JP2000351321A - 自動車のドアパネルアッセンブリ - Google Patents

自動車のドアパネルアッセンブリ

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JP2000351321A
JP2000351321A JP11163909A JP16390999A JP2000351321A JP 2000351321 A JP2000351321 A JP 2000351321A JP 11163909 A JP11163909 A JP 11163909A JP 16390999 A JP16390999 A JP 16390999A JP 2000351321 A JP2000351321 A JP 2000351321A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナパネルとアウタパネルとの組合せ作業
性を向上し得ると共にドアのバリエーションを簡単に増
やすことができ、しかも、複数種類を混流して生産する
ことを可能とし得る自動車のドアパネルアッセンブリを
提供する。 【解決手段】 サッシ部およびウエストラインより下方
部分が一体成形された第1アウタパネル11と、ウエス
トラインより下方部分のみが形成された第2アウタパネ
ル12と、ウエストラインより下方部分のみが形成され
た第1インナパネル21と、サッシ部のみが形成された
第2インナパネル22と、の4種のドアパネルを組合せ
て、第1〜第4のドアパネルアッセンブリ31〜34を
選択的に構成自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアパネ
ルアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のドアパネルアッセンブリは、周
囲にヘミング加工用のフランジを形成したアウタパネル
の内面にインナパネルを組合せ、ウエストラインを除い
た辺をヘミング(はぜ折り)してインナパネルの周縁を
挟みこみ、このヘミング部を溶接することにより製造さ
れている。インナパネルおよびアウタパネルのそれぞれ
はプレス成形されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ドアパネル、特にアウ
タパネルは車両の外観ないしデザインを決める重要な部
品であり、造形に左右されるものの専用形状となってい
る。このため、ヘミング加工用プレス型(ヘムプレス
型)も各パネルごとに専用型を設けなければならず、製
造ラインが多くなって設備投資が多額になるという問題
がある。
【0004】さらに、窓枠をなすサッシ部とウエストラ
インより下方部分とを一体的にプレス成形したドアパネ
ルの場合においては、造形上、ドアパネルの縦方向また
は横方向の曲率が大きいと、ドアパネルのスプリングバ
ックも大きくなる。このため、インナパネルおよびアウ
タパネルを合体させるマリッジ工程において、両パネル
の一部同士が干渉し合って、両パネルを組合わせる作業
が困難になり、ハンマーリンクなどの付随作業が発生す
るいう問題がある。また、インナパネルおよびアウタパ
ネルの組合わせが難しいと、歩留まりや製造後のドア品
質の向上を図ることも難しくなる。
【0005】本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決
するためになされたものであり、インナパネルとアウタ
パネルとの干渉をなくして両パネルの組合せ作業性を向
上し得ると共にドアのバリエーションを簡単に増やすこ
とができ、しかも、複数仕様のドアを1の組立製造ライ
ンで混流して生産することを可能とし得る自動車のドア
パネルアッセンブリを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、アウタパネルの内面にイン
ナパネルを組合せてなる自動車のドアパネルアッセンブ
リにおいて、前記アウタパネルは、サッシ部と、ウエス
トラインより下方部分とが一体成形され、前記インナパ
ネルは、ウエストラインより下方部分のみが形成された
第1のインナパネルと、サッシ部のみが形成された第2
のインナパネルとに分割され、前記第2インナパネルを
前記アウタパネルに対して選択的に組付け自在としたこ
とを特徴とする自動車のドアパネルアッセンブリであ
る。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、アウタパ
ネルの内面にインナパネルを組合せてなる自動車のドア
パネルアッセンブリにおいて、前記アウタパネルは、ウ
エストラインより下方部分のみが形成され、前記インナ
パネルは、ウエストラインより下方部分のみが形成され
た第1のインナパネルと、サッシ部のみが形成された第
2のインナパネルとに分割され、前記第2インナパネル
を前記アウタパネルに対して選択的に組付け自在とした
ことを特徴とする自動車のドアパネルアッセンブリであ
る。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、前記第1
