JP5469425B2 - 車両のドアフレーム製造方法 - Google Patents

車両のドアフレーム製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5469425B2
JP5469425B2 JP2009237090A JP2009237090A JP5469425B2 JP 5469425 B2 JP5469425 B2 JP 5469425B2 JP 2009237090 A JP2009237090 A JP 2009237090A JP 2009237090 A JP2009237090 A JP 2009237090A JP 5469425 B2 JP5469425 B2 JP 5469425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
design
sash
glass
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009237090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011084129A (ja
Inventor
勝久 福井
正 武藤
敦郎 野田
一吉 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP2009237090A priority Critical patent/JP5469425B2/ja
Priority to CN201080046319.8A priority patent/CN102548781B/zh
Priority to PCT/JP2010/067723 priority patent/WO2011046069A1/ja
Publication of JP2011084129A publication Critical patent/JP2011084129A/ja
Priority to US13/446,502 priority patent/US20120192498A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5469425B2 publication Critical patent/JP5469425B2/ja
Priority to US14/311,513 priority patent/US20140298727A1/en
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0402Upper door structure window frame details, including sash guides and glass runs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

本発明は車両のドアフレームの製造方法に関する。
図10は乗用車の左側のフロントドアを車外側から見たものである。ドア50は、ドアパネル51とその上部に位置するドアフレーム52を備え、ドアパネル51の上縁部とドアフレーム52の内周部に囲まれる領域が窓開口部53となっている。窓開口部53内に昇降可能にドアガラス54が設けられる。
図11に示すように、ドアフレーム52の内周には窓開口部53側に開口するコ字状(凹状)断面のガラスガイド部55が形成され、ドアガラス54が窓開口部53を閉じるとき、その周縁部がガラスガイド部55に進入する。ガラスガイド部55内には弾性材からなるガラスラン56が嵌合保持されており、ガラスガイド部55に進入したドアガラス54の縁部は、ガラスラン56のリップ56a、56bによって車内側と車外側から弾性的に挟持される。なお、図11ではドアガラス54に当接していない自由状態でのリップ56a、56bを表しており、ドアガラス54との当接時には、リップ56a、56bは互いに離間する方向へ弾性変形される。ガラスガイド部55は、車内側のリップ56aを支持する車内側の側壁部55aと、車外側のリップ56bを支持する車外側の側壁部55bを有する。
ドアフレーム52は、ドア上縁部を形成するアッパサッシュ57と、ドアパネル51の後部から上方へ延設されたサイドサッシュ58を備えている。なお、図11ではサイドサッシュ58の断面構造を示しているが、アッパサッシュ57も、ガラスガイド部55とガラスラン56による同様のドアガラス保持構造を有している。そして、ガラスガイド部55によるドアガラス54の保持幅(ドアガラス54と側壁部55a、55bの重畳量)を、アッパサッシュ57とサイドサッシュ58で異ならせる場合がある。例えば、サイドサッシュ58では、半開状態のドアガラス54のブレやガタつきを防ぐべく、ガラスガイド部55によるガラス保持幅を大きくして保持性を高めることが求められるのに対し、アッパサッシュ57では、外観に表れる意匠幅を細くするべく、ガラスガイド部55(特に側壁部55b)によるガラス保持幅を小さくすることが求められる場合がある。
このような要求を満たすべく特許文献1では、アッパサッシュ側のフレーム部分とサイドサッシュ側のフレーム部分を、ガラスガイド部におけるガラス保持幅を異ならせた別部材として形成し、アッパサッシュとサイドサッシュの境界部分であるドアフレームのコーナー部分にて接合させている。
