JP6394523B2 - 手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられ、シート状の記録媒体を給送する手差しシート給送装置に関するものである。
一般に、複写機、プリンター及びファクシミリ等の画像形成装置においては、用紙等のシート状の記録媒体を積載した着脱可能な給紙カセットを備え、この給紙カセットから用紙を供給して画像形成が行われるように構成されている。しかし、給紙カセットに積載されている用紙と異なるサイズの用紙を用いる場合には、その都度、目的の用紙を給紙カセットに積載し直さなければならず作業が煩雑となる。そのため、画像形成装置には、給紙カセットを介さずにシート状の記録媒体を供給することのできる、手差し給紙装置(バイパスユニット)を備えたものが知られている。このような手差し給紙装置には、用紙積載トレイと、用紙積載トレイ上に積載される用紙の幅方向の位置を規制する幅合わせカーソルが設けられている。
また、手差し給紙装置においては、異なるサイズの用紙に対応するため、用紙積載トレイに給紙方向に沿って伸縮可能な補助トレイを付設したものが知られている。例えば特許文献1には、給紙方向上流側に拡張可能な拡張トレイを備え、拡張トレイが用紙の給紙方向後端位置を規制する用紙後端カーソルと一体として構成された手差し給紙装置が開示されている。
特開2010−215357号公報
従来、手差し給紙装置を使用する際には上述した幅合わせカーソルと、伸縮可能な補助トレイとを別個に操作する必要があった。また、近年の画像形成装置の小型化や省スペース化の要望によって手差し給紙装置の開放角度も小さくなっており、幅合わせカーソルの操作スペースも小さくなっている。そのため、手の大きいユーザーにとっては幅合わせカーソルが操作し難いという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、ユーザーの初期操作手順を簡素化可能であり、且つ、操作性も向上した手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、シート積載トレイと、補助トレイと、一対の幅合わせカーソルと、カーソル移動機構と、を備えた手差しシート給送装置である。シート積載トレイは、シートを積載可能である。補助トレイは、シートの給送方向に対しシート積載トレイの上流側にシートの給送方向に沿って摺動可能に付設され、シート積載トレイに重なる収納位置と、収納位置から引き出されてシートを支持する支持位置と、に選択配置される。一対の幅合わせカーソルは、シート積載トレイに積載されたシートの幅方向の端縁に当接してシートの幅方向の位置決めを行う。カーソル移動機構は、各幅合わせカーソルに形成された第1ラック部と、第1ラック部に形成された第1ラック歯が噛み合うピニオンギアと、を有し、一対の幅合わせカーソルをシート幅方向に沿って離間または接近する方向に往復移動させる。補助トレイには、ピニオンギアに噛み合う第2ラック歯が形成された第2ラック部が設けられており、補助トレイをシート給送方向に沿って往復移動させることにより、第2ラック歯に噛み合うピニオンギアが正逆回転して一対の幅合わせカーソルがシート幅方向に沿って離間または接近する方向に往復移動する。
本発明の第1の構成によれば、補助トレイの引き出し又は収納操作と幅合わせカーソルの位置合わせ操作とを同時に行うことができ、ユーザーの初期操作手順を簡素化することができる。また、手差しシート給送装置の使用状態において幅合わせカーソルの操作スペースが十分に広くない場合であっても、補助トレイの操作により幅合わせカーソルを簡単に操作することができる。
本発明の一実施形態に係る手差し給紙装置11を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の手差し給紙装置11が開放された状態を内側から見た斜視図 第1実施形態の手差し給紙装置11の側面断面図 第1実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を表面側から見た斜視図 第1実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を裏面側から見た斜視図 幅合わせカーソル35の斜視図 図5における幅合わせカーソル35の保持機構周辺の拡大図 第1実施形態の手差し給紙装置11における補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構を示す斜視図 補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構をカーソルカバー40の裏面側から見た平面図 補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構を補助トレイ34方向から見た側面図 本発明の第2実施形態の手差し給紙装置11における補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構をカーソルカバー40の裏面側から見た平面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る手差し給紙装置11を備えた画像形成装置100の内部構造を示す側面断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)100内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。