JP2012016971A - 車両のドア構造 - Google Patents

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Tatsuhiro Masuoka
達宏 升岡
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Abstract

【課題】フロントサッシュの取り付け剛性を向上させることができ、製作コストを低廉化できるとともに軽量化できる車両のドア構造を提供する。
【解決手段】ウインドガラスの前端部が挿入されるフロントサッシュ7がドアインナパネル1の前端部1Aに固定され、ドアインナパネル1の前端部1Aから車室外側W2に延びてドアアウタパネル2の前端部2Aに接合される縦壁11がドアインナパネル1の前端部1Aに設けられ、縦壁11の後面29B1にフロントサッシュ取り付け面部14が設けられ、フロントサッシュ7の下端部7Kがフロントサッシュ取り付け面部14に固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、
ウインドガラスの前端部が挿入されるフロントサッシュがドアインナパネルの前端部に固定されている車両のドア構造に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、パネル面が車幅方向を向くドアインナパネルの径方向内方部にフロントサッシュ取り付け面部が設けられ、このフロントサッシュ取り付け面部にフロントサッシュの下端部が、サッシュブラケットを介して車室外側から接合されていた。
パネル面が車幅方向を向くドアインナパネルの径方向内方部は、一般にドアインナパネルの周部に対して車室内側に膨出していることから、特許文献1の技術ではフロントサッシュとフロントサッシュ取り付け面部との車幅方向の距離が長くなり、前記サッシュブラケットの車幅方向の長さが長くなっていた。そのために、サッシュブラケットの板厚を厚くしたり、サッシュブラケットの形状を大きくしたり、サッシュブラケットにビードやフランジを追加したりすることで、サッシュブラケットの剛性を高めてフロントサッシュの取り付け剛性を確保していた。
実公平7−16495号公報
上記従来の構造によれば、サッシュブラケットの板厚を厚くしたり、サッシュブラケットの形状を大きくしたり、サッシュブラケットにビードやフランジを追加したりすることで、サッシュブラケットの剛性を高めてフロントサッシュの取り付け剛性を確保していたために、製作コスト・重量が増大していた。
また、フロントサッシュの下端部が取り付けられるドアインナパネルのフロントサッシュ取り付け面部は、サービスホール(ドア内部の構成部品を組み付けるための作業孔)が複数配置される大きなパネル面に設けられるため、前記フロントサッシュ取り付け面部の剛性を上げるには限度があった。
そして、ドアインナパネルをテーラードブランク材で形成する構造では、ドアを構成する各部材・各部品のレイアウト上の制約から、フロントサッシュ取り付け面部をドアインナパネルのテーラードブランク材の薄板部に設けざるを得ない場合があり、このような場合、フロントサッシュの取り付け剛性が低くなるという問題があった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、フロントサッシュの取り付け剛性を向上させることができ、製作コストを低廉化できるとともに軽量化できる車両のドア構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
ウインドガラスの前端部が挿入されるフロントサッシュがドアインナパネルの前端部に固定されている車両のドア構造であって、
前記ドアインナパネルの前端部から車室外側に延びてドアアウタパネルの前端部に接合される縦壁が前記ドアインナパネルの前端部に設けられ、
前記縦壁の後面にフロントサッシュ取り付け面部が設けられ、
前記フロントサッシュの下端部が前記フロントサッシュ取り付け面部に固定されている点にある。(請求項1)
上記の構成によれば、前記フロントサッシュの下端部は、ドアインナパネルの前端部から車室外側に延びる縦壁の後面のフロントサッシュ取り付け面部に固定されているから、フロントサッシュとフロントサッシュ取り付け面部との車幅方向の距離を短くすることができ、フロントサッシュの下端部とフロントサッシュ取り付け面部の間に介在するサッシュブラケットの車幅方向の長さを短くすることができる。
