JP6281339B2 - パネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体と当該本体に回動可能に設けられたパネル筐体とを備えるパネル装置に関する。
プリンタ、スキャナ、コピー機、ファクシミリ機等において、液晶タッチパネルなどのパネルが搭載されたパネル筐体が本体に回動可能に支持されたパネル装置が提案されている。このようなパネル装置には、パネル筐体を所定の傾きに保持できるようにチルト機構が備えられている。
上述のようなパネル装置の一例として、特許文献1には、ばねが係合爪をラチェット歯に係合する向きへ付勢することによって、装置の本体に対して回動可能なパネル筐体の傾きを所定角度に保持するチルト機構を備えた記録装置が開示されている。
特開2010−5941号公報
しかしながら、特許文献1に開示された記録装置のように、パネル筐体の傾きの保持のために係合爪の他にばねを使用する構成の場合、記録装置の組立時において、組立作業者は、ばねを係合爪にひっかけるなどした状態で、係合爪とばねとを一緒に記録装置に組み付けることを要求されることがある。すると、組立作業者は、ばねの弾性力に抗った状態で、係合爪を記録装置に組み付けることを要求されることがある。これにより、ばねの弾性力が負荷となり、係合爪の組み付け作業が困難となってしまうおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置組立時において、パネル筐体の傾きの保持に使用する部材が組み付けられる際に、当該部材を付勢する付勢部材が組立作業者に対して与える負荷を低減するパネル装置を提供することにある。
(1) 本発明に係るパネル装置は、表示部または入力部が表面に設けられたパネル筐体と、上記パネル筐体を第1回動軸線周りに回動可能に支持する本体と、上記本体に設けられており、上記第1回動軸線を中心とする周方向に沿って間隔を空けて形成された複数の係合部を有する第1係合部材と、上記パネル筐体によって上記第1回動軸線と交差する方向に沿った第2回動軸線周りに回動可能に支持されており、上記複数の係合部の各々と係合可能な第2係合部材と、上記第2係合部材を上記係合部側へ付勢する付勢部材と、上記パネル筐体において、上記第1回動軸線及び上記第2回動軸線と直交する直交方向において上記第2係合部材よりも上記表面側に設けられており、上記付勢部材と当接する当接部と、を備える。上記付勢部材は、上記当接部と当接する被当接部と、上記被当接部から延びており、上記第2係合部材と当接する第1アーム部と、上記被当接部から上記第1アーム部と異なる向きへ延びた第2アーム部と、を有する。上記パネル筐体は、上記第1回動軸線と平行な方向において上記当接部と異なる位置に設けられ、上記第2アーム部を支持する支持部を備える。
本構成によれば、以下のような手順で第2係合部材及び付勢部材がパネル筐体に組み付け可能である。つまり、第1の手順として、第2係合部材がパネル筐体に組み付けられる。これにより、第1の手順においては、付勢部材によって負荷を受けることなく、第2係合部材をパネル筐体に組み付けることができる。
第2の手順として、付勢部材の被当接部がパネル筐体の当接部に当接されるとともに、付勢部材の第1アーム部が第2係合部材に当接される。
第3の手順として、付勢部材の第2アーム部が支持部に支持される。第3の手順において第2アーム部を支持部に支持させるために動かすと、第2アーム部には元の位置に戻ろうとする弾性力が発生する。しかし、この段階では、付勢部材は当接部及び第2係合部材と当接された状態、つまりパネル筐体及び第2係合部材の間に取り付けられた状態であるため、第2アーム部を弾性力に抗って支持部に支持させることは組立作業者にとってさほど困難ではない。
以上のように、本構成によれば、第2係合部材及び付勢部材をパネル筐体に容易に組み付けることができる。
(2) 上記付勢部材は、上記被当接部がコイル形状のねじりコイルばねである。上記当接部は、上記被当接部に挿通されている。
ねじりコイルばねは、回動する第2係合部材に弾性力を作用させて付勢するために好適な部材である。また、パネル筐体は、被当接部に当接部が挿通されることによって、ねじりコイルばねを容易に支持可能である。
(3) 上記第2アーム部における上記被当接部から延出先端までの直線距離は、上記第1アーム部における上記被当接部から延出先端までの直線距離よりも長い。
本構成によれば、上記(1)で説明した第3の手順において、第2アーム部を弾性力に抗って曲げつつ支持部に支持させることが容易である。
(4) 上記第2係合部材は、上記第1アーム部が挿入される溝部を有する。
