JP5929475B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5929475B2 JP5929475B2 JP2012102867A JP2012102867A JP5929475B2 JP 5929475 B2 JP5929475 B2 JP 5929475B2 JP 2012102867 A JP2012102867 A JP 2012102867A JP 2012102867 A JP2012102867 A JP 2012102867A JP 5929475 B2 JP5929475 B2 JP 5929475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge tray
- posture
- image forming
- discharge
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
この場合に、縦置きにおいても排出された用紙が散乱しないように、特許文献1の画像形成装置では図11(c)に示すように、U字状のガイド部材206が設けられている。
これに対処するため、図11(d)に示すように、プリンター210を、横置き姿勢において、排出トレイ212が排出ローラー214に向かって上り坂となる斜面の構成にすることが考えられる。このようにすれば、縦置き姿勢にした場合でも、図11(e)に示すように、記録シートを当該斜面で受け止めることができることとなる。また、図11(d)に示す横置き姿勢の場合に、排出トレイ212上方には、上記U字状ガイドのような、記録シートの取り出しの邪魔になるものを無くすことができる。
上記の課題に鑑み、本発明は、横置き姿勢に設置した際に、排出ローラーに向かって下り坂の傾斜面となる排出トレイに構成されていながら、排出トレイ上方に記録シートの取り出しの障害物が存在せず、かつ、縦置き姿勢に設置した際に、排出された記録シートを散乱させることなく受け止めることのできる排出トレイを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
この場合に、前記緩衝部材は、圧縮コイルばねであることを特徴とする。
あるいは、前記排出トレイの一部に切り込みが設けられて剛性が小さくなった低剛性部が形成されており、排出トレイは当該低剛性部を介して前記ストッパー部材に当接することを特徴とする。
さらに、装置が縦置き姿勢であって、前記排出トレイが第2の姿勢となっているときにおいて、前記第2の連結位置が第1の連結位置よりも鉛直方向上方に位置するように前記リンク部材が傾いた状態であり、装置が縦置き姿勢から横置き姿勢に転じる際に、前記排出トレイと前記リンク部材の自重により、当該リンク部材が揺動して前記排出トレイが第1の姿勢となるように構成されていることを特徴とする。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係るプリンター10の概略構成を示す図である。プリンター10は、後述するように、画像形成の終了した記録シートを排出ローラーによって横方向に排出する横置き姿勢と、縦方向上方に排出する縦置き姿勢とに設置姿勢を変更して使用可能なプリンターである。
プリンター10は、略直方体形をした筐体12を有する。筐体12は、ポリカーボネートなどの硬質の合成樹脂からなる。筐体12内に画像形成プロセスを実行するための後述する各種装置が収納されて、筐体12を含む装置本体が構成されている。
筐体12から略水平方向にその一部が突出した給紙トレイ14が設けられている。
第1トレイ16は、方形金属板の三方を下方に折り曲げてなる押上板部16Aを有している。折り曲げ部は、紙面に垂直方向前後の端部と左端部である。押上板部16Aは、紙面垂直方向前後に在って対向する折り曲げ部の、図1中、左側端部近傍において、シャフト26介し、フレーム22に回動自在に軸支されている。また、押上板部16A上面の紙面に垂直な方向における前後の端部近傍には、一対のガイド板部16Bが設けられていて、これにより、記録シートPの幅方向(搬送方向と直交する方向)両端部が案内されるようになっている。
第2トレイ18は、フレーム22にシャフト28を介して回動自在に取り付けられている。
なお、プリンター10を使用しないときや運搬する際には、シャフト30を中心に第3トレイ20を時計回りに約180度回動させて第2トレイ18に折りたたみ、さらにシャフト28を中心に第2トレイ18を時計回りに約90度回動させて、第2および第3トレイ28,20を筐体12に収納することができるようになっている。
圧縮コイルばね36の一端部側は、押上板部16Aの下面に当接して、押上板部16Aをピックアップローラー32に向けて付勢する。
圧縮コイルばね36の他端部側は、受部22Aに受けられている。受部22Aは、フレーム22の一部からなり、有底円筒状に形成された部分であって、圧縮コイルばね36は、その他端部が受部22Aの底部に当接している。
この状態で、ピックアップローラー32が矢印Bの向きに回転されると、ピックアップローラー32に当接している最上位の記録シートPは、搬送方向下流側に繰り出される。このとき、2枚目以降の記録シートPが連れ送りされたとしても、捌きパッド38を設けているため、当該2枚目以降の記録シートPの前進は捌きパッド38で阻止されて二重送りが防止される。