これにより、フロントサッシュの取り付け剛性を向上させることができ、サッシュブラケットを小型化でき、板厚を薄くすることができて、製作コストを低廉化できるとともに、軽量化することができる。また、フロントサッシュ取り付け面部をフロントサッシュの位置に合わせて設ければ、サッシュブラケットを介さずにフロントサッシュをドアインナパネルに直接固定することもできる。よって、サッシュブラケットを省略することもできる。(請求項1)
本発明において、
前記フロントサッシュ取り付け面部は車両上方側ほど車両後方側に位置するように傾斜して、前記フロントサッシュ取り付け面部に固定された前記フロントサッシュの下端部が車両上方側ほど車両後方側に位置するように傾斜していると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
ドアインナパネルの縦壁を車両後方側に凹ませて凹部の後面にフロントサッシュ取り付け面部を形成する場合、凹部に車両上方側ほど車両後方側に位置する傾斜した周壁が形成されるように前記縦壁を凹ませて、この周壁の後面に前記フロントサッシュ取り付け面部を形成することができる。
従って、凹部の周壁が鉛直方向と直角に形成されるように縦壁を凹ませて、凹部の鉛直姿勢の後面にフロントサッシュ取り付け面部を形成する場合に比べてインナパネルの成形性を向上させることができる。
また、フロントサッシュに傾斜がなくフロントサッシュを鉛直方向に延在させる場合(フロントサッシュ上側の窓枠部におけるフロントサッシュ車両前後方向位置は同じとする)に比べて、フロントサッシュの下端部をドアインナパネルの縦壁に近づけることができるので、フロントサッシュ取り付け面部を形成する凹部の車両後方側に凹ませる量を少なくすることができ、インナパネルの成形性を向上させることができる。
凹部の車両後方側に凹ませる量が少ないと、ドアインナパネルの車室内側に面した車両側面に略平行な面(ドアインナパネルの車室内側の側壁)のスペースをより多く確保することができるので、インナパネルの車室内側の側壁に取り付けられるドアを構成する部品のレイアウトの自由度を増すことができる。(請求項2)
本発明において、
前記フロントサッシュ取り付け面部は、前記縦壁の後面に設けられたオープンストッパー取り付け面部に隣接していると、フロントサッシュの接合により補強されたフロントサッシュ取り付け面部でオープンストッパ取り付け面部の剛性を向上させることができ、オープンストッパの作用によるドア開閉フィーリングを向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記縦壁に形成された車両後方側に凹む凹部の後面に前記フロントサッシュ取り付け面部と前記オープンストッパー取り付け面部が設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記縦壁を車両後方側に凹ませた凹部は絞り形状で形状的に剛性が高いので、その後面に設けられるフロントサッシュ取り付け面部と前記オープンストッパー取り付け面部を剛性の高い面に構成することができる。これにより、フロントサッシュの取り付け剛性を大幅に高めることができる。さらに、フロントサッシュの取り付け剛性の向上によりウインドガラスの保持がしっかりとなされるため、ドア開閉時のウインドガラスのばたつきを押さえドア開閉フィーリングを向上させることができて、商品性を向上させることができる。(請求項4)
本発明において、
側面視において、前記フロントサッシュとドアインナパネルの前端縁との間に、アウトサイドミラー取り付け部とドアヒンジ取り付け部とリンフォースメントの取り付け部が配設されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
ドアを構成する各部材の取り付け部の剛性をフロントサッシュと各部材とで相互に高めることができ、ドア開閉フィーリングの向上、アウトサイドミラーの取り付け剛性の向上、ドア下がりの防止等を図ることができる。また、剛性を相互に高められることから各部材の形状、板厚等の最適化をはかることができ、製作コスト・重量を低減することができる。(請求項5)
本発明によれば、フロントサッシュの取り付け剛性を向上させることができ、製作コストを低廉化できるとともに軽量化できる車両のドア構造を提供することができた。