本構成によれば、第1アーム部が第2係合部材に当接した状態において、第1アーム部を溝部に挿入させることができるため、付勢部材の位置が第2係合部材に対してずれることを防止できる。これにより、付勢部材の第2係合部材に対する作用点の位置を正確に定めることができる。
(5) 上記溝部は、上記第2回動軸線と交差する位置に設けられている。
本構成によれば、第1回動軸線と平行な方向において、第2係合部材と付勢部材の被当接部及び第1アーム部とが互いに近い位置に設けられる。つまり、第2係合部材と付勢部材とを互いに近い位置に配置できる。その結果、パネル筐体を第1回動軸線と平行な方向において小型化することができる。
(6) 上記当接部及び上記支持部は、上記第1回動軸線と平行な方向に沿って配置されている。
本構成によれば、第2アーム部が第1回動軸線と略平行な方向に延びた状態で保持されるため、付勢部材が支持されたパネル筐体を、直交方向において小型化することができる。
(7) 上記当接部は、上記第1回動軸線と平行な方向において、上記第2回動軸線と異なる位置に設けられている。
本構成によれば、付勢部材を組み付ける際に、第1アーム部が直交方向と平行となるような状態で、被当接部を当接部に当接させることができるように、パネル装置60を構成することができる。そうすると、第2係合部材のパネル筐体への組み付け後における付勢部材のパネル筐体への組み付け時、つまり上記(1)で説明した第2の手順時に、付勢部材が第2係合部材を直交方向において本体側へ押してしまうことによって、第2係合部材がパネル筐体から外れてしまうことを防止できる。
本発明に係るパネル装置によれば、装置組立時において、第2係合部材が組み付けられる際に、第2係合部材を付勢する付勢部材が組立作業者に対して与える負荷を低減できる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部12の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、パネル装置60の外観斜視図である。 図4は、パネル装置60の分解斜視図である。 図5は、複合機10を模式的に示す右側面図であり、(A)にはパネル筐体70が第1位置の状態が示されており、(B)にはパネル筐体70が第2位置の状態が示されている。 図6は、後側カバー27を前面41側から見た斜視図である。 図7は、後側カバー27を前面41とは反対側から見た斜視図である。 図8(A)は、後側カバー27の背面図であり、図8(B)は、後側カバー27の正面図である。 図9は、第2係合部材92の外観斜視図である。 図10(A)は、パネル装置60における第2係合部材92及びねじりコイルばね93周辺を示す断面図であり、図10(B)は、パネル装置60における第2係合部材92及び板ばね100周辺を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。また、以下の各部材の説明では、当該各部材が複合機10に組み付けられた状態で、上下方向7と前後方向8と左右方向9とが定義されるものとする。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、その上部に、記録用紙などの原稿に記録された画像をイメージセンサによって読み取って画像データを取得するスキャナ部11を備えている。また、複合機10は、その下部に、上記画像データなどに基づいて、記録用紙15(図2参照)に画像を記録するプリンタ部12を備えている。
スキャナ部11は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されているが、ここでは、スキャナ部11の内部構成の詳細な説明は省略される。プリンタ部12は、概ね直方体に形成されており、正面に開口13が形成されたプリンタ筐体14(本発明の本体の一例)を有している。
図2に示されるように、プリンタ部12におけるプリンタ筐体14の内部には、給紙トレイ20、給紙ローラ19、搬送ローラ対63及び排出ローラ対66、及び記録部24などが配置されている。給紙トレイ20は、開口13から前後方向8に挿入及び脱抜可能であって内部に記録用紙15が収容される。給紙ローラ19は、給紙トレイ20に収容された記録用紙15を搬送路23へ給送する。搬送ローラ対63及び排出ローラ対66は、搬送路23へ給送された記録用紙15を搬送路23に沿って搬送させる。記録部24は、スキャナ部11によって原稿から読み取られた画像データなどに基づいて、搬送路23を搬送される記録用紙15に画像を記録する。
画像が記録された記録用紙15は、給紙トレイ20の上方に設けられた排紙トレイ25に排出され、排紙トレイ25に支持される。ここで、排紙トレイ25は、給紙トレイ20の上方に給紙トレイ20と重ねられて設けられており、給紙トレイ20と一体に開口13に挿入及び脱抜される。