インナパネルは、サッシ部をなす前記第2インナパネル
の下方部を接合するための突起部がウエストラインに形
成された第1のウエストパネル、または、前記突起部が
ウエストラインに形成されていない第2のウエストパネ
ルを有し、前記第2インナパネルを前記アウタパネルに
対して組付けるときには前記第1ウエストパネルを有す
る第1インナパネルが使用され、前記第2インナパネル
を前記アウタパネルに対して組付けないときには前記第
2ウエストパネルを有する第1インナパネルが使用され
ることを特徴とする。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、ウエスト
ラインより下方部分をヘミング加工するダイに対して、
サッシ部をヘミング加工するダイを選択的に取付け自在
な加工手段により加工されることを特徴とする。
【0010】
【発明の効果】上記のように構成した本発明は以下の効
果を奏する。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、インナパ
ネルを2分割してあるので、第1と第2のインナパネル
のスプリングバックが比較的小さく、サッシ部とウエス
トラインより下方部分とが一体成形されたアウタパネル
の内面に組合わせる作業が容易になり、歩留まりや製造
後のドア品質の向上を図ることができる。また、スプリ
ングバックが小さくなるので、デザインを決定する際の
自由度も増す。さらに、前記アウタパネルに対する第2
インナパネルの組合せの有無により、2種類の仕様のド
アパネルアッセンブリを作ることができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明によれば、イ
ンナパネルを2分割してあるので、第1と第2のインナ
パネルのスプリングバックが比較的小さく、ウエストラ
インより下方部分のみが形成されたアウタパネルの内面
に組合わせる作業が容易になり、歩留まりや製造後のド
ア品質の向上を図ることができる。また、スプリングバ
ックが小さくなるので、デザインを決定する際の自由度
も増す。さらに、前記アウタパネルに対する第2インナ
パネルの組合せの有無により、2種類の仕様のドアパネ
ルアッセンブリを作ることができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明によれば、第
2インナパネルの第1インナパネルへの組付け、およ
び、アウタパネルとインナパネルとの組合せを容易に行
うことができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明によれば、ド
ア仕様に応じてヘムプレス型内のダイを切換えるように
したので、複数の仕様のドアパネルアッセンブリを1の
組立製造ラインで混流して生産することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
【0016】図1は、本発明に係る自動車のドアパネル
アッセンブリの説明に供する図、図2は、図1に示され
るドアパネルの組合せ仕様を示す図表である。なお、図
1においては、理解の容易のために、従来構造のドアパ
ネル110、120も合わせて示してある。
【0017】自動車のドアパネルアッセンブリは、周囲
にヘミング加工用のフランジを形成したアウタパネルの
内面にインナパネルを組合せて構成されている。
【0018】特に、本実施形態のインナパネルは、図1
に示すように、従来構造のインナパネル120を上下に
分割した形態であり、ウエストラインより下方部分のみ
が形成された第1インナパネル21と、サッシ部のみが
形成された第2インナパネル22とに2分割してある。
【0019】一方、アウタパネルは、サッシ部およびウ
エストラインより下方部分が一体成形された第1のアウ
タパネル11の他に、ウエストラインより下方部分のみ
が形成された第2のアウタパネル12の2種類を準備し
てある。第1アウタパネル11は、従来のアウタパネル
110と同一形態を有するパネルである。また、第2ア
ウタパネル12は、第1アウタパネル11と同一の外輪
形状を有している。
【0020】さらに、第2インナパネル22は、第1ア
ウタパネル11に対して選択的に組付け自在であり、ま
た、第2アウタパネル12に対しても選択的に組付け自
在となっている。したがって、これらのドアパネル1
1、12、21、22を組合わせることにより、図2に
示すように、4種類のドアパネルアッセンブリ31〜3
4を選択的に構成自在であり、4つの仕様のドアを製造
することができる。
【0021】つまり、第1アウタパネル11と第1イン
ナパネル21との組合わせによる第1のドアパネルアッ
センブリ31、第2アウタパネル12と第1インナパネ
ル21との組合わせによる第2のドアパネルアッセンブ
リ32、第1アウタパネル11と第1インナパネル21
と第2インナパネル22との組合わせによる第3のドア
パネルアッセンブリ33、または、第2アウタパネル1
2と第1インナパネル21と第2インナパネル22との
組合わせによる第4のドアパネルアッセンブリ34を選
択的に構成できる。