画像形成部Pには、感光体ドラム5の回転方向(図1の時計回り方向)に沿って、帯電ユニット4、露光ユニット(レーザー走査ユニット等)7、現像ユニット8、転写ローラー14、クリーニング装置19、及び除電装置(図示せず)が配設されている。
画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により時計回り方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット7からのレーザービームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が、感光体ドラム5の回転方向に対しクリーニング装置19の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差し給紙装置11から用紙搬送路12及びレジストローラー対13を経由して搬送され、転写ローラー14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着装置15に搬送されてトナー像が定着される。定着装置15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、用紙の片面のみに画像を形成する場合(片面印字時)は、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
一方、用紙の両面に画像を形成する場合(両面印字時)は、用紙の後端が用紙搬送路16の分岐部20を通過した後に搬送方向を逆転させる。これにより、用紙は分岐部20から分岐する反転搬送路21に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対13に再搬送される。そして、感光体ドラム5上に形成された次のトナー像が、転写ローラー14によって用紙の画像が形成されていない面に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置15に搬送されてトナー像が定着された後、排出ローラー対17により排出トレイ18に排出される。
図2は、本発明の第1実施形態の手差し給紙装置11が開放された状態を内側から見た斜視図であり、図3は、本実施形態の手差し給紙装置11の側面断面図である。手差し給紙装置11は、側面カバー30、用紙積載トレイ31、幅合わせカーソル35、補助トレイ34等を含むペーパースタック部39、分離搬送部32、昇降板33、給紙クラッチ(図示せず)等を含む給紙部、バイパスフィード基板(図示せず)等を含む用紙検出部等から構成されている。
側面カバー30は、左右2箇所の支点30aにおいて画像形成装置100の本体側面に回動可能に支持されており、本体側面から所定角度だけ開放した開放位置と、本体側面に形成された収納部80(図1参照)に収納されて本体側面の一部となる閉鎖位置とに選択配置される。側面カバー30の上面に対して、後述する用紙積載トレイ31及び、補助トレイ34が個別に摺動する。
用紙積載トレイ31は、リンク部材(図示せず)によって画像形成装置100本体と連結されている。具体的には、リンク部材の一端部及び他端部が、それぞれ用紙積載トレイ31と画像形成装置100の本体側面とに回転可能に連結され、給紙方向に対し用紙積載トレイ31の上流側端部が側面カバー30の幅方向両端に設けられたガイド溝に係合する。これにより、用紙積載トレイ31は側面カバー30に対して摺動可能となっている。用紙積載トレイ31には用紙幅方向に移動可能な一対の幅合わせカーソル35が付設されている。用紙積載トレイ31にセットされた用紙束の用紙幅及び用紙の有無は、バイパスフィード基板に取り付けられている用紙検出センサー(図示せず)により検出され、用紙束の縦サイズは用紙積載トレイ31に設けられた用紙縦サイズセンサー(図示せず)により検出される。なお、用紙幅は幅合わせカーソル35の間隔によって検出するようにしても良い。
