JP2001122453A - 駆動伝達装置、及びこれを有するシート給送装置、画像形成装置ならびに画像読取装置 - Google Patents

駆動伝達装置、及びこれを有するシート給送装置、画像形成装置ならびに画像読取装置

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JP2001122453A
JP2001122453A JP30086099A JP30086099A JP2001122453A JP 2001122453 A JP2001122453 A JP 2001122453A JP 30086099 A JP30086099 A JP 30086099A JP 30086099 A JP30086099 A JP 30086099A JP 2001122453 A JP2001122453 A JP 2001122453A
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drive transmission
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Atsushi Agata
淳 阿形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギアの歯当たりを防止し、シート材の給送動
作の安定化を図る。 【解決手段】 駆動手段の回転時に駆動力が常に伝達さ
れる駆動伝達ギア124と、欠歯部と、駆動手段からの回
転駆動力を回転部材112に伝達する歯面部とを有する欠
歯ギア123aと、欠歯部が駆動伝達ギアに対向した位置で
欠歯ギアの回転を禁止することにより回転部材への駆動
手段の回転駆動力を伝達させない駆動伝達禁止状態と、
欠歯ギアの回転禁止を解除することにより回転部材への
駆動手段の回転駆動力を伝達可能とする駆動伝達可能状
態との切り換えを行う切換手段と、欠歯ギアと同軸上に
配され、駆動伝達ギアと常に噛み合う同期ギア129とを
有し、欠歯ギアと同期ギアには、駆動伝達禁止状態にて
同期ギアが欠歯ギアに対して相対回転し、切換手段によ
り駆動伝達可能状態に切り換えられると、同期ギアの回
転が欠歯ギアに伝達され両ギアが一体に回転するクラッ
チ機構が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動伝達装置、及
びこれを有するシート給送装置、画像形成装置ならびに
画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ装置等の、シート材に画像を形成する画像形成装置
では、シート材を画像形成手段に給送するためのシート
給送装置が備えられている。
【0003】ここで、シート給送装置は、シート材を積
載するシート積載カセットや積載トレイ等のシート積載
手段と、シート積載手段上の最上位のシート材に当接し
て該シート材をピックアップするピックアップローラ
と、ピックアップローラによりピックアップされたシー
ト材を給送する給送ローラと、給送ローラに対向位置し
ピックアップローラによりピックアップされたシート材
を1枚に分離する分離ローラと、給送ローラ等を回転駆
動するためのモータ等の駆動手段と、駆動手段からの回
転駆動力を複数のギアを介して給送ローラ等に伝達する
駆動伝達装置などを備えて構成される。
【0004】シート給送装置の駆動伝達装置としては、
シート積載手段に積載されたシート材を一定の間隔で給
送するために、電磁クラッチを用いた構成とし、電磁ク
ラッチのオン/オフで、駆動手段による給送ローラ等へ
の駆動伝達の「接続」/「切断」を行うものが知られて
いた。しかしながら、このような従来の駆動伝達装置
は、電磁クラッチが高価な部品であること、及び、この
電磁クラッチを電子的に制御するためには画像形成装置
本体の制御回路も複雑になること、などの問題点があっ
た。
【0005】そこで、近年では、ソレノイドと、一部歯
の欠如している欠歯ギアとを用いて、駆動手段による給
送ローラ等への駆動伝達の駆動の「接続」/「切断」を
制御する駆動伝達装置及びこれを有するシート給送装置
が現れた。図8及び図9に、欠歯ギアを用いた駆動伝達
装置によるシート給送装置の構成例を示す。
【0006】このシート給送装置では、図8に示す給送
ローラ101と図9に示す欠歯ギア部材104とが同軸
上に固定されている。欠歯ギア部材104は、図9に示
すように、ギア歯が配列されたギア歯部104aとギア
歯の無い欠歯部104bとによる本体部と、この本体部
の側面に一体形成され、ソレノイド103によって前記
本体部の回転を規制するためのカム部104cとを備え
ている。
【0007】欠歯ギア部材104の噛み合い位置には、
図示しない駆動モータに接続され、この駆動モータの回
転力を欠歯ギア部材104に伝達するための駆動伝達ギ
ア105が対向位置する。この駆動伝達ギア105は、
駆動モータが回転すると、常に図9の時計回り方向に駆
動される。また、欠歯ギア部材104のカム部104c
の近傍には、欠歯ギア部材104について、回転を許可
する状態と回転を禁止する状態とを切り換えるためのソ
レノイド103が配される。
【0008】欠歯ギア部材104は、図9に示すよう