【0022】第2ドアパネルアッセンブリ32はハード
トップ車に使用されるサッシュレスドアであり、第3ド
アパネルアッセンブリ33はフルドアであり、第4ドア
パネルアッセンブリ34はサッシュドアである。
【0023】例えば、第3ドアパネルアッセンブリ33
は次のように製造される。上下方向に2分割された第1
と第2のインナパネル21、22のうち、下方側の第1
インナパネル21を第1アウタパネル11に組合せ、上
方側の第2インナパネル22をサッシ周りより組合わせ
た後、第1と第2のインナパネル21、22相互の接合
部をアークまたはミグなどの片側溶接で接合して組合わ
せる。その後、第1アウタパネル11全周のフランジc
をヘミングする。
【0024】なお、第1ドアパネルアッセンブリ31に
おける第1アウタパネル11のサッシ部内面側には図示
しない化粧用のパネルが組付けられ、第4ドアパネルア
ッセンブリ34における第2インナパネル22のサッシ
部外面側には図示しない化粧用のパネルが組付けられる
ようになっている。
【0025】上記のようにインナパネルを2分割したた
め、第1と第2のインナパネル21、22それぞれのス
プリングバックが比較的小さなものとなり、インナパネ
ル21、22とアウタパネル11、12の一部同士が干
渉し合うことがなく、インナパネル21、22とアウタ
パネル11、12とを組合わせる作業が容易になる。パ
ネル組合わせの作業性が向上するのに伴い、歩留まりや
製造後のドア品質の向上を図ることができる。また、ス
プリングバックが小さくなるので、各ドアパネルのデザ
インを決定する際の自由度も増す。
【0026】しかも、第1アウタパネル11と同一の外
輪形状を持つ第2アウタパネル12を設定ないし準備す
ることにより、第2ドアパネルアッセンブリ32(第2
アウタパネル12と第1インナパネル21との組合せ)
および第4ドアパネルアッセンブリ34(第2アウタパ
ネル12と第1、第2インナパネル21、22との組合
せ)のバリエーションも同時に作ることができる。
【0027】図3(A)(B)は、第1インナパネル2
1の一部を構成するウエストパネルの形状を示す斜視図
である。また、図4(A)〜(C)は、第3、第4ドア
パネルアッセンブリ33、34仕様の場合における第1
インナパネル21と第2インナパネル22との接合構造
の一例を示す斜視図、図5は、第4ドアパネルアッセン
ブリ34仕様の場合における第1インナパネル21と第
2インナパネル22との接合構造をアウタパネル側から
見て示す斜視図、図6は、第1、第2ドアパネルアッセ
ンブリ31、32仕様の場合における第1インナパネル
21を示す斜視図である。
【0028】本実施形態の第1インナパネル21は、本
体パネル23にウエストパネルを組付けて構成されてい
るが、図3(A)(B)に示すように、ウエストパネル
には、第1と第2の2種類のウエストパネル41、42
がある。第1ウエストパネル41は、サッシ部をなす第
2インナパネル22の下方部を接合するための突起部4
3がウエストラインに形成されている。一方、第2ウエ
ストパネル42は、ウエストラインには何らの突起部も
形成されていない。
【0029】そして、図4(B)に示すように、第2イ
ンナパネル22をアウタパネル11、12に対して組付
ける場合、すなわち、第3、第4ドアパネルアッセンブ
リ33、34仕様のときには、突起部43が設けられた
第1ウエストパネル41を本体パネル23に組付けてな
る第1インナパネル21が使用される。また、図6に示
すように、第2インナパネル22をアウタパネル11、
12に対して組付けない場合、すなわち、第1、第2ド
アパネルアッセンブリ31、32仕様の場合には、突起
部が設けられていない第2ウエストパネル42を本体パ
ネル23に組付けてなる第1インナパネル21が使用さ
れる。各ウエストパネル41、42は、本体パネル23
に溶接により取付けられる。なお、いずれのドア仕様に
おいても、第1インナパネル21の本体パネル23は同
一の形状である。
【0030】図4(A)〜(C)を参照して、第3、第
4ドアパネルアッセンブリ33、34仕様の場合におけ
る第1インナパネル21と第2インナパネル22との接
合構造の一例を説明する。まず、図4(A)に示すよう
に、第2インナパネル22の下方部にパッチ44を溶接
により取付けておく。次いで、図4(B)および図5に
示すように、第1インナパネル21の外側方向から、第
1ウエストパネル41の突起部43にパッチ44を重ね
合わせるようにして、第2インナパネル22を組付け
る。そして、図4(C)に示すように、第1インナパネ
ル21の本体パネル23と第2インナパネル22のパッ
チ44との継ぎ目部45を溶接することにより、第1イ
ンナパネル21と第2インナパネル22との接合作業が
完了する。
【0031】第1ウエストパネル41に突起部43を設
けて第1インナパネル21の上より第2インナパネル2
2をセットすることにより、第2インナパネル22の第
1インナパネル21への組付けを容易に行うことがで
き、アウタパネルとインナパネルとの組合せも容易に行
うことができる。また、第1と第2のウエストパネル4