特開2007−137200号公報
ガラスガイド部を含むフレームをアッパサッシュ用とサイドサッシュ用の別部材として形成した上で接合させることは、製造上のコストと手間がかかり、その軽減が望まれていた。そこで本発明は、製造コストが低く生産性が高く、かつ長手方向の異なる部位でのフレーム断面形状、特に意匠幅やガラス保持幅の設定自由度に優れた車両のドアフレーム製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、昇降可能なドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部とを有する車両のドアフレームの製造方法において、少なくともアッパサッシュ部からサイドサッシュ部に亘る長さを有する金属板を、ドアガラスの縁部に対向するガラス対向部と、該ガラス対向部の車外側に位置する意匠部と、ガラス対向部の車内側に位置する筒状部とを含む一定断面形状の直線状部材として形成した後、コーナー部で曲げ加工してアッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続するフレーム体を形成し、このフレーム体の形成後に、フレーム体のアッパサッシュ部とサイドサッシュ部のそれぞれの意匠部を車外側から外装部材で覆い、この外装部材に、フレーム体の意匠部よりもドアフレームの内周方向へ突出して車内側へ折り返された内方突出部を、ドアフレーム内周方向への突出幅を長手方向の少なくとも一箇所で異ならせて形成し、該外装部材の内方突出部、フレーム体の意匠部、筒状部及びガラス対向部によって、ドアガラスの縁部が進入可能な凹状断面のガラスガイド部を形成したことを特徴とする。
外装部材の内方突出部は、アッパサッシュ部よりもサイドサッシュ部でドアフレーム内周方向への突出幅を大きくすることが好ましい。
外装部材の内方突出部は、車外側に位置する意匠面領域と車内側の折り返し領域の間にフレーム体の意匠部を挟着するヘミング部によって形成してもよいし、車外側に位置する意匠面領域に車内側の折り返し領域を対向させる空ヘミング部によって形成することもできる。
以上の本発明によれば、アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続する一部材からなるフレーム体によって意匠部と筒状部とガラス対向部を含むドアフレームの本体部分が形成され、そのフレーム体を形成してから意匠部の外側を外装部材で覆うため、ドアコーナー部で別々のフレーム部材を接合する製造方法に比して、製造コストを低く抑えることができ生産性に優れる。またドアフレームの強度確保の点でも優れている。そして、ガラスガイド部の車外側壁部を構成する外装部材の内方突出部を、その長手方向の少なくとも一箇所でドアフレーム内方への突出幅を異ならせて形成することで、フレームの各部ごとに適した意匠幅やガラス保持幅を容易に設定することができる。
本発明を適用した製造方法で製造されるドアフレームの分解斜視図である。 図1のドアフレームを構成するインナフレームの一部の断面形状を示す斜視図である。 ドアフレーム完成状態でのアッパサッシュ部の図1のA-A線位置での断面図である。 ドアフレーム完成状態でのリアサイドサッシュ部の図1のB-B線位置での断面図である。 インナフレームのフロントコーナー部分の拡大斜視図である。 ドアフレーム完成状態でのフロントコーナー部材付近の拡大斜視図である。 インナフレームのリアコーナー部分の拡大斜視図である。 ドアフレーム完成状態でのリアコーナー部材付近の拡大斜視図である。 第2の実施形態におけるドアフレーム完成状態でのリアサイドサッシュ部の断面図である。 車両ドアの概略構造を示す図である。 従来のドアフレームの一例を示す、図10のC-C線に沿う断面図である。
図1に分解状態で示すドアフレーム10は、図9を参照して先に説明したドア50のドアフレーム52に対応する部位であり、乗用車の右側のフロントドアに適用される。ドアフレーム10は、インナフレーム(フレーム体)11、外装部材12、フロントコーナーパッチ13、リアコーナーパッチ14、リンフォース15によって構成されている。
インナフレーム11は板状の金属部材から形成されており、まずロール成形加工によって図2ないし図4に示す断面形状の直線状部材として形成され、さらに長手方向の途中位置のフロントコーナー部H1とリアコーナー部H2で曲げ加工することによって、フロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zが形成される。この各サッシュ部11X、11Y及び11Zによって囲まれる領域がドアガラスG(図3、図4)が昇降される窓開口部16となる。以下の説明において、窓開口部16に面する側をインナフレーム11(ドアフレーム10)の内周と呼び、これと反対の側を外周と呼ぶ。ドアフレーム10の完成後、フロントサイドサッシュ部11Xとリアサイドサッシュ部11Zの下部は、図示しないドアパネルに固定される。
