JP2003072375A - 自動車用サッシュドア及びそれの製造方法 - Google Patents

自動車用サッシュドア及びそれの製造方法

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JP2003072375A
JP2003072375A JP2001266657A JP2001266657A JP2003072375A JP 2003072375 A JP2003072375 A JP 2003072375A JP 2001266657 A JP2001266657 A JP 2001266657A JP 2001266657 A JP2001266657 A JP 2001266657A JP 2003072375 A JP2003072375 A JP 2003072375A
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sash
frame
plate thickness
door
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JP2001266657A
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English (en)
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Hiroshi Ogawa
大志 小川
Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Takeshi Yamamoto
武 山本
Takashi Yamanaka
貴 山中
Hideaki Sugimoto
秀彰 杉本
Kazunari Iida
和成 飯田
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Honda Motor Co Ltd
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0405Inboard or outboard side of window frame formed integrally with the lower door structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0406Upper door structure window frame formed separately as module

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシュドアを安価で軽量にできること。 【解決手段】 ドアインナパネルの上部にサッシュ本体
を接合した自動車用サッシュドアである。サッシュ本体
23は、複数の板状の枠構成材を互いに接合した後にプ
レス成形された、一体成形品の枠部材である。複数の枠
構成材は、ドアインナパネルに取付けられる下枠材24
と、下枠材24の上に位置する上枠材25と、下枠材2
4の後端部24aと上枠材25の後端部25aとを連結
する後枠材26と、下枠材24の前端部24bと上枠材
25の前端部25bとを連結する前枠材27と、を含ん
でいる。少なくとも一つの枠構成材の板厚が他の枠構成
材の板厚と異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用サッシュ
ドア及び自動車用サッシュドアの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用サッシュドアは、ドアインナパ
ネルの上部にサッシュ本体を設けるとともに、このサッ
シュ本体の車外側にアウタサッシュを設けたものであ
る。サッシュ本体とは、ドアガラスを昇降可能に取付け
た窓枠(sash)のことである。以下、従来の自動車用サ
ッシュドアを図17に基づき説明する。
【0003】図17(a)〜(c)は従来の自動車用サ
ッシュドアの説明図であり、(a)は第1従来例、
(b)は第2従来例、(c)は第3従来例を各々示す。
(a)に示す第1従来例のサッシュドア100は、プレ
ス成形されたドアインナパネル101の上部に、ロール
成形された側面視略コ字状のサッシュ本体102を接合
するとともに、ドアインナパネル101の車外側に、プ
レス成形されたドアアウタパネル103を接合した、ロ
ールサッシュ付きドアである。サッシュ本体102の接
合部分の剛性を確保するために、枠補強材104,10
5を設ける。
【0004】(b)に示す第2従来例のサッシュドア1
10は、プレス成形されたドアインナパネル111の上
部に、プレス成形された枠状のサッシュ本体112を接
合するとともに、ドアインナパネル111の車外側に、
プレス成形されたドアアウタパネル113を接合した、
プレスサッシュ付きドアである。プレス成形された枠状
サッシュ本体112であるから、上記(a)のロール成
形されたコ字状サッシュ本体102よりも剛性が大き
い。114はガラスラン用ホルダ、115はウエザスト
リップ用ホルダである。
【0005】(c)に示す第3従来例のサッシュドア1
20は、ドアインナパネル121にサッシュ部分122
を一体にプレス成形するとともに、ドアインナパネル1
21の車外側に、プレス成形されたドアアウタパネル1
23を接合した、フルドアである。124はガラスラン
用ホルダ、125はウエザストリップ用ホルダである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
17(a)に示す第1従来例のサッシュドア100は、
ロール成形されたサッシュ本体102の接合部分の剛性
を確保するために、接合部分を枠補強材104,105
で補強する必要がある。このため、部品数が増すのでサ
ッシュドア100が高価格になる
【0007】一方、上記図17(b)に示す第2従来例
のサッシュドア110は、大きな平板素材をプレス成形
することで、枠状のサッシュ本体112に加工したもの
である。大きな平板素材を枠状にするのであるから、平
板素材の多くの部分が使われずに残る。これでは、歩留
りが悪いので材料費が増す。さらには、枠状のサッシュ
本体112は上・下・前・後の部分毎に必要な剛性が異
なる。大きな平板素材を枠状にするので、サッシュ本体
