JP6535719B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折込ちらし等の被搬送物を搬送する搬送装置に関する。
新聞に中入れする折込ちらしの丁合束を作成する丁合機が知られている。丁合機は、複数の給紙トレイ、及び搬送パスを有している。各給紙トレイには、折込ちらしが複数枚積層された状態で投入される。また、各給紙トレイには、投入された複数枚の折込ちらしを、搬送パス側に搬送する給紙装置が設けられている。
給紙装置は、給紙ローラ(第1のローラ)、及び、給紙トレイに投入された複数枚の折込ちらしを捌く捌き板を有している。捌き板は、揺動可能に支持されており、捌き板及び給紙ローラの間の隙間を調整可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、給紙装置は、複数の折込ちらしから構成された折込ちらし束を搬送することを可能とする為に、給紙ローラに加えて、さらに、給送ローラ(第2のローラ)を備える構成が知られている。給送ローラは、給紙ローラとの間に被搬送物を挟持する位置、及び、この位置から離れた位置であり、被搬送物に接触しない位置との間で選択的に移動可能に支持されている。
給紙ローラ及び給送ローラの間で被搬送物を挟持することにより、折込ちらし束には、給紙ローラの回転により生じる搬送力、及び、給送ローラの回転により生じる搬送力が作用することとなる。このように、2種類のローラの回転により生じる搬送力を利用することにより、比較的重い折込ちらし束であっても、搬送可能となる。
折込ちらしを一枚ずつ搬送する場合では、大きな搬送力が不要であるので、給送ローラは、給紙ローラとの間に折込ちらしを挟持しない位置まで移動される。
特開2002−255372号公報
上述のように、搬送する被搬送物の厚みに応じて、給紙ローラに対する捌き板の位置の調整、及び、給紙ローラに対する給送ローラの位置の調整を行う場合、作業者は、それぞれの位置を調整する調整機構を別々に操作する必要がある。
このように、被搬送物の厚みに応じて、捌き板の位置を調整する調整機構、及び、給送ローラの位置を調整する調整機構の2つの調整機構を操作する必要がある為、作業者の作業が増える。特に、丁合機は、複数の給紙トレイを有している為、作業者の負担が大きくなる。
この為、本発明は、効率よく、第1のローラに対する捌き板の位置の調整、及び、第1のローラに対する第2のローラの位置の調整を行うことが可能な、搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の搬送装置の一態様は、被搬送物が通る搬送路を挟んで一方側に配置された第1のローラと、前記第1のローラを回転する第1の駆動部と、前記搬送路を挟んで他方側に配置され、前記第1のローラの第1の回転中心線と平行な第2の回転中心線回りに回転可能な第2のローラと、前記第2のローラを回転する第2の駆動部と、前記第2のローラを回転可能に支持し、かつ、前記第2のローラを前記第1のローラに接触する第1の位置及び前記第1のローラから離れた第2の位置の間で移動可能に支持する支持部材と、前記搬送路を挟んで前記他方側に配置され、前記被搬送物を捌く捌き板と、所定の高さ位置、または前記所定の高さ位置より低い高さ位置に固定された状態において、前記捌き板を、前記第1のローラに接触する第3の位置、及び前記第1のローラから離れた第4の位置の間で移動可能にガイドするガイド部材と、作業者により操作可能な操作部材を含む位置調整機構であって、前記ガイド部材が前記所定の高さに設置された状態において、前記操作部材の変位を、前記第2のローラの前記第1の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第4の位置側への移動に変換し、または、前記第2のローラの前記第2の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第3の位置側への移動に変換する位置調整機構と、を備える。
本発明によれば、効率よく、第1のローラに対する捌き板の位置の調整、及び、第1のローラに対する第2のローラの位置の調整を行うことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置を有する丁合・中入れ装置を示す斜視図である。 図2は、本実施形態の丁合・中入れ装置の丁合機構の構成を示す概略図である。 図3は、本実施形態の丁合・中入れ装置により丁合された丁合い束を示す斜視図である。 図4は、本実施形態の丁合機構の搬送装置の要部を示す断面図である。 図5は、本実施形態の搬送装置の要部を示す平面図である。 図6は、本実施形態の搬送装置の基部を示す正面図である。 図7は、本実施形態の搬送装置の要部を示す平面図である。 図8は、本実施形態の搬送装置の基部を示す正面図である。 図9は、本実施形態の搬送装置の要部を示す背面図である。 図10は、本実施形態の搬送装置の要部を示す断面図である。 図11は、本実施形態の搬送装置の要部を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る搬送装置60を有する丁合・中入れ装置150を、図1乃至図11を参照して説明する。本実施形態では、搬送装置60は、丁合・中入れ装置150の給紙トレイ2に設けられており、被搬送物Mとしての折込ちらしt及び丁合束Tを、丁合・中入れ装置150の搬送パス3側に搬送可能に構成されている。
図1は、丁合・中入れ装置150の外観を示す概略斜視図である。図2は、丁合・中入れ装置150の丁合機構10の構成を示す概略図である。図2は、丁合機構10の内部を示している。図3は、丁合機構10により丁合された丁合束Tを示す斜視図である。
図4は、搬送装置60の要部を示す断面図である。図4は、具体的には、折込ちらし搬送モードにある搬送装置60を、後述する給紙ローラ71の軸方向に見た状態を示している。図5は、搬送装置60の要部を示す平面図である。図5は、具体的には、折込ちらし搬送モードにある搬送装置60を示している。図6は、搬送装置60の基部61を示す正面図である。図6は、具体的には、折込ちらし搬送モードにある搬送装置60の基部61を示している。
図7は、搬送装置60の要部を示す平面図である。図7は、具体的には、丁合束Tを搬送する丁合束搬送モードにある搬送装置60を示している。図8は、搬送装置60の基部61を示す正面図である。図8は、具体的には、丁合束搬送モードにある搬送装置60の基部61を示している。図9は、搬送装置60の要部を示す背面図である。図9は、搬送装置60を搬送パス3側から見た状態を示している。図10は、搬送装置60の要部を示す断面図である。図10は、具体的には、丁合束搬送モードの第1のモードにある搬送装置60を、給紙ローラ71の軸方向に見た状態を示している。図11は、搬送装置60の要部を示す断面図である。図11は、具体的には、丁合束搬送モードの第2のモードにある搬送装置60を、給紙ローラ71の軸方向に見た状態を示している。
図1に示すように、丁合・中入れ装置150は、複数の折込ちらしtから丁合束Tを構成する丁合機構10、図示しない新聞を供給する新聞供給機構20、新聞供給機構20より供給された新聞を搬送しながら開く、新聞搬送・開き機構30、丁合束Tを挟みこんでいる新聞を集積する集積・揃え機構40、及び、制御部50を有する。なお、丁合機構10は、折込ちらしtから丁合束Tを構成する以外に、予め構成された丁合束Tを、新聞供給機構20から供給された新聞に中入れ可能に構成されている。
丁合・中入れ装置150の各機構10、20、30、40は、制御部50によってその動作が制御される。制御部50は、本実施形態では、一例として、丁合機構10に設けられている。なお、制御部50が設けられる位置は、限定されない。制御部50は、丁合機構10以外に設けられてもよい。