[搬送路23]
図2に示されるように、搬送路23は、給紙トレイ20の後端部を基点として、下方から上方に延びつつUターンしてから、前向きに延びて排紙トレイ25に至る通路である。搬送路23は、所定間隔を隔てて互いに対向する第1ガイド部材31及び第2ガイド部材32によって構成される空間である。記録用紙15は、搬送路23を、図2に破線の矢印で示される向きである搬送向き16に搬送される。
[搬送ローラ対63及び排出ローラ対66]
図2に示されるように、搬送路23における記録部24よりも搬送向き16の上流側には、搬送ローラ61及びピンチローラ62よりなる搬送ローラ対63が設けられている。ピンチローラ62は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ61のローラ面に圧接されている。搬送路23における記録部24よりも搬送向き16の下流側には、排出ローラ64及び拍車ローラ65よりなる排出ローラ対66が設けられている。拍車ローラ65は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ64のローラ面に圧接されている。
搬送ローラ61及び排出ローラ64は、搬送用モータ(不図示)から駆動力が伝達されることによって回転する。駆動力が伝達された搬送ローラ61及び排出ローラ64は、ピンチローラ62及び拍車ローラ65との間に記録用紙15を挟持しつつ搬送向き16へ搬送する。
[記録部24]
図2に示されるように、記録部24は、搬送路23の上方に配置されている。記録部24は、搬送路23に対向する位置に設けられた記録ヘッド37と、記録ヘッド37を搭載したキャリッジ38とを備えている。記録ヘッド37には、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを搬送路23に向けて吐出するための複数のノズル36が形成されている。キャリッジ38は、左右方向9に往復移動可能に構成されている。キャリッジ38が左右方向9へ往復移動しながら、搬送路23に沿って搬送される記録用紙15に向かってノズル36からインク滴が吐出される。これにより、記録用紙15に画像が記録される。
なお、本実施形態において、記録部24が記録用紙15に画像を記録する方式は、インクジェット記録方式であるが、インクジェット記録方式に限らず、例えば電子写真方式などであってもよい。
[パネル装置60の全体構成]
図1、図3、及び図4に示されるように、複合機10には、パネル装置60が搭載されている。パネル装置60は、上述したプリンタ筐体14(図1参照)と、プリンタ筐体14に回動可能に支持されたパネル筐体70と、パネル筐体70を所定の回転角度に保持する保持機構81(図3及び図4参照)と、を備えている。
[パネル筐体70]
図5に示されるように、パネル筐体70の上端部近傍は、プリンタ筐体14の前面41を構成する部材によって回動可能に軸支されている。図5〜図7に示されるように、パネル筐体70の上端部近傍の左右方向9の両端には、外側に延びた突起71が形成されている。つまり、突起71は、左右方向9に沿って延びている。プリンタ筐体14において、パネル筐体70の右端から延びた突起71と対向する位置には、孔(不図示)が形成されている。突起71が当該孔に挿通されることにより、パネル筐体70は、突起71の延出方向(左右方向9に平行な方向)に沿った第1回動軸線87(図6参照)周りに回動可能に、プリンタ筐体14によって支持されている。
パネル筐体70は、図5(A)に示される第1位置と、図5(B)に示される第2位置との間で回動可能である。第1位置のパネル筐体70は、その表面である前面72がプリンタ筐体14の前面41に沿っている。第2位置のパネル筐体70は、その回動先端が第1位置よりも上方に位置している。
なお、パネル筐体70の突起71は、パネル筐体70の上端部近傍以外に設けられていてもよく、例えば、パネル筐体70の下端部近傍に設けられていてもよい。また、パネル筐体70の第1回動軸線87は、左右方向9以外に沿って延びていてもよく、例えば、上下方向7に沿って延びていてもよい。
パネル筐体70は、後側カバー27(図6及び図7参照)と、前側カバー26(図1参照)とを備えている。
図6及び図7に示されるように、後側カバー27は、概ね直方体の箱形状である。後側カバー27は、後板73と、後板73から前側カバー26側へ立設された上側板74、下側板75、右側板76、及び左側板77とで構成されている。上述した突起71は、右側板76及び左側板77から突出している。