ドアインナパネルを車室内側から見た斜視図 フロントサッシュの姿勢・配置を示す側面図(フロントサッシュを強調表示) ドアパネルを車両前方側から見た図 図2のA−A断面図 ドアビーム等が取り付けられたドアインナパネルの側面図 ドアビーム等が取り付けられたドアインナパネルの斜視図
本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図3,図5,図6に自動車のサイドドア50を構成するドアインナパネル1を示してある。ドアインナパネル1はドアアウタパネル2(図3参照)と共にサイドドア50のドアパネル3を構成する(以下、ドアインナパネル1をインナパネル1と称し、ドアアウタパネル2をアウタパネル2と称する)。このインナパネル1にはドアトリム(図示せず)がクリップで固定される。ドアパネル3とドアトリム等でサイドドア50を構成している。インナパネル1とアウタパネル2は金属板をプレス加工して成形され、ドアトリムは合成樹脂等で成形されている。
インナパネル1は上側の窓枠部5と下側のインナパネル本体部6とから成る。窓枠部5の下部(ベルトライン部)にはウエザストリップ用の取り付けフランジ5Fが形成され、この取り付けフランジ5Fにウエザストリップ(図示せず)の断面U字状の取り付け基部が外嵌装着される。
また、ウインドガラスの前端部が挿入されるフロントサッシュ7がインナパネル1の前端部1Aに接合され、ウインドガラスの後端部が挿入されるリアサッシュ(図示せず)がドアインナパネル1の後端部1Bに接合されている。
前記フロントサッシュ7は車両後方側Rrが開放した断面U字状(図4参照)に形成されている。このフロントサッシュ7に車両後方側Rrが開放した嵌合溝を備えるガラスラン90が嵌合され、ガラスラン90の嵌合溝にウインドガラス91の前端部が昇降自在に挿入嵌合される。
図4に示すように、インナパネル1の前端部1Aから車室外側W2に延びてアウタパネル2の前端部2Aに接合する前側第1縦壁11(縦壁に相当)がインナパネル1の前端部1Aに設けられ、前側第1縦壁11の車室外側W2の端部から前側第2縦壁12が車両前方側Frに張り出している。前側第2縦壁12の前端縁12A(ドアインナパネルの前端縁に相当)は車両前方側Frに凸の緩やかな円弧状に形成されている(図5参照)。
図1,図3に示すように、前側第1縦壁11の上下両端部にはドアヒンジ取り付け部13が設けられ、図2に示すように、前側第1縦壁11の下端部にフロントサッシュ取り付け面部14が設けられている。フロントサッシュ取り付け面部14は下側のドアヒンジ取り付け部13の上方の車室内側W1に配置されている。
また、図6に示すように、インナパネル1の後端部1Bから車室外側W2に延びてアウタパネル2の後端部に接合する後ろ側第1縦壁21が設けられ、後ろ側第1縦壁21の車室外側W2の端部の下部から車両後方側Rrに後ろ側第2縦壁22が張り出している。
そして、前側第2縦壁12の車室外側W2の面に設けられた前側第1被取り付け部46(リンフォースメントの取り付け部に相当)と、後ろ側第2縦壁22の車室外側W2の面に設けられた後ろ側第1被取り付け部18とに、後ろ下がりに傾斜したアウタセンタリンフォースメント20(リンフォースメントに相当)の前端部の前側第1取り付け部20Aとアウタセンタリンフォースメント20の後端部の後ろ側第1取り付け部20Bとが各別に溶接固着されている。
また、前側第2縦壁12の車室外側W2の面に設けられた前側第2被取り付け部17と、後ろ側第2縦壁22の車室外側W2の面に設けられた後ろ側第2被取り付け部19とに、後ろ下がりに傾斜したドアビーム30の前端部の前側第2取り付け部30Aと後端部の後ろ側第2取り付け部30Bとが取り付けブラケット60A,60Bを介して各別に溶接固着されている。
図1,図2,図4に示すように、前側第1縦壁11の上下方向中間部に車両後方側Rrに凹む凹部29が形成されている。この凹部29は車両前方側Frと車室内側W1が開放している。凹部29の上下一対の周壁29A,29Bは車両後方側Rrに窄まる傾斜壁に構成され、車室外側W2の周壁29Cは壁面が車幅方向を向く鉛直壁に構成され、底壁29Dは壁面が車両前後方向を向く鉛直壁に構成されている。凹部29の下側の周壁29Bは、さらに車室内側W1ほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している(図4参照)。
