JP3119559B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP3119559B2
JP3119559B2 JP21012394A JP21012394A JP3119559B2 JP 3119559 B2 JP3119559 B2 JP 3119559B2 JP 21012394 A JP21012394 A JP 21012394A JP 21012394 A JP21012394 A JP 21012394A JP 3119559 B2 JP3119559 B2 JP 3119559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに係り、
特に複数のリボンカセットをそれぞれ所定の位置に保持
しておき、これらのリボンカセットの中から必要とする
リボンカセットを選択してキャリッジ上に搭載し、この
選択されたリボンカセットを使用して用紙に記録を行な
うようにした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に用紙と、ベー
スフィルムにインクを塗工したインクリボンとを支持し
ておき、複数の発熱素子を配列させたサーマルヘッドを
キャリッジとともにプラテンに沿って往復動させなが
ら、前記インクリボンを繰り出し、前記サーマルヘッド
に整列配置されている発熱素子を、印字情報に基づいて
選択的に発熱させることにより、用紙上に所望の文字等
の画像の記録を行う熱転写プリンタが、高記録品質、低
騒音、低コスト、メンテナンスの容易性等の理由によ
り、コンピュータ、ワードプロセッサ等の出力装置とし
て多用されている。
【0003】また、従来から、インクの色を異にするな
どした複数のリボンカセットをキャリッジに対向するよ
うにして配設し、複数のリボンカセットの中から必要な
リボンカセットを選択して、自動的に交換し、キャリッ
ジに搭載し記録を行いうるようにした熱転写プリンタが
知られている。
【0004】このような、従来からある複数のリボンカ
セットを有する熱転写プリンタにおいては、リボンカセ
ットの色等の種類を検出するための検出センサ、キャリ
ッジのホームポジションを検出するための検出センサな
ど各種の検出センサが設けられている。
【0005】そして、従来のリボンカセットの種類の検
出は、例えば、リボンカセットの形状をインクリボンの
種類ごとに変えたり、リボンカセットにインクリボンの
種類に対応した検出孔を形成し、キャリッジに設けたメ
カニカルスイッチを接触させてこれを検出することなど
により行われていた。また、キャリッジのホームポジシ
ョンの位置の検出は、例えば、メカニカルスイッチから
なるホームポジション検出センサによりキャリッジの位
置検出部材を接触させて検出することにより行ってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタにおけるリボンカセットの種類
の検出においては、インクリボンの種類ごとに専用リボ
ンカセットを形成しなければならず、多種多様のリボン
カセットを形成するのは、リボンカセットを形成するた
めに多種多様の成型金型を要し経済的負担が大きいとと
もに、インクリボンを収納する前のリボンカセットの保
管、在庫管理等に多大な労力と時間がかかるという問題
点があった。そして、このようなインクリボンの種類の
増加に伴なって、リボンカセットの種類を検出するセン
サの構造が複雑かつ高価になり熱転写プリンタ全体のコ
ストを増加させ、近年の低コスト化に対処することがで
きないという問題点もあった。
【0007】このような問題点に鑑み、簡単な構造で多
種多様のリボンカセットを自動的に判別するとともにキ
ャリッジ上のリボンカセットの有無を確実に検出するこ
とができる熱転写プリンタを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の熱転写プリンタは、プラ
テンに沿って往復移動自在とされたキャリッジと、この
キャリッジ上にインクリボンを用紙を介して前記プラテ
ンに接離しうるように配設され前記インクリボンを用紙
に圧接した状態でインクリボンのインクを選択的に溶融
して用紙に転写するためのサーマルヘッドと、前記キャ
リッジ上に配設され前記インクリボンを搭載可能なカセ
ット載置台と、前記キャリッジ上に配設され前記リボン
カセットの供給リールおよび巻取りリールとそれぞれ係
合可能な供給ボビンおよび巻取りボビンと、前記カセッ
ト載置台と対向する位置にそれぞれ形成されそれぞれが
リボンカセットを保持可能な複数個のリボンカセット保
持部と、これらのリボンカセット保持部に保持されたリ
ボンカセットの種類を検出する第1検出センサ、およ
び、前記キャリッジ上のリボンカセットの有無を検出す
る第2検出センサを有し前記キャリッジ上に配設された
カセット検出手段と、前記カセット載置台を前記リボン
カセット保持部に対し接離する方向に往復移動させるカ
セット載置台駆動手段とを備え、このカセット載置台駆
動手段により前記カセット載置台を駆動し前記リボンカ
セット保持部との間でリボンカセットの受け渡しを行な
