JP2823986B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2823986B2 JP9290692A JP9290692A JP2823986B2 JP 2823986 B2 JP2823986 B2 JP 2823986B2 JP 9290692 A JP9290692 A JP 9290692A JP 9290692 A JP9290692 A JP 9290692A JP 2823986 B2 JP2823986 B2 JP 2823986B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに係り、
特に、サーマルヘッドのプラテンへの接離動作およびイ
ンクリボンの巻取り動作を1つの駆動装置により行なう
ことを可能とした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一般的な熱転写プリンタを
示したもので、プリンタのフレーム1のほぼ中央部に
は、平板状のプラテン2がその印字面がほぼ垂直となる
ように配設されており、前記フレーム1の前記プラテン
2の前側下方には、キャリッジシャフト3が前記プラテ
ン2と平行に配設されている。また、前記フレーム1の
前端縁には、フランジ状のガイド部4が形成されてお
り、前記キャリッジシャフト3および前記ガイド部4に
は、キャリッジ5が前記キャリッジシャフト3およびガ
イド部4に沿って往復動自在に取付けられている。前記
キャリッジ5の先端部には、前記プラテン2に対向する
ようにサーマルヘッド6が取付けられており、前記キャ
リッジ5の上面には、インクリボンを収納し、このイン
クリボンを前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に
案内するリボンカセット(図示せず)が装着されるよう
になされている。さらに、前記キャリッジ5の上面に
は、前記リボンカセットのインクリボンを巻取るための
巻取りボビン7およびインクリボンを送り出す送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されている。
【0003】また、前記プラテン2の後方には、用紙
(図示せず)をプラテン2の前方に送る用紙挿入口9が
形成されており、前記用紙挿入口9の部分には、所定速
度で前記用紙を搬送する紙送りローラ10が配設されて
いる。この紙送りローラ10の下方には、この紙送りロ
ーラ10に圧接される圧接ローラ11が回転自在に配設
されており、前記フレームの一側面には、前記紙送りロ
ーラを伝達歯車群12を介して回転駆動させる紙送りモ
ータ13が配設されている。そして、前記紙送りモータ
13を駆動して紙送りローラ10を回転駆動させること
により、用紙挿入口9から前記紙送りローラ10とこの
圧接ローラ11との間に挿入される用紙を挟持して搬送
するようになされている。
【0004】また、図7はこのようなプリンタにおける
従来のサーマルヘッドの接離駆動機構およびインクリボ
ンの巻取り機構を示したもので、前記キャリッジ5のプ
ラテン2側には、サーマルヘッド6のヘッド取付台14
が支点15を介して枢着されており、このヘッド取付台
14の先端部にサーマルヘッド6が装着されて、プラテ
ン2に対して接離自在とされている。このサーマルヘッ
ド6のヘッド取付台14には、ベルクランク状に形成さ
れているとともに支点16を中心として回動自在とされ
た従動節としてのヘッド押圧部材17の一端部17aが
当接されており、その他端部17bは、原動節としての
カム部材18の無端状のカム溝19に摺動自在に係合さ
れている。このカム部材18の外周に一体的に形成され
たギア20には、伝達ギア21を介して前記キャリッジ
5に搭載されているサーマルヘッド接離用モータ22の
出力ピニオン23が噛合されており、前記モータ22の
回転によりカム部材18が回転され、このカム部材18
の回転に伴ってヘッド押圧部材17が回動され、このヘ
ッド押圧部材17の回動によりヘッド押圧部材17の一
端部17aに押圧されてヘッド取付台14がプラテン2
に対して進退操作され、サーマルヘッド6によるインク
リボンおよび記録紙のプラテン2への圧接およびその解
除操作がなされる。
【0005】さらに、前記キャリッジ5には、前記巻取
りボビン7を駆動する巻取り用モータ24が、前記サー
マルヘッド接離用モータ22とは別に配設されており、
この巻取り用モータ24の出力ピニオン25には、伝達
