JP5619064B2 - シート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置に関する。
複数枚のシートが積載されるシート積載部から、シートを搬送するシート搬送装置は、例えば、コピー機、プリンター、ファクシミリ或いはこれらの機能を備える複合機といった画像形成装置に好適に使用される。画像形成装置では、シートは、シート積載部から、シート搬送装置によって、1枚ずつ画像形成部に搬送される。そして、画像形成部において、シート上に画像が形成される。
このように、シートを1枚ずつ搬送するために、シート搬送装置は、給紙ローラーを備える。また、シート積載部には、リフト板が配置され、該リフト板の一端が上昇されることによって、積載されたシートのうち、最も上に配置されるシートが、給紙ローラーに当接される。この結果、前記シートが、給紙ローラーによって、送り出されることが可能となる。
シート積載部に積載されたシートが、連続的に搬送されるためには、リフト板の一端は、上昇した状態を維持される必要がある。このため、電磁ソレノイドなどによって、上昇したリフト板の位置が維持される技術が知られている。一方、特許文献1には、上記の電磁ソレノイドのようなリフト板の移動専用の駆動手段が省かれるために、給紙ローラーを回転駆動させる駆動手段によって、リフト板が上昇される技術が開示されている。該技術では、リフト板の下方に付勢ばねが配置され、リフト板には、常に上方に向かう力が付勢される。給紙ローラーを支持する回転軸の両端部には、カム部材が配置され、該カム部材が、リフト板の両端部に当接することで、リフト板の上昇が規制される。そして、給紙ローラーの回転とともに、前記カム部材が回転され、リフト板の一端が、上昇可能とされる。リフト板の一端は、給紙ローラーの回転に連動し、各シートの送り出しタイミングに連動して、上昇および下降を繰り返す。
特開2005−154076号公報
特許文献1に記載される技術では、リフト板が上昇する際に、シートと給紙ローラーとの衝突に伴う振動が、画像形成に影響することを抑止するために、カム部材とリフト板との間には、弾性部材を備えたレバー部材が配置される。レバー部材の揺動に伴って、弾性部材が上記の衝突を緩和し、画像形成部に伝達される振動が低減される。
一方、シート搬送装置の部品点数が縮小されるために、給紙ローラーを回転駆動させる駆動手段が、給紙ローラーよりもシート搬送方向下流側の他の搬送ローラーの駆動手段を兼ねることが考えられる。このような搬送ローラーとして、給紙ローラーのシート搬送方向下流側に配置されるレジストローラーがあげられる。特許文献1に記載された技術において、給紙ローラーを回転駆動させる駆動手段によって、レジストローラーを回転駆動させる場合、付勢ばねによってリフト板が上昇される際に、カム部材の回転が増し、駆動手段を介して、給紙ローラーおよびレジストローラーに回転変動が生じてしまう。この際、先行して搬送され、レジストローラーにニップされるシートの搬送や同シートへの画像形成が、不安定となるという不具合があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、給紙ローラーおよび搬送ローラーが、同軸上の駆動伝達手段によって回転駆動される場合に、リフト板上のシートと給紙ローラーとの衝突を緩和するとともに、搬送ローラーによるシートの搬送に不具合が生じることを抑止したシート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るシート搬送装置は、シートが積載されるリフト板と、前記リフト板上の前記シートを所定のシート搬送方向に搬送するためのシート搬送路と、前記リフト板に付設され、前記シート搬送方向に向かって下方に傾斜した傾斜部と、前記リフト板に積載される前記シートの前記シート搬送方向の先端縁を上方に移動させるように、前記リフト板を付勢する付勢手段と、前記シートの前記先端縁に当接可能に配置され、回転駆動され、前記シートを前記シート搬送方向に送り出す給紙ローラーと、前記給紙ローラーよりも前記シート搬送方向下流側に配置され、回転駆動され、前記給紙ローラーによって送り出された前記シートを搬送する搬送ローラーと、前記シート搬送方向と直交するシート幅方向に延設され、前記給紙ローラーを回転可能に軸支する回転軸部と、前記回転軸部と一体的に回転可能に、前記回転軸部に配設され、前記傾斜部に当接可能なカム部材と、前記給紙ローラーおよび前記搬送ローラーを回転させる回転駆動力を発生する駆動手段と、前記駆動手段に連結され、回転駆動されるギア部であって、前記搬送ローラーおよび前記回転軸部の一方に前記回転駆動力を伝達する第1伝達部と、前記第1伝達部と同軸上に配置され、前記第1伝達部に対して、相対的に回転可能とされ、前記搬送ローラーおよび前記回転軸部の他方に前記回転駆動力を伝達する第2伝達部と、前記第2伝達部の前記第1伝達部に対する相対的な回転を所定量許容した後、前記相対的な回転を規制する規制部材と、を備えるギア部と、を有することを特徴とする。
本構成によれば、リフト板にはシートが積載され、前記リフト板は、付勢手段によって付勢される。また、リフト板には、傾斜部が配置される。給紙ローラーを回転可能に軸支する回転軸部には、傾斜部に当接可能なカム部材が配設される。カム部材が回転軸部と共に、回転され、傾斜部から離脱されると、付勢手段の付勢力によって、リフト板が上方に移動される。この結果、リフト板に積載されるシートの先端縁が上方に移動され、給紙ローラーに当接される。この際、リフト板が急激に上昇し、リフト板上に積載されたシートと給紙ローラーとの衝突によって、衝突音が生じることを抑止するために、傾斜部は、シート搬送方向に向かって下方に傾斜した形状を備える。カム部材は、前記傾斜部に沿って移動するため、カム部材が、リフト板から、急激に離脱することがない。このため、リフト板の上方への移動も、徐々に実行される。一方、このようなカム部材の移動に伴って、付勢バネの付勢力が、傾斜部を介して、カム部材に付加的な回転駆動力をもたらすことがある。この結果、カム部材には、駆動手段から伝達される回転駆動力に加え、傾斜部に押圧されることによって生じる回転駆動力が付与される。カム部材は、回転軸部と一体的に構成されるため、傾斜部からカム部材にもたらされた回転駆動力が、回転軸部から、ギア部を介して、搬送ローラーに伝達されると、搬送ローラーによるシートの搬送に不具合が生じてしまう。このような場合であっても、ギア部を構成する第2伝達部は、第1伝達部に対して相対的に回転することが可能とされる。更に、第1伝達部と第2伝達部との間には、規制部材が配置される。カム部材から、第1伝達部および第2伝達部の一方にもたらされた回転駆動力は、第1伝達部および第2伝達部の相対的な回転によって吸収される。このため、上記回転駆動力が、第1伝達部および第2伝達部の他方に、伝達されることがない。この際、第1伝達部および第2伝達部の相対的な回転は、規制部材によって、所定量許容された後、規制される。このため、第1伝達部および第2伝達部の相対的な回転によって、カム部材の移動が過度に解放され、カム部材が傾斜部から急激に離脱し、前記衝突音が発生することが抑止される。したがって、前記衝突音が抑止された上で、付勢手段からカム部材にもたらされた回転駆動力が、ギア部から搬送ローラーに伝達されることが抑制される。このため、搬送ローラーによるシートの搬送が安定して実現される。
上記の構成において、前記第1伝達部は、円筒形状からなり、外周部に前記搬送ローラーまたは前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達する第1ギア部を備え、前記第2伝達部は、前記搬送ローラーまたは前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達する第2ギア部と、前記第2ギア部の側面に配設され、前記第1ギア部の前記円筒内部に挿入される挿入軸部と、を有することが望ましい。
本構成によれば、第1伝達部は、円筒形状からなり、外周部に第1ギア部を備える。また、第2伝達部は、第2ギア部を備えると共に、第1ギア部の円筒内部に挿入される挿入軸部を備える。このため、第2ギア部の挿入軸部が、第1ギア部の円筒内部に挿入されることによって、第1伝達部および第2伝達部の相対的な回転が可能とされる。この結果、第1ギア部の内部を利用して、ギア部が可及的に小さく構成される。
上記の構成において、前記第1伝達部は、前記円筒内部において、前記第1伝達部の回転軸に向かって突設される第1突出部を備え、前記第2伝達部は、前記第1伝達部の周方向において、前記第1突出部と対向可能に、前記挿入軸部から突設される第2突出部を備えることが望ましい。