図2(b)は、第1トレイ16が、圧縮コイルばね36の付勢力(復元力)に抗して強制的に、シャフト26を中心に時計回りに回動されて、第1トレイ16のピックアップローラー32側先端とピックアップローラー32との間の間隔が確保された状態を示している。当該間隔を確保することで、記録シートPの先端部分を第1トレイ16とピックアップローラー32との間に差し込むことができるようになるため、記録シートPを給紙トレイ14にセットすることができるようになる。
ピックアップローラー32は、シャフト40に取り付けられており、不図示のモーターを駆動源としてシャフト40が回転されることによってピックアップローラー32がシャフト40と一体に回転するようになっている。
シャフト50には、平歯車48よりも紙面手前側に円板52がシャフト50と同心で設けられており、円板52の紙面手前側主面にはカム54が形成されている。なお、円板52は、不図示の電磁クラッチを介してシャフト50に取り付けられており、シャフト50の円板52への回転動力の断続がなされるようになっている。カム54は、円板52の前記主面の周縁に沿った円弧状をしており、半径方向に一定の幅を有し、前記主面に垂直に形成されている。シャフト50が回転すると、カム54は、シャフト50の軸心を中心に円軌道を描いて回転する。
不図示の前記モーターによってシャフト40が矢印Bの向きに回転されると、その回転動力が平歯車42、平歯車44、および平歯車48を介してシャフト50に伝達され、ひいてはカム54が矢印Eの向きに回転する。三角板56が前記円軌道に進入した、図2(a)に示すような状態でカム54が回転されると、やがてカム54の外周面が三角板56の斜面に当接し、圧縮コイルばね36の付勢力に抗して、三角板56を押し下げ、ひいては押上板部16A(第1トレイ16)が、シャフト26を中心に、カム54が下死点に来る図2(b)の状態まで回動する。
次に、セットされた記録シートPを連続給紙する場合について説明する。
なお、ピックアップローラー32を回転駆動するための上記したモーター(付図示)は、プリンター10の有する制御部(不図示)によって回転制御されており、当該制御部は、上記モーターのオン・オフ制御およびフォトセンサー58の検出結果に基づいて上記電磁クラッチ(不図示)のオン・オフ制御を実行する。
(i)画像を形成する際は、前記モーターが起動されピックアップローラー32が回転される。画像形成動作中は、ピックアップローラー32は回転し続ける。
(ii)カム54を1回転すべく前記電磁クラッチをオン・オフ制御する。カム54が1回転する間に、圧縮コイルばね36の付勢力によって押上板部16Aが記録シートPをピックアップローラー32へと押し上げ、記録シートPがピックアップローラー32に圧接される。これにより、最上位に記録シートPが、ピックアップローラー32によって繰り出される。
(iv)シートセンサーによって記録シートの後端が検出されると、当該記録シートと所定の搬送間隔となるタイミングで上記電磁クラッチをオンしてカム54を1回転させ、次の記録シートを給紙する。
図1に戻り、給紙トレイ14から、後述する排出トレイ76に至る記録シートPの搬送路に沿って、上記ピックアップローラー32、感光体ドラム62、定着ローラー64Aと押圧ローラー64Bとを有する定着装置64、および排出ローラー対66がこの順で設けられている。
上記の構成からなるプリンター10において、不図示の駆動装置によって矢印Aの向きに回転される感光体ドラム62は、帯電装置68によって一様に帯電され、露光装置74からの光変調されたレーザー光LBによる露光を受ける。露光によって感光体ドラム62表面に形成された静電潜像は、現像装置70によってトナー像として顕像化される。
記録シートPへ転写されたトナー像は、定着装置64によって加熱されつつ記録シートPへ加圧されて、記録シートPに定着される。トナー像が定着した記録シートPは、排出ローラー対66によって実線で描いた排出トレイ76へ排出される。
図3(a)は、プリンター10の平面図(横置きの姿勢で設置した状態で上方から視た図)であり、図3(b)は、排出トレイ76および前記支持機構の一部を示す斜視図である。なお、図3(a)では、給紙トレイ14(図1)の図示は省略している。
排出トレイ76は、合成樹脂からなり、図1および図3に示すように、縦断面がL字状をし、平面視で全体的に方形をした板状をしている。ここで、排出トレイ76において、横置きの姿勢で設置した状態で上面となる符号76Aで指す面を第1主面(76A)と称し、下面となる符号76Bで指す面を第2主面(76B)と称する。また、符号76Cで指す面を端受部(76C)と称する。
第1および第2リンク80,82各々の一方の端部に開設された貫通孔に、それぞれピン84,86が圧入されていて、ピン84,86の各々は、排出トレイ14の側面(排出ローラー対66の軸心と平行な方向における端面)に開設された穴(図面に現れていない)に遊挿されている。
上記の構成により、筐体12(装置本体)に対し、第1および第2リンク80,82は、排出ローラー対66の軸心と直交する平面と平行な平面内で、回動自在(揺動自在)に保持され、排出トレイ76は、第1および第2リンク82によって回動自在に保持される。これにより、排出トレイ76は、第1および第2リンク80,82によって、筐体12に対し、回動自在に保持される。
筐体12の凹所96の中央部の上面96Cは、図1に示すように、排出ローラー対66に向かって下り坂の斜面に形成されている(プリンター10を横置き姿勢で設置した状態)。