1、42は突起部43の有無による違いだけであり、ま
たその構造も本体パネル23に比べてきわめて単純であ
るので、本体パネル23に取付けるウエストパネル4
1、42を選択するだけで、第3、第4ドアパネルアッ
センブリ33、34の仕様に合致した第1インナパネル
21(図4(B))と、第1、第2ドアパネルアッセン
ブリ31、32の仕様に合致した第1インナパネル21
(図6)とを簡単かつ安価に作ることができる。
【0032】図7は、第1〜第4のドアパネルアッセン
ブリ31〜34の組立製造ラインの概要を示す図であ
る。また、図8(A)(B)はそれぞれ、プリヘムプレ
ス型のプリヘムセクショナルダイ、本ヘムプレス型の本
へムセクショナルダイを示す概略構成図、図9は、第1
〜第4のドアパネルアッセンブリ31〜34を製造する
ために必要となるセクショナルダイの切換例を示す図表
である。
【0033】図7を参照して、第1〜第4ドアパネルア
ッセンブリ31〜34の組立製造ラインとして、工場の
床上に各ステーションが配置されている。
【0034】S01およびS02は、ドア内部の部品を
第1インナパネル21に組付けるインナ組付けステーシ
ョンである。
【0035】S10は、第1アウタパネル11または第
2アウタパネル12をセットすると共にセットされたア
ウタパネル周縁部内面にシーラを塗布するアウタ組付け
ステーションである。
【0036】S20は、アウタ組付けステーションS1
0から自動送りされたアウタパネルと、インナ組付けス
テーションS02から手動で供給される第1インナパネ
ル21とを合体させるマリッジステーションである。
【0037】S30は、一対の上型と下型とを有するプ
リヘムプレス型(加工手段に相当する)および本ヘムプ
レス型(加工手段に相当する)を備えるヘミング加工ス
テーションであり、選択されたアウタパネルとインナパ
ネルとが合体されたワークがマリッジステーションS2
0から自動送りされて、プリヘミング加工および本ヘミ
ング加工が行われる。
【0038】S40−1は、アウタパネルとインナパネ
ルとを溶接ロボット47により溶接する第1の溶接ステ
ーションである。ドア仕様が第3、第4ドアパネルアッ
センブリ33、34の場合には、この第1溶接ステーシ
ョンS40−1において、第2インナパネル22の第1
インナパネル21へのセットも行われる。図4(C)に
示される溶接個所46は第1溶接ステーションS40−
1において溶接される。
【0039】S40−2は、ドア仕様が第3、第4ドア
パネルアッセンブリ33、34の場合に、セットされた
第2インナパネル22と第1インナパネル21との継ぎ
目部45(図4(C))を溶接ロボット48により溶接
する第2の溶接ステーションである。
【0040】S50は、ドアパネルアッセンブリ31〜
34にヒンジを取付けるステーションである。そして、
組立てが完了した自動車のドアは、ステーションS50
から搬出され、ステーションS60で外観チェックなど
が行われる。
【0041】図8(A)(B)を参照して、ヘミング加
工ステーションS30に設けられるプリヘムプレス型の
プリヘムセクショナルダイは複数個のダイA〜Lに分割
され、本ヘムプレス型の本へムセクショナルダイは2個
のダイa、bに分割されている。そして、第1〜第4ド
アパネルアッセンブリ31〜34の仕様に応じて、ヘム
プレス型内のダイが選択的に切換えられて使用される。
ドアパネルアッセンブリの仕様とプリヘムおよび本ヘム
に必要なセクショナルダイを図9に示す。例えば、第3
ドアパネルアッセンブリ33仕様の場合、サッシ部周り
をヘミングするためにはB〜Fのプリヘムセクショナル
ダイが必要である。
【0042】このようにドア仕様に応じてヘムプレス型
内のダイA〜L、a、bを切換えるようにしたので、同
じヘムプレス型を用いて4つの仕様のドアパネルアッセ
ンブリ31〜34を混流して生産することが可能とな
る。このため、仕様ごとに専用のラインを設ける必要が
なくなり、組立製造ラインの簡素化ないし集約化を図る
ことができ、設備投資の増大を抑えることができる。
【0043】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、一体成形されていた従来のインナパネル120をウ
エストラインより下方部分をなす第1インナパネル21
とサッシ部をなす第2インナパネル22とに分割し、ま
た、第1アウタパネル11と外輪を同一形状とした別の
第2アウタパネル12を準備してあるので、ドアパネル
の組合わせにより、4つの仕様のドアパネルアッセンブ
リ31〜34を作ることができる。しかも、インナパネ
ルを2分割してあるので、第1と第2のインナパネル2
1、22のスプリングバックが比較的小さく、アウタパ
ネル11、12に組合わせる作業が容易になり、歩留ま
りや製造後のドア品質の向上を図ることができる。ま
た、スプリングバックが小さくなるので、各ドアパネル
のデザインを決定する際の自由度も増すことになる。
【0044】また、第2インナパネル22を組付ける第
3、第4ドアパネルアッセンブリ33、34仕様の場合
には、突起部43が設けられた第1ウエストパネル41
