JP2007038799A - ドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体後部上方の外壁面が中央側に絞り形成される車体に採用しても、車体のデザイン上の自由度を確保できるドア構造を提供する。
【解決手段】アウタパネル12とインナパネル13とを結合し、ドア下半部D1と同ドア下半部D1の後端上部より上方に延出して上端縁が車両のルーフ側端14と対向する上向き延出部Uとを連続形成したドア主要部6と、ドア下半部D1の前端上部に下端が結合される前縦サッシュ部18と同前縦サッシュ部の上端より上向き延出部Uの上端縁Utまで延出して同上端縁Utに結合されるルーフ対向サッシュ部17とからなる鉤形サッシュ7とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アウタパネルとインナパネルとを結合してなるパネル本体と、そのパネル本体の上部にドアガラスを支持するサッシュとが結合されてなるドア構造に関する。
車両は車体側部を開閉するドアを装着しており、そのドアを開閉させることで、車室内への乗降を容易に行えるようにしている。
このような車両は用途によりその車体形状が大きく異なるが、車室内に前後シートを備え、その前後シートと対向する位置に設けられる前後ドアを開閉することで乗員が乗降できるように形成されたセダンタイプや、ハッチバックタイプのものが知られている。ここで、ハッチバックタイプの自動車では、一般に車室の幅が前後席とも乗員の居住性を考慮してほぼ同様の幅を確保するように形成され、これに伴い、前後の各ドアは平面視において、車体前後方向に沿ってほぼ直状を成すようにそれぞれ形成されている。なお、図7(b)に、従来のフロントドアに取り付けられたフロントガラス110及びリアドアに取り付けられたスライドガラス120の傾斜状態を示した。ここでリアドア側のスライドガラス120の傾斜角は後端側が極僅かに車体中央側に傾斜するよう前後方向基準線Lxに対して+θrとして形成され、フロントガラス110の傾き角は逆傾斜し、−θfとして形成されている。
このような車両で用いるドアのうち、図11(a)に示すサッシュ独立式のドア100は、アウタパネル(不図示)とインナパネル101とを結合してなるパネル本体P0と、そのパネル本体P0のベルトラインLb上側に突き出し状態で取付けられるロール成型された略矩形枠型のサッシュ102とを互に一体結合して形成されている。一方、図11(b)に示すプレス成型式のドア103は、アウタパネル(不図示)とインナパネル104とを表裏で重ねて一体化し、これによりベルトラインLbの下側のパネル本体P1とベルトラインLbの上側のサッシュ部S1とが同時に連続形成されるという構成を採る。
なお、これらサッシュ独立成型ドアや、プレス成型ドアの一例が特開平4−11859号公報(引用文献1)に開示される。
特開平4−11859号公報
ところで、車両がハッチバックタイプで、車体後端部近傍にまでリアドアの後端が位置するような場合、特に、車体後部の平面視における外壁面形状が前席側での車幅方向の幅に対して、後席での車幅方向の幅が後側ほど徐々に狭まるようなデザインを確保する車体構造を採るものとする。
即ち、このような場合、車体後端部のリアエンドピラはセンターピラと比較して、車体中央側に後退するよう形成され、そのリアエンドピラの直前に位置するリアドアもその上部側が前部に対し後部が比較的大きく屈曲して傾斜部を成すように形成されることとなる。
このようにリアドアの上部側が平面視において直状前部と傾斜部とを形成するような場合、ここで用いるドアサッシュはその上部のルーフ対向部が直状前部と屈曲部とその後部の傾斜部を連続形成され、更に、傾斜部の後端が下方に屈曲して伸びるように形成されることとなる。
このように、ドアサッシュのルーフ対向部が直状前部と屈曲部とその後部の傾斜部を形成された上で、下方に屈曲して伸びるように形成されるとすると、サッシュ全体が三次元的に屈曲される必要がある。
しかし、このような形状のサッシュをロール成型することはきわめて困難で、従来のサッシュ独立式のドアをそのまま採用することはできない。これに対してプレス成型ドアでは、アウタパネルとインナパネルとを表裏互いに重ねて形成するので、各ベルトライン上側のアウタサッシュ部及びインナサッシュ部が予め直状前部と傾斜部とを形成するようにプレス成型しておけば、これを表裏で重ねて一体化して屈曲部を有するサッシュ部を形成することは可能である。