横置きから縦置きに設置姿勢を変更すると、第1および第2リンク80,82、排出トレイ76は、その自重で回動しようとする。この場合に、排出トレイ76の重心が、第1および第2リンク80,82との連結位置よりも下方に位置するように(換言すれば、横置き姿勢の場合に、排出トレイ76の重心が、第1および第2リンク80,82との連結位置よりも、排出ローラー対66側に位置するように)排出トレイ76の下端部近傍に金属などの錘を埋設するか、あるいは前記連結位置よりも下方に在る排出トレイ76部分の厚みを厚くすることにより、第1および第2リンク80,82の回動角にかかわらず、排出トレイ76は、立った姿勢(第1および第2主面76A,76Bが鉛直方向と平行となる姿勢)で変位しようとする。
なお、縦置きから横置きに設置姿勢を変更した場合にも、第1および第2リンク80,82、排出トレイ76は、その自重で回動し、図1に示す一点鎖線で表した縦置きの場合の位置から実線で表した位置へと、排出口66Aを跨ぐように変位する。これは、縦置き姿勢の状態で、ピン84,86による連結位置がピン88,90による連結位置よりも鉛直方向上方に位置するように第1および第2リンク80,82が傾いた状態で設けられているからである。
フレーム22を軸支するシャフト24には、ねじりコイルばね98が取り付けられている。ねじりコイルばね98の一端部は、フレーム22に固定されており、他端部は筐体12に固定されている。ねじりコイルばね98は、その復元力が、フレーム22を筐体12に対し、シャフト24を中心に反時計回りに回動する向きに作用するように設けられている。
これに対し、図4に示す縦置き姿勢の場合は、フレーム22が被設置面Sに拘束されないため(当接しないため)、フレーム22は、ねじりコイルばね98の復元力によって、シャフト24を中心に反時計回りに回動する。筐体12の本体部には、フレーム22の回動角度を規制する規制部材(不図示)が設けられていて、フレーム22は、当該規制部材によって、図4に示す姿勢まで回動した位置で停止する。
<実施の形態2>
図5に、実施の形態2に係るプリンターの概略構成を示す。なお、図5以降は、実施の形態1で用いた図1〜図4よりも簡略化している。また、実施の形態1と実質的に同様の構成部分には、実施の形態1と同じ符号を付して、その説明については省略するか、簡単に言及するに止める。
また、実施の形態2に係るプリンターでは、横置きから縦置きに設置姿勢が変更されたときに、排出トレイ76が受ける衝撃を和らげる目的で、緩衝部材102を筐体12における凹所96(図3も参照)の側壁96A、96B(図5(a)では、一方の側壁96Aのみが現れている)に設けている。
また、緩衝部材100,102に代えて、図5(b)に示すように、圧縮コイルばねからなる緩衝部材104,106を用いても構わない。
<実施の形態3>
実施の形態2では、縦置きから横置きに設置姿勢が変更されたときの、排出トレイ76が受ける衝撃を和らげるため、緩衝部材100,102(図5)を別途設けた。これに対し、実施の形態3では、排出トレイの形状を工夫することにより、前記衝撃を和らげることとしている。
図6(a)に示すように、排出トレイ108には、平面視でL字状をし、第1主面108Aと第2主面108Bの間を厚み方向に貫通するスリット108E,108Fが開設されている。スリット108E,108Fによって、排出トレイ108の一部に細長い短冊状をした低剛性部108G,108Hが形成される。低剛性部108G,108Hは、その形状のため、その剛性が小さくなっており、先端部に厚み方向の外力が加わると基端部から弾性的に撓む。
上記の構成からなる排出トレイ108において、プリンターが縦置きから横置きに設置姿勢が変更されると、実施の形態1の場合と同様、排出トレイ108がその自重で回動する。このとき、低剛性部108G,108Hの突起部108Jが筐体12の上面96Cに突き当って、低剛性部108G,108Hが上方へと弾性的に変形する(撓む)。これにより、排出トレイ108が、上面96Cに当接する際の衝撃が和らげられる。すなわち、低剛性部108G,108Hは、排出トレイ108が、上面96Cに当接する際の衝撃を和らげる緩衝部として機能する。
<実施の形態4>
実施の形態2,3では、緩衝部材や緩衝部を設けることにより、設置姿勢を変更した際に排出トレイが受ける衝撃を和らげることとした。これに対し、実施の形態4では、第1および第2リンク80,82の筐体12に対する回転運動を抑制することにより、排出トレイ76の回動動作を緩慢にして、排出トレイ76に加わる衝撃が少なくなるようにしている。
実施の形態4では、第1リンク80、第2リンク82の各々を、ロータリーダンパー110,112を介して筐体12(図3)に取り付けている。なお、2個のロータリーダンパー110,112は、同じものであり、また、一般的な公知のものである。
具体的には、ロータリーダンパー110,112の本体ケース110A,112Aを、それぞれ筐体12の凹所96Bにおける側壁96A,96B(図3(a))に取り付けると共に、ロータリーダンパー110,112のローター軸110B,112Bを、第1リンク80、第2リンク82の貫通孔80A,82Aに圧入している。
<実施の形態5>
実施の形態5では、プリンターが横置きの姿勢で設置されているのか、縦置きの姿勢で設置されているのかを検出する検出手段が設けられている。
筐体12の上面の紙面に垂直な方向における端部には、凹部12Aが設けられており、凹部12Aには、発光素子114Aと受光素子114Bとが対向して設けられてなる透過型のフォトセンサー114が収納されている。
一方、排出トレイ76の第2主面76Bには、横置き姿勢の際、排出トレイ76が規定位置に位置決めされているときにフォトセンサー114の検出位置に進入状態となる遮光片116が立設されている。
