JP2013023131A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】デザイン性の高さと強度確保を両立させつつ、生産性が高く製造コストを抑えた車両用ドアを提供する。
【解決手段】ドアフレームの構成要素として、車外側に意匠部を位置させ車内側に筒状部を位置させたメインフレーム部材13を備え、メインフレーム部材13は、少なくとも筒状部をアッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけて連続させると共にコーナー部を曲げ形状とした一部材として構成され、インナーパネル11に固定される。このメインフレーム部材13の意匠部に対応する形状のパネル一体アウターフレーム21をアウターパネル12と一体に形成し、パネル一体アウターフレーム21がアッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけてメインフレーム部材13の意匠部を車外側から覆う構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用ドアに関する。
車両用ドアのドアフレームでアッパサッシュとサイドサッシュの間にコーナー部分を有する場合、アッパサッシュ形成部分とサイドサッシュ形成部分を別々のフレーム構成部品として製造し、互いの端面を対向させてコーナー部分にて接合させるという構造が知られている(特許文献1)。
ドアフレームの基本的な断面形状として、強度を確保するための筒状部が車内側に位置し、外観に表れる意匠部が車外側に位置し、その間にドアガラスの縁部を保持するためのガラスガイド部が形成される。これらの各部を含む複雑な断面形状の端面全体をドアコーナー部分で接合させることは、製造上のコストと手間がかかるものであった。その軽減を図るべく、出願人は、筒状部を含む部位を、アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続する一部材からなるフレーム体として形成し、このフレーム体の意匠部を車外側から外装部材で覆った構造のドアフレーム構造を提案した(特許文献2)。
また、ドアフレームをドアパネルと一体的に形成する、いわゆるパネルドアも知られている(特許文献3)。パネルドアでは、車外側に位置するアウターパネルと車内側に位置するインナーパネルにそれぞれドアフレームの構成部分を形成しておき、アウターパネルとインナーパネルを組み合わせるとドアフレームも完成する。
特開2007−137200号公報 特開2011−84129号公報 特表2001−513043号公報
特許文献2のドアフレーム構造は、筒状部を含むフレーム体をアッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続する一体構造とすることにより、ドアフレームの本体部分の製造が容易になり、剛性アップの効果も得られる。一方、フレーム体に取り付けられる外装部材に関しては、生産性やデザインの自由度について向上の余地がある。例えば、特許文献2では、外装部材のうちアッパサッシュ部の外観構成部分とサイドサッシュ部の外観構成部分をドアコーナー部にて溶接などで固定してから、フレーム体に組み付ける構成をとっているが、ドアコーナー部での外装部材の溶接を省略することができれば、生産性が向上する。また、アッパサッシュ部用とサイドサッシュ部用の外装部材をドアコーナー部分で接合する構成では、ドアコーナー部分での外装部材の形状や曲率(曲げ角)を自在に設定することが難しい。
特許文献3のようなパネルドアは、ドアフレームの外観部分(意匠部)に関する生産性(製造工程の少なさ)やデザインの設定自由度という点で優れる反面、ドアフレームの剛性の確保が難しい。また、ドアフレームの細幅化が難しい。
本発明は、以上のような従来の車両用ドアの課題を解決するべく、ドアフレームにおける強度確保と外観デザインの自由度の高さを両立させつつ、生産性にすぐれて製造コストを抑えることが可能な車両用ドアを提供することを目的とする。
本発明は、車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルを組み合わせてドアパネルを構成すると共に、ドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部を含む態様でドアフレームを構成した車両ドアに関するものである。ドアフレームの基本構造体として、車外側に意匠部を位置させ車内側に筒状部を位置させたメインフレーム部材を備える。メインフレーム部材は、筒状部をアッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけて連続させると共にコーナー部を曲げ形状とした一部材として構成され、インナーパネルに固定される。そして、アウターパネルと一体に形成されたパネル一体アウターフレームを備え、このパネル一体アウターフレームがアッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけてメインフレーム部材の意匠部を車外側から覆う構成としたことを特徴としている。