後側カバー27の内部には、タッチパネルの液晶パネル28(図1参照)と、電源キー51(図1参照)と、液晶パネル28及び電源キー51の制御回路基板(不図示)などが配置されている。液晶パネル28、電源キー51、及び制御回路基板は、後板73に取り付けられている。タッチパネルは、所定の情報を液晶パネル28に表示するとともに、液晶パネル28に表示されたキーが押圧されることによって複合機10の動作の指示が入力される。つまり、タッチパネルは、本発明の表示部及び入力部の一例である。また、電源キー51が押圧されることによって、複合機10の電源のオンオフが切り替えられる。つまり、電源キー51は、本発明の入力部の一例である。
図4、図6、及び図8に示されるように、後板73には、開口34が形成されている。図4及び図6に示されるように、開口34の左右両側には、後板73からパネル筐体70の外側(前側カバー26と反対側)へ突出した一対の凸部78、79が設けられており、開口34の上下両側には、後板73からパネル筐体70の外側(前側カバー26と反対側)へ突出し且つ一対の凸部78、79を繋ぐ一対の凸部82、83が設けられている。
凸部83には、パネル筐体70が第1回動軸線87を中心として回動する場合の径方向5に突出した突起84が設けられている。凸部82には、第1回動軸線87の延出方向(左右方向9)及び径方向5の双方と直交する直交方向6に切り欠かれた切り欠き85が設けられている。突起84及び切り欠き85は、径方向5において互いに対向している。
後板73における凸部79の右方には、後板73からパネル筐体70の外側(前側カバー26と反対側)へ突出した凸部86が設けられている。凸部79と凸部86とは、互いに左右方向9に隙間を空けて配置されており、当該隙間には、後述する第1係合部材91が配置される。
図1に示される前側カバー26は、板状の部材であり、後側カバー27における各側板74、75、76、77の立設先端面に取り付けられる。これにより、パネル筐体70は、内部空間を有する概ね直方体の部材として構成される。そして、この直方体のパネル筐体70において、後側カバー27の後板73と前側カバー26とは対向している。また、液晶パネル28、電源キー51、及び制御回路基板は、パネル筐体70の内部空間に配置されている。
図7、図8、及び図10(A)に示されるように、後側カバー27における開口34の直交方向6の前側カバー26側には、当接部94が設けられている。当接部94は上側板74から径方向5に沿ってパネル筐体70の回動先端へ向けて突出した突起である。図10(A)に示されるように、当接部94の直交方向6における位置は、後述する第2係合部材92よりも前側カバー26側である。
図7に示されるように、後側カバー27の上側板74には、支持部90が設けられている。支持部90は、上側板74から径方向5に沿ってパネル筐体70の回動先端へ向けて突出し、且つ突出先端が後板73側へ屈曲した突起である。
図7、図8、及び図10(A)に示されるように、本実施形態において、支持部90は、当接部94よりも右方に設けられている。なお、支持部90は、当接部94よりも左方に設けられていてもよい。つまり、支持部90の左右方向9における位置は、当接部94と異なる位置であればよい。
図10(A)に示されるように、支持部90において、後述するねじりコイルばね93の第2アーム部54が引っ掛けられた際にねじり第2アーム部54と当接する部分は、直交方向6において支持部90と同位置である。
前側カバー26が後側カバー27に取り付けられた状態において、前側カバー26における後側カバー27と反対側の面は、パネル筐体70の前面72(図1参照)に相当する。そして、図1に示されるように、この前面72には、開口29、30が形成されている。開口29は、前側カバー26が後側カバー27に取り付けられた際に、液晶パネル28と対向する位置に形成されている。開口30は、前側カバー26が後側カバー27に取り付けられた際に、電源キー51と対向する位置に形成されている。これにより、前側カバー26が後側カバー27に取り付けられた状態において、液晶パネル28及び電源キー51が前側カバー26から露出した状態となる。つまり、パネル筐体70の前面72に、液晶パネル28及び電源キー51が設けられた状態となる。
[保持機構81]
図3及び図4に示されるように、保持機構81は、第1係合部材91と、第2係合部材92と、ねじりコイルばね93(本発明の付勢部材の一例)と、上述した当接部94(図7参照)と、上述した支持部90(図7参照)とを備えている。
[第1係合部材91]
図4に示されるように、第1係合部材91は、概ね板形状の部材である。第1係合部材91は、プリンタ筐体14に設けられている。詳細には、第1係合部材91は、プリンタ筐体14の前上部に固定されている。第1係合部材91の右面には、第1回動軸線87(図6参照)を中心とする周方向に沿って間隔を空けて並んだ複数の凹部95(本発明の係合部の一例)が形成されている。