112全体の板厚を、最も高剛性にする部分の板厚に合
せることになる。これでは、材料費が増すとともにサッ
シュ本体112の重量が増す。
【0008】このようなことから、サッシュドア110
が高価格になるとともに大重量になる。上記図17
(c)に示す第3従来例のサッシュドア120も、第2
従来例のサッシュドア110と同様である。
【0009】そこで本発明の目的は、サッシュドアを安
価で軽量にできる技術を提供することにある。さらに本
発明の目的は、軽量なサッシュドアを安価に製造できる
技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、ドアインナパネルの上部にサッシュ本体
を接合した自動車用サッシュドアにおいて、サッシュ本
体が、複数の板状の枠構成材を互いに接合してなる枠部
材であり、複数の枠構成材のうち、少なくとも一つの枠
構成材の板厚が他の枠構成材の板厚と異なることを特徴
とする。
【0011】複数の板状の枠構成材を接合することで構
成した枠部材であるから、各枠構成材の大きさ並びに板
厚を自由に設定して組合せることができる。このため、
それぞれ必要な大きさ並びに板厚の複数の枠構成材を組
合せることによって、材料のほとんどの部分を使用する
ことができる。従って極めて歩留りが良い。しかも、複
数の枠構成材のうち、少なくとも一つの枠構成材の板厚
が他の枠構成材の板厚と異なるようにしたので、余分な
板厚の部分が無い。従って、サッシュ本体を軽量にする
ことができるとともにサッシュ本体の材料費を低減する
ことができる。さらには、従来のロール成形されたサッ
シュ本体のように、サッシュ本体の剛性を確保するため
の枠補強材が不要である。このため、部品数を低減する
ことができる。
【0012】請求項2は、サッシュ本体が、複数の枠構
成材を互いに接合した後にプレス成形された一体成形品
であることを特徴とする。従来のように、大きな平板素
材をプレス成形することでサッシュ本体を得る場合に比
べて、極めて歩留りが良い。
【0013】請求項3は、複数の枠構成材が、ドアイン
ナパネルに取付けられる下枠材と、この下枠材の上に位
置する上枠材と、これら下枠材の前端部と上枠材の前端
部とを連結する前枠材と、下枠材の後端部と上枠材の後
端部とを連結する後枠材と、を含んでいることを特徴と
する。上枠材、下枠材、前枠材又は後枠材として個々に
必要な大きさ並びに板厚の枠構成材を互いに接合するこ
とで、枠部材を構成することができる。そして上枠材、
下枠材、前枠材又は後枠材として必要な剛性を、個別に
十分に確保することができる。余分な板厚の部分が無く
なるとともに、部分的に補強材を設ける必要もない。
【0014】請求項4は、下枠材と上枠材との間隔を、
車両前側になるにつれて小さくなるように構成し、前枠
材の板厚を下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚よりも
大きくしたことを特徴とする。例えば、フロント側サッ
シュドアにおけるサッシュ本体のように、下枠材と上枠
材との間隔が車両前側になるにつれて小さくなる場合に
は、前枠材の形状の設計の自由度は他の枠部材に比べて
低い。このことは、特にプレス成形することでサッシュ
本体を構成する場合に、より顕著である。従って、特に
プレス成形後に、前枠材を所望の剛性が得られる断面形
状にすることは容易でない。これに対して請求項4は、
前枠材の板厚を他の枠材の板厚よりも大きくしたので、
前枠材に必要な剛性を十分に確保することができる。
【0015】請求項5は、下枠材と上枠材との間隔を、
車両後側になるにつれて小さくなるように構成し、後枠
材の板厚を下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚よりも
大きくしたことを特徴とする。例えば、リヤ側サッシュ
ドアにおけるサッシュ本体のように、下枠材と上枠材と
の間隔が車両後側になるにつれて小さくなる場合には、
後枠材の形状の設計の自由度は他の枠部材に比べて低
い。このことは、特にプレス成形することでサッシュ本
体を構成する場合に、より顕著である。従って、特にプ
レス成形後に、後枠材を所望の剛性が得られる断面形状
にすることは容易でない。これに対して請求項5は、後
枠材の板厚を他の枠材の板厚よりも大きくしたので、後
枠材に必要な剛性を十分に確保することができる。
【0016】請求項6は、前枠材の板厚並びに後枠材の
板厚を、下枠材の板厚並びに上枠材の板厚よりも大きく
したことを特徴とする。ドアインナパネルに取付けられ
る下枠材や、ドアを閉じたときに車体のルーフ側に接す
る上枠材に比べて、これらの下・上枠材間を連結する前
・後枠材は、大きい剛性が必要である。これに対して請
求項6は、比較的低剛性でもよい下・上枠材の板厚より
も、高剛性であることが求められる前・後枠材の板厚を
大きく設定することで、前・後枠材に必要な剛性を十分
に確保することができる。しかも、下・上枠材の板厚を
抑制することができるので、サッシュ本体を軽量化する
ことができる。このようにして、各枠構成材の剛性を合
理的にバランス良く設定することができるとともに、サ
ッシュ本体を軽量にすることができる。
【0017】請求項7は、下枠材の板厚を上枠材、前枠
材並びに後枠材の各板厚よりも小さくしたことを特徴と
する。下枠材はドアインナパネルに取付けられるので、
上枠材、前枠材並びに後枠材よりも剛性が小さくてす
む。低剛性でよい下枠材の板厚を上・前・後枠材の板厚
よりも小さくすることで、各枠構成材の剛性を合理的に
バランス良く設定することができるとともに、サッシュ
本体をより軽量にすることができる。
【0018】請求項8は、ドアインナパネルの上部にサ
ッシュ本体を接合する自動車用サッシュドアの製造方法
において、板材からなる複数の枠構成材を互いに接合し
て枠部材を成形する工程と、この枠部材をプレス成形し
てサッシュ本体を得る工程と、を有することを特徴とし
た自動車用サッシュドアの製造方法である。
【0019】それぞれ必要な大きさ並びに板厚の複数の
枠構成材を準備し、これらの枠構成材を互いに接合する
ことで、任意の形状且つ大きさの枠部材を容易に成形す
ることができる。その後に、この枠部材をプレス成形す
ることでサッシュ本体を容易に製造することができる。
枠部材は、板厚の異なる平板素材同士を接合したところ
の集合ブランク材である。この集合ブランク材をプレス