うように構成した熱転写プリンタであって、前記カセッ
ト検出手段の前記第1検出センサを前記第2検出センサ
よりリボンカセットとの間隔が広い位置に配設したこと
を特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の熱転写プリンタ
は、請求項1において、前記第1検出センサを前記第2
検出センサより焦点距離が長いものとしたことを特徴と
している。
【0010】
【作用】前述した構成からなる本発明の熱転写プリンタ
によれば、リボンカセット保持部に保持されたリボンカ
セットの種類を検出する第1検出センサにより簡単な構
造で多種多様のリボンカセットを自動的に判別すること
ができるし、キャリッジ上のリボンカセットの有無を検
出する第2検出センサによりキャリッジ上におけるリボ
ンカセットの有無を確実に検出することができる。ま
た、第1検出センサを第2検出センサよりリボンカセッ
トとの間隔が広い位置に配設したので、リボンカセット
保持部に保持されているリボンカセットに位置ずれが生
じても第1検出センサに衝突するおそれがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る熱転写プリンタを図面に
示す実施例により説明する。
【0012】図1ないし図4は本発明に係る熱転写プリ
ンタの一実施例を示す主要構成図である。
【0013】図1に詳示するように、本実施例の熱転写
プリンタは、後述するサーマルヘッド11により用紙お
よびインクリボン70を押圧する際に負荷を受ける平板
状のプラテン1を有している。また、このプラテン1と
平行に延在するキャリッジガイドシャフト2が熱転写プ
リンタの本体ケースの左右の両側板(図示せず)に橋架
されており、記録のための要部をなすキャリッジ3がこ
のガイドシャフト2に摺動自在に保持されている。さら
に、前記本体ケースには、前記キャリッジ3の移動をガ
イドする板状のキャリッジガイド部6が前記プラテン1
と平行に延在するように配設されている。一方、前記キ
ャリッジ3の後部にはキャリッジ支持部7が突設されて
おり、このキャリッジ支持部7が前記キャリッジガイド
部6に摺動自在に保持されている。
【0014】前記キャリッジガイド部6の背部の下方に
はキャリッジ駆動モータ4が配設されており、このキャ
リッジ駆動モータ4の近傍には、キャリッジ駆動モータ
4により回転駆動されるスプロケット4aが配設されて
いる。このスプロケット4aには、端部がキャリッジ3
に固定された歯付き駆動ベルト5が巻回されており、前
記キャリッジ駆動モータ4の駆動により歯付き駆動ベル
ト5の走行を介してキャリッジ3がガイドシャフト2お
よびキャリッジガイド部6に沿ってプラテン1と平行に
往復動されることになる。なお、このキャリッジ3をキ
ャリッジガイド部6に沿って摺動・案内するキャリッジ
支持部7はその断面形状がほぼコ字状をなしており、こ
のコ字状の内側の対向両面には、それぞれキャリッジガ
イド部6に当接する突起7aが形成されており、これら
の突起7aにより前記キャリッジ3の移動時のがたつき
を防止するようにしている。
【0015】また、このキャリッジ3には、図示しない
複数の発熱素子が整列配置され前記プラテン1に対し接
離するように移動可能に配設されているサーマルヘッド
11と、キャリッジ3の記録時における移動方向と垂直
な方向に上下動可能とされリボンカセット60を搭載可
能なカセット載置台をなすカセットキャリア12と、リ
ボンカセット6に収納されているインクリボン70をそ
の両端からそれぞれ巻回している供給リール61および
巻取りリール62とそれぞれ係合する供給ボビン13お
よび巻取りボビン14と、凹状に形成され前方にリボン
カセット60から外部に導出されているインクリボン7
0の中間部が臨むリボンカセット60のサーマルヘッド
挿入部63を挟んでインクリボン70の走行方向の上流
および下流の位置に配設された1対のピンチローラ6
4,65にそれぞれ係合する第2供給ボビン15および
第2巻取りボビン16と、インクリボン70の走行方向
において前記サーマルヘッド11の下流側に配設される
とともに使用するリボンカセット60の種類に応じて選
択的に駆動される剥離ローラ17と、これらの各部材を
駆動するための後述する駆動部材等が配設されている。
【0016】なお、後述するように、前記サーマルヘッ
ド11の前記プラテン1に対する圧接・開離動作、前記
カセットキャリア12の前記キャリッジ3に対する接離
方向の移動動作、前記インクリボンの供給・巻取り・巻
戻し動作、および、前記剥離ローラ17の駆動動作は全
て、後述するようにキャリッジ3上に配設された単一の
ステッピングモータ18(図2)を駆動源として駆動さ
れることになる。このように駆動源として1つのステッ
ピングモータ18のみを用いているため、機構は複雑化
するがそれぞれの部品はモータと比較して極めて安価で
あるため低価格化が可能となるし、またステッピングモ
ータ18の駆動回路も簡単にできる。
【0017】なお、前記サーマルヘッド11が前記プラ
テン1に対し圧接する動作をヘッドダウン動作と称し、
サーマルヘッド11が前記プラテン1から開離する動作
をヘッドアップ動作と称する。