図2ないし図4に示すように、インナフレーム11は、車内側に位置し閉鎖断面形状とされた筒状部11aと、筒状部11aから略平行に車外側に延出された一対の平面状部(ガラス対向部)11b、11cと、平面状部11bの車外側の端部を外周側に折り曲げた外周側意匠部11dと、平面状部11cの車外側の端部を内周側に折り曲げた内周側意匠部11eを有する。換言すれば、インナフレーム11は、車内側に位置する筒状部11aと、車外側に位置する意匠部11d、11eを、ドアガラスGの外縁部に対向する平面状部11b、11cで接続した構造になっている。筒状部11aの一部は内周側意匠部11eに対向する立壁部11fを構成している。
図2、図3及び図5に示すように、インナフレーム11のフロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yでは、外周側意匠部11dと内周側意匠部11eが略面一に並んで、車外側に向く意匠部を構成する。一方、リアサイドサッシュ部11Zでは、図4や図7に示すように外周側意匠部11dが切除され、代わりにリンフォース15の外周側意匠部15a(図4)と内周側意匠部11eが車外側に向く意匠部を構成する。図4に示すように、リンフォース15は、インナフレーム11の平面状部11bに沿う支持板部15bを有し、支持板部15bを平面状部11bに固定した状態で、内周側意匠部11eから離れた位置で外周側意匠部15aが車外側に向く。
図5と図7に示すように、インナフレーム11において、フロントサイドサッシュ部11Xとアッパサッシュ部11Yの境界であるフロントコーナー部H1と、アッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zの境界であるリアコーナー部H2ではそれぞれ、意匠部(外周側意匠部11dと内周側意匠部11e)と平面状部11b、11cの一部が切除されており、筒状部11aの全体と平面状部11b、11cの一部のみが残されている。この意匠部の切除は、各コーナー部H1、H2を形成するインナフレーム11の曲げ加工の後に行われ、これにより当該曲げ加工で生じた皺等の奇形部分が切除される。なお、各コーナー部H1、H2には筒状部11aが残されているため、意匠部を切除してもインナフレーム11全体として十分な強度を確保することができる。
インナフレーム11におけるフロントコーナー部H1とリアコーナー部H2にフロントコーナーパッチ13とリアコーナーパッチ14が取り付けられる。フロントコーナーパッチ13は、フロントコーナー部H1に固定された状態で、インナフレーム11の外周側意匠部11d及び内周側意匠部11eと略面一をなす接続意匠部13a(図1、図6に部分的に示す)を有する。リアコーナーパッチ14は、リアコーナー部H2に固定された状態で、インナフレーム11の内周側意匠部11e及びリンフォース15の外周側意匠部15aと略面一をなす接続意匠部14a(図1、図8に部分的に示す)を有する。
以上のようにインナフレーム11に各コーナーパッチ13、14とリンフォース15を取り付けた状態で、これらの意匠部を覆う外装部材12が取り付けられる。図1に示すように、外装部材12は、インナフレーム11のフロントサイドサッシュ部11X、アッパサッシュ部11Y及びリアサイドサッシュ部11Zにそれぞれ対応する、フロントサイド部12X、アッパ部12Y及びリアサイド部12Zを有している。外装部材12は、インナフレーム11と前後のコーナーパッチ13、14とリンフォース15の意匠部(11d、11e、13a、14a及び15a)に対して車外側から当接され、その両縁部を車内側に折り返すヘミング加工を行い固定される。
具体的には、外装部材12は、フロントサイド部12Xやアッパ部12Yよりもリアサイド部12Zが幅広に形成されている。図3に示すように、アッパサッシュ部11Yに対して外装部材12のアッパ部12Yは、外周側意匠部11dと内周側意匠部11eの車外側の面に対して意匠面12aを当接させ、該意匠面12aの外周側と内周側の縁部をそれぞれ車内側に折り返して形成した外周側ヘミング部12bと内周側ヘミング部(内周側突出部)12cによって外周側意匠部11dと内周側意匠部11eを挟着し、インナフレーム11と結合される。詳細な断面形状は省略するが、フロントサイドサッシュ部11Xに対する外装部材12のフロントサイド部12Xの結合構造もこれと同様である(図6参照)。
図4に示すように、外装部材12のリアサイド部12Zは、リンフォース15の外周側意匠部15aとインナフレーム11の内周側意匠部11eの車外側の面にまたがって幅広の意匠面12a-Wを当接させ、該意匠面12a-Wの内周側の縁部を車内側に折り返して形成した内周側ヘミング部(内方突出部)12dによって内周側意匠部11eを挟着し、インナフレーム11と結合される。一方、意匠面12a-Wの外周側の縁部を車内側に折り返して形成した外周側ヘミング部12eにより外周側意匠部15aを挟着して、リンフォース15と結合される。
また、フロントコーナー部H1では、外装部材12のフロントサイド部12Xとアッパ部12Yのそれぞれの外周側ヘミング部12bと内周側ヘミング部12cが、フロントコーナーパッチ13の接続意匠部13aを挟着して、外装部材12とフロントコーナーパッチ13が結合される(図6参照)。リアコーナー部H2では、外装部材12のアッパ部12Yの外周側ヘミング部12bと内周側ヘミング部12cと、リアサイド部12Zの内周側ヘミング部12dと外周側ヘミング部12eが、リアコーナーパッチ14の接続意匠部14aを挟着して、外装部材12とリアコーナーパッチ14が結合される(図8参照)。
