JP2001253239A - ドアサッシュ部上部接合構造 - Google Patents
ドアサッシュ部上部接合構造Info
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Abstract
易なドアサッシュ部上部接合構造を提供する。 【解決手段】 サッシュ縦部21と、サッシュ縦部21
の上端部21aから横方向へ延びるサッシュ横部22と
を備えたドアのサッシュ上部構造である。サッシュ縦部
21の上端部21aからその一部を前記サッシュ横部2
2方向に延設してサッシュ横部22との接続部21bを
形成すると共に、少なくともこの上端部21aを型成形
で形成し、前記接続部21bの車内側の接合面21dの
位置は、車外側の接合面21cの位置よりサッシュ縦部
21から横方向で距離w離れて設定されている。
Description
図りながら高剛性を至現出来る車両用のドア構造に関す
るものである。
るためにアルミドア構造としたもので、図13に示す特
開平6−320855号公報に記載されている様なもの
が知られている。
トドア1が、アルミニウム合金製からなるサッシュ3を
ドア本体2に設けて構成されている。このサッシュ3
は、主に、前記ドア本体2から上方へ向けて突設された
サッシュ縦部8と、このサッシュ縦部8の上端部8bが
斜めに切断された溶接面8aに、適合するように斜めに
切断された後端部9bの溶接面9aが溶接されて、この
上端部8bから車両側面視横方向に延設されるサッシュ
横部9とから構成されている。
向に沿って延設されるインパクトバー4とは、共通ブラ
ケット5,6に取り付けられて固定されている。
は、更に、ドアインナパネル7に溶接固定されている。
うな従来の車両用のドア構造では、前記サッシュ縦部8
の上端部8bが斜めに切断された溶接面8aに、斜めに
切断された後端部9bの溶接面9aが溶接されて、この
上端部8bから車両側面視横方向にサッシュ横部9が延
設されている。
ュ縦部8の上端部8b又は、サッシュ横部9の後端部9
bに暴れが生じて、寸法精度を良好に維持することが困
難であった。
解消し、寸法精度を向上させることが出来る組立が容易
なドアサッシュ部上部接合構造を提供することにある。
に、請求項1に記載された発明では、サッシュ縦部と、
該サッシュ縦部の上端部から横方向へ延びるサッシュ横
部とを備えたドアのサッシュ上部構造において、前記サ
ッシュ縦部の上端部からその一部を前記サッシュ横部方
向に延設して該サッシュ横部との接続部を形成すると共
に、少なくともこの上端部を型成形で形成し、前記接続
部の車内側の接合面の位置は、車外側の接合面の位置よ
りサッシュ縦部から横方向で離れて設定されるドアサッ
シュ部上部接合構造を特徴としている。
では、車外側の接合面によって形成されるパーティング
ラインが、接続部のコーナ部分に位置するため、外観品
質が向上する。
記サッシュ縦部の上端部の前記接続部には、車室内側か
ら前記サッシュ横部方向へ突出延設する突出部が形成さ
れ、該突出部の車外側面に前記サッシュ横部の車内側面
が重合される請求項1記載のドアサッシュ部上部接合構
造を特徴としている。
では、サッシュ横部にかかる車外側からの入力を突出部
が受ける。
前記突出部の横方向先端面あるいはこの横方向先端面の
前記サッシュ横部の対応する重合面のどちらか一方から
突出する第1のジョイント部を設け、対応する他方の面
に、該ジョイント部を受け入れる第1の凹部を設けた請
求項2のドアサッシュ部上部接合構造を特徴としてい
る。
では、対応する他方の面に設けられた該ジョイント部を
受け入れる第1の凹部に、重合面のどちらか一方から突
出する第1のジョイント部が接続されるので、結合強度
を向上させることができると共に、サッシュ横部とサッ
シュ縦部との接合の位置決めを確実・容易に行うことが
できる。
記第1のジョイント部を、対応する他方の面に向けて突
出するピン部とした請求項2のドアサッシュ部上部接合
構造を特徴としている。
では、前記ピン部の長さを前記突出部が突出する分、長
く設定できる。このため、更に結合強度を向上させるこ
とができる。
シュ縦部の上端部の前記接続部の車外側の横方向先端面
あるいはこの車外側の横方向先端面の前記サッシュ横部
の対応する重合面のどちらか一方から突出する第2のジ
ョイント部を設け、対応する他方の面にこのジョイント
部を受け入れる第2の凹部を設けた請求項3又は4のド
アサッシュ部上部接合構造を特徴としている。
では、更に、結合強度が向上すると共に組付け時などの
回転力も抑えられて、位置決めができる。
前記第1のピン部及び第1の凹部は、前記第2のピン部
及び第2の凹部よりも大きな形状で形成された請求項5
