JP3121725B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP3121725B2
JP3121725B2 JP18861694A JP18861694A JP3121725B2 JP 3121725 B2 JP3121725 B2 JP 3121725B2 JP 18861694 A JP18861694 A JP 18861694A JP 18861694 A JP18861694 A JP 18861694A JP 3121725 B2 JP3121725 B2 JP 3121725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに係り、
特に複数のリボンカセットをそれぞれ所定の位置に保持
しておき、これらのリボンカセットの中から必要とする
リボンカセットを選択してキャリッジ上に搭載し、この
選択されたリボンカセットを使用して用紙に記録を行な
うようにした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタにおけるカラー記録の要
求が高まっており、このカラー化の要求は熱転写プリン
タにおいても例外ではない。この一般的なカラー熱転写
プリンタに使用されるインクリボンは、その長手方向に
イエロー、シアン、マゼンタの3色あるいはこれらの3
色にブラックを加えた4色のインク部が、それぞれの色
が印字幅よりも若干長くなるように繰り返して形成され
たものであり、記録データに基づいてそれぞれの色のイ
ンク部を選択して用紙に記録を行なうように構成されて
いる。
【0003】しかしながら、前述した繰り返しタイプの
インクリボンを収納したリボンカセットを用いる熱転写
プリンタにおいては、インクリボンの記録に使用しない
色の部分は飛ばしてつぎの色を選択して記録を行なうこ
とになるし、また、ひとつの行の中に記録しない空白部
分があっても、インクリボンが連続的に搬送されるため
に、記録に使用されないインクリボンの部分が無駄にな
り、ランニングコストが高くなったり、また使用するリ
ボンカセットの量が増えるので、使用済カセットのごみ
が増加するという環境上の問題がある。
【0004】このような問題点を解決するために、本出
願人は単一色のインクリボンが収納された各色専用のリ
ボンカセットを複数箇所にそれぞれ保持しておき、記録
に使用する色のインクリボンが収納されたリボンカセッ
トを選択して選択されたリボンカセットをキャリッジ上
に搭載するようにリボンカセットを交換してカラー記録
を行なう熱転写プリンタを提案している(例えば、特開
平2−103173号公報、特開平2−103174号
公報参照)。
【0005】このリボンカセットを交換して記録するカ
ラー記録用の熱転写プリンタにおいては、インクリボン
は記録に使用される部分のみしか送られないので、イン
クリボンのほとんど全ての領域が記録に使用されること
になり、前述した繰り返しタイプのインクリボンを使用
するものと比較して、ランニングコストが低下するし、
また、破棄されるリボンカセットの量が減少するという
優れた効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平2−103173号公報あるいは特開平2−1
03174号公報に記載されているリボンカセットを交
換して使用する熱転写プリンタにおいては、リボンカセ
ットの交換の際、リボンカセット内のインクリボンが弛
んでいると、サーマルヘッドにインクリボンが接触し、
キャリッジ上へのリボンカセットの搭載がうまく行かな
かったり、インクリボンにしわが入り記録品質が劣化す
るという不具合があった。また、インクリボンが弛んだ
状態において、用紙に対しインクリボンの圧接を行うよ
うにサーマルヘッドを押圧するサーマルヘッドのダウン
動作を行なうと、用紙が汚れたり、インクリボンにしわ
が入り記録品質が劣化するという問題があった。
【0007】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、良好な記録品質の得られる熱転写プリン
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ため本発明の請求項1に記載の熱転写プリンタは、プラ
テンに沿って往復移動自在とされたキャリッジと、この
キャリッジ上にインクリボンを用紙に接離しうるように
可動に配設されインクリボンを用紙に圧接した状態にお
いてインクリボンのインクを部分的に溶融して用紙に転
写するためのサーマルヘッドと、前記キャリッジ上に配
設されインクリボンを収納したリボンカセットを搭載可
能なカセット載置台と、前記キャリッジ上に配設されリ
ボンカセットの供給リールおよび巻取りリールと係合可
能な供給ボビンおよび巻取りボビンと、前記キャリッジ
載置台と対向する位置にそれぞれ形成されそれぞれがリ
ボンカセットを保持可能な複数個のリボンカセット保持
部と、前記カセット載置台を前記リボンカセット保持部