成形することでサッシュ本体を製造するのであるから、
材料のほとんどの部分を使用することになる。このた
め、極めて歩留りが良いので、材料費を低減することが
できる。さらには、板厚の異なる平板素材同士を接合し
て、枠部材を得るのに必要な大きさの集合ブランク材を
製造するようにしたので、余分な板厚の部分が無い。こ
のようにして、軽量なサッシュドアを安価に且つ容易に
製造することができる
【0020】請求項9は、複数の枠構成材同士の接合
が、YAGレーザ溶接法で実施することを特徴する自動
車用サッシュドアの製造方法である。複数の枠構成材同
士の接合を、精密な溶接ができるYAGレーザ溶接法で
実施するので、プレス成形前の枠部材をより精度良く製
造することができる。この結果、寸法誤差の少ないサッ
シュ本体を製造することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅中央(車体中心)を示す。また、図面は
符号の向きに見るものとする。
【0022】図1は本発明に係る自動車用の右側面図で
あり、この自動車10は、車体11に左右のフロント側
サッシュドア20L,20R及び左右のリヤ側サッシュ
ドア50L,50Rを備える4ドア型式の車両である。
なお、左右のフロント側サッシュドア20L,20Rは
互いに左右対称形状である他には、同一構造である。左
右のリヤ側サッシュドア50L,50Rも互いに左右対
称形状である他には、同一構造である。図中、12はル
ーフ、13,14はドアガラス、15はドアミラーであ
る。
【0023】図2は本発明に係る右のフロント側サッシ
ュドアの分解図であり、この右のフロント側サッシュド
ア20Rは、ドアインナパネル21の車外側にドアアウ
タパネル22を接合して設け、ドアインナパネル21の
上部にサッシュ本体23を接合して設け、サッシュ本体
23の車外側にアウタサッシュ41を設け、アウタサッ
シュ41の車外側にガラスラン42やモール43を設け
たドア部材である。ドアインナパネル21並びにドアア
ウタパネル22はプレス成形品である。サッシュ本体2
3は、上記図1のドアガラス13を昇降可能に取付ける
窓枠(sash)である。図中、44はアウタフロントパネ
ル、45はアウタピラーパネルである。
【0024】図3は本発明に係る右のフロント側サッシ
ュドア用サッシュ本体の左側面図であり、右のフロント
側サッシュ本体23を車内側から見た構成を示す。右の
フロント側サッシュ本体23は、ドアインナパネル21
(図2参照)に取付けられる水平な下枠材24と、この
下枠材24の上に位置する上枠材25と、これら下枠材
24の後端部24aと上枠材25の後端部25aとを連
結する後枠材26と、下枠材24の前端部24bと上枠
材25の前端部25bとを連結する前枠材27と、から
なる枠部材である。
【0025】下枠材24は、前後に延びる水平な細長い
部材である。上枠材25は、後から前にかけて下がるよ
うに湾曲した細長い部材である。後枠材26は、上下に
延びる細長い部材である。前枠材27は、後枠材26よ
りも短い部材である。これらの下・上・後・前枠材24
〜27は、板状の枠構成材である。詳しくは後述する
が、枠構成材とは、枠部材(右のフロント側サッシュ本
体23)を成す各部材であって、下・上・後・前枠材2
4,25,26,27を含んでいる。
【0026】以上の説明のように、右のフロント側サッ
シュ本体23は、複数の板状の枠構成材(すなわち、下
・上・後・前枠材24〜27)を互いに接合し、下枠材
24と上枠材25との間隔が車両前側になるにつれて小
さくなるようにした枠部材であって、さらに、複数の枠
構成材を互いに接合した後にプレス成形した一体成形品
である。
【0027】ここで、下枠材24の板厚をt1とし、上
枠材25の板厚をt2とし、後枠材26の板厚をt3と
し、前枠材27の板厚をt4としたとき、各板厚をt1
<t2<t3<t4の関係になるように設定した。
【0028】以上の説明をまとめると、サッシュ本体2
3を、複数の板状の枠構成材(すなわち、下・上・後・
前枠材24,25,26,27)を互いに接合してなる
枠部材で構成し、複数の枠構成材のうち、少なくとも一
つの枠構成材の板厚を他の枠構成材の板厚と異ならせた
ので、各枠構成材の大きさ並びに板厚を自由に設定して
組合せることができる。
【0029】このため、それぞれ必要な大きさ並びに板
厚の複数の枠構成材を組合せることによって、材料のほ
とんどの部分を使用することができる。従って極めて歩
留りが良い。しかも、複数の枠構成材のうち、少なくと
も一つの枠構成材の板厚が他の枠構成材の板厚と異なる
ようにしたので、余分な板厚の部分が無い。従って、サ
ッシュ本体23を軽量にすることができるとともにサッ
シュ本体23の材料費を低減することができる。さらに
は、従来のロール成形されたサッシュ本体のように、サ
ッシュ本体の剛性を確保するための枠補強材が不要であ
る。このため、部品数を低減することができる。
【0030】このようにして、右のフロント側サッシュ
ドア20R(図2参照)を軽量で安価にすることができ
る。しかも、基盤となるサッシュ本体23を枠状に一体
に構成するので、サッシュ本体23にシール材等の各種
部品を組付ける際の作業性を高めることができる。
【0031】さらにまた、サッシュ本体23を、複数の
枠構成材を互いに接合した後にプレス成形された一体成
形品としたので、従来のように、大きな平板素材をプレ
ス成形することでサッシュ本体23を得る場合に比べ
て、極めて歩留りが良い。このため、サッシュ本体23
をより安価にすることができる。
【0032】さらに、複数の枠構成材に下枠材24、上
枠材25、後枠材26及び前枠材27を含んでいるの
で、これら下・上・後・前枠材24〜27として必要な
大きさ並びに板厚の枠構成材を互いに接合することで、
枠部材を構成することができる。そして下枠材24、上
枠材25、後枠材26又は前枠材27として必要な剛性
を、個別に十分に確保することができる。余分な板厚の
部分が無くなるとともに、部分的に補強材を設ける必要
もない。しかも、サッシュ本体23の部分的な剛性を高
めるために、サッシュ本体23全体を大型で複雑な構成
にする必要がない。
【0033】一般に、フロント側サッシュドア20Rに
おけるサッシュ本体23のように、下枠材24と上枠材
25との間隔が車両前側になるにつれて小さくなる場合