本構成によれば、第1伝達部の円筒内部に突設される第1突出部と、第2伝達部の挿入軸部から突設される第2突出部とが、第1伝達部の周方向において、対向可能に配置される。このため、第1伝達部の内部空間を利用して、第1伝達部および第2伝達部が、所定の範囲だけ、相対的に回転可能とされる。
上記の構成において、前記第1伝達部は、前記駆動手段から伝達される前記回転駆動力を受け入れる駆動入力ギア部を備えることが望ましい。
本構成によれば、第1伝達部において、第1ギア部および駆動入力ギア部によって、駆動手段からの回転駆動力の入力と、搬送ローラーまたは回転軸部への回転駆動力の伝達が実現される。
上記の構成において、前記第1伝達部は、前記搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達し、前記第2伝達部は、前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達するものであり、前記回転軸部に配置され、前記第2ギア部と噛み合う第3ギア部を備えることが望ましい。
本構成によれば、回転軸部には、第2ギア部と噛み合う第3ギア部が配置される。したがって、第2ギア部から第3ギア部を介して、確実に、給紙ローラーおよびカム部材に、駆動力が伝達される。
上記の構成において、前記規制部材は、一端が、前記第1伝達部に係合され、他端が、前記第2伝達部に係合されるコイルバネであることが望ましい。
本構成によれば、規制部材として、一端が、第1伝達部に係合され、他端が、第2伝達部に係合されるコイルバネによって、第2伝達部の第1伝達部に対する相対的な回転が、所定量許容された後、規制される。また、コイルバネの弾性力によって、カム部材に急激なブレーキがかかることが抑止され、給紙ローラーの回転がスムーズに始動される。
上記の構成において、前記カム部材は、前記回転軸部の軸方向の両端部に一対配置され、前記リフト板は、前記カム部材に対向して、前記シートが積載される方向に突設される一対の突片を備え、前記傾斜部は、前記一対の突片に配設されることが望ましい。
本構成によれば、給紙ローラーの軸方向外側に配置された一対のカム部材および突片によって、リフト板上に積載されたシートと給紙ローラーとの衝突によって、衝突音が生じることが、安定して抑止される。
上記の構成において、前記傾斜部は、第1傾斜部と、前記第1傾斜部に連接される第2傾斜部と、を備え、前記リフト板は、前記カム部材が、前記第1傾斜部に当接し、前記付勢部材が弾性変形された場合に、前記給紙ローラーから最も離間した第1の位置と、前記カム部材が、回転駆動され、前記第2傾斜部に当接した場合に、前記第1の位置よりも、前記給紙ローラーに近い第2の位置と、前記カム部材が、回転駆動され、前記傾斜部から離間された場合に、前記第2の位置よりも、前記給紙ローラーに近い位置であって、前記リフト板に積載されたシートを前記給紙ローラーに当接させる第3の位置と、の間で、状態変更が可能なことが望ましい。
本構成によれば、傾斜部は、第1傾斜部と、第2傾斜部と、を備える。リフト板の移動位置は、カム部材が、傾斜部に当接する位置に応じて、第1の位置、第2の位置、第3の位置に位置づけられる。特に、リフト板は、第1の位置から第3の位置に移動する間に、第2の位置に位置する。カム部材が回転移動された状態で、傾斜部の第2傾斜部に当接することで、リフト板の第2の位置が実現される。このため、リフト板が、第1の位置から急激に第3の位置に移動することが抑止される。この結果、リフト板上に積載されたシートと給紙ローラーとの衝突によって、衝突音が生じることが、効果的に抑止される。
上記の構成において、前記リフト板の前記シート幅方向の両端部から一対立設され、前記突片を備えるアーム部と、前記アーム部の前記シート搬送方向の後端側に配置され、前記リフト板を回動可能に軸支する軸支部と、を有することが望ましい。
本構成によれば、シート搬送装置は、アーム部と、軸支部とを備える。アーム部は、リフト板のシート幅方向の両端部から一対立設される。軸支部は、アーム部のシート搬送方向の後端側に配置され、リフト板を回動可能に軸支する。このため、リフト板の上下移動が、軸支部によって安定して支持される。したがって、リフト板のシート搬送方向の先端側において、カム部材と傾斜部によって、前記衝突音を抑止することが一層可能となる。
上記の構成において、前記ギア部から前記回転軸部への前記回転駆動力の伝達および切断を切り替えるクラッチ手段を有することが望ましい。
本構成によれば、クラッチ手段は、ギア部から回転軸部への回転駆動力の伝達および切断を切り替える。このため、シートに紙間を形成するために、搬送ローラーよりも先に、給紙ローラーを停止させることができる。
上記の構成において、前記クラッチ手段は、前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達させ、前記給紙ローラーが1回転した後、前記回転駆動力を切断することが望ましい。
本構成によれば、カム部材と、給紙ローラーとが、回転軸部に一体的に固定され、給紙ローラーの1回転に応じて、カム部材が、リフト板を下方に押し下げることが可能となる。そして、前記クラッチ手段が、給紙ローラーが1回転した後、前記回転駆動力を切断する。このため、シートの搬送中に、再び、リフト板が上昇し、シートの搬送が妨げられることがない。
上記の構成において、前記回転軸部と直交する断面視において、前記給紙ローラーの周長は、前記シート搬送路における前記給紙ローラーと前記搬送ローラーとの間の距離よりも長いことが望ましい。
本構成によれば、給紙ローラーが1回転した段階で、シートの先端縁が、搬送ローラーに当接される。したがって、リフト板が下方に移動され、給紙ローラーのシートに対する当接圧が低下した場合であっても、シートが搬送ローラーによって、安定して搬送される。
上記の構成において、前記搬送ローラーは、前記シートの前記シート幅方向の位置を規制するレジストローラーであることが望ましい。
本構成によれば、前記衝突音が抑止された上で、付勢手段からカム部材にもたらされた回転駆動力が、ギア部からレジストローラーに伝達されることが抑制される。このため、レジストローラーによるシートの幅方向の位置の規制、およびシートの搬送が安定して実現される。
本発明の他の局面に係る給紙装置は、上記の何れかに記載のシート搬送装置と、前記リフト板が配設され、前記シートを収容するシート積載部と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、シート積載部において、リフト板が急激に上昇し、リフト板上に積載されたシートと給紙ローラーとの衝突によって生じる衝突音が抑止される。また、付勢手段からカム部材にもたらされた回転駆動力が、ギア部から搬送ローラーに伝達されることが抑制され、搬送ローラーによるシートの搬送が安定して実現される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記に記載の給紙装置と、前記シートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、リフト板が急激に上昇し、リフト板上に積載されたシートと給紙ローラーとの衝突によって生じる衝突音が抑止される。また、付勢手段からカム部材にもたらされた回転駆動力が、ギア部から搬送ローラーに伝達されることが抑制され、搬送ローラーによるシートの搬送が安定して実現される。このため、搬送ローラーと画像形成部との間で、シートが跨って搬送される場合であっても、搬送ローラーの回転変動によって、画像形成部における画像形成に、不具合がもたらされることが抑止される。
本発明によれば、給紙ローラーおよび搬送ローラーが、同軸上の駆動伝達手段によって回転駆動される場合に、リフト板上のシートと給紙ローラーとの衝突を緩和するとともに、搬送ローラーによるシートの搬送に不具合が生じることのないシート搬送装置、およびこれを備える給紙装置、画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るシート搬送装置の構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る偏心カム60とアーム突部211の挙動を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る偏心カム60とアーム突部211の挙動を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係る偏心カム60とアーム突部211の挙動を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係るシート搬送装置の駆動伝達部の拡大斜視図である。 画像形成装置の内部においてシートPが搬送される様子を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るメインギア70の斜視図である。 メインギア70の分解斜視図である。 メインギア70の(A)側断面図および(B)正面図である。 メインギア70の回転状態を説明する正面図である。 給紙ローラー21Bの回転角度を説明するためのグラフである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す側断面図である。ここでは、画像形成装置1としてモノクロプリンターを例示するが、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備える複合機であってもよく、またカラー画像を形成する画像形成装置であっても良い。