に接離する方向に往復移動させるカセット載置台駆動手
段とを備え、このカセット載置台駆動手段により前記カ
セット載置台を駆動し前記リボンカセット保持部との間
でリボンカセットの受け渡しを行なうように構成した熱
転写プリンタにおいて、前記用紙に対する前記インクリ
ボンの圧接を解除するためのサーマルヘッドのアップ動
作に連動してインクリボンの巻戻し動作を行なうための
インクリボン弛み除去機構を備えたことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の熱転写プリンタ
は、請求項1において、前記インクリボン弛み除去機構
が、前記サーマルヘッドのアップ動作を制御するカム部
材の回転により前記供給ボビンを巻戻し方向に回転させ
るように構成されていることを特徴としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の熱転写プリンタ
は、請求項1または請求項2において、前記インクリボ
ン弛み除去機構が、前記供給ボビンを駆動する供給ボビ
ン駆動ギアとばねクラッチを介して連結されていること
を特徴としている。
【0011】
【作用】前述した構成からなる本発明の熱転写プリンタ
によれば、インクリボン弛み除去機構が用紙に対するイ
ンクリボンの圧接を解除するためのサーマルヘッドのア
ップ動作に連動してインクリボンの巻戻し動作を行なう
ので、リボンカセットの交換時に使用に供されるリボン
カセットのインクリボンには弛みがないため、印字品質
を阻害する事故の生じるおそれが未然に防止され、良好
な品質の印字を行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る熱転写プリンタを図面に
示す実施例により説明する。
【0013】図1ないし図4は本発明に係る熱転写プリ
ンタの一実施例を示す主要構成図である。
【0014】図1に詳示するように、本実施例の熱転写
プリンタは、後述するサーマルヘッド11により用紙お
よびインクリボン70を押圧する際に負荷を受ける平板
状のプラテン1を有している。また、このプラテン1と
平行に延在するキャリッジガイドシャフト2が熱転写プ
リンタの本体ケースの左右の両側板(図示せず)に橋架
されており、記録のための要部をなすキャリッジ3がこ
のガイドシャフト2に摺動自在に保持されている。さら
に、前記本体ケースには、前記キャリッジ3の移動をガ
イドする板状のキャリッジガイド部6が前記プラテン1
と平行に延在するように配設されている。一方、前記キ
ャリッジ3の後部にはキャリッジ支持部7が突設されて
おり、このキャリッジ支持部7が前記キャリッジガイド
部6に摺動自在に保持されている。
【0015】前記キャリッジガイド部6の背部の下方に
はキャリッジ駆動モータ4が配設されており、このキャ
リッジ駆動モータ4の近傍には、キャリッジ駆動モータ
4により回転駆動されるスプロケット4aが配設されて
いる。このスプロケット4aには、端部がキャリッジ3
に固定された歯付き駆動ベルト5が巻回されており、前
記キャリッジ駆動モータ4の駆動により歯付き駆動ベル
ト5の走行を介してキャリッジ3がガイドシャフト2お
よびキャリッジガイド部6に沿ってプラテン1と平行に
往復動されることになる。なお、このキャリッジ3をキ
ャリッジガイド部6に沿って摺動・案内するキャリッジ
支持部7はその断面形状がほぼコ字状をなしており、こ
のコ字状の内側の対向両面には、それぞれキャリッジガ
イド部6に当接する突起7aが形成されており、これら
の突起7aにより前記キャリッジ3の移動時のがたつき
を防止するようにしている。
【0016】また、このキャリッジ3には、図示しない
複数の発熱素子が整列配置され前記プラテン1に対し接
離するように移動可能に配設されているサーマルヘッド
11と、キャリッジ3の記録時における移動方向と垂直
な方向に上下動可能とされリボンカセット60を搭載可
能なカセットキャリア12と、リボンカセット6に収納
されているインクリボン70をその両端からそれぞれ巻
回している供給リール61および巻取りリール62とそ
れぞれ係合する供給ボビン13および巻取りボビン14
と、凹状に形成され前方にリボンカセット60から外部
に導出されているインクリボン70の中間部が臨むリボ
ンカセット60のサーマルヘッド挿入部63を挟んでイ
ンクリボン70の走行方向の上流および下流の位置に配
設された1対のピンチローラ64,65にそれぞれ係合
する第2供給ボビン15および第2巻取りボビン16
と、インクリボン70の走行方向において前記サーマル
ヘッド11の下流側に配設されるとともに使用するリボ
ンカセット60の種類に応じて選択的に駆動される剥離
ローラ17と、これらの各部材を駆動するための後述す
る駆動部材等が配設されている。
【0017】なお、後述するように、前記サーマルヘッ
ド11の前記プラテン1に対する圧接・開離動作、前記
カセットキャリア12の前記キャリッジ3に対する接離
方向の移動動作、前記インクリボンの供給・巻取り・巻