には、前枠材27の形状の設計の自由度は他の枠部材2
4〜26に比べて低い。このことは、特にプレス成形す
ることでサッシュ本体23を構成する場合に、より顕著
である。従って、特にプレス成形後に、前枠材27を所
望の剛性が得られる断面形状にすることは容易でない。
これに対して本発明は、前枠材27の板厚t4を他の枠
材24〜26の板厚t1,t2,t3よりも大きくした
ので、前枠材27に必要な剛性を十分に確保することが
できる。
【0034】さらにまた、一般に、ドアインナパネル2
1(図2参照)に取付けられる下枠材24や、フロント
側サッシュドア20Rを閉じたときに車体のルーフ12
(図1参照)側に接する上枠材25に比べて、これらの
下・上枠材24,25間を連結する前・後枠材26,2
7は、大きい剛性が必要である。これに対して本発明
は、比較的低剛性でもよい下・上枠材24,25の板厚
t1,t2よりも、高剛性であることが求められる前・
後枠材26,27の板厚t3,t4を大きく設定するこ
とで、前・後枠材26,27に必要な剛性を十分に確保
することができる。しかも、下・上枠材24,25の板
厚t1,t2を抑制することができるので、サッシュ本
体23を軽量化することができる。このようにして、各
枠構成材の剛性を合理的にバランス良く設定することが
できるとともに、サッシュ本体23を軽量にすることが
できる。
【0035】下枠材24はドアインナパネル21に取付
けられるので、上枠材25、後枠材26並びに前枠材2
7よりも剛性が小さくてすむ。低剛性でよい下枠材24
の板厚t1を上・後・前枠材25〜27の板厚t2,t
3,t4よりも小さくすることで、各枠材24〜27の
剛性を合理的にバランス良く設定することができるとと
もに、サッシュ本体23をより軽量にすることができ
る。
【0036】図4は本発明に係る右のフロント側サッシ
ュドア用サッシュ本体の後部右側面図であり、右のフロ
ント側サッシュ本体23の後部を車外側から見た構成を
示す。後枠材26は、前方へ下部前端部26a並びに上
部前端部26bを延ばした側面視コ字状部材であって、
下部前端部26aに下枠材24の後端部24aを接合線
W1にて接合するとともに、上部前端部26bに上枠材
25の後端部25aを接合線W2にて接合することがで
きる。
【0037】図5は本発明に係る右のフロント側サッシ
ュドア用サッシュ本体の前部右側面図であり、右のフロ
ント側サッシュ本体23の前部を車外側から見た構成を
示す。前枠材27は、後方へ下部後端部27a並びに上
部後端部27bを延ばした側面視コ字状部材であって、
下部後端部27aに下枠材24の前端部24bを接合線
W3にて接合するとともに、上部後端部27bに上枠材
25の後端部25bを接合線W4にて接合することがで
きる。
【0038】図6は図3の6−6線断面図であり、上枠
材25の縦断面構造を示す。上枠材25は、車外側に開
放した略U字状断面体であり、上枠材25の上端の縁か
ら車外側へ延長部25cを延ばし、この延長部25cの
先端に第1フランジ25dを形成し、さらに上枠材25
の下端の縁に第2フランジ25eを形成したものであ
る。上枠材25の車外側に、想像線にて示すアウタサッ
シュ41を設けることができる。
【0039】図7は図3の7−7線断面図であり、後枠
材26の平面断面構造を示す。後枠材26は、車外側に
開放する略U字状断面体であり、車体のセンタピラー側
(図右側)へ延びる平坦な延長部26cと、前後方向両
端に2つのフランジ(上の第1フランジ26dと下の第
2フランジ26e)を一体に形成した部材である。後枠
材26の車外側に、想像線にて示すアウタピラーパネル
45を設けることができる。アウタピラーパネル45
は、ガラスラン42(図2参照)を取付けるためのホル
ダ部45aを有する。
【0040】図8は図3の8−8線断面図であり、後枠
材26において下端から前方へ延びた、下部前部26a
の縦断面構造を示す。後枠材26の下部前部26aは、
左右に比較的平坦な部分であって、車内側に想像線にて
示すドアインナパネル21の上部を接合することができ
る。
【0041】図9は図3の9−9線断面図であり、下枠
材24の縦断面構造を示す。下枠材24は、左右に比較
的平坦な部分であって、上端にフランジ24cを形成
し、フランジ24cの車内側に想像線にて示すドアイン
ナパネル21の上部を接合することができる。
【0042】図10は図3の10−10線断面図であ
り、前枠材27の下部の縦断面構造を示す。前枠材27
の下部に、左右に比較的平坦な延長部27cを設け、こ
の延長部27cの車内側に、想像線にて示すドアインナ
パネル21の上部を接合することができる。
【0043】図11は図3の11−11線断面図であ
り、前枠材27の上部の縦断面構造を示す。前枠材27
の上部は、車外側に開放する略U字状断面体であり、下
方へ延びる平坦な延長部27cと上端のフランジ27d
を一体に形成した部材である。前枠材27の車外側に、
想像線にて示すアウタサッシュ41を設けることができ
る。
【0044】次に、上記構成の右のフロント側サッシュ
ドア20Rの製造方法について、図2、図12並びに図
13に基づき説明する。図12(a)〜(c)は本発明
に係る右のフロント側サッシュドアの製造方法説明図
(その1)である。(a)は複数の枠構成材の配列を示
し、(b)は(a)のb−b線断面を示し、(c)は
(a)のc−c線断面を示す。先ず、(a)に示すよう
に互いに異なる平板から複数の枠構成材31〜34を型
取りする(第1工程)。下の枠構成材31はサッシュ本
体の下枠材に相当する板材であり、上の枠構成材32は
サッシュ本体の上枠材に相当する板材であり、後の枠構
成材33はサッシュ本体の後枠材に相当する板材であ
り、前の枠構成材34はサッシュ本体の前枠材に相当す
る板材である。すなわち、これらの枠構成材31〜34
は、上記図3に示すサッシュ本体23の下・上・後・前
枠材24〜27を製造するのに必要な形状に切断された
部材である。
【0045】(b)及び(c)に示すように、下の枠構
成材31の板厚はt1であり、上の枠構成材32の板厚
はt2であり、後の枠構成材33の板厚はt3であり、
前の枠構成材34の板厚はt4である。各板厚の関係は
t1<t2<t3<t4である。例えば、下の枠構成材
31の板厚t1を0.6mm、上の枠構成材32の板厚
t2を0.7mm、後の枠構成材33の板厚t3を0.
