JP6201364B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置に関する。
記録された用紙が排紙口から排出されて載置される排紙受けトレイと、排紙受けトレイとは別体に設けられて排紙口を覆う排紙口カバーとを備え、記録装置を使用していないときは、排紙受けトレイを記録装置の筐体下部に収容し、排紙口を排紙口カバーで覆う記録装置がある。
ところで、筐体下部に収容された排紙受けトレイをモーターによって自動的に伸長させたり、筐体下部に収容させたりする記録装置がある(例えば、特許文献1)。そこで、さらに排紙口カバーを自動的に駆動させて排出口を覆ったり露出させたりする記録装置が考えられる。
そして、記録装置の低背化を目的として、排紙受けトレイが筐体内部に収容された状態において、排紙口カバーが排紙口を覆うとともに、排紙受けトレイの正面側に排紙口カバーが配置される構成にすることが行われる。このような構成の記録装置では、排紙受けトレイが伸長するときに排紙口カバーと干渉しないように、排紙口カバーが排紙受けトレイの移動経路から退避した状態で排紙受けトレイが伸長する。
また、一つの共有モーターを駆動して排紙受けトレイと排紙口カバーの動作を連動する駆動機構を備えれば、記録装置の低コスト化、省スペースがさらに図られる。
特開2004−338873号公報
しかしながら、排紙受けトレイと排紙口カバーとの動作を連動する駆動機構を備えた場合、手動操作によって排紙受けトレイを記録装置の背面側に押して筐体内部に収容しようとすると、排紙受けトレイの移動と連動して排紙口カバーが排紙口を覆う位置に移動しようとするので、排紙口カバーに排紙受けトレイが衝突してしまうことがあるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]記録部によって記録された記録媒体が排出される排出口が筐体に備えられた記録装置であって、駆動力を発生する駆動部と、前記駆動部の駆動力を伝達する第1輪列部と、前記駆動部の駆動力を伝達する第2輪列部と、前記第1輪列部から伝達される駆動力によって稼働する第1稼働部と、前記第2輪列部から伝達される駆動力によって稼働する第2稼働部と、駆動力に対する抵抗力を与えるブレーキ部と、を備え、前記第1稼働部は、前記駆動部が正回転したときは、前記筐体の内側から外側に向かう方向に移動し、前記駆動部が逆回転したときは、前記筐体の外側から内側に向かう方向に移動し、前記第2稼働部は、前記駆動部が正回転したときは、前記第1稼働部から離れる方向に移動し、前記駆動部が逆回転したときは、前記第1稼働部から離れる方向と反対方向に移動し、前記ブレーキ部は、前記駆動力の伝達経路に位置し、前記駆動部を逆回転したときの前記第2稼働部の移動距離と、前記第1稼動部を手動で外側から内側に移動させるときの前記第2稼働部の移動距離とを比べると、後者における前記移動距離の方が短いことを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、ブレーキ部は、駆動力の伝達経路に位置し、駆動部を逆回転したときの第2稼働部の移動距離と、第1稼動部を手動で外側から内側に移動させるときの第2稼働部の移動距離とを比べると、後者における前記移動距離の方が短い。これにより、第1稼動部を手動で外側から内側に移動させるとき、第1稼働部に連動して稼働する第2稼働部と干渉することを抑制できる。
[適用例2]摩擦面をそれぞれ有した一対のディスクを当接させて回転し、一方のディスクの回転が抑制されると他方のディスクは一方のディスクに対して摺動回転する、第1摩擦クラッチ、第2摩擦クラッチ、を備え、前記第1輪列部は、前記第1摩擦クラッチを輪列間に配置し、前記第2輪列部は、前記第2摩擦クラッチを輪列間に配置し、前記ブレーキ部は、前記第1摩擦クラッチより前記駆動部側、前記駆動部、駆動力の伝達経路における前記第2輪列部から前記第2稼働部、のうちの少なくとも一つに位置することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、ブレーキ部は、第1摩擦クラッチより駆動部側、駆動部、駆動力の伝達経路における第2輪列部から第2稼働部、のうちの少なくとも一つに位置する。これにより、使用者が手動操作により第1稼働部を稼働させたとき、ブレーキ部は、駆動力の伝達経路を介して、第1稼働部の稼働によって生じた駆動力に対する抵抗力を第1摩擦クラッチに与える。そのため、第1摩擦クラッチにおいて、一対のディスクのうちの駆動力の伝達経路におけるブレーキ部側となる一方のディスクの回転が抑制され、他方のディスクは一方のディスクに対して摺動回転する。これにより、第1摩擦クラッチにおいて、回転速度が低下する。従って、手動操作による第1稼働部に連動して稼働する第2稼働部の移動速度が低下し、手動操作により稼働する第1稼働部が、第1稼働部に連動して稼働する第2稼働部と干渉することを抑制できる。