ドアフレーム10の内周部には、インナフレーム11の内周側意匠部11e及び外装部材12の内周側ヘミング部12c、12dを車外側の側壁とし、インナフレーム11の立壁部11fを車内側の側壁とし、インナフレーム11の平面状部11cを底面とする、窓開口部16側(フレーム内周側)に向けて開口された凹状断面のガラスガイド部20が形成される。図示を省略するが、このガラスガイド部20内に弾性材からなるガラスランが保持される。このガラスランは、図11のガラスラン56と同様に、ガラスガイド部20内に進入したドアガラスGの縁部の側面を車内側と車外側から挟んで弾性的に保持するリップを有する。立壁部11fには、ガラスラン抜止用の段差部11gが形成されている。
以上のように、ドアフレーム10では、前後のサイドサッシュ部とアッパサッシュ部の全体に亘って、一部材からなるインナフレーム11によってフレームの基本形状を構成し、その意匠部の外面のみ外装部材12で覆った構造であるため、別々のフレーム部材をドアコーナー部で接合する構造に比べて、組み立てが容易で低コストに製造でき、また強度的にも優れている。
インナフレーム11は、前後のコーナー部H1、H2にて外周側意匠部11dや内周側意匠部11eが切除され、リアサイドサッシュ部11Zで外周側意匠部11dが切除されているが、その他の部分については、インナフレーム11の長手方向全体に亘り一様な断面形状とされている。つまり、ガラスガイド部20の車外側側壁の一部を形成する内周側意匠部11eの幅(フレーム内周方向へ向けての突出量)は、アッパサッシュ部11Yとリアサイドサッシュ部11Zで共通している。一方、外装部材12は、内周側意匠部11eよりもフレーム内周方向へ突出する内周側ヘミング部12c、12dの突出幅(突出量)を、アッパ部12Yとリアサイド部12Zで異ならせている。具体的には、図3と図4に示すように、アッパ部12Yの意匠面12aと内周側ヘミング部12cによる、アッパサッシュ部11Yの意匠部11eに対する挟着領域の幅F1と、リアサイド部12Zの意匠面12a-Wと内周側ヘミング部12dによる、リアサイドサッシュ部11Zの内周側意匠部11eに対する挟着領域の幅F2は略共通で、この挟着領域より先の内周側ヘミング部12c、12dのフレーム内周方向へ向けての突出幅D1、D2が異なる。図3と図4の比較から分かるように、リアサイド部12Z側の内周側ヘミング部12dの突出幅D2は、アッパ部12Y側の内周側ヘミング部12cの突出幅D1よりも大きく設定されている(D1<D2)。この外装部材12における内周側ヘミング部12c、12dの突出幅D1、D2の相違により、アッパサッシュ側(11Y、12Y)での、ガラスガイド部20に進入するドアガラスGと内周側ヘミング部12cとの重畳幅E1(図3)と、サイドサッシュ側(11Z、12Z)での、ガラスガイド部20に進入するドアガラスGと内周側ヘミング部12dとの重畳幅E2(図4)が、E1<E2の関係となる。換言すれば、内周側ヘミング部12c、12dはガラスガイド部20の車外側の側壁を構成しているため、サイドサッシュ側(11Z、12Z)でのガラスガイド部20の車外側壁面によるドアガラスGの保持幅(E2)が、アッパサッシュ側(11Y、12Y)でのガラスガイド部20の車外側壁面によるドアガラスGの保持幅(E1)よりも大きくなる。これにより、ガラスガイド部20にガラスラン(不図示)を取り付けたとき、ドアフレーム10のリアサイドサッシュ部分(11Z、12Z)では、ドアガラスGに対する保持強度を高めてブレやガタつきを確実に抑えることができる。一方、ドアフレーム10のアッパサッシュ部分(11Y、12Y)では、外装部材12の意匠面12aを細幅にすることができ、ドアフレーム10のデザイン上の自由度が高くなる。なお、アッパサッシュ側のガラスガイド部20にドアガラスGの上縁部が進入するのはドアガラスGの全閉状態であるため、半開状態での保持も要求されるリアサイドサッシュ側と異なり、狭い保持幅(E1)で十分に安定してドアガラスGを保持することができる。
以上の実施形態では、ガラスガイド部20の車外側の壁部を形成する外装部材12の内周側ヘミング部12c、12dは、それぞれインナフレーム11の内周側意匠部11eを挟着するものとしたが、図9に示すように、内周側ヘミング部の一部を、内周側意匠部11eを挟着しない、いわゆる空ヘミング部(内方突出部)12d′として構成することもできる。図9は、リアサイド部12Zに空ヘミング部12d′を形成した形態を示している。図1に示すように、リアサイド部12Zは下部から上部(アッパ部12Yとの接続部)へ進むにつれて徐々に幅狭になるように幅が徐変しており、その一部領域では、図4に示すように内周側意匠部11eを挟着する内周側ヘミング部12dとし、別の領域では内周側意匠部11eを挟着せず意匠面12aの裏面に接する(対向する)ように折り返された空ヘミング部12d′とすることができる。この態様でも、空ヘミング部12d′のフレーム内周方向への突出幅D2′(図9)を、アッパ部12Yでの上記内周側ヘミング部12cの突出幅D1よりも大きくすることで、ガラスガイド部20に進入するドアガラスGと空ヘミング部12d′との重畳幅E2′を、アッパ部12Yでの上記重畳幅E1よりも大きくすることができる。