[第2係合部材92]
図9に示されるように、第2係合部材92は、概ね直方体形状の本体に溝や突起などが形成された部材である。第2係合部材92は、溝部96と、突起97と、凸部98と、凹部99とを備えている。なお、以下の第2係合部材92の説明では、第2係合部材92が図3に示される状態であるとして、各向き及び各方向が示される。
溝部96は、第2係合部材92の右面に、直交方向6に延びた状態で形成されている。溝部96は、面96Aと第1側面96Bと第2側面96Cとによって構成されている。突起97は、第2係合部材92の左面から左方に延びている。凸部98は、第2係合部材92の上面(パネル筐体70の回動基端側の面)から径方向5に突出している。凹部99は、第2係合部材92の下面(パネル筐体70の回動先端側の面)から径方向5に凹んでいる。凸部98と凹部99とは径方向5に沿って設けられている。
第2係合部材92は、凸部98が後側カバー27の切り欠き85に嵌合され且つ後側カバー27の突起84が凹部99に挿入されることによって、径方向5と平行な方向に沿った第2回動軸線88(図6参照)周りに回動可能に、後側カバー27によって支持される。なお、第2回動軸線88は、パネル筐体70の回動軸線である第1回動軸線87と交差する方向に沿っていることを条件として、径方向5と平行な方向(第1回動軸線87と直交する方向)に沿っていなくてもよい。
図10(A)に示されるように、第2回動軸線88の直交方向6における位置は、溝部96を構成する面96Aの直交方向6における一端と他端との間である。また、第2回動軸線88の左右方向9における位置は、面96Aと同一である。以上より、直交方向6に沿った溝部96の面96Aと、径方向5に沿った第2回動軸線88とは、互いに直交する位置関係である。なお、溝部96の面96Aと第2回動軸線88は、互いに交差する位置関係であるならば、90度以外の角度で交差していてもよい。
また、第2回動軸線88は、当接部94よりも左方である。なお、第2回動軸線88は、当接部94よりも右方や同位置であってもよい。
図9に示される突起97は、第1係合部材91の凹部95と左右方向9において対向する位置に設けられている。パネル筐体70が第1回動軸線87(図6参照)周りに回動することによって、突起97は、図3に示されるように、複数の凹部95の各々と対向する位置に移動する。突起97は、対向する凹部95に挿入することによって、凹部95と係合可能である。突起97が複数の凹部95の何れかに挿入することによって、パネル筐体70は、突起97が挿入された凹部95の位置に応じた回動角度に保持される。
[ねじりコイルばね93]
図4に示されるように、ねじりコイルばね93は、コイル形状のコイル部52(本発明の被当接部の一例)と、コイル部52の一端から延びた第1アーム部53と、コイル部52の他端から第1アーム部53と異なる向きへ延びた第2アーム部54とを備えている。ねじりコイルばね93は、第1アーム部53と第2アーム部54との離間距離が変動するように弾性変形するものである。
図10(A)に示されるように、第2アーム部54の長さ、つまりコイル部52から第2アーム部54の延出先端までの直線距離L2は、第1アーム部53の長さ、つまりコイル部52から第1アーム部53の延出先端までの直線距離L1よりも長い。
ねじりコイルばね93は、以下に詳述するように、後側カバー27及び第2係合部材92によって支持される。つまり、当接部94がコイル部52に挿入される。これにより、当接部94がコイル部52と当接する。また、第1アーム部53は、コイル部52から直交方向6に沿って前側カバー26から離間する向きへ延びるように配置される。このとき、第1アーム部53は、第2係合部材92の溝部96に挿入される。これにより、第1アーム部53は、溝部96の面96Aと当接する。また、これにより、第1アーム部53の落下が溝部96を構成する第1側面96Bまたは第2側面96Cによって防止される。また、第2アーム部54は、支持部90の突出先端の屈曲した部分に引っ掛けられることによって、支持部90に支持される。これにより、第2アーム部54の落下が防止される。
このように、ねじりコイルばね93は、その両端部(第1アーム部53及び第2アーム部54)の落下が溝部96及び支持部90によって防止されるとともに、その中央部(コイル部52)が当接部94によって位置決めされることによって、後側カバー27及び第2係合部材92によって支持される。
ねじりコイルばね93が後側カバー27及び第2係合部材92によって支持された状態における第1アーム部53と第2アーム部54とのなす角の角度は、ねじりコイルばね93が後側カバー27及び第2係合部材92によって支持されておらず外部から如何なる力も付与されていない状態(自然状態)における第1アーム部53と第2アーム部54とのなす角の角度よりも小さい。これにより、ねじりコイルばね93が後側カバー27及び第2係合部材92によって支持された状態において、ねじりコイルばね93には、第1アーム部53及び第2アーム部54が自然状態に戻ろうとする弾性力が作用する。この弾性力によって、第ねじりコイルばね93が後側カバー27及び第2係合部材92によって支持された状態において、第1アーム部53は第2係合部材92を第1係合部材91側へ押す。つまり、ねじりコイルばね93は、第2係合部材92を第1係合部材91側へ付勢する。
[第2係合部材92及びねじりコイルばね93の取り付け手順]
以下、第2係合部材92及びねじりコイルばね93がパネル筐体70に組み付けられる手順が説明される。
第1の手順として、第2係合部材92がパネル筐体70に組み付けられる。詳細には、パネル筐体70に設けられた突起84が第2係合部材92の凹部99に挿入され、次に、第2係合部材92の凸部98がパネル筐体70の切り欠き85に嵌合される。これにより、第2係合部材92は、図3に示されるように、パネル筐体70における凸部78と凸部79(図4参照)との間に、第2回動軸線88(図6参照)周りに回動可能に支持される。
第2の手順として、パネル筐体70の当接部94がねじりコイルばね93のコイル部52に挿入されるとともに、ねじりコイルばね93の第1アーム部53が第2係合部材92の溝部96に挿入される。この第2の手順の完了時において、ねじりコイルばね93は、外部から力を付与されていない自然状態である。
第3の手順として、ねじりコイルばね93の第2アーム部54が支持部90に引っ掛けられる。ここで、第2の手順の完了時において、第2アーム部54の直交方向6における位置は、支持部90よりも第2係合部材92から離間した位置である。そのため、第3の手順において第2アーム部54を支持部90側へ動かすと、第2アーム部54には元の位置に戻ろうとする弾性力が発生する。しかし、この段階では、当接部94がコイル部52に挿入され且つ第1アーム部53が溝部96に挿入された状態であるため、第2アーム部54を弾性力に抗って支持部90に引っ掛けることは組立作業者にとってさほど困難ではない。
以上のようにして、第2係合部材92及びねじりコイルばね93がパネル筐体70及び第1係合部材91に組み付けられる。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、上述したような手順で第2係合部材92及びねじりコイルばね93がパネル筐体70に組み付け可能である。つまり、第1の手順として、第2係合部材92がパネル筐体70に組み付けられる。これにより、第1の手順においては、ねじりコイルばね93によって負荷を受けることなく、第2係合部材92をパネル筐体70に組み付けることができる。
第2の手順として、ねじりコイルばね93のコイル部52がパネル筐体70の当接部94に当接されるとともに、ねじりコイルばね93の第1アーム部53が第2係合部材92に当接される。
第3の手順として、ねじりコイルばね93の第2アーム部54が支持部90に支持される。第3の手順において第2アーム部54を支持部90に支持させるために動かすと、第2アーム部54には元の位置に戻ろうとする弾性力が発生する。しかし、この段階では、ねじりコイルばね93は当接部94及び第2係合部材92と当接された状態、つまりパネル筐体70及び第2係合部材92の間に取り付けられた状態であるため、第2アーム部54を弾性力に抗って支持部90に支持させることは組立作業者にとってさほど困難ではない。
以上のように、本実施形態によれば、第2係合部材92及びねじりコイルばね93をパネル筐体70に容易に組み付けることができる。
また、本実施形態によれば、ねじりコイルばね93は、回動する第2係合部材92に弾性力を作用させて付勢するために好適な部材である。また、パネル筐体70は、コイル部52に当接部94が挿通されることによって、ねじりコイルばね93を容易に支持可能である。
また、本実施形態によれば、第2アーム部54が第1アーム部53よりも長いため、上述した第3の手順において、第2アーム部54を弾性力に抗って曲げつつ支持部90に支持させることが容易である。
また、本実施形態によれば、第1アーム部53が第2係合部材92に当接した状態において、第1アーム部53を溝部96に挿入させることができるため、ねじりコイルばね93の位置が第2係合部材92に対してずれることを防止できる。これにより、ねじりコイルばね93の第2係合部材92に対する作用点の位置を正確に定めることができる。
また、本実施形態によれば、溝部96が第2回動軸線88と交差する位置に設けられているため、左右方向9において、第2係合部材92とねじりコイルばね93のコイル部52及び第1アーム部53とが互いに近い位置に設けられる。つまり、第2係合部材92とねじりコイルばね93とを互いに近い位置に配置できる。その結果、パネル筐体70を左右方向9において小型化することができる。
また、本実施形態によれば、当接部94及び支持部90が左右方向9に沿って配置されているため、第2アーム部54が第1回動軸線87と略平行な方向に延びた状態で保持される。そのため、ねじりコイルばね93が支持されたパネル筐体70を、直交方向6において小型化することができる。
また、本実施形態によれば、当接部94の左右方向9の位置が第2回動軸線88と異なるため、ねじりコイルばね93を組み付ける際に、第1アーム部53が直交方向6と平行となるような状態で、コイル部52を当接部94に当接させることができるように、パネル装置60を構成することができる。そうすると、上述した第2の手順時に、ねじりコイルばね93が第2係合部材92を直交方向6においてプリンタ筐体14側へ押してしまうことによって、第2係合部材92がパネル筐体70から外れてしまうことを防止できる。
[変形例]
上述の実施形態では、第2係合部材92を第1係合部材91側へ付勢させるための付勢部材として、ねじりコイルばね93が用いられたが、上記付勢部材は、ねじりコイルばね93に限らない。
例えば、上記付勢部材として、屈曲した板ばね100が用いられてもよい。板ばね100は、図10(B)に示されるように、上述の実施形態におけるコイル部52の代わりに屈曲した屈曲部102(本発明の被当接部の一例)を備えている。そして、第1アーム部53は屈曲部102の一端から延びており、第2アーム部54は屈曲部102の他端から第1アーム部53と異なる向きへ延びている。板ばね100の屈曲部102は、当接部94の側面に引っ掛けられるようにして当該側面に当接している。
10・・・複合機
12・・・プリンタ部
14・・・プリンタ筐体
52・・・コイル部
53・・・第1アーム部
54・・・第2アーム部
70・・・パネル筐体
87・・・第1回動軸線
88・・・第2回動軸線
90・・・支持部
91・・・被係合部材
92・・・係合部材
93・・・ねじりコイルばね
94・・・当接部
95・・・凹部

Claims (7)

  1. 表示部または入力部が表面に設けられたパネル筐体と、
    上記パネル筐体を第1回動軸線周りに回動可能に支持する本体と、
    上記本体に設けられており、上記第1回動軸線を中心とする周方向に沿って間隔を空けて形成された複数の係合部を有する第1係合部材と、
    上記パネル筐体によって上記第1回動軸線と交差する方向に沿った第2回動軸線周りに回動可能に支持されており、上記複数の係合部の各々と係合可能な第2係合部材と、
    上記第2係合部材を上記係合部側へ付勢する付勢部材と、
    上記パネル筐体において、上記第1回動軸線及び上記第2回動軸線と直交する直交方向において上記第2係合部材よりも上記表面側に設けられており、上記付勢部材と当接する当接部と、を備え、
    上記付勢部材は、
    上記当接部と当接する被当接部と、
    上記被当接部から延びており、上記第2係合部材と当接する第1アーム部と、
    上記被当接部から上記第1アーム部と異なる向きへ延びた第2アーム部と、を有し、
    上記パネル筐体は、
    上記第1回動軸線と平行な方向において上記当接部と異なる位置に設けられ、上記第2アーム部を支持する支持部を備えるパネル装置。
  2. 上記付勢部材は、上記被当接部がコイル形状のねじりコイルばねであり、
    上記当接部は、上記被当接部に挿通されている請求項1に記載のパネル装置。
  3. 上記第2アーム部における上記被当接部から延出先端までの直線距離は、上記第1アーム部における上記被当接部から延出先端までの直線距離よりも長い請求項1または2に記載のパネル装置。
  4. 上記第2係合部材は、上記第1アーム部が挿入される溝部を有する請求項1から3のいずれかに記載のパネル装置。
  5. 上記溝部は、上記第2回動軸線と交差する位置に設けられている請求項4に記載のパネル装置。
  6. 上記当接部及び上記支持部は、上記第1回動軸線と平行な方向に沿って配置されている請求項1から5のいずれかに記載のパネル装置。
  7. 上記当接部は、上記第1回動軸線と平行な方向において、上記第2回動軸線と異なる位置に設けられている請求項1から6のいずれかに記載のパネル装置。
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