画像形成装置1は、略直方体形状の筐体構造を有する本体ハウジング10と、この本体ハウジング10内に収容される給紙部20、画像形成部30、定着部40及びトナーコンテナ50と、を含む。
本体ハウジング10の前面側には前カバー11が、後面側には後カバー12が各々備えられている。前カバー11が開放されることで、トナーコンテナ50が露出する。これにより、ユーザーは、トナー切れの際にトナーコンテナ50を本体ハウジング10の前面側から取り出すことができる。後カバー12は、シートジャムやメンテナンスの際に開放されるカバーである。画像形成部30及び定着部40の各ユニットは、後カバー12が開放されることで、本体ハウジング10の後面側から取り出し可能となる。また、本体ハウジング10の側面には、左カバー12L(図1)と、左カバー12Lとは反対側の右カバー12R(図1には表れていない)とが、それぞれ鉛直方向に延伸するように配設されている。左カバー12Lの前側部分には、本体ハウジング10内に空気を取り込むための吸気口12Laが配設されている。また、本体ハウジング10の上面には、画像形成後のシートが排出される排紙部13が備えられている。前カバー11と、後カバー12と、左カバー12Lと、右カバー12Rと、排紙部13とによって画定される内部空間に、画像形成を実行するための各種装置が内装される。
給紙部20(給紙装置)は、画像形成処理が施されるシートPを収容する給紙カセット21を含む(図2)。この給紙カセット21は、その一部が本体ハウジング10の前面からさらに前方に突出している。給紙カセット21のうち、本体ハウジング10内に収容されている部分の上面は、給紙カセット天板21Uによって覆われている。
給紙カセット21には、前記シートPの束が収容されるシート収容空間SPや、シートPが積載され、シートPの束を給紙のためにリフトアップするリフト板21Pが備えられている。給紙カセット21の後端側には、シート繰出部21A(シート搬送装置)が設けられている。このシート繰出部21Aには、リフト板21P上のシート束の最上層のシートを、1枚ずつシート搬送方向に送り出すための給紙ローラー21Bが配置されている。
画像形成部30は、給紙部20から送り出されるシートにトナー画像を形成する画像形成処理を行う。画像形成部30は、感光体ドラム31(像担持体)と、この感光体ドラム31の周囲に配置された、帯電装置32、露光装置(図3には表れていない)、現像装置33、転写ローラー34及びクリーニング装置35とを含む。画像形成部30は、左カバー12Lと右カバー12Rとの間に、配設される。
感光体ドラム31は、その軸回りに回転し、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム31としては、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。帯電装置32は、感光体ドラム31の表面を均一に帯電するものであって、感光体ドラム31に当接する帯電ローラーを含む。クリーニング装置35は、クリーニングブレード等を有し、トナー像転写後の感光体ドラム31の周面に付着したトナーを清掃するとともに、不図示の回収装置に該トナーを搬送する。また、感光体ドラム31と、帯電装置32と、クリーニング装置35とは、ドラムユニットとして一体的に構成されている。
露光装置は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム31の周面に、パーソナルコンピューター等の外部装置から与えられる画像データに基づいて変調された光を照射して、静電潜像を形成する。現像装置33は、感光体ドラム31上の前記静電潜像を現像してトナー像を形成するために、感光体ドラム31の周面にトナーを供給する。現像装置33は、感光体ドラム31に供給するトナーを担持する現像ローラー331と、不図示の現像ハウジングの内部で現像剤を攪拌しながら循環搬送する第1搬送スクリュー332及び第2搬送スクリュー333とを含む。
転写ローラー34は、感光体ドラム31の周面に形成されたトナー像をシート上に転写させるためのローラーであって、感光体ドラム31と転写ニップ部を形成している。この転写ローラー34には、トナーと逆極性の転写バイアスが与えられる。
定着部40は、転写されたトナー像をシート上に定着する定着処理を行う。定着部40は、加熱源を内部に備えた定着ローラー41と、この定着ローラー41に対して圧接され、定着ローラー41との間に定着ニップ部を形成する加圧ローラー42とを含む。トナー像が転写されたシートが前記定着ニップ部に通紙されると、トナー像は、定着ローラー41による加熱および加圧ローラー42による押圧により、シート上に定着される。
トナーコンテナ50は、現像装置33に補給するトナーを貯留する。トナーコンテナ50は、トナーの主な貯留箇所となるコンテナ本体51と、コンテナ本体51の一側面の下部から突設された筒状部52と、コンテナ本体51の他の側面を覆う蓋部材53と、コンテナ内部に収容されトナーを搬送する回転部材54とを含む。トナーコンテナ50内に貯留されたトナーは、回転部材54が回転駆動されることによって、筒状部52の先端下面に設けられたトナー排出口521から現像装置33内に供給される。トナーコンテナ50の上方を覆うコンテナ天板50Hは、排紙部13の下方に位置する(図2参照)。
本体ハウジング10内には、シートを搬送するために、主搬送路22F(シート搬送路)及び反転搬送路22Bが備えられている。主搬送路22Fは、給紙部20のシート繰出部21Aから画像形成部30及び定着部40を経由して、本体ハウジング10上面の排紙部13に対向して設けられている排紙口14まで延びている。主搬送路22Fは、給紙カセット21のリフト板21P上のシートを所定のシート搬送方向に搬送するための搬送路である。反転搬送路22Bは、シートに対して両面印刷を行う場合に、片面印刷されたシートを主搬送路22Fにおける画像形成部30の上流側に戻すための搬送路である。
主搬送路22Fの、感光体ドラム31と転写ローラー34との転写ニップ部よりも上流側には、レジストローラー23(搬送ローラー)が配置されている。換言すれば、レジストローラー23は、給紙ローラー21Bよりも、シート搬送方向下流側に配置される。レジストローラー23は、シートのシート搬送方向と直交するシート幅方向の位置を規制する。また、シートは、レジストローラー23にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで、前記転写ニップ部に送り出される。主搬送路22F及び反転搬送路22Bの適所には、シートを搬送するための搬送ローラーが複数配置されており、例えば排紙口14の近傍には排紙ローラー対24が配置されている。
反転搬送路22Bは、反転ユニット25の外側面と、本体ハウジング10の後カバー12の内面との間に形成されている。なお、反転ユニット25の内側面には転写ローラー34及びレジストローラー23が搭載されている。後カバー12及び反転ユニット25は、それらの下端に設けられた支点部121の軸回りに各々回動可能である。反転搬送路22Bにおいてシートジャムが発生した場合、後カバー12が開放される。主搬送路22Fでシートジャムが発生した場合、或いは感光体ドラム31のユニットや現像装置33が外部に取り出される場合には、後カバー12に加えて反転ユニット25も開放される。
<シート繰出部21Aの構造>
次に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係るシート繰出部21A(シート搬送装置)の構造について説明する。図3は、シート繰出部21Aの構造を示す斜視図である。