[適用例3]前記ブレーキ部は、前記第2輪列部に備えられたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2輪列部を構成する複数のギアのうちの一つのギアにブレーキ部を配置することができるので、ブレーキ部の配置可能な範囲が広くなる。
[適用例4]前記駆動部は、モーターによって構成され、前記ブレーキ部は、前記モーターの回転軸に備えられたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、モーターの回転軸は、回転数が高くトルクが小さい。そのため、小さな抵抗力を与える摩擦部材によってブレーキ部を構成することができる。そのため、ブレーキ部の製造コストの上昇を抑制できる。また、回転軸は細いのでブレーキ部を小型化できる。
[適用例5]前記ブレーキ部は、前記第2摩擦クラッチに備えられたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、外径を大きくできるので、小さい抵抗力を与える摩擦部材によってブレーキ部を構成することができる。そのため、ブレーキ部の製造コストの上昇を抑制できる。
複合機の外観斜視図。 排紙受けトレイが筐体から伸長した状態における複合機の外観斜視図。 排紙受けトレイおよび排紙口カバーを駆動する駆動機構の斜視図。 排紙受けトレイおよび排紙口カバーを駆動する駆動機構の斜視図。 排紙受けトレイおよび排紙口カバーを駆動する駆動機構の拡大斜視図。 第1摩擦クラッチ、第2摩擦クラッチの構成を示す分解図。 排紙口カバーと排紙受けトレイの位置を示す図。 (a)は、排紙口カバーの移動量を示すグラフ、(b)は、排紙受けトレイの移動量を示すグラフ、(c)は、排紙口カバーの移動量および排紙受けトレイの移動量を並べて示したグラフ。 図5にブレーキ部、支持部を追加して描いた斜視図。 第2摩擦クラッチ、ブレーキ部、第2摩擦クラッチ収容部、ブレーキ部収容部の斜視図。 ブレーキ部が備えられた部分の断面を含む斜視図。 実施例2における開閉モーターの斜視図。 実施例3における排紙口カバーの図。 コイルバネの動作を説明するための模式図。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、記録装置の一例である複合機1の外観斜視図である。複合機1の筐体9における鉛直方向Zの上部(上側Z2)にはスキャナー部2が備えられ、鉛直方向Zの下部(下側Z1)には、プリンター部3が備えられる。筐体9の上部には原稿台13を覆い、回動可能なカバー14が備えられる。スキャナー部2は、原稿台13に載置された原稿の文字や画像を画像データとして取得する。
プリンター部3には、主走査方向Xに移動可能なキャリッジ7、記録媒体としての一例である用紙を副走査方向Yに搬送する搬送部(不図示)が備えられる。キャリッジ7の下部には、搬送される用紙にインクを吐出して文字や画像を記録する記録ヘッド8が備えられる。キャリッジ7、記録ヘッド8、搬送部を含んで記録部が構成される。
複合機1は、無線通信を介して、複合機1の外部に配置された情報処理装置(不図示)からの指示内容によって、スキャナー部2やプリンター部3の動作が可能である。また、複合機1は、スキャナー部2によって読み取られた画像データをプリンター部3によって用紙に記録する複写機能を備える。
筐体9の上部における正面側(副走査方向Yにおける下流側Y1)には、電源のオン・オフや複写機能を操作するための操作ボタン11、エラー表示を行う発光ダイオードなどの表示部10が設けられたパネル部12が備えられる。
図2は、記録媒体載置部としての排紙受けトレイ5が筐体9から伸長した状態における複合機1の外観斜視図である。図1の排紙口カバー4は、図2の鉛直方向Zにおける上側Z2の最上部の位置に移動し、筐体9に設けられた排出口としての排紙口15が露出する。
排紙口15の下方には、主走査方向Xにおける両側に上側Z2に突出する突出部501を有し、副走査方向Yに移動可能な排紙受けトレイ5が設けられる。副走査方向Yの下流側すなわち正面側に引き出された状態の排紙受けトレイ5には、記録部によって記録された用紙が排紙口15から排出されて排紙受けトレイ5に載置される。
図1に示すように、排紙口カバー4が下側Z1の最下部の位置にあるとき、排紙口15、筐体9の下部に収容された状態の排紙受けトレイ5は、排紙口カバー4によって正面側が覆われる。
排紙受けトレイ5の下部には、回動部材6が備えられ、図2の排紙受けトレイ5が正面側に引き出された状態においては、回動部材6が正面側に倒れ、排紙受けトレイ5の下部が露出し、図1の排紙受けトレイ5が筐体9の下部に収容された状態においては、回動部材6によって排紙受けトレイ5の下部が覆われる。