戻し動作、および、前記剥離ローラ17の駆動動作は全
て、後述するようにキャリッジ3上に配設された単一の
ステッピングモータ18(図2)を駆動源として駆動さ
れることになる。なお、前記サーマルヘッド11が前記
プラテン1に対し圧接する動作をヘッドダウン動作と称
し、サーマルヘッド11が前記プラテン1から開離する
動作をヘッドアップ動作と称する。
【0018】前記ステッピングモータ18の出力ピニオ
ンギア19には、第1伝達ギア20および第2伝達ギア
21がそれぞれ噛合されている。このうち第1伝達ギア
20の上面には、この伝達ギア20の回転中心20aを
支点として回動可能なほぼ三角形状の揺動板22が装着
されている。
【0019】前記揺動板22の一端部にはカム25の上
面に形成されたカム溝26に係合するピン22aが配設
され、また、他の2つの端部には前記伝達ギア20に噛
合する第1揺動ギア23および第2揺動ギア24がそれ
ぞれ配設されており、前記揺動板22の揺動位置によ
り、この2つの揺動ギア23,24のいずれか一方が、
前記揺動板22の近傍に配設されているカム25の外周
面幅方向のほぼ中央部に形成された欠歯部25bを有す
るギア部25aと噛合されることになる。また、この揺
動板22の上面には、図示しないばねの先端が係合され
ており、このばねの弾性力により揺動板22は常にカム
25の方向に付勢されている。
【0020】前記カム25の外周部には、図4に示すよ
うに、厚さ方向におけるほぼ中央部の全周に形成され欠
歯部25bが円周方向の一部に形成されたギア部25a
と、厚さ方向における上部の約1/4周の範囲に形成さ
れた第1間欠ギア25cと、この第1間欠ギア25cと
円周方向における位置をずらせて厚さ方向における下部
のほぼ2/5周の範囲に形成された第2間欠ギア25d
とが配設されている。これらの両間欠ギア25c,25
dの歯の形状は、図4に詳示するように、連接する2個
の歯ならびに1個の歯が交互に1つの歯の間隔を開けて
順次形成されたものとされている。
【0021】また、前記カム25の上面には、前記揺動
板22のピン22aが係合される第1カム溝26と、剥
離ローラ接離用の第2カム溝27がそれぞれ形成されて
おり、また、前記カム25の下面にはサーマルヘッド接
離用カム溝28が形成されている。
【0022】前記第1カム溝26は、同心状に形成され
たそれぞれ円環状の内側の溝26aと外側の溝26bと
をほぼ直径方向に位置する2本の連通溝26c,26d
により連通して構成されており、図1に示すように、前
記第1揺動ギア23がギア部25aと噛合するときには
ピン22aを内側の溝26aに係合し、第2揺動ギア2
4がギア部25aと噛合するときにはピン22aを外側
の溝26bに係合するようになっている。さらに、前記
第1カム溝26は、揺動ギア23,24の両者をともに
ギア部25aと噛合しない位置に保持するためにピン2
2aの係止部26e,27fを内側の溝26a内に有し
ている。
【0023】また、前記剥離ローラ接離用の第2カム溝
27は、カム25の中心部における円弧溝27aとカム
25の外周部における約160度の範囲の円弧溝27b
とを直線状の連通溝27cにより連通して構成されてい
る。
【0024】さらに、前記サーマルヘッド接離用カム溝
28は、カム25の中心部から外周部にいたる弯曲溝2
8aと、この弯曲溝28aの外端に連通されている約1
90度の範囲の円弧溝28bとにより構成されている。
【0025】前記カム25の近傍には、屈曲形状のヘッ
ド圧接レバー29が配設されており、このヘッド圧接レ
バー29の下方部分の側部が軸30を中心として揺動自
在に支持されるとともに、このヘッド圧接レバー29の
一端部にはピン29aが突設され、このピン29aが前
記カム25の前記ヘッド接離用カム溝28に係合されて
いる。このヘッド圧接レバー29の他端は、サーマルヘ
ッド11が取り付けられているヘッド取付台11aの背
面を圧接ばね31を介して押圧するように構成されてい
る。
【0026】また、前記カム25の近傍には、ほぼく字
状をした剥離ローラ駆動用レバー32が配設されてお
り、この剥離ローラ駆動用レバー32の一端部には、前
記カム25の表面に形成された剥離ローラ接離用カム溝
27に係合するピン32aが形成され、剥離ローラ駆動
用レバー32の他端部には、伝達部材33の凹部33a
と係合可能な第2ピン32b、および、剥離ローラ駆動
用レバー32と連動する伝達部材33に形成された孔3
3bに挿入可能な第3ピン32cが形成されており、こ
の剥離ローラ駆動用レバー32のほぼ中央上面には、円
筒状の突起32dが形成されている。
【0027】前記伝達部材33の一端部には棒状のピン
33cが形成され、このピン33cの下端部はばね33
dを介して前記キャリッジ3に固定され、ピン33cの
上端部は、前記剥離ローラ駆動用レバー32の円筒部3
2dの孔32cにその先端部が上端から突出するように
挿入されることにより、前記剥離ローラ駆動用レバー3