【0018】前記ステッピングモータ18の出力ピニオ
ンギア19には、第1伝達ギア20および第2伝達ギア
21がそれぞれ噛合されている。このうち第1伝達ギア
20の上面には、この伝達ギア20の回転中心20aを
支点として回動可能なほぼ三角形状の揺動板22が装着
されている。
【0019】前記揺動板22の一端部にはカム25の上
面に形成されたカム溝26に係合するピン22aが配設
され、また、他の2つの端部には前記伝達ギア20に噛
合する第1揺動ギア23および第2揺動ギア24がそれ
ぞれ配設されており、前記揺動板22の揺動位置によ
り、この2つの揺動ギア23,24のいずれか一方が、
前記揺動板22の近傍に配設されているカム25の外周
面幅方向のほぼ中央部に形成された欠歯部25bを有す
るギア部25aと噛合されることになる。また、この揺
動板22の上面には、図示しないばねの先端が係合され
ており、このばねの弾性力により揺動板22は常にカム
25の方向に付勢されている。
【0020】前記カム25の外周部には、図4に示すよ
うに、厚さ方向におけるほぼ中央部の全周に形成され欠
歯部25bが円周方向の一部に形成されたギア部25a
と、厚さ方向における上部の約1/4周の範囲に形成さ
れた第1間欠ギア25cと、この第1間欠ギア25cと
円周方向における位置をずらせて厚さ方向における下部
のほぼ2/5周の範囲に形成された第2間欠ギア25d
とが配設されている。これらの両間欠ギア25c,25
dの歯の形状は、図4に詳示するように、連接する2個
の歯ならびに1個の歯が交互に1つの歯の間隔を開けて
順次形成されたものとされている。
【0021】また、前記カム25の上面には、前記揺動
板22のピン22aが係合される第1カム溝26と、剥
離ローラ接離用の第2カム溝27がそれぞれ形成されて
おり、また、前記カム25の下面にはサーマルヘッド接
離用カム溝28が形成されている。
【0022】前記第1カム溝26は、同心状に形成され
たそれぞれ円環状の内側の溝26aと外側の溝26bと
をほぼ直径方向に位置する2本の連通溝26c,26d
により連通して構成されており、図1に示すように、前
記第1揺動ギア23がギア部25aと噛合するときには
ピン22aを内側の溝26aに係合し、第2揺動ギア2
4がギア部25aと噛合するときにはピン22aを外側
の溝26bに係合するようになっている。さらに、前記
第1カム溝26は、揺動ギア23,24の両者をともに
ギア部25aと噛合しない位置に保持するためにピン2
2aの係止部26e,27fを内側の溝26a内に有し
ている。
【0023】また、前記剥離ローラ接離用の第2カム溝
27は、カム25の中心部における円弧溝27aとカム
25の外周部における約160度の範囲の円弧溝27b
とを直線状の連通溝27cにより連通して構成されてい
る。
【0024】さらに、前記サーマルヘッド接離用カム溝
28は、カム25の中心部から外周部にいたる弯曲溝2
8aと、この弯曲溝28aの外端に連通されている約1
90度の範囲の円弧溝28bとにより構成されている。
【0025】前記カム25の近傍には、屈曲形状のヘッ
ド圧接レバー29が配設されており、このヘッド圧接レ
バー29の下方部分の側部が軸30を中心として揺動自
在に支持されるとともに、このヘッド圧接レバー29の
一端部にはピン29aが突設され、このピン29aが前
記カム25の前記ヘッド接離用カム溝28に係合されて
いる。このヘッド圧接レバー29の他端は、サーマルヘ
ッド11が取り付けられているヘッド取付台11aの背
面を圧接ばね31を介して押圧するように構成されてい
る。
【0026】また、前記カム25の近傍には、ほぼく字
状をした剥離ローラ駆動用レバー32が配設されてお
り、この剥離ローラ駆動用レバー32の一端部には、前
記カム25の表面に形成された剥離ローラ接離用カム溝
27に係合するピン32aが形成され、剥離ローラ駆動
用レバー32の他端部には、伝達部材33の凹部33a
と係合可能な第2ピン32b、および、剥離ローラ駆動
用レバー32と連動する伝達部材33に形成された孔3
3bに挿入可能な第3ピン32cが形成されており、こ
の剥離ローラ駆動用レバー32のほぼ中央上面には、円
筒状の突起32dが形成されている。
【0027】前記伝達部材33の一端部には棒状のピン
33cが形成され、このピン33cの下端部はばね33
dを介して前記キャリッジ3に固定され、ピン33cの
上端部は、前記剥離ローラ駆動用レバー32の円筒部3
2dの孔32cにその先端部が上端から突出するように
挿入されることにより、前記剥離ローラ駆動用レバー3
2は前記伝達部材33上に保持される。また、伝達部材
32の他端部に形成された長孔33dには、剥離ローラ
取付部材34の下方に形成されたピン34aが挿入され
ている。さらに、前記剥離ローラ取付部材34の他端3
4bはキャリッジ3上に突設されたピン(図示せず)に
このピンを支点として回動可能に挿入されている。これ
により、前記剥離ローラ駆動用レバー32の回動により
前記剥離ローラ17は前記伝達部材33を介して前記プ
ラテン1に対し接離動作されるが、使用されるリボンカ
セットが前記棒状のピン33cの先端部を押圧し、この
ピンを押し下げた場合には、前記剥離ローラ駆動用レバ
ー32のピン32cが伝達部材33の孔33bに挿入さ
れず、剥離ローラ17は回動しなくなる。
【0028】なお、前記第2巻取りボビン16は、前記
剥離ローラ取付部材34の他端部の孔34bが挿入され
るピンに回転可能に挿入・保持されている。
【0029】また、前記キャリッジ3には、ステッピン
グモータ18の出力ピニオンギア19に常に噛合する前
記第2駆動ギア21が回転軸を中心として回転自在に配
設されており、この第2駆動ギア21の上面には、図5
に詳示するように、この駆動ギア21の回転にともなっ
て従動回転するギア35が連結部材21aを介すること
により一定の遊びをもって連結されている。このギア3
5の上面には巻取りギア36が配設され、この巻取りギ
ア36の上方には巻取りボビン14が摩擦機構を介して
同軸上に取り付けられている。
【0030】さらに、前記キャリッジ3には、前記ギア
35に常に噛合する伝達ギア37が配設されており、こ
の伝達ギア37には、常にこの伝達ギア37と噛合する
第1揺動ギア38および第2揺動ギア39が揺動板37
aによって連結されている。なお、この伝達ギア37は
ばねにより常に巻取りギア36方向に付勢されている。
【0031】また、前記キャリッジ3上には、前記剥離
ローラ取付部材34を介して前記第2巻取りボビン16
が配設されており、この第2巻取りボビン16の下方に
は、前記巻取りボビン14の巻取りギア36に伝達ギア
40a,40bを介して噛合される第2巻取りギア41
が図示しない摩擦機構を介して同軸上に取り付けられて
いる。
【0032】前記第1揺動ギア38および第2揺動ギア
39は、前記ステッピングモータ18の回転方向に関係
なく前記巻取りボビン14および第2巻取りボビン16
の回転方向が一定となるように設けられたもので、前記
ステッピングモータ18の回転方向に対応して第1の揺
動ギア38が巻取りギア36と噛合したり、第2の揺動
ギア39が伝達ギア40aと噛合するようになってい
る。
【0033】なお、本実施例においては、ステッピング
モータ18が反時計方向に回転する場合は、前記第1揺
動ギア38が前記巻取りギア36と噛合し、他方、ステ
ッピングモータ18が時計方向に回転する場合は、前記
第2揺動ギア39が前記伝達ギア40aと噛合し、巻取
りボビン36および第2巻取りボビン41に回転力が伝
達されるようになっている。さらに、前記第2駆動ギア
21とその上面のギア35とは、前述したように連結部
材21aにより一定の遊びをもって配置されているた
め、前記ステッピングモータ18の回転方向が逆方向に
なった場合、例えばヘッドアップ動作あるいはヘッドダ
ウン動作のために前記カム25を回転させる場合は、前
記第2伝達ギア21の回転が前記ギア35に伝達され
ず、リボンの巻取り動作は行なわれない。また、前記巻
取りボビン14と前記巻取りギア36との間にはばねク
ラッチが設けられ、巻取りボビン14は常に一方向(イ
ンクリボン70の巻取り方向)にしか回転しないように
制御されている。これにより、巻取りボビン14に巻取
られたインクリボン70は逆方向に引き出されることが
なく、弛みなどを生じない。
【0034】さらに、前記カム25の上面には前記供給
ボビン13が配設されている。この供給ボビン13の下
方には図示しない摩擦機構を介して供給ギア42が同軸
上に取り付けられており、インクリボン70に一定の供
給負荷(バックテンション)を与えたり、あるいは後述
するリボンカセット6の交換にともない、インクリボン
70の巻戻し動作を行ない得るように構成してある。
【0035】前記カム25の近傍にはカセット載置台駆
動手段をなす伝達機構43が配設されている。この伝達
機構43は、前記カム25の外周部の下部に形成された
前記第2間欠ギア25dと噛合可能なギア44aと、前
記第1間欠ギア25cと噛合可能なギア44bと、前記
ギア44aと一体回転する伝達ギア44dと、前記ギア
44bと前記ばねクラッチ機構を介して連結されギア4
4bの反時計方向の回転のみを伝達する他の伝達ギア4
4cとから構成されている。このうち前記ギア44a
は、前記カム25が最初のヘッドアップ位置からさらに
回転する場合に前記第2間欠ギア25dと噛合して回転
し、前記ギア44dを介してその回転力を後述するリフ
トギア46に伝達するように構成されている。
【0036】なお、前記伝達機構43に設けられた前記
カム25の第1間欠ギア25bあるいは第2間欠ギア2
5cにそれぞれ噛合可能なギア44bあるいはギア44
aは、大きな歯部2個のつぎに小さい歯部1個が交互に
形成された形状とされている。これは、前記第1間欠ギ
ア25bおよび第2間欠ギア25cとの伝達を確実に行
なうためである。
【0037】なお、上部のギア44bおよびその上面の
伝達ギア44cは、ばねクラッチ44d(図6)を介し
て配設されているため、常に一方向(本実施例において
は反時計方向)のみにしか回転せず、このため、この伝
達ギア44cと噛合している供給ギア42は巻戻し方向
にしか回転できない。したがって、インクリボン70の
供給には前記摩擦機構の一定の負荷が作用することにな
り、インクリボン70の引き出しによる弛み等を防止し
ている。
【0038】前記伝達機構43の近傍にはリフトギア4
6が配設されており、このリフトギア46の外周部には
スクリュー溝46aが形成されている。このリフトギア
46の下端部は、前記カム25に形成された間欠ギア2
5bと噛合しているギア44dと噛合するギア47の回
転軸47aに、カセットキャリア12がリボンカセット
60を受け取る際にこのリボンカセット60と衝突した
際の衝撃を吸収するための吸収部材をなすコイルばね4
8を介してスプライン結合されている。これによりリフ
トギア46はギア47とともに回転するが、コイルばね
48の作用により若干の上下動が可能となっており、こ
の上下動により衝撃を吸収することができる。
【0039】前述したように1つのカム25によりそれ
ぞれの機構の駆動制御が行なわれるため、部品点数が少
なくてよく、これによってコストの低減ができる。
【0040】前記カセットキャリア12には、図1に詳
示するように、前記リフトギア46のスクリュー溝46
aと噛合する歯部が形成された孔12aと、前記キャリ
ッジ3上に配設された1対のガイド部材49a,49b
がそれぞれ挿入されるガイド孔12b,12cとが形成
されており、前記リフトギア46の回転にともなってガ
イド部材49a,49bに沿ってキャリッジ3上をキャ
リッジ3の移動方向と垂直な方向に往復移動自在になっ
ている。また、このカセットキャリア12には、前記リ
ボンカセット60の保持部と係合し、このリボンカセッ
ト60を保持するく字状の1対の保持部材12d,12
eが左右に間隔を隔てて配設されており、これらの保持
部材12d,12eは、図示しない付勢部材によりその
間隔が狭くなる方向に付勢されている。
【0041】図1に詳示するように、前記キャリッジ3
には、前記本体ケースの所定位置のリボンカセット保持
部に保持されたリボンカセット60の種類を検出するた
めの第1検出センサ51と、キャリッジ3上のリボンカ
セット60の有無を検出する第2検出センサ52とを備
えたセンサ配置板50が搭載されている。図示したよう
に前記第1検出センサ51と第2検出センサ52とは焦
点距離の異なる反射型の光学センサを使用しており、第
1検出センサ51がリボンカセット50からやや離れた
位置に配置され、第2検出センサ52がリボンカセット
50に近づいた位置に配置されるように、センサ配置板
50の形状は先端側の肉厚が薄くなるように形成されて
いる。このように第1検出センサ51を第2検出センサ
52よりリボンカセット50との間隔が広い位置に配設
したので、リボンカセット保持部に保持されているリボ
ンカセット50に位置ずれが生じても第1検出センサ5
1に衝突するおそれがない。また、前記第1検出センサ
51および第2検出センサ52はレンズを有する反射型
の光学センサなので、レンズによりさらに精度のよい検
出を行うことができる。
【0042】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0043】まず、印字状態について説明する。
【0044】ステッピングモータ18を図2において時
計方向に回転させると、伝達ギア20が反時計方向に回
転する。これにより揺動板22が反時計方向に回動し第
1揺動ギア23がカム25の外周部のギア25aと噛合
する。この状態において前記ステッピングモータ18を
さらに同方向に回転させると、カム25は反時計方向に
回転し、ヘッド圧接レバー29のピン29aがカム25
のヘッド接離用カム溝28の弯曲溝28aの最内周端に
位置するようになる。このとき、ヘッド圧接レバー29
が最も左方向に揺動された状態となるので、ヘッド取付
台11aがヘッド圧接レバー29とともに動作し、サー
マルヘッド11がプラテン1に圧接した状態いわゆるヘ
ッドダウン状態に保持されることになる。この状態にお
いては、第1揺動ギア23がカム25の外周部のギア2
5aの欠歯部25bに対向した状態となっているので、
さらにステッピングモータ18が反時計方向に回転して
も第1揺動ギア23の回転力はカム25には伝達され
ず、カム25はこの位置において停止する。この状態に
おいては、また、剥離ローラ駆動用レバー32のピン3
2aはカム25の表面の剥離ローラ接離用カム溝27の
最内周の円弧溝27a内に位置するので、剥離ローラ駆
動用レバー32はピン33Cを支点として最も右方向に
揺動された状態となり、ピン32cを介して伝達部材3
3が右方向に回動し、それにより剥離ローラ固定部材3
4がプラテン1方向に回動した状態となっている。
【0045】なお、前記カム25が回転している状態に
おいては、ステッピングモータ18の回転力は第2の伝
達ギア21にも伝達されるが、第2の伝達ギア21とギ
ア35の間には遊びがあるため、ギア35は回転しな
い。また、このヘッドダウン動作時のカム25の回転力
は第1の間欠ギア25cを介してギア44bに反時計方
向の回転力として伝達されるが、前述したようにこのギ
ア44bはギア44cとばねクラッチを介して連結され
ているために、ギア44cは回転せず、したがって、送
り出しギア42も回転しないため、インクリボン70が
送り出され弛みが生じるということはない。
【0046】この状態において、さらにステッピングモ
ータ18を時計方向に回転させると、伝達ギア21とギ
ア35の間の遊びは解消され、伝達ギア21の回転はギ
ア35に伝達され、このギア35は第2伝達ギア21と
ともに回転する。このギア35の回転はギア37に伝達
され、このギア37は時計方向に回転する。ギア37が
時計方向に回転することにより、これに噛合された揺動
ギア39が揺動し、伝達ギア40aと噛合する。したが
って、伝達ギア40aの回転が巻取りギア36に伝達さ
れるとともに、また伝達ギア40bを介して第2巻取り
ギア41に伝達され、巻取りボビン14および第2巻取
りボビン16が回転し、インクリボン70の巻取り動作
を行なう。
【0047】したがって、このヘッドダウン状態におい
て、キャリッジ駆動用モータ4を駆動し、キャリッジ3
を移動させながら、サーマルヘッド11の発熱素子を選
択的に発熱し、かつ、ステッピングモータ18を駆動し
インクリボン70を巻取ることで必要な記録がなされ
る。
【0048】前述したヘッドダウン状態からヘッドアッ
プ状態への移動はつぎのようにして行なう。
【0049】ヘッドダウン状態においてステッピングモ
ータ18を反時計方向に回転させると、第1伝達ギア2
0は時計方向に回転する。これにより揺動板22は右方
向に揺動し、第1揺動ギア23がカム25の外周部から
離脱するとともに、第2揺動ギア24がカム25の外周
部のギア25aと噛合する。
【0050】この状態においてさらにステッピングモー
タ18を同方向に回転させると、カム25は時計方向に
回転を続け、ヘッド圧接レバー29のピン29aがカム
25のヘッド接離用カム溝28の最外周の円弧溝28b
内に位置するようになる。このとき、ヘッド圧接レバー
29が最も右方向に揺動された状態となるので、ヘッド
取付台11aがヘッド圧接レバー29とともに動作し、
サーマルヘッド11がプラテン1から最も離れた状態、
いわゆるヘッドアップ状態に保持されることになる。
【0051】この状態においてステッピングモータ18
を時計方向に回転させると第1揺動ギア23はカム25
の外周部から離脱し、第2揺動ギア24がカム25のギ
ア25aと噛合し、カム25を回転させる。
【0052】この状態においてステッピングモータ18
を再度反時計方向に回転させると、揺動板22のピン2
2aが第1カム溝26の係止部26e内に位置し、第2
揺動ギア24をカム25の外周部のギア25aから離脱
させる。この位置においては第1ギア23もカム25の
外周部から離脱した位置にあるので、さらにステッピン
グモータ18が反時計方向に回転しても、ステッピング
モータ18の回転力はカム25には伝達されず、カム2
5はこの位置において停止した状態に保持される。この
状態においては、また、剥離ローラ駆動用レバー32の
ピン32aはカム25の表面の剥離ローラ接離用カム溝
27の最外周の円弧溝27b内に位置するので、剥離ロ
ーラ駆動用レバー32はピン33Cを支点として最も左
方向に揺動された状態となり、ピン32cを介して伝達
部材33が左方向に回動し、それにより剥離ローラ固定
部材34がプラテン1から離間した位置に保持された状
態となっている。なお、カム25が回転している状態に
おいては、ステッピングモータ18の回転力は第2の伝
達ギア21にも伝達されるが、第2伝達ギア21とギア
35の間には遊びがあるため、ギア35は回転しない。
また、このヘッドアップ動作時は、カム25の回転力が
第1間欠ギア25cを介してギア44bに反時計方向の
回転力として伝達されるため、前述したようにこのギア
44bとともにギア44cが反時計方向に回転し、これ
により供給ギア42が時計方向に回転しインクリボン7
0の巻取り動作が行なわれる。
【0053】このヘッドアップ状態においてキャリッジ
3を駆動しても、記録は行なわれないが、例えば、長手
方向に複数色のカラーインクが繰り返して形成されたイ
ンクリボン70を用いて、カラーでの記録を行なう場合
は、インクリボン70を空送りして所望の色のインク部
をサーマルヘッド11に対向させる必要があるため、さ
らにステッピングモータ18を反時計方向に回転させ
る。すると、ステッピングモータ18が所定量回転した
時点で伝達ギア21とギア35の間の遊びは解消され、
さらにステッピングモータ18が回転すると、伝達ギア
21の回転はギア35に伝達され、ギア35は第2伝達
ギア21とともに回転する。このギア35の回転はギア
37に伝達され、ギア37は反時計方向に回転する。ギ
ア37が反時計方向に回転することにより、これに噛合
された揺動ギア38が揺動し、巻取りギア36と噛合す
る。この巻取りギア36の回転により巻取りボビン14
が回転するだけでなく、この巻取りギア36の回転が伝
達ギア40a,40bを介して第2巻取りギア41に伝
達され、第2巻取りボビン16が回転し、インクリボン
70の巻取り動作が行なわれる。
【0054】この状態から、ステッピングモータ18を
時計方向に回転させると、揺動板22が左方向に回動
し、ピン22aが特定位置26cから第1カム溝26の
内側に移動し、このままさらにステッピングモータ18
を時計方向に回転させると、前述したヘッドダウン動作
が行なわれる。
【0055】つぎに、カセットキャリア12上に搭載さ
れるリボンカセット60の交換について説明する。な
お、最初に、カセットキャリア12にリボンカセット6
0が搭載されていない状態から、所望のリボンカセット
60を搭載するときの動作について説明する。
【0056】まず、キャリッジ3をプラテン1に沿って
往復移動させ、図示しない本体ケースの所定位置に保持
されたリボンカセット60の位置および種類を検出す
る。このとき、サーマルヘッド11がヘッドアップ状態
にある場合はヘッドダウン状態とし、また、サーマルヘ
ッド11がヘッドダウン状態にある場合にはその状態か
ら、ステッピングモータ18を反時計方向に回転させ
る。
【0057】すると、伝達ギア20の時計方向の回転に
より第2揺動ギア24がカム25のギア25aと噛合
し、カム25を時計方向に回転させる。これにより、前
述したようにサーマルヘッド11はヘッドアップ状態に
位置されるが、このヘッドアップ状態からさらにステッ
ピングモータ18を回転させると、ヘッドアップ状態の
ままヘッド圧接レバー29のピン29aは、カム溝28
の外周部の円弧溝28bに沿って移動する。
【0058】このとき、カム25の外周部の下方に形成
された間欠ギア25cが伝達部材43のギア44a,4
4bと噛み合い、このギア44a,44bを回転させ
る。これにともない、ギア44dが回転し、ギア47を
回転させる。このギア47の回転により、リフトギア4
6が回転し、このリフトギア46が回転することによ
り、カセットキャリア12がガイド部材49a,49b
に沿って上方に移動する。これにより、カセットキャリ
ア12の保持爪12d,12eがリボンカセット60の
外周部に形成された保持部66a,66bと係合し、リ
ボンカセット60を保持する。
【0059】このとき、リボンカセット60が保持され
た位置に若干の高さのばらつきがあっても、リフトギア
46はギア47の軸47aにコイルばね48を介してス
プライン結合されているため(図6)、上下方向のガタ
ツキを吸収できるし、また、カセットキャリア12がリ
ボンカセット60に衝突したとしても、カセットキャリ
ア12はコイルばね48により上下動可能とされている
ので、衝突の際の衝撃を吸収することができる。なお、
ギア44bが回転しても、このギア44bと伝達ギア4
4cとはばねクラッチを介して連結されているため、伝
達ギア44cは回転しない。
【0060】そして、リボンカセット60を保持した
ら、ステッピングモータ18を時計方向に回転させる。
これにより、第1の揺動ギア23を介してカム25が反
時計方向に回転する。このとき、間欠ギア25cを介し
てギア44a,44d,47が回転し、リフトギア46
が回転する。これによりカセットキャリア12は下降
し、キャリッジ3上に配置する。このようにして、所望
のリボンカセット60をキャリッジ3上に搭載すること
ができる。
【0061】なお、図7および図8に示すように、第1
巻取りボビン14、第2巻取りボビン16、第1供給ボ
ビン13および第2供給ボビン15のそれぞれに形成さ
れたリボンカセット60の各リール61,62の係合部
と係合する係合部材14a,16a,(13a,15
a)は、全て上方に付勢するばね14b,16b,(1
3b,15b)を介在させて上下動自在に配設されると
ともに、ばね付勢された各係合部材14a,16a,
(13a,15a)の上方への移動を規制する規制部材
(ストッパ)14c,16c,(13c,15c)が各
ボビン14,16,(13,15)の頂部に形成されて
いるために、リボンカセット60の交換時に、うまく係
合できなかった場合でも、ばね14b,16b,(13
b,15b)に抗して係合部材14a,16a,(13
a,15a)が押し下げられ、リボンカセット60はカ
セットキャリア12の下降にともないカセットキャリア
12上に搭載される。その後、ボビン13,14の回転
により、下降された係合部材14a,16a,(13
a,15a)とリール61,62の係合部との位置合わ
せが行なわれ、ボビン側の係合部材がリール61,62
の係合部と係合し、上昇する。これによりリボンカセッ
ト60のキャリッジ3のカセットキャリア12上への搭
載が確実に行なわれることになる。
【0062】つぎに、カセットキャリア12上にあらか
じめリボンカセット60が搭載されており、このリボン
カセット60を他のリボンカセット60と交換する場合
について説明する。
【0063】まず、キャリッジ3を往復移動させて、リ
ボンカセット60が保持されていない本体ケースのリボ
ンカセット保持部を検出する。このリボンカセット保持
部の位置を検出したら、この位置に対向する位置にキャ
リッジ3を位置づけ、前述したようにカセットキャリア
12を上昇させ、リボンカセット60を保持部に保持さ
せる。その後、カセットキャリア12を下降させたうえ
で、前述したリボンカセット60が搭載されていない場
合と同様に操作して所望のリボンカセット60を搭載す
る。
【0064】ここで、図示しなかったが、本体ケースの
所定位置にリボンカセット60を保持する機構は、カセ
ットキャリア12上のリボンカセット60の保持部と同
様の機構である。