そして、車両上方側Zほど車両後方側Rrに位置するように傾斜した凹部29の下側の周壁29Bの後面29B1(縦壁の後面に相当)に前記フロントサッシュ取り付け面部14が設けられ、凹部29の底壁29Dの後面29D1にオープンストッパー取り付け面部27が設けられている。つまり、前記フロントサッシュ取り付け面部14は、前側第1縦壁11の後面(前記凹部29の底壁29Dの後面29D1)に設けられたオープンストッパー取り付け面部27に隣接している。オープンストッパーは、通常、ドアの半開時及び全開時にドアの開放を半開位置又は全開位置の一定位置で動きづらくしてストップさせて保持する機能を有する部品である。
図1,図2,図4,図6に示すように、前記凹部29の下側の周壁29Bの後面29B1(前側第1縦壁11の下端部の後面)に設けられたフロントサッシュ取り付け面部14には、フロントサッシュ7の下端部7Kが下側サッシュブラケット15を介して溶接固着(すなわち固定)され、窓枠部5の前側下端部にフロントサッシュ7の上端部が上側サッシュブラケット16を介して溶接固着されている。上側サッシュブラケット16はアウトサイドミラーリンフォースメントを兼ねていて、アウトサイドミラー取り付け部26を形成している。前記凹部29の車室外側W2の周壁29Cをフロントサッシュ7よりも車室外側W2となるように配置して、前記凹部29の下側の周壁29Bの後面29B1に設けられたフロントサッシュ取り付け面部14の位置をフロントサッシュ7に合わせることによって、下側サッシュブラケット15を介さずにフロントサッシュ7をインナパネル1に直接溶接固着することもできる。そうして、下側サッシュブラケット15を省略することもできる。
前記フロントサッシュ取り付け面部14が車両上方側Zほど車両後方側Rrに位置するように傾斜していることから、フロントサッシュ取り付け面部14に固定されたフロントサッシュ7の下端部7K及びフロントサッシュ7も車両上方側Zほど車両後方側Rrに位置するように傾斜している。
図4,図6に示すように、前記下側サッシュブラケット15は金属板を断面L字形に屈曲して形成されている。15Hは軽量化用の孔である。L字の一片に対応する下側サッシュブラケット15の取り付け片15Aには、前記凹部29の下側の周壁29Bの後面29B1に溶接接合される第1接合部S1と、フロントサッシュ7の下端部7Kが溶接接合される第2接合部S2とが設けられている。
前記第1接合部S1と第2接合部S2の間には段差部S3が設けられ、第2接合部S2が第1接合部S1よりも車両後方側Rrに位置している。L字の他片に対応する下側サッシュブラケット15のブラケット片15Bは、取り付け片15Aの車室外側W2の端部から車両後方側Rrに延びて、ハーネス固定用の孔および治具用の孔が設けられている。
図6に示すように、側面視において、前記フロントサッシュ7とインナパネル1の前端縁12Aとの間に、アウトサイドミラー取り付け部26と、ドアヒンジ取り付け部13(図3参照)と、アウタセンタリンフォースメント20の前側第1被取り付け部46と、ドアビーム30の前側第2被取り付け部17とが配設されている。
上記の構成によれば、
(1) 前記フロントサッシュ7の下端部7Kが前記凹部29の下側の周壁29Bの後面29B1(前側第1縦壁11の下端部の後面)のフロントサッシュ取り付け面部14に固定されているから、例えば、ドアインナパネル1の車室内側W1の側壁1S(図4参照)に固定されている場合に比べると、フロントサッシュ7とフロントサッシュ取り付け面部14との車幅方向の距離を短くすることができ、下側サッシュブラケット15の車幅方向の長さを短くすることができる。
これにより、フロントサッシュ7の取り付け剛性を向上させることができ、下側サッシュブラケット15を小型化でき、板厚を薄くすることができて、製作コストを低廉化できるとともに、軽量化することができる。また、フロントサッシュ取り付け面部14をフロントサッシュ7の位置に合わせて設ければ、下側サッシュブラケット15を介さずにフロントサッシュ7をドアインナパネル1に直接固定することもできる。よって、下側サッシュブラケット15を省略することもできる。
(2) フロントサッシュ取り付け面部14は前記凹部29の底壁29Dの後面29D1に設けられたオープンストッパー取り付け面部27に隣接しているから、オープンストッパ取り付け面部27の剛性をフロントサッシュの接合により補強されたフロントサッシュ取り付け面部14で向上させることができて、オープンストッパの作用によるドア開閉フィーリングを向上させることができる。