2は前記伝達部材33上に保持される。また、伝達部材
32の他端部に形成された長孔33dには、剥離ローラ
取付部材34の下方に形成されたピン34aが挿入され
ている。さらに、前記剥離ローラ取付部材34の他端3
4bはキャリッジ3上に突設されたピン(図示せず)に
このピンを支点として回動可能に挿入されている。これ
により、前記剥離ローラ駆動用レバー32の回動により
前記剥離ローラ17は前記伝達部材33を介して前記プ
ラテン1に対し接離動作されるが、使用されるリボンカ
セットが前記棒状のピン33cの先端部を押圧し、この
ピンを押し下げた場合には、前記剥離ローラ駆動用レバ
ー32のピン32cが伝達部材33の孔33bに挿入さ
れず、剥離ローラ17は回動しなくなる。
【0028】なお、前記第2巻取りボビン16は、前記
剥離ローラ取付部材34の他端部の孔34bが挿入され
るピンに回転可能に挿入・保持されている。
【0029】また、前記キャリッジ3には、ステッピン
グモータ18の出力ピニオンギア19に常に噛合する前
記第2駆動ギア21が回転軸を中心として回転自在に配
設されており、この第2駆動ギア21の上面には、図5
に詳示するように、この駆動ギア21の回転にともなっ
て従動回転するギア35が連結部材21aを介すること
により一定の遊びをもって連結されている。このギア3
5の上面には巻取りギア36が配設され、この巻取りギ
ア36の上方には巻取りボビン14が摩擦機構を介して
同軸上に取り付けられている。
【0030】さらに、前記キャリッジ3には、前記ギア
35に常に噛合する伝達ギア37が配設されており、こ
の伝達ギア37には、常にこの伝達ギア37と噛合する
第1揺動ギア38および第2揺動ギア39が揺動板37
aによって連結されている。なお、この伝達ギア37は
ばねにより常に巻取りギア36方向に付勢されている。
【0031】また、前記キャリッジ3上には、前記剥離
ローラ取付部材34を介して前記第2巻取りボビン16
が配設されており、この第2巻取りボビン16の下方に
は、前記巻取りボビン14の巻取りギア36に伝達ギア
40a,40bを介して噛合される第2巻取りギア41
が図示しない摩擦機構を介して同軸上に取り付けられて
いる。
【0032】前記第1揺動ギア38および第2揺動ギア
39は、前記ステッピングモータ18の回転方向に関係
なく前記巻取りボビン14および第2巻取りボビン16
の回転方向が一定となるように設けられたもので、前記
ステッピングモータ18の回転方向に対応して第1の揺
動ギア38が巻取りギア36と噛合したり、第2の揺動
ギア39が伝達ギア40aと噛合するようになってい
る。
【0033】なお、本実施例においては、ステッピング
モータ18が反時計方向に回転する場合は、前記第1揺
動ギア38が前記巻取りギア36と噛合し、他方、ステ
ッピングモータ18が時計方向に回転する場合は、前記
第2揺動ギア39が前記伝達ギア40aと噛合し、巻取
りボビン36および第2巻取りボビン41に回転力が伝
達されるようになっている。さらに、前記第2駆動ギア
21とその上面のギア35とは、前述したように連結部
材21aにより一定の遊びをもって配置されているた
め、前記ステッピングモータ18の回転方向が逆方向に
なった場合、例えばヘッドアップ動作あるいはヘッドダ
ウン動作のために前記カム25を回転させる場合は、前
記第2伝達ギア21の回転が前記ギア35に伝達され
ず、リボンの巻取り動作は行なわれない。また、前記巻
取りボビン14と前記巻取りギア36との間にはばねク
ラッチが設けられ、巻取りボビン14は常に一方向(イ
ンクリボン70の巻取り方向)にしか回転しないように
制御されている。これにより、巻取りボビン14に巻取
られたインクリボン70は逆方向に引き出されることが
なく、弛みなどを生じない。
【0034】さらに、前記カム25の上面には前記供給
ボビン13が配設されている。この供給ボビン13の下
方には図示しない摩擦機構を介して供給ギア42が同軸
上に取り付けられており、インクリボン70に一定の供
給負荷(バックテンション)を与えたり、あるいは後述
するリボンカセット6の交換にともない、インクリボン
70の巻戻し動作を行ない得るように構成してある。
【0035】前記カム25の近傍には伝達機構43が配
設されている。この伝達機構43は、前記カム25の外
周部の下部に形成された前記第2間欠ギア25dと噛合
可能なギア44aと、前記第1間欠ギア25cと噛合可
能なギア44bと、前記ギア44aと一体回転する伝達
ギア44dと、前記ギア44bと前記ばねクラッチ機構
を介して連結されギア44bの反時計方向の回転のみを
伝達する他の伝達ギア44cとから構成されている。こ
のうち前記ギア44aは、前記カム25が最初のヘッド
アップ位置からさらに回転する場合に前記第2間欠ギア
25dと噛合して回転し、前記ギア44dを介してその
回転力を後述するリフトギア46に伝達するように構成
されている。
【0036】なお、前記伝達機構43に設けられた前記
カム25の第1間欠ギア25bあるいは第2間欠ギア2