に、ソレノイド103のアマチュア部103bによって
図の反時計回り方向の回転を規制されており、この規制
位置において欠歯部104bが駆動伝達ギア105に対
向位置する。このため、シート材の給送待機状態では、
駆動モータが回転しても、駆動伝達ギア105の回転駆
動力が欠歯ギア部材104に伝達されず、欠歯ギア部材
104の同軸上に配された給送ローラ101が回転しな
いようになっている。
【0009】給送ローラ101に対しては、図8に示す
ように、分離ローラ102がバネ102aによって給送
ローラ101に圧接するように付勢されている。分離ロ
ーラ102は、不図示のトルクリミッタを介して、シー
ト材Sを戻す方向(図8の反時計回り方向)に駆動モー
タの駆動が伝達される。
【0010】ピックアップローラ100は、不図示のア
イドラギアによって給送ローラ101と接続されてお
り、アイドラギアを介して給送ローラ101に同期して
回転する。
【0011】シート給送装置においては、ソレノイド1
03が通電すると、アマチュア部103bがコイル10
3aに吸い上げられることにより、アマチュア部103
bと欠歯ギア部材104のカム部104cとの係合が解
除されて欠歯ギア104がフリーになり、駆動伝達ギア
105とギア歯部104aとが噛み合いを開始する。こ
れにより、欠歯ギア部材104が図9の反時計回り方向
に回転を開始し、給送ローラ101及びピックアップロ
ーラ100が同期して回転する。
【0012】このとき、ピックアップローラ100は、
シート材カセット106に積載されたシート材Sのうち
の最上位のものに当接して、図8の反時計回り方向に回
転を開始し、当該シート材Sを給送ローラ101側に送
り出す。ここで、2枚以上のシート材が送り出された場
合(重送)には、分離ローラ102によって下側のシー
ト材Sが搬送方向と逆の方向へ戻される。さらに、シー
ト材Sは、給送ローラ101の下流側にある搬送ローラ
対107a,107bによって画像形成装置本体内へ搬
送される。
【0013】このシート給送装置では、欠歯ギア部材1
04が1回転すると、欠歯部104bが再び駆動伝達ギ
ア105に対向する位置に来るので、駆動伝達ギア10
5の駆動が解除され、ソレノイド103が再び通電され
るまでは給送ローラ101に駆動が伝達されないように
なっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシート給送装置では、欠歯ギア部材104のギア歯
部104aと駆動伝達ギア105との噛み合い開始時
に、噛み合い位相が合わない場合があった。この場合に
は、ギア歯部104aと駆動伝達ギア105とで歯先当
たりが生じ、また、駆動がロックしたり、さらにはギア
が破損したり駆動モータ等が損傷してしまう等の問題が
生じた。
【0015】このような問題を防ぐためには、欠歯ギア
部材104のギア歯部104aの噛み合い開始箇所に、
図9に示すような弾性部分を持たせることが一般的であ
ったが、欠歯ギア部材104のギア歯部104aと駆動
伝達ギア105とで位相差が生じうる構成であることに
は変わりなく、当該位相差により歯先当たりした場合に
は、弦を弾いたような不快な音を生じていた。また、欠
歯ギア部材104のギア歯部104aと駆動伝達ギア1
05との噛み合い開始時には、停止している欠歯ギア部
材104と回転している駆動伝達ギア105とで速度差
があることから、高トルクの負荷を伝達する場合などに
は、ギアの歯面に強い衝撃力が加わり、ギアの寿命が短
くなったり、破損することがあった。
【0016】本発明の目的は、ギアの歯先当たりを防止
し安定した駆動伝達を実現した駆動伝達装置、及びこの
駆動伝達装置を備えシート材の安定した給送動作を実現
したシート給送装置、画像形成装置ならびに画像読取装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動伝達装置の
第1の構成は、駆動手段の回転時に駆動力が常に伝達さ
れる駆動伝達ギアと、駆動伝達ギアとの噛み合い対向位
置に配される欠歯部を有すると共に、駆動伝達ギアと噛
み合い、駆動手段からの回転駆動力を回転部材に伝達す
る歯面部を有する欠歯ギアと、欠歯ギアの欠歯部が駆動
伝達ギアに対向した位置で欠歯ギアの回転を禁止するこ
とにより回転部材への駆動手段の回転駆動力を伝達させ
ない駆動伝達禁止状態と、欠歯ギアの回転禁止を解除す
ることにより回転部材への駆動手段の回転駆動力を伝達
可能とする駆動伝達可能状態との切り換えを行う切換手
段と、欠歯ギアと同軸上に配され、駆動伝達ギアと常に
噛み合う同期ギアとを有し、欠歯ギアと同期ギアには、
駆動伝達禁止状態の場合に同期ギアが欠歯ギアに対して
相対回転し、切換手段により駆動伝達可能状態に切り換
えられると、同期ギアの回転が欠歯ギアに伝達され両ギ
アが一体に回転するクラッチ機構が形成されたことを特
徴とする。
【0018】本発明の駆動伝達装置の第2の構成は、第
1の構成において、クラッチ機構は、欠歯ギアと同期ギ
アとのそれぞれの対向面に設けられた少なくとも1つ以
上の互いに嵌合可能な凸部及び凹部と、凸部及び凹部と
が嵌合する方向に同期ギア及び/又は欠歯ギアを付勢す