図3を参照して、シート繰出部21Aは、前述のリフト板21P、給紙ローラー21B、レジストローラー23に加え、アーム210(アーム部)と、付勢バネ21S(付勢手段)と、シャフト216(回転軸部)と、偏心カム60(カム部材)と、メインギア70(ギア部)と、給紙ギア220(第3ギア部)と、レジストギア231と、駆動部500(駆動手段)と、クラッチ手段501と、を備える。
リフト板21Pは、前後方向に所定の幅をもち、左右方向に延伸される板状部材である。図1および図2に示されるように、リフト板21Pは、本体ハウジング10の内部であって、給紙カセット21の後側部分に配置される。本実施形態では、リフト板21Pは、板金部材からなる。リフト板21Pの上には、複数のシートPが積載される。
アーム210は、リフト板21Pのシート幅方向(左右方向)の両端部から、一対立設される。アーム210は、前後方向に延設される板状部材からなる。アーム210は、アーム突部211(突片)と、アーム支点部212(軸支部)と、を備える。アーム突部211は、アーム210の後側の端部に配置される。アーム突部211は、上方に向かって突設される突片である。アーム突部211は、前後および上下方向の断面視において、後側を斜辺とする略直角三角形状を備える。前記斜辺には、緩やかな曲面をもって互いに連結される3つの斜面(ロック用傾斜部213、第21傾斜部214、第22傾斜部215)(いずれも傾斜部)が形成される(図6参照)。アーム支点部212は、アーム210の前側の端部に配置される。アーム支点部212は、左右方向に所定の深さを備える穴部である。アーム支点部212には、本体ハウジング10に配置された不図示の軸部が、挿通される。アーム支点部212は、リフト板21Pを回動可能に軸支する。
付勢バネ21Sは、リフト板21Pの下面と、本体ハウジング10の底部との間に配置される(図2参照)。付勢バネ21Sは、リフト板21Pの後側端部であって、左右方向の両端部に、一対配置される。付勢バネ21Sによって、リフト板21Pの後側部分が、上方に向かって付勢される。換言すれば、付勢バネ21Sは、リフト板21Pに積載されるシートPのシート搬送方向の先端縁を上方に移動させるように、リフト板21Pを付勢する。この際、リフト板21Pの前側部分は、アーム支点部212によって支持される。すなわち、前後および上下方向の断面視において、リフト板21Pの後側部分が、アーム支点部212を支点として、上下に回動するように、リフト板21Pが、付勢バネ21Sによって付勢される。
シャフト216は、給紙ローラー21Bを回転可能に軸支する。シャフト216は、シート幅方向(左右方向)に延設される。給紙ローラー21Bは、シャフト216の左右方向(シートPの幅方向)の略中央部に固定される。シャフト216と給紙ローラー21Bとは一体的に回転可能とされる。なお、シャフト216と直交する断面視において、給紙ローラー21Bの周長は、主搬送路22Fにおける給紙ローラー21Bとレジストローラー23との距離よりも長く設定される。
偏心カム60は、シャフト216の左右方向の両端部に一対配置される。偏心カム60は、シャフト216から、シャフト216の回転半径方向に突設される突片である。偏心カム60は、シャフト216と一体的に回転可能に、シャフト216に軸支される。偏心カム60は、アーム210のアーム突部211に対向して配置される。付勢バネ21Sによって、リフト板21Pの後側の端部が、上方に付勢されることによって、偏心カム60が、アーム210のアーム突部211に当接する。偏心カム60は、上下および前後方向の断面視において、略矩形形状を備える。偏心カム60の先端部には、湾曲形状を備えた当接部601が配置される(図4参照)。
メインギア70は、リフト板21Pよりも左側において、本体ハウジング10に配置された不図示の軸部に回転可能に支持される。メインギア70は、駆動部500に連結され、駆動部500よって回転駆動される。メインギア70は、レジストローラー23に回転駆動力を伝達するレジスト伝達ギア部711(第1伝達部)と、レジスト伝達ギア部711と同軸上に配置され、給紙伝達ギア部721に対して、相対的に回転可能とされ、シャフト216に、回転駆動力を伝達する給紙伝達ギア部721(第2伝達部)と、を備える(図7参照)。更に、メインギア70は、後記のコイルバネ73(規制部材)を備える(図9参照)。なお、メインギア70の構造については、後記で詳述する。
給紙ギア220は、シャフト216の左側の端部に固定される。また、給紙ギア220は、メインギア70の給紙伝達ギア部721(図7)に連結可能とされる。レジストギア231は、レジストローラー23から左側に延伸される軸部の端部に固定して配置される。レジストギア231は、メインギア70のレジスト伝達ギア部711(図7)に連結される。
駆動部500は、回転駆動力を発生するモーターである。駆動部500は、偏心カム60を移動させる駆動力と、給紙ローラー21Bおよびレジストローラー23を回転させる回転駆動力を発生する。駆動部500は、メインギア70に連結される。
クラッチ手段501は、給紙ギア220の左側に配置される。クラッチ手段501は、メインギア70と給紙ギア220との間の回転駆動力の伝達および切断を切り替える。クラッチ手段501は、シートPの送り出しタイミングに応じて、給紙ローラー21Bを1回転分、回転駆動させた後、停止させる。この際、シャフト216に固定された一対の偏心カム60も、シートPの送り出しタイミングに応じて、1回転分、回転駆動される。
<シート繰出部21Aの動作について>
次に、図4乃至図7を参照して、シート繰出部21Aの動作について説明する。図4乃至図6は、シート繰出部21Aを構成する偏心カム60とアーム突部211の挙動を説明するための断面図である。図4は、偏心カム60によって、アーム突部211がロックされ、リフト板21Pが最下端の位置に配置された状態を示す。図5は、リフト板21P上に、最大枚数のシートPが積載された状態において、偏心カム60が回動され、アーム突部211が上方に移動した状態を示す。同様に、図6は、リフト板21P上に、最小枚数のシートPが積載された状態において、偏心カム60が回動され、アーム突部211が上方に移動した状態を示す。図7は、シート繰出部21Aの駆動伝達部の拡大斜視図である。
図4を参照して、画像形成装置1が画像形成動作を実行していない状態では、リフト板21Pは、最下端の位置(第1の位置)に配置される。この際、リフト板21Pは、付勢バネ21Sによって、上方に向かう付勢力を受けている。しかしながら、アーム突部211のロック用傾斜部213(第1傾斜部)には、偏心カム60の当接部601が当接している。このため、付勢バネ21Sが弾性変形され、リフト板21Pの上昇が規制される。リフト板21Pに最大枚数のシートPが積載された場合であっても、リフト板21Pが最下端の位置に配置された状態では、最も上方に位置するシートPと給紙ローラー21Bの周面とは接触していない。
図3および図7を参照して、画像形成装置1の画像形成動作に伴い、給紙カセット21(図2)からシートPが送り出される。画像形成部30における画像形成タイミングに対応して、駆動部500が、メインギア70を回転駆動させる(図3の矢印D31、図7の矢印D73)。この際、クラッチ手段501は、メインギア70と給紙ギア220との間の駆動伝達を、接続させている。メインギア70が回転駆動されると、メインギア70のレジスト伝達ギア部711から、レジストギア231に回転駆動力が伝達され、レジストローラー23が回転駆動される(図3の矢印D34、図7の矢印D74)。同様に、メインギア70の給紙伝達ギア部721から、給紙ギア220に回転駆動力が伝達され(図3の矢印D32、図7の矢印D72)、偏心カム60および給紙ローラー21Bが回転駆動される(図3の矢印D33、図7の矢印D71)。
メインギア70から伝達された回転駆動力によって偏心カム60が回転されることで、リフト板21Pの上昇移動が許容される。図4および図5を参照して、リフト板21P上に、最大枚数のシートPが積載された場合の偏心カム60およびリフト板21Pの挙動を説明する。偏心カム60が回転駆動されると、ロック用傾斜部213に当接していた当接部601が、図4の矢印D41の方向に移動される。そして、偏心カム60の当接部601は、アーム突部211のロック用傾斜部213から第21傾斜部214(第2傾斜部)を滑り落ちるように、移動される(図5)。