5cにそれぞれ噛合可能なギア44bあるいはギア44
aは、大きな歯部2個のつぎに小さい歯部1個が交互に
形成された形状とされている。これは、前記第1間欠ギ
ア25bおよび第2間欠ギア25cとの伝達を確実に行
なうためである。
【0037】なお、上部のギア44bおよびその上面の
伝達ギア44cは、ばねクラッチ44d(図6)を介し
て配設されているため、常に一方向(本実施例において
は反時計方向)のみにしか回転せず、このため、この伝
達ギア44cと噛合している供給ギア42は巻戻し方向
にしか回転できない。したがって、インクリボン70の
供給には前記摩擦機構の一定の負荷が作用することにな
り、インクリボン70の引き出しによる弛み等を防止し
ている。
【0038】前記伝達機構43の近傍にはリフトギア4
6が配設されており、このリフトギア46の外周部には
スクリュー溝46aが形成されている。このリフトギア
46の下端部は、前記カム25に形成された間欠ギア2
5bと噛合しているギア44dと噛合するギア47の回
転軸47aに、コイルばね48を介してスプライン結合
されている。これによりリフトギア46はギア47とと
もに回転するが、コイルばね48の作用により若干の上
下動が可能となっている。
【0039】前記カセットキャリア12には、図1に詳
示するように、前記リフトギア46のスクリュー溝46
aと噛合する歯部が形成された孔12aと、前記キャリ
ッジ3上に配設された1対のガイド部材49a,49b
がそれぞれ挿入されるガイド孔12b,12cとが形成
されており、前記リフトギア46の回転にともなってガ
イド部材49a,49bに沿ってキャリッジ3上をキャ
リッジ3の移動方向と垂直な方向に往復移動自在になっ
ている。また、このカセットキャリア12には、前記リ
ボンカセット60の保持部と係合し、このリボンカセッ
ト60を保持するく字状の1対の保持部材12d,12
eが左右に間隔を隔てて配設されており、これらの保持
部材12d,12eは、図示しない付勢部材によりその
間隔が狭くなる方向に付勢されている。
【0040】図1に詳示するように、前記キャリッジ3
には、前記本体ケースの所定位置に保持されたリボンカ
セット60の種類を検出するための第1検出センサ51
と、キャリッジ3上のリボンカセット60の有無を検出
する第2検出センサ52とを備えたセンサ配置板50が
搭載されている。図示したように前記第1検出センサ5
1と第2検出センサ52とは焦点距離の異なる反射型の
光学センサを使用しており、第1検出センサ51がリボ
ンカセット50からやや離れた位置に配置され、第2検
出センサ52がリボンカセット50に近づいた位置に配
置されるように、センサ配置板50の形状は形成されて
いる。
【0041】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0042】まず、印字状態について説明する。
【0043】ステッピングモータ18を図2において時
計方向に回転させると、伝達ギア20が反時計方向に回
転する。これにより揺動板22が反時計方向に回動し第
1揺動ギア23がカム25の外周部のギア25aと噛合
する。この状態において前記ステッピングモータ18を
さらに同方向に回転させると、カム25は反時計方向に
回転し、ヘッド圧接レバー29のピン29aがカム25
のヘッド接離用カム溝28の弯曲溝28aの最内周端に
位置するようになる。このとき、ヘッド圧接レバー29
が最も左方向に揺動された状態となるので、ヘッド取付
台11aがヘッド圧接レバー29とともに動作し、サー
マルヘッド11がプラテン1に圧接した状態いわゆるヘ
ッドダウン状態に保持されることになる。この状態にお
いては、第1揺動ギア23がカム25の外周部のギア2
5aの欠歯部25bに対向した状態となっているので、
さらにステッピングモータ18が反時計方向に回転して
も第1揺動ギア23の回転力はカム25には伝達され
ず、カム25はこの位置において停止する。この状態に
おいては、また、剥離ローラ駆動用レバー32のピン3
2aはカム25の表面の剥離ローラ接離用カム溝27の
最内周の円弧溝27a内に位置するので、剥離ローラ駆
動用レバー32はピン33Cを支点として最も右方向に
揺動された状態となり、ピン32cを介して伝達部材3
3が右方向に回動し、それにより剥離ローラ固定部材3
4がプラテン1方向に回動した状態となっている。
【0044】なお、前記カム25が回転している状態に
おいては、ステッピングモータ18の回転力は第2の伝
達ギア21にも伝達されるが、第2の伝達ギア21とギ
ア35の間には遊びがあるため、ギア35は回転しな
い。また、このヘッドダウン動作時のカム25の回転力
は第1の間欠ギア25cを介してギア44bに反時計方
向の回転力として伝達されるが、前述したようにこのギ
ア44bはギア44cとばねクラッチを介して連結され
ているために、ギア44cは回転せず、したがって、送
り出しギア42も回転しないため、インクリボン70が
送り出され弛みが生じるということはない。