給紙方向に対し用紙積載トレイ31の上流側端部には、補助トレイ34が付設されている。補助トレイ34は、用紙積載トレイ31の側端縁内側に設けられたガイドレール(図示せず)に摺動可能に係合している。さらに、給紙方向に対しガイドレールの上流側には、補助トレイ34に設けられたボス部(図示せず)が係合可能な係合穴(図示せず)が設けられており、ボス部と係合穴とが係合する位置まで第1補助トレイ34を引き出すと、補助トレイ34が用紙積載トレイ31に固定される。このようにして、補助トレイ34は用紙積載トレイ31に重なる収納位置と、用紙積載トレイ31から引き出されて用紙積載トレイ31から給送方向上流側に突出する用紙束を支持する支持位置と、に選択配置される。なお、図2では補助トレイ34が支持位置に配置された状態を示しており、図3では補助トレイ34が収納位置に配置された状態を示している。
昇降板33は、分離搬送部32から離れた側(図2の左上方)の端部において用紙積載トレイ31に軸支され、この支軸を中心とした回動で昇降可能となっている。昇降板33は、カム及びカムアクチュエーター(図示せず)から外力が与えられない限り用紙積載トレイ31の上面と略同一の位置まで下降した状態にある。この状態で、用紙積載トレイ31への用紙束の補充や交換が行われる。
幅合わせカーソル35は、用紙給送方向に対し用紙積載トレイ31の下流側端部に配置されるカーソルカバー40に支持されており、カーソルカバー40に対して用紙幅方向(図2の左右方向)に摺動可能となっている。幅合わせカーソル35の摺動機構については後述する。
次に、手差し給紙装置11の給紙動作について説明する。ユーザーにより手差し給紙装置11からの給紙指示が入力されると、画像形成装置100内の制御部(図示せず)から制御信号が送信され、給紙クラッチが作動して給紙ローラー32aが回転を開始する。そして、所定のタイミングでカムを所定量回転させる。これに伴い、カムアクチュエーターを介して昇降板33に作用していた押し下げ力が解除されるとともに、昇降板33が圧縮バネの付勢力により押し上げられ、用紙束の最上部の用紙が給紙ローラー32aに押し付けられて給紙動作が行われる。
そして、給紙ローラー32aと分離パッド32bとのニップ部において給紙ローラー32aに接している最上部の1枚のみが分離され、画像形成装置100内の用紙搬送路16(図1参照)に搬送される。
図4及び図5は、それぞれ本実施形態の手差し給紙装置11に搭載される幅合わせカーソル35及びカーソルカバー40を表面側及び裏面側から見た斜視図であり、図6は、幅合わせカーソル35の斜視図、図7は、図5における幅合わせカーソル35の保持機構周辺の拡大図である。図4〜図7を用いて幅合わせカーソル35の構成及び動作について説明する。
カーソルカバー40は、下面が開口した平箱状に構成され、その内部に幅合わせカーソル35、ピニオンギア50等の部材を収容することができる。カーソルカバー40の上面は用紙積載トレイ31と共に用紙束の載置面となる。カーソルカバー40の上面には、用紙幅方向に延在する一対の移動溝41が形成されている。
幅合わせカーソル35は、カーソルカバー40の上面に2個(一対)装着されている。2個の幅合わせカーソル35は、用紙給送方向と直角をなす用紙幅方向の中心線に対して左右対称をなす位置に並べて配置されており、各幅合わせカーソル35はカーソルカバー40の移動溝41に沿って摺動可能である。
図6に示すように、幅合わせカーソル35は、幅規制部36と、第1ラック部37と、幅規制部36と第1ラック部37とを連結する連結部38とで構成され、用紙給送方向(図6の矢印方向)から見た形状が略L字形をなしている。幅規制部36は、用紙積載トレイ31に用紙束を載置したとき、用紙束の側端縁に当接する。
第1ラック部37は、用紙幅方向に延びる板状の部材であって、カーソルカバー40の背面に形成されたカーソルガイド43内に収容される。幅規制部36の用紙幅方向へのスライド移動とともに、第1ラック部37も用紙幅方向に移動する。なお、2個の幅合わせカーソル35の第1ラック部37は、用紙給送方向に位置をずらして配置されているので、用紙幅方向に移動しても互いが衝突することはない。
各第1ラック部37の用紙給送方向の対向面には、用紙幅方向に延びる第1ラック歯37aが形成されている。また、各第1ラック部37の上面には、連結部38と共に移動溝41に摺動可能に係合する係合凸部37bが形成されている。さらに、各第1ラック部37の用紙給送方向の側端面には、第1当接部39a、第2当接部39bが突設されている。第1当接部39aは第1ラック部37の延在方向(用紙幅方向)と直交する方向(用紙給送方向)に弾性変形可能である。
図7に示すように、ピニオンギア50は、カーソルカバー40の背面中央部に形成された軸受部45に外挿され、カーソルカバー40に対して回転可能に支持されている。ピニオンギア50は軸受部45から突出する係止爪(図示せず)によって軸受部45から脱落しないように保持されている。