なお、図9では、リアサイド部12Z側に空ヘミング部12d′を形成する形態を示したが、本発明では、外装部材12に空ヘミング部を形成する場合に、その形成領域はリアサイド部12Zに限定されるものではなく、フロントサイド部12Xやアッパ部12Yにも空ヘミング部を形成することができる。つまり、インナフレーム11の内周側意匠部11eに対する挟着を行うヘミング部であるか、挟着しない空ヘミング部であるかを問わず、外装部材12におけるフレーム内周側への突出部の突出幅をアッパ部12Y側とリアサイド部12Z側で異ならせることで、ドアフレーム10における意匠幅や、ガラスガイド部20によるドアガラスGの保持幅に変化を持たせることが肝要なのである。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態のドアフレーム10では、インナフレーム11において、アッパサッシュ部11Yに対してフロントコーナー部H1で曲げられたフロントサイドサッシュ部11Xを有するが、フロントコーナー部H1に相当する曲げ部を有さず、アッパサッシュ部がなだらかに湾曲してドアパネルに接続するタイプのドアフレームであっても適用が可能である。
また、実施形態では、インナフレーム11のリアサイドサッシュ部11Zで外周側意匠部11dを切除しているが、リアサイドサッシュ部11Zで外周側意匠部11dを残し、フロントサイドサッシュ部11Xやアッパサッシュ部11Yと略同一の断面にさせてもよい。この場合、リンフォース15を用いずに、インナフレーム11単独(外周側意匠部11dと内周側意匠部11e)でリアサイドサッシュ部11Zでの意匠部を形成することもできる。
また、実施形態のインナフレーム11の筒状部11aは閉断面に形成されているが、閉断面でない筒状部を有するドアフレームにも本発明は適用が可能である。
10 ドアフレーム
11 インナフレーム
11a 筒状部
11b 11c 平面状部(ガラス対向部)
11d 外周側意匠部
11e 内周側意匠部
11f 立壁部
11g 段差部
11X フロントサイドサッシュ部
11Y アッパサッシュ部
11Z リアサイドサッシュ部(フレーム体)
12 外装部材
12a 12a-W 意匠面
12b 12e 外周側ヘミング部
12c 12d 内周側ヘミング部(内方突出部)
12d′ 空ヘミング部(内方突出部)
12X フロントサイド部
12Y アッパ部
12Z リアサイド部
13 フロントコーナーパッチ
13a 接続意匠部
14 リアコーナーパッチ
14a 接続意匠部
15 リンフォース
15a 外周側意匠部
15b 支持板部
16 窓開口部
20 ガラスガイド部
G ドアガラス
H1 フロントコーナー部
H2 リアコーナー部

Claims (4)

  1. 昇降可能なドアガラスの上縁部を保持するアッパサッシュ部と、該ドアガラスの側縁部を保持するサイドサッシュ部と、アッパサッシュ部とサイドサッシュ部の境界のコーナー部とを有する車両のドアフレームの製造方法において、
    少なくとも上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に亘る長さを有する金属板を、上記ドアガラスの縁部に対向するガラス対向部と、該ガラス対向部の車外側に位置する意匠部と、ガラス対向部の車内側に位置する筒状部とを含む一定断面形状の直線状部材として形成した後、上記コーナー部で曲げ加工して上記アッパサッシュ部からサイドサッシュ部に連続するフレーム体を形成し、
    上記フレーム体の形成後に、該フレーム体のアッパサッシュ部とサイドサッシュ部のそれぞれの意匠部を車外側から外装部材で覆い、
    上記外装部材に、フレーム体の意匠部よりもドアフレームの内周方向へ突出して車内側へ折り返された内方突出部を、ドアフレーム内周方向への突出幅を長手方向の少なくとも一箇所で異ならせて形成し、該外装部材の内方突出部、上記フレーム体の意匠部、筒状部及びガラス対向部によって、上記ドアガラスの縁部が進入可能な凹状断面のガラスガイド部を形成したことを特徴とする車両のドアフレーム製造方法。
  2. 請求項1記載のドアフレーム製造方法において、上記外装部材の内方突出部は、上記アッパサッシュ部よりもサイドサッシュ部でドアフレーム内周方向への突出幅が大きい車両のドアフレーム製造方法
  3. 請求項1または2記載のドアフレーム製造方法において、上記外装部材の内方突出部は、車外側に位置する意匠面領域と車内側の折り返し領域の間に上記フレーム体の意匠部を挟着するヘミング部によって形成される車両のドアフレーム製造方法
  4. 請求項1または2記載のドアフレーム製造方法において、上記外装部材の内方突出部は、車外側に位置する意匠面領域に車内側の折り返し領域が対向する空ヘミング部によって形成される車両のドアフレーム製造方法
JP2009237090A 2009-10-14 2009-10-14 車両のドアフレーム製造方法 Expired - Fee Related JP5469425B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009237090A JP5469425B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 車両のドアフレーム製造方法
CN201080046319.8A CN102548781B (zh) 2009-10-14 2010-10-08 车辆的门框构造以及车辆的门框制造方法