排紙受けトレイ5および排紙口カバー4を駆動する駆動機構について説明する。図3は、正面側から見た図で、排紙受けトレイ5、排紙受けトレイ5および排紙口カバー4を駆動する駆動機構の斜視図である。図4は、背面側から見た図で、図3にさらに排紙口カバー4を備え、排紙受けトレイ5および排紙口カバー4を駆動する駆動機構の斜視図である。
図1の筐体9には、図3の開閉モーター28、第1輪列部40、第2輪列部60、ピニオンギア22,23を同軸上に直結する回転軸24、ピニオンギア25,26を同軸上に直結する回転軸27が設けられる。
排紙受けトレイ5には、ピニオンギア22,23とそれぞれ噛合するラックギア20,21が設けられる。開閉モーター28によって発生したトルクは、第1輪列部40、回転軸24によってピニオンギア22,23に伝達され、排紙受けトレイ5が副走査方向Yに移動する。
図4の排紙口カバー4の背面側には、ピニオンギア25,26と噛合するラックギア31,32が設けられる。開閉モーター28によって発生したトルクは、第2輪列部60、回転軸27によってピニオンギア25,26に伝達され、排紙口カバー4が鉛直方向Zに移動する。
図5は、正面側から見た図で、排紙受けトレイ5および排紙口カバー4を駆動する駆動機構を拡大した斜視図である。第1輪列部40は、平歯車であるギア41,42,43(図4参照),44,45,46,47,48,49,50,51によって構成される。ギア41は、開閉モーター28の回転軸29の直結された平歯車であるギア30と噛合する。
ギア42はギア41と同軸上に直結され、ギア43(図4参照)と噛合する。ギア44はギア43と同軸上に直結され、ギア45と噛合する。ギア45はギア46と噛合し、ギア46はギア47と噛合する。
トルクの伝達経路におけるギア47とギア48の間には、ギア701,702を有する第1摩擦クラッチ70aが配置される。ギア47はギア701と噛合し、ギア702はギア48と噛合する。ギア48はギア49と同軸上に直結される。ギア49はギア50と噛合し、ギア50はギア51と噛合する。ギア51は回転軸24の同軸上に直結される。回転軸24には、ピニオンギア22,23が直結される。
このような構成により、開閉モーター28によって発生したトルクが、輪列間に第1摩擦クラッチ70aが配置された第1輪列部40によってピニオンギア22,23に伝達される伝達経路が構成される。
第2輪列部60は、第2摩擦クラッチ70b、平歯車であるギア61,62,63によって構成される。第2摩擦クラッチ70bは、ギア701,702を有し、トルクの伝達経路におけるギア44とギア61の間に配置される。ギア44はギア701と噛合し、ギア702はギア61と噛合する。ギア61はギア62と同軸上に直結される。ギア62はギア63と噛合し、ギア63は回転軸27と同軸上に直結される。回転軸27には、ピニオンギア25,26が直結される。
このような構成により、開閉モーター28によって発生したトルクが、輪列間に第2摩擦クラッチ70bが配置された第2輪列部60によってピニオンギア25,26に伝達される伝達経路が構成される。
図6は、第1摩擦クラッチ70a、第2摩擦クラッチ70bの構成を示す分解図である。第1摩擦クラッチ70aは、第2摩擦クラッチ70bの構成と同じである。第1摩擦クラッチ70a、第2摩擦クラッチ70bは、外輪であるギア701および内輪であるギア702に加えて、ギア701の内側に一体に円盤状に形成された摩擦ディスク706、ギア702とほぼ同一の外径の円筒状に形成されたバネホルダー704、バネホルダー704の外側に一体に円盤状に形成された摩擦ディスク705、摩擦ディスク705を摩擦ディスク706に押しつける押圧力を生じさせる円筒状のコイルバネ703、およびコイルバネ703をバネホルダー704に保持するバネ押さえ707からなる。
摩擦ディスク705の外径は、ギア701の内側の径(摩擦ディスク706の外径)より小さい。コイルバネ703の内側の穴の径は、ギア702の歯先円径より大きく、コイルバネ703の外径は、摩擦ディスク706の外径より小さい。コイルバネ703は、ギア702に通されて、バネホルダー704に装着される。コイルバネ703がバネホルダー704に装着された状態で、摩擦ディスク705を摩擦ディスク706に接するようにギア701の内側にはめ込み、さらに、バネ押さえ707のフック708がギア701の穴709を通してバネホルダー704の内側にはめ込まれると、バネ押さえ707のフック708がコイルバネ703を摩擦ディスク705に押しつける様に保持する。
摩擦ディスク706の両側の面、摩擦ディスク705における摩擦ディスク706側の面、およびバネ押さえ707における摩擦ディスク706側の面は、摩擦摺動面として形成されている。摩擦ディスク706と摩擦ディスク705とバネホルダー704とがコイルバネ703によって押しつけられることにより、摩擦力を生じさせる。