る付勢部材とを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の駆動伝達装置の第3の構成は、第
2の構成において、欠歯ギアと同期ギアとは、互いに同
ピッチのギア歯を有し、クラッチ機構の凸部と凹部とが
嵌合した状態においてギア歯の位相が相互に一致するこ
とを特徴とする。
【0020】本発明の駆動伝達装置の第4の構成は、第
2又は第3の構成において、クラッチ機構は、凸部が円
錐形状もしくは半球面形状とされ、凹部がすり鉢形状と
されたことを特徴とする。
【0021】本発明の駆動伝達装置の第5の構成は、第
2乃至第4のいずれか1の構成において、クラッチ機構
は、凹部が、欠歯ギア又は同期ギアの半径方向に伸びる
長穴形状とされたことを特徴とする。
【0022】本発明の駆動伝達装置の第6の構成は、第
1乃至第5のいずれか1の構成において、切換手段は、
ソレノイドを用いて構成されたことを特徴とする。
【0023】本発明の駆動伝達装置の第7の構成は、第
1乃至第6のいずれか1の構成において、同期ギアは、
欠歯ギアの軸に対して往復移動可能とされ、付勢部材
は、同期ギアを欠歯ギアの方向に付勢することを特徴と
する。
【0024】本発明のシート給送装置は、前記いずれか
の構成の駆動伝達装置と、シート材を積載するシート積
載手段と、シート積載手段上の最上位のシート材に当接
してシート材をピックアップするピックアップローラ
と、ピックアップローラによりピックアップされたシー
ト材を給送する給送ローラと、給送ローラに対向位置し
ピックアップローラによりピックアップされたシート材
を1枚に分離する分離ローラとを備え、駆動手段からの
回転駆動力が少なくとも給送ローラに伝達されることを
特徴とする。
【0025】本発明の画像形成装置は、本発明のシート
給送装置と、シート給送装置から給送されたシート材に
画像を形成する画像形成手段とを有し、シート給送装置
の制御手段は、画像形成手段による画像形成時に、駆動
手段による回転駆動動作と、切換手段による駆動伝達禁
止状態と駆動伝達可能状態との切り換え動作とを制御す
ることを特徴とする。
【0026】本発明の画像読取装置は、本発明のシート
給送装置と、シート給送装置から給送されたシート材に
形成された画像を読み取る画像読取手段とを有し、シー
ト給送装置の制御手段は、画像読取手段による画像読取
時に、駆動手段による回転駆動動作と、切換手段による
駆動伝達禁止状態と駆動伝達可能状態との切り換え動作
とを制御することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1乃至
図7を参照して説明する。以下の実施の形態では、本発
明を複写機について適用した例であり、まず最初に、図
1を参照して、駆動伝達装置及びシート給送装置を備え
た画像形成装置である複写機の全体構成について説明す
る。
【0028】図1において、1は筐体としての複写機本
体であり、複写機本体1の上部には固定して設けられた
透明ガラス板からなる原稿台2が設けられている。3は
原稿圧着板であり、原稿台2の所定の位置に画像面を下
向きにして載置された原稿Oを押圧固定する。原稿台2
の下側には原稿Oを照明するランプ4と、照明した原稿
Oの光像を感光ドラム12に導くための反射ミラー5,
6,7,8,9,10及び反射ミラー7〜8間に配され
た結像レンズ11とからなる光学系が設けられている。
ランプ4及び反射ミラー5,6,7は、矢印a方向に所
定の速度で移動して原稿台2上の原稿Oの画像面を走査
する。これら各部により、複写機における原稿読取部が
構成されている。複写機において、原稿読取部で読み取
られた原稿Oの画像面は、以下に説明する画像形成部に
よってシート材上に複写される。
【0029】ここで、画像形成部は、感光ドラム12
と、感光ドラム12にシート材を間欠的に供給するレジ
ストローラ81と、感光ドラム12の表面に均一な帯電
を施すための帯電器13と、帯電器13により帯電され
た感光ドラム12の表面に前記光学系から照射される光
像により形成された静電潜像を現像してシート材Sに転
写すべきトナー像を形成するための現像器14と、感光
ドラム12の表面に現像されたトナー像をシート材Sに
転写するための転写帯電器19と、感光ドラム12から
トナー像が転写されたシート材Sを分離するための分離
帯電器20と、トナー像を転写した後、感光ドラム12
に残留したトナーを除去するためのクリーナ26とを備
えている。
【0030】画像形成部の下流側には、トナー像が転写
されたシート材Sを搬送するための搬送部21と、搬送
部21により搬送されるシート材S上の像を永久画像と
して定着するための定着器22が設けられている。ま
た、定着器22の下流側には定着器22で像が定着され
たシート材Sを複写機本体1から排出するための排出ロ
ーラ24が配され、さらに、複写機本体1の外側には排
出ローラ24で排出されたシート材Sが積載される排出
トレイ25が設けられている。なお、複写機本体1の奥
側には、装置全体を制御するCPU40が配されてい
る。
【0031】次に、前記画像形成部にシート材を給送す
るためのシート給送装置について説明する。この複写機
では、シート給送装置として、複写機本体1の前面部に