しかし、このプレス成型ドアに形成されるサッシュ部は、通常、その剛性を確保する必要上、断面がサッシュ内周側の開口部とその内側の袋状部と外端のヘミング部とで形成されるため、サッシュ断面が比較的幅広となる。特に、図11(b)に示すように、サッシュ部の上部を成すルーフ対向部の上下幅Haが大きくなることで、この部位と対向する車体のドア開口上縁を成すルーフサイド側の形状が規制を受け、デザイン上の自由度が低下するという問題がある。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、車体後部での車幅方向の幅が後側ほど徐々に狭まるような車体に採用しても、車体のデザイン上の自由度を確保できるドア構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、アウタパネルとインナパネルとを結合し、ドア下半部と同ドア下半部の後端上部より上方に延出して上端縁が車両のルーフ側端と対向する上向き延出部とを連続形成したドア主要部と、上記ドア下半部の前端上部に下端が結合される前縦サッシュ部と同前縦サッシュ部の上端より上記上向き延出部の上端縁まで延出して同上端縁に結合されるルーフ対向サッシュ部とからなる鉤形サッシュと、を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のドア構造において、上記ルーフ対向サッシュ部の車両前後方向における中間位置に屈曲部が形成され、同屈曲部に上端が結合され下端が上記ドア下半部側に結合されるセンターサッシュを備え、上記ルーフ対向サッシュ部の上記屈曲部より前側の前側域に対して上記屈曲部より後側の後側域の車両前後方向における傾き角が大きく形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のドア構造において、上記前縦サッシュ部とセンターサッシュの間に上下摺動自在にスライドドアガラスが配備され、上記センターサッシュと上記上向き後端延出部との間に固定ガラスが配備されることを特徴とする。
請求項1記載のドア構造によれば、ドアはそのドア主要部がプレス成型され、鉤形サッシュがロール成型された上で両者が一体結合して形成され、この際、比較的上下幅を小さくできる鉤形サッシュのルーフ対向サッシュ部を採用することで車両のルーフ側縁部の形状の自由度を確保でき、しかも、プレス成型される上向き延出部がドア後部のデザイン上の自由度を拡大することができる。
請求項2記載のドア構造によれば、ルーフ対向サッシュ部上の屈曲部より前側域に対して後側域の車両前後方向における傾き角が大きく形成され、これに伴い、センターサッシュの前側域に配備されるドアガラスに対してセンターサッシュの後側域に配備されるドアガラスの傾き角を容易に大きく形成することができ、車体後部での車幅方向の幅が後側ほど徐々に狭まるような車体に適したドアを容易に形成でき、この点で車両のデザイン上の自由度が拡大する。
請求項3記載のドア構造によれば、センターサッシュの前側域のスライドドアガラスが窓開口を開閉操作でき、センターサッシュの後側域の固定ガラスがドアの後部を車体中央側に絞り形成することを容易化でき、車体後部上方が中央側に絞り形成される車体に適したドアを容易に形成でき、この点で車両のデザイン上の自由度が拡大する。
図1、2にはこの発明のドア構造が適用されたリアドアを装備するハッチバックタイプの自動車Cを示す。この自動車Cは車室R内に前後シート1,2を装着し、左右の前後ドア3,4の開閉により乗員が乗降でき、車体後端のバックドア5を開閉することで不図示の後方開口よりの荷物の積み下ろしを行えるという構成を採っている。
リアドア4はその前端部が不図示の後側方開口の開口周縁にヒンジ結合され、後端部が不図示のラッチ及びストライカを用い、リアエンドピラ21側に開錠可能にロックされる。
このようなリアドア4は、図3に示すように、ドア主要部6と、その上部に一体結合される鉤形サッシュ7と、この鉤形サッシュ7とドア主要部6間に配備されるセンターサッシュ8と、鉤形サッシュ7を挟んで配備されるスライドガラス9及び固定ガラス11と、不図示のドアハンドルと、これらの取付に用いる付属部材とで形成される。
ドア主要部6は、図9に示すように、アウタパネル12とインナパネル13を相互に重ねることで、両パネル間にドア内部空間E2を覆うように形成される。しかも、ベルトラインLb(図3参照)の下側にドア下半部D1を、ドア下半部D1の後端上部より上方に上向き延出部Uを延出形成している。