のドアサッシュ部上部接合構造を特徴としている。
では、前記第1のピン部及び第1の凹部が、前記第2の
ピン部及び第2の凹部よりも大きな形状で形成されてい
るので、ピン部及び凹部の機能分担を行うことができ
る。例えば、車内側に強度を持たせて、車外側は小さい
ので、位置決め用とし、ウインドウガラスとのフラッシ
ュサーフェイス化にも有利に用いることができる。
記第1のピン部または第2のピン部の少なくとも一方
が、型成形した上端部から一体成形されたことを特徴と
する請求項5又は6のうちいずれか一項記載のドアサッ
シュ部上部接合構造を特徴としている。
では、前記第1のピン部または第2のピン部の少なくと
も一方が、型成形した上端部から一体成形されたている
ので、該ピン部の形成が安価にできて、製造コストの増
大が抑制される。
記接続部の車外側の接合面の位置である車外側パーティ
ングラインは、前記サッシュ縦部の車外側の一般縦部の
窓枠縁部に連なるように設定される請求項1乃至7記載
のうち何れか一項記載のドアサッシュ部上部接合構造を
特徴としている。
では、車外側パーティングラインは、前記サッシュ縦部
の車外側の一般縦部の窓枠縁部に連なるように設定され
ているので、あたかも一般縦部を上方に向けて延長した
かのような車外側パーティングラインとなる。このた
め、更に外観品質が良好である。
記接続部のパーティングラインは、上方視で、略L字状
に形成されることを特徴とする請求項1乃至10のドア
サッシュ部上部接合構造。
では、略L字状に前記接続部のパーティングラインが、
上方視で形成されるので、接合面が大きくなり、結合強
度を向上させることが出来る。また、該上面視略L字状
のパーティングラインが、ガイドの役割を果たし、組付
けしやすい。
は、前記車外側パーティングラインは、前記サッシュ縦
部の車外側の一般縦部の窓枠縁部の延長線上に沿って連
なっている請求項9のドアサッシュ部上部接合構造を特
徴としている。
のでは、前記車外側パーティングラインは、前記サッシ
ュ縦部の車外側の一般縦部の窓枠縁部の延長線上に沿っ
て連なっているので、あたかも一般縦部を上方に向けて
延長したかのような車外側パーティングラインとなる。
このため、更に外観品質が良好である。
前記車外側パーティングラインは、前記サッシュ縦部の
車外側の一般縦部の窓枠縁部の上端から前記サッシュ横
部から離れる方向へ斜めに連なっている請求項9のドア
サッシュ部上部接合構造を特徴としている。
のでは、前記車外側パーティングラインが、接続部で斜
めに連なっているように見えるので、一般的なサッシュ
と、略同様の接合構造に見え、違和感がない。
前記接続部のパーティングラインは、上方視で、車室内
側が前記サッシユ横部側に突出しかつ車外側が前記サッ
シュ縦部側に位置するように前記サッシュ横部の長手方
向に対して斜めになると共に、側方視で、下側が前記ド
アサッシュ横部側に突出しかつ上側が前記サッシユ縦部
側に位置するように前記サッシユ横部の長手方向に対し
て斜めになる接合面によって形成される請求項1乃至7
記載のドアサッシュ部上部接合構造を特徴としている。
のでは、斜めの接合面なので、接続される相手方の接合
面も単純な面で済み、形成上有利である。
前記サッシュ縦部は、サッシュ上下全体が型成形されて
おり、前記サッシュ横部は、押出成形によって形成され
ている請求項1乃至11のドアサッシュ部上部接合構造
を特徴としている。
のでは、前記サッシュ横部が、押出成形なので、安価に
形成できる。
上端部も簡単に形成できる。
は、前記サッシュ横部を、押出成形によって形成し、第
1の凹部または第2の凹部の少なくとも一方は、この押
出成形した前記サッシュ横部に押出成形と同時に形成さ
れる請求項3又は5記載のドアサッシュ部上部接合構造
を特徴としている。
のでは、前記第1の凹部または第2の凹部の少なくとも
一方が、押出成形によって同時に形成されるので、別途
加工する工程を必要とせず、製造コストの増大を抑制で
きる。
前記サッシュ縦部の接合面には、凸状嵌着突起部が形成
されると共に、前記サッシュ横部の接合面には、該凸状
嵌着突起部をスライド嵌着する凹状嵌着溝部が形成され
ている請求項1乃至14のうち少なくとも何れか一項記
載のドアサッシュ部上部接合構造を特徴としている。
のでは、前記サッシュ縦部の凸状嵌着突起部を、前記サ
ッシュ横部の凹状嵌着溝部にスライド嵌着させることに
より、両接合面間が更に、強固に接続される。
は、例えば、押し出し成形時に形成することにより、成
形加工が簡略化され、組立が容易で寸法精度を向上させ
ることが出来るドアサッシュ部上部接合構造を提供出来
る。
形態1について、図示例と共に説明する。
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については同一符号を付して説明する。
1のドア構造では、図2に示すようにフロントドア10
が、アルミニウム合金製からなるサッシュ30を、ドア
本体11に設けて構成されている。このサッシュ30の
うち、前側には、上端一部をドア本体11上方に突設す
るように前側ロアサッシュ部材20が設けられている。
ア本体11から上方へ向けて突設されて凹状のグラスラ
ン部21gを有するサッシュ縦部21と、サッシュ縦部
21の上端部21aから横方向へ延びるサッシュ横部2
2とが設けられている。
上端部21aからその一部を前記サッシュ横部22方向
に延設して、このサッシュ横部22との接続部21bが
型成形(例えば、鋳造、鍛造等)で形成されている。
に、この接続部21bの車内側の接合面21cの位置
が、車外側の接合面21dの位置よりサッシュ縦部21
から横方向で距離w離れて設定されている。
21aの前記接続部21bには、車室内側から前記サッ
シュ横部22方向へ突出延設する突出部21eが形成さ
れ、この突出部21eの車外側面21fに前記サッシュ
横部22の車内側面22aが重合されている。
記接合面21dには、第1のジョイント部として略円柱
状のピン部23が設けられている。このピン部23は、
対応する接合面22bに形成された第1の凹部としての
ピン孔部22cに向けて、前記接合面21dに一体に形
成されて略円柱状を呈して、所定長さ突出されている。
イント部としてのピン部24が設けられている。このピ
ン部24は、対応する接合面22dに形成された第2の
凹部としてのピン孔部22eに向けて、前記接合面に一
体に形成されることにより、略円柱状を呈して所定長さ
突出されている。
22cは、前記第2のピン部24及び第2のピン孔部2
2eよりも大きな径を有する略円柱形状及び丸孔形状に
形成されている。
側の接合面の位置である車外側パーティングライン25
は、前記サッシュ縦部21の車外側の一般縦部21hの
窓枠縁部21iに連なるとともに、この窓枠縁部21i
の延長線26上に沿うように設定されている。
ィングライン25は、上方視で、略L字状を呈するよう
に形成されている。
たアルミニウム合金製の前側ドアインナレインフォース
12及び後側ドアレインフォース13との間に、押し出
し成形されたアルミニウム合金製のドアアウタウエスト
レインフォース14,ドアアウタレインフォース15,
及びロアブレース部材16等が架橋されて、骨格部が形
成されている。
と、ロアブレース部材16との間の位置に、車両前後方
向に沿ってドアガードバー17が延設されている。
明する。
合構造では、前記車外側の接合面によって形成されるパ
ーティングライン25が、前記サッシュ縦部21及びサ
ッシュ横部22の接続部のコーナ部分に位置するため、
例えば、サッシュ横部22の車両前後方向中間一に、縦
線のパーティングラインが形成されてしまう接続構造に
比して、外観品質が良好である。
らの入力を、突出部21eの車外側側面21fが受け止
めて、前記サッシュ縦部21の一般部21iから前記ド
ア本体11方向に分散させる。このため、サッシュ30
の剛性を向上させることが出来る。
2b,22dに設けられたピン孔部22c,22eに、
ジョイント部としてのピン部23,24がそれぞれ挿通
されて接続されるので、接着材等による結合強度を向上
させることができると共に、サッシュ横部22とサッシ
ュ縦部21との接合の位置決めを確実・容易に行うこと
ができる。
がサッシュ縦部21と別体の場合は、埋め込まれる長さ
Lを前記突出部21aが突出する分、長く設定できる。
このため、更に結合強度を向上させることができる。
23に加えて設けられているので、結合強度が向上する
と共に組付け時などの回転力も抑えられて、位置決めが
できる。
ピン孔部22cが、前記第2のピン部24及び第2のピ
ン孔部22eよりも大きな形状で形成されているので、
ピン部23,24及び凹部22c,22eの機能分担を
行うことができる。例えば、車内側のピン部23を比較
的大径として強度を持たせて、車外側のピン部24を比
較的小径として、位置決め用とし、ウインドウガラス3
1とのフラッシュサーフェイス化にも有利に用いること
ができる。
部23及び第2のピン部24が、この実施の形態1で
は、型成形された上端部21aに一体に成形されている
ので、これらのピン部23,24の形成が安価にでき
て、製造コストの増大が抑制される。
なので、安価に形成できる。この実施の形態1では、前
記ピン孔部22c,22eを、押出成型時に中空となる
ように形成すれば、後加工の必要が無くなる。そして、
前記サッシュ縦部21が、型成形されているので、複雑
な形状を呈する上端部21aも簡単に形成できる。
は、図1に示すように前記サッシュ縦部21の車外側の
一般縦部21hの窓枠縁部21iに連なるように設定さ
れていて、しかも、この実施の形態1では、車外側パー
ティングライン25は、前記サッシュ縦部21の車外側
の一般縦部21hの窓枠縁部21iの延長線26上に沿
って連なっているので、あたかも一般縦部21hを上方
に向けて延長したかのような車外側パーティングライン
25となる。このため、違和感が減少し、更に外観品質
が良好である。
ーティングライン25が、形成されるので、接合面が大
きくなり、結合強度を向上させることが出来る。更に、
この上面視略L字状のパーティングライン25が、ガイ
ドの役割を果たし、前記サッシュ横部22を車外側から
車内方向へ一旦、当接させてから、車両後方にスライド
移動させることにより、ピン孔部22c,22eに、ピ
ン部23,24が各々挿通されて、組付けし易い。
態2のドアサッシュ部上部接合構造を示すものである。
なお、前記実施の形態1と同一乃至均等な部分について
は同一符号を付して説明する。
2のドアサッシュ部上部接合構造では、前記サッシュ縦
部121の車外側パーティングライン125が、前記サ
ッシュ縦部121の車外側の一般縦部121hの窓枠縁
部121iの上端121から前記サッシュ横部122か
ら離れる方向へ斜めに連なって形成されている。
明する。
サッシュ部上部接合構造では、前記車外側パーティング
ライン125が、前記接続部で上端121jから車両後
方へ斜めに、連なっているように見えるので、一般的な
サッシュと、略同様の接合構造に見え、違和感がない。
施の形態1と同一乃至均等であるので説明を省略する。
形態3を示すものである。なお、前記実施の形態1又は
2と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説
明する。
3のドアサッシュ部上部接合構造では、前記接続部のパ
ーティングライン225は、図10に示すように、上方
視で、車室内側が前記サッシユ横部222側に突出しか
つ車外側が前記サッシュ縦部221側に位置するように
前記サッシュ横部222の長手方向に対して斜めになる
と共に、図11に示すように側方視で、下側が前記ドア
サッシュ横部222側に突出しかつ上側が前記サッシユ
縦部221側に位置するように前記サッシユ横部222
の長手方向に対して斜めになる接合面226を有して形
成されている。
明する。
1,2の作用効果に加えて、更に、接合面226が斜め
なので、接続される相手方の接合面227も単純な面で
済み、形成上有利である。
施の形態1,2と同一乃至均等であるので説明を省略す
る。
ドアサッシュ部上部接合構造を示すものである。なお、
前記実施の形態1乃至3同一乃至均等な部分については
同一符号を付して説明する。
4のドアサッシュ部上部接合構造では、前記サッシュ縦
部322の突出部321eの接合面321fには、断面
略逆台形の凸状嵌着突起部323が形成されると共に、
前記サッシュ横部322の接合面である車室側側面32
2aには、この凸状嵌着突起部323をスライド嵌着す
る凹状嵌着溝部324が形成されている。
明する。
サッシュ部上部接合構造では、前記サッシュ縦部321
の突出部321eに形成された凸状嵌着突起部323
を、前記サッシュ横部322の凹状嵌着溝部324にス
ライド嵌着させることにより、両接合面間が更に、強固
に接続される。
着溝部324は、例えば、アルミ材押し出し成形時に中
空形成322cすると共に、突出部321e嵌着部分3
22bを切削加工することにより、成形加工が簡略化さ
れる。
シュ部上部接合構造では、熱歪みを発生させるほどの広
範囲な溶接部分が、必要ないか、全く溶接を用いなくて
もよく、さらに、接着材が利用できて組立が容易で寸法
精度を向上させることが出来るドアサッシュ部上部接合
構造を提供することが出来る。
面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形
態1乃至4に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
る略円柱状のピン部23,24を用いて、機能を分担さ
せたものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、
ピン部23,24の径の大きさを同一としたり、或い
は、形状を角柱状としたり、ピン部23,24のみを鋼
製材料で形成する等、ジョイント部の形状、数量、材質
が特に限定されるものではない。
