JP5469424B2 - 車両のドアフレーム製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は車両のドアフレームの製造方法に関する。
図9は乗用車の左側のフロントドアを車外側から見たものである。ドア50は、ドアパネル51とその上部に位置するドアフレーム52を備え、ドアパネル51の上縁部とドアフレーム52の内周部に囲まれる領域が窓開口部53となっている。窓開口部53内に昇降可能にドアガラス54が設けられる。
図10に示すように、ドアフレーム52の内周には窓開口部53側に開口するコ字状(凹状)断面のガラスガイド部55が形成され、ドアガラス54が窓開口部53を閉じるとき、その周縁部がガラスガイド部55に進入する。ガラスガイド部55内には弾性材からなるガラスラン56が嵌合保持されており、ガラスガイド部55に進入したドアガラス54の縁部は、ガラスラン56のリップ56a、56bによって車内側と車外側から弾性的に挟持される。なお、図10ではドアガラス54に当接していない自由状態でのリップ56a、56bを表しており、ドアガラス54との当接時には、リップ56a、56bは互いに離間する方向へ弾性変形される。ガラスガイド部55は、車内側のリップ56aを支持する車内側の側壁部55aと、車外側のリップ56bを支持する車外側の側壁部55bを有する。
ドアフレーム52は、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ57と、ドアパネル51の後部から上方へ延設されたサイドサッシュ58を備えている。なお、図10ではサイドサッシュ58の断面構造を示しているが、アッパサッシュ57も、ガラスガイド部55とガラスラン56による同様のドアガラス保持構造を有している。そして、ガラスガイド部55によるドアガラス54の保持幅(ドアガラス54と側壁部55a、55bの重畳量)を、アッパサッシュ57とサイドサッシュ58で異ならせる場合がある。例えば、サイドサッシュ58では、半開状態のドアガラス54のブレやガタつきを防ぐべく、ガラスガイド部55によるガラス保持幅を大きくして保持性を高めることが求められるのに対し、アッパサッシュ57では、外観に表れる意匠幅を細くするべく、ガラスガイド部55(特に側壁部55b)によるガラス保持幅を小さくすることが求められる場合がある。
このような要求を満たすべく特許文献1では、アッパサッシュ側のフレーム部分とサイドサッシュ側のフレーム部分を、ガラスガイド部におけるガラス保持幅を異ならせた別部材として形成し、アッパサッシュとサイドサッシュの境界部分であるドアフレームのコーナー部分にて接合させている。
特開2007−137200号公報
ガラスガイド部を含むフレームをアッパサッシュ用とサイドサッシュ用の別部材として形成した上で接合させることは、製造上のコストと手間がかかり、その軽減が望まれていた。そこで本発明は、製造コストが低く生産性が高く、かつ長手方向の異なる部位でのフレーム断面形状、特に意匠幅の設定自由度に優れた車両のドアフレーム製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、昇降可能なドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部とを有するドアフレームの製造方法において、少なくともアッパサッシュ部からサイドサッシュ部に亘る長さを有する金属板を、ドアガラスの縁部に対向するガラス対向部と、該ガラス対向部の車外側に位置する意匠部と、ガラス対向部の車内側に位置する筒状部と、ガラス対向部、意匠部及び筒状部により囲まれる凹状断面のガラスガイド部とを含む一定断面形状の直線状部材として形成した後、コーナー部で曲げ加工してアッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続するフレーム体を形成し、このフレーム体の意匠部の幅を長手方向の少なくとも一箇所で異ならせる加工を施した後、フレーム体の意匠部を車外側から外装部材で覆ったことを特徴とするものである。