ギア701とギア702のうちの一方のギアに伝達されたトルクが一定のトルク以下であると、摩擦ディスク705と摩擦ディスク706は固定された状態で回転して他方のギアにトルクが伝達される。ギア701とギア702のうちの一方のギアに伝達されたトルクが一定のトルクを越えると、摩擦ディスク705と摩擦ディスク706のうちの一方の摩擦ディスクは他方の摩擦ディスクに対して摺動回転することによって、一方のギアは他方のギアに対して空回転し、他方のギアにはトルクが伝達されない。
次に、開閉モーター28の回転方向に対する排紙受けトレイ5および排紙口カバー4の移動方向について説明する。図5の開閉モーター28の回転軸29が矢印方向D1で示した正回転方向に回転すると、矢印方向で示した回転方向にそれぞれのギアが回転し、ピニオンギア22,23は矢印方向D2に回転するとともに、ピニオンギア25,26が矢印方向D3に回転する。
これにより、図4のピニオンギア22,23と噛合するラックギア20,21を有する排紙受けトレイ5は、矢印方向D4に示した正面側すなわち副走査方向Yにおける下流側Y1に移動する。また、ピニオンギア25,26と噛合するラックギア31,32を有する排紙口カバー4は、矢印方向D5に示した鉛直方向Zにおける上側Z2に移動する。
反対に、図5の開閉モーター28の回転軸29が矢印方向D1と反対方向である逆回転方向に回転すると、矢印方向で示した回転方向と反対方向にそれぞれのギアが回転し、ピニオンギア22,23は矢印方向D2と反対方向に回転するとともに、ピニオンギア25,26が矢印方向D3と反対方向に回転する。
これにより、図4のピニオンギア22,23と噛合するラックギア20,21を有する排紙受けトレイ5は、矢印方向D4と反対方向である背面側すなわち上流側Y2に移動する。また、ピニオンギア25,26と噛合するラックギア31,32を有する排紙口カバー4は、矢印方向D5と反対方向である下側Z1に移動する。
本実施例では、排紙受けトレイ5が開閉モーター28の回転駆動によって正面側に引き出され、正面側に引き出された状態の排紙受けトレイ5を筐体9の下部に収容するときは、排紙受けトレイ5を使用者が背面側に押し込む。
排紙受けトレイ5を使用者が背面側に押し込むとき、使用者によってピニオンギア22,23に生じたトルクが第1輪列部40、第2輪列部60を介してピニオンギア25,26に伝達され、排紙口カバー4は、鉛直方向Zにおける下側Z1に移動する。このとき、第1摩擦クラッチ70a,70bの摩擦ディスク705と摩擦ディスク706は摺動し、排紙受けトレイ5が排紙口カバー4と干渉することが抑制される。
次に、筐体9の下部に収容された状態の排紙受けトレイ5が、開閉モーター28の回転駆動によって正面側に引き出されるときの状態について説明する。図7(a)〜(c)は、排紙口カバーと排紙受けトレイの位置を示す図である。図7(a)は、主走査方向Xから見た図で、排紙受けトレイ5が筐体9の下部に収容された状態にある。この状態において、排紙受けトレイ5は、排紙受けトレイ5の副走査方向Yの移動経路における上流側Y2の最端部の所定の位置にあり、排紙口カバー4は、鉛直方向Zの移動経路における下側Z1の最端部の位置にある。
図7(a)の状態において、排紙受けトレイ5の下流側Y1の先端部503は、排紙口カバー4の下端部における上流側Y2の突出部402から距離L0の位置にある。また、この状態において、排紙口カバー4の下側Z1の下端401は、排紙受けトレイ5の突出部501における上端502から下側Z1の距離H0の位置にある。
図8(a)は、排紙口カバー4の移動量を実線で示すグラフである。横軸は、開閉モーター28の累積回転数を示し、縦軸は、図7(a)の状態にある排紙口カバー4が上側Z2に移動した距離を移動量(mm)として示す。
図8(a)に示すように、図5の開閉モーター28における矢印方向D1への正回転に伴って、排紙口カバー4が上側Z2に移動し、移動量が増加する。
図5の開閉モーター28の累積回転数がn3に達すると、開閉モーター28の累積回転数が増加しても一定の移動量Hmaxとなる。これは、排紙口カバー4が、筐体9に設けられた当接部材(不図示)に当接し、上側Z2の最端部の位置において移動が規制された状態である。この状態は、第1輪列部40に配置された第1摩擦クラッチ70aにおいて、ギア701はギア702に対して空回転している状態である。
図8(b)は、排紙受けトレイ5の移動量を破線で示すグラフである。横軸は、開閉モーター28の累積回転数を示し、縦軸は、図7(a)の状態にある排紙受けトレイ5が下流側Y1に移動した距離を移動量(mm)として示す。