設けられたシート手差し給送部と、複写機本体1の内部
下方側に設けられたカセット給送部とを有している。
【0032】シート手差し給送部は、シート材Sを手差
しで挿入して当該シート材を画像形成部に給送するもの
であり、シート材Sが積載されるシート載置台74と、
シート載置台74に積載されたシート材Sを上方に押し
上げる中板70と、シート載置台74に積載されたシー
ト材Sのうち最上位のものに当接して当該シート材を送
り出す給送ローラ51と、給送ローラ51に対向位置
し、給送ローラ51により送り出されたシート材が複数
の場合にこれを1枚に分離する分離ローラ53と、給送
ローラ51及び分離ローラ53によって送り出された1
枚のシート材を前記画像形成部に連なるシート搬送路に
搬送する搬送ローラ対55とを備えている。
【0033】一方、カセット給送部は、図1に示すよう
に、複写機本体1の内部下方側に4箇所設けられてい
る。すなわち、複写機本体1の内部には、シート材を積
載するシート積載カセット30,31,32,33及び
給送部37,34,35,36による4つのカセット給
送部が配されており、各シート積載カセット30〜33
は、それぞれ複写機本体1に対して着脱可能に取り付け
られる。そして、各シート積載カセット30〜33に積
載されたシート材は、それぞれの給送部37,34,3
5,36によって最上位のシート材が送り出され、画像
形成部に連なるシート搬送路へと給送され、所定のタイ
ミングでレジストローラ81まで搬送されるようになっ
ている。
【0034】以下、図2を参照して、これら4つのカセ
ット給送部のうち、シート積載カセット32に積載され
たシート材を給送するためのカセット給送部について説
明する。なお、他のシート積載カセット30,31,3
3に積載されたシート材を給送するカセット給送部につ
いても同様の構成となっており、これらについての説明
は省略する。
【0035】このカセット給送部は、図2に示すよう
に、シート積載カセット32と、このシート積載カセッ
ト32内で上下方向に移動可能に配された中板117
と、この中板117を上方向に押し上げるためのリフタ
板110と、中板117に積載された最上位のシート材
の高さを検知する不図示のシート面検知手段とを備えて
いる。また、カセット給送部は、中板117上に積載さ
れたシート材Sのうち最上位のものに当接して当該シー
ト材をピックアップするピックアップローラ111と、
ピックアップローラ111によって送り出されたシート
材を給送する給送ローラ112と、給送ローラ112に
対向位置する分離ローラ114と、給送ローラ112に
より給送されたシート材を画像形成部に連なるシート搬
送路に搬送する搬送ローラ対115a,115bとを備
えている。
【0036】シート積載カセット32は、上側が開放さ
れた略箱状の部材であり、複写機本体1に対して着脱可
能に取り付けられる。中板117は、シート材が積載さ
れるための板状部材であり、シート積載カセット32の
底面部に対して、一端側を支点として上下方向に回動可
能に配されている。リフタ板110は、前記シート面検
知手段によって検知された中板117上のシート材Sの
高さが所定の高さとなるまで中板117を上方に押し上
げるように駆動される。
【0037】ピックアップローラ111は、給送ローラ
112の給送ローラ軸116を中心として回動自在に支
持されたピックアップローラホルダ113に取り付けら
れており、ピックアップローラホルダ113が回動する
ことによって上下方向に移動するようになっている。ピ
ックアップローラホルダ113は、不図示の昇降機構に
より、ピックアップローラ111が中板117上に積載
された最上位のシート材Sのシート面に当接、離間する
ように制御される。ピックアップローラ111は、不図
示のアイドラギアによって給送ローラ101と接続され
ており、アイドラギアを介して給送ローラ101に同期
して回転する。
【0038】給送ローラ軸116に取り付けられた給送
ローラ112は、同じく給送ローラ軸116に取り付け
られた後述の給送ローラギア120にモータ125から
の駆動が伝達されることにより、図2の反時計回り方向
に回転するようになっている。
【0039】分離ローラ114は、不図示のトルクリミ
ッタを介して分離ローラ軸114aに取り付けられる。
分離ローラ114は、分離ローラ軸114aが図2の反
時計回り方向に回転駆動されることにより、同方向に回
転しようとするが、分離ローラ軸114aを上方向へ付
勢するバネ118の付勢力によって給送ローラ112に
当接するため、給送ローラ112との摩擦力により図2
の時計回り方向に連れ回り回転し、この際にトルクリミ
ッタで設定されたトルクを給送ローラ112に伝達す
る。
【0040】給送ローラ112の下流には、引き抜きロ
ーラ115aと従動ローラ115bとによる搬送ローラ
対が配設される。この搬送ローラ対では、従動ローラ1
15bを引き抜きローラ115a側に付勢するバネ11
9の付勢力によって、各ローラ間にシート挟持力を発生
させている。
【0041】次に、このカセット給送部の給送ローラ1
12に駆動力を伝達する駆動伝達装置としてのカセット
給送駆動部について説明する。
【0042】図3はカセット給送駆動部の側面図、図4