ピニオンギア50は、用紙給送方向上流側及び下流側において一対の幅合わせカーソル35の第1ラック歯37aが各々係合する第1ギア部50aと、補助トレイ34に設けられた第2ラック部51の第2ラック歯51a(図9参照)が係合する第2ギア部50bとを同軸上に有する二段ギアである。ピニオンギア50にはトルクリミッター(図示せず)が内蔵されており、回転負荷(トルク)が所定トルクを上回る場合のみ第1ギア部50aと第2ギア部50bとが独立して回転するようになっている。
第1ギア部50aと第1ラック歯37aで構成されるラック&ピニオン機構により、一方の幅合わせカーソル35を用紙幅方向に移動させると、これに連動して他方の幅合わせカーソル35も反対方向に移動する。即ち、各幅合わせカーソル35は用紙幅方向の中心線に対して左右対称に移動する。また、カーソルカバー40の長手方向中央部(ピニオンギア50の近傍)には、カーソルガイド43の内側面43aから内側に突出するカーソル支持突起47が形成されている。
幅合わせカーソル35の組み立て手順について説明すると、先ず、カーソルカバー40の上面側を上向きにした状態で、一対の幅合わせカーソル35の第1ラック部37をカーソルカバー40の上面側からそれぞれ移動溝41に挿入し、連結部38及び係合凸部37bを移動溝41に係合させる。そして、カーソルカバー40を反転させて背面側を上向きにした状態で、各幅合わせカーソル35を各第1ラック部37が軸受部45を中心として対称となる位置(例えば用紙幅方向の最外側)まで移動させる。
次に、各第1ラック部37に形成された第1ラック歯37aに噛み合うようにピニオンギア50を軸受部45に装着する。そして、カーソルカバー40を再び反転させて上面側を上向きにした状態で、用紙積載トレイ31に装着する。このとき、カーソルカバー40の長手方向中央部に設けた2箇所のカーソル支持突起47及びピニオンギア50によって第1ラック部37が挟まれるため、幅合わせカーソル35がカーソルカバー40の背面から落下するおそれはない。なお、幅合わせカーソル35をカーソルカバー40から取り外す場合は、ピニオンギア50を軸受部45から外すことにより第1ラック部37の先端が水平方向に回転可能になるため、第1ラック部37を回転させてカーソル支持突起47との係合を解除した後、第1ラック部37を移動溝41から引き抜く。
図8は、本実施形態の手差し給紙装置11における補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構を示す斜視図であり、図9は、補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構をカーソルカバー40の裏面側(図8の下方向)から見た平面図、図10は、補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構を補助トレイ34方向(図9の下方向)から見た側面図である。
用紙給送方向に対し補助トレイ34の下流側端部には、第2ラック歯51aが形成された第2ラック部51が突設されている。第2ラック部51は、幅合わせカーソル35の第1ラック部37と直交するように配置され、第2ラック歯51aがピニオンギア50の第2ギア部50bに噛み合っている。
補助トレイ34が用紙積載トレイ31に重なる収納位置に配置されている場合、各幅合わせカーソル35は幅規制部36が最も接近した状態に配置されている。補助トレイ34を収納位置から用紙給送方向上流側に引き出すと、補助トレイ34に設けられた第2ラック部51も用紙給送方向上流側(図9の矢印A方向)に移動する。その結果、第2ラック歯51aに噛み合う第2ギア部50bも図9の反時計回り方向に回転する。
ここで、ピニオンギア50の第1ギア部50aと第2ギア部50bの間に介在するトルクリミッターは、幅合わせカーソル35に負荷が加えられていない状態では第1ギア部50aと第2ギア部50bとが連れ回りするように負荷が調整されている。そのため、補助トレイ34の引き出しに連動して第1ギア部50aも第2ギア部50bと共に図9の反時計回り方向に回転し、各幅合わせカーソル35は、それぞれカーソルカバー40の両端部方向(図9の矢印B方向)、即ち幅規制部36が離間する方向に移動する。
そして、補助トレイ34が用紙積載トレイ31から所定量引き出されて支持位置(例えば最大引き出し位置)に配置されたとき、各幅合わせカーソル35は幅規制部36が所定の間隔(例えば用紙積載トレイ31に積載可能な最大サイズの用紙幅)に広げられた状態となる。この状態で、用紙積載トレイ31から補助トレイ34に亘って最大サイズの用紙を積載し、印字動作を開始する。
用紙積載トレイ31に最大サイズ以外の定型サイズ用紙や、葉書や封筒、送り状等の定型サイズ以外の用紙を積載する場合は、用紙サイズに合わせて幅合わせカーソル35(幅規制部36)の間隔を調整する必要がある。ここで、ピニオンギア50にはトルクリミッターが内蔵されているため、補助トレイ34の移動負荷がトルクリミッターの回転負荷に比べて十分に大きい場合はトルクリミッターの回転負荷を上回る力を加えて幅合わせカーソル35を移動させることにより、補助トレイ34を支持位置に配置した状態で幅合わせカーソル35の間隔を任意に調整することができる。なお、補助トレイ34の移動負荷によって幅合わせカーソル35の移動が規制されているため、振動や衝撃によって幅合わせカーソル35が容易に移動するおそれはない。
一方、用紙積載トレイ31に用紙が積載されていない状態で補助トレイ34を支持位置から用紙給送方向下流側に挿入すると、補助トレイ34に設けられた第2ラック部51も用紙給送方向下流側(図9の矢印A′方向)に移動する。その結果、第2ラック歯51aに噛み合う第2ギア部50bも図9の時計回り方向に回転するため、第1ギア部50aも第2ギア部50bと共に図9の時計回り方向に回転し、各幅合わせカーソル35は、それぞれカーソルカバー40の中央部方向(図9の矢印B′方向)、即ち幅規制部36が接近する方向に移動する。
本実施形態の構成によれば、補助トレイ34を用紙積載トレイ31から引き出す動作に連動して幅合わせカーソル35が離間し、補助トレイ34を用紙積載トレイ31に挿入する動作に連動して幅合わせカーソル35が接近する。従って、補助トレイ34の引き出し操作と幅合わせカーソル35の位置合わせ操作とを同時に行うことができ、ユーザーの初期操作を簡素化することができる。
また、手差し給紙装置11を開放した状態での側面カバー30と画像形成装置100の本体側面との間隔が狭く、幅合わせカーソル35の操作スペースが十分に広くない場合であっても、補助トレイ34の操作により幅合わせカーソル35を簡単に操作することができる。
図11は、本発明の第2実施形態の手差し給紙装置11における補助トレイ34と幅合わせカーソル35との連動機構をカーソルカバー40の裏面側(図8の下方向)から見た平面図である。本実施形態では、ピニオンギア50を構成する第1ギア部50a、第2ギア部50bは、一方向にのみ駆動力を伝達可能なワンウェイ機構(図示せず)を備えている。具体的には、第1ギア部50a、第2ギア部50bが図11の反時計回り方向に回転するときは互いに駆動力が伝達されて連れ回りするが、図11の時計回り方向に回転するときは駆動力が伝達されず、互いに独立して回転可能となっている。
例えば、第2ギア部50bが反時計回り方向に回転する場合、第1ギア部50aに回転が伝達されて第1ギア部50aが反時計回り方向に回転する。一方、第2ギア部50bが時計回り方向に回転する場合、第1ギア部50aには回転が伝達されずに、第1ギア部50aは回転しない。換言すると、補助トレイ34を収納位置から支持位置に引き出す場合、第2ラック部51の移動に連動して第2ラック歯51bに噛み合う第2ギア部50bが反時計回り方向に回転するため、各幅合わせカーソル35は幅規制部36の間隔が広がる方向に移動する。一方、補助トレイ34を支持位置から収納位置に収納する場合、第2ラック部51の移動に連動して第2ラック歯51bに噛み合う第2ギア部50bが時計回り方向に回転するため、各幅合わせカーソル35は移動しない。
本実施形態の構成によれば、補助トレイ34を収納位置から用紙給送方向上流側に引き出すと、補助トレイ34に設けられた第2ラック部51も用紙給送方向上流側(図11の矢印A方向)に移動する。これにより、第2ラック歯51aに噛み合う第2ギア部50bが図11の反時計回り方向に回転し、第1ギア部50aと第2ギア部50bとの間に介在するワンウェイ機構によって第2ギア部50bと共に図11の反時計回り方向に回転する。その結果、各幅合わせカーソル35は、それぞれカーソルカバー40の両端部方向(図11の矢印B方向)、即ち幅規制部36が離間する方向に移動する。
一方、第1ギア部50aが時計回り方向に回転する際は、第2ギア部50bに駆動力が伝達されないため、幅規制部36が接近する方向に幅合わせカーソル35を移動させても補助トレイ34は収納位置方向に移動しない。これにより、補助トレイ34を支持位置に配置した状態で、幅合わせカーソル35の間隔を軽い力で調整することができる。
また、幅規制部36が離間する方向に幅合わせカーソル35を移動させる場合は第1ギア部50aから第2ギア部50bに駆動力が伝達されるが、補助トレイ34を支持位置に配置した状態では第2ギア部50bは回転しないため幅規制部36が離間する方向には幅合わせカーソル35が移動しない。従って、一旦調整された幅合わせカーソル35の位置が振動や衝撃によってずれてしまうおそれもなくなる。ワンウェイ機構としては、一方向にのみ駆動力を伝達可能なワンウェイクラッチや、ラチェット機構等を使用できる。