図9に示すように、インナパネル13は主部131と、その前後及び下部を屈曲させてアウタパネル12側に延出する前後及び下部の周縁部132,133と、それら前後及び下部の周縁部132,133より外側に向け屈曲するフランジdfとからなる。インナパネル13側の前後及び下部のフランジdfはアウタパネル12の周縁の挟持部cdに覆われ、互にヘミング加工により一体結合される。なお、アウタパネル12とインナパネル13の上端長縁部12e,13eの間にドアパネル開口Sが形成され、その前端側に前縦向きサッシュ部18が配備され、中間部にセンターサッシュ8が配備される。
ドア下半部D1の後端上部より上方に延出する上向き延出部Uはその上端縁Utがルーフサイドレール14(ルーフ側端)側と対向する。
図4に示すように、上向き延出部Uはアウタパネル12のアウタ上向き延出部Uoとインナパネル13のインナ上向き延出部Uiを袋状空間E1を介して相互に重ね合わされ、インナ上向き延出部Uiの端部フランジUfがこれと対向するアウタ上向き延出部Uoの端部挟持部c1により被われ、互いがヘミング加工によって結合されている。
袋状空間E1の上端側にはサッシュブラケット16が配備される。サッシュブラケット16は基部161と周縁フランジ162からなり、基部161がインナ上向き延出部Uiに複数箇所で溶着される。図5に示すように、サッシュブラケット16の前側フランジ163の上部には後述のルーフ対向サッシュ部17の後端が当接し、互に溶着される。
このようにルーフ対向サッシュ部17の後端はインナ上向き延出部Uiとアウタ上向き延出部Uoの間に挟まれ、サッシュブラケット16を介しインナ上向き延出部Uiに一体結合される。なお、図6(b)に示すように、ルーフ対向サッシュ部17はそのインナ上向き延出部Uiとの対向部の内の上端突き出し部が一部切除され、その切除部gの上にインナ上向き延出部Uiが載置され、インナ上向き延出部Uiとアウタ上向き延出部Uoの重合部Jの高さがルーフ対向サッシュ部17側と連続する(図6(a)、(b)に記載の上下幅h1参照)ように形成されている。
湾曲ガラス受け部材15は断面コ字型に形成され、インナ上向き延出部Uiとアウタ上向き延出部Uoに挟持された状態で取付けられる。その車内側と車外側の両側壁の複数箇所はアウタ上向き延出部Uo及びインナ上向き延出部Uiの要部に溶着される。この湾曲ガラス受け部材15は、図4,5に示すように、後端縦部151とその下方より前方に回り込んで延びる下延出部152とを有し、ここに連続形成される前開口溝m4に固定ガラス11の後端部及び湾曲下端部がウエザーストリップ19(図4参照)を介し嵌着される。
なお、図8での符号23はアウタ上向き延出部Uoとルーフ対向サッシュ部17の後端及び固定ガラス11の隙間を覆うステーショナリーウエザーストリップを示す。
ところで、図1、4に示すように、アウタ上向き延出部Uoが形成するドア壁面は、アウタ上向き延出部Uoにおけるその前部中央p1の外側への膨出量に対して後端側外周縁p2に接近するほど膨出量が徐々に小さくなる三次元湾曲面として形成される。これによってアウタ上向き延出部Uoの後端縁p2が対向する車体側のリアエンドピラ21の側壁面に対して連続する湾曲面となるように形成される。同じく、アウタ上向き延出部Uoにおける前側中央p1に対してその上方の上端側外周縁p3における膨出量が徐々に小さくなる三次元湾曲面として形成され、これによって、アウタ上向き延出部Uoの上端縁Utが対向する車体側のルーフサイドレール14の外側面と連続するように形成される。
図3に示すように、鉤形サッシュ7は前縦サッシュ部18およびルーフ対向サッシュ部17を鉤型に一体結合して形成される。図9に示すように、前縦サッシュ部18はインナパネル13側の前側の周縁部132に重ね合わされ、互いに溶着される。前縦サッシュ部18の上端にルーフ対向サッシュ部17の前端が突合せ状態で一体結合され、その後端側が上向き延出部Uの上端縁Utまで延出して同部に溶着される。鉤形サッシュ7はロール成型され、図6(a)、(b)に示すように十分の剛性を確保できるような断面形状を成す。特に、ロール成型されることより、ルーフ対向サッシュ部17の上下幅h1は比較的小さくできる。これにより、ルーフ対向サッシュ部17が対向するルーフサイドレール14側の形状の自由度が確保され、車両のデザイン上の自由度が確保されている。