はカセット給送駆動部の平面図である。カセット給送駆
動部は、図3及び図4に示すように、給送ローラ112
が取り付けられた給送ローラ軸116が給送側板13
1,132によって回転可能に支持され、各給送側板1
31,132の間に配された給送ローラギア120,給
送制御ギア123及び同期ギア129,駆動伝達ギア1
24,駆動ギア125aを介して、モータ125の駆動
力を給送ローラ112に伝達するようになっている。
【0043】給送ローラギア120は、給送側板13
1,132上に軸受を介して回動自在に軸支された給送
ローラ軸116上に固定され、給送ローラ軸116と一
体に回転する。カセット給送駆動部では、詳細を後述す
る給送制御ギア123と同期ギア129とが同軸上に配
されており、具体的には、給送側板131上に固定され
た制御軸127に対して、給送制御ギア123及び給送
制御ギア123とモジュールおよびピッチ円直径を同じ
くする同期ギア129が回転可能に配されている。ここ
で、給送制御ギア123は、制御軸127に対して固定
されており、制御軸127と一体に回転する。一方、同
期ギア129は、制御軸127に対して相対回転可能か
つ軸方向に往復移動可能に構成され、さらには、バネ1
28によって給送制御ギア123の方向に付勢されてい
る。
【0044】給送制御ギア123は、図4のA−A断面
を表した図5に示すように、歯面部123fと欠歯部1
23gとが形成される欠歯制御ギア123aと、図6
(A)に示すように、全周に亘って欠歯なく歯面が形成
された制御ギア123bとが一体に成形されたものであ
る。また、制御ギア123bの側面側には、カム状の引
っかけ部123cが形成されている。カセット給送駆動
部では、給送ローラギア120に対して給送制御ギア1
23の制御ギア123bが噛み合いの位置に配され、給
送制御ギア123の欠歯制御ギア123aと前記同期ギ
ア129とが、給送側板131,132上に回動自在に
軸支された駆動伝達ギア124と噛み合いの位置に配さ
れる。
【0045】モータ125は、給送側板132に固定さ
れており、コントローラ130の制御信号により所定の
回転数で図3の反時計回り方向に回転するようになって
いる。また、モータ125の駆動軸には、前記駆動伝達
ギア124と噛み合う駆動ギア125aが取り付けられ
ている。
【0046】ここで、シート材の給送の待機状態では、
図3乃至図5に示すように、給送制御ギア123の欠歯
部123gが駆動伝達ギア124に対向位置し、給送制
御ギア123と駆動伝達ギア124とが噛み合わないよ
うになっている。また、この待機状態では、図3に示す
ように、ソレノイド126が給送制御ギア123の引っ
かけ部123cに係合しており、給送制御ギア123の
回転が禁止された状態となっている。なお、ソレノイド
126は、シート材の給送開始時に、コントローラ13
0からの制御信号(給送信号)により移動し、給送制御
ギア123の引っかけ部123cとの係合を解除するよ
うになっている。
【0047】さらに、図6に給送制御ギア123の詳細
な形状を示す。図3の方向を正面とすると、図6(A)
が給送制御ギア123の正面図、図6(B)が右視図、
図6(C)が背面図を示している。同様に、図7(A)
は同期ギア129の正面図、図7(B)は図7(A)の
B−B断面を表した図である。
【0048】図6に示すように、給送制御ギア123
は、欠歯制御ギア123aの歯面部123fにおけるギ
ア歯形成部の近傍に、凸部123hが形成されている。
一方、図7(A)に示すように、同期ギア129には、
半径方向へ伸びる長穴状の凹部129aが複数個形成さ
れている。この凹部129aは、図7(B)に示すよう
に、断面がすり鉢状に形成されている。そして、このカ
セット給送駆動部では、欠歯制御ギア123aの凸部1
23hと同期ギア129の凹部129aとが嵌合するよ
うになっており、凸部123hと凹部129aとが嵌合
した状態では、欠歯制御ギア123aと同期ギア129
とのギア歯の位相が一致するようになっている。
【0049】以下、このカセット給送駆動部の動作につ
いて説明する。カセット給送駆動部においては、コント
ローラ130の制御信号によりモータ125が所定の回
転数で図3の反時計回り方向に回転すると、モータ12
5の回転が駆動ギア125aと噛み合いの位置にある駆
動伝達ギア124に伝達され、駆動伝達ギア124が図
3の時計回り方向に回転し、当該回転は、さらに同期ギ
ア129に伝達されて、同期ギア129が図3の反時計
回り方向に回転する。
【0050】この状態では、上述のように給送制御ギア
123の欠歯部123gが駆動伝達ギア124に対向位
置し、給送制御ギア123と駆動伝達ギア124とが噛
み合わず、また、図3に示すように、ソレノイド126
が給送制御ギア123の引っかけ部123cに係合して
いるため、給送制御ギア123は回転が禁止され、同期
ギア129が給送制御ギア123に対して摺動し、いわ
ゆる空回り状態となる。すなわち、この待機状態では、
給送制御ギア123の凸部123hと同期ギア129の
凹部129aとが互いに不完全な嵌合を繰り返すことに
より、同期ギア129が制御軸127の軸方向に振動し
ながら回転する。
【0051】次に、シート材の給送開始時において、コ
