JP6214921B2 - 車両のドアフレーム - Google Patents

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Description

本発明は車両用ドアのドアフレームに関し、特にドアフレームを構成する立柱サッシュに関する。
車両用のドアフレームとして、ドアの上下方向に延びる立柱サッシュとドア上縁部を形成するアッパサッシュを、ドアコーナー部において接合させるものが知られている(特許文献1)。ドアコーナー部での接合構造として、立柱サッシュの上部を斜めに切除して接合面を形成し、この接合面に対してアッパサッシュを接合させるタイプがある。
特開2008−302788号公報
複数の部材を組み合わせて構成するタイプの立柱サッシュでは、ドアコーナー部で各部材間の固定強度が不足していると、アッパサッシュとの接合面を形成するための加工(切削加工など)に伴う負荷が原因で変形が生じ、アッパサッシュとの接合不良が生じるおそれがある。特に、立柱サッシュがドアコーナー部とその他の一般断面部分とで断面形状を異ならせている場合にそのリスクが高くなる。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ドアコーナー部における立柱サッシュの構成部材の固定強度に優れる車両のドアフレームを提供することを目的とする。
本発明は、上下方向に延びる立柱サッシュを有し、該立柱サッシュの上部に形成した接合面に対してアッパサッシュを接合してドアコーナー部を形成する車両のドアフレームに関するものである。立柱サッシュは、第1の部材と第2の部材とを組み合わせて構成される。第1の部材は、ドアフレームの内周側に位置してガラスランを保持するガラスランチャンネルを構成するチャンネル部と、該チャンネル部の車外側に位置する意匠部とを有する。第2の部材は、ガラスランチャンネルに対して車内側に突出する袋状断面部と、該袋状断面部よりも車外側に位置する意匠部と、該意匠部と袋状断面部を接続する接続部とを有している。第2の部材が構成する袋状断面部は、ドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向する内周側壁及び外周側壁と、内周側壁と外周側壁のそれぞれの車内側端部を接続する車内側壁とを有し、外周側壁が接続部に接続している。立柱サッシュの上部を除く一般断面部分では、チャンネル部と接続部は、ドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向する一般断面対向部分を有しており、意匠部から車内側壁までの車幅方向の範囲で、離間する一般断面対向部分の間の空間と、離間する内周側壁と外周側壁の間の空間とが連続する。そして、立柱サッシュの一般断面部分よりも上部に、一般断面対向部分の上方に形成され、第1の部材と第2の部材がドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に重ねて固定された固定部を有することを特徴としている。
第1の部材のチャンネル部は、車幅方向に離間して対向する一対の内壁と、該一対の内壁のドアフレーム外周側の端部を接続する底壁とを有し、一般断面対向部分では底壁が接続部に対向して離間するようにするとよい。
第1の部材と上記第2の部材は、立柱サッシュ上部における固定部以外に、互いの意匠部の端部や、チャンネル部と袋状断面部の端部で固定されることが好ましい。
第1の部材ロール成形で形成したロール成形品であり、第2の部材プレス成形で形成したプレス成形品であることが好ましい。固定部は、第1の部材のチャンネル部を切り起こして設けた固定片を第2の部材の接続部に固定した構成とすることができる。
第2の部材の袋状断面部を、ドアフレームの内周側と外周側に離間して対向する内周側壁と外周側壁と、該内周側壁と外周側壁の車内側端部を接続する車内側壁と、内周側壁からドアフレームの内周側に向けて延設される延長壁とを有する形状にすることで、ドアコーナー部における立柱サッシュの強度をさらに向上させることができる。
本発明のドアフレームによれば、立柱サッシュを構成する第1の部材と第2の部材のドアコーナー部における固定強度が高くなり、立柱サッシュに接合面を形成する際の変形などを防ぐことができる。
本発明を適用する自動車のフロントドア用のドアフレームを車内側から見た側面図である。 図1のドアフレームでアッパサッシュと立柱サッシュが接合されるドアコーナー部を拡大して車内側から見た側面図である。 フロントドア用の立柱サッシュを車内側から見た側面図である。 フロントドア用の立柱サッシュを構成するアウタフレームの一部を車内側から見た側面図である。 フロントドア用の立柱サッシュを構成するインナフレームの一部を車内側から見た側面図である。 接合面を形成する前の状態のフロントドア用の立柱サッシュのアウタフレームを車内側から見た側面図である。 接合面を形成する前の状態のフロントドア用の立柱サッシュのインナフレームを車内側から見た側面図である。 接合面を形成する前の状態のフロントドア用の立柱サッシュの一部を車内側から見た側面図である。 図3のA−A線に沿うフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 図3のB−B線に沿うフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 図3のC−C線に沿うフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 図11のD−D線に沿うフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 ドアコーナー部におけるアウタフレームとインナフレームの固定構造を異ならせた別実施形態におけるフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 ドアコーナー部におけるアウタフレームとインナフレームの固定構造を異ならせた別実施形態におけるフロントドア用の立柱サッシュの断面図である。 リアドア用のドアフレームを構成する立柱サッシュを車内側から見た側面図である。 リアドア用の立柱サッシュを構成するアウタフレームの一部を車内側から見た側面図である。 リアドア用の立柱サッシュを構成するインナフレームの一部を車内側から見た側面図である。 接合面を形成する前の状態のリアドア用の立柱サッシュのアウタフレームを車内側から見た側面図である。 接合面を形成する前の状態のリアドア用の立柱サッシュのインナフレームを車内側から見た側面図である。 図15のE−E線に沿うリアドア用の立柱サッシュの断面図である。
図1に示す自動車のフロントドア用のドアフレーム10は、ドアの上縁部を形成するアッパサッシュ11と、アッパサッシュ11の後端部に接続する立柱サッシュ12と、アッパサッシュ11の前端部に接続するフロントサッシュ13と、立柱サッシュ12とフロントサッシュ13の下部を接続するベルトラインリンフォース14を有する。アッパサッシュ11、立柱サッシュ12、フロントサッシュ13及びベルトラインリンフォース14に囲まれる領域として窓開口15が形成され、ドアの完成状態で窓開口15内に不図示のドアガラスが昇降する。以下の説明では、ドアフレーム10において窓開口15に臨む側を内周側と呼び、これと反対側(自動車のボディ開口部に臨む側)を外周側と呼ぶ。また、前後、上下、車内側、車外側といった方向の表現は、ドアフレーム10が取り付けられる自動車のボディを基準とした方向を意味する。車内側と車外側を結ぶ方向(図9ないし図11、図13、図14、図20における紙面上下方向)が車幅方向である。窓開口15に臨むアッパサッシュ11、立柱サッシュ12及びフロントサッシュ13の内周側には、弾性材からなるガラスラン(図示略)が支持されており、ドアガラスの縁部がガラスランにより保持される。アッパサッシュ11、立柱サッシュ12及びフロントサッシュ13の外周側には、弾性材からなるウェザストリップ(図示略)が配設されており、ドアを閉じるとウェザストリップが自動車のボディに当接して弾性変形され、ドアとボディの間を液密に塞ぐ。
図2や図3に示すように、アッパサッシュ11と立柱サッシュ12が接合されるドアコーナー部では、立柱サッシュ12の上部に斜めカット形状の接合面が形成されており、この接合面に対してアッパサッシュ11の後端部が突き合わせ接合される。なお、図2では立柱サッシュ12を視認しやすくするために、アッパサッシュ11を二点鎖線で示している。図3はアッパサッシュ11と接合される前の状態の立柱サッシュ12を示している。
図9ないし図11に示すように、立柱サッシュ12は、アウタフレーム20とインナフレーム30を組み合わせて構成されている。アウタフレーム20は板状の金属材をロール成形して形成されたロール成形品からなる長尺部材であり、車外側に位置する意匠壁(意匠部)21と、意匠壁21の内周側の端部を車内側に折り返して該意匠壁21に沿って形成した内壁22と、内壁22から車内側に曲げられた底壁23と、底壁23から内周側に曲げられた内壁24を有する。底壁23は車内側と車外側を結ぶ方向(車幅方向)に延設されており、内壁22と内壁24がそれぞれ底壁23の両端部から内周方向に向けて延設されている。別言すれば、内壁22と内壁24のそれぞれの外周側の端部を底壁23が接続している。この内壁22、底壁23及び内壁24からなるチャンネル部がガラスランチャンネル25を構成している。ガラスランチャンネル25はドアフレーム10の内周側に向けて開口された箱状断面形状を有し、内部にガラスランを支持する。
インナフレーム30は板状の金属材をプレス成形して形成されたプレス成形品からなる長尺部材であり、車外側に位置する車外側壁(意匠部)31と、車外側壁31の内周側端部から車内側に延びる接続壁32と、接続壁32に連続して車内側に延びる外周側壁33と、外周側壁33の車内側端部から内周側に延びる車内側壁34と、車内側壁34からの内周側端部から車外側に延びる内周側壁35と、内周側壁35の端部から内周側に曲げられた延長壁36を有する。インナフレーム30では車内側壁34が最も車内側に位置しており、外周側壁33と内周側壁35がそれぞれ車内側壁34の両端部から車外側に向けて延設されている。この外周側壁33、車内側壁34、内周側壁35及び延長壁36が、ガラスランチャンネル25に対して車内側に突出する袋状断面部37を構成しており、袋状断面部37によって立柱サッシュ12の断面強度が高められる。接続壁32は車外側壁31と袋状断面部37を接続しており、接続壁32の外周側の面に沿ってウェザストリップが支持される。袋状断面部37を構成する外周側壁33と内周側壁35は、立柱サッシュ12の内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向しており、この離間する外周側壁33と内周側壁35の間に第1の空間S1が形成される(図9、図10、図11、図13、図14参照)。
アウタフレーム20とインナフレーム30は、意匠壁21の車内側の面に対して車外側壁31の外周側端部を重ね、内壁24の車内側の面に延長壁36を重ねた位置関係で組み合わせられ、外周側の端部と内周側の端部でアウタフレーム20とインナフレーム30が固定される。図9及び図10に示すように、アウタフレーム20とインナフレーム30の外周側の端部はヘミング部40で固定される。ヘミング部40は、意匠壁21の外周側端部を車内側に折り返して車外側壁31を挟んだ構成である。図3と図10に示すように、アウタフレーム20とインナフレーム30の内周側の端部は、延長壁36と内壁24をアーク溶接41によって固定させている。アーク溶接41による溶接箇所では、内周側への延長壁36の突出量が他の箇所よりも短くなっており、短くされた延長壁36の縁部に沿って溶接が行われる。図3に示すように、アーク溶接41による溶接は、立柱サッシュ12の長手方向に位置を異ならせて複数箇所で行われる。図9及び図10に示すように、アウタフレーム20とインナフレーム30を組み合わせた状態の立柱サッシュ12は閉断面を形成しており、後述する上部のドアコーナー部を除いた立柱サッシュ12の一般断面部分では、アウタフレーム20の底壁23とインナフレーム30の接続壁32とが、立柱サッシュ12の内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向する一般断面対向部分となっている。離間する底壁23と接続壁32の間に第2の空間S2が形成される(図9、図10、図12参照)。この一般断面対向部分における底壁23と接続壁32の離間(第2の空間S2)車幅方向におけるガラスランチャンネル25の全体に続いており、車幅方向のいずれの位置でも底壁23と接続壁32が当接及び固定されていない(図9、図10参照)。すなわち、立柱サッシュ12の一般断面部分では、最も車外側に位置する意匠壁21から最も車内側に位置する車内側壁34までの車幅方向の範囲全体で、外周側壁33と内周側壁35の離間により形成される第1の空間S1と、底壁23と接続壁32の離間により形成される第2の空間S2が連続している。
図11に示すように、アッパサッシュ11と接合するドアコーナー部(立柱サッシュ12のうち一般断面部分よりも上部に位置する部分)では、立柱サッシュ12の断面形状が図9や図10に示す一般断面形状と異なっている。図5に示すように、ドアコーナー部では袋状断面部37における外周側壁33と内周側壁35の間隔(第1の空間S1)が徐々に広くなっている。その結果、図11に示すように延長壁36が内壁24に対して内周側にずれて位置しており、アーク溶接41などを用いて延長壁36と内壁24を固定させることができない。この内壁24と延長壁36に代わる固定部分として、アウタフレーム20の上部に固定片26が形成されている。図5、図11及び図12に示すように、固定片26はガラスランチャンネル25の底壁23を外周側に向けて切り起こして形成されている。前述のように、底壁23の外周側に対向してインナフレーム30の接続壁32が位置しており、外周方向に突出された固定片26は接続壁32に当接する(重なる)。そして、固定片26と接続壁32がスポット溶接42で固定される(図11、図12)。すなわち、ドアコーナー部では、一般断面対向部分のような第2の空間S2(図9、図10)を空けずに、アウタフレーム20とインナフレーム30を重ねて固定している。
立柱サッシュ12におけるアッパサッシュ11との接合面は、立柱サッシュ12の上部を部分的に切除することで形成される。図8は上部を切除する前の立柱サッシュ12を示し、図6と図7はそれぞれ当該切除前のアウタフレーム20とインナフレーム30の単体形状を示している。図6ないし図8の一点鎖線は切除されるライン(接合面)を示している。また、図12における一点鎖線は切除される部分を示している。なお、図6と図7は切除部分を視認しやすくするためにアウタフレーム20とインナフレーム30を分けて示したものであるが、実際は図8のようにアウタフレーム20とインナフレーム30を組み合わせた状態で立柱サッシュ12の上部が切除される。
図6に示すように、切除前の立柱サッシュ12における固定片26は、上端部と下端部が底壁23に接続して中間部分が外周方向に突出する山型の断面形状を有している。この山型形状の固定片26と接続壁32がスポット溶接42によって固定される。続いて立柱サッシュ12の上部を切除加工すると、図5及び図12のように固定片26は下端部のみが底壁23に接続する片持ち状の形状に変化する。この片持ち形状の固定片26は接続壁32との固定関係を維持している。別言すれば、立柱サッシュ12の上部のうち切除されない箇所に固定片26と接続壁32による固定部が設けられている。
このように、ヘミング部40による固定に加えて、立柱サッシュ12の一般断面部分では離間する対向部分となっている底壁23と接続壁32に連続して立柱サッシュ12の上部に固定片26接続壁32が重ねて固定される固定部を設けたことにより、ドアコーナー部におけるアウタフレーム20とインナフレーム30の固定強度が高くなり、立柱サッシュ12の上部を切除する際にアウタフレーム20とインナフレーム30の不要な変形を防ぐことができる。特に、ドアフレーム10の内周側と外周側を結ぶ方向に重なる固定片26と接続壁32を固定させる構造としたことで、ドアフレーム10の外周側から内周側(またはその逆)に切削加工用の刃を移動させて立柱サッシュ12の上部を切除する場合に高い変形防止効果が得られる。
図11に示すように、ドアコーナー部においてもインナフレーム30に延長壁36が形成されている。前述のようにドアコーナー部では延長壁36は内壁24に対する位置がずれるため、アウタフレーム20とインナフレーム30の固定部分としては利用されない。しかし、外周側から内周側に向けて延びる延長壁36を残しておくことで、ドアフレーム10の外周側から内周側に切削加工用の刃を移動させて立柱サッシュ12の上部を切除するときに袋状断面部37周辺の強度を高めて変形を防ぐ効果が得られる。
以上の実施形態ではアウタフレーム20側に切り起こし形状の固定片26を形成している。この構成では、インナフレーム30の接続壁32側の形状変更を伴わないため、立柱サッシュ12の上端位置まで接続壁32にウェザストリップを支持する形状を維持させることが可能である。しかし、これと異なる形態でドアコーナー部におけるアウタフレーム20とインナフレーム30の固定を実現してもよい。例えば、図11と同じ断面位置を示す図13に係る別実施形態では、インナフレーム30の接続壁32に内周方向へ突出する固定片38を切り起こしなどで形成し、固定片38をアウタフレーム20の底壁23に重ねてスポット溶接43で固定させている。図11と同じ断面位置を示す図14に係る別実施形態では、アウタフレーム20の底壁23とインナフレーム30の接続壁32の間に別部材からなる中間固定部材44を挿入し、中間固定部材44に対して底壁23と接続壁32をそれぞれ重ねて固定している。
以上の各実施形態では、ドアコーナー部においてアウタフレーム20の底壁23とインナフレーム30の接続壁32を相対的に固定させている。この固定部は、内周側にガラスランチャンネル25が位置し、外周側がウェザストリップで覆われるため、溶接痕などが外観上に表れずドアフレームの見栄えを損なわないという利点がある。
以上ではフロントドア用のドアフレーム10に適用した場合を説明したが、立柱サッシュを有するドアフレームであればフロントドア以外のドアフレームにも適用が可能である。図15ないし図20は、自動車のリアドア用のドアフレームを構成する立柱サッシュ12Rに本発明を適用したものである。立柱サッシュ12Rは、フロントドア用の立柱サッシュ12に対して前後関係が反転している点が相違するが、それ以外の他の基本構成は共通するため重複した説明は省略する。図15ないし図19では符号の末尾にRを付して先の実施形態と区別しており、末尾のRを除いた符号が共通する構成要素については、先の実施形態と同じ構造や機能を備えるものとする。なお、図15ないし図20はアウタフレーム20Rに固定片26Rを形成した形態であるが、図13の固定片38と同様の固定片をインナフレーム30R側に形成する形態や、図14の中間固定部材44と同様の別部材をアウタフレーム20R(底壁23R)とインナフレーム30R(接続壁32R)の間に挿入する形態を選択することも可能である。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明は図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲での改変を行うことができる。例えば、図示実施形態では立柱サッシュ12、12Rの構成要素としてアウタフレーム20、20Rとインナフレーム30、30Rのみを示しているが、立柱サッシュの構成要素はこの2つの部材に限定されない。具体的には、インナフレーム30、30Rの接続壁32、32Rの外周側に、ウェザストリップを保持するためのチャンネル部材を取り付けたり、アウタフレーム20、20Rの意匠壁21、21Rの車外側を覆う外装部材としてガーニッシュを取り付けたりすることも可能である。
10 ドアフレーム
11 アッパサッシュ
12 12R 立柱サッシュ
13 フロントサッシュ
14 ベルトラインリンフォース
15 窓開口
20 20R アウタフレーム(第1の部材)
21 21R 意匠壁(意匠部)
22 22R 内壁(対向壁)
23 23R 底壁(第1の部材における対向部分、固定部)
24 24R 内壁(対向壁)
25 25R ガラスランチャンネル
26 26R 固定片(固定部)
30 30R インナフレーム(第2の部材)
31 31R 車外側壁(意匠部)
32 32R 接続壁(第2の部材における対向部分、固定部)
33 33R 外周側壁(固定部)
34 34R 車内側壁
35 35R 内周側壁
36 36R 延長壁
37 37R 袋状断面部
38 固定片(固定部)
40 40R ヘミング部
41 41R アーク溶接
42 42R スポット溶接
43 スポット溶接
44 中間固定部材(固定部)

Claims (6)

  1. 上下方向に延びる立柱サッシュを有し、該立柱サッシュの上部に形成した接合面に対してアッパサッシュを接合してドアコーナー部を形成する車両のドアフレームにおいて、
    上記立柱サッシュは、第1の部材と第2の部材とを組み合わせて構成され、
    上記第1の部材は、上記ドアフレームの内周側に位置してガラスランを保持するガラスランチャンネルを構成するチャンネル部と、該チャンネル部の車外側に位置する意匠部とを有し、
    上記第2の部材は、上記ガラスランチャンネルに対して車内側に突出する袋状断面部と、該袋状断面部よりも車外側に位置する意匠部と、該意匠部と上記袋状断面部を接続する接続部とを有し、
    上記袋状断面部は、上記ドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向する内周側壁及び外周側壁と、上記内周側壁と上記外周側壁のそれぞれの車内側端部を接続する車内側壁とを有し、上記外周側壁が上記接続部に接続し、
    上記立柱サッシュの上部を除く一般断面部分では、上記チャンネル部と上記接続部は、上記ドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に離間して対向する一般断面対向部分を有し、上記意匠部から上記車内側壁までの車幅方向の範囲で、上記離間する上記一般断面対向部分の間の空間と、上記離間する上記内周側壁と上記外周側壁の間の空間とが連続し、
    上記立柱サッシュの上記一般断面部分よりも上部に、上記一般断面対向部分の上方に形成され、上記第1の部材と上記第2の部材が上記ドアフレームの内周側と外周側を結ぶ方向に重ねて固定された固定部を有することを特徴とする車両のドアフレーム。
  2. 請求項1記載の車両のドアフレームにおいて、上記チャンネル部は、車幅方向に離間して対向する一対の内壁と、該一対の内壁の上記ドアフレーム外周側の端部を接続する底壁とを有し、上記一般断面対向部分では上記底壁が上記接続部に対向して離間する車両のドアフレーム。
  3. 請求項2記載の車両のドアフレームにおいて、上記第1の部材と上記第2の部材は、上記固定部以外に、互いの上記意匠部の端部と、上記チャンネル部と上記袋状断面部の端部とで固定される車両のドアフレーム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の車両のドアフレームにおいて、上記第1の部材ロール成形で形成したロール成形品であり、上記第2の部材プレス成形で形成したプレス成形品である車両のドアフレーム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の車両のドアフレームにおいて、上記袋状断面部はさらに、上記内周側壁から上記ドアフレームの内周側に向けて延設される延長壁有する車両のドアフレーム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の車両のドアフレームにおいて、上記固定部は、上記チャンネル部を切り起こして設けた固定片を上記接続部に固定した構成である車両のドアフレーム。
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