JPH0585415A - 自動車の側部車体構造 - Google Patents
自動車の側部車体構造Info
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- JPH0585415A JPH0585415A JP25214191A JP25214191A JPH0585415A JP H0585415 A JPH0585415 A JP H0585415A JP 25214191 A JP25214191 A JP 25214191A JP 25214191 A JP25214191 A JP 25214191A JP H0585415 A JPH0585415 A JP H0585415A
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- apron reinforcement
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車の側部車体構造において、別個の補強
部材を設けることなく高い結合強度でヒンジピラーとエ
プロンレインフォースメントとを接合する。 【構成】 ヒンジピラー2に車体前後方向に陥む凹部22
を形成し、該凹部22内にエプロンレインフォースメント
の後端部8aを嵌入して該後端部8aをヒンジピラー2に車
体前後方向の所定長Lの範囲にわたって接合する。上記
凹部22に代えて車体前後方向に突出する凸部をヒンジピ
ラーに設け、エプロンレインフォースメントの後端部を
その凸部に嵌合させて該凸部に車体前後方向の所定長L
の範囲にわたって接合しても良い。
部材を設けることなく高い結合強度でヒンジピラーとエ
プロンレインフォースメントとを接合する。 【構成】 ヒンジピラー2に車体前後方向に陥む凹部22
を形成し、該凹部22内にエプロンレインフォースメント
の後端部8aを嵌入して該後端部8aをヒンジピラー2に車
体前後方向の所定長Lの範囲にわたって接合する。上記
凹部22に代えて車体前後方向に突出する凸部をヒンジピ
ラーに設け、エプロンレインフォースメントの後端部を
その凸部に嵌合させて該凸部に車体前後方向の所定長L
の範囲にわたって接合しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の側部において車
体上下方向に延びるヒンジピラーと、車体前後方向に延
び一端が上記ヒンジピラーに接合されるエプロンレイン
フォースメントを備えて成る自動車の側部車体構造に関
する。
体上下方向に延びるヒンジピラーと、車体前後方向に延
び一端が上記ヒンジピラーに接合されるエプロンレイン
フォースメントを備えて成る自動車の側部車体構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、一般に、車室の前端
部両側に車体上下方向に延びるヒンジピラーが設けら
れ、該ヒンジピラーには車体前後方向に延びるエプロン
レインフォースメントの後端部が接合されている。
部両側に車体上下方向に延びるヒンジピラーが設けら
れ、該ヒンジピラーには車体前後方向に延びるエプロン
レインフォースメントの後端部が接合されている。
【0003】上記ヒンジピラーへのエプロンレインフォ
ースメントの接合は、通常、エプロンレインフォースメ
ントの後端をヒンジピラー外側面に突き当てて接合され
ており、この様な突き当て接合では結合強度が小さく、
車体に入力される種々の荷重によりヒンジピラーに対し
てエプロンレインフォースメントが上下左右に振れ、車
体変形が生じ易くなる。そこで、上記結合強度を向上さ
せるべく、例えば特開平1-215679号公報に開示されてい
る様に、結合部にガセット等の補強部材を配設し、該補
強部材により両者の結合強度を向上させる手法が採られ
ている。
ースメントの接合は、通常、エプロンレインフォースメ
ントの後端をヒンジピラー外側面に突き当てて接合され
ており、この様な突き当て接合では結合強度が小さく、
車体に入力される種々の荷重によりヒンジピラーに対し
てエプロンレインフォースメントが上下左右に振れ、車
体変形が生じ易くなる。そこで、上記結合強度を向上さ
せるべく、例えば特開平1-215679号公報に開示されてい
る様に、結合部にガセット等の補強部材を配設し、該補
強部材により両者の結合強度を向上させる手法が採られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガセッ
ト等の補強部材を設けて補強する方法は、その様な別個
の補強部材を用意してそれを接合する必要があり、部品
点数の増大、重量の増大、接合工程の増大等を招来する
ので、好ましい方法ではない。
ト等の補強部材を設けて補強する方法は、その様な別個
の補強部材を用意してそれを接合する必要があり、部品
点数の増大、重量の増大、接合工程の増大等を招来する
ので、好ましい方法ではない。
【0005】本発明の目的は、上記事情に鑑み、ガセッ
ト等の補強部材を用いることなく高い結合強度でヒンジ
ピラーとエプロンレインフォースメントとを接合するこ
とのできる自動車の側部車体構造を提供することにあ
る。
ト等の補強部材を用いることなく高い結合強度でヒンジ
ピラーとエプロンレインフォースメントとを接合するこ
とのできる自動車の側部車体構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車の側
部車体構造は、上記目的を達成するため、車体の側部に
おいて車体上下方向に延びるヒンジピラーと、車体前後
方向に延び一端が上記ヒンジピラーに接合されるエプロ
ンレインフォースメントとを備えて成る自動車の側部車
体構造であって、上記ヒンジピラーには車体前後方向に
陥む凹部が形成され、上記エプロンレインフォースメン
トの一端部は、上記ヒンジピラーの凹部内に嵌入されて
該ヒンジピラーに車体前後方向所定長の範囲にわたって
接合されていることを特徴とする。
部車体構造は、上記目的を達成するため、車体の側部に
おいて車体上下方向に延びるヒンジピラーと、車体前後
方向に延び一端が上記ヒンジピラーに接合されるエプロ
ンレインフォースメントとを備えて成る自動車の側部車
体構造であって、上記ヒンジピラーには車体前後方向に
陥む凹部が形成され、上記エプロンレインフォースメン
トの一端部は、上記ヒンジピラーの凹部内に嵌入されて
該ヒンジピラーに車体前後方向所定長の範囲にわたって
接合されていることを特徴とする。
【0007】上記ヒンジピラーには、上記ヒンジピラー
の凹部内に嵌入された上記エプロンレインフォースメン
トの一端部の上下面により節を形成することができる。
の凹部内に嵌入された上記エプロンレインフォースメン
トの一端部の上下面により節を形成することができる。
【0008】また、上記ヒンジピラーの凹部内に嵌入さ
れた上記エプロンレインフォースメントの一端部には、
車室内前部において車幅方向に延びるステアリング支持
部材との連結部を形成することができる。
れた上記エプロンレインフォースメントの一端部には、
車室内前部において車幅方向に延びるステアリング支持
部材との連結部を形成することができる。
【0009】また、本発明に係る自動車の側部車体構造
においては、上記凹部に代えてヒンジピラーに車体前後
方向に突出する凸部を形成し、上記エプロンレインフォ
ースメントの一端をこのヒンジピラーの凸部に嵌合させ
て該凸部に車体前後方向所定長の範囲にわたって接合し
ても良い。
においては、上記凹部に代えてヒンジピラーに車体前後
方向に突出する凸部を形成し、上記エプロンレインフォ
ースメントの一端をこのヒンジピラーの凸部に嵌合させ
て該凸部に車体前後方向所定長の範囲にわたって接合し
ても良い。
【0010】なお、上記「車体前後方向の所定長の範囲
にわたって接合」とは、その所定長の範囲の全域を接合
する態様に限らず、少なくともその所定長の範囲の長手
方向両端部が接合されていれば良いものである。
にわたって接合」とは、その所定長の範囲の全域を接合
する態様に限らず、少なくともその所定長の範囲の長手
方向両端部が接合されていれば良いものである。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る自動車の側部車体構造は、
上記の様にヒンジピラーに凹部を形成し、その凹部内に
エプロンレインフォースメントの一端部を嵌入して該一
端部をヒンジピラーに車体前後方向所定長の範囲にわた
って接合して成るので、エプロンレインフォースメント
はその長手方向で見た場合従来の様に1点接合ではなく
長手方向に所定長の長さ範囲にわたって接合されること
となり、従ってエプロンレインフォースメントに作用す
る上下左右方向の荷重に関し、従来の様な別個の補強部
材を用いることなく十分に大きな結合強度が得られる。
上記の様にヒンジピラーに凹部を形成し、その凹部内に
エプロンレインフォースメントの一端部を嵌入して該一
端部をヒンジピラーに車体前後方向所定長の範囲にわた
って接合して成るので、エプロンレインフォースメント
はその長手方向で見た場合従来の様に1点接合ではなく
長手方向に所定長の長さ範囲にわたって接合されること
となり、従ってエプロンレインフォースメントに作用す
る上下左右方向の荷重に関し、従来の様な別個の補強部
材を用いることなく十分に大きな結合強度が得られる。
【0012】また、上記凹部に代えて車体前後方向に突
出する凸部を形成し、エプロンレインフォースメントの
一端部をその凸部に嵌合させて該一端部でヒンジピラー
に車体前後方向所定長の範囲にわたって接合した構造の
場合も、上記と同様にエプロンレインフォースメントは
その長手方向所定長の長さ範囲にわたって接合されるこ
ととなり、別個の補強部材を用いることなく十分に大き
な結合強度が得られる。
出する凸部を形成し、エプロンレインフォースメントの
一端部をその凸部に嵌合させて該一端部でヒンジピラー
に車体前後方向所定長の範囲にわたって接合した構造の
場合も、上記と同様にエプロンレインフォースメントは
その長手方向所定長の長さ範囲にわたって接合されるこ
ととなり、別個の補強部材を用いることなく十分に大き
な結合強度が得られる。
【0013】また、上記凹部に嵌入する構造の場合、そ
の凹部に嵌入されたエプロンレインフォースメントの一
端部の上下面によりヒンジピラーに節を形成することに
より、ヒンジピラーのねじり、曲げ強度の向上を図るこ
とができ、それによって上記両者の結合強度をさらに向
上させることができる。
の凹部に嵌入されたエプロンレインフォースメントの一
端部の上下面によりヒンジピラーに節を形成することに
より、ヒンジピラーのねじり、曲げ強度の向上を図るこ
とができ、それによって上記両者の結合強度をさらに向
上させることができる。
【0014】また、上記凹部に嵌入する構造の場合、そ
の凹部に嵌入されたエプロンレインフォースメントの一
端部にステアリング支持部材との連結部を形成すること
により、ステアリング支持部材を剛性部品として利用す
ることができ、それにより上記両者の結合強度をさらに
向上させることができる。
の凹部に嵌入されたエプロンレインフォースメントの一
端部にステアリング支持部材との連結部を形成すること
により、ステアリング支持部材を剛性部品として利用す
ることができ、それにより上記両者の結合強度をさらに
向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す斜
視図、図2は図1中のダッシュアッパパネルを示す斜視
図、図3は図1中のカウルアッパプレートとエプロンレ
インフォースメントとを示す斜視図、図4は図1中のヒ
ンジピラーおよび該ヒンジピラーへのエプロンレインフ
ォースメントの接合態様を示す分解斜視図、図5は図4
のV-V線断面図、図6,図7,図8はそれぞれ図1中のV
I-VI 線、VII-VII 線、VIII-VIII 線断面図である。
ついて詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す斜
視図、図2は図1中のダッシュアッパパネルを示す斜視
図、図3は図1中のカウルアッパプレートとエプロンレ
インフォースメントとを示す斜視図、図4は図1中のヒ
ンジピラーおよび該ヒンジピラーへのエプロンレインフ
ォースメントの接合態様を示す分解斜視図、図5は図4
のV-V線断面図、図6,図7,図8はそれぞれ図1中のV
I-VI 線、VII-VII 線、VIII-VIII 線断面図である。
【0016】図示の様に、この側部車体構造において
は、車室前端部の両側(左側のみ図示)に車体上下方向
に延びるヒンジピラー2が設けられ、該ヒンジピラー2
の上端にはフロントピラー4が接続され、また図示して
いないが下端にはサイドシルが接続されている。
は、車室前端部の両側(左側のみ図示)に車体上下方向
に延びるヒンジピラー2が設けられ、該ヒンジピラー2
の上端にはフロントピラー4が接続され、また図示して
いないが下端にはサイドシルが接続されている。
【0017】また、ヒンジピラー2には、車体前後方向
に延びるホイールエプロンの一部を構成するカウルアッ
パプレート6の後端部が接合され、また該カウルアッパ
プレート6には車体前後方向に延びるエプロンレインフ
ォースメント8が接合されて該カウルアッパプレート6
と共に車体前後方向に延びる閉断面が形成され、また該
エプロンレインフォースメント8の後端部は上記ヒンジ
ピラー2の上端部に接合されている。
に延びるホイールエプロンの一部を構成するカウルアッ
パプレート6の後端部が接合され、また該カウルアッパ
プレート6には車体前後方向に延びるエプロンレインフ
ォースメント8が接合されて該カウルアッパプレート6
と共に車体前後方向に延びる閉断面が形成され、また該
エプロンレインフォースメント8の後端部は上記ヒンジ
ピラー2の上端部に接合されている。
【0018】なお、図中10は車幅方向に延び両側端部が
上記カウルアッパプレート6に接合されたカウルパネ
ル、12はカウルパネル10の側端部の下方に位置してカウ
ルパネル10、ヒンジピラー2およびヒンジピラー2に沿
って車体上下方向に延びるカウルサイドパネル14に接合
するダッシュアッパパネルである。
上記カウルアッパプレート6に接合されたカウルパネ
ル、12はカウルパネル10の側端部の下方に位置してカウ
ルパネル10、ヒンジピラー2およびヒンジピラー2に沿
って車体上下方向に延びるカウルサイドパネル14に接合
するダッシュアッパパネルである。
【0019】上記カウルアッパプレート6はホイールエ
プロンの後端部分の上端部を構成している。つまり、上
記カウルアッパプレート6は、該カウルアッパプレート
6の車体前方に位置して前端部が車体前端部のシュラウ
ドパネル(図示せず)に接合された図示しないホイール
エプロン本体に接続されている。また、上記エプロンレ
インフォースメント8は図示していないが車体前方に延
びて前端が上記シュラウドパネルに接合され、かつその
エプロンレインフォースメント8の車体前方延長部も上
記ホイールエプロンの上端部に接合されて車体前後方向
に延びる閉断面を形成している。
プロンの後端部分の上端部を構成している。つまり、上
記カウルアッパプレート6は、該カウルアッパプレート
6の車体前方に位置して前端部が車体前端部のシュラウ
ドパネル(図示せず)に接合された図示しないホイール
エプロン本体に接続されている。また、上記エプロンレ
インフォースメント8は図示していないが車体前方に延
びて前端が上記シュラウドパネルに接合され、かつその
エプロンレインフォースメント8の車体前方延長部も上
記ホイールエプロンの上端部に接合されて車体前後方向
に延びる閉断面を形成している。
【0020】図4,図5に示す様に、上記ヒンジピラー
2はピラーインナ16とピラーアウタ18とから構成された
閉断面構造とされ、またピラーアウタ18には開口20が形
成され、この開口20によってヒンジピラー2には車体前
後方向に陥む凹部22(この凹部22はヒンジピラー2内の
空間から成る)が形成されている。そして、上記エプロ
ンレインフォースメント8の後端部8aはこの開口20から
上記凹部22内に嵌入され、この後端部8aは上記凹部22内
つまりヒンジピラー2の閉断面内において車体前後方向
つまりエプロンレインフォースメント8の長手方向の所
定長Lの範囲にわたってピラーインナ16に接合されてい
る。
2はピラーインナ16とピラーアウタ18とから構成された
閉断面構造とされ、またピラーアウタ18には開口20が形
成され、この開口20によってヒンジピラー2には車体前
後方向に陥む凹部22(この凹部22はヒンジピラー2内の
空間から成る)が形成されている。そして、上記エプロ
ンレインフォースメント8の後端部8aはこの開口20から
上記凹部22内に嵌入され、この後端部8aは上記凹部22内
つまりヒンジピラー2の閉断面内において車体前後方向
つまりエプロンレインフォースメント8の長手方向の所
定長Lの範囲にわたってピラーインナ16に接合されてい
る。
【0021】また、上記エプロンレインフォースメント
の後端部8aをヒンジピラーの凹部22内に嵌入することに
より、該エプロンレインフォースメント後端部8aの上下
面8b,8cによりヒンジピラー2の閉断面内には節が形成
されている。
の後端部8aをヒンジピラーの凹部22内に嵌入することに
より、該エプロンレインフォースメント後端部8aの上下
面8b,8cによりヒンジピラー2の閉断面内には節が形成
されている。
【0022】また、上記ピラーインナ16には車室前部に
おいて車幅方向に延びステアリングシャフト(図示せ
ず)を支持するステアリング支持部材24の側端部を支持
する支持ブラケット26が設けられ、該支持ブラケット26
のピラーインナ16への連結部であるナット28が上記凹部
22内に嵌入されたエプロンレインフォースメントの後端
部8aに設けられ、上記ステアリング支持部材24は上記支
持ブラケット26を介して上記ナット28にボルト30を螺合
することによって連結されている。
おいて車幅方向に延びステアリングシャフト(図示せ
ず)を支持するステアリング支持部材24の側端部を支持
する支持ブラケット26が設けられ、該支持ブラケット26
のピラーインナ16への連結部であるナット28が上記凹部
22内に嵌入されたエプロンレインフォースメントの後端
部8aに設けられ、上記ステアリング支持部材24は上記支
持ブラケット26を介して上記ナット28にボルト30を螺合
することによって連結されている。
【0023】上記の如く構成された自動車の側部車体構
造においては、上記の様にヒンジピラー2に凹部22を形
成し、その凹部22内にエプロンレインフォースメント8
の後端部8aを嵌入して該後端部8aをヒンジピラー2に車
体前後方向所定長Lの範囲にわたって接合して成るの
で、エプロンレインフォースメント8はその長手方向で
見た場合従来の様に1点接合ではなく長手方向に所定長
Lの長さ範囲にわたって接合されることとなり、従って
エプロンレインフォースメント8に作用する上下左右方
向の荷重に関し、従来の様な別個の補強部材を用いるこ
となく十分に大きな結合強度が得られる。
造においては、上記の様にヒンジピラー2に凹部22を形
成し、その凹部22内にエプロンレインフォースメント8
の後端部8aを嵌入して該後端部8aをヒンジピラー2に車
体前後方向所定長Lの範囲にわたって接合して成るの
で、エプロンレインフォースメント8はその長手方向で
見た場合従来の様に1点接合ではなく長手方向に所定長
Lの長さ範囲にわたって接合されることとなり、従って
エプロンレインフォースメント8に作用する上下左右方
向の荷重に関し、従来の様な別個の補強部材を用いるこ
となく十分に大きな結合強度が得られる。
【0024】また、上記凹部22に嵌入されたエプロンレ
インフォースメントの後端部8aの上下面8b,8cによりヒ
ンジピラー2の閉断面内に節が形成されているので、該
節によってヒンジピラー2のねじり、曲げ強度の向上が
図られ、それによって上記両者2,8の結合強度をさら
に向上させることができる。
インフォースメントの後端部8aの上下面8b,8cによりヒ
ンジピラー2の閉断面内に節が形成されているので、該
節によってヒンジピラー2のねじり、曲げ強度の向上が
図られ、それによって上記両者2,8の結合強度をさら
に向上させることができる。
【0025】また、上記凹部22に嵌入されたエプロンレ
インフォースメントの後端部8aにステアリング支持部材
24との連結部28を形成することにより、ステアリング支
持部材24を剛性部品として利用することができ、それに
より上記両者2,8の結合強度をさらに向上させること
ができる。
インフォースメントの後端部8aにステアリング支持部材
24との連結部28を形成することにより、ステアリング支
持部材24を剛性部品として利用することができ、それに
より上記両者2,8の結合強度をさらに向上させること
ができる。
【0026】次に、本発明の他の実施例について、図9
を参照しながら説明する。上記図1〜図8に示す実施例
は、ヒンジピラー2に凹部22を形成し、該凹部22にエプ
ロンレインフォースメント8の後端部8aを嵌入してヒン
ジピラー2に接合するものであったが、図9に示す実施
例は上記凹部22の代わりにヒンジピラー2に凸部32を形
成し、該凸部32にエプロンレインフォースメント8の後
端部8aを嵌合させて接合して成るものである。
を参照しながら説明する。上記図1〜図8に示す実施例
は、ヒンジピラー2に凹部22を形成し、該凹部22にエプ
ロンレインフォースメント8の後端部8aを嵌入してヒン
ジピラー2に接合するものであったが、図9に示す実施
例は上記凹部22の代わりにヒンジピラー2に凸部32を形
成し、該凸部32にエプロンレインフォースメント8の後
端部8aを嵌合させて接合して成るものである。
【0027】具体的には、図示の様に、ピラーアウタ18
に車体前後方向に所定長Lだけ突出するフランジ状の凸
部32を一体に形成し、その凸部32にエプロンレインフォ
ースメントの後端部8aを嵌合し当接させて接合する、つ
まり上記凸部32の側面32b および下面32c にエプロンレ
インフォースメントの後端部8aの側面8dおよび下面8eを
当接させて所定長Lの範囲にわたって接合して成る。な
お、この場合エプロンレインフォースメント8と共に閉
断面を構成するカウルアッパプレート6の後端部6aの上
面6bも上記凸部の上面32a に当接して所定長Lの範囲に
わたって接合される。
に車体前後方向に所定長Lだけ突出するフランジ状の凸
部32を一体に形成し、その凸部32にエプロンレインフォ
ースメントの後端部8aを嵌合し当接させて接合する、つ
まり上記凸部32の側面32b および下面32c にエプロンレ
インフォースメントの後端部8aの側面8dおよび下面8eを
当接させて所定長Lの範囲にわたって接合して成る。な
お、この場合エプロンレインフォースメント8と共に閉
断面を構成するカウルアッパプレート6の後端部6aの上
面6bも上記凸部の上面32a に当接して所定長Lの範囲に
わたって接合される。
【0028】上記の如く車体前後方向に突出する凸部32
を形成し、エプロンレインフォースメント8の後端部8a
をその凸部32に嵌合させて該凸部32に車体前後方向所定
長Lの範囲にわたって接合した構造の場合も、上記凹部
22の場合と同様にエプロンレインフォースメント8はそ
の長手方向所定長Lの長さ範囲にわたって接合されるこ
ととなり、別個の補強部材を用いることなく十分に大き
な結合強度が得られる。
を形成し、エプロンレインフォースメント8の後端部8a
をその凸部32に嵌合させて該凸部32に車体前後方向所定
長Lの範囲にわたって接合した構造の場合も、上記凹部
22の場合と同様にエプロンレインフォースメント8はそ
の長手方向所定長Lの長さ範囲にわたって接合されるこ
ととなり、別個の補強部材を用いることなく十分に大き
な結合強度が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す斜視図
【図2】図1中のダッシュアッパパネルを示す斜視図
【図3】図1中のカウルアッパプレートとエプロンレイ
ンフォースメントとを示す斜視図
ンフォースメントとを示す斜視図
【図4】図1中のヒンジピラーおよびヒンジピラーへの
エプロンレインフォースメントの接合態様を示す分解斜
視図
エプロンレインフォースメントの接合態様を示す分解斜
視図
【図5】図4のV-V 線断面図
【図6】図1のVI-VI 線断面図
【図7】図1のVII-VII 線断面図
【図8】図1のVIII-VIII 線断面図
【図9】本発明の他の実施例を示す分解斜視図
2 ヒンジピラー 8 エプロンレインフォースメント 8a 一端部(後端部) 8b 一端部の上面 8c 一端部の下面 22 凹部 32 凸部
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の側部において車体上下方向に延び
るヒンジピラーと、車体前後方向に延び一端が上記ヒン
ジピラーに接合されるエプロンレインフォースメントと
を備えて成る自動車の側部車体構造であって、 上記ヒンジピラーには車体前後方向に陥む凹部が形成さ
れ、上記エプロンレインフォースメントの一端部は、上
記ヒンジピラーの凹部内に嵌入されて該ヒンジピラーに
車体前後方向所定長の範囲にわたって接合されているこ
とを特徴とする自動車の側部車体構造。 - 【請求項2】 上記ヒンジピラーには、上記ヒンジピラ
ーの凹部内に嵌入された上記エプロンレインフォースメ
ントの一端部の上下面により節が形成されていることを
特徴とする請求項1記載の自動車の側部車体構造。 - 【請求項3】 上記ヒンジピラーの凹部内に嵌入された
上記エプロンレインフォースメントの一端部には、車室
内前部において車幅方向に延びるステアリング支持部材
との連結部が形成されていることを特徴とする請求項1
