JP2009078872A - 給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の積載量に因らず給紙カセットからの用紙供給の不具合を回避することが可能な給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置を簡便に提供する。
【解決手段】画像形成装置100の給紙カセット10には、用紙積載板28と、用紙積載板28を持ち上げる押し上げ板33と、押し上げ板33が突設され、これと共に回動する扇形ギア32と、用紙積載板28の用紙26の積載量が所定量より減少すると、用紙積載量に応じて、扇形ギア32の、用紙積載板28を持ち上げる方向への回動を抑制するコイルバネ37と、が配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に関し、特に装置本体に対し水平方向に着脱される給紙カセットを備えた画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置の構成を図5に示す。画像形成装置(例えばプリンタ)100では、画像形成動作を行う場合、帯電ユニット4により図中時計回りに回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、原稿画像データに基づく露光ユニット(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、現像ユニット8により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット8へのトナーの供給はトナーコンテナ9から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピュータ(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)がクリーニング装置6の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙が給紙カセット10又は手差しトレイ11から用紙搬送路12及びレジストローラ対13を経由して搬送され、転写ローラ14(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム5から分離され、定着ローラ対15aを有する定着部15に搬送されてトナー像が定着される。定着部15を通過した用紙は、用紙搬送路16により装置上部に搬送され、排出ローラ対17より排出トレイ18に排出される。
次に、給紙カセットの構成について説明する。図6は、給紙カセット10の側面断面図であり、ここでは給紙カセット10を図5の紙面裏側から見た状態を示している。カセットフレーム25内には、支点28aを中心に回動可能に支持された用紙積載板28が配置されており、この用紙積載板28上に用紙26が載置される。31は、用紙26の後端を揃える後端カーソルであり、用紙搬送方向(左右方向)に移動可能に設けられている。用紙積載板28の下方には扇形ギヤ32と共に回動する押し上げ板33が配置されており、扇形ギヤ32にはギヤ(以下、カセット側ギヤという)34が連結されている。
図7は、給紙カセット10周辺の拡大斜視図であり、図8は、給紙カセット10が画像形成装置本体から引き出された状態を示す斜視図である。図6と共通する部分については共通の符号を付して説明を省略する。用紙を補充するために装置本体から給紙カセット10を水平方向(図5では右方向)に引き出し、用紙を補充した後に給紙カセット10を再度逆方向(図5では左方向)に押し込んで装置本体内へ挿入する。
このような画像形成装置においては、給紙カセット10が装置本体内に挿入され、カセット側ギヤ34がモータ(図示せず)に連結された装置本体側のギヤ(以下、装置本体側ギヤという)36に噛み合うことにより、扇形ギヤ32及び押し上げ板33を介して用紙積載板28に駆動力が伝達され、用紙積載板28が持ち上げられる。
また、画像形成装置100には用紙26の上端を検知するセンサ(図示せず)が設けられており、センサの検知結果に応じてモータを所定量回転させ、押し上げ板33の先端を徐々に上昇させることにより、用紙積載板28上にセットされた用紙26は、所定の圧力で装置本体側に設けられた前送りローラ29に押しつけられる。ここで画像形成装置のコピー開始ボタンがオンされると、前送りローラ29及び給紙ローラ対30の駆動ローラ30aが図中矢印方向に回転駆動される。
用紙26は、前送りローラ29によって通常上段の複数枚が給紙ローラ対30に送られる。給紙ローラ対30に送られた複数枚の用紙は、停止又は給紙ローラ30aと同方向に回転する分離ローラ30bにより、最上の1枚のみが分離されて用紙搬送路12に向けて搬送される。35はカセットカバーであり、その表面側が外部に露出して画像形成装置100本体の外装面の一部を構成する。
