JPH0723105B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents
自動車の車体構造Info
- Publication number
- JPH0723105B2 JPH0723105B2 JP61099372A JP9937286A JPH0723105B2 JP H0723105 B2 JPH0723105 B2 JP H0723105B2 JP 61099372 A JP61099372 A JP 61099372A JP 9937286 A JP9937286 A JP 9937286A JP H0723105 B2 JPH0723105 B2 JP H0723105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center pillar
- side sill
- pillar
- body structure
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の車体構造に係り、特にピラーアウタパ
ネルとピラーインナパネルとで閉断面構造のセンタピラ
ーを形成し、このセンタピラーの下部をサイドシルに結
合してセンタピラーをサイドシルに片持ちで結合し、こ
のセンタピラーとフロアパネルとの間を結合するブレー
スを設けてなる自動車の車体構造に関する。
ネルとピラーインナパネルとで閉断面構造のセンタピラ
ーを形成し、このセンタピラーの下部をサイドシルに結
合してセンタピラーをサイドシルに片持ちで結合し、こ
のセンタピラーとフロアパネルとの間を結合するブレー
スを設けてなる自動車の車体構造に関する。
第３図に示すように、自動車１のサイドドア2,3上部の
開放感を向上させるため、センタピラー４の上端部をサ
イドドア2,3のウエストラインと略同一の高さとしてい
る所謂ピラーレス４ドアハードトップ車にあっては、セ
ンタピラー４はその下端部をサイドシル５に片持ちで支
持しているだけであるから、上下の両端部を車体に支持
した構造のセダン車のセンタピラーに比べて支持強度が
不足がちであり、従来からこれを補強するため種々の車
体構造が採られている。
開放感を向上させるため、センタピラー４の上端部をサ
イドドア2,3のウエストラインと略同一の高さとしてい
る所謂ピラーレス４ドアハードトップ車にあっては、セ
ンタピラー４はその下端部をサイドシル５に片持ちで支
持しているだけであるから、上下の両端部を車体に支持
した構造のセダン車のセンタピラーに比べて支持強度が
不足がちであり、従来からこれを補強するため種々の車
体構造が採られている。
従来、この種の自動車の車体構造として第４図及び第５
図に示すものがある。これは、センタピラー４をピラー
アウタパネル６とピラーインナパネル７とで閉断面構造
に形成し、その下端部を車体前後方向に延びるサイドシ
ル５に溶接し、センタピラー４をサイドシル５に片持ち
で支持し、サイドシル５を取り付けたフロアパネル８と
センタピラー４との間にはセンタピラー４の車幅方向の
剛性を確保して補強するためのブレース９を懸けわたす
ように取り付けている。そしてサイドシル５はサイドシ
ルアウタパネル10、サイドシルインナパネル11及びレイ
ンフォースト12で構成しており、センタピラー４との結
合部位にはサイドシル補強用のバルクヘッド13を取り付
けサイドシル５の断面形状を確保するようにしている。
（類似の自動車の車体構造としては例えば特開昭56−53
966号公報参照） 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述した従来の自動車の車体構造にあっては
ブレースが車室内側に張り出しているために後席のレッ
グスペースが狭いものとなる他、前席の配置にも制限が
あるという問題がある。
図に示すものがある。これは、センタピラー４をピラー
アウタパネル６とピラーインナパネル７とで閉断面構造
に形成し、その下端部を車体前後方向に延びるサイドシ
ル５に溶接し、センタピラー４をサイドシル５に片持ち
で支持し、サイドシル５を取り付けたフロアパネル８と
センタピラー４との間にはセンタピラー４の車幅方向の
剛性を確保して補強するためのブレース９を懸けわたす
ように取り付けている。そしてサイドシル５はサイドシ
ルアウタパネル10、サイドシルインナパネル11及びレイ
ンフォースト12で構成しており、センタピラー４との結
合部位にはサイドシル補強用のバルクヘッド13を取り付
けサイドシル５の断面形状を確保するようにしている。
（類似の自動車の車体構造としては例えば特開昭56−53
966号公報参照） 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述した従来の自動車の車体構造にあっては
ブレースが車室内側に張り出しているために後席のレッ
グスペースが狭いものとなる他、前席の配置にも制限が
あるという問題がある。
そこで、本発明の技術課題は、センタピラーの下部をサ
イドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持ち
で結合した自動車の車体構造において、サイドシル補強
用のブレースの車室内への張り出し量を少ないものとす
ることである。
イドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持ち
で結合した自動車の車体構造において、サイドシル補強
用のブレースの車室内への張り出し量を少ないものとす
ることである。
上記の技術課題を解決するための本発明の技術手段は、
ピラーアウタパネルとピラーインナパネルとで閉断面構
造のセンタピラーを形成し、このセンタピラーの下部を
サイドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持
ちで結合し、このセンタピラーとフロアパネルとの間を