当接部601の移動に伴って、アーム突部211は、付勢バネ21Sによる付勢力をもって、上昇し始める(図5の矢印D52)。すなわち、偏心カム60の当接部601が、第21傾斜部214に当接することで、リフト板21Pが、第1の位置よりも給紙ローラー21Bに近づく(第2の位置)。やがて、図5のように、当接部601が、第21傾斜部214の下端に当接した時点で、リフト板21P上に積載されたシートPのうち、最も上方に位置するシートPの先端縁が、給紙ローラー21Bの周面に当接される。この結果、リフト板21Pの上昇が停止される(第3の位置)。この後、偏心カム60は、更に回転され、アーム突部211から離間される。
リフト板21Pの上昇が停止した状態において、更に、給紙ローラー21Bおよび偏心カム60は、メインギア70から伝達される回転駆動力をもって回転される。前記シートPは、給紙ローラー21Bの回転によって、シート搬送方向下流側の主搬送路22F(図2)に向かって送り出される。その後、偏心カム60が略1回転されると、偏心カム60の端縁602が、アーム突部211のロック用傾斜部213に当接しながら、アーム突部211を下方に押し下げる。リフト板21Pの下降に伴い、シートPの給紙ローラー21Bの周面に対する付勢力が失われる。しかしながら、前述のとおり、シャフト216と直交する断面視において、給紙ローラー21Bの周長は、主搬送路22Fにおける給紙ローラー21Bとレジストローラー23との距離よりも長く設定される。このため、リフト板21Pが下降した段階で、既に、シートPの先端縁は、レジストローラー23のニップ部に進入されている。このため、レジストローラー23によって、シートPの搬送が継続される。給紙ローラー21Bおよび偏心カム60が、略1回転した状態で、クラッチ手段502は、メインギア70と給紙ギア220との間の回転駆動力の伝達を切断する。この結果、給紙ローラー21Bおよび偏心カム60の回転が停止され、給紙ローラー21B、偏心カム60、アーム突部211は、図4に示される状態に復帰する。
同様に、図4および図6を参照して、リフト板21P上に、最小枚数(1枚)のシートPが積載された場合の偏心カム60およびリフト板21Pの挙動を説明する。リフト板21P上に積載されるシートPの枚数が少ない場合、シートPの先端縁が、給紙ローラー21Bの周面に当接されるために、リフト板21Pは、図5の場合よりも、上方まで移動される。すなわち、偏心カム60の当接部601は、アーム突部211のロック用傾斜部213から第21傾斜部214を経て、第22傾斜部215まで滑り落ちるように、移動される(図6)。この結果、アーム突部211は、付勢バネ21Sによる付勢力をもって、図6の矢印D62のように、上昇する。やがて、当接部601が、第22傾斜部215の下端に当接した状態で、リフト板21P上に積載されたシートPの先端縁が、給紙ローラー21Bの周面に当接される。この結果、リフト板21Pの上昇が停止される。リフト板21Pの上昇が停止された後は、前述と同様に、シートPが主搬送路22Fに向かって送り出されると共に、偏心カム60の略1回転の回転に伴って、リフト板21Pが下降する。
このように、本実施形態では、偏心カム60の回転に伴って、付勢バネ21Sによって上方に付勢されたリフト板21Pの上昇が可能となる。この際、偏心カム60の当接部601が、アーム突部211のロック用傾斜部213から、第21傾斜部214および第22傾斜部215を滑り落ちるように、移動される。したがって、リフト板21Pが、付勢バネ21Sの付勢力によって、急激に上昇され、リフト板21P上に積載されたシートPと給紙ローラー21Bの周面とが、強い衝撃力をもって衝突することが抑止される。この結果、前記衝突によって、画像形成装置1において衝突音が発生することが抑制される。
一方、上記のように、偏心カム60の回転に伴って、偏心カム60が、アーム突部211から徐々に脱離される場合、付勢バネ21Sの付勢力によって、画像欠陥が生じる場合がある。前述のとおり、偏心カム60は、メインギア70から給紙ギア220に伝達される回転駆動力によって、図7の矢印D71の方向に回転駆動される。図6のように、偏心カム60の回転に伴って、リフト板21Pが上昇する際、付勢バネ21Sの付勢力が、アーム突部211を介して、偏心カム60に伝達される。この結果、偏心カム60には、メインギア70から伝達される回転駆動力PW1に、アーム突部211からもたらされる回転駆動力PW2が加わる。この回転駆動力PW2は、偏心カム60の過回転をもたらす。また、偏心カム60の過回転は、シャフト216を介して、給紙ギア220の過回転につながる。本実施形態では、前述のように、メインギア70において、給紙ローラー21Bを回転駆動させる給紙伝達ギア部721と同軸上に、レジストローラー23に回転駆動力を伝達するためのレジスト伝達ギア部711が配置される。上記のように、給紙ギア220に生じた過回転は、給紙伝達ギア部721を介して、メインギア70に伝達された後、レジスト伝達ギア部711からレジストギア231を介して、レジストローラー23にも回転変動として伝達される。
図8は、画像形成装置1の主搬送路22F内を、複数のシートPが連続的に搬送される状態を示した図である。主搬送路22Fを先行して搬送されるシートP1は、転写ローラー34と感光体ドラム31との間の転写ニップ部TPにおいて、トナー画像が転写される。この際、シートP1の後端は、未だ、レジストローラー23によって搬送されている。シートP1との間で、所定の紙間が形成されるタイミングで、後続のシートP2の搬送が開始される。この際、上記のような、回転変動(過回転)が、偏心カム60からレジストローラー23にもたらされると、レジストローラー23によるシートP1の搬送速度に変化が生じてしまう。この結果、転写ニップ部TPにおけるトナー画像の転写にずれが生じ、画像欠陥が生じる場合がある。
<メインギア70の構造>
本実施形態に係るシート繰出部21Aは、上記のような課題を解決するために、メインギア70の構造に、更なる特徴を有する。図9は、本発明の一実施形態に係るメインギア70の斜視図である。図10は、メインギア70の分解斜視図である。図11は、メインギア70の(A)側断面図および(B)正面図である。
図9および図10を参照して、メインギア70は、駆動ギア71(第1伝達部)と、伝達ギア72(第2伝達部)と、コイルバネ73(規制部材)と、を備える。
駆動ギア71は、円筒形状からなるギアである。駆動ギア71は、入力ギア部701(駆動入力ギア部)と、レジスト伝達ギア部711(第1ギア部)と、を備える。入力ギア部701およびレジスト伝達ギア部711は、駆動ギア71の外周部に形成されるギア部分であり、駆動ギア71の軸方向に隣接して配置される。入力ギア部701は、前述の駆動部500に連結され、回転駆動力を受け入れる。入力ギア部701の外径は、レジスト伝達ギア部711の外径よりも、大きく設定される。入力ギア部701およびレジスト伝達ギア部711の径方向の内側には、中空部分に相当する挿入部714が配置される。
また、駆動ギア71は、前記挿入部714に、第1支持部715および第2支持部716(いずれも第1突出部)を備える。第1支持部715および第2支持部716は、挿入部714のうち入力ギア部701の内側部分において、対向して配置される一対の突状部材である。第1支持部715および第2支持部716は、駆動ギア71の回転における回転軸に向かって突設される。第1支持部715の内部には、軸方向に延設される挿入孔715Aが配置される。
更に、駆動ギア71は、入力ギア部701側の側面に、係止部712およびガイド枠713を備える。係止部712は、前記側面から、駆動ギア71の軸方向に突設される板状部材である。また、ガイド枠713は、係止部712に対向して、前記側面から突設される。ガイド枠713は、円弧形状を備える突状部材である。
伝達ギア72は、給紙伝達ギア部721(第2ギア部)と、摺動部720と、支柱部722(挿入軸部)と、を備える。
給紙伝達ギア部721は、前述のとおり、シャフト216を介して給紙ローラー21Bに回転駆動力を伝達するギア部分であり、給紙ギア220に噛み合わされる。
摺動部720は、給紙伝達ギア部721の軸方向において、給紙伝達ギア部721に隣接して配置される。摺動部720は、円筒形状からなる。摺動部720の外径は、駆動ギア71のレジスト伝達ギア部711の内径よりも、僅かに小さく設定される。
支柱部722は、摺動部720の中空部分から、軸方向に突設される円柱形状を備えた部材である。支柱部722は、駆動ギア71の円筒内部の挿入部714に挿入される。支柱部722の外径は、先端に向けて、3段階に、徐々に小さく設定される。支柱部722の軸方向の中央部には、支柱中央部722Aが配置される。また、支柱部722の基端側(摺動部720側)には、支柱基端部722Bが配置される。