(3) 前側第1縦壁11に形成された車両後方側Rrに凹む絞り形状で形状的に剛性が高い凹部29の後面に前記フロントサッシュ取り付け面部14と前記オープンストッパー取り付け面部27が設けられているから、フロントサッシュ取り付け面部14と前記オープンストッパー取り付け面部27を剛性の高い面に構成することができる。これにより、フロントサッシュ7の取り付け剛性を大幅に高めることができる。さらに、フロントサッシュ7の取り付け剛性の向上によりウインドガラス91の保持がしっかりとなされるため、ドア開閉時のウインドガラス91のばたつきを押さえドア開閉フィーリングを向上させることができて、商品性を向上させることができる。
(4) 凹部29の上下一対の周壁29A,29Bは車両後方側Rrに窄まる傾斜壁に構成されているから、前記凹部29の上下一対の周壁29A,29Bが鉛直方向と直角を成すように、前記凹部29を凹ませる場合に比べて、インナパネル1の成形性を向上させることができる。また、フロントサッシュ7に傾斜がなくフロントサッシュ7を鉛直方向に延在させる場合(フロントサッシュ7上側の窓枠部5におけるフロントサッシュ7の車両前後方向位置は同じとする)に比べて、フロントサッシュ7の下端部をドアインナパネル1の縦壁11に近づけることができるので、フロントサッシュ取り付け面部14を形成する凹部29の車両後方側に凹ませる量を少なくすることができ、インナパネル1の成形性を向上させることができる。
凹部29の車両後方側に凹ませる量が少ないと、ドアインナパネル1の車室内側に面した車両側面に略平行な面(ドアインナパネル1の車室内側W1の側壁1S)のスペースをより多く確保することができるので、インナパネル1の車室内側W1の側壁1Sに取り付けられるドアを構成する部品のレイアウトの自由度を増すことができる。
(5) ドアを構成する各部材の取り付け部の剛性をフロントサッシュ7と各部材とで相互に高めることができ、ドア開閉フィーリングの向上、アウトサイドミラー取り付け剛性の向上、ドア下がりの防止等を図ることができる。また、剛性を相互に高められることから各部材の形状、板厚等の最適化をはかることができ、コスト・重量を低減することができる。
1 ドアインナパネル
1A ドアインナパネルの前端部
2 ドアアウタパネル
2A ドアアウタパネルの前端部
7 フロントサッシュ
7K フロントサッシュの下端部
11 縦壁(前側第1縦壁)
12A ドアインナパネルの前端縁
13 ドアヒンジ取り付け部
14 フロントサッシュ取り付け面部
20 リンフォースメント(アウタセンタリンフォースメント)
26 アウトサイドミラー取り付け部
27 オープンストッパー取り付け面部
29 凹部
29B1 凹部の後面(縦壁の後面)
46 リンフォースメントの取り付け部(前側第1被取り付け部)
Rr 車両後方側
W2 車室外側
Z 車両上方側

Claims (5)

  1. ウインドガラスの前端部が挿入されるフロントサッシュがドアインナパネルの前端部に固定されている車両のドア構造であって、
    前記ドアインナパネルの前端部から車室外側に延びてドアアウタパネルの前端部に接合される縦壁が前記ドアインナパネルの前端部に設けられ、
    前記縦壁の後面にフロントサッシュ取り付け面部が設けられ、
    前記フロントサッシュの下端部が前記フロントサッシュ取り付け面部に固定されている車両のドア構造。
  2. 前記フロントサッシュ取り付け面部は車両上方側ほど車両後方側に位置するように傾斜して、前記フロントサッシュ取り付け面部に固定された前記フロントサッシュの下端部が車両上方側ほど車両後方側に位置するように傾斜している請求項1記載の車両のドア構造。
  3. 前記フロントサッシュ取り付け面部は、前記縦壁の後面に設けられたオープンストッパー取り付け面部に隣接している請求項1又は2記載の車両のドア構造。
  4. 前記縦壁に形成された車両後方側に凹む凹部の後面に前記フロントサッシュ取り付け面部と前記オープンストッパー取り付け面部が設けられている請求項3記載の車両のドア構造。
  5. 側面視において、前記フロントサッシュとドアインナパネルの前端縁との間に、アウトサイドミラー取り付け部とドアヒンジ取り付け部とリンフォースメントの取り付け部が配設されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のドア構造。
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