図8(a)、(b)に示すように、ルーフ対向サッシュ部17の前後方向Xでの中間部には屈曲部171が形成され、その屈曲部171のサッシュ内周縁側である下縁にはセンターサッシュ8の上端が当接し、両者が屈曲ブラケット20を介して結合されている。なお、センターサッシュ8の下端はドア下半部D1側のインナパネル13内壁に不図示のサッシュブラケットを介して一体結合される。
図3、図8(a)、(b)に示すように、センターサッシュ8は断面H型を成し、前縦サッシュ部18と平行に配備される。ここで、前縦サッシュ部18の開口溝m1とセンターサッシュ8の前開口溝m2との間にスライドガラス9が不図示のランチャンネルを介してそれぞれ摺動可能に取り付けられる。なお、スライドガラス9はその下縁が不図示のガラス支持部材に一体的に取り付けられ、そのガラス支持部材がインナパネル13の内壁に取り付けられた不図示のウインドウレギュレータにより昇降操作力を受けることで、上下摺動できる。
センターサッシュ8の後開口溝m3と、図5に示す上向き延出部Uの湾曲ガラス受け部材15の前開口溝m4とに不図示のウエザーストリップを介し固定ガラス11の前後端及び下端縁が嵌着される。なお、固定ガラス11の上側はルーフ対向サッシュ部17の後述する後側域173に不図示のウエザーストリップを介し取り付けられる。
図8に示すように、ルーフ対向サッシュ部17は屈曲部171より前側の前側域172の車両前後方向Xに延びる前後方向基準線Lxに対する傾き角θ1に対して、屈曲部171より後側の後側域173の傾き角θ2がより大きく形成される。具体的には、図7(a)に示すように、屈曲部171より前側の前側域172と対向するスライドガラス9の車両前後方向Xに延びる前後方向基準線Lxに対する傾き角+θ1に対して、屈曲部171より後側の後側域173の固定ガラス11の前後方向基準線Lxに対する傾き角θ2がより大きく形成される。なお、ここでのフロントドア3に支持されたフロントガラス22の前後方向基準線Lxに対する傾き角は逆傾斜し、−θ3として形成されている。
このように、リアドア4に支持されたスライドガラス9はその車両前後方向Xにおける傾き角が+θ1と設定され、ごく僅かに後方端側が車体中央側に傾き、そのスライドガラス9の後方の固定ガラス11が更に大きく車体中央側に傾き角+θ2を保持するように設定されている。このため、平面視において、リアドア4の上部であるルーフ対向サッシュ部17及びその後端に接続された上向き延出部Uは後方に位置するほど車体中心側に屈曲した形状を成すように形成されている。
このように図1のリアドア4は、そのドア主要部6がプレス成型され、鉤形サッシュ7がロール成型された上で両者が一体結合して形成され、特にドア上部が鉤形サッシュ7及びその後端に結合される上向き延出部Uで形成されたものを採用できる。ここでは、リアドア4の上部側を成すルーフ対向サッシュ部17がロール成型されることで、比較的上下幅h1を小さくでき、これにより、ルーフ対向サッシュ部17と対向する車両のルーフサイドレール14側の形状の自由度を確保できる。しかも、ドアの後部の上向き延出部Uをプレス成型することで、ドア後部のデザイン上の自由度を拡大することができる。
更に、図1のリアドア4はドア上部を成すルーフ対向サッシュ部17の屈曲部171より前側域172に位置するスライドガラス9の傾き角θ1に対して、後側域173に位置する固定ガラス11の前後方向基準線Lxに対する傾き角θ2がより大きく形成される。これに伴い、センターサッシュ8の前側域に配備されるスライドガラス9に対してセンターサッシュ8の後側域に配備される固定ガラス11の傾き角θ2を容易に大きく形成することができる。このため、車体後部上方の外壁面が車体中央側に絞り形成されるデザインを成す車体に適したリアドアとして容易に形成でき、この点で車両のデザイン上の自由度を拡大させることができる。
更に、センターサッシュ8の前側域にスライドガラス9を配備し、後側域に固定ガラス11を配備するようにできるので、スライドドアガラス9がリアドア4の窓開口を開閉操作でき、固定ガラス11がリアドア4の後部を車体中央側に絞り形成することを容易化できるため、車体後部上方の外壁面が中央側に絞り形成される車体に取り付けられるドアとして採用でき、この点で車両のデザイン上の自由度を拡大させることができる。