支柱基端部722Bの外周部分には、一対の突片である第1突片723および第2突片724(いずれも第2突出部)が配置される。第2突片724は、支柱基端部722Bの周方向において、第1突片723の反対側に配置される。第1突片723および第2突片724は、伝達ギア72の軸方向において、支柱基端部722Bの外周部分から、摺動部720の内側に跨って配置される。なお、第1突片723および第2突片724は、伝達ギア72が駆動ギア71に組み合わされる際に、駆動ギア71の周方向において、第1支持部715および第2支持部716と対向可能に配置される。
摺動部720の内側であって、伝達ギア72の周方向における第1突片723と第2突片724との間には、第1リブ725および第2リブ726が配置される。第1リブ725および第2リブ726は、摺動部720の内部に配置されるリブ部材である。なお、図10には、第2リブ726は現れていない。
コイルバネ73は、金属からなる線材が複数回、巻き回されたバネ本体部731を備える。コイルバネ73は、所定の弾性力をもって、駆動ギア71および伝達ギア72の相対的な回転を規制する機能を備える。詳細には、コイルバネ73は、駆動ギア71および伝達ギア72の相対的な回転を所定量、許容した後、規制する。コイルバネ73は、第1バネ端部732および第2バネ端部733、第3バネ端部734を備える。第1バネ端部732は、前記線材の一端が、バネ本体部731の外周部分から、接線方向に突出され、かつ、折り返されることで形成される。第1バネ端部732の形成に伴って、折り返された前記線材の一端は、バネ本体部731の外周部分から、軸方向に向かって、折り曲げられる。この結果、図10のように、第3バネ端部734が形成される。一方、前記線材の他端も、バネ本体部731の外周部分から、軸方向に向かって、折り曲げられる。この結果、第2バネ端部733が形成される。第2バネ端部733は、第3バネ端部734と平行に配置される。コイルバネ73の第1バネ端部732および第3バネ端部734は、駆動ギア71に係合される。また、コイルバネ73の第2バネ端部733は、伝達ギア72に係合される。
かくして、駆動ギア71、伝達ギア72およびコイルバネ73が、組み合わされることによって、メインギア70が形成される。伝達ギア72の支柱部722が、レジスト伝達ギア部711側から、駆動ギア71の挿入部714に挿入される。この際、伝達ギア72の摺動部720が、駆動ギア71のうち、駆動ギア71のレジスト伝達ギア部711の内周部分に対向して配置される。また、伝達ギア72の第1突片723および第2突片724は、挿入部714のうち、入力ギア部701の内周部分に配置される。前述のとおり、入力ギア部701の内周部分には、一対の第1支持部715および第2支持部716が配置される。このため、第1突片723および第2突片724は、周方向において、第1支持部715および第2支持部716の間に、挿入される(図11(B)参照)。このように、駆動ギア71に伝達ギア72が挿入された状態では、伝達ギア72が、駆動ギア71の内部において、所定の角度だけ、回転可能とされる。すなわち、第1突片723および第2突片724が、周方向において、第1支持部715および第2支持部716の間を移動可能な範囲だけ、伝達ギア72および駆動ギア71の相対的な回転が可能となる。
上記の状態で、駆動ギア71および伝達ギア72にコイルバネ73が装着される。この際、コイルバネ73の第1バネ端部732が、係止部712の内側に係止される(図11(B)。また、コイルバネ73の第3バネ端部734が、駆動ギア71の挿入孔715Aに挿通される。更に、コイルバネ73の第2バネ端部733は、周方向において、第1突片723と、第2支持部716との間に配置されるように、挿入部714に挿入される。この結果、コイルバネ73の第1バネ端部732および第1突片723は、それぞれ、駆動ギア71の係止部712および挿入孔715Aに固定される。一方、第1バネ端部732の第2バネ端部733は、挿入部714に挿入された状態となっている(図11(B))。
更に、駆動ギア71は、カバー部材74を備える(図11(A))。カバー部材74は、駆動ギア71からコイルバネ73の脱落を防止するための封止部材である。カバー部材74は、円盤状の鍔部から、円筒形状を備える円筒部741が突設されることで形成される。図11(A)に示されるように、カバー部材74の円筒部741が、コイルバネ73の内側であって、支柱部722の支柱中央部722Aの外側に挿入されることによって、コイルバネ73の脱落が防止される。
<メインギア70の作用>
次に、図12、図13を参照して、本実施形態に係るメインギア70の作用について説明する。図12は、シート繰出部21Aの動作に伴う、メインギア70の挙動を説明するための正面図である。図12(A)および(B)は、入力ギア部701に対する給紙伝達ギア部721(第1突片723)の回転角度が異なる。シートPの送り出しに伴って、駆動部500がメインギア70を回転駆動させる。この際、駆動部500は、メインギア70のうち、入力ギア部701に回転駆動力を伝達する。この結果、図12(A)において、まず、入力ギア部701が、矢印D121方向に回転される。入力ギア部701が回転されると、入力ギア部701の第1支持部715および第2支持部716が、伝達ギア72の第1突片723および第2突片724を付勢する。この結果、伝達ギア72が、図11の矢印D121方向に回転する。このように、入力ギア部701から給紙伝達ギア部721に回転駆動力が伝達されることで、前述のように、給紙ギア220が回転駆動され、偏心カム60の移動と、給紙ローラー21Bの回転が開始される。
一方、前述した課題のように、偏心カム60の回転に伴って、リフト板21Pが上昇する際、付勢バネ21Sの付勢力が、アーム突部211を介して、偏心カム60に伝達される場合がある。この結果、偏心カム60には、メインギア70から伝達される回転駆動力PW1に、アーム突部211からもたらされる回転駆動力PW2が加わる。この回転駆動力PW2は、偏心カム60の過回転をもたらし、シャフト216を介して、給紙ギア220に回転変動がもたらされる。このような場合であっても、本実施形態に係るメインギア70では、給紙ギア220に生じた過回転が、レジストギア231側に伝達されることが抑止される。
すなわち、偏心カム60と一体的に構成される給紙ギア220が過回転された場合、給紙ギア220に連結される給紙伝達ギア部721にも、過回転がもたらされる。この場合、駆動部500からの回転駆動力をうけて回転される入力ギア部701よりも、給紙伝達ギア部721の方が、瞬間的に、高い回転数となる。この結果、図12(B)に示されるように、入力ギア部701の第1支持部715および第2支持部716よりも、伝達ギア72の第1突片723および第2突片724の方が、矢印D122方向に、先行して回転移動される。
しかしながら、前述の通り、周方向において、第1突片723と第2支持部716との間には、コイルバネ73の第2バネ端部733が、配置される。したがって、入力ギア部701よりも相対的に先行して回転駆動される伝達ギア72の第1突片723は、やがて、第2バネ端部733に当接する。そして、コイルバネ73の第1バネ端部732および734は、駆動ギア71に固定されている。したがって、第1突片723が第2バネ端部733に当接することに伴って、コイルバネ73の弾性変形が開始される。
そして、コイルバネ73が弾性変形している間は、伝達ギア72は、駆動ギア71に対して、相対的に回転(空回転)している。したがって、リフト板21Pから偏心カム60にもたらされた駆動力は、コイルバネ73によって吸収され、駆動ギア71に伝わることがない。この結果、駆動ギア71のレジスト伝達ギア部711から、レジストローラー23の回転に、影響がもたらされることが抑止される。
駆動ギア71に対する伝達ギア72の相対的な回転移動は、付勢バネ21Sから、偏心カム60を介してから伝達ギア72に伝達された駆動力と、コイルバネ73の弾性力とが釣り合うまで、継続される。換言すれば、コイルバネ73が蓄積可能な弾性エネルギーを越えて、第1突片723の移動がもたらされた場合は、駆動ギア71と伝達ギア72とが、再び一体的に回転駆動することとなる。なお、駆動ギア71に対する伝達ギア72の相対的な回転が過度に継続されると、偏心カム60にブレーキがかからず、前述の衝突音が生じてしまう。このため、リフト板21Pの上に積載されたシートPのうち、最も上に位置するシートPの先端縁が、給紙ローラー21Bの周面に当接する前に、偏心カム60から伝達ギア72に伝達された駆動力と、コイルバネ73の弾性力がとが、釣り合うように、コイルバネ73のバネ定数が設定されることが望ましい。