なお、ここではピニオンギア50がワンウェイ機構のみを備えた構成について説明したが、ワンウェイ機構と共にトルクリミッターを備えた構成とすることもできる。この構成によれば、幅合わせカーソル35にトルクリミッターの回転負荷を超える力を加えることで幅合わせカーソル35を単独で移動させることができる。従って、幅合わせカーソル35の間隔を誤って必要以上に狭くしてしまった場合に、補助トレイ34を支持位置に配置したまま幅合わせカーソル35の間隔を広げることができ、用紙幅の位置合わせを確実に行うことができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、給紙ローラー32aと分離パッド32bとで分離搬送部32を構成しているが、例えば分離パッド32bに代えてトルクリミッターを内蔵したリタードローラーを配置しても良い。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、カラープリンター、モノクロ及びカラー複写機、デジタル複合機、或いはファクシミリ等、手差し給紙装置を備えた他のタイプの画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、シート状の記録媒体を給送するシート給送装置に利用可能である。本発明の利用により、ユーザーの初期操作手順を簡素化可能であり、且つ、操作性も向上した手差しシート給送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
11 手差し給紙装置(手差しシート給送装置)
30 側面カバー
30a 先端部
31 用紙積載トレイ(シート積載トレイ)
32 分離搬送部
33 昇降板
34 補助トレイ
35 幅合わせカーソル
36 幅規制部
37 第1ラック部
37a 第1ラック歯
38 連結部
39a 第1当接部
39b 第2当接部
40 カーソルカバー
45 軸受部
50 ピニオンギア
50a 第1ギア部
50b 第2ギア部
51 第2ラック部
51a 第2ラック歯
100 画像形成装置

Claims (3)

  1. シートを積載可能なシート積載トレイと、
    シートの給送方向に対し前記シート積載トレイの上流側にシートの給送方向に沿って摺動可能に付設され、前記シート積載トレイに重なる収納位置と、該収納位置から引き出されてシートを支持する支持位置と、に選択配置される補助トレイと、
    前記シート積載トレイに積載されたシートの幅方向の端縁に当接してシートの幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソルと、
    前記各幅合わせカーソルに形成された第1ラック部と、該第1ラック部に形成された第1ラック歯が噛み合うピニオンギアと、を有し、一対の前記幅合わせカーソルをシート幅方向に沿って離間または接近する方向に往復移動させるカーソル移動機構と、
    を備えた手差しシート給送装置において、
    前記補助トレイには、前記ピニオンギアに噛み合う第2ラック歯が形成された第2ラック部が設けられており、
    前記補助トレイをシート給送方向に沿って前記収納位置から前記支持位置に移動させることにより、一対の前記幅合わせカーソルがシート幅方向に沿って離間する方向に移動し、
    前記ピニオンギアは、前記第1ラック歯が噛み合う第1ギア部と、前記第2ラック歯が噛み合う第2ギア部と、を同軸上に有する二段ギアであり、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間に介在し、前記第1ギア部または前記第2ギア部が所定方向に回転した場合のみ前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で駆動力を伝達可能となるワンウェイ機構を備え、
    前記ワンウェイ機構は、一対の前記幅合わせカーソルが離間する方向に前記第1ギア部が回転する場合に前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で駆動力を伝達可能とし、一対の前記幅合わせカーソルが接近する方向に前記第1ギア部が回転する場合に前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で駆動力の伝達を遮断することを特徴とする手差しシート給送装置。
  2. 前記第1ギア部と前記第2ギア部との間に介在し、前記第1ギア部と前記第2ギア部に加わる回転負荷が所定値を上回る場合のみ前記第1ギア部と前記第2ギア部とが独立して回転するトルクリミッターを備えることを特徴とする請求項1に記載の手差しシート給送装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の手差しシート給送装置を備えた画像形成装置
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