【0065】なお、前出したインクリボン70の巻取り
ボビン62および供給ボビン61は、カセットキャリア
12の上下移動に連動して上下するとともに、その回転
力が上下の位置において得られるように、巻取りギア3
6および供給ギア42の固定軸上にスプライン結合させ
ることで、カセットキャリア12が上昇した位置でも、
インクリボン70の巻取り動作を行なうようにしてもよ
い。
【0066】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能であ
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1検出センサにより簡単な構造で多種多様のリボンカセ
ットを自動的に判別することができるし、第2検出セン
サによりキャリッジ上のリボンカセットの有無を確実に
検出することができる。また、第1検出センサを第2
センサよりリボンカセットとの間隔が広い位置に配設
したので、リボンカセット保持部に保持されているリボ
ンカセットに位置ずれが生じても第1検出センサに衝突
するおそれがない。さらに、第1検出センサを第2検出
センサより焦点距離が長いものとすること、すなわち、
それぞれをレンズを有するセンサとすることにより、さ
らに精度のよい検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
の構成図
【図2】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
構成の分解斜視図
【図3】本発明の熱転写プリンタの一実施例の要部の構
成図で、ヘッドダウン状態を示す図
【図4】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
ムの構成を示す説明図
【図5】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2伝達ギアとギアとの連結の構造を示す分解説明図
【図6】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
セットキャリアの駆動機構でリフトギアと伝達部材の構
造を示す分解説明図
【図7】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるリ
ボン巻取りボビンおよび供給ボビンの構成を示す分解説
明図
【図8】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2リボン巻取りボビンおよび送り出しボビンの構成を示
す分解説明図
【符号の説明】
11 サーマルヘッド 12 カセットキャリア 13 供給ボビン 14 巻取りボビン 25 カム 25a 間欠ギア 42 供給ギア 44b,44c ギア 48 コイルばね(吸収部材) 51 第1検出センサ 52 第2検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 35/22 B41J 2/325 B41J 35/28 B41J 35/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復移動自在とされた
    キャリッジと、このキャリッジ上にインクリボンを用紙
    を介して前記プラテンに接離しうるように配設され前記
    インクリボンを用紙に圧接した状態でインクリボンのイ
    ンクを選択的に溶融して用紙に転写するためのサーマル
    ヘッドと、前記キャリッジ上に配設され前記インクリボ
    ンを搭載可能なカセット載置台と、前記キャリッジ上に
    配設され前記リボンカセットの供給リールおよび巻取り
    リールとそれぞれ係合可能な供給ボビンおよび巻取りボ
    ビンと、前記カセット載置台と対向する位置にそれぞれ
    形成されそれぞれがリボンカセットを保持可能な複数個
    のリボンカセット保持部と、これらのリボンカセット保
    持部に保持されたリボンカセットの種類を検出する第1
    検出センサ、および、前記キャリッジ上のリボンカセッ
    トの有無を検出する第2検出センサを有し前記キャリッ
    ジ上に配設されたカセット検出手段と、前記カセット載
    置台を前記リボンカセット保持部に対し接離する方向に
    往復移動させるカセット載置台駆動手段とを備え、この
    カセット載置台駆動手段により前記カセット載置台を駆
    動し前記リボンカセット保持部との間でリボンカセット
    の受け渡しを行なうように構成した熱転写プリンタであ
    って、前記カセット検出手段の前記第1検出センサを前
    記第2検出センサよりリボンカセットとの間隔が広い位
    置に配設したことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記第1検出センサを前記第2検出セン
    サより焦点距離が長いものとしたことを特徴とする請求
    項1に記載の熱転写プリンタ。
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