パネル一体アウターフレームを組み付ける対象として、メインフレーム部材を補完するサブフレーム部材を追加してもよい。アッパサッシュ部ではメインフレーム部材と共にアッパ側サブフレーム部材が意匠部を構成し、サイドサッシュ部ではメインフレーム部材と共にサイド側サブフレーム部材が意匠部を構成し、これらの各意匠部をパネル一体アウターフレームが車外側から覆う。
パネル一体アウターフレームの各部は、それぞれに適した形状で形成することが可能である。例えば、アッパサッシュ部よりもサイドサッシュ部の方が幅広になるようにパネル一体アウターフレームを形成するとよい。
以上の本発明によれば、アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続するメインフレーム部材を用いることで、ドアフレームの基本構造部分における生産性と強度確保を両立させることができる。その上で、ドアフレームの外観部分については、パネル一体アウターフレームを用いることによって、生産性とデザインの設定自由度の高さを両立させることができる。よって、全体としてデザイン性の高さと強度確保を両立させつつ、製造が容易で製造コストを抑えた車両用ドアが得られる。
本発明を適用した乗用車のフロントドアの分解斜視図である。 アッパサッシュ部の図8のA-A位置での断面図である。 リアサイドサッシュ部の図8のB-B位置での断面図である。 メインフレームのフロントコーナー部分の斜視図である。 フロントコーナーパッチ組み付け状態でのフロントコーナー部付近の斜視図である。 メインフレームのリアコーナー部分の斜視図である。 第2サブフレーム組み付け状態でのリアコーナー部付近の斜視図である。 乗用車のフロントドアの概略構造を示す側面図である。
図8は本発明を適用する乗用車のフロントドア(以下、ドア)10の概略構造を示している。ドア10は、ドアパネル30とその上部に位置するドアフレーム31を備え、ドアパネル30の上縁部とドアフレーム31の内周部に囲まれる領域が窓開口部32となっている。窓開口部32内に昇降可能にドアガラス33が設けられる。ドアフレーム31は、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ部34と、アッパサッシュ部34の前端部から下方へ延出されてドアパネル30に固定されるフロントサイドサッシュ部35と、アッパサッシュ部34の後端部から下方へ延出されてドアパネル30に固定されるリアサイドサッシュ部36を備えており、アッパサッシュ部34とフロントサイドサッシュ部35の境界部分がフロントコーナー部37、アッパサッシュ部34とリアサイドサッシュ部36の境界部分がリアコーナー部38となっている。
図1に分解状態で示すように、ドア10はインナーパネル11、アウターパネル12、メインフレーム13、第1サブフレーム(アッパ側サブフレーム部材)14、第2サブフレーム(サイド側サブフレーム部材)15、フロントコーナーパッチ18を備えている。車内側に位置するインナーパネル11と車外側に位置するアウターパネル12によってドアパネル30が構成される。アウターパネル12には窓開口部32を囲む形状のアウターフレーム21が一体に形成されていて、メインフレーム13、第1サブフレーム14、第2サブフレーム15、アウターフレーム16、フロントコーナーパッチ18及びアウターフレーム21によってドアフレーム31が構成されている。なお、図1ではメインフレーム13に第1サブフレーム14を固定した状態で示している。
メインフレーム13は、フロントサイドサッシュ部35からアッパサッシュ部34を経てリアサイドサッシュ部36まで連続する一体部材として形成されており、フロントサイドサッシュ部35とアッパサッシュ部34ではメインフレーム13に対して第1サブフレーム14が溶接で固定され(図2)、リアサイドサッシュ部36ではメインフレーム13に対して第2サブフレーム15が溶接で固定されている(図3)。図2及び図3のWは、メインフレーム13に対する第1サブフレーム14及び第2サブフレーム15の溶接箇所を示している。
メインフレーム13は、板状の金属材料をロール成形加工して図2及び図3に示す断面形状の長尺部材として形成され、ロール成形後に、長手方向の途中位置のフロントコーナー部37とリアコーナー部38で曲げ加工することによって、フロントサイドサッシュ部35、アッパサッシュ部34、リアサイドサッシュ部36に対応した部分が形成される。この曲げ加工されたメインフレーム13の内縁部に、凹状断面のガラスガイド部20が形成される。以下の説明において、ガラスガイド部20に面する側をメインフレーム13の内周側と呼び、これと反対の側を外周側と呼ぶ。ドアガラス33は、その縁部がガラスガイド部20に沿って昇降される。フロントコーナー部37とリアコーナー部38におけるメインフレーム13の曲げ加工として、具体的にはストレッチベンダ曲げやプレス曲げを用いることができる。