図8(b)に示すように、図5の開閉モーター28における矢印方向D1への正回転に伴って、排紙受けトレイ5が下流側Y1に移動し、移動量が増加する。
図5の開閉モーター28の累積回転数がn4に達すると、開閉モーター28の累積回転数が増加しても一定の移動量Lmaxとなる。これは、排紙受けトレイ5が、筐体9に設けられた当接部材(不図示)に当接し、下流側Y1の最端部の位置において移動が規制された状態である。この状態は、第2輪列部60に配置された第2摩擦クラッチ70bにおいて、ギア701はギア702に対して空回転している状態である。
図8(a)、(b)に示すように、開閉モーター28の回転により、排紙口カバー4および排紙受けトレイ5は同時に移動を開始し、累積回転数がn3に達すると、排紙口カバー4が排紙受けトレイ5より先に停止し、その後、累積回転数がn4に達すると、排紙受けトレイ5が停止する。
図7(b)は、累積回転数がn1に達した時点における排紙口カバー4および排紙受けトレイ5の状態を示す図である。この累積回転数がn1に達した時点において、鉛直方向Zにおいて、排紙口カバー4の下端401は、排紙受けトレイ5の上端502の位置になるように、第2輪列部60を構成する。すなわち、図7(a)の状態から開閉モーター28を回転させ、累積回転数がn1に達すると、排紙口カバー4を上側Z2に距離H0だけ移動させるように構成する。
また、副走査方向Yにおいて、排紙受けトレイ5の先端部503は、排紙口カバー4より距離L1だけ上流側Y2の位置にあるように第1輪列部40を構成する。すなわち、図7(a)の状態から開閉モーター28を回転させ、累積回転数がn1に達すると、排紙受けトレイ5を下流側Y1に距離L0から距離L1を差し引いた距離(L0−L1)だけ移動させるように構成する。
排紙口カバー4の下端401が排紙受けトレイ5の上端502の位置にあるとき、排紙受けトレイ5の先端部503が排紙口カバー4より距離L1だけ上流側Y2の位置にあるように構成することにより、排紙受けトレイ5、排紙口カバー4の部品製造上の精度誤差や、組み立て上の精度誤差があっても、排紙受けトレイ5と排紙口カバー4とが干渉することを抑制できる。
図8(a)の累積回転数n1における排紙口カバー4の移動量H0は、図7(a)の状態から図7(b)の状態に移動した排紙口カバー4の移動量H0である。また、図8(b)の累積回転数n1における排紙受けトレイ5の移動量(L0−L1)は、図7(a)の状態から図7(b)の状態に移動した排紙受けトレイ5の移動量(L0−L1)である。
図8(c)は、開閉モーター28の累積回転数に対して、排紙口カバー4の移動量および排紙受けトレイ5の移動量を並べて示したグラフである。上述したように、累積回転数がn1に達した時点では、排紙口カバー4の移動量はH0であり、排紙受けトレイ5の移動量は(L0−L1)である。さらに開閉モーター28が回転し、累積回転数n2においては、排紙受けトレイ5の移動距離はL0であり、排紙口カバー4の移動量はH0を超える。
すなわち、副走査方向Yにおいて排紙受けトレイ5の先端部503が、排紙口カバー4鉛直方向Zに移動する経路に位置するときは、排紙口カバー4の下端401は、排紙受けトレイ5の上端502より上側Z2にあることを示す。
図7(c)は、排紙口カバー4の下側Z1の位置にある排紙受けトレイ5を示す。図7(b)の状態にある排紙口カバー4は、さらに上側Z2に移動し、上側Z2への移動が規制された状態になる。排紙受けトレイ5は、排紙口カバー4の下側Z1を通り、下流側Y1に移動する。
本実施例では、排紙受けトレイ5の移動を規制する当接部材を筐体9に設けたが、排紙受けトレイ5を検出する光学式や接点式などの検出部を設け、制御部(不図示)によって開閉モーター28の回転駆動を停止させ、排紙受けトレイ5の移動を停止するようにしてもよい。
図9は、図5にブレーキ部80、第2摩擦クラッチ収容部90を追加して描いた斜視図である。図10は、第2摩擦クラッチ70b、ブレーキ部80、第2摩擦クラッチ収容部90、ブレーキ部収容部95の斜視図である。図11は、ブレーキ部80が備えられた部分の断面を含む斜視図である。
図10の第2摩擦クラッチ収容部90の凹部91には、第2摩擦クラッチ70bのコイルバネ703、ギア702が収容される。ブレーキ部収容部95は、第2摩擦クラッチ70bのギア701を収容し、第2摩擦クラッチ収容部90に固定される。
図10のブレーキ部80は、摩擦ディスク81、フック83、コイルバネ82によって構成される。摩擦ディスク81の第2摩擦クラッチ70b側の側面における外周部には、摩擦部材84が設けられる。
図10、図11のフック83の一端は摩擦ディスク81に固定され、フック83の他端は、ブレーキ部収容部95の貫通孔96を貫通し係合する。コイルバネ82の内周側をフック83が通り、摩擦ディスク81、コイルバネ82は、ブレーキ部収容部95の内部に収容される。