PCT/JP2010/067723 WO2011046069A1 (ja) 2009-10-14 2010-10-08 車両のドアフレーム構造及び車両のドアフレーム製造方法
US13/446,502 US20120192498A1 (en) 2009-10-14 2012-04-13 Vehicle door frame structure and method of producing vehicle door frame
US14/311,513 US20140298727A1 (en) 2009-10-14 2014-06-23 Structure of behicle door frame and method fof manufacturing vehicle door frame

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009237090A JP5469425B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 車両のドアフレーム製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011084129A JP2011084129A (ja) 2011-04-28
JP5469425B2 true JP5469425B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=43876120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009237090A Expired - Fee Related JP5469425B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 車両のドアフレーム製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US20120192498A1 (ja)
JP (1) JP5469425B2 (ja)
CN (1) CN102548781B (ja)
WO (1) WO2011046069A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6203470B2 (ja) * 2011-07-12 2017-09-27 シロキ工業株式会社 ドアサッシュ
JP2013023131A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Shiroki Corp 車両用ドア
CN104602931B (zh) * 2012-08-31 2016-12-28 本田技研工业株式会社 车门
JP2014088077A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Shiroki Corp ドアフレーム構造及びドアフレームの製造方法
JP6368708B2 (ja) * 2013-04-05 2018-08-01 シロキ工業株式会社 車両用立柱サッシュを備えたドアサッシュ
JP5848285B2 (ja) * 2013-07-03 2016-01-27 本田技研工業株式会社 車両用ドア
WO2015049902A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 本田技研工業株式会社 車両用ドア
JP6084703B2 (ja) * 2013-10-04 2017-02-22 本田技研工業株式会社 ドアサッシュ
JP6165691B2 (ja) * 2014-09-04 2017-07-19 三恵技研工業株式会社 ドアサッシュ及びその製造方法
JP6748538B2 (ja) * 2016-09-21 2020-09-02 シロキ工業株式会社 車両用ドアフレーム
JP6392833B2 (ja) * 2016-12-06 2018-09-19 本田技研工業株式会社 ドア構造
JP7027122B2 (ja) * 2017-10-27 2022-03-01 シロキ工業株式会社 車両用ドアサッシュのシーム溶接方法
JP6612302B2 (ja) * 2017-11-10 2019-11-27 シロキ工業株式会社 ドアサッシュ
CN109795296B (zh) * 2018-12-29 2020-12-22 江苏敏安电动汽车有限公司 一种汽车车门
KR20210018656A (ko) * 2019-08-08 2021-02-18 현대자동차주식회사 차량용 도어 프레임
CN113002279B (zh) * 2021-03-05 2021-12-28 江苏奔宇车身制造有限公司 一种工程机械驾驶室异型管车门结构

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2946622A (en) * 1958-05-14 1960-07-26 Austin Motor Co Ltd Doors for motor road vehicles
JPS55160614A (en) * 1979-06-04 1980-12-13 Nissan Motor Co Ltd Attaching structure of door sash braid for motorcar
