JP3605696B2 - 2ドア車のパネル構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、4ドア車のサイドアウタパネルと2ドアのサイドアウタパネルを共通化する2ドア車のパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるRV車を含む乗用車において、1つの車型で4ドア車と2ドア車を製作する場合は、フロントドアを共通化するのが一般的である。
その際、アウタパネルは、4ドア車と2ドア車とも防錆、見映えの観点から、ドア廻りが一体に継ぎ目なく成形されている。そして、4ドア車のものと2ドア車のものを共通化する場合、2ドア車にはリヤドアの開口部がないので、センタピラー部及その後方が不要となる。
従来、前記のように1つの車型で4ドア車と2ドア車を製作する場合、フロントドアは共通化するも、サイドアウタパネルは4ドア車用、2ドア車用とも各々専用のものを用意するか、或いは図8に示すように、2ドア車用のサイドパネル1のD部分、即ちセンタピラー部2を切除してその前方枠部分3を4ドア車用のフロントサイドパネルとして使用されていた。
【0003】
前者の場合は、サイドアウタパネルが継ぎ目のない一体ものであるため、型サイズが大きく、投資費用も大きくなる。従って、殊に4ドア車と2ドア車の生産量に大差がある場合には採用し難い。
また後者の場合は、センターピラー部2がなくなり、前方枠部分3のみとなることによって、持ち運び時に不安定となり、組立時の精度不良を生じやすい。
【0004】
実開昭54−15916号公報には、従来、フロントピラ、サイドルーフレール、サイドシル、クォータパネル、センタピラ等を組付け、溶接結合してサイドパネルを構成していたものを、精度向上、車種展開等のため、前後に2分割したサイドパネルの一方でセンタピラの内面を、他方で外面を形成し、フランジ部で結合してボックス断面を構成した自動車のサイドパネル構造が開示されている。
しかしながらここに示された技術は、例えば4ドア車のサイドパネルを、予めセンタピラの位置で内、外になるようフロントとリヤに分割して成形しておき、これをセンタピラでボックス断面になるよう合わせて接合するもので、4ドア車と2ドア車との間で多くの場合生ずるように、例えばリヤサイドパネルの前方部の構造が、センタピラの内又は外の断面形状と多少でも異なっている場合には適用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明が解決しようとする課題は、金型への大きな型投資をすることなく、サイドアウタパネルに小変更を加えるのみで、4ドア車と2ドア車のサイドアウタパネルを共通化することができ、この際精度の保持が図られ、且つセンタピラの断面形状の内又は外と異なっている場合にも組付け可能な2ドア車のパネル構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための2ドア車のパネル構造に関する本発明は、4ドア車用のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除した成形フロントサイドアウタパネルと、成形したセンタピラー部を覆い、成形フロントサイドアウタパネルに接合したリヤサイドアウタパネルとから構成されたことを特徴とする第1の発明と、4ドア車用のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除した成形フロントサイドアウタパネルと、成形したセンタピラー部を覆い、成形フロントサイドアウタパネルに接合したリヤサイドアウタパネルと、前記成形フロントサイドアウタパネルの内側に貼着する補強パネルとから構成されたことを特徴とする第2の発明とからなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1乃至図7により詳細に説明する。
図1乃至図7において、10は本発明2ドア車のパネル構造の一例を示し、成形フロントサイドアウタパネル11及びリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12を主構成部材とするが、他に、本実施例の如くセンタピラー部の補強パネル13及び内装パネル14を用いることも多い。
【0008】
前記成形フロントサイドアウタパネル11は、図5に示す4ドア車用のフロントサイドアウタパネル15のセンタピラー部16、サイドルーフレール部17及びサイドシール部18の斜線部分を切除して形成されている。その際センタピラー部16については、この例では、その断面において車両後方向の連続した2つ面(側面と該側面に直角な面)をもつ直角部分16aを残して車両前方向の残部16bを切除しており、またサイドルーフレール部17及びサイドシール部18については、後記リヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12との結合のために必要な長さの腕部17a、18aを残して残部17b、18bを切除している。
【0009】
前記センタピラー部16の前記切除を図6、図7により説明すれば、図1の断面A−A部に相当する箇所においては、図6の如く4ドア車用のフロントサイドアウタパネル15のE部から左側部分を切除したものであり、また断面B−B部においては、図7の如く同じく4ドア車用のフロントサイドアウタパネル15のF部から左側部分を切除したものである。
なお、上記切除は前記4ドア車用のフロントサイドアウタパネル15のプレス工程に1、2工程を追加すれば容易に実施できるものである。
また、図5に示す例では、4ドア車用のフロントサイドアウタパネル15のセンタピラー部16について、その断面において車両後方向の連続した2つ面(側面と該側面に直角な面)をもつ直角部分16aを残して車両前方向の残部16bを切除したが、これは車型により、その断面において車両前方向の連続した2つ面(側面と該側面に直角な面)をもつ直角部分を残して車両後方向の残部を切除してもよい。要は前記切除に際して、車両前又は後方向に必ず連続した2つ面(側面と該側面に直角な面)をもつ直角部分を残して強度を保持することが肝要である。
【0010】
前記成形フロントサイドアウタパネル11には、後記他パネルとの組付け結合のため、更にリストライクを施すことがある。即ち図1のA−A線断面付近で、前記成形フロントサイドアウタパネル11には、前記不要部分の切除の後のプレス工程によって、図2に断面で示すように、補強パネル13と接合するためのリストライク部19が形成され、また同じく前記成形フロントサイドアウタパネル11の表面H部は、図4に断面で示すように、後記のようにリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12と組付け結合する際の競り合いを避けるため、矢印方向へのリストライクが施されて逃がし形状20とされ、更に肉余りによるしわ防止のため開口部20aが形成されている。
前記リヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12の前端部21の上下端には、サイドルーフレール部及びサイドシール部を構成する腕部21a、21bが前記成形フロントサイドアウタパネル11との結合のために必要な長さに形成されている。
【0011】
本発明2ドア車のパネル構造10を構成する成形フロントサイドアウタパネル11及びリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12、更にセンタピラー部の補強パネル13及び内装パネル14を組付け、接合するときは、図2に示すように、図1の断面A−A部においては、成形フロントサイドアウタパネル11のリストライク部19を補強パネル13に接合した後、リヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12の前端部21によって前記成形フロントサイドアウタパネル11のセンタピラー部16’を覆うとともに、前記腕部21a、21bを成形フロントサイドアウタパネル11のサイドルーフレール部17’及びサイドシール部18’に、また成形フロントサイドアウタパネル11の腕部17a、18aをリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12の内側にそれぞれ接合する。その際この例に示すように、前記補強パネル13及び内装パネル14もセンタピラー部16’の両側で、成形フロントサイドアウタパネル11またはリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12とともに接合すれば、この部分の強度を向上し得る。
【0012】
また、図1の断面B−B部においては、図3に示すように、成形フロントサイドアウタパネル11のセンタピラー部16’に内側から補強パネル13を重ねて接合した後、前記同様、リヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12の前端部21によって前記成形フロントサイドアウタパネル11のセンタピラー部16’を覆うとともに、前記腕部21a、21bを成形フロントサイドアウタパネル11のサイドルーフレール部17’及びサイドシール部18’に、また成形フロントサイドアウタパネル11の腕部17a、18aをリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12の内側にそれぞれ接合する。その際この例に示すように、前記補強パネル13もセンタピラー部16’の両側で、成形フロントサイドアウタパネル11またはリヤサイドアウタパネル(クォータパネル)12とともに接合すれば、やはりこの部分の強度を向上し得る。
【0013】
【発明の効果】
第1の発明に係る2ドア車のパネル構造では、前記成形フロントサイドアウタパネル及びリヤサイドアウタパネルとからなる構成により、高額な型投資をすることなく、サイドアウタパネルに小変更を加えるのみで、4ドア車と2ドア車のサイドアウタパネルを共通化することができるとともに、フロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除して成形フロントサイドアウタパネルとしたので、成形フロントサイドアウタパネルのリストライク、他パネルとの組付け、接合、またそれに要する移動、運搬に際しても、成形したセンタピラー部があるので取扱いも容易で、且つ歪むこともなく精度が保持できる。
またリヤサイドアウタパネルは、前記成形したセンタピラー部を覆うように、成形フロントサイドアウタパネルに接合したので、例えばリヤサイドアウタパネルの前端部の構造が、成形センタピラー部の断面形状と異なっている場合にも支障なく結合できる。
第2の発明に係る2ドア車のパネル構造では、第1の発明の効果のほか、成形フロントサイドアウタパネルの内側に貼着する補強パネルを設けたことにより、殊に成形されたセンタピラー部を十分補強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明2ドア車のパネル構造の全体斜視図。
【図2】組立て後における本発明2ドア車のセンタピラー部の横断面を表す、図1のA−A線断面相当図。
【図3】組立て後における本発明2ドア車のセンタピラー部のG部付近の横断面を表す、図1のB−B線断面相当図。
【図4】図1のH部付近の縦断面を表すC−C線断面相当図。
【図5】4ドア車用フロントサイドアウタパネルの斜視図で、切除部分を示すもの。
【図6】組立て後における4ドア車のセンタピラー部の横断面を表す、図1のA−A線断面相当図。
【図7】組立て後における4ドア車のセンタピラー部の横断面を表す、図1のB−B線断面相当図。
【図8】2ドア車用フロントサイドアウタパネルの斜視図で、従来の切除部分を示すもの。
【符号の説明】
1 2ドア車用フロントサイドアウタパネル 2 センタピラー部
3 前方枠部分
10 本発明2ドア車のパネル構造 11 成形フロントサイドアウタパネル
12 リヤサイドアウタパネル(クォータパネル) 13 補強パネル
14 内装パネル 15 4ドア車用フロントサイドアウタパネル
16、16’ センタピラー部 17、17’ サイドルーフレール部
18、18’ サイドシール部 19 リストライク部 20 逃がし形状
20a 開口部 21 リヤサイドアウタパネルの前端部。

Claims (4)

  1. 4ドア車用のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除した成形フロントサイドアウタパネルと、前記成形したセンタピラー部を覆い、成形フロントサイドアウタパネルに接合したリヤサイドアウタパネルとから構成されたことを特徴とする2ドア車のパネル構造。
  2. 4ドア車用のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除した成形フロントサイドアウタパネルと、前記成形したセンタピラー部を覆い、成形フロントサイドアウタパネルに接合したリヤサイドアウタパネルと、前記成形フロントサイドアウタパネルの内側に貼着する補強パネルとから構成されたことを特徴とする2ドア車のパネル構造。
  3. 前記成形フロントサイドアウタパネルが、4ドア車のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、車両後方向の連続した2つの面をもつ直角部分を残して車両前方向の残部を切除したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の2ドア車のパネル構造。
  4. 前記成形フロントサイドアウタパネルが、4ドア車のフロントサイドアウタパネルのセンタピラー部を、断面において、連続した2つの面をもつ直角部分を残して残部を切除するとともに、該切除後のプレスによって、他パネルとの接合のため、前記センタピラー部を含めリストライクを施したことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の2ドア車のパネル構造。
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