フレーム体においてガラスガイド部形成領域における意匠部の幅を異ならせることで、ガラスガイド部の断面形状、より具体的にはガラス保持幅に変化を持たせることができる。例えば、ガラスガイド部形成領域における意匠部の幅を、アッパサッシュ部よりもサイドサッシュ部で幅広にすることで、サイドサッシュ部ではガラス保持幅を大きくさせ、アッパサッシュ部ではドアフレームの意匠幅を細くさせることができる。
フレーム体は、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の間のコーナー部で、意匠部を切除することが好ましい。
以上の本発明によれば、アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続する一部材からなるフレーム体によって、意匠部と筒状部とガラス対向部とガラスガイド部を含むドアフレームの本体部分が構成されるため、ドアコーナー部で別々のフレーム部材を接合する構造に比して、製造コストを低く抑えることができ生産性に優れる。またドアフレームの強度確保の点でも優れている。そして、フレーム体における意匠部の幅をその長手方向の少なくとも一箇所で異ならせることで、フレームの各部ごとに適した意匠幅を容易に設定することができる。例えば、ガラスガイド部形成領域における意匠部の幅を異ならせることで、ガラスガイド部によるガラス保持幅に変化を持たせることができる。
本発明を適用した製造方法で製造されるドアフレームの分解斜視図である。 図1のドアフレームを構成するインナフレームの一部の断面形状を示す斜視図である。 図1のA-A線に沿うインナフレームのアッパサッシュ部の断面図である。 図1のB-B線に沿うインナフレームのリアサイドサッシュ部の断面図である。 インナフレームのフロントコーナー部分の拡大斜視図である。 ドアフレーム完成状態でのフロントコーナー部材付近の拡大斜視図である。 インナフレームのリアコーナー部分の拡大斜視図である。 ドアフレーム完成状態でのリアコーナー部材付近の拡大斜視図である。 車両ドアの概略構造を示す図である。 従来のドアフレームの一例を示す、図9のC-C線に沿う断面図である。
図1に分解状態で示すドアフレーム10は、図9を参照して先に説明したドア50のドアフレーム52に対応する部位であり、乗用車の右側のフロントドアに適用される。ドアフレーム10は、インナフレーム(フレーム体)11、外装部材12、フロントコーナーパッチ13、リアコーナーパッチ14、リンフォース15によって構成されている。
インナフレーム11は板状の金属部材から形成されており、まずロール成形加工によって図2ないし図4に示す断面形状の直線状部材として形成され、さらに長手方向の途中位置のフロントコーナー部H1とリアコーナー部H2で曲げ加工することによって、フロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zが形成される。この各サッシュ部11X、11Y及び11Zによって囲まれる領域がドアガラスG(図3、図4)が昇降される窓開口部16となる。以下の説明において、窓開口部16に面する側をインナフレーム11(ドアフレーム10)の内周と呼び、これと反対の側を外周と呼ぶ。ドアフレーム10の完成後、フロントサイドサッシュ部11Xとリアサイドサッシュ部11Zの下部は、図示しないドアパネルに固定される。
図2ないし図4に示すように、インナフレーム11は、車内側に位置し閉鎖断面形状とされた筒状部11aと、筒状部11aから略平行に車外側に延出された一対の平面状部(ガラス対向部)11b、11cと、平面状部11bの車外側の端部を外周側に折り曲げた外周側意匠部11dと、平面状部11cの車外側の端部を内周側に折り曲げた内周側意匠部(意匠部のガラスガイド部形成領域)11eを有する。換言すれば、インナフレーム11は、車内側に位置する筒状部11aと、車外側に位置する意匠部11d、11eを、ドアガラスGの外縁部に対向する平面状部11b、11cで接続した構造になっている。筒状部11aの一部は内周側意匠部11eに対向する立壁部11fを構成しており、この内周側意匠部11eと立壁部11fを側壁とし平面状部11cを底面とする、インナフレーム11の内周(窓開口部16)側に向けて開口された凹状断面部分がガラスガイド部20となる。図示を省略するが、このガラスガイド部20内に弾性材からなるガラスランが保持される。このガラスランは、図10のガラスラン56と同様に、ガラスガイド部20内に進入したドアガラスGの縁部の側面を車内側と車外側から挟んで弾性的に保持するリップを有する。立壁部11fには、ガラスラン抜止用の段差部11gが形成されている。