図13は、本実施形態に係るメインギア70を備えた場合の給紙ローラー21Bの回転について説明するためのグラフである。横軸は、時間T(sec)を示し、縦軸は、時間Tの経過に伴う、給紙ローラー21Bの通算の回転角度を示している。直線L1は、リフト板21P上に、最大枚数のシートPが積載された場合の、給紙ローラー21Bの回転を示したグラフである。この場合、リフト板21Pに積載されたシートPのうち、最も上に位置するシートPは、瞬間的に、給紙ローラー21Bの周面に当接される。したがって、時間T0において、給紙ローラー21Bに回転駆動力が伝達され、直線L1に示すように、時間Tの経過にともなって、給紙ローラー21Bの回転角度が線形的に増大される。
一方、リフト板21Pの上に、僅かな枚数しか、シートPが積載されていない場合、前述のように、メインギア70を構成する伝達ギア72が、駆動ギア71に対して相対的に回転される。また、伝達ギア72と一体的に構成される給紙ローラー21Bには、付勢バネ21Sの付勢力によって、初期的に、強い回転駆動力がもたらされる。すなわち、図13において、時間T0から、点Bまで、給紙ローラー21Bは急激に回転される。点Bにおいて、偏心カム60から伝達ギア72に伝達された駆動力と、コイルバネ73の弾性力がとが、釣り合うことによって、給紙ローラー21Bは、直線L2に示すように、線形的に回転駆動される。なお、点Bを越えて、点Aまで、急激な給紙ローラー21Bの回転が継続されると、リフト板21Pの上に積載されたシートPと給紙ローラー21Bの周面との間で、衝撃音が発生してしまう。
リフト板21P上に、最大枚数のシートPが積載された場合、給紙ローラー21Bが、直線L1のように、回転され、リフト板21Pの上に、僅かな枚数しか、シートPが積載されていない場合、直線L2のように、給紙ローラー21Bが、回転されると、時間T2において、ΔWに示されるような回転差が生じる。すなわち、リフト板21Pに積載されるシートPの枚数によって、シートPの送り出し量が変わってしまう。
しかしながら、実際には、前述のように、メインギア70には、コイルバネ73が配置される。すなわち、コイルバネ73が、偏心カム60から伝達ギア72に伝達された駆動力を吸収する間、駆動部500からもたらされた回転駆動力も、駆動ギア71から伝達ギア72に伝達されない。すなわち、給紙ローラー21Bは、点Bから、点Cに至るように、回転が保留される。そして、給紙ローラー21Bの回転は、点Cに至った後、直線L1に示すように、時間Tの経過に伴って、線形的に増大される。このように、コイルバネ73によって、駆動ギア71と伝達ギア72との間の回転駆動力の伝達に時間差が生じるため、リフト板21Pに積載されるシートPの枚数に差がある場合でも、給紙ローラー21Bの回転数の遷移に差が生じることが抑止される。
以上、本実施形態によれば、メインギア70の構造に特徴を有することで、レジストローラー23によるシートPの回転に影響が与えられることが抑止される。すなわち、リフト板21Pは、付勢バネ21Sによって上方に向かって付勢されている。リフト板21Pの上下移動を伴う給紙ローラー21BへのシートPの給紙は、メインギア70からの駆動伝達によって、シートPごとに実行される。
この際、リフト板21Pが急激に上昇し、リフト板21P上に積載されたシートPと給紙ローラー21Bの周面との衝突によって、衝突音が生じることを抑止するために、偏心カム60の当接部601は、アーム突部211のロック用傾斜部213、第21傾斜部214、第22傾斜部215を移動される。これによって、偏心カム60が、アーム突部211から、急激に離脱することがなく、リフト板21Pの上方への移動も、徐々に実行される。
一方、このような偏心カム60の移動に伴って、付勢バネ21Sの付勢力が、アーム突部211を介して、偏心カム60にもたらされることがある。この結果、偏心カム60には、メインギア70から伝達される回転駆動力に加え、アーム突部211から押圧されることに伴って生じる回転駆動力が付加される。このような場合であっても、メインギア70を構成する伝達ギア72が、駆動ギア71に対して相対的に回転することが可能とされる。更に、駆動ギア71と伝達ギア72との間には、コイルバネ73が配置される。偏心カム60からもたらされた伝達ギア72の過回転は、コイルバネ73によって効果的に吸収される。このため、駆動ギア71の回転に回転変動が生じることがない。この結果、レジストローラー23の回転に影響がもたらされることがなく、転写ニップ部TPとレジストローラー23との間で、先行するシートPが、挟持されている場合に、転写ニップ部TPにおいて、シートPへのトナー画像の転写が乱されることが抑制される。
また、上記の実施形態では、駆動ギア71は、円筒形状からなり、外周部にレジストローラー23に回転駆動力を伝達するレジスト伝達ギア部711を備える。また、伝達ギア72は、シャフト216(給紙ローラー21B)に回転駆動力を伝達する給紙伝達ギア部721と、給紙伝達ギア部721の側面に配設され、駆動ギア71の挿入部714に挿入される支柱部722と、を有する。このため、伝達ギア72の支柱部722が、駆動ギア71の挿入部714に挿入されることによって、駆動ギア71および伝達ギア72の相対的な回転が可能とされる。この結果、駆動ギア71の内部を利用して、メインギア70が可及的に小さく構成される。
また、上記の実施形態では、駆動ギア71は、挿入部714に、駆動ギア71の軸に向かって突設される第1支持部715および第2支持部716を備える。また、伝達ギア72は、駆動ギア71の周方向において、第1支持部715および第2支持部716と対向可能に、支柱部722から突設される第1突片723および第2突片724を備える。このため、駆動ギア71の内部空間を利用して、駆動ギア71および伝達ギア72が、所定の範囲だけ、相対的に回転可能とされる。
また、上記の実施形態では、駆動ギア71は、レジスト伝達ギア部711に隣接して配置され、駆動部500から伝達される回転駆動力を受け入れる入力ギア部701を備える。この構成によれば、駆動ギア71において、隣接して配置される入力ギア部701およびレジスト伝達ギア部711によって、駆動部500からの回転駆動力の入力と、レジストローラー23への回転駆動力の伝達が実現される。
また、上記の実施形態では、シャフト216に配置され、給紙伝達ギア部721と噛み合う給紙ギア220が配置される。したがって、給紙伝達ギア部721から給紙ギア220を介して、確実に、給紙ローラー21Bおよび偏心カム60に、駆動力が伝達される。
また、上記の実施形態では、規制部材として、一端が、駆動ギア71に係合され、他端が、伝達ギア72に係合されるコイルバネ73が配置される。そして、コイルバネ73によって、伝達ギア72の駆動ギア71に対する相対的な回転が、所定量許容された後、規制される。また、コイルバネ73の弾性力によって、偏心カム60に急激なブレーキがかかることが抑止され、給紙ローラー21Bの回転がスムーズに始動される。
また、上記の実施形態では、メインギア70から給紙ギア220への回転駆動力の伝達および切断を切り替えるクラッチ手段501が配設される。このため、連続的に搬送されるシートPに紙間を形成するために、レジストローラー23よりも先に、給紙ローラー21Bを停止させることができる。
この際、クラッチ手段501は、シャフト216に回転駆動力を伝達させ、給紙ローラー21Bが1回転した後、前記回転駆動力を切断する。したがって、偏心カム60と、給紙ローラー21Bとが、シャフト216に一体的に固定されるにあたり、給紙ローラー21Bの1回転に応じて、偏心カム60が再び、アーム突部211に当接し、リフト板21Pを下方に押し下げることが可能となる。
更に、上記の実施形態では、シャフト216と直交する断面視において、給紙ローラー21Bの周長は、主搬送路22Fにおける給紙ローラー21Bとレジストローラー23との距離よりも長く設定される。このため、給紙ローラー21Bが1回転した段階で、シートPの先端縁が、レジストローラー23に当接される。したがって、リフト板21Pが下方に移動され、給紙ローラー21BのシートPに対する当接圧が低下した場合であっても、シートPがレジストローラー23によって、安定して搬送される。
以上、本発明の実施形態に係るメインギア70を備えたシート繰出部21Aおよびこれを備えた給紙部20、画像形成装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、駆動ギア71と伝達ギア72との間に配置されるコイルバネ73によって、伝達ギア72の駆動ギア71に対する相対的な回転が規制される態様にて、説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。駆動ギア71と伝達ギア72との間には、いわゆるダンパー性能を備えた他の弾性部材などが配置されてもよい。