上記の構成によって、フォトセンサー114の検出結果を参照することにより、プリンターが現在横置き姿勢で設置されて使用されているのか、縦置き姿勢で設置されて使用されているのかを判断することができる。すなわち、排出トレイ76の姿勢状態を検出することにより、プリンターが現在横置き姿勢で設置されて使用されているのかが検出されるようになっている。
プリンター10がパソコンなどの外部機器からプリントジョブを受け付けて画像形成する際、第1ページから順に画像形成して出力したとすると、横置き姿勢の場合は、画像形成面が下向きとなって、順次記録シートが排出されるため、複数ページに渡って出力された記録シートは、1頁目から順(昇順)に重なったものとなる。
これを防止するため、プリンター10の制御部(不図示)は、フォトセンサー114の検出結果を参照し、プリンター10が横置き姿勢で設置されている場合は、受け付けたプリントジョブを上記の通り昇順で出力し、縦置き姿勢で設置されている場合は、プリントジョブのページを降順にソートして、最後のページから出力するようにする。
他の例としては、例えば、記録シートの第1面のみならず裏面である第2面にも画像形成ができる手段を有するプリンターの場合、横置き姿勢の場合と縦置き姿勢の場合とで、画像形成面を第1面と第2面とで切り替えることが考えられる。上記実施の形態では、横置き姿勢の場合は、画像形成面は、伏せた状態(下向きの状態)で出力されるので問題はないが、縦置き姿勢の場合は、画像形成面が視認できる状態(上向きの状態)で出力されることとなり、他人に見られてしまうおそれがある。
<実施の形態6>
実施の形態1〜5では、排出トレイを一対のリンク80,82によって筐体12に連結したが、実施の形態6では、リンクを三対用いて排出トレイを筐体に連結している。
図9は、実施の形態6に係るプリンターの排出トレイ118および筐体(図9では不図示)への連結機構の斜視図である。
そして、排出トレイ118の角が一部切除されてなる側面に、第5リンク132と第6リンク134とが、対応するピン138(第5リンク132と排出トレイ118とを連結するピンは図9に現れていない)を介して連結されている。
縦置き姿勢から横置き姿勢に変更すると、排出トレイ118等の自重で、リンクの各々が回動し(第4リンク126と第6リンク134との成す角度が小さくなるように回動し)、排出トレイ118は、同じ姿勢のまま、斜めに下降し、第2主面(第1主面118Aの反対面)が凹所96の上面96C(図1)に当接して位置決めがなされる。
<実施の形態7>
実施の形態1〜6では、横置き姿勢と縦置き姿勢とに応じて、排出トレイを移動させるのにリンク機構を用いたが、実施の形態7ではこれとは異なる機構により排出トレイの移動を実現している。
排出トレイ200の排出ローラー対66の軸心と平行な方向における排出トレイ200の両端部には、ガイドピン202,204が一対、当該長手方向2箇所に圧入されている。
また、筐体12の凹所96の側壁96A,96B(図10では、図10(c)で一方の側壁96Bのみが現れている)には、弧状にカーブした長孔206Aを有する一対のガイドプレート206がねじ210,212(本図では、紙面手前側のガイドプレート206固定用ねじのみが現れている)で固定されている。
また、ガイドプレート206と同じ構成のガイドプレート208が一対、ガイドプレート206よりも少し高い位置に、その長孔208Aがガイドプレート206の長孔206Aと平行となるように、筐体12の凹所96の側壁96A,96Bに固定されている。
また、排出ローラー対66上方近傍の筐体12上面には、縦置き姿勢において、排出される記録シートの下端部を受ける受部材214が設置されている。
上記の構成において、図10(a)に示す横置き姿勢から縦置き姿勢に変更すると、排出トレイ200は、ガイドピン202,204が、ガイドプレート206,207の長孔206A,208Aに案内されて、その自重によりスライドし、一点鎖線で示す位置まで移動する。このとき当該移動は、排出トレイ200の排出ローラー66側端部が、受部材214に当接して規制される。なお、前記移動の規制は、受部材214によらず、長孔206A,208Aの内周面端部にガイドピン202,204を当接させることによっても構わない。この場合に、排出トレイ200の前記端部と受部材214との間に若干の隙間が空くことになるが、記録シートを受けるのに支障は生じない。
(1)実施の形態1〜6では、プリンターを縦置き姿勢で設置した場合において、排出ローラーから排出される記録シートの下端を排出トレイで受けることとしたが(端受部76C、図4)、実施の形態7と同様にして、装置本体側で受けるようにしても構わない(受部材214、図10)。また、実施の形態7も、実施の形態1〜6と同様にして、プリンターを縦置き姿勢で設置した場合において、排出ローラーから排出される記録シートの下端を排出トレイで受けるようにしても構わない。
(3)上記実施の形態は、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置(プリンター)を例に説明したが、本発明に係る画像形成装置は、電子写真方式のみならず、例えば、インクジェット方式の画像形成装置にも適用することができる。
66 排出ローラー対
76 排出トレイ
76A 第1主面
76B 第2主面
80 第1リンク
82 第2リンク
Claims (10)
- 画像形成の終了した記録シートを排出ローラーによって横方向に排出する横置き姿勢と、縦方向に排出する縦置き姿勢とに設置姿勢を変更して使用可能な画像形成装置であって、
排出トレイと、