ここで、扇形ギア32を駆動するモータとしては、コスト面で有利なことから通常、DCモータが使用されているが、用紙積載板28を上昇させる際、扇形ギア32には大きな負荷が掛かるため、モータを高速回転させ、減速比を大きくすることにより、扇形ギア32を回動させている。
また、扇形ギア32の回動及び停止は、モータへ供給する電流のON(供給)/OFF(停止)により行われているため、モータへの電流供給を停止してもモータは慣性力により暫く回転を続ける。給紙カセット10に積載された用紙26が多い場合には、用紙26の重量は大きく、用紙積載板28の上昇方向への回動(図の反時計回り方向)に対抗する重力も大きいため、モータへの電流供給を停止すると扇形ギア32は所定位置で停止する。
しかし、印刷動作が繰り返され、用紙26が少なくなると、用紙26の重量が小さくなるため、モータの慣性力が扇形ギア26に作用し、扇形ギア32がモータ停止後の回動を続け、用紙積載板28が所定位置より上方まで移動(オーバーラン)して停止するおそれがある。かかるオーバーランにより、前送りローラ29に対する用紙26の最上部の位置にずれが生じ、用紙が正常に給紙ローラ30対に給紙されないおそれがある。
なお、特許文献1には、複写機の動作中と待機中とで用紙補給を行うためのリフト用モータへの電源供給量を変化させる方法が開示されている。
特開平7−157099号公報
しかし、特許文献1には、リフトを動作させるために、複写時には小電流を供給し、複写待機中には大電流を供給することによって、複写待機時間を短縮し得ることは開示されているが、用紙の給紙不良を改善するための方法については開示されていない。
本発明は、上記問題点に鑑み、用紙の積載量に因らず給紙カセットからの用紙供給の不具合を回避することが可能な給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置を簡便に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像形成装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として回動が可能であって、その上面に用紙が載置される用紙積載板と、を備えた給紙カセットにおいて、前記用紙積載板を下側から持ち上げて回動させる押し上げ板と、前記押し上げ板が突設され、前記押し上げ板と共に回動する押し上げ用ギアと、前記押し上げ用ギアと、前記画像形成装置に設けられた駆動装置とを連結し、前記用紙積載板を持ち上げる方向に前記押し上げ用ギアを回動させるための駆動力を伝達する駆動伝達部材と、前記用紙積載板の用紙積載量が所定量より減少すると、該用紙積載量に応じて、前記押し上げ用ギアの前記駆動伝達部材による回動を抑制する駆動力減衰手段と、が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、前記駆動力減衰手段は、バネ部材であることを特徴としている。
また本発明は、前記駆動力減衰手段は、トルクリミッタであることを特徴としている。
また本発明は、前記給紙カセットが搭載されたことを特徴とする画像形成装置である。
また本発明の画像形成装置は、前記用紙積載板に積載された用紙の残量を検知する残量検知手段を備え、前記残量検知手段の検知結果に基づき、前記用紙積載板の用紙積載量が所定量より減少すると、該用紙積載量に応じて前記駆動装置への電流供給量を抑制することを特徴としている。
また本発明の画像形成装置は、前記駆動装置がDCモータであることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、用紙積載板を持ち上げる押し上げ板を押し上げ用ギアから突設し、押し上げ用ギアが押し上げ板と共に回動をすることにより用紙積載板を持ち上げ、用紙積載板の所定量より減少した場合には、用紙積載量が減少すると、用紙積載量に応じて、駆動力減衰手段により、押し上げ用ギアの駆動伝達部材による回動を抑制することによって、用紙積載量が少なくなったときでも、押し上げ用ギアを駆動する駆動装置が停止した後の慣性力により押し上げ用ギアが所定位置を越えて回動し、用紙積載板が過度に上昇することを抑制することができる。
これにより、用紙の積載量に因らず、用紙積載板に積載された用紙の最上部の位置を、所定位置で略一定にすることができ、簡便に用紙の供給不良を回避することが可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の給紙カセットにおいて、駆動力減衰手段としてバネ部材を用いることによって、簡単な構成で用紙の給紙不具合を回避することが可能となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1の構成の給紙カセットにおいて、駆動力減衰手段としてトルクリミッタを用いることによって、簡単な構成で用紙の給紙不具合を回避することが可能となる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の給紙カセットを搭載することによって、用紙の積載量に因らず、用紙積載板に積載された用紙の最上部の位置を、所定位置で略一定にすることができ、用紙の供給不良を回避して画像形成を行うことが可能となる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第4の構成の画像形成装置において、残量検知手段により用紙積載板の用紙積載量を検知し、かかる検知結果に基づき、用紙積載量が所定量より減少すると、用紙積載量に応じて、駆動装置への電源供給量を抑制することによって、押し上げ用ギアを駆動させる駆動力を抑制し、駆動装置が停止した後の慣性力を小さくすることができる。これにより、押し上げ用ギアの回動を抑制するために必要な駆動減衰手段に掛かる負担を減らすことができ、より無理なく用紙最上部を所定位置に略一定にすることができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4または第5の構成の画像形成装置において、駆動装置として安価なDCモータを用いることによって、コストダウンを図ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の給紙カセットが搭載された画像形成装置において給紙カセット内部周辺を示す部分拡大断面図であり、図2は、用紙が積載された状態を示す前送りローラ周辺を示す拡大断面図である。従来例の図6〜図8と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、扇形ギア(押し上げ用ギア)32における用紙積載板28を持ち上げるための回動方向(図の反時計回り方向)下流側には、コイルバネ(駆動力減衰手段、バネ部材)37が配設されている。コイルバネ37の一端はカセットフレーム25(図4参照)の所定位置で固定され、他端は、扇形ギア32が所定量回動すると、扇形ギア32における反時計回り方向下流側の端部32a近傍に設けられた図示しない突起片に面当たりするよう配設されている。
また、供給ローラ30aと前送りローラ29は、ホルダ38に配設され、ホルダ38は、供給ローラ30aを中心に揺動する。また、ホルダ38の自由端には、用紙搬送位置検知用PI(Photo Interrapter)センサ39が設けられ、用紙搬送位置検知用PIセンサ39は、装置本体に配設された図示しない用紙搬送位置検知用フラグを検知することにより、用紙積載板28に積載された用紙26の最上部の位置を検知し、後述するように前送りローラ29の駆動を制御している。
次に本実施形態における給紙カセットの動作について説明する。まず、例えば、給紙カセット10を装置本体から抜き出した状態では、カセット側ギア(駆動伝達部材)34が装置本体の図示しないDCモータ(駆動装置)と連結された装置本体側ギヤ36(図6参照)と連結されておらず、DCモータから扇形ギア32へ駆動力が伝達されないため、用紙積載板28は下降し、押し上げ板33を挟んでカセットフレーム25の上面に載置されている。かかる状態で図2に示すように、用紙積載板28上に用紙26を積載し、給紙カセット10を装置本体に差し込むと、カセットギア34はモータと連結される。
モータ電流がONになり、モータに電流が供給されると、カセット側ギア34を介して扇形ギア32に駆動が入力され、扇形ギア32は押し上げ板33と共に図1の反時計回りに回動する。押し上げ板33が反時計回りに回動すると、押し上げ板33の自由端が用紙積載板28下面において回動中心28a側から自由端側へ移動しながら用紙積載板28を上方に回動させる。
これにより、用紙積載板28に積載された用紙26は、最上部の用紙26上面における用紙積載板28の自由端側の端部が、所定の位置で前送りローラ29と当接し、これを上方に押し上げる。前送りローラ29が上方に押し上げられると、給紙ローラ30aを中心にホルダ38が図1の反時計回りに回動し、ホルダ38の自由端に設けられた用紙搬送位置検知用PIセンサ39が上方へ移動する。
用紙搬送位置検知用PIセンサ39は、LED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサ39aであり、発光素子から反射板39bに測定光を照射すると、測定光は反射光によって反射される光として受光素子に入射する。用紙積載板28が上昇し、用紙26により前送りローラ29が上方へ押し上げられると、ホルダ38が反時計回りに回動し、装置本体に配設された図示しない用紙搬送位置検知用フラグが光学センサ39aと反射板39bとの間に挿入されると、反射板39bからの反射光がかかるフラグによって遮光されことにより、受光素子の受光量が減少する。
これにより、ホルダ38の回動量を検知することができ、かかる検知結果に基づき、前送りローラ29が所定の位置に到達したとき、カセット側ギア34を駆動するモータへの電流供給を停止し、扇形ギア32の回動を停止すると共に、前送りローラ29及び給紙ローラ30aへの駆動を入力可能とし、所定位置において前送りローラ29により用紙26を最上部から1枚ずつ搬送することができる。
一方、扇形ギア32が反時計回りに用紙26の積載量に応じた所定位置まで回動すると、扇形ギア32の端部32aにコイルバネ37が当接し、扇形ギア32が所定位置を越えて回動すると、コイルバネ37により圧縮される。コイルバネ37が圧縮されると、圧縮されたコイルバネ37の復元力により、扇形ギア32にはコイルバネ37からの反作用力が生じる。これにより、扇形ギア32は、図1の時計回り方向、すなわち、用紙積載板28を下降させる方向に回動する力を受け、扇形ギア32の用紙積載板28を持ち上げるための駆動力が減衰する。
一方、扇形ギア32の反時計回り方向への回動量は、用紙26の積載量が多いときには小さく、かかる積載量が少なくなるに従い大きくなる。よって、用紙26の積載量が多いときにはコイルバネ37からの反作用力(負荷)を受けず、印刷動作が繰り返されるに連れて用紙26が所定量より少なくなり、用紙積載量が所定量より減少し、すなわち扇形ギア32が所定位置を越えて回動すると、コイルバネ37からの負荷を受け、さらに用紙26の積載量が少なくなる程、扇形ギア32の回動量は大きくなり、コイルバネ37から受ける負荷も大きくなり、扇形ギア32が過剰に回動することを抑制することができる。
このように、用紙26の積載量が所定量より減少すると、用紙積載量に応じて扇形ギア32の回動を抑制することが可能となる。従って、用紙26の積載量が少ない状態で、扇形ギア32を駆動するモータ電流供給を停止したときDCモータに慣性力が生じても、扇形ギア32が用紙積載板28を上昇させることを防止することができる。これにより、用紙積載板28に積載された用紙26の最上部の位置を、所定位置で略一定にすることができ、簡便に用紙の供給不良を回避することが可能となる。
本実施形態に示すように、本発明では安価なDCモータを用いても用紙積載量に因らず用紙最上部の位置を所定の位置で略一定とすることができる。このようにDCモータを用いることにより、コストダウンを図ることができる。しかし、その他、例えば比較的高価なステッピングモータ等を用いることも、もちろん可能である。
本実施形態では、コイルバネ37を用いることにより、簡単な構成で用紙積載板28に積載された用紙26の最上部の位置を略一定にすることができ、用紙26の給紙不具合を回避することが可能となるが、これに特に限定されるものではなく、その他、ねじりコイルバネや巻きバネ等を用いることもできる。例えば、巻きバネを用いる場合には、扇形ギア32の端部32aを、図1の時計回り方向に引っ張るような構成とすることができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。図3は、本実施形態の給紙カセットが搭載された画像形成装置において給紙カセット内部周辺を示す部分拡大断面図であり、図4は、用紙が積載された状態を示す前送りローラ周辺を示す拡大断面図である。図1及び図2と共通する部分には共通の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、ホルダ38の自由端にアクチュエータ(残量検知手段)40と、用紙積載量検知用PIセンサ(残量検知手段)41を設けることとした。アクチュエータ40は、ホルダ38との連結部40aを中心に回動可能である。なお、図3で示したアクチュエータ40は、用紙26が積載されていない状態であり、用紙積載板28に設けられた図示しない開口部を通って下方に回動している。
また、アクチュエータ40は、用紙26を用紙積載板28に積載するために給紙カセット10を装置本体から抜き出すときには、図3の反時計回りに略水平となるよう回動し、給紙カセット10を装置本体に装着すると図4に示すように下方に回動し用紙26の最上部の用紙上面に当接するよう配設されている。これにより、用紙積載板28に用紙26が積載され、給紙カセット10が装置本体に装着されると、アクチェータ40は、用紙26の最上部の用紙上面に当接する。
また、アクチュエータ40は、用紙26の積載量が多いときには上方に位置し、用紙26の積載量が少なくなる程下方に回動する。そこで、用紙26の積載量を用紙積載量検知用PIセンサ41により検知することができる。用紙積載量検知用PIセンサ41は、上記用紙搬送位置検知用PIセンサ39に対し図3の紙面と垂直方向側に配設されており、用紙搬送位置検知用PIセンサ39と同様、光学センサと反射板とを備えており(共に図示せず)、かかる光学センサと反射板との間に、アクチュエータ40の連結軸40a側に設けられた用紙積載量検知用フラグ40bが挿入される。
用紙26の積載量が多い場合には、用紙積載量検知用フラグ40bが光学センサと反射板との間に挿入される面積が大きくなり、反射板からの反射光がフラグ40bによって多く遮光されるので、受光素子の受光量が減少する。一方、用紙26の積載量が少ない場合には、逆に用紙積載量検知用フラグ40bが反射光を遮る面積が小さくなるため、反射板からの反射光が多くなる結果、受光素子の受光量が増大する。従って、受光した反射光量に基づく受光信号の出力値により用紙26の積載量を検知することができる。
そして、用紙積載量検知用PIセンサ41により用紙26の積載量が検知されると、この検知結果に基づき、用紙26の積載量が多いときには、DCモータへの供給電流量を増やし、用紙26の積載量が少ないときには、扇形ギア32の駆動源であるDCモータへの供給電流量を減少させることとする。これにより、用紙26の積載量が少ないときには、DCモータの回転数を少なくすることができ、DCモータへの供給電流を停止した後に生じる、慣性力によるDCモータの回転を抑制することができる。
このように、アクチュエータ40を用い、用紙の積載量に応じて扇形ギア32を駆動するDCモータへの供給電流量を変化させることによって、用紙26の積載量が減少するにつれてDCモータの駆動力を抑制できるため、DCモータ停止後の慣性力を小さくすることができ、扇形ギア32の過度の回動及び用紙積載板28の過度な上昇を抑制することができる。
これにより、コイルバネ37が、扇形ギア32の用紙積層板28を持ち上げるための回動を抑制するために必要な付勢力を減らし、コイルバネ37に掛かる負担を少なくすることができるため、より無理なく用紙積載板28に積載された用紙26の最上部の位置を所定位置で略一定とすることができる。なお、かかるDCモータへの供給電流量の減少は、上記アクチュエータ40の検知結果に応じて、例えば3〜4段階に分けて段階的に減少させることができるが、特に限定されるものではない。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、扇形ギア32の回動を抑制するための駆動力減衰手段としてコイルバネ37を用いたが、かかる駆動力減衰手段としては、バネに特に限定されるものではなく、例えば、扇形ギア32の回動軸にトルクリミッタを配設することができる。
かかる構成としては、例えば、トルクリミッタとして内輪と、外輪と、スプリングピンとを有するトルクリミッタを用い、内輪と上記回動軸とをスプリングピンで連結し、外輪を固定する共に、内輪の表面と外輪の内面に、上記回動軸が所定位置まで回動すると互いに係合するようそれぞれ係合突起を設けた構成が挙げられる。これにより、所定位置までは上記回動軸は負荷が加えられることなく回動するが、所定位置を越えて回動するときには、内輪と外輪の係合突起が互いに係合し、スプリングピンの付勢力により上記回動軸の回動に負荷が加えられ、扇形ギア32の回動を抑制することができる。
また、ここでは画像形成装置としてプリンタを例に挙げて説明したが、給紙カセットが水平方向に着脱される構成であれば、複写機やファクシミリ等の他の画像形成装置にも本発明が適用できるのはもちろんである。
本発明は、画像形成装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として回動が可能であって、その上面に用紙が載置される用紙積載板と、を備えた給紙カセットにおいて、前記用紙積載板を下側から持ち上げて回動させる押し上げ板と、前記押し上げ板が突設され、前記押し上げ板と共に回動する押し上げ用ギアと、前記押し上げ用ギアと、前記画像形成装置に設けられた駆動装置とを連結し、前記用紙積載板を持ち上げる方向に前記押し上げ用ギアを回動させるための駆動力を伝達する駆動伝達部材と、前記用紙積載板の用紙積載量が所定量より減少すると、該用紙積載量に応じて、前記押し上げ用ギアの前記駆動伝達部材による回動を抑制する駆動力減衰手段と、が設けられたものである。
これにより、用紙積載量が少なくなったときでも、押し上げ用ギアを駆動する駆動装置が停止した後の慣性力により押し上げ用ギアが所定位置を越えて回動し、用紙積載板が過度に上昇することを抑制することができ、用紙の積載量に因らず、用紙積載板に積載された用紙の最上部の位置を、所定位置で略一定にすることができ、簡便に用紙の供給不良を回避することが可能となる。
また、駆動力減衰手段としてバネ部材を用いることによって、簡単な構成で用紙の給紙不具合を回避することが可能となる。また、駆動力減衰手段としてトルクリミッタを用いることによって、簡単な構成で用紙の給紙不具合を回避することが可能となる。また、上記給紙カセットを搭載した画像形成装置とすることによって、用紙の積載量に因らず、用紙積載板に積載された用紙の最上部の位置を、所定位置で略一定にすることができ、用紙の供給不良を回避して画像形成を行うことが可能となる。
また、アクチュエータを用いて用紙積載板の用紙積載量を検知し、アクチュエータの検知結果に基づき、用紙積載量が所定量より減少すると、用紙積載量に応じて、駆動装置への電源供給量を抑制することによって、押し上げ用ギアの回動を抑制するために必要な駆動減衰手段に掛かる負担を減らすことができ、より無理なく用紙最上部を所定位置に略一定にすることができる。また、駆動装置として安価なDCモータを用いることによって、コストダウンを図ることができる。
は、本実施形態の給紙カセットが搭載された画像形成装置において給紙カセット内部周辺を示す部分拡大断面図である。 は、用紙が積載された状態を示す前送りローラ周辺を示す拡大断面図である。 は、本実施形態の給紙カセットが搭載された画像形成装置において給紙カセット内部周辺を示す部分拡大断面図である。 は、用紙が積載された状態を示す前送りローラ周辺を示す拡大断面図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 は、従来の給紙カセットの構成を示す側面断面図である。 は、給紙カセットが画像形成装置本体に装着された状態を示す斜視図である。 は、給紙カセットが画像形成装置本体から引き出された状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 給紙カセット
25 カセットフレーム
28 用紙積載板
29 前送りローラ
30 給紙ローラ対
30a 給紙ローラ
32 扇形ギヤ(押し上げ用ギア)
33 押し上げ板
34 カセット側ギヤ(駆動伝達部材)
35 カセットカバー
36 装置本体側ギヤ
37 コイルバネ(駆動力減衰手段、バネ部材)
38 ホルダ
39 用紙搬送位置検知用PIセンサ
40 アクチュエータ(残量検知手段)
40a 連結軸
40b 用紙積載量検知用フラグ
41 用紙積載量検知用PIセンサ(残量検知手段)
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 画像形成装置に着脱され、用紙を積載して収容するカセットフレームと、当該カセットフレーム内側底面に用紙供給方向上流端が支持され、この支点を中心として回動が可能であって、その上面に用紙が載置される用紙積載板と、を備えた給紙カセットにおいて、
    前記用紙積載板を下側から持ち上げて回動させる押し上げ板と、
    前記押し上げ板が突設され、前記押し上げ板と共に回動する押し上げ用ギアと、
    前記押し上げ用ギアと、前記画像形成装置に設けられた駆動装置とを連結し、前記用紙積載板を持ち上げる方向に前記押し上げ用ギアを回動させるための駆動力を伝達する駆動伝達部材と、
    前記用紙積載板の用紙積載量が所定量より減少すると、該用紙積載量に応じて、前記押し上げ用ギアの前記駆動伝達部材による回動を抑制する駆動力減衰手段と、
    が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  2. 前記駆動力減衰手段は、バネ部材であることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  3. 前記駆動力減衰手段は、トルクリミッタであることを特徴とする請求項1に記載の給紙カセット。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の給紙カセットが搭載されたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記用紙積載板に積載された用紙の残量を検知する残量検知手段を備え、前記残量検知手段の検知結果に基づき、前記用紙積載板の用紙積載量が所定量より減少すると、該用紙積載量に応じて前記駆動装置への電流供給量を抑制することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動装置がDCモータであることを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
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