結合するブレースを設けてなる自動車の車体構造におい
て、上記サイドシルのセンタピラー取付部に上方に向け
センタピラーの下部に嵌合する閉構造の膨出部を形成
し、センタピラーをこの膨出部に固定することである。
ピラーアウタパネルとピラーインナパネルとで閉断面構
造のセンタピラーを形成し、このセンタピラーの下部を
サイドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持
ちで結合し、このセンタピラーとフロアパネルとの間を
結合するブレースを設けてなる自動車の車体構造におい
て、上記サイドシルのセンタピラー取付部に上方に向け
センタピラーの下部に嵌合する閉構造の膨出部を形成
し、センタピラーをこの膨出部に固定することである。
以上本発明に係る自動車の車体構造の実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第１図及び第２図は本発明に係る自動車の車体構造の第
１の実施例を示すものである。この実施例においてセン
タピラー４は従来に示した自動車の車体構造と同様にピ
ラーアウタパネル６とピラーインナパネル７とで閉構造
を構成しており、その下部においてサイドシル14に溶接
固定している。これにより、センタピラー４をサイドシ
ル14に片持ちで支持している。この実施例においてはサ
イドシル14は、第２図に示すように、サイドシルアウタ
パネル15とサイドシルインナパネル16とで閉構造として
構成しており、センタピラー４を取り付けるサイドシル
14の上部には、第１図に示すように、上方にむけ突出し
た閉構造の膨出部17を形成している。この膨出部は、セ
ンタピラー４の下部の開口にそっくり入りこみ、センタ
ピラー４の裏面に接触するようにしており、センタピラ
ー４はサイドシル14の一般部19のほかこの膨出部17にも
溶接固定（第１図中＊印で示した）するようにしてい
る。
１の実施例を示すものである。この実施例においてセン
タピラー４は従来に示した自動車の車体構造と同様にピ
ラーアウタパネル６とピラーインナパネル７とで閉構造
を構成しており、その下部においてサイドシル14に溶接
固定している。これにより、センタピラー４をサイドシ
ル14に片持ちで支持している。この実施例においてはサ
イドシル14は、第２図に示すように、サイドシルアウタ
パネル15とサイドシルインナパネル16とで閉構造として
構成しており、センタピラー４を取り付けるサイドシル
14の上部には、第１図に示すように、上方にむけ突出し
た閉構造の膨出部17を形成している。この膨出部は、セ
ンタピラー４の下部の開口にそっくり入りこみ、センタ
ピラー４の裏面に接触するようにしており、センタピラ
ー４はサイドシル14の一般部19のほかこの膨出部17にも
溶接固定（第１図中＊印で示した）するようにしてい
る。
そして、このセンタピラー４とサイドシル14を取り付け
ているフロアパネル８との間には、ブレース18を取り付
けてセンタピラー４の補強を行なうようにしている。こ
の場合においてブレース18の大きさはセンタピラー４を
サイドシル14の閉構造の膨出部17に溶接固定している分
小さなものとすることとなる（従来のブレース９の大き
さを第２図中に仮想線で示した）。また、サイドシル14
の膨出部17を閉構造としているので、サイドシル14の剛
性を低下させることはない。
ているフロアパネル８との間には、ブレース18を取り付
けてセンタピラー４の補強を行なうようにしている。こ
の場合においてブレース18の大きさはセンタピラー４を
サイドシル14の閉構造の膨出部17に溶接固定している分
小さなものとすることとなる（従来のブレース９の大き
さを第２図中に仮想線で示した）。また、サイドシル14
の膨出部17を閉構造としているので、サイドシル14の剛
性を低下させることはない。
従って本実施例によれば、車室内に張り出すブレースの
大きさを小さいものとすることができ、後部座席のレッ
グスペースを確保することができるほか、前部座席の配
置の自由度を増すことができる。
大きさを小さいものとすることができ、後部座席のレッ
グスペースを確保することができるほか、前部座席の配
置の自由度を増すことができる。
以上説明したように本発明は、センタピラーの下部をサ
イドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持ち
で結合した自動車の車体構造において、サイドシルの剛
性を低下させることなく、センタピラー補強用のブレー
スの大きさを小さいものとできるので、後部座席のレッ
グスペースを確保することができるほか、前部座席の配
置の自由度を増すことができ、車室を有効に利用できる
という効果を奏する。
イドシルに結合してセンタピラーをサイドシルに片持ち
で結合した自動車の車体構造において、サイドシルの剛
性を低下させることなく、センタピラー補強用のブレー
スの大きさを小さいものとできるので、後部座席のレッ
グスペースを確保することができるほか、前部座席の配
置の自由度を増すことができ、車室を有効に利用できる
という効果を奏する。
第１図は本発明に係る自動車の車体構造の実施例をを示
す斜視図、第２図は第１図中II−II線に相当する断面
図、第３図は本発明に係る自動車の車体構造が適用され
る自動車を示す側面図、第４図は従来の自動車の車体構
造を示す斜視図、第５図は第４図中Ｖ−Ｖ線に相当する
断面図である。 ４……センタピラー ６……ピラーアウタパネル ７……ピラーインナパネル 14……サイドシル 17……膨出部
す斜視図、第２図は第１図中II−II線に相当する断面
図、第３図は本発明に係る自動車の車体構造が適用され
る自動車を示す側面図、第４図は従来の自動車の車体構
造を示す斜視図、第５図は第４図中Ｖ−Ｖ線に相当する
断面図である。 ４……センタピラー ６……ピラーアウタパネル ７……ピラーインナパネル 14……サイドシル 17……膨出部
Claims (1)
- 【請求項１】ピラーアウタパネルとピラーインナパネル
とで閉断面構造のセンタピラーを形成し、このセンタピ
ラーの下部をサイドシルに結合してセンタピラーをサイ
ドシルに片持ちで結合し、このセンタピラーとフロアパ
ネルとの間を結合するブレースを設けてなる自動車の車
体構造において、 上記サイドシルのセンタピラー取付部に上方に向けセン
タピラーの下部に嵌合する閉構造の膨出部を形成し、セ
ンタピラーをこの膨出部に固定することを特徴とする自
動車の車体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61099372A JPH0723105B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 自動車の車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61099372A JPH0723105B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 自動車の車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62258868A JPS62258868A (ja) | 1987-11-11 |
| JPH0723105B2 true JPH0723105B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=14245706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61099372A Expired - Lifetime JPH0723105B2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 自動車の車体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723105B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0195482U (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-23 | ||
| US5332281A (en) * | 1992-04-30 | 1994-07-26 | Ford Motor Company | Space frame construction |
| JP3269880B2 (ja) * | 1993-07-02 | 2002-04-02 | 本田技研工業株式会社 | フレーム構成部材の製造方法 |
| JP3422574B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2003-06-30 | 富士重工業株式会社 | 自動車車体の側面衝突対策構造 |
| JP3335780B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2002-10-21 | 富士重工業株式会社 | 車両のセンタピラー下方部の車体構造 |
| JP3335781B2 (ja) * | 1994-08-31 | 2002-10-21 | 富士重工業株式会社 | 車両のセンタピラー部全周閉断面構造 |
| CN109204523B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-10-22 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| CN109204505B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-12-07 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| CN109204568B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-11-12 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| CN109204493B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-12-07 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| CN109204564B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-11-12 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| CN109204546B (zh) * | 2017-06-30 | 2021-04-20 | 比亚迪股份有限公司 | 车身结构及车辆 |
| KR102607730B1 (ko) * | 2019-01-14 | 2023-11-30 | 현대자동차주식회사 | 대향형 슬라이딩 도어가 장착된 차량의 사이드실 구조 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5920773Y2 (ja) * | 1980-06-30 | 1984-06-16 | 松下電工株式会社 | 電気機器用プラグ装置 |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP61099372A patent/JPH0723105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62258868A (ja) | 1987-11-11 |
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