丁合・中入れ装置150は、制御部50によって、丁合モード、中入れモード、または丁合・中入れモードで動作される。丁合モードは、丁合機構10、及び集積・揃え機構40が動作される。具体的には、丁合機構10により、数種類の折込ちらしtを重ねるとともに、重ねられた複数の折込ちらしtを折紙sで挟むことにより、丁合束T(図3に示す)が構成される。そして、丁合機構10により構成された丁合束Tが、集積・揃え機構40に集積される。
中入れモードは、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、及び集積・揃え機構40が動作される。具体的には、予め構成された丁合束Tが丁合機構10に投入される。そして、丁合機構10から排出された丁合束Tが、新聞供給機構20から供給されて新聞搬送・開き機構30により開かれた新聞内に中入れされ、集積・揃え機構40に集積される。
丁合・中入れモードは、丁合機構10、新聞供給機構20、新聞搬送・開き機構30、及び集積・揃え機構40が動作される。具体的には、丁合機構10により折込ちらしtから丁合束Tが構成される。そして、丁合機構10から排出された丁合束Tが、新聞供給機構20から供給されて新聞搬送・開き機構30により開かれた新聞内に中入れされ、集積・揃え機構40に集積される。
以下の説明では、丁合機構10から丁合束Tを排出する方向を前方とし、前後方向Yを設定する。また、重力の作用する方向を下方向として上下方向Zを設定する。また、丁合・中入れ装置150を前方から見た状態に基づいて、左右方向Xを設定する。
図2に示すように、丁合機構10は、上下方向Zに長い直方体形状の筐体1、筐体1の前側(図示左側)及び後側(図示右側)のそれぞれに設けられた複数の給紙トレイ2、前側の給紙トレイ2及び後側の給紙トレイ2の間に設けられた搬送パス3、並びに各給紙トレイ2に設けられて、給紙トレイ2に投入された被搬送物Mを搬送パス3側に搬送する搬送装置60を有している。
複数の給紙トレイ2は、上下方向Zに並んでいる。図4に示すように、給紙トレイ2は、被搬送物Mが載置される載置壁部5を有している。給紙トレイ2は、載置壁部5の上面2aに、被搬送物Mを載置可能に構成されている。載置壁部5には、搬送装置60の後述する給送ローラ73の一部、及び後述する捌き板101の一部を配置する溝6が形成されている。すなわち、給送ローラ73の一部、及び捌き板101の一部は、各給紙トレイ2の上面2aから、溝6を通して外部に出ることが可能である。
各給紙トレイ2の上面2aは、搬送パス3側の一端2bが、上面2aの前後方向Yに外側の一端2c(図2に示す)よりも下方に位置する傾斜面に形成されている。なお、本実施形態では、上面2aは、左右方向Xには平行な平面に形成されている。すなわち、上面2aは、左右方向Xには平行であり、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に対しては傾斜している。
複数の給紙トレイ2に、同じ種類の被搬送物Mを投入することもできる。なお、図2に示すように、筐体1の前側の最下段にある給紙トレイ2Aは、複数の折込ちらしtをまとめる折紙s(図3に示す)を投入するための給紙トレイとして割り当てられている。折紙sは、折込ちらしtの一種であってもよい。
搬送パス3は、複数の折込ちらしtが送り込まれる。または、搬送パス3は、例えばいずれか1つの給紙トレイ2に投入された丁合束Tが送り込まれる。搬送パス3は、送り込まれた複数の折込ちらしtを重ねた状態で、下方へ搬送する。または、搬送パス3は、送り込まれた丁合束Tを、下方に搬送する。搬送パス3には、重なった状態の複数枚の折込ちらしtや丁合束Tを挟持して搬送するための複数組の搬送ローラ対4が設けられている。
図4及び図5に示すように、搬送装置60は、筐体1に固定され、載置壁部5の下方に設置された基部61、被搬送物Mを搬送する搬送部70、給紙トレイ2に投入された複数の被搬送物Mを捌く捌き部100、並びに、搬送部70の給送ローラ73の位置及び捌き部100の捌き板101の位置を調整可能に構成された位置調整機構110を有している。
基部61は、例えば、トレイ状に形成されている。基部61は、筐体1に、基部61の上面が上下方向Zに直交または略直交する姿勢で固定されている。基部61は、一例として、基部本体62、及び、基部本体62に形成された縦壁部63を有している。
基部本体62は、板状に形成されており、その上面が上下方向Zに直交または略直交する。縦壁部63は、基部本体62の前後方向Yに外側縁に形成されており、上方に立ち上がっている。縦壁部63は、搬送パス3を挟んで前側に設けられた搬送装置60では、基部本体62の前縁に形成されている。搬送パス3を挟んで後側に設けられた搬送装置60では、縦壁部63は基部本体62の後縁に形成されている。なお、基部61は、トレイ状に形成されることに限定されない。
搬送部70は、基部61に回転可能に支持された給紙ローラ71、給紙ローラ71を回転駆動する給紙ローラ用モータ(第1の駆動部)72、給紙ローラ71の下方に配置されて給紙ローラ71に対向する給送ローラ73、給送ローラ73を、給紙ローラ71に対する位置を変更可能に基部61に支持する支持機構80、給送ローラ73を回転駆動する給送ローラ用モータ(第2の駆動部)74、及び、給送ローラ用モータ74の回転を給送ローラ73に伝達する伝達機構90を有している。
なお、給紙トレイ2に投入された折込ちらしtや丁合束は、給紙ローラ71及び給送ローラ73の間を通る。すなわち、給紙トレイ2の上面2a、並びに、給紙ローラ71及び給送ローラ73の間は、被搬送物Mが搬送される搬送路Aの一部を構成する。
給紙ローラ71は、図4に、その一部が省略されて2点鎖線で示されている。給紙ローラ71は、給紙トレイ2の溝6の上方に配置されている。給紙ローラ71は、図示しない支持機構により、回転可能に基部61に支持されている。なお、給紙ローラ71は、筐体1に回転可能に支持されていてもよい。給紙ローラ71の回転中心線71aは、左右方向Xに平行に設置されている。
給紙ローラ用モータ72は、図4中に概略的に示されている。給紙ローラ用モータ72は、制御部50により動作が制御される。給紙ローラ用モータ72は、直接的に、または、歯車等の伝達機構を介して間接的に、給紙ローラ71の回転軸に接続されている。なお、給紙ローラ用モータ72は、図4に示す位置に設置されることに限定されない。図4は、給紙ローラ用モータ72を示す為に概略的に示したものである。給紙ローラ用モータ72は、例えば、給紙ローラ71の回転中心線(第1の回転中心線)71aに沿って給紙ローラ71に対して離れた位置に配置されていてもよい。
図5では、給紙トレイ2及び給紙ローラ71が省略されている。給送ローラ73は、図5に示すように、本実施形態では一例として2つ用いられている。2つの給送ローラ73は、給紙ローラ71の下方に配置されている。すなわち、給送ローラ73は、搬送路Aを挟んで、給紙ローラ71とは反対側に配置されることとなる。
また、2つの給送ローラ73は、溝6を通して上下方向Zに給紙ローラ71に対向している。一方の給送ローラ73は、給紙ローラ71の軸方向一端部に対向している。他方の給送ローラ73は、給紙ローラ71の軸方向の他端部に対向している。
2つの給送ローラ73は、一体に回転するよう、軸部材73aを介して互いに固定されている。軸部材73aは、2つの給送ローラ73と同軸に配置されている。2つの給送ローラ73及び軸部材73aは、固定されている。2つの給送ローラ73は、軸部材73aの回転中心線(第2の回転中心線)73bが左右方向Xに平行な姿勢で、支持機構80により、基部61に支持されている。すなわち、給送ローラ73は、その回転中心線73bが、給紙ローラ71の回転中心線71aと平行である。
