前記装置本体に対する前記排出トレイの姿勢を切り換える排出トレイ姿勢切り換え手段と、
    前記排出ローラー対により排出される媒体の排出方向を切り換える切り換え手段であって、媒体の先端が前記排出トレイに向かうように前記媒体の排出方向を切り換える排出方向切り換え手段と、
    を備え、
    前記装置本体の姿勢の切り換わりに連動して、前記排出トレイ姿勢切り換え手段が前記排出トレイの姿勢を切り換えるとともに、前記排出方向切り換え手段が前記媒体の排出方向を切り換える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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