前記排出ローラーによる記録シートの排出口を跨ぐようにして前記排出トレイを移動するように支持する支持機構と
を備え、
前記支持機構は、設置姿勢が横置き姿勢の場合に、前記排出トレイと前記支持機構との自重によって、前記排出トレイの第1主面が前記排出ローラーに向かって下り坂となる第1の姿勢となり、設置姿勢が縦置き姿勢の場合に、前記排出トレイと前記支持機構との自重によって、前記第1主面とは反対側の第2主面が、前記排出ローラーに向かって下り坂となる第2の姿勢となり、前記第1の姿勢の位置と、前記第2の姿勢の位置との間で、前記排出トレイを前記排出ローラーによる記録シートの排出口を跨ぐようにして移動するように支持し、
前記排出ローラーによって排出される前記記録シートが、前記横置き姿勢の場合は前記第1主面に積載され、前記縦置き姿勢の場合は前記第2主面に積載されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記支持機構は、
前記排出ローラーの軸心と平行な方向における前記排出トレイの両端部と装置本体とを連結し、前記排出ローラーの軸心と直交する平面と平行な平面内で、前記装置本体との連結位置である第1の連結位置に設けられた支軸を中心に揺動して前記排出トレイを移動自在に支持する少なくとも一対のリンク部材と、
排出トレイを前記第1および第2の姿勢の内の一方の姿勢から他方の姿勢に向けて移動させる際に、前記リンク部材もしくは前記排出トレイに当接して、前記排出トレイを前記他方の姿勢となる位置で停止させるストッパー部材と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1の連結位置は、前記第1の姿勢において、リンク部材と排出トレイの連結位置である第2の連結位置よりも水平方向において前記記録シートの排出口側に位置し、排出トレイが一方の姿勢から他方の姿勢へ転じる際に、当該排出トレイの排出口側の端部が、当該排出口を跨ぐようにして移動するように第1の連結位置およびリンク部材の長さが決定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ストッパー部材は、緩衝部材を介して前記排出トレイもしくはリンク部材と当接するように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記緩衝部材は、圧縮コイルばねであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記排出トレイの一部に切り込みが設けられて剛性が小さくなった低剛性部が形成されており、排出トレイは当該低剛性部を介して前記ストッパー部材に当接することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 前記リンク部材の各々が、前記装置本体にロータリーダンパーを介して当該装置本体に回転自在に取り付けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
- 装置が縦置き姿勢であって、前記排出トレイが第2の姿勢となっているときにおいて、前記第2の連結位置が第1の連結位置よりも鉛直方向上方に位置するように前記リンク部材が傾いた状態であり、装置が縦置き姿勢から横置き姿勢に転じる際に、前記排出トレイと前記リンク部材の自重により、当該リンク部材が揺動して前記排出トレイが第1の姿勢となるように構成されていることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 装置が横置き姿勢であって、前記排出トレイが第1の姿勢となっているときにおいて、前記排出トレイの重心は、前記第2の連結位置に対し前記記録シートの排出口側に位置し、かつ、前記第2の連結位置が前記第1の連結位置よりも鉛直方向上方に位置するようにリンク部材が傾いた状態であり、
装置が横置き姿勢から縦置き姿勢に転じる際に、前記排出トレイと前記リンク部材の自重により、当該リンク部材が揺動して当該排出トレイが第2の姿勢となるように構成されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 装置が横置き姿勢か縦置き姿勢かを検出する姿勢検出手段と、
前記姿勢検出手段の検出結果に基づき画像形成の条件を変更する変更手段と
を備え、
前記姿勢検出手段は、前記排出トレイが第1もしくは第2の姿勢にあるか否かを検出することにより装置の姿勢を検出することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012102867A JP5929475B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012102867A JP5929475B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013230887A JP2013230887A (ja) | 2013-11-14 |
JP5929475B2 true JP5929475B2 (ja) | 2016-06-08 |
Family
ID=49677721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012102867A Expired - Fee Related JP5929475B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5929475B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6946938B2 (ja) * | 2017-10-31 | 2021-10-13 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