図2、図3及び図5に示すように、インナフレーム11のフロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yでは、外周側意匠部11dと内周側意匠部11eが略面一に並んで、車外側に向く意匠部を構成する。一方、リアサイドサッシュ部11Zでは、図4や図7に示すように外周側意匠部11dが切除され、代わりにリンフォース15の外周側意匠部15a(図4)と内周側意匠部11eが車外側に向く意匠部を構成する。図4に示すように、リンフォース15は、インナフレーム11の平面状部11bに沿う支持板部15bを有し、支持板部15bを平面状部11bに固定した状態で、内周側意匠部11eから離れた位置で外周側意匠部15aが車外側に向く。
図5と図7に示すように、インナフレーム11において、フロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yの境界であるフロントコーナー部H1と、アッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zの境界であるリアコーナー部H2ではそれぞれ、意匠部(外周側意匠部11dと内周側意匠部11e)と平面状部11b、11cの一部が切除されており、筒状部11aの全体と平面状部11b、11cの一部のみが残されている。この意匠部の切除は、各コーナー部H1、H2を形成するインナフレーム11の曲げ加工の後に行われ、これにより当該曲げ加工で生じた皺等の奇形部分が切除される。なお、各コーナー部H1、H2には筒状部11aが残されているため、意匠部を切除してもインナフレーム11全体として十分な強度を確保することができる。
インナフレーム11におけるフロントコーナー部H1とリアコーナー部H2にフロントコーナーパッチ13とリアコーナーパッチ14が取り付けられる。フロントコーナーパッチ13は、フロントコーナー部H1に固定された状態で、インナフレーム11の外周側意匠部11d及び内周側意匠部11eと略面一をなす接続意匠部13a(図1、図6に部分的に示す)を有する。リアコーナーパッチ14は、リアコーナー部H2に固定された状態で、インナフレーム11の内周側意匠部11e及びリンフォース15の外周側意匠部15aと略面一をなす接続意匠部14a(図1、図8に部分的に示す)を有する。
以上のようにインナフレーム11に各コーナーパッチ13、14とリンフォース15を取り付けた状態で、これらの意匠部を覆う外装部材12が取り付けられる。図1に示すように、外装部材12は、インナフレーム11のフロントサイドサッシュ部11X、アッパサッシュ部11Y及びリアサイドサッシュ部11Zにそれぞれ対応する、フロントサイド部12X、アッパ部12Y及びリアサイド部12Zを有している。外装部材12は、インナフレーム11と前後のコーナーパッチ13、14とリンフォース15の意匠部(11d、11e、13a、14a及び15a)に対して車外側から当接され、その両縁部を車内側に折り返すヘミング加工によって固定される。
具体的には、外装部材12は、フロントサイド部12Xやアッパ部12Yよりもリアサイド部12Zが幅広に形成されている。図3に示すように、アッパサッシュ部11Yに対して外装部材12のアッパ部12Yは、外周側意匠部11dと内周側意匠部11eの車外側の面に対して意匠面12aを当接させ、該意匠面12aの外周側と内周側の縁部をそれぞれ車内側に折り返して形成したヘミング部12b、12cによって外周側意匠部11dと内周側意匠部11eを挟着し、インナフレーム11と結合される。詳細な断面形状は省略するが、フロントサイドサッシュ部11Xに対する外装部材12のフロントサイド部12Xの結合構造もこれと同様である(図6参照)。フロントサイド部12Xとアッパ部12Yでのヘミング部12bとヘミング部12cのそれぞれの折り返し量(幅)は、外装部材12の長手方向に亘って略一定であるが、異なっていてもよい。
図4に示すように、外装部材12のリアサイド部12Zは、リンフォース15の外周側意匠部15aとインナフレーム11の内周側意匠部11eの車外側の面にまたがって幅広の意匠面12a-Wを当接させ、該意匠面12a-Wの内周側の縁部を車内側に折り返して形成したヘミング部12cによって内周側意匠部11eを挟着し、インナフレーム11と結合される。一方、意匠面12a-Wの外周側の縁部を車内側に折り返して形成したヘミング部12bにより外周側意匠部15aを挟着して、リンフォース15と結合される。リアサイド部12Zでのヘミング部12bとヘミング部12cのそれぞれの折り返し量(幅)は、外装部材12の長手方向に亘って略一定であるが、異なっていてもよい。
また、フロントコーナー部H1では、外装部材12のフロントサイド部12Xとアッパ部12Yのそれぞれのヘミング部12b、12cが、フロントコーナーパッチ13の接続意匠部13aを挟着して、外装部材12とフロントコーナーパッチ13が結合される(図6参照)。リアコーナー部H2では、外装部材12のアッパ部12Yとリアサイド部12Zのそれぞれのヘミング部12b、12cが、リアコーナーパッチ14の接続意匠部14aを挟着して、外装部材12とリアコーナーパッチ14が結合される(図8参照)。
以上のように、ドアフレーム10では、前後のサイドサッシュ部とアッパサッシュ部の全体に亘って、一部材からなるインナフレーム11によってフレームの基本形状を構成し、その意匠部の外面のみ外装部材12で覆った構造であるため、別々のフレーム部材をドアコーナー部で接合する構造に比べて、組み立てが容易で低コストに製造でき、また強度的にも優れている。
インナフレーム11は、前後のコーナー部H1、H2にて外周側意匠部11dや内周側意匠部11eが切除され、リアサイドサッシュ部11Zで外周側意匠部11dが切除されているが、その他の部分、特に筒状部11aについては、インナフレーム11の長手方向全体に亘り基本的に一様な断面形状とされている。これに対し、ガラスガイド部20の車外側の側壁を構成する内周側意匠部11eに関しては、図3と図4の比較から分かるように、アッパサッシュ部11Yでの幅(平面状部11cからフレーム内周方向へ向けての突出量)D1よりも、リアサイドサッシュ部11Zでの幅(平面状部11cからフレーム内周方向へ向けての突出量)D2の方が大きく設定されている。この幅D1、D2の相違により、ガラスガイド部20に進入するドアガラスGと内周側意匠部11eの重畳幅E1、E2が、アッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zで異なり、E1<E2の関係となる。換言すれば、内周側意匠部11eはガラスガイド部20の一方の側壁を構成しているため、リアサイドサッシュ部11Zでのガラスガイド部20によるドアガラスGの保持幅(E2)が、アッパサッシュ部11Yでのガラスガイド部20によるドアガラスGの保持幅(E1)よりも大きくなる。これにより、ガラスガイド部20にガラスラン(不図示)を取り付けたとき、リアサイドサッシュ部11Zでは、ドアガラスGに対する保持強度を高めてブレやガタつきを確実に抑えることができる。一方、アッパサッシュ部11Yでは、内周側意匠部11eを幅狭にしたことで意匠部を細幅にすることができ、ドアフレーム10のデザイン上の自由度が高くなる。なお、アッパサッシュ部11Yのガラスガイド部20にドアガラスGの上縁部が進入するのはドアガラスGの全閉状態であるため、半開状態での保持も要求されるリアサイドサッシュ部11Zと異なり、狭い保持幅(E1)で十分に安定してドアガラスGを保持することができる。
アッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zで内周側意匠部11eの幅を異ならせる手法としては、最初にリアサイドサッシュ部11Z用の広い幅D2でインナフレーム11全体の内周側意匠部11eを形成した上で、その幅方向の一部を切除してアッパサッシュ部11Y用の狭い幅D1の内周側意匠部11eを形成することができる。あるいは、最初にアッパサッシュ部11Y用の狭い幅D1を基準としてインナフレーム11全体の内周側意匠部11eを形成した上で、幅拡張用のパーツを加えてリアサイドサッシュ部11Z用の広い幅D2の内周側意匠部11eにさせることもできる。生産性や強度の観点からは、幅広の部分から一部を切除する前者の手法が好ましい。