ギア26を介して前記巻取りボビン7と同軸状に取付け
られた巻取りギア27が噛合されている。
【0006】前記従来のプリンタにおいては、前記用紙
挿入口9から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送りロー
ラ10と圧接ローラ11との間に挟み込んで、紙送りロ
ーラ10を回転駆動させることにより、前記用紙をキャ
リッジ5の移動方向と直交方向に所定速度で搬送する。
一方、サーマルヘッド接離用モータ22を駆動してサー
マルヘッド6を前記用紙に対して所定の圧接力で圧接さ
せ、この状態で、前記キャリッジ5を移動させるととも
に、前記巻取り用モータ24を駆動して伝達ギア26、
巻取りギア27をそれぞれ介して巻取りボビン7を回転
させてリボンカセットのインクリボンを巻取りながら、
前記サーマルヘッド6を所望の印字信号に基づいて駆動
することにより、前記用紙に所望の印字を行なうもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の熱転写プリンタにおいては、サーマルヘッド6をプ
ラテン2に接離駆動させるためのサーマルヘッド接離用
モータ22と、インクリボンを巻取り駆動させるための
巻取り用モータ24とがそれぞれ別個に設けられている
ので、キャリッジ5の大型化を招くとともに、重量が増
大してしまい、しかも、2種類の駆動モータ用の電気回
路が必要となるため、プリンタの構造が複雑となり、装
置の大型化を招いてしまうという問題を有している。さ
らに、複数の駆動モータが必要であるため、部品コスト
が増大し、製造コストが高くなってしまうという問題を
も有している。
【0008】本考案はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、安価にかつ簡単な構造で印字ヘッドの接離駆動
およびインクリボンの巻取り駆動を行なうことができ、
装置の小型化を図ることのできる熱転写プリンタを提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る熱転写プリンタは、プラテンに沿って往復
動自在とされたキャリッジにサーマルヘッドを配設する
とともに、このキャリッジの上面にインクリボンが収納
されたリボンカセットを着脱自在に装着し、前記キャリ
ッジに前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接離
動作させるヘッド接離機構および前記インクリボンの巻
取りを行なう巻取りボビンに選択的に回転力を伝達する
巻取り伝達機構をそれぞれ配設してなる熱転写プリンタ
において、前記キャリッジに前記ヘッド接離機構を動作
させるカム溝および前記巻取り伝達機構を動作させるカ
ム溝がそれぞれ形成されたカムを配設したことを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、カムのカム溝によりヘッド接
離機構を動作させてサーマルヘッドの接離動作を行なう
とともに、前記カムの他のカム溝により巻取り伝達機構
を動作させて巻取りボビンの巻取り動作を行なうように
しているので、キャリッジに複数のモータを配設するこ
となく、1つのカムを回転駆動させることにより、サー
マルヘッドの接離動作およびインクリボンの巻取り動作
を行なうことができるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して説明する。
【0012】図1乃至図5は本発明に係る熱転写プリン
タの一実施例を示したもので、プラテン2に沿って往復
動自在とされたキャリッジ5には、サーマルヘッド6の
プラテン2への接離動作およびインクリボンの巻取制御
を行なうモータ28が配設されており、このモータ28
の出力ピニオンギア29には、伝達ギア30が噛合され
ている。この伝達ギア30には、カム31の外周面に形
成されたギア部32が噛合されており、このカム31の
上面には、ヘッド接離用カム溝33およびこのヘッド接
離用カム溝33より幅広に、かつ、浅く形成されたリボ
ン巻取り用カム溝34がそれぞれ形成されている。
【0013】また、前記キャリッジ5のプラテン2寄り
には、支持軸35が配設されており、本実施例において
は、この支持軸35は、図1に示すように、前記キャリ
ッジ5の上面から突出するように形成されている。この
支持軸35には、ヘッド接離機構を構成するほぼT字状
のヘッドレバー36が前記支持軸35を中心として揺動
自在に取付けられており、このヘッドレバー36のプラ