9mm、前の枠構成材34の板厚t4を1.4mmとす
る。
【0046】図13(a)〜(d)は本発明に係る右の
フロント側サッシュドアの製造方法説明図(その2)で
ある。(a)において、板材からなる複数の枠構成材3
1〜34を並べて準備する(第2工程)。次に(b)に
おいて、各枠構成材31〜34を溶接線W1〜W4で互
いに接合して、枠部材35を成形する(第3工程)。こ
のような平板素材からなる枠部材35は、板厚の異なる
シート(枠構成材31〜34)同士を予め接合したとこ
ろの集合ブランク材である。複数の枠構成材31〜34
同士の接合は、YAGレーザ溶接法で実施する。
【0047】ここで、「YAGレーザ溶接法」とは、Y
AGレーザ光線を利用した周知の溶接法であって、精密
な溶接ができる。「YAG」とは、イットリウム・アル
ミニウム・ガーネットの略称であり、光学特性に優れて
いる。
【0048】次に(c)において、上記枠部材35をプ
レス成形してサッシュ本体23を得る(第4工程)。
【0049】次に上記図2において、サッシュ本体23
にアウタサッシュ41、アウタフロントパネル44、ア
ウタピラーパネル45を接合する(第5工程)。さら
に、ドアインナパネル21の上部にサッシュ本体23を
接合するとともに、ドアインナパネル21の車外側にド
アアウタパネル22を接合する(第6工程)。次に、サ
ッシュ本体23並びにアウタサッシュ41にモール43
を取付けるとともに、ガラスラン42やウエザストリッ
プ(図示せず)等の弾性部材を取付け、ドアガラス13
やドア附属品を取付けて、右のフロント側サッシュドア
20Rを完成させる(第7工程)。
【0050】本発明は、このように右のフロント側サッ
シュドア20Rの製造工程に、板材からなる複数の枠構
成材31〜34を互いに接合して枠部材35を成形する
工程と、この枠部材35をプレス成形してサッシュ本体
23を得る工程と、を有することを特徴とする。
【0051】それぞれ必要な大きさ並びに板厚の複数の
枠構成材31〜34を準備し、これらの枠構成材31〜
34を互いに接合することで、任意の形状且つ大きさの
枠部材35を容易に成形することができる。その後に、
この枠部材35をプレス成形することでサッシュ本体2
3を容易に製造することができる。
【0052】枠部材35は、板厚の異なる平板素材同士
を接合したところの集合ブランク材である。この集合ブ
ランク材をプレス成形することでサッシュ本体23を製
造するのであるから、材料のほとんどの部分を使用する
ことになる。このため、極めて歩留りが良いので、材料
費を低減することができる。さらには、板厚の異なる平
板素材同士を接合して、枠部材35を得るのに必要な大
きさの集合ブランク材を製造するようにしたので、余分
な板厚の部分が無い。
【0053】このようにして、軽量な右のフロント側サ
ッシュドア20Rを安価に且つ容易に製造することがで
きるさらにまた、従来のロール成形されたサッシュ本体
のように、サッシュ本体23の剛性を確保するための枠
補強材が不要である。そして、枠補強材を成形する成形
用型も不要である。
【0054】また、複数の枠構成材31〜34同士の接
合を、精密な溶接ができるYAGレーザ溶接法で実施す
るようにしたので、プレス成形前の枠部材35をより精
度良く製造することができる。
【0055】次に、上記図1に示す右のリヤ側サッシュ
ドア50Rの構成について説明する。右のリヤ側サッシ
ュドア50Rは、右のフロント側サッシュドア20Rと
同様の構成であって、ドアインナパネルの車外側にドア
アウタパネルを接合して設け、ドアインナパネルの上部
にサッシュ本体を接合して設け、サッシュ本体の車外側
にアウタサッシュを設け、アウタサッシュの車外側にガ
ラスランやモールを設けたドア部材である。サッシュ本
体は、ドアガラス13を昇降可能に取付ける窓枠であ
る。以下に、右のリヤ側サッシュ本体について説明す
る。
【0056】図14は本発明に係る右のリヤ側サッシュ
ドア用サッシュ本体の左側面図であり、右のリヤ側サッ
シュ本体53を車内側から見た構成を示す。右のリヤ側
サッシュ本体53は、ドアインナパネルに取付けられる
水平な下枠材54と、この下枠材54の上に位置する上
枠材55と、これら下枠材54の後端部54aと上枠材
55の後端部55aとを連結する後枠材56と、下枠材
54の前端部54bと上枠材55の前端部55bとを連
結する前枠材57と、からなる枠部材である。
【0057】下枠材54は、前後に延びる水平な細長い
部材である。上枠材55は、前から後にかけて下がるよ
うに湾曲した細長い部材である。後枠材56は、短い部
材である。前枠材57は、後枠材56よりも細長い上下
に延びる部材である。これらの下・上・後・前枠材54
〜57は、板状の枠構成材である。枠構成材とは、枠部
材(右のフロント側サッシュ本体53)を成す各部材で
あって、下・上・後・前枠材54,55,56,57を
含んでいる。
【0058】以上の説明のように、右のフロント側サッ
シュ本体53は、複数の板状の枠構成材(すなわち、下
・上・後・前枠材54〜57)を互いに接合すること
で、下枠材54と上枠材55との間隔を、車両後側にな
るにつれて小さくなるようにした枠部材であって、複数
の枠構成材を互いに接合した後にプレス成形された一体
成形品である
【0059】下枠材54の板厚をt11とし、上枠材5
5の板厚をt12とし、後枠材56の板厚をt13と
し、前枠材57の板厚をt14としたとき、各板厚をt
11<t12<t14<t13の関係に設定した。すな
わち、後枠材56の板厚t13を、下枠材54の板厚t
11、上枠材55の板厚t12並びに前枠材57の板厚
t14よりも大きくした。さらには、下枠材54の板厚
t11並びに上枠材55の板厚t12よりも、後枠材5
6の板厚t13並びに前枠材57の板厚t14を大きく
した。さらにまた、低剛性でよい下枠材54の板厚t1
1を上・後・前枠材55〜57の板厚t12,t13,