記載の自動車の側部車体構造。 - 【請求項4】 車体の側部において車体上下方向に延び
るヒンジピラーと、車体前後方向に延び一端が上記ヒン
ジピラーに接合されるエプロンレインフォースメントと
を備えて成る自動車の側部車体構造であって、 上記ヒンジピラーには車体前後方向に突出する凸部が形
成され、上記エプロンレインフォースメントの一端部
は、上記ヒンジピラーの凸部に嵌合されて該凸部に車体
前後方向所定長の範囲にわたって接合されていることを
特徴とする自動車の側部車体構造。
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---|---|---|---|
JP03252141A JP3140507B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車の側部車体構造 |
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JP03252141A JP3140507B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車の側部車体構造 |
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JPH0585415A true JPH0585415A (ja) | 1993-04-06 |
JP3140507B2 JP3140507B2 (ja) | 2001-03-05 |
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ID=17233048
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JP03252141A Expired - Fee Related JP3140507B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動車の側部車体構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3140507B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100448056B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 크래쉬패드 모듈의 장착구조 |
JP2009255705A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
US9333989B2 (en) | 2014-06-25 | 2016-05-10 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle frame bracket |
US9574461B2 (en) | 2012-12-19 | 2017-02-21 | Electricite De France | Method for controlling a thermal power plant using regulated valves |
US9950616B2 (en) | 2010-12-03 | 2018-04-24 | Jeffrey Yager | Deployable fuel tank baffle and fuel tank system |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP03252141A patent/JP3140507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100448056B1 (ko) * | 2002-05-03 | 2004-09-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 크래쉬패드 모듈의 장착구조 |
JP2009255705A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
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US9574461B2 (en) | 2012-12-19 | 2017-02-21 | Electricite De France | Method for controlling a thermal power plant using regulated valves |
US9333989B2 (en) | 2014-06-25 | 2016-05-10 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle frame bracket |
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JP3140507B2 (ja) | 2001-03-05 |
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