テン2寄り部分には、前記プラテン2に対向するヘッド
取付台37がねじ止めにより固着されている。このヘッ
ド取付台37のプラテン2の対向面には、サーマルヘッ
ド6が装着されており、前記ヘッド取付台37には、ス
トッパ38が前記ヘッド取付台37の裏面に対して所定
間隔を有するように突設されている。
【0014】また、前記支持軸35には、ほぼL字状の
ヘッド圧接レバー39が前記支持軸35を中心として揺
動自在に取付けられており、このヘッド圧接レバー39
の一端部には、前記カム31のヘッド接離用カム溝33
に係合されるピン40が形成されている。前記ヘッド圧
接レバー39の他端部は、前記ヘッドレバー36のヘッ
ド取付台37の裏面とストッパ38との間に配置されて
おり、このヘッド圧接レバー39の他端部には、ばね保
持部41が立設されている。さらに、前記ばね保持部4
1とヘッド取付台37との間には、強圧接ばね42が介
装されており、この強圧接ばね42の付勢力により、前
記ヘッド圧接レバー39が前記ヘッドレバー36のスト
ッパ38に当接された状態に保持され、この状態で、ヘ
ッドアップダウン時にヘッド圧接レバー39とヘッドレ
バー36とがカム31の回転により一体に回動動作され
るようになされている。
【0015】また、前記キャリッジ5には、プリンタに
形成されたラック43に噛合される駆動ギア44が支軸
45を中心として回転自在に配設されており、この支軸
45と前記ヘッドレバー36との間には、前記強圧接ば
ね42より弱いばね圧を有する弱圧接ばね46が前記ヘ
ッドレバー36が常にサーマルヘッド6をプラテン2に
押圧する方向の付勢力を付与するように掛け渡されてい
る。
【0016】また、前記支軸45には、巻取り伝達機構
を構成する揺動板47がこの支軸45を中心として揺動
自在に取付けられており、この揺動板47の一端部に
は、前記カム31のリボン巻取り用カム溝34に係合さ
れるピン48が形成されている。ここで、揺動板47の
ピン48は、ヘッド接離用カム溝33の幅よりも太く形
成されており、このピン48がヘッド接離用カム溝33
に落ち込むことはない。また、前記揺動板47の他端部
には、支軸49が突設されており、この支軸49には、
前記駆動ギア44に噛合される伝達ギア50が回転自在
に取付けられている。
【0017】また、図1に示すように、前記キャリッジ
5には、インクリボンの巻取りボビン7および送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されており、図2に示すように、
前記巻取りボビン7の下方には、前記伝達ギア50に噛
合される巻取りギア51が図示しない摩擦機構を介して
同軸状に取付けられている。さらに、本実施例において
は、前記キャリッジ5には、第2巻取りボビン52およ
び第2送出しボビン53がそれぞれ配設されており、前
記第2巻取りボビン52の下方には、前記巻取りボビン
7の巻取りギア51に伝達ギア54介して噛合される第
2巻取りギア55が図示しない摩擦機構を介して同軸状
に取付けられている。前記巻取りボビン7および第2巻
取りボビン52は、前記揺動板47の揺動による伝達ギ
ア50の巻取りギア51への噛合によりそれぞれ回転駆
動されるものであり、前記第2送出しボビン53には、
図示しない複数の伝達ギアを介して前記駆動ギア44の
回転が選択的に伝達されるようになされている。
【0018】さらに、前記キャリッジ5の上面には、使
用するインクリボンの終端を検出したり、カラーインク
リボンのカラーマーカを検出するためのフォトセンサ5
6が配設されている。
【0019】また、前記キャリッジ5の上面には、イン
クリボン57が収容されたリボンカセット58が着脱自
在に装着されるものであり、このリボンカセット58に
は、前記巻取りボビン7および送出しボビン8に係合さ
れ前記インクリボン57が巻回される図示しない巻取り
リールおよび送出しリールが配設されている。また、前
記リボンカセット58には、前記第2巻取りボビン52
および第2送出しボビン53に係合され前記インクリボ
ン57を案内する図示しない一対のガイドローラが配設
されており、前記リボンカセット58のプラテン2側中
央部には、サーマルヘッド6が挿入される凹部59が形
成されている。さらに、前記リボンカセット58の前記
凹部59の両側対称位置には、それぞれ前記支持軸35
が挿入される切り欠き部60が形成されている。
【0020】なお、図1においては、反転して使用可能
ないわゆるマルチタイムインクリボン57カセットを示