t14よりも小さくした。
【0060】下枠材54の縦断面構造は、上記図9に示
す下枠材24の縦断面構造と概ね同一であり、車内側に
ドアインナパネル21(図9参照)の上部を接合するこ
とができる。上枠材55の縦断面構造は、上記図6に示
す上枠材25の縦断面構造と同一であり、車外側にアウ
タサッシュを設けることができる。後枠材56の縦断面
構造は、上記図10に示す前枠材27と概ね同一であ
る。前枠材57の縦断面構造は、上記図7に示す後枠材
26と概ね同一である。
【0061】後枠材56は、下部前端部56a並びに上
部前端部56bを前方へ延ばした側面視コ字状部材であ
って、下部前端部56aに下枠材54の後端部54aを
接合線W11で接合するとともに、上部前端部56bに
上枠材55の後端部55aを接合線W12で接合するこ
とができる。
【0062】前枠材57は、下部前端部57a並びに上
部前端部57bを前方へ延ばした側面視コ字状部材であ
って、下部前端部57aに下枠材54の前端部54bを
接合線W13で接合するとともに、上部前端部57bに
上枠材55の後端部55bを接合線W14で接合するこ
とができる。
【0063】このような右のリヤ側サッシュドア50R
の構成であるから、上記図3に示す右のフロント側サッ
シュドア20Rと同様の作用、効果を有する。さらに
は、一般に、リヤ側サッシュドア50Rにおけるサッシ
ュ本体53のように、下枠材54と上枠材55との間隔
が車両後側になるにつれて小さくなる場合には、後枠材
56の形状の設計の自由度は他の枠材54,55,57
に比べて低い。このことは、特にプレス成形することで
サッシュ本体53を構成する場合に、より顕著である。
従って、特にプレス成形後に、後枠材56を所望の剛性
が得られる断面形状にすることは容易でない。これに対
して本発明は、後枠材56の板厚t13を他の枠材5
4,55,57の各板厚t11,t12,t14よりも
大きくしたので、後枠材56に必要な剛性を十分に確保
することができる。
【0064】次に、上記構成の右のリヤ側サッシュドア
50Rの製造方法について、図15並びに図16に基づ
き説明する。図15(a)〜(c)は本発明に係る右の
リヤ側サッシュドアの製造方法説明図(その1)であ
る。(a)は複数の枠構成材の配列を示し、(b)は
(a)のb−b線断面を示し、(c)は(a)のc−c
線断面を示す。先ず、(a)に示すように互いに異なる
平板から複数の枠構成材61〜64を型取りする(第1
工程)。下の枠構成材61はサッシュ本体の下枠材に相
当する板材であり、上の枠構成材62はサッシュ本体の
上枠材に相当する板材であり、後の枠構成材63はサッ
シュ本体の後枠材に相当する板材であり、前の枠構成材
64はサッシュ本体の前枠材に相当する板材である。す
なわち、これらの枠構成材61〜64は、上記図14に
示すサッシュ本体53の下・上・後・前枠材54〜57
を製造するのに必要な形状に切断された部材である。
【0065】(b)及び(c)に示すように、下の枠構
成材61の板厚はt11であり、上の枠構成材62の板
厚はt12であり、後の枠構成材63の板厚はt13で
あり、前の枠構成材64の板厚はt14である。各板厚
の関係はt11<t12<t14<t13である。例え
ば、下の枠構成材61の板厚t11を0.6mm、上の
枠構成材62の板厚t12を0.7mm、後の枠構成材
63の板厚t13を1.4mm、前の枠構成材64の板
厚t14を0.9mmとする。
【0066】図16(a)〜(d)は本発明に係る右の
リヤ側サッシュドアの製造方法説明図(その2)であ
る。(a)において、板材からなる複数の枠構成材61
〜64を並べて準備する(第2工程)。次に(b)にお
いて、各枠構成材61〜64を溶接線W11〜W14で
互いに接合して、枠部材65を成形する(第3工程)。
このような平板素材からなる枠部材65は、板厚の異な
る平板素材(枠構成材61〜64)同士を突き合せて予
め接合したところの集合ブランク材である。複数の枠構
成材61〜64同士の接合は、YAGレーザ溶接法で実
施する。
【0067】次に(c)において、上記枠部材65をプ
レス成形してサッシュ本体53を得る(第4工程)。
【0068】次に、上記図2に示す右のフロント側サッ
シュドア20Rと同様に、サッシュ本体53にアウタサ
ッシュ、アウタフロントパネル、アウタピラーパネルを
接合し(第5工程)、さらに、ドアインナパネルの上部
にサッシュ本体53を接合するとともに、ドアインナパ
ネルの車外側にドアアウタパネルを接合し(第6工
程)、次に、サッシュ本体53並びにアウタサッシュに
モールを取付けるとともに、ガラスランやウエザストリ
ップ(図示せず)等の弾性部材を取付け、ドアガラス1
3やドア附属品を取付けて、右のリヤ側サッシュドア5
0Rを完成させる(第7工程)。
【0069】本発明は、このように右のリヤ側サッシュ
ドア50Rの製造工程に、板材からなる複数の枠構成材
61〜64を互いに接合して枠部材65を成形する工程
と、この枠部材65をプレス成形してサッシュ本体53
を得る工程と、を有することを特徴とする。従って、上
記右のフロント側サッシュドア20Rを製造する場合と
同様の作用、効果を有する。
【0070】なお、上記本発明の実施の形態において、
左のフロント側サッシュドア20Lも右のフロント側サ
ッシュドア20Rと同様の構成、製造方法であり、同じ
作用、効果を有する。また、左のリヤ側サッシュドア5
0Lも右のリヤ側サッシュドア50Rと同様の構成、製
造方法であり、同じ作用、効果を有する。
【0071】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ドアインナパネルのサッシュ本体
を、複数の板状の枠構成材を互いに接合してなる枠部材
で構成し、複数の枠構成材のうち、少なくとも一つの枠
構成材の板厚を他の枠構成材の板厚と異ならせたので、
各枠構成材の大きさ並びに板厚を自由に設定して組合せ