なお、内周側意匠部11eの幅について、フロントサイドサッシュ部11X、アッパサッシュ部11Y、リアサイドサッシュ部11Zのそれぞれの範囲内では略均一な幅としてもよいし、あるいは、各サッシュ部11X、11Y、11Zの範囲内で内周側意匠部11eの幅が徐変するようにすることも可能である。
また、内周側意匠部11eに代えて外周側意匠部11dの一部を切除することで、インナフレーム11の意匠部の幅に変化を持たせることも可能である。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のドアフレーム10では、インナフレーム11において、アッパサッシュ部11Yに対してフロントコーナー部H1で曲げられたフロントサイドサッシュ部11Xを有するが、フロントコーナー部H1に相当する曲げ部を有さず、アッパサッシュ部がなだらかに湾曲してドアパネルに接続するタイプのドアフレームであっても適用が可能である。
また、実施形態では、インナフレーム11のリアサイドサッシュ部11Zでの意匠部形成に別部材からなるリンフォース15を用いているが、アッパサッシュ部11Yと同様にインナフレーム11単独で意匠部を形成させることも可能である。具体的には、リアサイドサッシュ部11Zで外周側意匠部11dを切除せずに残し、この外周側意匠部11dと内周側意匠部11eによって意匠部を形成してもよい。
また、実施形態のインナフレーム11の筒状部11aは閉断面に形成されているが、閉断面でない筒状部を有するドアフレームにも本発明は適用が可能である。
10 ドアフレーム
11 インナフレーム
11a 筒状部
11b 11c 平面状部(ガラス対向部)
11d 外周側意匠部
11e 内周側意匠部(意匠部のガラスガイド部形成領域)
11f 立壁部
11g 段差部
11X フロントサイドサッシュ部
11Y アッパサッシュ部
11Z リアサイドサッシュ部(フレーム体)
12 外装部材
12a 12a-W 意匠面
12b 12c ヘミング部
12X フロントサイド部
12Y アッパ部
12Z リアサイド部
13 フロントコーナーパッチ
13a 接続意匠部
14 リアコーナーパッチ
14a 接続意匠部
15 リンフォース
15a 外周側意匠部
15b 支持板部
16 窓開口部
20 ガラスガイド部
G ドアガラス
H1 フロントコーナー部
H2 リアコーナー部

Claims (4)

  1. 昇降可能なドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部とを有する車両のドアフレームの製造方法において、
    少なくとも上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に亘る長さを有する金属板を、上記ドアガラスの縁部に対向するガラス対向部と、該ガラス対向部の車外側に位置する意匠部と、ガラス対向部の車内側に位置する筒状部と、上記ガラス対向部、意匠部及び筒状部により囲まれる凹状断面のガラスガイド部とを含む一定断面形状の直線状部材として形成した後、上記コーナー部で曲げ加工して上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続するフレーム体を形成し、
    上記フレーム体の上記意匠部の幅を長手方向の少なくとも一箇所で異ならせる加工を施した後、
    上記フレーム体の意匠部を車外側から外装部材で覆うことを特徴とする車両のドアフレーム製造方法。
  2. 請求項1記載のドアフレーム製造方法において、上記フレーム体は、上記ガラスガイド部形成領域における意匠部の幅を長手方向の少なくとも一箇所で異ならせている車両のドアフレーム製造方法
  3. 請求項2記載のドアフレーム製造方法において、上記ガラスガイド部形成領域における意匠部の幅は、上記アッパサッシュ部よりもサイドサッシュ部で幅広である車両のドアフレーム製造方法
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のドアフレーム製造方法において、上記フレーム体は、上記コーナー部で上記意匠部が切除される車両のドアフレーム製造方法
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