支持機構80は、2つの給送ローラ73を、例えば軸部材等を介して、給送ローラ73の回転中心線73b回りに回転可能に支持している。また、支持機構80は、2つの給送ローラ73を、図4に示すように給紙ローラ71に接触する第1の位置P1、及び、給紙ローラ71から離れる第2の位置P2(図10に示す)の間で移動可能に、支持している。
本実施形態では、支持機構80は、後述する支持部材81が基部61に対して移動可能であることにより、支持部材81に支持された給送ローラ73を第1の位置P1及び第2の位置P2の間で移動可能とする。なお、基部61の基部本体62は、給送ローラ73と干渉しないように、給送ローラ73の一部(下端部)を配置する溝62aが形成されている。
支持機構80は、図5に示すように、給送ローラ73を回転可能に支持し、かつ筐体1に回動可能に支持された支持部材81、基部61の基部本体62及び支持部材81の間に設けられて、支持部材81を給紙ローラ71側に付勢する付勢部材82を有している。
支持部材81は、一例として、枠状に形成されている。支持部材81は、平面視で略U字状に形成されている。支持部材81は、一方の給送ローラ73が回転可能に支持される第1の部分83、他方の給送ローラ73が可能に支持される第2の部分84、並びに、第1の部分83及び第2の部分84に連続する第3の部分85を有している。
第1の部分83は、一例として、上下方向Z及び左右方向Xにより規定された平面に両面が平行な平板状に形成されている。第2の部分84は、第1の部分83に平行な平板状に形成されている。第3の部分85は、第1の部分83の一端及び第2の部分84の一端に連続している。第3の部分85は、第1の部分83及び第2の部分84の、搬送パス3側の一端に連続しており、平板状に形成されている。第1の部分83、第2の部分84、及び、第3の部分85は、例えば、一枚の板部材に対して曲げ加工を施すことにより、形成することができる。
支持部材81は、第1の部分83の中途部及び第2の部分84の中途部が、回転中心線73bに平行な回動中心線81a回りに回動可能に、基部61に支持されている。この中途部は、給送ローラ73が回転可能に支持される部分89よりも、すなわち、回転中心線73bよりも前後方向Yに、搬送パス3に対して外側の部分である。
具体的には、基部61には、図4に示すように、支持部材81が回動可能に支持される2つの支持用の支持部65が設けられている。支持部65は、一例として、基部本体62から上方に突出した壁状に形成されている。支持部材81は、軸部材88により、支持部65に回転可能に支持されている。軸部材88の軸線は、回動中心線81aとなる。
付勢部材82は、一例として、コイルばねである。付勢部材82は、一例として、複数設けられている。本実施形態では、付勢部材82は、2つ設けられている。
付勢部材82の一端は、支持部材81の第3の部分85の下端に接触している。付勢部材82は、支持部材81を上方、すなわち給紙ローラ71側に付勢している。付勢部材82により支持部材81が給紙ローラ71側に付勢されることにより、給送ローラ73が給紙ローラ71側に付勢される。
給送ローラ用モータ74は、図5に示すように、一例として、基部61の基部本体62に固定されている。給送ローラ用モータ74は、制御部50により動作が制御される。給送ローラ用モータ74の出力軸は、伝達機構90を介して、一方の給送ローラ73に接続されている。
伝達機構90は、支持部材81の軸部材88回りの回動により給送ローラ73の位置が変化しても、給送ローラ用モータ74の出力軸の回転を給送ローラ73に伝達可能に構成されている。伝達機構90は、一例として、一方の給送ローラ73に固定された第1の歯車91、第1の歯車91に噛み合い、給送ローラ用モータ74の出力軸と一体に回転する第2の歯車92を有している。
第1の歯車91は、平歯車である。第1の歯車91は、一方の給送ローラ73と同軸に配置されている。第1の歯車91は、支持部材81の外側に配置されている。第1の歯車91は、給送ローラ73と一体に回転する。
第2の歯車92は、平歯車である。第2の歯車92は、給送ローラ用モータ74の出力軸に、直接的または間接的に、固定されている。第2の歯車92は、本実施形態では、伝達軸部材93を介して、間接的に、給送ローラ用モータ74の出力軸に固定されている。第2の歯車92の軸線は、第1の歯車91の軸線と平行に設置されている。第1の歯車91の軸線が軸部材88の軸線と平行であることにより、支持部材81が回転すると、第1の歯車91は第2の歯車92との噛み合いを維持したまま、第2の歯車92の回りを回転する。この為、支持部材81の姿勢に関わらず、給送ローラ73は、給送ローラ用モータ74に接続される。
捌き部100は、搬送路Aより下方に配置され、給紙トレイ2に投入された複数の被搬送物Mを捌く捌き板101、及び、捌き板101の移動をガイドするガイド部材102を有している。
捌き板101は、2つの給送ローラ73の間に配置されている。捌き板101の上面101aは、給紙トレイ2の載置壁部5の上面2aとの間の角度が180度未満となる傾斜面に形成されている。給紙トレイ2の上面2aは、上述の通り、搬送パス3側の一端2bが、他方の一端2cに対して下方に位置する傾斜面となっている。捌き板101の上面101aは、その搬送パス3側の一端101bが、前後方向Yに反対側の一端101cよりも上方に位置する。本実施形態では、上面101aは、一例として、左右方向Xに平行であって、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に傾斜する平面に形成されている。このように、捌き板101の上面101aが給紙トレイ2の上面2aに対して傾斜することにより、給紙トレイ2に投入された複数の被搬送物Mが捌かれて、最上端に配置された被搬送物Mを、給紙ローラ71に送る。
ガイド部材102は、基部61の基部本体62上に支持されている。また、ガイド部材102は、後述する高さ調整機構120によって、基部61に対する高さ(上下方向の位置)が調整される。ガイド部材102は、捌き板101の姿勢を維持したまま、捌き板101の、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に対して斜めとなる方向に沿う移動をガイド可能に構成されている。すなわち、捌き板101の上面101aは、ガイド部材102に沿って移動しても、常に一定の姿勢が保たれる。
捌き板101の移動方向は、具体的には、ガイド部材102が所定高さ位置またはこの所定高さより低い位置に設置された状態において、捌き板101の搬送パス3側の一端部が給紙ローラ71に接触する第3の位置P3(図7及び図10に示す)、及び、捌き板101が給紙ローラ71から離間し、第3の位置P3よりも前方または後方となる第4の位置P4(図4及び図5に示す)の間の方向である。この移動方向は、一例として、捌き板101の上面101aに平行な方向であってもよい。なお、捌き板101は、両給送ローラ73の間に配置されていることから、給送ローラ73には接触しない。
搬送パス3を挟んで前方に配置された給紙トレイ2に設けられた搬送装置60では、第4の位置P4は、第3の位置P3に対して前側に位置する。搬送パス3を挟んで後方に配置された給紙トレイ2に設けられた搬送装置60では、第4の位置P4は、第3の位置P3に対して後方に位置する。第4の位置P4にある捌き板101は、第3の位置P3にある捌き板101よりも下方に配置される。
ガイド部材102は、所定高さ位置またはこの所定高さ位置より低い位置に設置された状態において、捌き板101を、上述のように、左右方向Xには平行であり、かつ、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に傾斜した姿勢を維持したまま、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に対して斜めとなる方向に沿う移動(本実施形態では、第3の位置P3及び第4の位置P4の間の移動)をガイド可能に構成されている。
ガイド部材102は、一例として、上方に開口する断面U字状に形成されており、その底面102a及び内面102bにより、捌き板101の移動をガイドする。底面102aは、捌き板101の底面に面接触する。底面102aは、左右方向Xに平行であって、上下方向Z及び前後方向Yの2方向に対して傾斜する傾斜面に形成されている。両内面102bは、捌き板101の側縁に接触する。
このように、底面102aが捌き板101の底面に接触し、両内面102bが捌き板101の側縁に接触することにより、捌き板101の上面101aが給紙トレイ2の上面2aに対して上述のように傾斜した姿勢を保ちながら、捌き板101の第3の位置P3及び第4の位置P4間の移動がガイドされる。
位置調整機構110は、作業者により操作可能な操作部材111、捌き板101に接続され、操作部材111の変位に応じて捌き板101をガイド部材102に沿って移動する第1の伝達部112、及び、操作部材111の変位に応じて給送ローラ73を第1の位置P1または第2の位置P2に移動するよう、支持部材81を回動する第2の伝達部113を有している。
操作部材111は、図5に示すように、基部61に対して移動可能に支持されている。操作部材111は、作業者によりアクセス可能な位置に形成されている。操作部材111は、一例として、基部61の縦壁部63に、左右方向Xに移動可能に支持されている。
図6に示すように、操作部材111を縦壁部63に移動可能に支持する構成の一例としては、縦壁部63に形成された左右方向Xに延びる溝、及び、この溝に移動可能に係合された係合部材114を備える。係合部材114が溝に係合することにより、操作部材111は、縦壁部63から外れることが防止される。操作部材111は、一例として、板状に形成されている。
また、操作部材111は、第1の伝達部112の端部を収容する溝111aが形成されている。溝111aは、本実施形態では、操作部材111の上端に開口する切り欠き形状に形成されている。溝111aは、一例として矩形に形成されており、両側縁部が、上下方向Zに平行に形成されている。なお、図6では、基部61、操作部材111、及び、第1の伝達部112を示しており、他の構成は、省略されている。
第1の伝達部112は、操作部材111の左右方向Xの変位を、捌き板101のガイド部材102に沿った移動に変換可能に構成されている。第1の伝達部112は、一例として、捌き板101に固定された板部材である。第1の伝達部112は、捌き板101から搬送パス3の反対側に向かって突出している。第1の伝達部112の一端部は、縦壁部63に形成された溝64を通って搬送パス3に対して反対側に出ており、操作部材111の溝111a内に配置されている。
第1の伝達部112の左右両端部は、溝111aの縁111bに対向する第1の当接部112a及び第2の当接部112bに形成されている。第1の当接部112a及び第2の当接部112bは、本実施形態では第1の伝達部112の側面であり、前後方向Yに対して傾斜する傾斜面に形成されている。すなわち、第1の当接部112a及び第2の当接部112bは、捌き板101の移動方向に対して傾斜することとなる。
操作部材111が左右方向Xに移動されると、操作部材111の溝111aの縁111bが第1の当接部112aまたは第2の当接部112bに当接する。第1の当接部112a及び第2の当接部112bが前後方向Yに対して傾斜する平面に形成されることにより、第1の伝達部112が、前後方向Yに移動される。
第1の当接部112a及び第2の当接部112bについて具体的に説明すると、第1の当接部112aの傾斜方向は、図5に示すように、溝111aの縁111bに当接すると、第1の伝達部112を前後方向Yに沿って給紙ローラ71から離れる方向に移動する、傾斜方向である。第2の当接部112bの傾斜方向は、図7に示すように溝111aの縁111bに当接すると、第1の伝達部112を、前後方向Yに沿って給紙ローラ71側に移動する、傾斜方向である。
また、第1の伝達部112は、操作部材111への操作以外の要因によって、捌き板101が移動することを防止する為の固定手段の一例として、第1の溝112c及び第2の溝112dが形成されている。
第1の溝112cは、第1の当接部112aに連続して形成されており、第1の当接部112aに対して捌き板101側に配置されている。第1の溝112cは、左右方向Xに内側に向かって凹む形状に形成されている。第1の溝112cは、溝111aの縁111bが嵌合可能に形成されている。
溝111aの縁111bが第1の溝112cに嵌合することにより、縁111bが前後方向Yに第1の伝達部112に係合して固定される。この固定により、捌き板101が第4の位置P4に固定される。第1の溝112cが、左右方向Xに内側に向かって凹む形状であることから、作業者により操作部材111が左右方向Xに移動されない限り、縁111b及び第1の溝112cの係合は解除されない。
第2の溝112dは、第2の当接部112bに連続して形成されており、第2の当接部112bに対して捌き板101側に配置されている。第2の溝112dは、左右方向Xに内側に向かって凹む形状に形成されている。第2の溝112dは、溝111aの縁111bが嵌合可能に形成されている。
溝111aの縁111bが第2の溝112dに嵌合することにより、縁111bが前後方向Yに第1の伝達部112に係合して固定される。この固定により、捌き板101が第3の位置P3に固定される。第2の溝112dが、左右方向Xに内側に向かって凹む形状であることから、作業者により操作部材111が左右方向Xに移動されない限り、縁111b及び第2の溝112dの係合は解除されない。
給送ローラ73が第2の位置P2に配置されている状態では、支持部材81に付勢部材82より付勢力が作用するが、縁111bが第2の溝112dに係合することにより、給送ローラ73が第2の位置P2にある状態に、固定される。
第2の伝達部113は、図5に示すように、操作部材111に固定されている。第2の伝達部113は、縦壁部63よりも給紙ローラ71側に配置されている。第2の伝達部113は、例えば、縦壁部63に形成された溝を通って、給紙ローラ71側に配置されている。第2の伝達部113は、支持部材81の第1の部分83に接触可能に構成されている。第2の伝達部113は、第1の部分83に接触する部分として、ローラ115を有している。ローラ115の回転中心線は、前後方向Yに平行である。
ここで、支持部材81の第1の部分83において第2の伝達部113のローラ115に接触する接触部86について、説明する。図5中の2点鎖線で囲った範囲F5内に、接触部86及びローラ115を前後方向Yに沿って正面視した状態を示している。範囲F5に示すように、第1の部分83の接触部86の下端面(傾斜部)87は、左右方向Xに対して傾斜する傾斜面に形成されている。下端面87は、ローラ115に接触する。
図4及び図5に示すように、捌き板101が給紙ローラ71から離れる第4の位置P4にある状態では、ローラ115は接触部86を上方に移動することがない。すなわち、支持部材81は、付勢部材82の付勢力により付勢されて、給送ローラ73が給紙ローラ71に接触する第1の位置P1に位置づけられるとともに、給送ローラ73が付勢部材82により給紙ローラ71側に付勢された状態となる。
図7内に2点鎖線で囲った範囲F7には、接触部86及びローラ115を前後方向Yに正面視した状態を示している。範囲F7に示すように、捌き板101が第3の位置P3にある状態では、ローラ115が接触部86に対して移動されることにより、接触部86を上方に押圧する。この押圧により、支持部材81が付勢部材82による上方への付勢力に抗って回転する。この回転により、給送ローラ73が給紙ローラ71から離れる第2の位置P2に位置決められる。
また、搬送装置60は、図9に示すように、ガイド部材102の上下方向Zの位置を調整可能な、高さ調整機構120を有している。なお、図9は、搬送装置60を、前後方向Yに搬送パス3側から見た後面図である。高さ調整機構120は、一例として、ガイド部材102の下方に配置され、ガイド部材102の下面に接触されたボール121、及びボール121の下端に接触し、上下方向Zに直交する水平方向に移動可能な移動部材122を有している。
移動部材122は、操作部材122aが作業者により操作されることにより、ボール121に対して水平方向に移動可能に構成されている。移動部材122は、水平方向の一例として、左右方向Xに移動可能である。操作部材122aは、作業者によりアクセス可能な位置に設置されている。なお、操作部材122aは、その一部のみが図示されている。操作部材122aは、例えば、操作部材111の近傍に配置されてもよい。
移動部材122の上面123は、上下方向Z及び左右方向Xに傾斜する傾斜面に形成されている。移動部材122が移動すると、上面123においてボール121が接触する接触箇所が変更される。上面123が傾斜面に形成されることから、移動部材122の移動により、ボール121が上下方向Zに変位する。ボール121が上下方向Zに変更されることにより、ガイド部材102が上下方向Zに移動される。このように、高さ調整機構120により、捌き板101の上下方向Zの位置を調整することが可能となる。
なお、高さ調整機構120によって捌き部100の上下方向Zの位置が移動されても、捌き板101は、位置調整機構110により、上面101aが上述のように左右方向Xには平行であり、かつ、前後方向Y及び上下方向Zの2方向に傾斜した一定の姿勢を保ちつつガイド部材102に沿って、移動がガイドされる。
ここで、ガイド部材102の高さ位置、及び捌き板101の位置について、説明する。上述の通り、高さ調整機構120によりガイド部材102が所定の高さ位置またはこの所定高さ位置より低い位置に設置(固定)された状態では、捌き板101は、第3の位置P3及び第4の位置P4の間で移動される。すなわち、給紙ローラ71に接触する位置、及び給紙ローラ71に対して離れる位置の間で、移動される。この、所定高さとは、本実施形態では一例として、ガイド部材102の上下の移動範囲において、最下端からの所定高さである。
すなわち、高さ調整機構120により、ガイド部材102が、最下端から所定高さまでの範囲に配置されている状態では、捌き板101は、操作部材111を操作することにより、給送ローラ73が第1の位置P1に有る状態では給紙ローラ71から離れることが可能となる。
この為、ガイド部材102の高さ位置によって、給紙ローラ71及び捌き板101の接触箇所は変わることとなる。具体的には、ガイド部材102が高くなるにつれて、給紙ローラ71において捌き板101が接触する位置は、搬送パス3に対して反対側に移動する。なお、給紙ローラ71における捌き板101の接触箇所が変更されても、例えば捌き板101がしなることによってまたは給紙ローラ71の接触部が変形することによって、捌き板101を、縁111bが溝112dに係合するまで押し込むことが可能となる。さらに、ガイド部材102の高さが高くなるにつれて、捌き板101が給紙ローラ71から前後方向に最大離れた状態での捌き板101及び給紙ローラ71の間の隙間が小さくなる。
ガイド部材102が、高さ調整機構120により、所定高さより高い高さ位置に設置されると、捌き板101は、常に、給紙ローラ71に接触する。すなわち、捌き板101が前後方向に第4の位置P4と同じに配置された状態(給送ローラ73が第2の位置P2に配置された状態)であっても、捌き板101は給紙ローラ71に接触する。
なお、ガイド部材102が所定高さより高い位置に設置された場合、給送ローラ73が第2の位置P2に配置された状態における給紙ローラ71に対する捌き板101の押圧力は、給送ローラ73が第1の位置P1に配置された状態における給紙ローラ71に対する捌き板101の押圧力に対して小さくなる。
筐体1は、図2に示すように、搬送装置60よりも搬送パス3側に、送りローラ対8が設けられている。送りローラ対8は、搬送装置60により搬送パス3側に搬送された被搬送物Mを搬送パス3へ送り込む。
搬送パス3の下端には、折りローラ対9が配置されている。折りローラ対9は、そのニップが搬送パス3の延長線上に位置する姿勢で設けられている。つまり、搬送パス3を介して下方へ搬送された複数枚の折込ちらしtや丁合束Tが折りローラ対9のニップへ送り込まれる。
給紙トレイ2Aの給紙方向の下流側(図示右側)には、給紙トレイ2Aを介して投入された折紙sを折りローラ対9の上方へ送り込むための送りローラ対8aが設けられている。
給紙トレイ2Aに対して、折紙sの給紙方向の先端側には、折紙sの先端を所定位置で係止する係止部11が設けられている。係止部11は、折紙sの給紙方向の中央位置が折りローラ対9のニップに対向する位置で折紙sを停止させる。折りローラ対9の斜め上方には、折りローラ対9のニップに向けて折紙sの中央部を押し込むための折込ナイフ12が配置されている。
各給紙トレイ2を介して投入された折込ちらしtが搬送パス3で重ねられて折りローラ対9のニップへ送り込まれると、予め給紙トレイ2Aから給紙された折紙sの中央を折込ナイフ12によって折り込んでおく。
そして、重なった状態で搬送パス3を介して搬送された複数枚の折込ちらしtが折紙sの中央に押し込まれ、折りローラ対9の回転によって折紙sの間に挟み込まれる。折りローラ対9を通過して2つ折りにされた折込ちらしの束、すなわち折紙sの間に複数枚の折込ちらしtを挟んだ丁合束Tは、搬送ベルト13へ受け渡されて排出ローラ対14を介して筐体1のフロント側に設けた排出口15から排出される。
図3は、丁合機構10の排出口15から排出された丁合束Tの一例を示す外観斜視図である。丁合束Tは、その排出方向(Y方向)の先端T−1側を折紙sによって覆われた状態でY方向に排出される。なお、本実施形態では、折紙sの排出方向に沿った一端s−1(排出方向から見た右端部)が複数枚の折込ちらしtの端部t−1と略揃った状態で丁合束Tを排出するように、折紙sのX方向に沿った給紙位置を調整可能となっている。
次に、丁合・中入れ装置150が丁合モード、または丁合・中入れモードで動作される場合の、搬送装置60の動作を説明する。丁合モード、または丁合・中入れモードでは、給紙トレイ2には、複数の折込ちらしtが投入される。すなわち、搬送装置60は、被搬送物Mとして、折込ちらしtを搬送パス3側に搬送する。
搬送装置60は、折込ちらしtを搬送パス3側に搬送する場合は、折込ちらし搬送モードに設定される。折込ちらし搬送モードは、ガイド部材102が所定高さ位置またはこの所定高さ位置より低い高さ位置に設置され、さらに、図7及び図10に示すように、給送ローラ73が第2の位置P2に移動され、かつ、捌き板101が第3の位置P3に移動された状態である。すなわち、給送ローラ73が給紙ローラ71から離れ、かつ、捌き板101が給紙ローラ71に接触する。
作業者は、搬送装置60を折込ちらし搬送モードに設定する為に、操作部材122aを操作してガイド部材102を、所定の高さ位置、または所定高さ位置より低い高さ位置に固定する。さらに作業者は、操作部材111を図7に示すように左側に移動して、操作部材111の溝111aの縁111bを、第1の伝達部112の第2の溝112dに嵌合する。操作部材111の縁111bが第2の溝112dに嵌合するまでの過程では、操作部材111の溝111aの一方の縁111bが、第1の伝達部112の第2の当接部112bに当接する。第1の伝達部112は、縁111b及び第2の当接部112bの当接により、前後方向Yに、給紙ローラ71側に移動される。捌き板101は、第1の伝達部112の移動に伴って、給紙ローラ71に当接する第3の位置P3に移動する。縁111bは、第2の当接部112bに対して相対的に移動した後、第2の溝112dに嵌合する。
また、操作部材111の縁111bが第2の溝112dに嵌合するまでの過程では、操作部材111の第2の伝達部113のローラ115が、支持部材81の第1の部分83の接触部86を上方に押し上げることにより、支持部材81が付勢部材82の付勢力に抗って回転する。このように支持部材81が回転することにより、給送ローラ73は、給紙ローラ71から離れる第2の位置P2に移動される。
給紙トレイ2に設置された複数枚の折込ちらしtは、給紙トレイ2の上面2aが傾斜面であることから斜めに崩れる。搬送装置60が折込ちらし搬送モードに設定されると、最上端に設置された1枚の折込ちらしtが、給紙ローラ71及び捌き板101の間に挟持される。この為、給紙ローラ71の回転のみが、折込ちらしtに伝わる。すなわち、折込ちらしtは、折込ちらし搬送モードでは、給紙ローラ71のみにより、搬送パス3側に搬送されることとなる。なお、折込ちらし搬送モードでは、制御部50は、給紙ローラ用モータ72及び給送ローラ用モータ74を駆動して、給紙ローラ71及び給送ローラ73を回転する。給送ローラ73が第2の位置P2に配置されるので、給送ローラ73が折込ちらしtに接触することはない。
また、複数枚の折込みちらしtが給紙ローラ71及び捌き板101の間に挟持されても、給紙ローラ71の回転のみが作用するので、最上端に配置された折込みちらしtのみが、搬送パス3側に送られる。言い換えると、高さ調整機構120によってガイド部材102の高さを調整することにより、給紙ローラ71に対する捌き板101の押し付け力を調整することで、複数枚の折込みちらしtが給紙ローラ71及び捌き板101の間に挟持された場合においても、最上端に配置された1枚の折込ちらしtのみが搬送パス3側に送ることが可能となる。
次に、丁合・中入れ装置150の中入れモードで動作される場合の搬送装置60の動作を説明する。中入れモードでは、丁合機構10の給紙トレイ2には、予め構成された丁合束Tが投入される。すなわち、搬送装置60は、被搬送物Mとして、丁合束Tを搬送パス3側に搬送する。
搬送装置60は、丁合束Tを搬送する場合は、丁合束搬送モードに設定される。丁合束搬送モードは、さらに、第1のモード、及び第2のモードを有する。第1のモードは、一例として、丁合束Tの厚みが比較的厚い場合に用いられる。第1のモードは、被搬送物Mが供給されていない状態において、捌き板101が給紙ローラ71から離れて給紙ローラ71との間に所定の隙間を有し、給紙ローラ71及び給送ローラ73が接触する運転モードである。
第2のモードは、一例として、丁合束Tの厚みが比較的薄い場合に用いられる。図11に示すように、第2のモードは、被搬送物Mが供給されていない状態において、捌き板101が給紙ローラ71に接触し、さらに、給送ローラ73が給紙ローラ71に接触する運転モードである。さらに、給紙ローラ71と捌き板101との接触位置は、給紙ローラ71と給送ローラ73との接触位置に対して搬送パス3の反対側にずれている。
作業者は、搬送装置60を第1のモードに設定する為に、具体的には、高さ調整機構120の操作部材122aを操作して、ガイド部材102を所定の高さ位置、またはこの所定の高さより低い高さ位置に固定する。さらに、作業者は、図5に示すように、操作部材111を右側に移動して、操作部材111の縁111bを、第1の伝達部112の第1の溝112cに嵌合する。縁111bが第1の溝112cに嵌合するまでの過程では、操作部材111の溝111aの縁111bが、第1の伝達部112の第1の当接部112aに当接する。第1の伝達部112は、縁111b及び第1の当接部112aの当接により、前後方向Yに、給紙ローラ71から離れる側に移動される。捌き板101は、第1の伝達部112の移動に伴って、給紙ローラ71から離れる第4の位置P4に移動する。縁111bは、第1の当接部112aに対して相対的に移動した後、第1の溝112cに嵌合する。
また、操作部材111が図6に示す位置に移動する過程では、操作部材111の第2の伝達部113のローラ115による支持部材81の第1の部分83の上方への押し上げが解除される。この為、支持部材81及び給送ローラ73は、付勢部材82により上方に付勢され、給送ローラ73が給紙ローラ71に接触する。ガイド部材102が所定高さより高い位置に固定されることにより、給送ローラ73が給紙ローラ71に接触した状態では、給紙ローラ71の捌き板101との接触位置は、給紙ローラ71の給送ローラ73との接触位置に対して搬送パス3の反対側、即ち、トレイ2に積まれた被搬送物M側にずれた位置となる。
給紙トレイ2の上面2aに積み上げられた複数の丁合束Tは、上面2aが傾斜することから崩れる。第1のモードでは、最上端に配置された丁合束Tは、付勢部材82の付勢力により、給紙ローラ71及び給送ローラ73に挟持される。この為、被搬送物Mには、給紙ローラ71の回転、及び給送ローラ73の回転が伝わる。すなわち、被搬送物Mは、給紙ローラ71の回転、及び給送ローラ73の回転により、搬送パス3側に搬送される。なお、被搬送物Mが給紙ローラ71及び給送ローラ73の間を通過する際には、支持部材81が軸部材88回りに回転することにより、給紙ローラ71及び給送ローラ73が被搬送物Mに接触する状態を保ちつつ、給送ローラ73が給紙ローラ71から離れる。
なお、捌き板101の第4の位置P4は、給紙ローラ71及び給送ローラ73が互いに接触する接触箇所に、1つの丁合束Tのみを搬送可能な程度、給紙ローラ71及び給送ローラ73から離れていればよい。すなわち、高さ調整機構120のよりガイド部材102の高さを調整することにより、捌き板101及び給紙ローラ71の間の隙間は、給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に、2つ以上の丁合束Tが搬送されない隙間に設定される。
作業者は、搬送装置60を第2のモードに設定する為に、具体的には、高さ調整機構120の操作部材122aを操作して、ガイド部材102を所定の高さ位置より高い高さ位置に固定する。ガイド部材102の具体的な高さ位置は、丁合束Tの厚みに応じて調整する。
さらに、作業者は、図5に示すように、操作部材111を右側に移動して、操作部材111の縁111bを、第1の伝達部112の第1の溝112cに嵌合する。縁111bが第1の溝112cに嵌合するまでの過程では、操作部材111の溝111aの縁111bが、第1の伝達部112の第1の当接部112aに当接する。第1の伝達部112は、縁111b及び第1の当接部112aの当接により、前後方向Yに、給紙ローラ71から離れる側に移動される。
しかしながら、捌き板101は、ガイド部材102が所定高さ位置より高い高さ位置に固定されていることから、給紙ローラ71に接触した状態が維持される。縁111bは、第1の当接部112aに対して相対的に移動した後、第1の溝112cに嵌合する。
また、操作部材111が図5に示す位置に移動する過程では、操作部材111の第2の伝達部113のローラ115による支持部材81の第1の部分83の上方への押し上げが解除される。この為、支持部材81及び給送ローラ73は、付勢部材82により上方に付勢され、給送ローラ73が給紙ローラ71に接触する。
給紙ローラ71に対する捌き板101の位置は、給紙ローラ71に対する捌き板101の押し付け力が、複数の丁合束Tが捌き板101及び給紙ローラ71の間に挟持された場合であっても、給紙ローラ71の回転によって最上端に配置された1つの丁合束Tのみを下流側に送ることができる程度の押し付け力となる位置に調整される。具体的には、高さ調整機構120により、ガイド部材102の高さ位置が調整される。
第2のモードでは、最上端に配置された丁合束Tは、捌き板101及び給紙ローラ71の間に挟持されて、給紙ローラ71及び給送ローラ73の間まで送られる。給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に送られた1つの丁合束Tは、給紙ローラ71及び給送ローラ73に挟持される。1つの丁合束Tは、捌き板101及び給紙ローラ71の間に挟持されることにより、給紙ローラ71の回転、及び給送ローラ73の回転により、搬送パス3側に搬送される。
なお、丁合束搬送モードでは、制御部50は、給紙ローラ用モータ72を駆動して給紙ローラ71を回転し、さらに、給送ローラ用モータ74を駆動して給送ローラ73を回転する。
このように、搬送装置60は、被搬送物Mに応じて、折込ちらし搬送モード及び丁合束搬送モードを切り替えることによって搬送部70による被搬送物Mの搬送力を調整することができるので、被搬送物Mを適切な搬送力により搬送することができる。
このように構成された搬送装置60では、捌き板101の位置の調整、及び、給送ローラ73の位置の調整を、1つの操作部材111を操作することにより行うことができる。この為、効率よく、給紙ローラ71に対する捌き板101の位置の調整、及び、給紙ローラ71に対する給送ローラ73の位置の調整を行うことが可能となる。
さらに、丁合束搬送モードの第1のモードでは、捌き板101が給紙ローラ71から離れることにより、複数の丁合束Tのうち、下流側に搬送する1つの丁合束Tのみを給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に送り込むことが可能となる。すなわち、給紙トレイ2に載置された複数積まれた丁合束Tは、載置壁部5の上面2aが傾斜面であることから、斜め状態に崩れる。そして、最上部の丁合束Tが、給紙ローラ71及び給送ローラ73の間側に配置される。第1のモードでは、捌き板101が給紙ローラ71から離れるとともに、捌き板101及び給紙ローラ71の間の隙間が、最上端に配置された1つの丁合束Tのみが通過可能な隙間に調整されていることにより、最上部の直ぐ下(2番目)に配置された丁合束Tが給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に送られるこが防止される。第1のモードにおける、捌き板101及び給紙ローラ71の間の隙間は、ガイド部材102の高さ位置を調整することにより、調整することができる。
さらに、比較的薄い丁合束Tの場合は、捌き板101を給紙ローラ71に接触させることにより(第2のモード)、最上端に配置された丁合束Tのみを給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に送ることが可能となる。すなわち、厚みが薄い丁合束Tの場合は、捌き板101が給紙ローラ71から離れることにより、複数枚の丁合束Tが給紙ローラ71及び給送ローラ73の間に送られることが想定される。しかしながら、捌き板101が給紙ローラ71に接触することにより、最上端に配置された丁合束Tのみが給紙ローラ71及び給送ローラ73まで送られるので、丁合束Tを1束ずつ、搬送パス3側に送ることが可能となる。
さらに、位置調整機構110が、操作部材111の溝111aの縁111b、第1の伝達部112の第1の当接部112a、及び、第1の伝達部112の第2の当接部112bを有する構成であるので、作業者は、操作部材111を、一方向(一例として左右方向X)に移動するだけでよい。この為、作業者の作業の効率をより一層向上することができる。
さらに、給送ローラ用モータ74の回転を伝達する伝達機構90が、給送ローラ73と同軸に配置された第1の歯車91、及び、第1の歯車91に噛み合う第2の歯車92を有することにより、給送ローラ73が位置P1,P2のいずれの位置にあっても、給送ローラ73、及び給送ローラ用モータ74の接続を維持することができる。
さらに、高さ調整機構120によりガイド部材102の高さ位置を調整することにより、丁合束搬送モードにおいて、丁合束Tの厚みに応じて、第1のモード及び第2のモードを切り替えることが可能となる。この為、被搬送物Mを適切な搬送力により搬送することができる。
なお、本実施形態では、搬送装置60は、丁合機構10の給紙トレイ2に設けられており、被搬送物Mとして、折込ちらしtまたは丁合束Tを搬送可能に構成された。しかしながら、搬送装置60は、丁合機構10に設けられることに限定されない。搬送装置60は、プリンタ等、紙を搬送する機能を有する装置に設けることも可能である。
または、搬送装置60は、被搬送物Mとして、折込ちらしtや丁合束Tのように、一定の厚みを有する物に限定されない。被搬送物Mとしては、厚みが一定ではないものであってもよい。この一例としては、被搬送物Mは、フィルム等の膜部材を例えばラミネートし、内部に液体等を収容したものであってもよい。または、搬送装置60は、郵便物の仕分け等を行う装置に設けられて、被搬送物Mとして郵便物、葉書、封筒を搬送してもよい。
搬送装置60の捌き板101の第4の位置P4は、被搬送物Mの厚みに応じて決定される。すなわち、第4の位置P4は、1つの被搬送物Mのみ、給紙ローラ71及び給送ローラ73の接触部に搬送可能となる位置に設定される。
なお、本実施形態では、捌き板101及び第1の伝達部112は、別部材である。しかしながら、捌き板101及び第1の伝達部112は、別部材であることに限定されない。捌き板101及び第1の伝達部112が一体に形成されてもよく、捌き板101の端部が第1の伝達部112として機能してもよい。
また、本実施形態では、操作部材111に形成され、第1の伝達部112の少なくとも1部を配置する孔の一例として、操作部材111の上端に開口した溝111aが形成された。孔は、このように、操作部材111の上端に開口した溝形状に形成されることに限定されない。他の例では、上端が閉塞された形状に形成されてもよい。すなわち、操作部材111を貫通し、環状の縁を有する孔に形成されてもよい。
また、本実施形態では、捌き板101は、固定手段の一例である溝112c,112dによって、最大に押し込まれた位置、及び最大に引き抜かれた位置で固定された。例えば、捌き板101を、最大に押し込んだ位置及び最大に引き抜いた位置の間で固定可能な手段を有する場合、調整機構110によって、捌き板101及び給紙ローラ71の間の隙間を調整できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求範囲に記載された発明を付記する。
[1]
被搬送物が通る搬送路を挟んで一方側に配置された第1のローラと、
前記第1のローラを回転する第1の駆動部と、
前記搬送路を挟んで他方側に配置され、前記第1のローラの第1の回転中心線と平行な第2の回転中心線回りに回転可能な第2のローラと、
前記第2のローラを回転する第2の駆動部と、
前記第2のローラを回転可能に支持し、かつ、前記第2のローラを前記第1のローラに接触する第1の位置及び前記第1のローラから離れた第2の位置の間で移動可能に支持する支持部材と、
前記搬送路を挟んで前記他方側に配置され、前記被搬送物を捌く捌き板と、
所定の高さ位置、または前記所定の高さ位置より低い高さ位置に固定された状態において、前記捌き板を、前記第1のローラに接触する第3の位置、及び前記第1のローラから離れた第4の位置の間で移動可能にガイドするガイド部材と、
操作部材を含む位置調整機構であって、前記ガイド部材が前記所定の高さに設置された状態において、前記操作部材の変位を、前記第2のローラの前記第1の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第4の位置側への移動に変換し、または、前記第2のローラの前記第2の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第3の位置側への移動に変換する位置調整機構と、
を備える搬送装置。
[2]
少なくとも前記ガイド部材及び前記支持部材を支持する基部を具備し、
前記支持部材は、前記第2の回転中心線に平行な回動中心線回りに回動可能に前記基部にされ、
前記操作部材は、前記捌き板の前記第3の位置及び前記第4の位置の間の移動方向に交差する第1の方向、及び前記第1の方向に対して逆方向となる第2の方向に移動可能に前記基部に支持され、かつ、孔を有し、
前記位置調整機構は、
前記基部と前記支持部材との間に設けられ、前記第2のローラを前記第1の位置側に付勢する付勢部材と、
前記捌き板に設けられ、前記第1のローラから離れる方向に延出して前記孔内に少なくとも一部が配置される第1の伝達部であって、前記操作部材の第1の方向の移動に伴い前記孔の縁に当接して前記捌き板を前記第4の位置側に移動する、前記移動方向に対して傾斜する第1の当接部、及び、前記操作部材の前記第2の方向の移動に伴い前記孔の縁に当接して前記操作部材を前記第3の位置側に移動する、前記移動方向に対して傾斜する第2の当接部と、を具備する第1の伝達部と、
前記操作部材に設けられて前記操作部材と一体に移動する第2の伝達部であって、前記操作部材の前記第1の方向の移動に伴い前記支持部材の前記回動中心線を挟んで前記第2の回転中心線に対して反対側の部分を押圧して前記支持部材を前記第2のローラが前記第1のローラから離れる方向に回転させる第2の伝達部と、
を具備する
[1]に記載の搬送装置。
[3]
前記支持部材は、前記第2の伝達部が当接する、前記第1の方向に傾斜した傾斜部を具備する
[2]に記載の搬送装置。
[4]
少なくとも前記ガイド部材及び前記支持部材を支持する基部と、
前記第2の駆動部の駆動力を前記第2のローラに伝達する伝達機構と、
を具備し、
前記伝達機構は、
前記第2のローラと同軸に配置され、前記第2のローラに固定された第1の歯車と、
前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車と、
を具備し、
前記支持部材は、前記第2の回転中心線に平行な回動中心線回りに回動可能に前記基部に支持される
[1]に記載の搬送装置。
[5]
前記ガイド部材の高さ位置を調整可能に構成され、前記ガイド部材の高さ位置を、前記第2のローラが前記第1の位置にある状態において、前記捌き板が前記第1のローラに接触する高さ位置に設置可能な高さ調整機構を具備する
[1]に記載の搬送装置。
2…給紙トレイ、60…搬送装置、61…基部、71…給紙ローラ(第1のローラ)、71a…回転中心線(第1の回転中心線)、72…給紙ローラ用モータ(第1の駆動部)、73…給送ローラ(第2のローラ)、73b…回転中心線(第2の回転中心線)、74…給送ローラ用モータ(第2の駆動部)、81…支持部材、82…付勢部材、86…接触部、87…下端面(傾斜部)、90…伝達機構、91…第1の歯車、92…第2の歯車、101…捌き板、102…ガイド部材、110…位置調整機構、111…操作部材、111a…溝(孔)、111b…縁、112…第1の伝達部、112a…第1の当接部、112b…第2の当接部、113…第2の伝達部、A…搬送路、M…被搬送物、P1…第1の位置、P2…第2の位置、P3…第3の位置、P4…第4の位置、Y…前後方向、Z…上下方向。

Claims (5)

  1. 被搬送物が通る搬送路を挟んで一方側に配置された第1のローラと、
    前記第1のローラを回転する第1の駆動部と、
    前記搬送路を挟んで他方側に配置され、前記第1のローラの第1の回転中心線と平行な第2の回転中心線回りに回転可能な第2のローラと、
    前記第2のローラを回転する第2の駆動部と、
    前記第2のローラを回転可能に支持し、かつ、前記第2のローラを前記第1のローラに接触する第1の位置及び前記第1のローラから離れた第2の位置の間で移動可能に支持する支持部材と、
    前記搬送路を挟んで前記他方側に配置され、前記被搬送物を捌く捌き板と、
    所定の高さ位置、または前記所定の高さ位置より低い高さ位置に固定された状態において、前記捌き板を、前記第1のローラに接触する第3の位置、及び前記第1のローラから離れた第4の位置の間で移動可能にガイドするガイド部材と、
    作業者により操作可能な操作部材を含む位置調整機構であって、前記ガイド部材が前記所定の高さに設置された状態において、前記操作部材の変位を、前記第2のローラの前記第1の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第4の位置側への移動に変換し、または、前記第2のローラの前記第2の位置側への移動、及び前記捌き板の前記第3の位置側への移動に変換する位置調整機構と、
    を備える搬送装置。
  2. 少なくとも前記ガイド部材及び前記支持部材を支持する基部を具備し、
    前記支持部材は、前記第2の回転中心線に平行な回動中心線回りに回動可能に前記基部に支持され、
    前記操作部材は、前記捌き板の前記第3の位置及び前記第4の位置の間の移動方向に交差する第1の方向、及び前記第1の方向に対して逆方向となる第2の方向に移動可能に前記基部に支持され、かつ、孔を有し、
    前記位置調整機構は、
    前記基部と前記支持部材との間に設けられ、前記第2のローラを前記第1の位置側に付勢する付勢部材と、
    前記捌き板に設けられ、前記第1のローラから離れる方向に延出して前記孔内に少なくとも一部が配置される第1の伝達部であって、前記操作部材の第1の方向の移動に伴い前記孔の縁に当接して前記捌き板を前記第4の位置側に移動する、前記移動方向に対して傾斜する第1の当接部、及び、前記操作部材の前記第2の方向の移動に伴い前記孔の縁に当接して前記操作部材を前記第3の位置側に移動する、前記移動方向に対して傾斜する第2の当接部と、を具備する第1の伝達部と、
    前記操作部材に設けられて前記操作部材と一体に移動する第2の伝達部であって、前記操作部材の前記第の方向の移動に伴い前記支持部材の前記回動中心線を挟んで前記第2の回転中心線に対して反対側の部分を押圧して前記支持部材を前記第2のローラが前記第1のローラから離れる方向に回転させる第2の伝達部と、
    を具備する
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記支持部材は、前記第2の伝達部が当接する、前記第1の方向に傾斜した傾斜部を具備する
    請求項2に記載の搬送装置。
  4. 少なくとも前記ガイド部材及び前記支持部材を支持する基部と、
    前記第2の駆動部の駆動力を前記第2のローラに伝達する伝達機構と、
    を具備し、
    前記伝達機構は、
    前記第2のローラと同軸に配置され、前記第2のローラに固定された第1の歯車と、
    前記第1の歯車に噛み合う第2の歯車と、
    を具備し、
    前記支持部材は、前記第2の回転中心線に平行な回動中心線回りに回動可能に前記基部
    に支持される
    請求項1に記載の搬送装置。
  5. 前記ガイド部材の高さ位置を調整可能に構成され、前記ガイド部材の高さ位置を、前記第2のローラが前記第1の位置にある状態において、前記捌き板が前記第1のローラに接触する高さ位置に設置可能な高さ調整機構を具備する
    請求項1に記載の搬送装置。
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