ることができる。このため、それぞれ必要な大きさ並び
に板厚の複数の枠構成材を組合せることによって、材料
のほとんどの部分を使用することができる。従って極め
て歩留りが良い。しかも、複数の枠構成材のうち、少な
くとも一つの枠構成材の板厚が他の枠構成材の板厚と異
なるようにしたので、余分な板厚の部分が無い。従っ
て、サッシュ本体を軽量にすることができるとともにサ
ッシュ本体の材料費を低減することができる。さらに
は、従来のロール成形されたサッシュ本体のように、サ
ッシュ本体の剛性を確保するための枠補強材が不要であ
る。このため、部品数を低減することができる。このよ
うにして、サッシュドアを軽量で安価にすることができ
る。しかも、基盤となるサッシュ本体を枠状に一体に構
成するので、サッシュ本体にシール材等の各種部品を組
付ける際の作業性を高めることができる。
【0072】請求項2は、サッシュ本体を、複数の枠構
成材を互いに接合した後にプレス成形された一体成形品
としたので、従来のように、大きな平板素材をプレス成
形することでサッシュ本体を得る場合に比べて、極めて
歩留りが良い。このため、サッシュ本体をより安価にす
ることができる。
【0073】請求項3は、複数の枠構成材が、ドアイン
ナパネルに取付けられる下枠材と、この下枠材の上に位
置する上枠材と、これら下枠材の前端部と上枠材の前端
部とを連結する前枠材と、下枠材の後端部と上枠材の後
端部とを連結する後枠材と、を含んでいるので、これら
上・下・前・後枠材として個々に必要な大きさ並びに板
厚の枠構成材を互いに接合することで、枠部材を構成す
ることができる。そして上枠材、下枠材、前枠材又は後
枠材として必要な剛性を、個別に十分に確保することが
できる。余分な板厚の部分が無くなるとともに、部分的
に補強材を設ける必要もない。しかも、サッシュ本体の
部分的な剛性を高めるために、サッシュ本体全体を大型
で複雑な構成にする必要がない。
【0074】請求項4は、下枠材と上枠材との間隔を、
車両前側になるにつれて小さくなるように構成し、前枠
材の板厚を下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚よりも
大きくしたことを特徴とする。例えば、フロント側サッ
シュドアにおけるサッシュ本体のように、下枠材と上枠
材との間隔が車両前側になるにつれて小さくなる場合に
は、前枠材の形状の設計の自由度は他の枠部材に比べて
低い。このことは、特にプレス成形することでサッシュ
本体を構成する場合に、より顕著である。従って、特に
プレス成形後に、前枠材を所望の剛性が得られる断面形
状にすることは容易でない。これに対して請求項4は、
前枠材の板厚を他の枠材の板厚よりも大きくしたので、
前枠材に必要な剛性を十分に確保することができる。
【0075】請求項5は、下枠材と上枠材との間隔を、
車両後側になるにつれて小さくなるように構成し、後枠
材の板厚を下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚よりも
大きくしたことを特徴とする。例えば、リヤ側サッシュ
ドアにおけるサッシュ本体のように、下枠材と上枠材と
の間隔が車両後側になるにつれて小さくなる場合には、
後枠材の形状の設計の自由度は他の枠部材に比べて低
い。このことは、特にプレス成形することでサッシュ本
体を構成する場合に、より顕著である。従って、特にプ
レス成形後に、後枠材を所望の剛性が得られる断面形状
にすることは容易でない。これに対して請求項5は、後
枠材の板厚を他の枠材の板厚よりも大きくしたので、後
枠材に必要な剛性を十分に確保することができる。
【0076】請求項6は、前枠材の板厚並びに後枠材の
板厚を、下枠材の板厚並びに上枠材の板厚よりも大きく
したことを特徴とする。ドアインナパネルに取付けられ
る下枠材や、ドアを閉じたときに車体のルーフ側に接す
る上枠材に比べて、これらの下・上枠材間を連結する前
・後枠材は、大きい剛性が必要である。これに対して請
求項6は、比較的低剛性でもよい下・上枠材の板厚より
も、高剛性であることが求められる前・後枠材の板厚を
大きく設定することで、前・後枠材に必要な剛性を十分
に確保することができる。しかも、下・上枠材の板厚を
抑制することができるので、サッシュ本体を軽量化する
ことができる。このようにして、各枠構成材の剛性を合
理的にバランス良く設定することができるとともに、サ
ッシュ本体を軽量にすることができる。
【0077】請求項7は、下枠材の板厚を上枠材、前枠
材並びに後枠材の各板厚よりも小さくしたことを特徴と
する。下枠材はドアインナパネルに取付けられるので、
上枠材、前枠材並びに後枠材よりも剛性が小さくてす
む。低剛性でよい下枠材の板厚を上・前・後枠材の板厚
よりも小さくすることで、各枠構成材の剛性を合理的に
バランス良く設定することができるとともに、サッシュ
本体をより軽量にすることができる。
【0078】請求項8は、それぞれ必要な大きさ並びに
板厚の複数の枠構成材を準備し、これらの枠構成材を互
いに接合することで、任意の形状且つ大きさの枠部材を
容易に成形することができる。その後に、この枠部材を
プレス成形することでサッシュ本体を容易に製造するこ
とができる。枠部材は、板厚の異なる平板素材同士を接
合したところの集合ブランク材である。この集合ブラン
ク材をプレス成形することでサッシュ本体を製造するの
であるから、材料のほとんどの部分を使用することにな
る。このため、極めて歩留りが良いので、材料費を低減
することができる。さらには、板厚の異なる平板素材同
士を接合して、枠部材を得るのに必要な大きさの集合ブ
ランク材を製造するようにしたので、余分な板厚の部分
が無い。このようにして、軽量なサッシュドアを安価に
且つ容易に製造することができるさらにまた、従来のロ
ール成形されたサッシュ本体のように、サッシュ本体の
剛性を確保するための枠補強材が不要である。そして、