ントローラ130からの給送信号がソレノイド126に
入力されると、ソレノイド126のアマチュア部が給送
制御ギアの引っかけ部123cから退避して、給送制御
ギア123が回動自在な状態になる。すると、そしてバ
ネ128によって発生する付勢力によって、同期ギア1
29の凹部129aと給送制御ギア123の凸部123
hとが完全に嵌合し、この嵌合状態が維持されることに
よって、同期ギア129に対して給送制御ギア123
が、ギア歯の位相が一致した状態で同期回転を始める。
【0052】すなわち、給送制御ギア123は、角速
度、歯先の位相とも同期ギア129と一致した状態で、
図3の反時計回り方向に回転を始める。この際に、給送
制御ギア123の制御ギア123bと噛み合い状態にあ
る給送ローラギア120に駆動が伝達されることによ
り、給送ローラ軸116及び給送ローラ112は、図3
の時計回り方向に回転を開始し、これに伴ってピックア
ップローラ111が図2の反時計回り方向に回転するこ
とにより、中板117上に積載されたシート材Sの給送
動作が開始される。
【0053】そして、給送制御ギア123が1回転する
と、ソレノイド126のアマチュア部と給送制御ギア1
23の引っかけ部123cとが再び係合して、給送制御
ギア123の駆動が再び断になり、給送動作が終了す
る。
【0054】このように、実施の形態のカセット給送駆
動部によれば、モータ125の駆動力を給送制御ギア1
23に伝達する同期ギア129が給送制御ギア123と
同軸上に配された構成となっているので、制御ギア12
3の角速度、歯面位相を駆動伝達ギア124と一致させ
ることが出来、ギアの歯先当たりを防止することが出来
た。
【0055】また、このカセット給送駆動部によれば、
同期ギア129の凹部129aと給送制御ギア123の
凸部123hとが嵌合して同期ギア129の回転が給送
制御ギア123に伝達される際には、欠歯制御ギア12
3aと同期ギア129とのギア歯の位相が一致するの
で、駆動伝達ギア124と給送制御ギア123との接続
時における噛み合い音を低減することができた。
【0056】さらには、このカセット給送駆動部によれ
ば、給送制御ギア123の凸部123hに嵌合する同期
ギア129の凹部129aが複数設けられているので、
同期ギア129と給送制御ギア123との迅速な同期あ
わせをすることができた。
【0057】また、同期ギア129の凹部129aを半
径方向に伸びる長穴状の形状とすることで、同期ギア1
29と給送制御ギア123との同期あわせを高精度かつ
確実に行うことが可能となった。
【0058】また、同期ギア129の凹部129a及
び、給送制御ギア123の凸部123hを歯面形成部の
近傍に形成したことで、高精度な同期あわせをすること
ができた。
【0059】さらには、実施の形態のカセット給送駆動
部によれば、欠歯ギアにつき、従来のように駆動伝達ギ
アとの初期噛み合い位置に弾性部を設ける必要がなくな
ったため、金属製のギアについても適用することがで
き、高トルクの駆動が伝達できるようになった。
【0060】従って、実施の形態のカセット給送駆動部
を備えたカセット給送部、及びこのカセット給送部を備
えた画像形成装置ならびに画像読取装置によれば、シー
ト材の給送開始時に、給送ローラ112に駆動を伝達す
るギアの歯先当たりが防止され、シート材の給送動作の
安定化が実現される。
【0061】上述の実施の形態では、給送制御ギア12
3の凸部123hを円錐状の形状としたが、これを半球
面の形状としてもよく、この場合には嵌合動作がさらに
スムースに行われる。
【0062】また、上述の実施の形態では、給送制御ギ
ア123の凸部123hを1つ設ける構成としたが、凸
部123hを複数設けても良いことは勿論である。
【0063】さらには、上述の実施の形態では、給送制
御ギア123に凸部を、同期ギア129に凹部をそれぞ
れ形成しているが、この逆の構成、すなわち給送制御ギ
ア123に凹部を形成し、同期ギア129に凸部を形成
する構成としても良いことは言うまでもない。
【0064】上述の実施の形態では、バネ128で同期
ギア129を付勢する構成としたが、これらを一体成形
しても良く、例えば同期ギアに一体として成形された樹
脂バネで代用しても良い。
【0065】また、上述の実施の形態では、付勢部材で
同期ギア129を給送制御ギア123側に付勢する構成
としたが、付勢部材で給送制御ギア123を同期ギア1
29側に付勢する構成、或いは付勢部材で両ギア12
3,129を互いに対向する方向に付勢する構成として
もよい。
【0066】上述の実施の形態では、本発明をカセット
給送部について適用した例について説明したが、本発明
は、これに限定されず、例えば上述したシート手差し給
送部や、大容量給送デッキ等においても好適に適用でき
るのものである。
【0067】さらには、上述の実施の形態では、本発明
を画像形成手段にシート材を給送するシート給送装置に
適用した例について説明したが、本発明は、これに限定
されず、シート材に形成された画像を読み取る画像読取
手段にシート材を給送するためのシート給送装置にも好
適に適用できるものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、駆動