US5396733A (en) * 1993-06-09 1995-03-14 Gencorp Inc. Seal assembly for a movable window for a vehicle
JP3721606B2 (ja) * 1995-07-26 2005-11-30 アイシン精機株式会社 徐変ロール成形品の製造方法
JP3791035B2 (ja) * 1996-02-13 2006-06-28 アイシン精機株式会社 車両ドアフレーム及び車両ドアフレームの製造方法
JPH1035284A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Katayama Kogyo Kk 車両用ドアサッシュ
JP2001233060A (ja) * 2000-02-21 2001-08-28 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドアにおけるトリム及びガラスランの取付構造
JP2003312382A (ja) * 2002-04-24 2003-11-06 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ドア構造
JP4438279B2 (ja) * 2002-10-28 2010-03-24 アイシン精機株式会社 車両用ドアフレーム
JP4385728B2 (ja) * 2003-11-07 2009-12-16 アイシン精機株式会社 車両用ドアフレームの製造方法及び車両用ドアフレーム
JP4257194B2 (ja) * 2003-12-10 2009-04-22 片山工業株式会社 車両用ドアサッシュ及びその製造方法
EP1580056B1 (en) * 2004-03-25 2011-10-12 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Doorframe structure
JP4677874B2 (ja) * 2005-10-05 2011-04-27 アイシン精機株式会社 車両用ドアフレーム及び車両用ドアフレームの製造方法
JP4976003B2 (ja) * 2005-11-16 2012-07-18 シロキ工業株式会社 ガラスの支持構造
JP4985072B2 (ja) * 2007-04-17 2012-07-25 アイシン精機株式会社 車両用ドア

Also Published As

Publication number Publication date
US20140298727A1 (en) 2014-10-09
JP2011084129A (ja) 2011-04-28
WO2011046069A1 (ja) 2011-04-21
US20120192498A1 (en) 2012-08-02
CN102548781B (zh) 2015-02-25
CN102548781A (zh) 2012-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5469425B2 (ja) 車両のドアフレーム製造方法
JP5469424B2 (ja) 車両のドアフレーム製造方法
EP2910455B1 (en) Vehicle boundary structure and method for producing same
US7390049B2 (en) Vehicle door
JP6026091B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP5883595B2 (ja) 車両用ドア及び車両用ドアの製造方法
JP5286030B2 (ja) 車両ドアの立柱サッシュ及びその製造方法
JP6214921B2 (ja) 車両のドアフレーム
JP2007038799A (ja) ドア構造
JP6748536B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP5996352B2 (ja) 自動車のピラー補強構造
JP6502981B2 (ja) 車体後部構造
WO2013015271A1 (ja) 車両用ドア
JP2000355219A (ja) ドアベルトライン構造
JP5772512B2 (ja) 自動車のサイドドア構造
JP7172205B2 (ja) 車両用フロントピラーの周辺構造
JP5243994B2 (ja) ドアモールの取り付け構造
JP6841205B2 (ja) フロントピラー
JP6692388B2 (ja) 車体後部構造
WO2013015270A1 (ja) 車両のドアフレーム構造
JP2004217033A (ja) 車両用ドア
JP2021104708A (ja) 車両用ドア構造
JP2013184508A (ja) 車両のセンタピラー構造
JP2018202981A (ja) ホイールハウス構造
JP2012016971A (ja) 車両のドア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5469425

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees