JP3769785B2 - 自動車のルーフ後部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のルーフ後部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の後端部にはリヤウィンドが配置され、このリヤウィンドの前端部はルーフパネルの後端部によって支持されている。そして、ルーフパネルによるリヤウィンドの支持剛性を高めるために、普通、ルーフパネルの後端部付近には、車体幅方向(車体左右方向)に伸びる中空柱状のリヤヘッダが設けられる。なお、リヤウィンドがその前端部を回転軸として上下に開閉するタイプの自動車、いわゆるハッチバックタイプの自動車ではとくにリヤウィンドの支持剛性を高める必要があるので、リヤヘッダが強固(大型)なものとされる。
【0003】
しかしながら、かかるリヤヘッダはかなり太いので車室内に膨出することになる。このため、リヤヘッダが後席の上方に配置されると、後席搭乗者の頭上高が低くなり、後席の居住性が悪くなるといった問題がある。そこで、リヤヘッダを後席よりも前側に配置した自動車が提案されている(例えば、実開平5−72529号公報参照)。かかる従来の自動車においては、リヤヘッダが比較的前側に配置される関係上、これに伴ってリヤウィンドの前端部も比較的前側に配置されて、リヤウィンドが広くなり、車体の外観が良くなるといった利点もある。
【0004】
具体的には、例えば図3及び図4に示すように、かかる従来の自動車100においてはその後部に、ルーフパネル101によって前端部が支持されるリヤウィンド102が配置され、ルーフパネル101の側方にサイドフレーム103及びリヤドア104が配置されている。そして、ルーフパネル101の後端部に、車体幅方向に伸びる中空柱状のリヤヘッダ105がルーフパネル101と一体的に設けられ、このリヤヘッダ105は後席106の居住性を高めるために該後席106(後席搭乗者位置)よりも前側に配置されている。ここで、リヤヘッダ105の下側には、室内の美観を高めるためにルーフ内装材107(リヤヘッダトリム)が配設されている。なお、ルーフ内装材107は、リヤウィンド102を通して後席搭乗者に直射日光が当たるのを防止するために、リヤヘッダ105よりも後方に伸びてリヤウィンド102の前部にかかっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば図3及び図4に示すような、後席106よりも前側にリヤヘッダ105が配置された従来の自動車100においては、後席106の居住性及び車体の外観が良くなるといった利点があるものの、ルーフパネル101が自動車100の比較的前側位置に配設されるので、車体後部の剛性が低くなるといった問題がある。
また、ルーフ内装材107の後端部をリヤウィンド102(ガラス)にピン等で固定することはできないので、ルーフ内装材107の後部の支持がむずかしいといった問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであって、後席の居住性及び車体の外観を良好に保持しつつ、車体後部の剛性を有効に高めることができる手段、さらにはルーフ内装材(リヤヘッダトリム)の後部を強固に支持することができる手段を得ることを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決すべくなされた本発明の第1の態様は、リヤヘッダが、後席よりも前側に配置されている自動車のルーフ後部構造において、上記リヤヘッダの後側に、ルーフ内装材の後部を支持する内装材支持部材が設けられ、上記内装材支持部材が、上記リヤヘッダを後方に延設することにより該リヤヘッダと一体形成されるとともに、車体幅方向と直交する平面で切断した断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるようにして、かつ上記リヤヘッダの後端部に沿って車体幅方向に伸びるように形成され、ルーフパネルの側方に配置されたルーフレールインナが、上記内装材支持部材の車体幅方向の端部に接続されるとともに、その断面が上記内装材支持部材との接続部で該内装材支持部材と整合するようにして下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるように形成され、上記内装材支持部材と上記ルーフレールインナとで構