【0045】この状態において、さらにステッピングモ
ータ18を時計方向に回転させると、伝達ギア21とギ
ア35の間の遊びは解消され、伝達ギア21の回転はギ
ア35に伝達され、このギア35は第2伝達ギア21と
ともに回転する。このギア35の回転はギア37に伝達
され、このギア37は時計方向に回転する。ギア37が
時計方向に回転することにより、これに噛合された揺動
ギア39が揺動し、伝達ギア40aと噛合する。したが
って、伝達ギア40aの回転が巻取りギア36に伝達さ
れるとともに、また伝達ギア40bを介して第2巻取り
ギア41に伝達され、巻取りボビン14および第2巻取
りボビン16が回転し、インクリボン70の巻取り動作
を行なう。
【0046】したがって、このヘッドダウン状態におい
て、キャリッジ駆動用モータ4を駆動し、キャリッジ3
を移動させながら、サーマルヘッド11の発熱素子を選
択的に発熱し、かつ、ステッピングモータ18を駆動し
インクリボン70を巻取ることで必要な記録がなされ
る。
【0047】前述したヘッドダウン状態からヘッドアッ
プ状態への移動はつぎのようにして行なう。
【0048】ヘッドダウン状態においてステッピングモ
ータ18を反時計方向に回転させると、第1伝達ギア2
0は時計方向に回転する。これにより揺動板22は右方
向に揺動し、第1揺動ギア23がカム25の外周部から
離脱するとともに、第2揺動ギア24がカム25の外周
部のギア25aと噛合する。
【0049】この状態においてさらにステッピングモー
タ18を同方向に回転させると、カム25は時計方向に
回転を続け、ヘッド圧接レバー29のピン29aがカム
25のヘッド接離用カム溝28の最外周の円弧溝28b
内に位置するようになる。このとき、ヘッド圧接レバー
29が最も右方向に揺動された状態となるので、ヘッド
取付台11aがヘッド圧接レバー29とともに動作し、
サーマルヘッド11がプラテン1から最も離れた状態、
いわゆるヘッドアップ状態に保持されることになる。
【0050】この状態においてステッピングモータ18
を時計方向に回転させると第1揺動ギア23はカム25
の外周部から離脱し、第2揺動ギア24がカム25のギ
ア25aと噛合し、カム25を回転させる。
【0051】この状態においてステッピングモータ18
を再度反時計方向に回転させると、揺動板22のピン2
2aが第1カム溝26の係止部26e内に位置し、第2
揺動ギア24をカム25の外周部のギア25aから離脱
させる。この位置においては第1ギア23もカム25の
外周部から離脱した位置にあるので、さらにステッピン
グモータ18が反時計方向に回転しても、ステッピング
モータ18の回転力はカム25には伝達されず、カム2
5はこの位置において停止した状態に保持される。この
状態においては、また、剥離ローラ駆動用レバー32の
ピン32aはカム25の表面の剥離ローラ接離用カム溝
27の最外周の円弧溝27b内に位置するので、剥離ロ
ーラ駆動用レバー32はピン33Cを支点として最も左
方向に揺動された状態となり、ピン32cを介して伝達
部材33が左方向に回動し、それにより剥離ローラ固定
部材34がプラテン1から離間した位置に保持された状
態となっている。なお、カム25が回転している状態に
おいては、ステッピングモータ18の回転力は第2の伝
達ギア21にも伝達されるが、第2伝達ギア21とギア
35の間には遊びがあるため、ギア35は回転しない。
また、このヘッドアップ動作時は、カム25の回転力が
第1間欠ギア25cを介してギア44bに反時計方向の
回転力として伝達されるため、前述したようにこのギア
44bとともにギア44cが反時計方向に回転し、これ
により供給ギア42が時計方向に回転しインクリボン7
0の巻取り動作が行なわれる。
【0052】このヘッドアップ状態においてキャリッジ
3を駆動しても、記録は行なわれないが、例えば、長手
方向に複数色のカラーインクが繰り返して形成されたイ
ンクリボン70を用いて、カラーでの記録を行なう場合
は、インクリボン70を空送りして所望の色のインク部
をサーマルヘッド11に対向させる必要があるため、さ
らにステッピングモータ18を反時計方向に回転させ
る。すると、ステッピングモータ18が所定量回転した
時点で伝達ギア21とギア35の間の遊びは解消され、
さらにステッピングモータ18が回転すると、伝達ギア
21の回転はギア35に伝達され、ギア35は第2伝達
ギア21とともに回転する。このギア35の回転はギア
37に伝達され、ギア37は反時計方向に回転する。ギ
ア37が反時計方向に回転することにより、これに噛合
された揺動ギア38が揺動し、巻取りギア36と噛合す
る。この巻取りギア36の回転により巻取りボビン14
が回転するだけでなく、この巻取りギア36の回転が伝
達ギア40a,40bを介して第2巻取りギア41に伝
達され、第2巻取りボビン16が回転し、インクリボン
70の巻取り動作が行なわれる。
【0053】この状態から、ステッピングモータ18を
時計方向に回転させると、揺動板22が左方向に回動
し、ピン22aが特定位置26cから第1カム溝26の
内側に移動し、このままさらにステッピングモータ18
を時計方向に回転させると、前述したヘッドダウン動作
が行なわれる。
【0054】つぎに、カセットキャリア12上に搭載さ
れるリボンカセット60の交換について説明する。な
お、最初に、カセットキャリア12にリボンカセット6
0が搭載されていない状態から、所望のリボンカセット
60を搭載するときの動作について説明する。
【0055】まず、キャリッジ3をプラテン1に沿って
往復移動させ、図示しない本体ケースの所定位置に保持
されたリボンカセット60の位置および種類を検出す
る。このとき、サーマルヘッド11がヘッドアップ状態
にある場合はヘッドダウン状態とし、また、サーマルヘ
ッド11がヘッドダウン状態にある場合にはその状態か
ら、ステッピングモータ18を反時計方向に回転させ
る。
【0056】すると、伝達ギア20の時計方向の回転に
より第2揺動ギア24がカム25のギア25aと噛合
し、カム25を時計方向に回転させる。これにより、前
述したようにサーマルヘッド11はヘッドアップ状態に
位置されるが、このヘッドアップ状態からさらにステッ
ピングモータ18を回転させると、ヘッドアップ状態の
ままヘッド圧接レバー29のピン29aは、カム溝28
の外周部の円弧溝28bに沿って移動する。
【0057】このとき、カム25の外周部の下方に形成
された間欠ギア25cが伝達部材43のギア44a,4
4bと噛み合い、このギア44a,44bを回転させ
る。これにともない、ギア44dが回転し、ギア47を
回転させる。このギア47の回転により、リフトギア4
6が回転し、このリフトギア46が回転することによ
り、カセットキャリア12がガイド部材49a,49b
に沿って上方に移動する。これにより、カセットキャリ
ア12の保持爪12d,12eがリボンカセット60の
外周部に形成された保持部66a,66bと係合し、リ
ボンカセット60を保持する。
【0058】このとき、リボンカセット60が保持され
た位置に若干の高さのばらつきがあっても、リフトギア
46はギア47の軸47aにコイルばね48を介してス
プライン結合されているため(図6)、上下方向のガタ
ツキを吸収できる。なお、ギア44bが回転しても、こ
のギア44bと伝達ギア44cとはばねクラッチを介し
て連結されているため、伝達ギア44cは回転しない。
【0059】そして、リボンカセット60を保持した
ら、ステッピングモータ18を時計方向に回転させる。
これにより、第1の揺動ギア23を介してカム25が反
時計方向に回転する。このとき、間欠ギア25cを介し
てギア44a,44d,47が回転し、リフトギア46
が回転する。これによりカセットキャリア12は下降
し、キャリッジ3上に配置する。このようにして、所望
のリボンカセット60をキャリッジ3上に搭載すること
ができる。
【0060】なお、図7および図8に示すように、第1
巻取りボビン14、第2巻取りボビン16、供給ボビン
13および供給ボビン15のそれぞれに形成されたリボ
ンカセット60の各リール61,62と係合する係合部
材14a,16a,(13a,15a)は、全てばね1
4b,16b,(13b,15b)を介在させて上下動
自在に配設されているために、リボンカセット60の交
換時に、うまく係合できなかった場合でも、ばねに抗し
て押し下げられ、その後、ボビン13,14の回転によ
り、位置が合致した時点でばねの付勢力により上方に押
し上げられるので、確実な係合が行なわれる。
【0061】つぎに、カセットキャリア12上にあらか
じめリボンカセット60が搭載されており、このリボン
カセット60を他のリボンカセット60と交換する場合
について説明する。
【0062】まず、キャリッジ3を往復移動させて、リ
ボンカセット60が保持されていない本体ケースの保持
部を検出する。この位置を検出したら、この位置に対向
する位置にキャリッジ3を位置づけ、前述したようにカ
セットキャリア12を上昇させ、リボンカセット60を
保持部に保持させる。その後、カセットキャリア12を
下降させたうえで、前述したリボンカセット60が搭載
されていない場合と同様に操作して所望のリボンカセッ
ト60を搭載する。
【0063】ここで、図示しなかったが、本体ケースの
所定位置にリボンカセット60を保持する機構は、カセ
ットキャリア12上のリボンカセット60の保持部と同
様の機構である。
【0064】なお、前出したインクリボン70の巻取り
ボビン62および供給ボビン61は、カセットキャリア
12の上下移動に連動して上下するとともに、その回転
力が上下の位置において得られるように、巻取りギア3
6および供給ギア42の固定軸上にスプライン結合させ
ることで、カセットキャリア12が上昇した位置でも、
インクリボン70の巻取り動作を行なうようにしてもよ
い。
【0065】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能であ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、サ
ーマルヘッドのアップ動作に連動してインクリボン巻戻
し動作が行なわれるので、インクリボンの弛みは解消さ
れ、つぎの記録動作のためのヘッドダウン動作において
も、インクリボンにしわがよることがないため、良好な
記録品質を得ることができるし、また、リボンカセット
の交換時にも、インクリボンの弛みが除去された状態で
キャリッジ上に搭載されるので、サーマルヘッドに引っ
かかったり、またインクリボンにしわがよることがなく
安定した記録品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
の構成図
【図2】本発明の熱転写プリンタの一実施例を示す要部
構成の分解斜視図
【図3】本発明の熱転写プリンタの一実施例の要部の構
成図で、ヘッドダウン状態を示す図
【図4】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
ムの構成を示す説明図
【図5】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2伝達ギアとギアとの連結の構造を示す分解説明図
【図6】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるカ
セットキャリアの駆動機構でリフトギアと伝達部材の構
造を示す分解説明図
【図7】本発明の熱転写プリンタの一実施例におけるリ
ボン巻取りボビンおよび供給ボビンの構成を示す分解説
明図
【図8】本発明の熱転写プリンタの一実施例における第
2リボン巻取りボビンおよび送り出しボビンの構成を示
す分解説明図
【符号の説明】
11 サーマルヘッド 12 カセットキャリア 13 供給ボビン 14 巻取りボビン 25 カム 25a 間欠ギア 42 供給ギア 44b,44c ギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 35/22 B41J 2/325 B41J 25/304 B41J 35/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復移動自在とされた
    キャリッジと、このキャリッジ上にインクリボンを用紙
    に接離しうるように可動に配設されインクリボンを用紙
    に圧接した状態においてインクリボンのインクを部分的
    に溶融して用紙に転写するためのサーマルヘッドと、前
    記キャリッジ上に配設されインクリボンを収納したリボ
    ンカセットを搭載可能なカセット載置台と、前記キャリ
    ッジ上に配設されリボンカセットの供給リールおよび巻
    取りリールと係合可能な供給ボビンおよび巻取りボビン
    と、前記キャリッジ載置台と対向する位置にそれぞれ形
    成されそれぞれがリボンカセットを保持可能な複数個の
    リボンカセット保持部と、前記カセット載置台を前記リ
    ボンカセット保持部に接離する方向に往復移動させるカ
    セット載置台駆動手段とを備え、このカセット載置台駆
    動手段により前記カセット載置台を駆動し前記リボンカ
    セット保持部との間でリボンカセットの受け渡しを行な
    うように構成した熱転写プリンタにおいて、前記用紙に
    対する前記インクリボンの圧接を解除するためのサーマ
    ルヘッドのアップ動作に連動してインクリボンの巻戻し
    動作を行なうためのインクリボン弛み除去機構を備えた
    ことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボン弛み除去機構が、前記
    サーマルヘッドのアップ動作を制御するカム部材の回転
    により前記供給ボビンを巻戻し方向に回転させるように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱転
    写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記インクリボン弛み除去機構が、前記
    供給ボビンを駆動する供給ボビン駆動ギアとばねクラッ
    チを介して連結されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の熱転写プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331629C (zh) * 2003-07-31 2007-08-15 发那科株式会社 放电加工用的加工液处理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1331629C (zh) * 2003-07-31 2007-08-15 发那科株式会社 放电加工用的加工液处理装置

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