手段の回転時に当該駆動力が常に伝達される駆動伝達ギ
アと、駆動伝達ギアとの噛み合い対向位置に配される欠
歯部を有すると共に、駆動伝達ギアと噛み合い、駆動手
段からの回転駆動力を回転部材に伝達する歯面部とを有
する欠歯ギアと、欠歯ギアの欠歯部が駆動伝達ギアに対
向した位置で欠歯ギアの回転を禁止することにより回転
部材への駆動手段の回転駆動力を伝達させない駆動伝達
禁止状態と、欠歯ギアの回転禁止を解除することにより
回転部材への駆動手段の回転駆動力を伝達可能とする駆
動伝達可能状態との切り換えを行う切換手段と、欠歯ギ
アと同軸上に配され、駆動伝達ギアと常に噛み合う同期
ギアとを有し、欠歯ギアと同期ギアには、駆動伝達禁止
状態の場合に同期ギアが欠歯ギアに対して相対回転し、
切換手段により駆動伝達可能状態に切り換えられると、
同期ギアの回転が欠歯ギアに伝達され両ギアが一体に回
転するクラッチ機構が形成されているので、ギアの歯先
当たりを防止することが出来、噛み合い音が低減され、
さらには駆動伝達ギアとの初期噛み合い位置に弾性部を
設ける必要がなく、高トルクの駆動が伝達できる。
【0069】従って、本発明によれば、ギアの歯先当た
りを防止し安定した駆動伝達を実現した駆動伝達装置、
及びこの駆動伝達装置を備えシート材の安定した給送動
作を実現したシート給送装置、画像形成装置ならびに画
像読取装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態について説明する図であ
り、駆動伝達装置及びシート給送装置を備えた画像形成
装置としての複写機の全体構成を示す断面図である。
【図2】前記複写機に備えられたシート給送装置として
のカセット給送部の要部断面図である。
【図3】前記カセット給送部の給送ローラに駆動力を伝
達する駆動伝達装置としてのカセット給送駆動部の構成
を示す側面図である。
【図4】前記カセット給送駆動部の平面図である。
【図5】カセット給送駆動部における給送制御ギアを示
す図4のA−A断面図である。
【図6】前記給送制御ギアの詳細な構成を示す図であ
る。
【図7】カセット給送駆動部における同期ギアの詳細な
構成を示す図である。
【図8】従来のシート給送装置の要部断面図である。
【図9】前記シート給送装置に備えられた欠歯ギアを用
いた駆動伝達装置の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿台 3 原稿圧着板 4 ランプ 5,6,7,8,9,10 反射ミラー 11 結像レンズ O 原稿 12 感光ドラム 13 帯電器 14 現像器 19 転写帯電器 20 分離帯電器 26 クリーナ 21 搬送部 22 定着器 24 排出ローラ 25 排出トレイ 30,31,32,33 シート積載カセット 34,35,36,37 給送部 40 CPU 81 レジストローラ 117 中板 110 リフタ板 111 ピックアップローラ 112 給送ローラ 113 ピックアップローラホルダ 114 分離ローラ 114a 分離ローラ軸 115a,115b 搬送ローラ対 116 給送ローラ軸 118,119 バネ 120 給送ローラギア 123 給送制御ギア 123a 欠歯制御ギア 123b 制御ギア 123c 引っかけ部 123f 歯面部 123g 欠歯部 123h 凸部 124 駆動伝達ギア 125 モータ 125a 駆動ギア 126 ソレノイド 127 制御軸 128 バネ 129 同期ギア 129a 凹部 130 コントローラ(制御手段) 131,132 給送側板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段からの回転駆動力を複数のギア
    を介して回転部材に伝達する駆動伝達装置において、 前記駆動手段の回転時に駆動力が常に伝達される駆動伝
    達ギアと、 前記駆動伝達ギアとの噛み合い対向位置に配される欠歯
    部を有すると共に、前記駆動伝達ギアと噛み合い、前記
    駆動手段からの回転駆動力を回転部材に伝達する歯面部
    を有する欠歯ギアと、 前記欠歯ギアの欠歯部が前記駆動伝達ギアに対向した位
    置で前記欠歯ギアの回転を禁止することにより前記回転
    部材への前記駆動手段の回転駆動力を伝達させない駆動
    伝達禁止状態と、前記欠歯ギアの回転禁止を解除するこ
    とにより前記回転部材への前記駆動手段の回転駆動力を
    伝達可能とする駆動伝達可能状態との切り換えを行う切
    換手段と、 前記欠歯ギアと同軸上に配され、前記駆動伝達ギアと常
    に噛み合う同期ギアとを有し、 前記欠歯ギアと前記同期ギアには、前記駆動伝達禁止状
    態の場合に前記同期ギアが前記欠歯ギアに対して相対回
    転し、前記切換手段により前記駆動伝達可能状態に切り
    換えられると、前記同期ギアの回転が前記欠歯ギアに伝
    達され両ギアが一体に回転するクラッチ機構が形成され
    たことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ機構は、前記欠歯ギアと前
    記同期ギアとのそれぞれの対向面に設けられた少なくと