JP7234799B2 (ja) * | 2019-05-24 | 2023-03-08 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置、及び、その制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0420431A (ja) * | 1990-05-14 | 1992-01-24 | Canon Inc | 記録装置 |
JP3669007B2 (ja) * | 1995-05-22 | 2005-07-06 | セイコーエプソン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2007230655A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Canon Inc | 記録装置 |
-
2012
- 2012-04-27 JP JP2012102867A patent/JP5929475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013230887A (ja) | 2013-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5619064B2 (ja) | シート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置 | |
US20180224779A1 (en) | Moving device and image forming apparatus incorporating the moving device | |
JP5976038B2 (ja) | シート処理装置、およびこれを備えた画像形成装置 | |
JP6181567B2 (ja) | シート収納装置及び画像形成装置 | |
JP4006432B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
US8690150B2 (en) | Sheet feed device and image forming apparatus with rotation stacking portion | |
JP4099717B2 (ja) | 被記録媒体供給装置及び画像形成装置 | |
JP5929475B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7471793B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4917343B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4408842B2 (ja) | シート搬送装置、自動原稿搬送装置、給紙装置および画像形成装置 | |
JP4590351B2 (ja) | シート収納装置及び画像形成装置 | |
JP6338014B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6181852B2 (ja) | シート搬送装置および画像形成装置 | |
JP6394523B2 (ja) | 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5229350B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5652423B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008100824A (ja) | 給紙機構及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP5970410B2 (ja) | 記録媒体収納カセット及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP6724595B2 (ja) | シート搬送装置およびこれを備える画像形成装置 | |
JP6188333B2 (ja) | シート積載装置及び画像形成装置 | |
JP2020183310A (ja) | シート送出装置、画像形成装置 | |
JP2009078872A (ja) | 給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置 | |
JP2006306606A (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP2019099307A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20140613 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160418 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5929475 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |