JP6815949B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ本体部とスキャナ部とを含むプリント装置に関する。
画像の記録を行うプリンタ本体部の上部に、画像の読み取りを行なうスキャナ部が開閉可能に連結されたプリント装置(複合機)が知られている。このプリント装置ではスキャナ部を開くことによって、プリンタ本体部の内部への操作などが可能になる。スキャナ部の内部への操作としては、例えば、インクタンクや記録ヘッドなどの着脱・交換、あるいはジャム発生時のシートの除去などがある。操作後は、スキャナ部を回動させて閉じることにより、プリント装置を通常の使用可能状態へと戻すことができる。
特許文献1には、スキャナ部に固定されたラックギアとプリンタ本体部に設けられたピニオンギアとの噛合を含むダンパ機構によってスキャナ部の開閉時の衝撃を緩和する構成が開示されている。
特開2007−0251934号公報
特許文献1の装置は、ダンパ機構のラックギアはスキャナ部から下方に飛び出て固定されており、スキャナ部を閉じたときにラックギアを受け入れるスペースが装置内に必要である。ラックギアのスキャナ部への取り付け位置が、開閉の回動中心から離れるほどにラックギアの長さおよびそれを受け入れる必要スペースは大きくなる。これは装置の小型化とくに高さ方向における薄型化を追求する上での設計自由度を狭めることになり、この点に改善の余地があった。
本発明は、プリンタ本体部に対して開閉可能なスキャナ部を備えるプリント装置において、スムーズな開閉動作と装置小型化を両立することを目的とする。
本発明は、プリンタ本体部に対して開閉可能な開閉部と、前記プリンタ本体部の側に設けられた第1ギア部材と、前記プリンタ本体部に対する前記開閉部の開閉に伴って前記開閉部に対して揺動できるよう前記開閉部に取り付けられ、前記第1ギア部材に噛み合う第2ギア部材と、を備えるプリント装置であって、前記開閉部が、前記プリンタ本体部に対して開いた状態から閉じた状態になる際に、前記第2ギア部材の先端部と前記開閉部の下面との距離が小さくなることを特徴とする。
本発明によれば、プリンタ本体部に対して開閉可能なスキャナ部を備えるプリント装置において、スムーズな開閉動作と装置小型化が両立する。
第1実施形態におけるプリント装置の斜視図である。 図1のプリント装置のスキャナ部が開いた状態を示す斜視図である。 図1のプリント装置の圧板ユニットが開いた状態を示す斜視図である。 第1実施形態の基本構成におけるラックギアを示す斜視図である。 第1実施形態の基本構成におけるダンパ機構を示す側面図である。 第1実施形態のギアベースを示す斜視図である。 第1実施形態のギアカバーを示す斜視図である。 第1実施形態のギア群を示す分解斜視図である。 第1実施形態のピニオンギアの斜視図である。 第1実施形態のアイドラギアの斜視図である。 第1実施形態のクラッチギアユニットの斜視図である。 図5のダンパ機構におけるギア群のかみ合いを示す斜視図である。 第1実施形態の基本構成における動作を示す側面図である。 第1実施形態の基本構成における案内機構を示す側面図である。 第1実施形態のラックギアとピニオンギアの動作を示す側面図である。 第1実施形態のギアの噛み合い保証範囲を示す側面図である。 第1実施形態における第1変形例を示す側面図である。 第1実施形態における第2変形例を示す側面図である。 第1実施形態における第3変形例を示す側面図である。 第1実施形態における第4変形例を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態の要部を示す斜視図である。 従来のプリント装置におけるギアの噛み合いを模式的に示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
プリント装置は、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に、構成要素の一部として組み込まれることがある。この場合、スキャナ部によって読み取られた読取情報は、プリンタ本体部によって、シートなどの記録媒体に画像として記録される。すなわち、スキャナ部によって読み取られた画像は、プリンタ本体部によってシートに複写される。
本実施形態においては、本発明を適用可能なプリント装置として、インクジェットプリンタを例に採り説明する。
[第1実施形態]
(全体構成)
まず、第1実施形態におけるプリント装置の全体構成を説明する。
図1ないし図3は第1実施形態におけるプリント装置の斜視図である。プリント装置の下側には、インクジェット方式のプリンタエンジン部がユニット筐体の内部に設けられてプリンタ本体部11(プリンタユニット)が配置されている。プリンタ本体部11は、底部に配置された不図示のシート供給カセット、あるいは不図示のシート供給トレイに積載されたシートを、一枚ずつ不図示のプリンタユニット1のプリントヘッドへと供給してプリントを行い、不図示のシート排出トレイに排出する。
プリンタ本体部11の上には、メンテナンスのためにプリンタ本体部11に対してユニットを回動して開けることができるフラットベッド型のスキャナ部(スキャナユニット)2が配置されている。スキャナ部2には、原稿を載置するための原稿台ガラス204と圧板ユニット3が設けられている(図3参照)。なお、スキャナ部2は、オートドキュメントフィーダにより自動搬送読み取りが行えるものであってもよい。スキャナ部2は原稿台ガラス204に載置された原稿の画像をラインセンサによって読み取り、読み取った画像のデータをプリンタ本体部11へ送信する。プリンタ本体部11は、受信した画像データに基づいてシートへのプリントを行う。なお、プリンタ本体部11は、受信した画像データを、プリント装置に接続された不図示の外部装置に保管することも可能である。
プリンタ本体部11の上面にはプリンタ本体部11の内部にあるプリンタユニット1に通じる開口部11aが形成されている。この開口部11aは、シートの搬送不良(ジャム)や、インク無しなどが発生した場合に、オペレータがプリンタ本体部11内のシートの除去やインク交換などの操作を行うために形成されている。
プリンタ本体部11の上部に配置された読取部であるスキャナ部2は、プリント装置の背面側に構成されたスキャナヒンジ203を介してプリンタ本体部11に回動自在に連結されている。スキャナ部2がスキャナヒンジ203の回動中心203aを中心にD21方向へと回転することにより、図2に示すようにスキャナ部2の前面側がプリンタ本体部11から離間して開状態となる。これにより、プリンタ本体部11の開口部11aが露出し、メンテナンスためのプリンタ本体部11内部のプリンタユニット1にアクセスすることが可能になる。なお、プリンタ本体部11を開状態とするには、オペレータがスキャナ部2に形成された把手部202に手を掛けてスキャナ部2をD21方向へと回転させればよい。
スキャナ部2を開いた状態からオペレータが手を離すと、スキャナ部2とプリンタ本体部11との間に架け渡されたラックギア4が上下に立ち上がった状態となっており(図5参照)、スキャナ部2を開放状態に保つ。なお、ラックギア4については、ダンパ機構の説明において詳述する。
圧板ユニット3は、画像読取装置の背面側に構成された不図示の圧板ヒンジを介してスキャナ部2に回動自在に連結されている。オペレータは圧板ユニット3に形成された把手部302に手を掛けて圧板ユニット3をD31方向に回転させることで、図3に示すように圧板ユニット3の前面側がスキャナ部2から離間した状態(開状態)となる。圧板ユニット3を開くことにより、スキャナ部2の上面に設けられた原稿台ガラス204上に原稿を載置することが可能になる。原稿台ガラス204に原稿を載置した後は、圧板ユニット3をD32方向へと回転させて(閉塞して)原稿の裏面を覆い、スキャナ部2を動作させて原稿の画像の読み取りを行う。
(ダンパ機構の基本構成)
次に図4ないし図16を参照しつつ第1実施形態におけるダンパ機構の基本構成を説明する。図4(a)、(b)は第1実施形態におけるラックギア4の構成を示す斜視図であり、(a)は複数の歯部が形成されたラック部403を、(b)はラック部の裏側をそれぞれ示している。図5は図1に示すプリント装置の外装部品の一部を取り外してダンパ機構の内部構成を可視化した側面図である。
図4(a)のように、ラックギア4の上端部にはスキャナ部と係合する軸部(揺動支点)401が設けられており、側面部にはギアが形成されたラック部403が形成されている。ラック部403の噛み合いピッチ線は円弧形状をなしている。また、ギアの歯底部を挟んで裏側には溝部404が形成されている。
図5のように、スキャナ部2の底面部には軸受部200が設けられている。軸受部200には回動穴201が形成され、回動穴201にはラックギア4の一端部に形成された軸部(揺動支点)401が回動自在に挿通支持されている。すなわち、ラックギア4は、スキャナ部2に対し軸部401を中心に揺動可能に連結されている。なお、回動穴201に挿通された軸部401は、スキャナヒンジ203の回動中心203aと平行になっている。
プリンタ本体部11の外殻をなすケース部材11Cの内側部にはギアベース5がネジにて締結固定されている。図6にギアベース5の内部構造を示す。図示のように、ギアベース5は板状の側壁部と、その側壁部の端部に沿って一体的に形成された周壁部5aとを有している。周壁部5aの上部には、ラックギアが挿入される開口部5bが形成されている。ギアベース5の内側面には、ギアを支持するための穴508、および軸501、502、503などのギア軸保持形状部群51が一体的に形成されている。
図7は、前述のギアベース5に固定されるギアカバー6を示す図であり、ギアカバー6は、ギアベース5とほぼ同じ大きさで板状を成している。ギアカバー6にはギアベース5と同じく内側面にギア軸保持形状部群61が一体的に形成されている。ギアベース5とギアカバー6は各々に形成されたギア軸保持形状部群51とギア軸保持形状部群61とが互いに向かい合わせになるように組み合わされる。このギアベース5とギアカバー6とにより、後述のギア群を収容するギア収容部56が構成されている。
図8は、ギア収容部56およびその内部に収容されるギア群を示す分解斜視図である。ギア収容部56には、後に詳述するピニオンギア7、アイドラギア8、およびクラッチギア9が収容されている。ギアカバー6は、ギア軸保持形状部群61とギアベース5のギア軸保持形状部群51とが互いに対向するように、ギアベース5に固定される。ギアベース5とギアカバー6の固定には、例えば、スナップフィット、剛性のあるフックによる係止、または、ねじ止めなどを用いることができる。
ここで、ギア収容部56に収容されるギア群の各ギアについて説明する。
図9(a)、(b)は、ピニオンギア7の両側面を示す図である。ピニオンギア7は円形歯車であり、その中心部には回転軸方向に延びる円筒状のシャフト702がギア両側面に形成されている。また、ギアの一方の側面部には円環状のリブ703が回転軸方向の歯車の歯幅の外側に突出するように形成されている。ピニオンギア7の回転軸はプリンタ本体部11の中で位置が固定されている。
図8のように、ギアベース5に形成されたギア軸保持形状部群51の一つであるピニオン保持形状部501、およびギアカバー6に形成されたギア軸保持形状部群61の一つであるピニオン保持形状部601は、それぞれ円筒状に突出したリブで形成されている。ピニオンギア7のシャフト702の一端部はピニオン保持形状部(軸)501に、他端部はピニオン保持形状部601にそれぞれ回動自在に挿入されており、半径方向の位置が規制されている。また、円環状のリブ703はギアベース5の板状の内側面の一部に対向しており、ピニオンギア7が傾いた際にギアベース5の内側面に摺擦するような位置関係に積極的に設定されている。これにより、ピニオンギア7の傾きを規制することができる。このように、ピニオンギア7はギアベース5およびギアカバー6に形成されたシャフト702の軸を中心に回転可能に支持されている。
図10(a)、(b)は、アイドラギア8の両側面を示す斜視図である。アイドラギア8は、2つの歯車部を同軸上に一体的に組み合わせた段ギアによって構成されている。2つの歯車部のうち第1歯車部801はモジュール1.5、第2歯車部802はモジュール0.8に設定されている。
図8に示すように、ギアベース5に形成されたギア軸保持形状部群51の一つであるアイドラ保持形状部502は軸形状に形成されている。ギアベース5に形成されたギア軸保持形状部群61の一つであるアイドラ保持形状部602は、中空円筒形状に形成されている。アイドラ保持形状部502とアイドラ保持形状部602とが互いに嵌合することで各々の中心が一致する。アイドラ保持形状部502はアイドラギア8の中心孔に回動自在に挿入され、アイドラギア8は回動自在に支持される。
図11は、クラッチギアユニット9を示す斜視図である。本実施形態では、図8のように、2つのクラッチギアユニット9が設けられている。2つのクラッチギアユニット9は、ギア軸保持形状部群51と61に含まれるクラッチ保持形状部503と603によってそれぞれ回動自在に支持されている。また、各クラッチギアユニット9は、複数部品で構成されている。すなわち、クラッチギアユニット9は、アイドラギア8の第2歯車部802と噛合するクラッチギア901と、クラッチギア901の回転に規制をかけるクラッチ機構(図示せず)とを少なくとも備えている。クラッチ機構は、クラッチギア901の時計方向(以下CW)への回転は制動をかけつつ許容する。また、クラッチ機構は、反時計方向へ(以下CCW)への回転には全く制動をかけず、クラッチギア901を空転させる。
次に、図12ないし図16を参照しつつ、スキャナ部2のダンパ機構を構成する各構成部品の連動関係について説明する。ダンパ機構は、図12のように、ラックギア4(第2ギア部材部材)、ピニオンギア7(第1ギア部材部材)、アイドラギア8、クラッチギアユニット9で構成されている。図12では、アイドラギア8の第1、第2歯車部801、802の一部のみを示している。
ピニオンギア7は、ラックギア4に噛合すると共に、アイドラギア8の第1歯車部801に噛合している。アイドラギア8の第2歯車部802は、その円周上の2箇所に配置された2つのクラッチギアユニット9のクラッチギア901に噛合している。このように、ピニオンギア7からクラッチギアユニット9までが直結された状態となっており、ピニオンギア7には常にクラッチギアユニット9の力が伝達される。すなわちピニオンギア7のCW回転には、2つのクラッチギアユニット9の制動力がかかり、CCW回転には制動力がかからず、ピニオンギア7は空転するように構成されている。
図13は本実施形態におけるダンパ機構のうち、プリンタ本体部11、スキャナ部2、ピニオンギア7、ラックギア4、摺動軸504の動作を示す図である。図13(a)はスキャナ部2がプリンタ本体部11の上面から所定の角度まで回転した開位置、図13(b)はスキャナ部2がプリンタ本体部11の上面を覆う閉位置にそれぞれ配置された状態を示している。
ラックギア4のラック部403(歯部)の裏側には、ガイド面である溝部404が形成されている。溝部404には、ギアベース5の内側面に突設されたガイド部である摺動軸504の端部が移動可能に係合している。従って、ラックギア4は、その上端部に設けられた軸部401がスキャナ部2の軸受部200の回動穴201に回動自在に支持される一方、溝部404の形成範囲内で摺動軸504により移動可能に支持されている。このため、ラックギア4は、スキャナ部2の開閉位置に関わらず、常にプリンタ本体部11側に形成された摺動軸504と係合した状態を維持する。
また、図13における一点鎖線100はスキャナ部2の回動中心203aとピニオンギア7の回転中心を結ぶ仮想の直線であり、常に一定の位置に描かれる。二点鎖線101はラックギア4に形成されたラック部403のピッチ線であり、ラックギア4と共に移動する。ピッチ線101は凸状の円弧形状をなし、ピニオンギア7の回動中心に対して凸状に湾曲している。つまり、ラックギア4は凸状に湾曲した円弧形状のラック部を有し、このラック部の歯とピニオンギア7の歯が噛み合っている。
図14は、本実施形態におけるピニオンギア7、ラックギア4、摺動軸504を拡大して示す図である。ラックギア4の歯底の壁の裏側に形成された溝部404には、ギアベース5に突設された摺動軸504が移動可能に係合している。この摺動軸504と溝部404とにより、ピニオンギア7とラックギア4との噛み合いを保証する案内機構が構成されている。
次に、図15(a)、(b)、(c)を用いて、スキャナ部2を開く際のダンパ機構の動作について説明する。図15(a)はスキャナ部2が閉じた状態を示している。ラックギア4は、スキャナ部2の軸受部200の回動穴201とギアベース5の摺動軸504とに支持されている。図示の状態では、ラックギア4のうち、ラック部403が形成されている範囲外の部分(非噛合部)406がピニオンギア7と対向している。このため、図15(a)の状態では、ラック部403とピニオンギア7とは噛み合っていない。
図15(a)の状態からオペレータがスキャナ部2を開く方向に回転させると、スキャナ部2はスキャナヒンジ203の回動中心周りにD21方向に回動する。これに伴って、スキャナ部2の軸受部200に支持されているラックギア4の軸部401もD21方向へと移動する。その結果、ラックギア4は溝部404が摺動軸504に案内されながらD1方向へと移動する(図15(b)参照)。この移動により、ラック部403はピニオンギア7との噛み合い距離を保ちながらピニオンギア7の歯部に近づき、非噛合部406の端部を越えた時点でピニオンギア7と噛み合う。
ラックギア4のラック部403とピニオンギア7との噛み合いにより、ラックギア4から動力を伝達されたピニオンギア7は、CCW方向に回転を開始する。前述のようにピニオンギア7のCCW方向の回転時には、クラッチギア901が制動をかけることなく回転するため、ピニオンギア7も低負荷で回転(空転)する。このため、スキャナ部2を開く方向への動作を、オペレータは軽い力で行うことが可能になる。スキャナ部2が不図示のストッパに当接して回動を停止するまでラックギア4はピニオンギア7との噛み合いを維持しつつ移動する。
スキャナ部2が所定の開位置に達し、不図示のストッパに当接して回転が停止すると、それに伴ってラックギア4の移動動作およびピニオンギア7の回転動作も停止し、図15(c)に示す状態となる。本実施形態では以下のような構成をとることにより、オペレータがスキャナ部2から手を離しても、スキャナ部2が開位置で保持されるようになっている。
スキャナ部2が不図示のストッパに突き当たると、スキャナ部2はそれ以上開かなくなるため、オペレータは開き切ったことを認識して開く動作を止め、把手部202から手を離す。オペレータによる支えを失ったスキャナ部2は、重力に引っ張られて閉じる方向に付勢される。スキャナ部2が重力方向に付勢されることによって、ラックギア4にも図15(c)のD2の方向に向けて付勢力が発生し、ラックギア4と噛合しているピニオンギア7にはCW方向へと回転する付勢力が加わる。
前述のようにピニオンギア7は、制動をかけつつCW方向への回転を許容するように構成されている。従って、アイドラギア8とピニオンギア7の回転、およびラックギア4の移動には制動がかかっており、その制動力が、スキャナ部2の重力によるピニオンギア7のCW方向への回転力よりも大きくなるように設定されている。このため、各ギアの回転および移動は停止し、スキャナ部2はその位置で保持される。
次に、スキャナ部2を図15(c)の開位置から図15(a)の閉位置まで移動させる際の各部の動作について説明する。図15(c)のようにスキャナ部2が開位置にある状態から、オペレータがスキャナ部2を閉じる方向に力を加えると、スキャナ部2には、重力とオペレータの操作力の合力が加わる。この合力がクラッチギアの制動力よりも大きくなった時点で、スキャナ部2はスキャナヒンジ203の回動中心203aを中心として閉じる方向に回転を開始する。
オペレータが大きな操作力を加えることなくスキャナ部2を閉じることができるように、不図示のクラッチギア9の制動力は、製造上のバラツキ等を含めてスキャナ部2の重力によるCW方向の回転力を少し上回る程度に設定されている。オペレータが押圧操作によってスキャナ部2が閉じ方向への回転を開始すると、ラックギア4は溝部404が摺動軸504に案内されながらD2方向へと移動する。この移動において、ラックギア4にはクラッチギア9からの制動力が伝達されるため、オペレータはこれに対向するようにスキャナ部2を押し下げる。
オペレータの操作によりスキャナ部2が閉じる方向に回動し、これに伴ってラックギア4が移動してスキャナ部2が閉位置に近づく。すると、図15(b)のように、ラック部403はピニオンギア7の対向部から離れ、最後には図15(a)のようにギアが形成されていない非噛合部406がピニオンギア7と対向し、ラックギア4とピニオンギア7との噛合が解消される。このように、スキャナ部2は閉位置で保持するための不図示のストッパに突き当たる直前に、ダンパ機構による保持・制動が解消される。閉位置では、スキャナ部2は、ダンパ機構ではなく、ストッパによって確実に保持される。
スキャナ部2の開動作時にはピニオンギア7に制動をかけず、閉動作時にはピニオンギア7に制動をかける構成としては、クラッチギア9以外の構成も適用することも可能である。例えば、特許文献1のようにピニオンギアから制動をかける構成部分までのギア連結を、スキャナ部2の開閉動作に応じて切り替えるようにしてもよい。この場合、開動作時には制動力は伝達されないので、クラッチギア9のように、ある方向への回転時には制動力が発生しないような構成をとる必要はない。すなわち、回転方向に関係なく、常に制動力を発生する構成をとることも可能である。また、閉位置への回転時には制動力を発生させ、閉鎖動作時の回転方向とは反対の回転方向には回転しない構成を適用することも可能である。このように、ピニオンギア7に制動力をかける構成は、特に限定されず、直接的または間接的にピニオンギアに制動力を加えることが可能であればよい。
次に、図13、図14、および図16を用いて、上記ダンパ機構の一連の動作におけるラックギア4とピニオンギア7との噛み合い部の動作を詳細に説明する。ダンパ機構におけるラックギア4は、図13のようにその一端にある軸部401がスキャナ部2の回動穴201に回動可能に挿通支持されている。また、ラックギア4の溝部404には、プリンタ本体部11に固定されたギアベース5内の摺動軸504が摺動可能に嵌合している。従って、ラックギア4は、スキャナ部2に対して回動可能であり、かつプリンタ本体部11に対して摺動可能となっている。
スキャナ部2は摺動軸504とは独立した位置関係にある回動中心203を中心として回転する。スキャナ部2の回転に伴って、ラックギア4は単純な直線運動や円運動ではなく、特殊な軌跡を描いて移動する。その際、スキャナ部2の回転により、ラックギア4のラック部403とピニオンギア7との噛み合い位置が変化する。そして、ラックギア4の軸部401は、スキャナ部2の軸受部200に設けられている回動穴201内を回転し、ラックギア4とスキャナ部2との相対位置が変化する。
図16は、図13におけるピニオンギア7とラックギア4の噛み合い部を拡大した図であり、ここではラックギア4は一部省略して示している。図16に示す環状の範囲102はピニオンギア7のピッチ円から、ピニオンギア7とラックギア4との間のバックラッシや公差などを含めたギアの噛み合い保証範囲を示している。すなわちピニオンギア7とラックギア4のピッチ点がこの噛み合い保証範囲内にあればラックギア4とピニオンギア7とが歯車として確実に噛み合い、互いに動力を伝達することが可能になる。
また、図16における一点鎖線100は、図13におけるスキャナ部2の回動中心203とピニオンギア7の回動中心とを結ぶ直線であり、二点鎖線101a、101bはラックギア4のピッチ線である。
図14を用いて説明したように、ラックギア4のラック部403は、摺動軸504に案内されることによりピニオンギア7との噛み合いが保証されている。このため、図13のようにスキャナ部2を開閉した時、ラックギア4は図13(a)に示す位置と、図13(b)に示す位置との間を移動する。この時、図16上ではラックギア4の移動に伴ってラックギア4とピニオンギア7の噛み合い中心点(ピッチ点103)は103a、103bに示す位置の間を移動する。
ピッチ点が103aに示す位置にある時のラックギア4のラック部403のピッチ線が101a、ピッチ点が103bにある時のラックギア4のラック部403のピッチ線が101bである。すなわち、スキャナ部2の開閉動作によって、ピッチ線は101aと101bの間を移動し、ピッチ点は103a、103bの間を移動する。ピッチ点は、前述のスキャナ部2の回動中心203aとピニオンギア7の回動中心とを結ぶ一点鎖線100から常に離れた位置にある。
本実施形態のラックギア4およびピニオンギア7のピッチ点103は、従来技術のようにスキャナ部の回動中心とピニオンギアの回動中心とを結ぶ直線上にある不動のピッチ点ではなく、ラックギア4の位置によって変動するピッチ点である。このピッチ点103は、図16に示す範囲102内で、ピニオンギア7を中心とする円周方向に移動し、かつ図16上の一点鎖線100上を通過しない。なお、ピッチ点はピニオンギア7を中心に約0.5歯分以上の範囲で移動することが好ましく、本例では0.7歯分の範囲で移動している。
また、この構成によって、図13に示すようにラックギア4の移動は単純な円運動ではなく、摺動軸504の位置と溝部404の形状を設定することで、ラックギアの動作軌跡を設定することができる。つまり、スキャナ部2を図13(a)に示す開位置から図13(b)示す閉位置へと移動させたときに、スキャナ部2の移動方向とは異なる方向(矢印D方向)にラックギア4を、回動穴201を中心に回動させることができる。
ここで、本実施形態と従来の画像記録読取装置との差異を明らかにするため、従来の画像記録読取装置に設けられているスキャナ部2002の開閉ダンパ機構およびその課題を説明する。図22(a)は前述の特許文献1に開示された画像読取装置の開閉ダンパ機構を模式的に示した図であり、図22(b)は図22(a)のピニオンギア2007の周辺を拡大した図である。
プリンタ本体部2011の背面側の上面には、回転中心2203を中心として回動可能(開閉可能)にスキャナ部2002が設けられている。スキャナ部2002には、円弧形状のラックギア2004の一端部がビスによって固定されている。ラックギア2004のピッチ円2101の中心は、スキャナ部2002の回転中心2203と一致している。ラックギア2004は、プリンタエンジンを含むプリンタ本体部2011に回動自在に支持されると共に、ラックギア2004と噛み合っている。なお、2100はスキャナ部2002の回転中心2203とピニオンギア2007の回転中心とを結ぶ直線を示している。
このように従来のダンパ機構は、ピニオンギア2007と固定式のラックギア2004とを用いている。スキャナ部2002の開閉動作(回転動作)によって、ラックギア2004はスキャナ部2002の回転中心2203周りに回転するギアの一部のように振舞う。すなわち、ラックギア2004はそのピッチ線がピッチ円2101に沿って移動する。
ピニオンギア2007とラックギア2004との噛み合い中心点であるピッチ点2103は、動作保証のためのガタを除いては固定である。ピッチ点2103はピニオンギア2007とラックギア2004の各々のピッチ円の中心を結ぶ直線、すなわちピニオンギア2007の中心とスキャナ部2002の回転中心2203とを結ぶ直線2100上に位置する。よって、ピッチ点2103がスキャナ部2002の開閉角度によって移動することはない。
このため、開閉移動するスキャナ部2002に固定されたラックギア2004と、プリンタ本体部2011に設けられたピニオンギア2007とが常に安定して噛み合うようにするためには、設計上、種々の制約が生じる。例えば、ラックギア2004のピッチ線は円形とし、その直径はピニオンギア2007と噛み合う長さに設定する必要がある。この条件が満たされない場合、ラックギア2004のピッチ線はプリンタ本体部2011に対して一定の位置を通過せず、ラックギア2004とピニオンギア2007とが噛合不能となったり、干渉したりすることとなる。
また、ラックギア2004は、ギア形状を維持し得る剛性を確保するため、ある程度の幅を持たせる必要がある。さらに、スキャナ部2002を開位置に保持できるようにラックギア2004の高さ方向の長さを設定する必要もある。しかし、ラックギア2004を幅広に形成し、かつ高さ方向の長さを長尺に形成した場合には、これを収容するスペースをプリンタ本体部2011内に形成しなければならず、装置が大型化する可能性がある。つまり、従来のダンパ機構では、ラックギア2004の剛性、スキャナ部2002の開き量、および本体部側のサイズなどを考慮して、ラックギア2004の形状、サイズを決定する必要がある。
しかしラックギア2004は、スキャナ部2002に固定されているため、スキャナ部2002の開閉時には、その開閉角度と同一の角度だけラックギア2004も移動する。このため、スキャナ部2002が閉じ位置へと移動した際に、ラックギア2004の占有エリアの高さ成分が減少することは期待できない。
また、ダンパ機構は、制動力を発生させながらできるだけ軽い力でスキャナ部2002を回転させ得るように構成することが、良好な操作性およびコスト性を得る上で望ましい。そのため、従来は、回転中心からできるだけ離れた部分にピッチ線を配置している。しかしながら、これはラックギアのピッチ円を拡大させることを意味し、ピッチ円を拡大させるためには、ラックギア2004を収容する本体部を拡大させることが必要となる。従って、ピッチ円の大きさはプリンタ本体部2011の大きさによって制限されることとなる。このように、ラックギア2004のピッチ円の直径設定を変更すると、プリンタ本体部2011のサイズアップや材料変更のためのコストアップが懸念される。
これに対し、本実施形態では、以上のような構成によって上記従来技術の課題を全て解消することが可能になる。すなわち、本実施形態では、ラックギア4の位置、角度、可動範囲について自由度を高めることが可能になり、プリント装置の設計上の制約を低減することができる。
また、前述したスキャナ部2の閉じた時の噛み合いを解消するために、図13のように歯部が除去されている非噛合部406を形成している。この非係合部にギア部を追加してラック部307の長さを延長するだけで制動解除タイミングの調整が可能になる。よって、ラック部403を延長可能な部分についても歯部を追加することで、ギアの噛み合いが保証されるような形状(円弧形状)に構成されている。
図13ないし図15のように、ラックギア4の歯部(ラック部)とピニオンギア7の歯部との噛み合わせを安定させるためには、スキャナ部2と共に移動するラックギア4をピニオンギア7との係合位置に案内することが望ましい。すなわち、スキャナ部2が閉位置から開位置へと移動する間、ラックギア4はプリンタ本体部11側に設けられた案内部(摺動軸504)にガイドされている。
スキャナ部2の回動角度や、スキャナ部2を保持する位置の設定によっては部品の大きさ、特にスキャナ部2とプリンタ本体部11の間を連結するラックギア4が長尺にならざるを得ないこともある。しかし本実施形態では、ピッチ点の設定位置に自由度があるため、プリンタ本体部11のサイズに影響しない位置や他ユニットとの干渉が発生しない位置へとラックギア4が移動するように、ラックギア4の移動位置や移動方向を設定することが可能になる。図13に示す例では、スキャナ部2を閉じる際に、ラックギア4の先端部がDの方向にスイングするように移動して、ラックギア4がより水平に近い角度に姿勢に変化する。つまり、プリンタ本体部に11対してスキャナ部2を開けたときのよりもスキャナ部2を閉じたときの方が、スキャナ部2の下面(底面部)を基準でみたラックギア4の姿勢はより寝た状態となって、重力方向下方への進入量が従来よりも小さくなる。逆に言えば、プリンタ本体部11に対してスキャナ部2を閉じたときのよりもスキャナ部2を開けたときの方が、スキャナ部2の下面を基準でみたラックギア4の姿勢はより起き上がった状態となる。そのため、スキャナ部2を閉じたときに、プリンタ本体部11に進入するラックギア4の占有するエリアの高さ成分を従来よりも減少させることができ、装置の小型化(薄型化)が実現する。
また、ピニオンギア7の回転中心の位置、およびピニオンギア7のピッチ円直径、噛み合っている位置のピッチ点、およびピッチ点におけるラックギア4のピッチ線の角度等のパラメータが一定である場合にも本実施形態の構成は有効である。ラックギア4のピッチ線101は、ピニオンギア7の中心に対して凸になるような円弧形状になっているため、ラックギア4がより水平に近くなり、さらなる装置の薄型化が実現する。
さらに、図13のように、ラックギア4がプリンタ本体部11の前面方向(D方向)に移動するため、電源のケーブルや信号線などの配線群がプリンタ本体部11の背面側の領域104に配置されていても、ラックギア4と配線群との干渉を避けることができる。
このように、本実施形態では、ラックギア4の可動範囲を他の部品との位置関係を考慮して設定することができる。このためラックギア4のサイズアップが生じた場合にも、ラックギア4との干渉を避けるために、プリンタ本体部11や他ユニットのサイズアップをする必要性は低減される。
(変形例)
次に、上記の第1実施形態における変形例を説明する。図17ないし図20は、第1ないし第4変形例を模式的に示す側面図である。これらの変形例は、前述のダンパ機構の基本構成におけるラックギア4に代えて、異なる形状のラックギア4を設けたものである。
<第1変形例>
第1変形例を図17に基づいて説明する。本変形例は、基本構成に設けられた円弧形状のラックギア4に代えて、ピッチ線が直線形状をなすラックギア42を備える。ラックギア42は、一端部に設けられた軸部421がスキャナ部2に設けられた軸受部200の回動穴201に回動自在に挿通支持されている。また、ラックギア42のラック部423がプリンタ本体部11側に設けられた摺動軸504に案内されてピニオンギア7に噛合している。その他の構成は、前述の基本構成と同一であり、同一部分には同一符号を付す。
図13のラックギア4、軸部401、ラック部403、溝部404、非噛合部406を、図17のラックギア42、軸部421、ラック部423、溝部424、非噛合部426とそれぞれ読み替えれば、第1変形例も基本構成と同様である。
<第2ないし第4変形例>
図18は第2変形例を示す図である。前述の図13に示す基本構成では、ラックギア4がピニオンギア7の右上側に噛合しているのに対し、本変形例におけるラックギア44は、図18においてピニオンギア7の左上側の歯部に噛合しており、この点が基本構成と異なる。また、ラックギア44のピッチ線は基本構成と同様に円弧形状をなしているが、その円弧形状の中心が、基本構成ではピニオンギア7の回転中心より前方側に位置し、本変形例では後方側(背面側)に位置しており、これも両者の相違点となっている。
図18(a)に示した開位置から図18(b)に示した閉位置までスキャナ部2を移動させると、ラックギア44はその溝部444が摺動軸504に案内されながら移動する。その結果、ラックギア44は、スキャナ部2の移動方向とは異なる方向(矢印D44で示す方向)に回動穴201に挿通されている軸部441を中心として回転する。その他は図13の基本構成と同様であり、ラックギア4、軸部401、ラック部403、溝部404、非噛合部406を、図18のラックギア44、軸部441、ラック部443、溝部444、非噛合部446とそれぞれ読み替えればよい。
図19にて示された第3変形例も、前述の基本構成のラックギア4、軸部401、ラック部403、溝部404、非噛合部406を、ラックギア46、ラック部466、軸部461、ラック部463、溝部464、非噛合部466とそれぞれ読み替えればよい。
第3変形例では、図19(a)示した開位置から図19(b)に示した閉位置まで、スキャナ部2を移動させると、ラックギア46はその溝部464が摺動軸504に案内されながら移動する。その結果、ラックギア46はスキャナ部2の移動方向とは異なる方向(矢印D46で示す方向)に回動穴201に挿通されている軸部461を中心に回転する。
図20は第4変形例を示す図である。この変形例においても、基本構成の各部分、401、403、404、406を、ラック部48、軸部481、ラック部483、溝部484、非噛合部486とそれぞれ読み替えることで基本構成と同様に説明することができる。
第4変形例では、図20(a)に示した開位置から図20(b)に示した閉位置までスキャナ部2を移動させると、ラックギア48はその溝部484が摺動軸504に案内されながら移動する。その結果、ラックギア48は、スキャナ部2の移動方向とは異なる方向(矢印D48で示す方向)に回動穴201に挿通されている軸部461を中心に回動する。
以上のように、基本構成と異なる形状を有する第1ないし第4変形例にあっても、スキャナ部2の開閉動作(回動)に伴って、ラックギアが回動穴201に挿通された軸部461を中心とした回転移動を行いながらピニオンギアとの噛み合いを維持することができる。このように、他の部品との位置関係に応じて、基本構成あるいは第1ないし第4変形例などのような構成を適宜採用することが可能であり、設計の自由度は大幅に向上する。
以上のように、第1実施形態によれば、ラックギアをスキャナ部に対して回動可能に保持することで、ラックギアの動きの自由度をアップさせ、ラックギアと他ユニットとの干渉や、ラックギアの移動範囲の拡大を抑制することが可能になる。このため、動作信頼性の高い緩衝装置を持つ読取記録装置を小型で安価に提供することが可能になる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図21は第2実施形態におけるダンパ機構の要部を示す図である。図21において(a)はダンパ機構におけるピニオンギア7および軸ホルダ10(回動部材)をギアベース52内に取り付けた状態を示す図、(b)は(a)の軸ホルダ10の構成を示す図である。
第2実施形態では、第1実施形態に示すギアベース5に代えて、ギアベース52がプリンタ本体部(図21には図示せず)のケース部材に設けられている。ギアベース52にはピニオンギア7と軸ホルダ10とがギアベース52に設けられた軸によって同一の回動中心軸線を中心に回動自在に支持されている。軸ホルダ10の一端部には摺動軸(軸状の係合部)1001が突設されている。
摺動軸1001はピニオンギア7の回動中心軸と同一の軸を中心として図21(b)の矢印D6で示す軌跡で回動可能である。すなわち、摺動軸1001はピニオンギア7の回動中心と摺動軸1001との間の距離を常に一定に保ちながら移動する。摺動軸1001は第1実施形態における摺動軸504と同様に不図示のラックギアの溝部(例えば、図4に示す溝部404)に摺動自在かつ回動自在に係合している。この構成により、ラックギアとピニオンギア7の噛み合いを保証することができる。すなわち、プリンタ本体部側に構成された摺動軸は、ピニオン軸中心と摺動軸との距離を一定に保つ構成であれば、プリンタ本体部側に固定されていない構成であっても構わない。
以上の各実施形態によれば、プリンタ本体部に回動可能に連結されたスキャナ部を、ラックギアとピニオンギアによるダンパ機構で保持しているので、スキャナ部の開閉時の衝撃が緩和されスムーズな開閉動作がなされる。ラックギアはスキャナ部に対して揺動(回動)することができるよう自由度を持って取り付けられており、ラックギアの移動軌跡がスキャナ部とは異なるものとなる。これにより、スキャナ部を閉じた際にプリンタ本体部に進入するラックギアの重力方向における移動範囲が抑制され、且つ、プリンタ本体部内の各種部品やユニットとラックギアとの物理的な干渉を避けることが容易になる。つまり、装置の薄型化を追求する設計の自由度を高めることが可能になる。こうしてスキャナ部のスムーズな開閉動作と装置小型化が両立した優れたプリント装置が実現する。
[他の実施形態]
上記各実施形態では、プリンタ本体部に回動可能に連結されたスキャナ部を、ラックギアとピニオンギアとによって保持するように構成した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ラックギア以外の構成によってラックギアと同等の機能を実現することも可能である。例えば、第2実施形態に用いたラックギアに代えて、リンク部材と円形ギアとを用いることも可能である。この場合、リンク部材の一端部をプリンタ本体部に回動自在に連結し、リンク部材の他端部にピニオンギア(第1ギア部材)と噛合可能な円形ギアである第2ギア部材を回動可能に設ける。また、第2実施形態の軸ホルダと同様にピニオンギアと同心で回動可能な案内部材を設け、この案内部材と第2ギア部材の回動中心軸とを連結することによって、第2ギア部材とピニオンギアとの噛み合いを維持する。このような構成によっても、第2実施形態と同様の作用効果を実現することができる。
また、本発明はスキャナ部をプリンタ本体部に開閉可能に設けたプリント装置を例に採り説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリンタ本体部に開閉可能に開閉部を設けたプリント装置の全てに適用可能である。すなわち、プリント装置のプリンタ本体部にピニオンギアなどの第1ギア部材を設ける一方、開閉部に所定の揺動支点を中心に揺動可能に連結されたラックギアなどの第2ギア部材を第1ギア部材と噛み合うように設ける。そして、開閉部の開閉動作に伴い、第2ギア部材と前記スキャナ部との相対位置が揺動支点を中心に変化するようにすれば、上記実施形態と同様に、第2ギア部材と他ユニットとの干渉や、第2ギア部材の移動範囲の拡大を抑制することができる。このため、設計の自由度を高めることが可能になると共に、動作信頼性の高い緩衝装置を持つプリント装置を小型で安価に提供することが可能になる。
また、上記各実施形態では、第2ギア部材であるラックギアに溝部(溝状の係合部)を設ける一方、溝部に摺動および回動可能に係合する軸状の係合部(摺動軸)をプリンタ本体部側に設けることによって、第2ギア部材の案内機構を設けた。しかし、第2ギア部材に軸状の係合部を設け、プリンタ本体部側に溝状の係合部を設けるようにしてもよい。つまり、プリンタ本体部と第2ギア部材のいずれか一方に軸状の係合部を設け、他方に溝状の係合部を設けることによって案内機構を構成することも可能である。
2 スキャナ部
7 ピニオンギア(第1ギア部材)
4 ラックギア(第2ギア部材)
11 プリンタ本体部
203 スキャナヒンジ
401 軸部(揺動支点)

Claims (16)

  1. プリンタ本体部に対して開閉可能な開閉部と、
    前記プリンタ本体部の側に設けられた第1ギア部材と、
    前記プリンタ本体部に対する前記開閉部の開閉に伴って前記開閉部に対して揺動できるよう前記開閉部に取り付けられ、前記第1ギア部材に噛み合う第2ギア部材と、を備えるプリント装置であって、
    前記開閉部が、前記プリンタ本体部に対して開いた状態から閉じた状態になる際に、前記第2ギア部材の先端部と前記開閉部の下面との距離が小さくなることを特徴とするプリント装置。
  2. 前記プリンタ本体部は、前記開閉部が開閉するためのヒンジを前記プリンタ本体部の背面側に備え、
    前記開閉部が開いた状態から閉じた状態になる際に、前記第2ギア部材の前記先端部は前記プリンタ本体部の前面側に移動することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記開閉部の開閉に伴って変化する前記第1ギア部材と前記第2ギア部材の噛み合い位置が、前記開閉部の回動中心と前記第1ギア部材の回動中心とを結ぶ直線上を通過しないことを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 前記噛み合い位置が、前記第1ギア部材の円周方向において0.5歯分以上の範囲で移動することを特徴とする請求項3に記載のプリント装置。
  5. 前記第1ギア部材は前記プリンタ本体部の中で回転軸の位置が固定されたピニオンギアを含み、前記第2ギア部材はラックギアを含み一端が前記開閉部に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のプリント装置。
  6. 前記ラックギアは凸状に湾曲した形状のラック部を有し、前記ラック部の歯と前記ピニオンギアの歯が噛み合うことを特徴とする請求項5に記載のプリント装置。
  7. 前記ラックギアは直線形状のラック部を有し、前記ラック部の歯と前記ピニオンギアの歯が噛み合うことを特徴とする請求項5に記載のプリント装置。
  8. 前記開閉部の開閉に伴って、前記第2ギア部材が前記第1ギア部材との噛み合いを維持しつつ移動するように、前記第2ギア部材の移動を案内する案内機構を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のプリント装置。
  9. 前記案内機構は、前記プリンタ本体部と前記第2ギア部材のいずれか一方に設けられた係合部と、他方に設けられた案内部とが互いに移動可能に係合するように構成され、
    前記開閉部の開閉動作に連動して、前記係合部が前記案内部と係合しつつ移動することを特徴とする請求項8に記載のプリント装置。
  10. 前記プリンタ本体部側に軸状の前記案内部が構成され、前記案内部に移動可能に係合する溝状の係合部が前記第2ギア部材に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のプリント装置。
  11. 前記案内機構は、
    前記プリンタ本体部側に、前記第1ギア部材と同一の回動中心軸を中心として前記第1ギア部材とは独立して回動可能に設けられた回動部材と、
    前記第2ギア部材に設けられた案内部と、
    前記回動部材に設けられ、前記案内部と移動可能に係合する係合部と、を備え、
    前記開閉部の開閉動作に連動して、前記係合部が前記案内部と係合しつつ移動することにより、前記第2ギア部材が前記第1ギア部材と噛合しつつ移動することを特徴とする請求項8に記載のプリント装置。
  12. 前記第1ギア部材と前記第2ギア部材の少なくとも一方に、直接的もしくは間接的に制動力を加える制動手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載のプリント装置。
  13. 前記制動手段は、前記開閉部が開位置から閉位置へと移動する際には、前記第1ギア部材と前記第2ギア部材の少なくとも一方に制動力を加え、
    前記開閉部が前記閉位置から前記開位置へと移動する際には、前記第1ギア部材と前記第2ギア部材の少なくとも一方に制動力を加えないことを特徴とする請求項12に記載のプリント装置。
  14. 前記開閉部に、画像を読み取るスキャナ部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載のプリント装置。
  15. 前記第2ギア部材は、前記開閉部が閉じたときに、前記第1ギア部材との噛み合いを解消する非噛合部を備えることを特徴とする請求項1ないし14の何れか1項に記載のプリント装置。
  16. プリンタ本体部に対して開閉可能な開閉部と、
    前記プリンタ本体部の側に設けられた第1ギア部材と、
    前記プリンタ本体部に対する前記開閉部の開閉に伴って前記開閉部に対して揺動できるよう前記開閉部に取り付けられ、前記第1ギア部材に噛み合う第2ギア部材と、を備えるプリント装置であって、
    前記プリンタ本体部は、前記開閉部が開閉するためのヒンジを前記プリンタ本体部の背面側に備え、
    前記開閉部が開いた状態から閉じた状態になる際に、前記第2ギア部材の先端部は、前記プリンタ本体部の前面側に移動することを特徴とするプリント装置。
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