を本体パネル23に取付けて第1インナパネル21を構
成してあるので、第2インナパネル22の第1インナパ
ネル21への組付け、および、アウタパネルとインナパ
ネルとの組合せを容易に行うことができる。
【0045】また、ドア仕様に応じてヘムプレス型内の
ダイA〜L、a、bを切換えるようにしたので、4つの
仕様のドアパネルアッセンブリ31〜34を1の組立製
造ラインで混流して生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車のドアパネルアッセンブ
リのドアパネルを、従来のドアパネルとともに示す斜視
図である。
【図2】 図1に示されるドアパネルの組合せ仕様を示
す図表である。
【図3】 図3(A)(B)は、第1インナパネルの一
部を構成するウエストパネルの形状を示す斜視図であ
る。
【図4】 図4(A)〜(C)は、第3、第4ドアパネ
ルアッセンブリ仕様の場合における第1インナパネルと
第2インナパネルとの接合構造の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】 第4ドアパネルアッセンブリ仕様の場合にお
ける第1インナパネルと第2インナパネルとの接合構造
をアウタパネル側から見て示す斜視図である。
【図6】 第1、第2ドアパネルアッセンブリ仕様の場
合における第1インナパネルを示す斜視図である。
【図7】 ドアパネルアッセンブリの組立製造ラインの
概要を示す図である。
【図8】 図8(A)(B)はそれぞれ、プリヘムプレ
ス型のプリヘムセクショナルダイ、本ヘムプレス型の本
へムセクショナルダイを示す概略構成図である。
【図9】 第1〜第4のドアパネルアッセンブリを製造
するために必要となるセクショナルダイの切換例を示す
図表である。
【符号の説明】
11…第1アウタパネル 12…第2アウタパネル 21…第1インナパネル 22…第2インナパネル 23…本体パネル 31…第1ドアパネルアッセンブリ 32…第2ドアパネルアッセンブリ 33…第3ドアパネルアッセンブリ 34…第4ドアパネルアッセンブリ 41…第1ウエストパネル 42…第2ウエストパネル 43…突起部 A〜L…プリヘムプレス型(加工手段)の分割されたプ
リヘムセクショナルダイ a、b…本ヘムプレス型(加工手段)の分割された本へ
ムセクショナルダイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルの内面にインナパネルを組
    合せてなる自動車のドアパネルアッセンブリにおいて、 前記アウタパネルは、サッシ部と、ウエストラインより
    下方部分とが一体成形され、 前記インナパネルは、ウエストラインより下方部分のみ
    が形成された第1のインナパネルと、サッシ部のみが形
    成された第2のインナパネルとに分割され、 前記第2インナパネルを前記アウタパネルに対して選択
    的に組付け自在としたことを特徴とする自動車のドアパ
    ネルアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 アウタパネルの内面にインナパネルを組
    合せてなる自動車のドアパネルアッセンブリにおいて、 前記アウタパネルは、ウエストラインより下方部分のみ
    が形成され、 前記インナパネルは、ウエストラインより下方部分のみ
    が形成された第1のインナパネルと、サッシ部のみが形
    成された第2のインナパネルとに分割され、 前記第2インナパネルを前記アウタパネルに対して選択
    的に組付け自在としたことを特徴とする自動車のドアパ
    ネルアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記第1インナパネルは、サッシ部をな
    す前記第2インナパネルの下方部を接合するための突起
    部がウエストラインに形成された第1のウエストパネ
    ル、または、前記突起部がウエストラインに形成されて
    いない第2のウエストパネルを有し、 前記第2インナパネルを前記アウタパネルに対して組付
    けるときには前記第1ウエストパネルを有する第1イン
    ナパネルが使用され、 前記第2インナパネルを前記アウタパネルに対して組付
    けないときには前記第2ウエストパネルを有する第1イ
    ンナパネルが使用されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の自動車のドアパネルアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 ウエストラインより下方部分をヘミング
    加工するダイに対して、サッシ部をヘミング加工するダ
    イを選択的に取付け自在な加工手段により加工されるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    自動車のドアパネルアッセンブリ。
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