メインフレーム13は、車内側に位置し閉鎖断面形状とされた筒状部13aと、筒状部13aから車外側に略平行に延出された一対の接続部13b、13cと、接続部13bの車外側の端部を内周側に折り曲げた内周側意匠部13dを有する。換言すれば、メインフレーム13は、車内側に位置する筒状部13aと、車外側に位置する内周側意匠部13dを、ドアガラス33の外縁部に対向する接続部13bで接続し、この接続部13bの外周側に接続部13cを沿わせた構造になっている。筒状部13aの一部は内周側意匠部13dに対向する立壁部13eを構成している。図2や図3から分かるように、筒状部13aは、フロントサイドサッシュ部35、アッパサッシュ部34及びリアサイドサッシュ部36に亘るメインフレーム13の全体で一定断面形状になっている。但し、フロントコーナー部37とリアコーナー部38では、メインフレーム13の曲げ加工に伴って筒状部13aが若干潰れた断面形状になる場合もある。
フロントサイドサッシュ部35からアッパサッシュ部34にかけての部分では、図2に示すように接続部13cの外周側に第1サブフレーム14が溶接で固定される。第1サブフレーム14は、接続部13cに沿う支持面部14aと、内周側意匠部13dと略面一に並んで車外側に向く外周側意匠部14bを有する。支持面部14aと外周側意匠部14bに囲まれる領域内には、図示しないウェザストリップが配設され、支持面部14aの両側部に設けた抜け止め部14c、14dによってウェザストリップが抜け止め保持される。
リアサイドサッシュ部36では、図3に示すように、接続部13cの外周側に第2サブフレーム15が溶接で固定される。第2サブフレーム15は、接続部13bに沿う支持面部15aと、支持面部15aから外周方向に延設される中間部15bと、中間部15bの外周側端部に設けた外周側意匠部15cを有する。支持面部15aを接続部13cに固定した状態で、外周側意匠部15cは内周側意匠部13dから離れた位置で車外側に向く。なお、第1サブフレーム14の抜け止め部14c、14dに相当する部分を第2サブフレーム15に形成し、第2サブフレーム15を介してウェザストリップを保持させてもよい。
第1サブフレーム14と第2サブフレーム15は、板状の金属材料により形成されており、第2サブフレーム15の板厚が第1サブフレーム14の板厚よりも大きい。また、メインフレーム13の板厚は第1サブフレーム14と第2サブフレーム15のいずれよりも大きい。
図4及び図6に示すように、フロントコーナー部37とリアコーナー部38では、メインフレーム13における接続部13b及び接続部13cの一部と内周側意匠部13dが切除されており、筒状部13aの全体と接続部13b、13cの一部のみが残されている。また、フロントコーナー部37では、第1サブフレーム14も切除されている。フロントコーナー部37では、この切除部分を埋めるようにフロントコーナーパッチ18が固定される(図5)。また、第2サブフレーム15は、リアコーナー部38でのメインフレーム13の切除部分を埋める形状のコーナー形成部15dを有している(図7)。フロントコーナー部37やリアコーナー部38におけるメインフレーム13の上記部分切除は、フロントコーナー部37やリアコーナー部38を形成するためのメインフレーム13の曲げ加工の後に行われ、これにより当該曲げ加工で生じた皺等の奇形部分が切除される。なお、フロントコーナー部37とリアコーナー部38には筒状部13aが残されているため、内周側意匠部13dなどを切除してもメインフレーム13全体として十分な強度を確保することができる。
以上のようにメインフレーム13に対して第1サブフレーム14、第2サブフレーム15及びフロントコーナーパッチ18を取り付けた状態で、これらの意匠部が、外装部材であるアウターフレーム21によって車外側から覆われる。フロントサイドサッシュ部35からアッパサッシュ部34までは、メインフレーム13の内周側意匠部13dと第1サブフレーム14の外周側意匠部14bが車外側を向く意匠部を構成し、リアサイドサッシュ部36ではメインフレーム13の内周側意匠部13dと第2サブフレーム15の外周側意匠部15cが車外側を向く意匠部を構成する。図2と図3の比較から分かるとおり、リアサイドサッシュ部36における意匠部(内周側意匠部13d、外周側意匠部15c)は、フロントサイドサッシュ部35やアッパサッシュ部34における意匠部(内周側意匠部13d、外周側意匠部14b)よりも幅広に形成されている。