上述のところにおいて、図1のリアドア4に装着される鉤形サッシュ7は、その上部のルーフ対向サッシュ部17が屈曲部171を挟んで前側域172と後側域173を備え、その後側域173及び固定ガラス11を前後方向基準線Lxに対して傾き角θ2で車体中央側に屈曲するように取り付けた構成を採っていた。ここでは、これに代えて、図10(a)に示すように、リアドア4aのルーフ対向サッシュ部17aが有する後前側域172a,屈曲部171a及び後側域173aのうち、後側域173aがその前後方向Xにおける中間部に、第2の屈曲部174aを設けるという構成を採っても良い。更に、図10(b)に示すように、リアドア4bのルーフ対向サッシュ部17bが有する後前側域172b,屈曲部171b及び後側域173bのうち、後側域173bがその前後方向Xに連続して湾曲するように形成されても良い。これら図10(a)、(b)に示すような各リアドア4a、4bも前後方向基準線Lxに対して傾き角θ2a,θ2bで車体中央側に屈曲する形状に容易に形成できる。これにより、各リアドア4a、4bの場合も、車体後部上方の外壁面が中央側に絞り形成される車体に取り付けられるドアとして採用でき、この点で車両のデザイン上の自由度を拡大させることができる。
上述のところにおいて、上述の自動車はハッチバックタイプの4ドア車として説明したが、2ドアの自動車に本発明を適用することもでき、この場合も図1のリアドアの場合と同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施形態としてのドア構造が適用されたリアドアを装備する自動車の後部側端の部分切欠斜視図である。 図1のリアドアを装備する自動車の概略平面図である。 図1のリアドアの拡大斜視図ある。 図3のリアドアに形成される上向き延出部の平面断面図である。 図3のリアドアに形成される上向き延出部のアウタパネルを排除した状態の要部切欠側面図である。 図5のルーフ対向サッシュ部の断面図で、(a)が図5のA−A線断面図、(b)が図5のB−B線断面図を示す。 図1のリアドアに装着される前後のウインドウガラスの傾斜角の説明図で、(a)が図1のリアドアのウインドウガラスの場合を示し、(b)が従来構造でのウインドウガラスの場合を示す。 図3のリアドアのルーフ対向サッシュ部を示し、(a)が拡大切欠平面図を、(b)が屈曲部における断面図を示す。 図3のリアドアの前側要部における縦断面図である。 本発明の他の実施形態におけるリアドアのルーフ対向サッシュ部の概略平面図を示し、(a)が第1の変形例を、(b)が第2の変形例を示す。 従来のリアドアの概略内側面図を示し、(a)がサッシュ独立ドアを、(b)がプレス成型ドアを示す。
符号の説明
4 リアドア
6 ドア主要部
7 鉤形サッシュ
8 センターサッシュ
9 スライドガラス
11 固定ガラス
12 アウタパネル
13 インナパネル
14 ルーフサイドレール(ルーフ側端)
17 ルーフ対向サッシュ部
171 屈曲部
172 前側域
173 後側域
18 前縦サッシュ部
θ1 スライドガラスの傾き角
θ2 固定ガラスの傾き角
C 自動車
D1 ドア下半部
Lx 前後方向基準線
U 上向き延出部
Ut 上端縁
X 車両前後方向

Claims (3)

  1. アウタパネルとインナパネルとを結合し、ドア下半部と同ドア下半部の後端上部より上方に延出して上端縁が車両のルーフ側端と対向する上向き延出部とを連続形成したドア主要部と、
    上記ドア下半部の前端上部に下端が結合される前縦サッシュ部と同前縦サッシュ部の上端より上記上向き延出部の上端縁まで延出して同上端縁に結合されるルーフ対向サッシュ部とからなる鉤形サッシュと、
    を有することを特徴とするドア構造。
  2. 請求項1記載のドア構造において、
    上記ルーフ対向サッシュ部の車両前後方向における中間位置に屈曲部が形成され、同屈曲部に上端が結合され下端が上記ドア下半部側に結合されるセンターサッシュを備え、
    上記ルーフ対向サッシュ部の上記屈曲部より前側の前側域に対して上記屈曲部より後側の後側域の車両前後方向における傾き角が大きく形成されていることを特徴とするドア構造。
  3. 請求項2記載のドア構造において、
    上記前縦サッシュ部とセンターサッシュの間に上下摺動自在にスライドドアガラスが配備され、上記センターサッシュと上記上向き後端延出部との間に固定ガラスが配備されることを特徴とするドア構造。
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