    も1つ以上の互いに嵌合可能な凸部及び凹部と、前記凸
    部及び凹部とが嵌合する方向に前記同期ギア及び/又は
    前記欠歯ギアを付勢する付勢部材とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の駆動伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記欠歯ギアと前記同期ギアとは、互い
    に同ピッチのギア歯を有し、前記クラッチ機構の前記凸
    部と前記凹部とが嵌合した状態においてギア歯の位相が
    相互に一致することを特徴とする請求項2記載の駆動伝
    達装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチ機構は、前記凸部が円錐形
    状もしくは半球面形状とされ、前記凹部がすり鉢形状と
    されたことを特徴とする請求項2又は3記載の駆動伝達
    装置。
  5. 【請求項5】 前記クラッチ機構は、前記凹部が、前記
    欠歯ギア又は前記同期ギアの半径方向に伸びる長穴形状
    とされたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1
    項に記載の駆動伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記切換手段は、ソレノイドを用いて構
    成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の駆動伝達装置。
  7. 【請求項7】 前記同期ギアは、前記欠歯ギアの軸に対
    して往復移動可能とされ、 前記付勢部材は、前記同期ギアを前記欠歯ギアの方向に
    付勢することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
    項に記載の駆動伝達装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    駆動伝達装置と、 シート材を積載するシート積載手段と、 前記シート積載手段上の最上位のシート材に当接して該
    シート材をピックアップするピックアップローラと、 前記ピックアップローラによりピックアップされたシー
    ト材を給送する給送ローラと、 前記給送ローラに対向位置し前記ピックアップローラに
    よりピックアップされたシート材を1枚に分離する分離
    ローラとを備え、 前記駆動手段からの回転駆動力が少なくとも前記給送ロ
    ーラに伝達されることを特徴とするシート給送装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段による回転駆動動作と、前
    記切換手段による前記駆動伝達禁止状態と前記駆動伝達
    可能状態との切り換え動作とを制御する制御手段を備え
    たことを特徴とする請求項8記載のシート給送装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置から給送されたシート材に画像を形
    成する画像形成手段とを有し、 前記シート給送装置の前記制御手段は、前記画像形成手
    段による画像形成時に、前記駆動手段による回転駆動動
    作と、前記切換手段による前記駆動伝達禁止状態と前記
    駆動伝達可能状態との切り換え動作とを制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のシート給送装置と、 前記シート給送装置から給送されたシート材に形成され
    た画像を読み取る画像読取手段とを有し、 前記シート給送装置の前記制御手段は、前記画像読取手
    段による画像読取時に、前記駆動手段による回転駆動動
    作と、前記切換手段による前記駆動伝達禁止状態と前記
    駆動伝達可能状態との切り換え動作とを制御することを
    特徴とする画像読取装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100837A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Seiko Epson Corp 給送装置、回転駆動力伝達機構および液体噴射装置
JP2012136308A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Canon Inc 画像形成装置
JP2015147683A (ja) * 2015-04-17 2015-08-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
EP2650733A3 (en) * 2012-04-13 2016-12-07 Kyocera Document Solutions Inc. Sheet conveying device, sheet feed device and image forming apparatus having the same

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