アウターフレーム21は、プレス加工によってアウターパネル12と一体に形成されており、メインフレーム13と同様に、フロントサイドサッシュ部35からアッパサッシュ部34を経てリアサイドサッシュ部36まで連続する枠状の形状を有している。アウターフレーム21は、フロントサイドサッシュ部35からアッパサッシュ部34までを覆う細幅部22と、リアサイドサッシュ部36を覆う幅広部23を有している。図2に示すように、アウターフレーム21の細幅部22は、内周側意匠部13dと外周側意匠部14bの車外側の面に対して意匠面22aを当接させ、該意匠面22aの内周側と外周側の縁部をそれぞれ車内側に折り返して形成した内周側ヘミング部22bと外周側ヘミング部22cによって内周側意匠部13dと外周側意匠部14bを挟着し、メインフレーム13及び第1サブフレーム14と結合される。図2はアッパサッシュ部34の断面を示しているが、フロントサイドサッシュ部35やフロントコーナー部37においても、アウターフレーム21の細幅部22は同様の構造でメインフレーム13、第1サブフレーム14及びフロントコーナーパッチ18に対して結合される。
図3に示すように、アウターフレーム21の幅広部23は、メインフレーム13の内周側意匠部13dと第2サブフレーム15の外周側意匠部15cに亘る幅をカバーする幅広の意匠面23aを有し、意匠面23aの内周側と外周側の縁部をそれぞれ車内側に折り返して形成した内周側ヘミング部23bと外周側ヘミング部23cによって内周側意匠部13dと外周側意匠部15cを挟着し、メインフレーム13及び第2サブフレーム15と結合される。
前述の通り、ドアフレーム31の内周部には、窓開口部32側(フレーム内周側)に向けて開口された凹状断面部としてガラスガイド部20が形成される。図2及び図3に示すように、メインフレーム13の内周側意匠部13dと立壁部13eがガラスガイド部20の車外側と車内側の側壁を構成し、接続部13bがガラスガイド部20の底面を構成している。アッパサッシュ部34とフロントサイドサッシュ部35ではさらに、アウターフレーム21の細幅部22における内周側ヘミング部22bも、ガラスガイド部20の車外側の側壁を構成し(図2参照)、リアサイドサッシュ部36ではさらに、アウターフレーム21の幅広部23における内周側ヘミング部23bも、ガラスガイド部20の車外側の側壁を構成する(図3参照)。図示を省略するが、このガラスガイド部20内に弾性材からなるガラスランが保持される。ガラスランは、ガラスガイド部20内に進入したドアガラス33の縁部の側面を車内側と車外側から挟んで弾性的に保持するリップを有する。フロントサイドサッシュ部35とリアサイドサッシュ部36のガラスランは、ドアガラス33の前後の側縁部を保持し、アッパサッシュ部34のガラスランは、ドアガラス33の上縁部を保持する。
ドア10の組み立て時には、まずメインフレーム13に対して第1サブフレーム14、第2サブフレーム15及びフロントコーナーパッチ18を組み付けて、アウターフレーム21を除くドアフレーム31の本体部分を構成する。このフレーム本体部分を、図示しないブラケットなどを介してインナーパネル11に固定する。続いて、インナーパネル11に対してアウターパネル12を組み付けると、アウターフレーム21がフレーム本体部分を車外側から覆う形になる。最後に、アウターフレーム21の細幅部22と幅広部23でそれぞれヘミング部22b、22c、23b及び23cの加工を行ってドアフレーム31を完成させる。
以上のように、本実施形態のドア10では、ドアフレーム31の基本形状をフロントサイドサッシュ部35、アッパサッシュ部34及びリアサイドサッシュ部36に亘って一続きに形成されるメインフレーム13で構成し、このメインフレーム13に第1サブフレーム14及び第2サブフレーム15を組み付けて形成したフレーム本体部分を、アウターパネル12と一体に形成されたアウターフレーム21で車外側から覆う構造としている。メインフレーム13(筒状部13a)を各ドアコーナー部37、38で途切れない連続構造体とすることで、フレーム部材の端面をドアコーナーで付き合わせて接合する従来の構造に比べて、組み立てが容易で低コストに製造でき、かつ高い剛性が得られる。
また、ドアフレーム31の外観を構成する外装部材を、アウターパネル12と一体形成されたアウターフレーム21としたことで、部品点数が少なく、少ない工数で容易に製造できる。加えてアウターフレーム21は、プレス加工で形成されるため形状の設定自由度が高い。例えば、細幅部22をより一層の細幅化させるなどの対応が容易である。また、細幅部22と幅広部23の境界のリアコーナー部38での曲率(曲げ角度)を、端面接合タイプや曲げ加工タイプの外装部材に比して小さくすることも可能である。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のドアフレーム31では、フロントコーナー部37を挟んでアッパサッシュ部34とフロントサイドサッシュ部35を分けて構成しているが、フロントコーナー部37に相当する曲げ部を有さず、アッパサッシュ部がなだらかに湾曲してドアパネルへの固定部まで延設されるタイプのドアフレームであっても適用が可能である。
また、図示実施形態では、アッパサッシュ部34とフロントサイドサッシュ部35で、外周側意匠部14bはメインフレーム13に対して別部材からなる第1サブフレーム14に形成されているが、外周側意匠部14bに相当する部分をメインフレーム13に形成することも可能である。具体的には、接続部13cの長さを延長して、外周側に曲げることで外周側意匠部14bに相当する部分を形成することができる。この場合、リアサイドサッシュ部36では、第2サブフレーム15との干渉を避けるべく、メインフレーム13における外周側意匠部14b相当部分を切除するとよい。
また、図示実施形態のメインフレーム13の筒状部13aは閉断面に形成されているが、閉断面でない筒状部を有するドアフレームにも本発明は適用が可能である。換言すれば、本発明において、メインフレーム部材の筒状部は、閉断面形状に限定されるものではなく、例えば一部が開放されたコ字状断面などであってもよい。
また、図示実施形態は乗用車のフロントドアへの適用例であるが、実施形態のアッパサッシュ部34とサイドサッシュ部36に相当する部位を含むフレーム構造を有するドアであれば、本発明は広く適用が可能である。
また、図示実施形態ではメインフレーム13、第1サブフレーム14、第2サブフレーム15を金属材料で形成しているが、これらの部材を樹脂成形品として形成することも可能である。
10 ドア
11 インナーパネル
12 アウターパネル
13 メインフレーム
13a 筒状部
13b 13c 接続部
13d 内周側意匠部
13e 立壁部
14 第1サブフレーム(アッパ側サブフレーム部材)
14a 支持面部
14b 外周側意匠部
14c 14d 抜け止め部
15 第2サブフレーム(サイド側サブフレーム部材)
15a 支持面部
15b 中間部
15d コーナー形成部
15c 外周側意匠部
18 フロントコーナーパッチ
20 ガラスガイド部
21 アウターフレーム(パネル一体アウターフレーム)
22 細幅部
22a 意匠面
22b 内周側ヘミング部
22c 外周側ヘミング部
23 幅広部
23a 意匠面
23b 内周側ヘミング部
23c 外周側ヘミング部
33 ドアガラス
34 アッパサッシュ部
35 フロントサイドサッシュ部
36 リアサイドサッシュ部
37 フロントコーナー部
38 リアコーナー部

Claims (3)

  1. 車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルを組み合わせて構成されるドアパネル;及び
    ドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部とを有するドアフレーム;
    を備えた車両用ドアにおいて、
    車外側に位置する意匠部と車内側に位置する筒状部とを有し、上記筒状部をアッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけて連続させると共に上記コーナー部を曲げ形状とすることで上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続する一部材として構成され、上記インナーパネルに固定される上記ドアフレームのメインフレーム部材;及び
    上記アウターパネルと一体に形成され、上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部にかけて上記メインフレーム部材の意匠部を車外側から覆うパネル一体アウターフレーム;
    を有することを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1記載の車両用ドアにおいて、上記メインフレーム部材と別部材として形成され、上記メインフレーム部材のアッパサッシュ部とサイドサッシュ部に対してそれぞれ固定されるアッパ側サブフレーム部材とサイド側サブフレーム部材を有し、該アッパ側サブフレーム部材とサイド側サブフレーム部材はそれぞれ、上記メインフレーム部材の上記意匠部と共に車外側を向く意匠部を有し、
    上記パネル一体アウターフレームは、上記アッパサッシュ部では上記メインフレーム部材の意匠部と上記アッパ側サブフレーム部材の意匠部を車外側から覆い、上記サイドサッシュ部では上記メインフレーム部材の意匠部と上記サイド側サブフレーム部材の意匠部を車外側から覆っている車両用ドア。
  3. 請求項1または2記載の車両用ドアにおいて、上記パネル一体アウターフレームは、上記アッパサッシュ部よりも上記サイドサッシュ部の方が幅広に形成される車両用ドア。
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