(2)また、上記の実施形態では、メインギア70を構成する駆動ギア71および伝達ギア72に関し、駆動ギア71がレジストローラー23に回転駆動力を伝達し、伝達ギア72が、シャフト216を介して、給紙ローラー21Bに回転駆動力を伝達する態様にて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、円筒形状を備える駆動ギア71が、給紙ローラー21Bに回転駆動力を伝達し、駆動ギア71の内部に挿入される支柱部722を備える伝達ギア72が、レジストローラー23に回転駆動力を伝達する態様であってもよい。
20 給紙部(給紙装置)
21 給紙カセット
210 アーム(アーム部)
211 アーム突部(突片)
212 アーム支点部(軸支部)
213 ロック用傾斜部(第1傾斜部)
214 第21傾斜部(第2傾斜部)
215 第22傾斜部(第2傾斜部)
216 シャフト(回転軸部)
21A シート繰出部(シート搬送装置)
21B 給紙ローラー
21U 給紙カセット天板
21P リフト板
21S 付勢バネ(付勢手段)
220 給紙ギア(第3ギア部)
22F 主搬送路(シート搬送路)
22B 反転搬送路
23 レジストローラー(搬送ローラー)
231 レジストギア
34 転写ローラー
500 駆動部(駆動手段)
60 偏心カム(カム部材)
601 当接部
70 メインギア(ギア部)
701 入力ギア部(駆動入力ギア部)
71 駆動ギア(第1伝達部)
711 レジスト伝達ギア部(第1ギア部)
712 係止部
713 ガイド枠
714 挿入部
715 第1支持部(第1突出部)
716 第2支持部(第1突出部)
72 伝達ギア(第2伝達部)
721 給紙伝達ギア部(第2ギア部)
722 支柱部(挿入軸部)
722A 支柱基端部
723 第1突片(第2突出部)
724 第2突片(第2突出部)
725 第1リブ
726 第2リブ
727 差込部
73 コイルバネ(規制部材)
731 バネ本体部
732 第1バネ端部
733 第2バネ端部
734 第3バネ端部
74 カバー部材
741 円筒部
SP シート収容空間

Claims (15)

  1. シートが積載されるリフト板と、
    前記リフト板上の前記シートを所定のシート搬送方向に搬送するためのシート搬送路と、
    前記リフト板に付設され、前記シート搬送方向に向かって下方に傾斜した傾斜部と、
    前記リフト板に積載される前記シートの前記シート搬送方向の先端縁を上方に移動させるように、前記リフト板を付勢する付勢手段と、
    前記シートの前記先端縁に当接可能に配置され、回転駆動され、前記シートを前記シート搬送方向に送り出す給紙ローラーと、
    前記給紙ローラーよりも前記シート搬送方向下流側に配置され、回転駆動され、前記給紙ローラーによって送り出された前記シートを搬送する搬送ローラーと、
    前記シート搬送方向と直交するシート幅方向に延設され、前記給紙ローラーを回転可能に軸支する回転軸部と、
    前記回転軸部と一体的に回転可能に、前記回転軸部に配設され、前記傾斜部に当接可能なカム部材と、
    前記給紙ローラーおよび前記搬送ローラーを回転させる回転駆動力を発生する駆動手段と、
    前記駆動手段に連結され、回転駆動されるギア部であって、前記搬送ローラーおよび前記回転軸部の一方に前記回転駆動力を伝達する第1伝達部と、前記第1伝達部と同軸上に配置され、前記第1伝達部に対して、相対的に回転可能とされ、前記搬送ローラーおよび前記回転軸部の他方に前記回転駆動力を伝達する第2伝達部と、前記第2伝達部の前記第1伝達部に対する相対的な回転を所定量許容した後、前記相対的な回転を規制する規制部材と、を備えるギア部と、
    を有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第1伝達部は、円筒形状からなり、外周部に前記搬送ローラーまたは前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達する第1ギア部を備え、
    前記第2伝達部は、前記搬送ローラーまたは前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達する第2ギア部と、前記第2ギア部の側面に配設され、前記第1ギア部の前記円筒内部に挿入される挿入軸部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1伝達部は、前記円筒内部において、前記第1伝達部の回転軸に向かって突設される第1突出部を備え、
    前記第2伝達部は、前記第1伝達部の周方向において、前記第1突出部と対向可能に、前記挿入軸部から突設される第2突出部を備えることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記第1伝達部は、前記駆動手段から伝達される前記回転駆動力を受け入れる駆動入力ギア部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記第1伝達部は、前記搬送ローラーに前記回転駆動力を伝達し、
    前記第2伝達部は、前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達するものであり、
    前記回転軸部に配置され、前記第2ギア部と噛み合う第3ギア部を備えることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記規制部材は、一端が、前記第1伝達部に係合され、他端が、前記第2伝達部に係合されるコイルバネであることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記カム部材は、前記回転軸部の軸方向の両端部に一対配置され、
    前記リフト板は、前記カム部材に対向して、前記シートが積載される方向に突設される一対の突片を備え、
    前記傾斜部は、前記一対の突片に配設されることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 前記傾斜部は、第1傾斜部と、前記第1傾斜部に連接される第2傾斜部と、を備え、
    前記リフト板は、
    前記カム部材が、前記第1傾斜部に当接し、前記付勢部材が弾性変形された場合に、前記給紙ローラーから最も離間した第1の位置と、
    前記カム部材が、回転駆動され、前記第2傾斜部に当接した場合に、前記第1の位置よりも、前記給紙ローラーに近い第2の位置と、
    前記カム部材が、回転駆動され、前記傾斜部から離間された場合に、前記第2の位置よりも、前記給紙ローラーに近い位置であって、前記リフト板に積載されたシートを前記給紙ローラーに当接させる第3の位置と、の間で、状態変更が可能なことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  9. 前記リフト板の前記シート幅方向の両端部から一対立設され、前記突片を備えるアーム部と、
    前記アーム部の前記シート搬送方向の後端側に配置され、前記リフト板を回動可能に軸支する軸支部と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  10. 前記ギア部から前記回転軸部への前記回転駆動力の伝達および切断を切り替えるクラッチ手段を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  11. 前記クラッチ手段は、前記回転軸部に前記回転駆動力を伝達させ、前記給紙ローラーが1回転した後、前記回転駆動力を切断することを特徴とする請求項10に記載のシート搬送装置。
  12. 前記回転軸部と直交する断面視において、前記給紙ローラーの周長は、前記シート搬送路における前記給紙ローラーと前記搬送ローラーとの間の距離よりも長いことを特徴とする請求項11に記載のシート搬送装置。
  13. 前記搬送ローラーは、前記シートの前記シート幅方向の位置を規制するレジストローラーであることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記リフト板が配設され、前記シートを収容するシート積載部と、
    を備えることを特徴とする給紙装置。
  15. 請求項14に記載の給紙装置と、
    前記シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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