着突起部323及び凹状嵌着溝部324と共に、ピン部
23,24もジョイント部として用いたものを示して説
明してきたが、特にこれに限らず、例えば、前記凸状嵌
着突起部323及び凹状嵌着溝部324のみによってジ
ョイント部を構成するようにしてもよい。
を用いたもので説明してきたが、特にこれに限らず、マ
グネシウム合金等の材質、あるいは同等の成形性が得ら
れるものであればよい。
の発明によれば、車外側の接合面によって形成されるパ
ーティングラインが、接続部のコーナ部分に位置するた
め、外観品質が向上する。
ッシュ横部にかかる車外側からの入力を突出部が受け
る。
対応する他方の面に設けられた該ジョイント部を受け入
れる第1の凹部に、重合面のどちらか一方から突出する
第1のジョイント部が接続されるので、結合強度を向上
させることができると共に、サッシュ横部とサッシュ縦
部との接合の位置決めを確実・容易に行うことができ
る。
記ピン部の長さを前記突出部が突出する分、長く設定で
きる。このため、更に結合強度を向上させることができ
る。
合強度が向上すると共に組付け時などの回転力も抑えら
れて、位置決めができる。
前記第1のピン部及び第1の凹部が、前記第2のピン部
及び第2の凹部よりも大きな形状で形成されているの
で、ピン部及び凹部の機能分担を行うことができる。例
えば、車内側に強度を持たせて、車外側は小さいので、
位置決め用とし、ウインドウガラスとのフラッシュサー
フェイス化にも有利に用いることができる。
記第1のピン部または第2のピン部の少なくとも一方
が、型成形した上端部から一体成形されたているので、
該ピン部の形成が安価にできて、製造コストの増大が抑
制される。
外側パーティングラインは、前記サッシュ縦部の車外側
の一般縦部の窓枠縁部に連なるように設定されているの
で、あたかも一般縦部を上方に向けて延長したかのよう
な車外側パーティングラインとなる。このため、更に外
観品質が良好である。
L字状に前記接続部のパーティングラインが、上方視で
形成されるので、接合面が大きくなり、結合強度を向上
させることが出来る。また、該上面視略L字状のパーテ
ィングラインが、ガイドの役割を果たし、組付けしやす
い。
は、前記車外側パーティングラインは、前記サッシュ縦
部の車外側の一般縦部の窓枠縁部の延長線上に沿って連
なっているので、あたかも一般縦部を上方に向けて延長
したかのような車外側パーティングラインとなる。この
ため、更に外観品質が良好である。
前記車外側パーティングラインが、接続部で斜めに連な
っているように見えるので、一般的なサッシュと、略同
様の接合構造に見え、違和感がない。
斜めの接合面なので、接続される相手方の接合面も単純
な面で済み、形成上有利である。
前記サッシュ横部が、押出成形なので、安価に形成でき
る。
上端部も簡単に形成できる。
は、前記第1の凹部または第2の凹部の少なくとも一方
が、押出成形によって同時に形成されるので、別途加工
する工程を必要とせず、製造コストの増大を抑制でき
る。
前記サッシュ縦部の凸状嵌着突起部を、前記サッシュ横
部の凹状嵌着溝部にスライド嵌着させることにより、両
接合面間が更に、強固に接続される。
は、例えば、押し出し成形時に形成することにより、成
形加工が簡略化され、組立が容易で寸法精度を向上させ
ることが出来るドアサッシュ部上部接合構造を提供出来
る、という実用上有益な効果を発揮し得る。
合構造で、車両外側から見た要部の分解斜視図である。
で、アウタバネルを外して、車両外側から見たドア全体
の正面図である。
で、組付けた要部の様子を説明する一部断面斜視図であ
る。
で、組付けた様子を説明する上面図である。
で、図3中A−A線に沿った位置での断面図である。
合構造で、車両外側から見た要部の分解斜視図である。
で、組付けた要部の様子を説明する一部断面斜視図であ
る。
合構造で、車両外側から見た要部の分解斜視図である。
で、組付けた要部の様子を説明する一部断面斜視図であ
る。
で、サッシュ縦部の上面図である。
で、サッシュ縦部の車外側から見た側面図である。
接合構造で、車両外側から見た要部の分解斜視図であ
る。
図である。
Claims (15)
- 【請求項1】サッシュ縦部と、該サッシュ縦部の上端部
から横方向へ延びるサッシュ横部とを備えたドアのサッ
シュ上部構造において、 前記サッシュ縦部の上端部からその一部を前記サッシュ
横部方向に延設して該サッシュ横部との接続部を形成す
ると共に、少なくともこの上端部を型成形で形成し、 前記接続部の車内側の接合面の位置は、車外側の接合面
の位置よりサッシュ縦部から横方向で離れて設定される
ことを特徴とするドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項2】前記サッシュ縦部の上端部の前記接続部に
は、車室内側から前記サッシュ横部方向へ突出延設する
突出部が形成され、該突出部の車外側面に前記サッシュ
横部の車内側面が重合されることを特徴とする請求項1
記載のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項3】前記突出部の横方向先端面あるいはこの横
方向先端面の前記サッシュ横部の対応する重合面のどち
らか一方から突出する第1のジョイント部を設け、対応
する他方の面に、該ジョイント部を受け入れる第1の凹
部を設けたことを特徴とする請求項2のドアサッシュ部
上部接合構造。 - 【請求項4】前記第1のジョイント部を、対応する他方
の面に向けて突出するピン部としたことを特徴とする請
求項2のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項5】前記サッシュ縦部の上端部の前記接続部の
車外側の横方向先端面あるいはこの車外側の横方向先端
面の前記サッシュ横部の対応する重合面のどちらか一方
から突出する第2のジョイント部を設け、対応する他方
の面にこのジョイント部を受け入れる第2の凹部を設け
たことを特徴とする請求項3又は4記載のドアサッシュ
部上部接合構造。 - 【請求項6】前記第1のピン部及び第1の凹部は、前記
第2のピン部及び第2の凹部よりも大きな形状で形成さ
れたことを特徴とする請求項5のドアサッシュ部上部接
合構造。 - 【請求項7】前記第1のピン部または第2のピン部の少
なくとも一方が、型成形した上端部から一体成形された
ことを特徴とする請求項4乃至6のうち何れか一項記載
のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項8】前記接続部の車外側の接合面の位置である
車外側パーティングラインは、前記サッシュ縦部の車外
側の一般縦部の窓枠縁部に連なるように設定されること
を特徴とする請求項1乃至7記載のうち何れか一項記載
のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項9】前記接続部のパーティングラインは、上方
視で、略L字状に形成されることを特徴とする請求項1
乃至8のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項10】前記車外側パーティングラインは、前記
サッシュ縦部の車外側の一般縦部の窓枠縁部の延長線上
に沿って連なっていることを特徴とする請求項9のドア
サッシュ部上部接合構造。 - 【請求項11】前記車外側パーティングラインは、前記
サッシュ縦部の車外側の一般縦部の窓枠縁部の上端から
前記サッシュ横部から離れる方向へ斜めに連なっている
ドアサッシュ部上部接合構造を特徴とする請求項9記載
のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項12】前記接続部のパーティングラインは、上
方視で、車室内側が前記サッシユ横部側に突出しかつ車
外側が前記サッシュ縦部側に位置するように前記サッシ
ュ横部の長手方向に対して斜めになると共に、側方視
で、下側が前記ドアサッシュ横部側に突出しかつ上側が
前記サッシユ縦部側に位置するように前記サッシユ横部
の長手方向に対して斜めになる接合面によって形成され
ることを特徴とする請求項1乃至8のうち何れか一項記
載のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項13】前記サッシュ縦部は、サッシュ上下全体
が型成形されており、前記サッシュ横部は、押出成形に
よって形成されていることを特徴とする請求項1乃至1
2のドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項14】前記サッシュ横部を、押出成形によって
形成し、第1の凹部または第2の凹部の少なくとも一方
は、この押出成形した前記サッシュ横部に押出成形と同
時に形成されることを特徴とする請求項3又は5記載の
ドアサッシュ部上部接合構造。 - 【請求項15】前記サッシュ縦部の接合面には、凸状嵌
着突起部が形成されると共に、前記サッシュ横部の接合
面には、該凸状嵌着突起部をスライド嵌着する凹状嵌着
溝部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至1
4のうち少なくとも何れか一項記載のドアサッシュ部上
部接合構造。
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