成される組立体と、上記ルーフレールインナの上側に配置されたサイドフレームアウタとルーフパネル延設部とで構成される組立体とが、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置され、上記リヤヘッダが、車体幅方向と直交する平面で切断した断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるようにして、かつ車体幅方向に伸びるように形成され、上記ルーフレールインナが、上記リヤヘッダの車体幅方向の端部に接続されるとともに、その断面が上記リヤヘッダとの接続部で該リヤヘッダと整合するようにして下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるように形成され、上記リヤヘッダと上記ルーフレールインナとで構成される組立体と、上記サイドフレームアウタと上記ルーフパネルとで構成される組立体とが、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置され、上記リヤヘッダの後側フランジ部と上記内装支持部材の前側フランジ部とが共通のフランジで構成され、該共通のフランジが、上記ルーフレールインナの車外側フランジから分岐してルーフレールインナ外側からルーフレールインナ内側に向かって延びる分岐フランジの車内側の端部に接続されていることを特徴とするものである。
【0008】
この第1の態様にかかる自動車のルーフ後部構造においては、リヤヘッダの後側に設けられた内装材支持部材によって車体後部の剛性が高められ、ひいては自動車の商品性が高められる。なお、リヤヘッダが後席よりも前側に配置されており、したがってリヤウィンドが広くなるので、後席の居住性及び車体の外観が良好に保持されるのはもちろんである。
さらに、ルーフ内装材の後部が、リヤヘッダの後側に設けられた内装材支持部材によって、例えばピン等を用いて支持されるので、該ルーフ内装材の後部の支持が強固なものとなる。
また、内装材支持部材がリヤヘッダと一体形成されるので、該内装材支持部材の製作が容易となり、その製作コストが低減される。
さらに、内装材支持部材とルーフレールインナとで構成される組立体と、サイドフレームアウタとルーフパネル延設部とで構成される組立体とが、両者間に通路状閉空間部を形成するように配置されているので、かかる通路状空間部まわりの壁部が概ね車体幅方向に伸びる中空柱体となり、該中空柱体が支持柱ないしは梁として機能し、これにより車体後部の剛性がさらに大幅に高められる。
また、リヤヘッダとルーフレールインナとで構成される組立体と、サイドフレームアウタとルーフパネルとで構成される組立体とが、両者間に通路状閉空間部を形成するように配置されているので、かかる通路状空間部まわりの壁部が概ね車体幅方向に伸びる中空柱体となり、該中空柱体が支持柱ないしは梁として機能し、これにより車体後部の剛性がなお一層高められる。
【0011】
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様にかかる自動車のルーフ後部構造において、ルーフパネルが上記リヤヘッダよりも後側に延設されてなるルーフパネル延設部が設けられ、該ルーフパネル延設部の上方にリヤウィンドが配置されていることを特徴とするものである。
【0012】
この第2の態様にかかる自動車のルーフ後部構造においては、基本的には、本発明の第1の態様にかかる自動車のルーフ後部構造の場合と同様の作用・効果が得られる。さらに、ルーフパネルがリヤヘッダよりも後側に延設されてなるルーフパネル延設部が設けられているので、車体後部の剛性が一層高められ、自動車の商品性が一層高められる。
【0017】
本発明の第3の態様は、本発明の第1又は第2の態様のいずれか1つにかかる自動車のルーフ後部構造において、上記ルーフパネル延設部と上記内装材支持部材のフランジ部とが接合されていることを特徴とするものである。
なお、接合手法としては、溶接、ろう付け等を用いることができる。
【0018】
この第3の態様にかかる自動車のルーフ後部構造においては、基本的には、本発明の第1又は第2の態様にかかる自動車のルーフ後部構造の場合と同様の作用・効果が得られる。さらに、ルーフパネル延設部と内装材支持部材のフランジ部とが接合されているので、車体後部の剛性がさらに高められる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。まず、本発明にかかる自動車のルーフ後部の概略構造について説明する。
図1及び図2に示すように、自動車1の上部にはその屋根をなすルーフパネル2が設けられ、このルーフパネル2の側方にサイドフレームアウタ3が配置されている。そして、ルーフパネル2の後側にはリヤウィンド4(ガラス)が配置され、サイドフレームアウタ3の側方にはドアガラス5が配置されている。また、ルーフパネル2の後部の下方にはリヤヘッダ6が配置され、サイドフレームアウタ3の下方にはルーフレールインナ7(リヤピラーインナ)が配置されている。さらに、車室内の美観を良くするために、ルーフパネル2、リヤヘッダ6、ルーフレールインナ7等を下側から覆うルーフ内装材8(リヤヘッダトリム)が設けられている。
【0020】
ここで、リヤヘッダ6は、ルーフパネル2の後部の剛性を高め、ひいてはルーフパネル2によるリヤウィンド4の支持を強化するために設けられている。そして、リヤヘッダ6は、例えば図3及び図4に示すような従来の自動車の場合と同様に、後席の居住性を高めるために該後席(後席搭乗者位置)よりも前側に配置されている。
【0021】
以下、この自動車のルーフ後部の具体的な構造について説明する。
ルーフパネル2は、実質的に、ルーフパネル本体部2aと、該ルーフパネル本体部2aの後端部から一旦階段状に下方に折れ曲がった上で再び折れ曲がって後方に延びるルーフパネル延設部2bと、ルーフパネル本体部2aの側端部から一旦階段状に下方に折れ曲がった上で再び折れ曲がって側方にやや出っ張ったルーフパネルフランジ部2cとで構成されている。このルーフパネルフランジ部2cは、ルーフパネル本体部2aの側端部に沿って帯状に形成されている。
【0022】
ルーフパネル本体部2aの後端部は基本的には車体幅方向(車体左右方向)に伸びているが、車体側部付近では後方に向かってゆるやかに湾曲している。そして、ルーフパネル延設部2bは、ルーフパネル本体部2aの後端部に沿って概ね帯状に形成されているが、車体側部付近ではその帯の幅がやや狭くなっている。リヤウィンド4の前端部はルーフパネル本体部2aの後端部に対応する形状とされ、該リヤウィンド4はルーフパネル本体部2aのすぐ後側に近接して配置されている。詳しくは図示していないが、リヤウィンド4の前端部はルーフパネル本体部2a(ルーフパネル2)によって支持されている。
【0023】
ここで、リヤウィンド4はルーフパネル延設部2bの上方に配置されている。したがって、リヤウィンド4が比較的車体前側まで伸び、したがって該リヤウィンド4が広くなるので、車体の美観が良くなる。そして、リヤウィンド4の、ルーフパネル延設部2bの上方に位置する部分の内面には、目隠し塗装9が施されている。かかる目隠し塗装9としては、例えばセラミック塗装等が用いられる。このように、目隠し塗装9が施されているので、車外からはルーフパネル延設部2bが見えず、車体の美観が一層良くなる。
【0024】
サイドフレームアウタ3は、実質的に、概ね前後方向に長く伸びるサイドフレーム本体部3aと、該サイドフレーム本体部3aの左側側端部から一旦階段状に下方に折れ曲がった上で再び折れ曲がって左側方にやや出っ張った左側サイドフレームフランジ部3bと、サイドフレーム本体部3aの右側側端部から一旦階段状に下方に折れ曲がった上で再び折れ曲がって右側方にやや出っ張った右側サイドフレームフランジ部3cとで構成されている。ここで、右側サイドフレームフランジ部3cは、ルーフパネルフランジ部2cの下側に配置されている。つまり、ルーフパネルフランジ部2cと右側サイドフレームフランジ部3cとはほぼ同一形状とされていて、上下に重ね合わされて結合されている。
【0025】
ルーフレールインナ7は、実質的に、車体前側に位置する第1凹部7aと、車体後側に位置する第2凹部7bと、第1フランジ部7cと、第2フランジ部7dと、第3フランジ部7eとで構成されている。つまり、ルーフレールインナ7は、第1凹部7aまわりと第2凹部7bまわりとでは、その断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状に形成されている。ここで、サイドフレームアウタ3の左側サイドフレームフランジ部3bと、ルーフレールインナ7の第1フランジ部7cとは上限に重ね合わせて結合されている。
【0026】
リヤヘッダ6は、ルーフパネル本体部2aの後端部付近においてその下方に配置されている。そして、リヤヘッダ6は、実質的に、リヤヘッダ凹部6aと、前側フランジ部6bと、後側フランジ部6cとで構成されている。つまり、リヤヘッダ6は、その断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状に形成されている。ここで、後側フランジ部6cはルーフパネル延設部2bの前部と溶接されている。かくして、リヤヘッダ6と、ルーフパネル本体部2aの後部と、ルーフパネル延設部2bの前部とで概ね車体幅方向に伸びる中空柱状体が形成され、この中空柱状体によってルーフパネル2の後部の剛性が高められ、ひいてはルーフパネル2によるリヤウィンド4の支持が強化されている。
【0027】
リヤヘッダ6を後方に延設することにより、内装材支持部材11(リヤヘッダ延設部)が該リヤヘッダ6と一体形成されている。この内装材支持部材11は、実質的に、支持部材凹部11aと、前側に位置する第1支持部材フランジ部11b(後側フランジ部6cと重複している)と、後側に位置する第2支持部材フランジ部11cとで構成されている。つまり、内装材支持部材11は、その断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状に形成されている。ここで、第2支持部材フランジ部11cはルーフパネル延設部2bの後部に溶接されている。なお、第1支持部材フランジ部11b(後側フランジ部6c)はルーフパネル延設部2bの前部に溶接されている。かくして、内装材支持部材11と、ルーフパネル延設部2bとで概ね車体幅方向に伸びる中空柱状体が形成され、この中空柱状体によって車体後部の後部の剛性が高められる。
【0028】
そして、ルーフ内装材8の後部が、止めピン等(図示せず)を用いて、内装材支持部材11(支持部材凹部11a)に固定されている。このため、ルーフ内装材8が、ルーフパネル本体部2aよりもかなり後方に伸びて配置されているのにもかかわらず、該ルーフ内装材8の支持が強固なものとなる。
【0029】
ここにおいて、内装材支持部材11の左端部はルーフレールインナ7に接続されている。具体的には、内装材支持部材側の支持部材凹部11aと第1支持部材フランジ部11bと第2支持部材フランジ部11cとが、夫々、ルーフレールインナ側の第2凹部7bと第1フランジ部7cと第3フランジ部7eとに、一部で重なり合う(整合する)ようにして、内装材支持部材11とルーフレールインナ7とが接続されている。ここで、内装材支持部材11とルーフレールインナ7とで構成される組立体と、サイドフレームアウタ3とルーフパネル延設部2bとで構成される組立体とは、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置されている。
【0030】
同様に、リヤヘッダ6の左端部もルーフレールインナ7に接続されている。具体的には、リヤヘッダ側のリヤヘッダ凹部6aと前側フランジ部6bと後側フランジ部6cとが、夫々、ルーフレールインナ側の第1凹部7aと第2フランジ部7dと第1フランジ部7cとに、一部で重なり合う(整合する)ようにして、リヤヘッダ6とルーフレールインナ7とが接続されている。ここで、リヤヘッダ6とルーフレールインナ7とで構成される組立体と、サイドフレームアウタ3とルーフパネル本体部2aとで構成される組立体とは、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置されている。
【0031】
ここで、リヤヘッダ6及び内装材支持部材11と、ルーフレールインナ7とは、その接続部で部分的に上下方向に重ね合わされ、このように重なり合った部分では両者は溶接等により接合されている。なお、図2において、P1はリヤヘッダ6及び内装材支持部材11の左端部を示し、P2はルーフレールインナ7の右端部を示している。
【0032】
かかる構造においては、内装材支持部材11とルーフレールインナ7とで構成される組立体と、サイドフレームアウタ3とルーフパネル延設部2bとで構成される組立体とが、両者間に通路状閉空間部を形成するように配置されているので、この通路状空間部まわりの壁部が概ね車体幅方向に伸びる中空柱状体となり、該中空柱状体が支持柱ないしは梁として機能し、これにより車体後部の剛性が大幅に高められる。同様に、リヤヘッダ6とルーフレールインナ7とで構成される組立体と、サイドフレームアウタ3とルーフパネル本体部2aとで構成される組立体とが、両者間に通路状閉空間部を形成するように配置されているので、この通路状空間部まわりの壁部が概ね車体幅方向に伸びる中空柱状体となり、該中空柱状体が支持柱ないしは梁として機能し、これにより車体後部の剛性がさらに高められる。
【0033】
かくして、かかるルーフ後部構造を備えた自動車においては、後席の居住性及び車体の外観を良好に保持しつつ、車体後部の剛性を有効に高めることができ、さらにはルーフ内装材(リヤヘッダトリム)の後部を強固に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる自動車のルーフ後部構造の斜視説明図である。
【図2】 図1に示す自動車のルーフ後部構造の、ルーフパネル及びサイドフレームを取り外した状態における斜視説明図である。
【図3】 リヤヘッダが後席よりも前側に配置された従来の自動車の後部の斜視説明図である。
【図4】 図3に示す自動車のリヤヘッダ付近の側面断面説明図である。
【符号の説明】
1…自動車
2…ルーフパネル
2a…ルーフパネル本体部
2b…ルーフパネル延設部
3…サイドフレームアウタ
4…リヤウィンド
6…リヤヘッダ
6a…リヤヘッダ凹部
6b…前側フランジ部
6c…後側フランジ部
7…ルーフレールインナ
7a、7b…第1、第2凹部
7c〜7e…第1〜第3フランジ部
8…ルーフ内装材
9…目隠し塗装
11…内装材支持部材
11a…支持部材凹部
11b…第1支持部材フランジ部
11c…第2支持部材フランジ部
Claims (3)
- リヤヘッダが、後席よりも前側に配置されている自動車のルーフ後部構造において、
上記リヤヘッダの後側に、ルーフ内装材の後部を支持する内装材支持部材が設けられ、
上記内装材支持部材が、上記リヤヘッダを後方に延設することにより該リヤヘッダと一体形成されるとともに、車体幅方向と直交する平面で切断した断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるようにして、かつ上記リヤヘッダの後端部に沿って車体幅方向に伸びるように形成され、
ルーフパネルの側方に配置されたルーフレールインナが、上記内装材支持部材の車体幅方向の端部に接続されるとともに、その断面が上記内装材支持部材との接続部で該内装材支持部材と整合するようにして下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるように形成され、
上記内装材支持部材と上記ルーフレールインナとで構成される組立体と、上記ルーフレールインナの上側に配置されたサイドフレームアウタとルーフパネル延設部とで構成される組立体とが、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置され、
上記リヤヘッダが、車体幅方向と直交する平面で切断した断面が下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるようにして、かつ車体幅方向に伸びるように形成され、
上記ルーフレールインナが、上記リヤヘッダの車体幅方向の端部に接続されるとともに、その断面が上記リヤヘッダとの接続部で該リヤヘッダと整合するようにして下方に膨らみ両端にフランジ部を有する逆凸状となるように形成され、
上記リヤヘッダと上記ルーフレールインナとで構成される組立体と、上記サイドフレームアウタと上記ルーフパネルとで構成される組立体とが、両者間に連続する通路状閉空間部を形成するように配置され、
上記リヤヘッダの後側フランジ部と上記内装支持部材の前側フランジ部とが共通のフランジで構成され、該共通のフランジが、上記ルーフレールインナの車外側フランジから分岐してルーフレールインナ外側からルーフレールインナ内側に向かって延びる分岐フランジの車内側の端部に接続されていることを特徴とする自動車のルーフ後部構造。 - 請求項1に記載された自動車のルーフ後部構造において、
ルーフパネルが上記リヤヘッダよりも後側に延設されてなるルーフパネル延設部が設けられ、該ルーフパネル延設部の上方にリヤウィンドが配置されていることを特徴とする自動車のルーフ後部構造。 - 請求項1又は2に記載された自動車のルーフ後部構造において、
上記ルーフパネル延設部と上記内装材支持部材のフランジ部とが接合されていることを特徴とする自動車のルーフ後部構造。
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