枠補強材を成形する成形用型も不要である。
【0079】請求項9は、複数の枠構成材同士の接合
を、精密な溶接ができるYAGレーザ溶接法で実施する
ので、プレス成形前の枠部材をより精度良く製造するこ
とができる。この結果、寸法誤差の少ないサッシュ本体
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用の右側面図
【図2】本発明に係る右のフロント側サッシュドアの分
解図
【図3】本発明に係る右のフロント側サッシュドア用サ
ッシュ本体の左側面図
【図4】本発明に係る右のフロント側サッシュドア用サ
ッシュ本体の後部右側面図
【図5】本発明に係る右のフロント側サッシュドア用サ
ッシュ本体の前部右側面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図3の7−7線断面図
【図8】図3の8−8線断面図
【図9】図3の9−9線断面図
【図10】図3の10−10線断面図
【図11】図3の11−11線断面図
【図12】本発明に係る右のフロント側サッシュドアの
製造方法説明図(その1)
【図13】本発明に係る右のフロント側サッシュドアの
製造方法説明図(その2)
【図14】本発明に係る右のリヤ側サッシュドア用サッ
シュ本体の左側面図
【図15】本発明に係る右のリヤ側サッシュドアの製造
方法説明図(その1)
【図16】本発明に係る右のリヤ側サッシュドアの製造
方法説明図(その2)
【図17】従来の自動車用サッシュドアの説明図
【符号の説明】
10…自動車、20L,20R,50L,50R…サッ
シュドア(左右のフロント側サッシュドア及び左右のリ
ヤ側サッシュドア)、21…ドアインナパネル、23,
53…サッシュ本体、24,54…下枠材、24a,5
4a…下枠材の後端部、24b,55b…下枠材の前端
部、25,55…上枠材、25a,55a…上枠材の後
端部、25b,55b…上枠材の前端部、26,56…
後枠材、27,57…前枠材、31〜34,61〜64
…枠構成材、35,65…枠部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幹夫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山本 武 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山中 貴 東京都北区赤羽南2丁目5番1号 三恵技 研工業株式会社内 (72)発明者 杉本 秀彰 東京都北区赤羽南2丁目5番1号 三恵技 研工業株式会社内 (72)発明者 飯田 和成 東京都北区赤羽南2丁目5番1号 三恵技 研工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナパネルの上部にサッシュ本体
    を接合した自動車用サッシュドアにおいて、前記サッシ
    ュ本体は、複数の板状の枠構成材を互いに接合してなる
    枠部材であり、前記複数の枠構成材のうち、少なくとも
    一つの枠構成材の板厚が他の枠構成材の板厚と異なるこ
    とを特徴とした自動車用サッシュドア。
  2. 【請求項2】 前記サッシュ本体は、前記複数の枠構成
    材を互いに接合した後にプレス成形された一体成形品で
    あることを特徴とした請求項1記載の自動車用サッシュ
    ドア。
  3. 【請求項3】 前記複数の枠構成材は、前記ドアインナ
    パネルに取付けられる下枠材と、この下枠材の上に位置
    する上枠材と、これら下枠材の前端部と上枠材の前端部
    とを連結する前枠材と、下枠材の後端部と上枠材の後端
    部とを連結する後枠材と、を含んでいることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の自動車用サッシュドア。
  4. 【請求項4】 前記下枠材と前記上枠材との間隔を、車
    両前側になるにつれて小さくなるように構成し、前記前
    枠材の板厚を前記下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚
    よりも大きくしたことを特徴とする請求項3記載の自動
    車用サッシュドア。
  5. 【請求項5】 前記下枠材と前記上枠材との間隔を、車
    両後側になるにつれて小さくなるように構成し、前記後
    枠材の板厚を前記下枠材、上枠材並びに後枠材の各板厚
    よりも大きくしたことを特徴とする請求項3記載の自動
    車用サッシュドア。
  6. 【請求項6】 前記前枠材の板厚並びに前記後枠材の板
    厚を、前記下枠材の板厚並びに前記上枠材の板厚よりも
    大きくしたことを特徴とする請求項3、請求項4又は請
    求項5記載の自動車用サッシュドア。
  7. 【請求項7】 前記下枠材の板厚を前記上枠材、前枠材
    並びに後枠材の各板厚よりも小さくしたことを特徴とす
    る請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6記載の自
    動車用サッシュドア。
  8. 【請求項8】 ドアインナパネルの上部にサッシュ本体
    を接合する自動車用サッシュドアの製造方法において、
    板材からなる複数の枠構成材を互いに接合して枠部材を
    成形する工程と、この枠部材をプレス成形してサッシュ
    本体を得る工程と、を有することを特徴とした自動車用
    サッシュドアの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の枠構成材同士の接合は、YA
    Gレーザ溶接法で実施することを特徴とした請求項8記
    載の自動車用サッシュドアの製造方法。
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