しているため、サーマルヘッド6が挿入される凹部59
の対称位置に2カ所の切り欠き部60を形成している
が、いわゆるワンタイムリボンの場合は、切り欠き部6
0を1カ所のみに形成すればよい。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】まず、図2に示すように、カム31が図に
おいて最も左方向に回転した状態では、ヘッド圧接レバ
ー39のピン40がヘッド接離用カム溝33の最外周に
位置しているため、ヘッド圧接レバー39が図2おいて
最も左方向に揺動されており、ヘッド圧接レバー39が
強圧接バネの付勢力により、ヘッドレバー36のストッ
パ38に当接され、ヘッド取付台37がヘッド圧接レバ
ー39とともに動作されるので、このヘッド圧接レバー
39の揺動によりサーマルヘッド6がプラテン2から離
隔したヘッドアップ状態に保持されている。
【0023】一方、リボン巻取り用カム溝34により、
揺動板47は、左方向に揺動されて、揺動板47に支持
された伝達ギア50が巻取りギア51に噛合されてお
り、キャリッジ5がプラテン2に沿って移動することに
より、ラック43に噛合された駆動ギア44が回転駆動
されると、伝達ギア50,54を介して巻取りギア51
および第2巻取りギア55が回転駆動され、巻取りボビ
ン7および第2巻取りボビン52の回転駆動により、イ
ンクリボン57の巻取り動作が行なわれる。
【0024】このカム31位置においては、印字は行な
われず、カラーインクリボン57を用いた場合のフォト
センサによるカラーセンシングあるいはインクリボン5
7がたるんだときのたるみ除去動作が行なわれる。
【0025】次に、図3に示すように、図2の状態から
モータ28を駆動することによりカム31を右方向に回
転させると、ヘッド圧接レバー39は揺動されず、サー
マルヘッド6がプラテン2から離隔したヘッドアップ状
態に保持されながら、リボン巻取り用カム溝34により
揺動板47が右方向に揺動され、揺動板47の伝達ギア
50が巻取りギア51から離隔される。この状態では、
キャリッジ5が移動した場合でも駆動ギア44の回転が
巻取りボビン7および第2巻取りボビン52に伝達ず、
インクリボン57の巻取り動作が行なわれないことか
ら、キャリッジ5のリターン動作あるいはリボンセーブ
動作に用いられる。
【0026】また、普通紙等への通常の印字を行なう場
合は、図4に示すように、図3に示す状態から、さらに
モータ28を駆動してカム31を右方向に回転させるこ
とにより、前記ヘッド圧接レバー39のピン40がヘッ
ド接離用カム溝33の回転中心に最も近接した位置に位
置することから、前記ヘッド圧接レバー39が支持軸3
5を中心として最も右方向に揺動される。これにより、
前記ヘッド圧接レバー39はヘッド取付台37のストッ
パ38から離隔され、ヘッド圧接レバー39のばね保持
部41により強圧接ばね42を介してヘッド取付台37
が押圧され、この状態で、前記ヘッドレバー36には、
弱圧接バネの付勢力が付与されているので、ヘッド取付
台37には、強圧接ばね42の付勢力と弱圧接ばね46
の付勢力とを合計した押圧力が付与されることになり、
サーマルヘッド6は強い押圧力でプラテン2に圧接され
る。
【0027】一方、前記揺動板47は、図3に示す状態
から、左方向に回動され、揺動板47の伝達ギア50が
再度巻取りギア51に噛合され、キャリッジ5の移動に
よりリボン巻取り動作が行なわれる。
【0028】この状態で、前記キャリッジ5を移動させ
ることにより、ラック43を介して駆動ギア44を回転
駆動し、伝達ギア50,54を介して巻取りギア51お
よび第2巻取りギア55を回転させて、巻取りボビン7
および第2巻取りボビン52を回転駆動させ、リボンカ
セット58のインクリボン57を巻取りながら、所望の
印字信号に基づいて、サーマルヘッド6を駆動すること
により、所定の用紙に印字を行なうようになっている。
このとき、サーマルヘッド6が強い圧接力で圧接されて
いるので、良好な印字を行なうことができる。
【0029】また、通常の印字と異なり、オーバーヘッ
ドプロジェクタ(OHP)用の用紙等に印字を行なう場
合やインクリボン57を用いずに感熱紙に直接印字を行
なう場合には、図5に示すように、図4の状態からモー
タ28を駆動してカム31をさらに左方向に回転させる
ことにより、ヘッド圧接レバー39のピン40がヘッド
接離用カム溝33の最も内周部に位置し、この位置にお
けるヘッド接離用カム溝33の幅寸法が大きく形成され
ているので、ヘッド圧接レバー39のピン40とヘッド
接離用カム溝33との間に間隙が形成される。これによ
り、ヘッド圧接レバー39は、強圧接ばね42の付勢力
によりストッパ38に当接するように回動されるので、
サーマルヘッド6は弱圧接ばね46のみの付勢力により
プラテン2に圧接されることになり、通常印字の場合に
比較して弱い圧接力による印字を行なうことができる。
また、前記カム31が回転された場合でも、揺動板47
の伝達ギア50は、巻取りギア51に噛合された状態に
保持されているので、普通印字の場合と同様に、キャリ
ッジ5の移動によりインクリボン57の巻取り動作を行
なうことができる。
【0030】このように必要な状況に応じてカム31の
ポジションを選択することにより、熱転写プリンタとし
て必要な各種動作を行なうことが可能となる。
【0031】したがって、本実施例においては、前記カ
ム31のヘッド接離用カム溝33によりヘッド圧接レバ
ー39を回動動作させてサーマルヘッド6の接離動作を
行なうとともに、前記カム31のリボン巻取り用カム溝
34により揺動板47を揺動動作させて駆動ギア44を
伝達ギア50を介して巻取りギア51に選択的に噛合さ
せ、巻取りボビン7の巻取り動作を行なうようにしてお
り、1つのカム31を回転駆動させることにより、サー
マルヘッド6の接離動作およびインクリボン57の巻取
り動作を行なうことができるので、キャリッジ5に複数
のモータを設ける必要がなく、キャリッジ5の小型化お
よび軽量化を図ることができるとともに、プリンタの構
造を簡単とすることができ、装置の小型化を図ることが
でき、さらに、部品コストの低減を図ることができ、容
易に、かつ、安価に製造することができる。
【0032】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することが可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る熱転写プ
リンタは、1つのカムを回転駆動させることにより、サ
ーマルヘッドの接離動作およびインクリボンの巻取り動
作を行なうことができるので、キャリッジに複数のモー
タを設ける必要がなく、キャリッジの小型化および軽量
化を図ることができるとともに、プリンタの構造を簡単
とすることができ、装置の小型化を図ることができる。
さらに、部品コストの低減を図ることができ、容易に、
かつ、安価に製造することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタの一実施例を示す
概略斜視図
【図2】本発明によるインクリボンセンシング動作状態
を示す構成図
【図3】本発明によるキャリッジリターン動作状態を示
す構成図
【図4】本発明による普通紙への印字状態を示す構成図
【図5】本発明によるOHP紙への印字状態を示す構成
【図6】従来の一般的な熱転写プリンタを示す斜視図
【図7】従来の熱転写プリンタのヘッド接離機構および
インクリボン巻取り機構を示す概略平面図
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 7 巻取りボビン 8 送出しボビン 28 モータ 31 カム 33 ヘッド接離用カム溝 34 リボン巻取り用カム溝 35 支持軸 36 ヘッドレバー 37 ヘッド取付台 39 ヘッド圧接レバー 47 揺動板 52 第2巻取りボビン 53 第2送出しボビン 57 インクリボン 58 リボンカセット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 25/304 B41J 23/02 B41J 33/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジにサーマルヘッドを配設するとともに、このキ
    ャリッジの上面にインクリボンが収納されたリボンカセ
    ットを着脱自在に装着し、前記キャリッジに前記サーマ
    ルヘッドを前記プラテンに対して接離動作させるヘッド
    接離機構および前記インクリボンの巻取りを行なう巻取
    りボビンに選択的に回転力を伝達する巻取り伝達機構を
    それぞれ配設してなる熱転写プリンタにおいて、前記キ
    ャリッジに前記ヘッド接離機構を動作させるカム溝およ
    び前記巻取り伝達機構を動作させるカム溝がそれぞれ形
    成されたカムを配設したことを特徴とする熱転写プリン
    タ。
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