コイルバネ82の付勢力によって、摩擦ディスク81に設けられた摩擦部材84は、ギア701の摩擦部材84側の側面を押圧する。このような構成により、ブレーキ部80は、第2摩擦クラッチ70bのギア701を回転させる駆動力(トルク)に対する抵抗力をギア701に与える。この第2摩擦クラッチ70bのギア701に与えられた抵抗力は、図5のギア44、45、46、47を介して第1摩擦クラッチ70aのギア701に伝達される。
一方、使用者が、排紙受けトレイ5を手動操作により背面側(上流側Y2)に移動させると、図4のピニオンギア22,23を回転させる駆動力が生じ、ピニオンギア22,23を回転させる駆動力は、ギア51、ギア50、ギア49、ギア48を介して第1摩擦クラッチ70aのギア702に伝達される。
これにより、抵抗力が伝達された第1摩擦クラッチ70aのギア701に対して、第1摩擦クラッチ70aのギア702は、排紙受けトレイ5を手動操作により背面側に移動させたときに生じた駆動力によって回転しようとする。そのため、第1摩擦クラッチ70aのギア702に直結して設けられた摩擦ディスク705は、第1摩擦クラッチ70aのギア701に設けられた摩擦ディスク706に対して摺動回転する。このため、第1摩擦クラッチ70aのギア701の回転数が、第1摩擦クラッチ70aのギア702の回転数より低下する。そして、第1摩擦クラッチ70aのギア702の回転に伴って下側Z1に移動する排紙口カバー4の速度が低下する。
これにより、使用者が手動操作によって排紙受けトレイ5を背面側に移動して筐体9の下部に収容するとき、排紙受けトレイ5が下側Z1に移動する排紙口カバー4と衝突することを抑制できる。
以上、本実施例で説明した複合機1は、記録部によって記録された用紙が排出される排紙口15が筐体9に備えられた記録装置であって、駆動力を発生する駆動部としての開閉モーター28と、摩擦面をそれぞれ有した一対の摩擦ディスク705,706を当接させて回転し、一方の摩擦ディスクの回転が抑制されると他方の摩擦ディスクは一方の摩擦ディスクに対して摺動回転する、第1摩擦クラッチ70a、第2摩擦クラッチ70bと、を備える。
そして、第1摩擦クラッチ70aを輪列間に配置し、開閉モーター28の駆動力を伝達する第1輪列部40と、第2摩擦クラッチ70bを輪列間に配置し、開閉モーター28の駆動力を伝達する第2輪列部60と、第1輪列部40から伝達される駆動力によって稼働する第1稼働部としての排紙受けトレイ5と、第2輪列部60から伝達される駆動力によって稼働し、排紙口15を遮蔽する状態または露出させる状態に変位する第2稼働部としての排紙口カバー4と、を備える。
そして、ブレーキ部80は、駆動力の伝達経路の位置であって、第2摩擦クラッチ70bのギア701の側面に当接する位置に備えられる。
このような構成により、使用者が手動操作により排紙受けトレイ5を背面側(上流側Y2)に移動させて筐体9の下部に収容したとき、ブレーキ部80は、排紙受けトレイ5の移動によって生じた駆動力に対する抵抗力を第2摩擦クラッチ70bのギア701に与える。第2摩擦クラッチ70bのギア701に与えた抵抗力は、ギア44〜47を介して第1摩擦クラッチ70aのギア701に伝達される。そのため、第1摩擦クラッチ70aにおいて、摩擦ディスク706の回転が抑制され、摩擦ディスク705は摩擦ディスク706に対して摺動回転する。
これにより、第1摩擦クラッチ70aにおいて、回転速度が低下し、手動操作による排紙受けトレイ5に連動して移動する排紙口カバー4の移動速度が低下する。そのため、開閉モーター28を逆回転したときの排紙口カバー4の移動距離と、排紙受けトレイ5を手動で外側から内側に移動させるときの排紙口カバー4の移動距離とを比べると、一定の時間においては後者における移動距離の方が短い。従って、手動操作により移動する排紙受けトレイ5が、排紙受けトレイ5に連動して移動する排紙口カバー4と干渉することを抑制できる。
本実施例では、ブレーキ部80は、第2摩擦クラッチ70bのギア701の側面に当接する位置に設けられる。これにより、摩擦部材84を当接させる側面の外径を大きくできるので、小さい抵抗力を発生する摩擦部材84によってブレーキ部80を構成することができる。そのため、ブレーキ部80の製造コストの上昇を抑制できる。
(実施例2)
実施例2では、駆動部としての開閉モーター28にブレーキ部を設けた記録装置について説明する。図12は、実施例2における開閉モーター28の斜視図である。本実施例では、ブレーキ部としての摩擦部材100を開閉モーター28の回転軸29に当接させた状態で備える。
これにより、開閉モーター28の回転軸29を回転させる駆動力に対する抵抗力が回転軸29に与えられる。この抵抗力は、ギア30、ギア41〜47を介して第1摩擦クラッチ70aにおけるギア701に伝達される。
一方、使用者が、排紙受けトレイ5を手動操作により背面側に移動させると、ピニオンギア22,23を回転させる駆動力が生じ、ピニオンギア22,23を回転させる駆動力は、ギア51、ギア50、ギア49、ギア48を介して第1摩擦クラッチ70aのギア702に伝達される。
実施例1で説明したように、抵抗力が伝達された第1摩擦クラッチ70aのギア701に対して、第1摩擦クラッチ70aのギア702は、排紙受けトレイ5を手動操作により背面側に移動させたときに生じた駆動力によって回転しようとするので、第1摩擦クラッチ70aのギア702に設けられた摩擦ディスク705は、第1摩擦クラッチ70aのギア701に設けられた摩擦ディスク706対して摺動回転する。そのため、第1摩擦クラッチ70aのギア701の回転数が、第1摩擦クラッチ70aのギア702の回転数より低下し、第1摩擦クラッチ70aのギア702の回転に伴って下側Z1に移動する排紙口カバー4の速度が低下する。
これにより、排紙受けトレイ5が上流側Y2に移動して筐体9の下部に収容されるとき、下側Z1に移動する排紙口カバー4と衝突することを抑制できる。
(実施例3)
実施例3では、第2稼働部としての排紙口カバー4にブレーキ部を設けた記録装置について説明する。図13(a)は、実施例3における排紙口カバー4aを背面側から見た図である。排紙口カバー4aは、筐体9に設けられた排紙口15の正面側(下流側Y1)の位置で鉛直方向Zに移動可能に備えられる。排紙口カバー4aの背面側(上流側Y2)における壁部には、ラックギア31,32より主走査方向Xにおける内側に一対のコイルバネ110が備えられる。
図13(b)は、図13(a)の図面右側のコイルバネ110が備えられた部分を背面側から見た斜視図である。排紙口カバー4aの背面側の壁部の中央部には、背面側に突出する柱状軸部114が形成される。排紙口15の上側Z2の筐体9には、下側Z1にU字状に突出する支持部115が形成される。
支持部115の下部には、排紙口カバー4aの背面側の壁面から背面側に離れた位置で正面側に突出する柱状軸部116が形成される。柱状軸部116の背面側の一端は支持部115の下部に接続され、正面側の他端は排紙口カバー4aの背面側の壁面に固定される。
コイルバネ110の一端に形成された係合部113は、柱状軸部114の外周部に回動可能に係合する。コイルバネ110の他端に形成された係合部111は、柱状軸部116の外周部に回動可能に係合する。コイルバネ110はコイル部112を有し、排紙口カバー4aの鉛直方向Zの移動に伴って弾性変形可能に備えられる。
図13(a)の一対の、コイルバネ110、支持部115、柱状軸部114,116は、一点鎖線を対称軸とする線対称の位置に配置される。本実施例におけるブレーキ部は、コイルバネ110、柱状軸部114,116を含んで構成される。
図14(a)〜(c)は、コイルバネ110の動作を説明するための模式図である。図14(a)は、排紙口カバー4aが鉛直方向Zの移動範囲における最上部の位置にあるときを示し、14(b)は、排紙口カバー4aが鉛直方向Zの移動範囲における中間の位置にあるときを示し、14(c)は、排紙口カバー4aが鉛直方向Zの移動範囲における最下部の位置にあるときを示す。
コイルバネ110は、一端が柱状軸部116に係合し、他端が柱状軸部114に係合する。排紙口カバー4aの鉛直方向Zの移動に伴って、柱状軸部114が鉛直方向Zに移動する。これに伴って、コイル部112は、柱状軸部116を支点として回動する。
排紙口カバー4aの鉛直方向Zの移動範囲において、排紙口カバー4aが上側Z2にあるときは、コイルバネ110によって、排紙口カバー4aは上側Z2に付勢される。排紙口カバー4aが下側Z1にあるときは、コイルバネ110によって、排紙口カバー4aは下側Z1に付勢される。
図14(a)の排紙口カバー4aが上側Z2にあって、排紙口15が露出する状態から、排紙口15を遮蔽する状態に移動するとき、すなわち、排紙口カバー4aが鉛直方向Zにおける最上部の位置から下側Z1に向かって移動するときは、排紙口カバー4aを上側Z2に移動させようとする力が作用する。
この力の作用は、使用者が手動操作によって排紙受けトレイ5を背面側に移動させるとき、排紙受けトレイ5の移動と連動して、排紙口カバー4aが下側Z1に移動するときの抵抗力となる。この抵抗力は、図4のピニオンギア25,26、第2輪列部60におけるギア63、ギア62、ギア61を介して第2摩擦クラッチ70bにおけるギア702に伝達される。また、この抵抗力が、さらに第2摩擦クラッチ70b、ギア44〜47を介して第1摩擦クラッチ70aにおけるギア701に伝達される場合がある。
そのため、第1摩擦クラッチ70もしくは第2摩擦クラッチ70b、またはその両方において、摩擦ディスク705と摩擦ディスク706とは摺動回転し、手動操作によって生じた駆動力による回転速度が低下し、下側Z1に移動する排紙口カバー4の速度が低下する。これにより、排紙受けトレイ5が上流側Y2に移動して筐体9の下部に収容されるとき、下側Z1に移動する排紙口カバー4と衝突することを抑制できる。
実施例1では、ブレーキ部80を第2摩擦クラッチ70bのギア701に備え、実施例2では、ブレーキ部を開閉モーター28に備え、実施例3では、ブレーキ部を排紙口カバー4aに備えたが、ブレーキ部を、駆動力の伝達経路において、第1摩擦クラッチ70aより開閉モーター28側のギア30,41〜47、第2輪列部60のギア61,62,63、第2摩擦クラッチ70bのギア702、ピニオンギア25,26、回転軸27に備えてもよい。また、ブレーキ部を複数の位置に配置してもよい。
以上説明したように、ブレーキ部は、駆動力の伝達経路において、第1摩擦クラッチ70aより開閉モーター28側、開閉モーター28、駆動力の伝達経路における第2輪列部60から排紙口カバー4、のうちの少なくとも一つの位置に備えられる。
稼働部は、液晶ディスプレイなどの画像を表示する表示部や、操作ボタンなどを配
置した操作パネルでもよい。また、第稼働部は、記録部に給送される用紙が収容される
記録媒体収容部としての用紙カセットでもよい。
実施例1〜実施例3の記録装置は、インクを吐出する記録ヘッド8を備えたが、感光体を備えた電子写真方式の記録部を備えた記録装置にも適用する。
1…複合機、4,4a…排紙口カバー、5…排紙受けトレイ、7…キャリッジ、8…記録ヘッド、9…筐体、15…排紙口、28…開閉モーター、29…回転軸、40…第1輪列部、60…第2輪列部、70a…第1摩擦クラッチ、70b…第2摩擦クラッチ、80…ブレーキ部、82…コイルバネ、83…フック、100…摩擦部材、110…コイルバネ、114,116…柱状軸部、705,706…摩擦ディスク。

Claims (5)

  1. 記録部によって記録媒体に記録を行う記録装置であって、
    駆動力を発生する駆動部と、
    前記駆動部の駆動力を伝達する第1輪列部と、
    前記駆動部の駆動力を伝達する第2輪列部と、
    前記第1輪列部から伝達される駆動力によって移動する第1稼働部と、
    前記第2輪列部から伝達される駆動力によって移動する第2稼働部と、
    前記駆動力の伝達経路に配置され、駆動力に対する抵抗力を与えるブレーキ部と、を備え、
    前記第1稼働部は、前記駆動部が正回転したときは、前記筐体の内側から外側に向かう方向に移動し、前記駆動部が逆回転したときは、前記筐体の外側から内側に向かう方向に移動し、
    前記第2稼働部は、前記駆動部が正回転したときは、前記第1稼働部から離れる方向に移動し、前記駆動部が逆回転したときは、前記第1稼働部から離れる方向と反対方向に移動し、
    前記第1稼働部の移動域の一部は、前記第2稼働部の移動域の一部と重なっており、
    前記第2稼働部は、手動で移動された前記第1稼働部に連動して移動し、
    前記第1稼動部を前記筐体の外側から内側に、第1時間の間、手動で移動される場合に連動して移動する前記第2稼働部の移動距離は、前記ブレーキ部によって、前記第1輪列部から伝達される駆動力に対して抵抗力が与えられることで、前記駆動部を前記第1時間の間、逆回転した場合の前記第2稼働部の移動距離よりも短くなることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    摩擦面をそれぞれ有した一対のディスクを当接させて回転し、一方のディスクの回転が抑制されると他方のディスクは一方のディスクに対して摺動回転する、第1摩擦クラッチ、第2摩擦クラッチ、を備え、
    前記第1輪列部は、前記第1摩擦クラッチを輪列間に配置し、
    前記第2輪列部は、前記第2摩擦クラッチを輪列間に配置し、
    前記ブレーキ部は、前記第1摩擦クラッチより前記駆動部側、前記駆動部、駆動力の伝達経路における前記第2輪列部から前記第2稼働部、のうちの少なくとも一つに位置することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記ブレーキ部は、前記第2輪列部に備えられたことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記駆動部は、モーターによって構成され、
    前記ブレーキ部は、前記モーターの回転軸に備えられたことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記ブレーキ部は、前記第2摩擦クラッチに備えられたことを特徴とする記録装置。
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