JP6011279B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、例えば、各色の転写位置ずれ(以下の説明では、「位置ずれ」または「色ずれ」と呼ぶ場合がある)を補正する方法として、位置ずれ補正用パターンを、用紙等の記録媒体を搬送する搬送ベルトや中間転写体などの像担持体に形成し、像担持体上に形成された位置ずれ補正用パターンの位置情報をセンサで検出し、検出した位置情報をもとに位置ずれ補正を行う方法が知られている。例えば特許文献1には、複数の感光体回転速度において、速度変動パターンを作像・検出し、位置ずれ補正を行う技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数の速度変動パターンを作像・検出するために、ユーザーダウンタイムが発生するという問題がある。本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザーダウンタイムを抑制しつつ画像品質の劣化を抑制可能な画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像データに応じた露光を行い、前記画像データに基づく潜像を感光体上に形成させる露光部と、印刷に使用される用紙の種類に応じて、前記用紙を搬送する速度を示す紙線速を可変に設定する紙線速設定部と、前記紙線速設定部により設定された前記紙線速に応じて、前記露光部による画像形成の周期を示す画像形成速度を変更する画像形成速度変更部と、所定速度で駆動される像担持体上に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出する検出部と、基準となる前記紙線速を示す第1紙線速で印刷を行う場合、前記検出部による検出結果に応じて、位置ずれ補正を行う第1補正部と、前記紙線速設定部により、前記第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に設定された場合、前記第1紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第1係数と、前記第2紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、前記第1補正部による前記位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正する第2補正部と、を備える。
また、本発明は、画像データに応じた露光を行い、前記画像データに基づく潜像を感光体上に形成させる露光ステップと、印刷に使用される用紙の種類に応じて、前記用紙を搬送する速度を示す紙線速を可変に設定する紙線速設定ステップと、前記紙線速設定ステップにより設定された前記紙線速に応じて、前記露光ステップによる画像形成の周期を示す画像形成速度を変更する画像形成速度変更ステップと、所定速度で駆動される像担持体上に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出する検出ステップと、基準となる前記紙線速を示す第1紙線速で印刷を行う場合、前記検出ステップによる検出結果に応じて、位置ずれ補正を行う第1補正ステップと、前記紙線速設定ステップにより、前記第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に設定された場合、前記第1紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第1係数と、前記第2紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、前記位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正する第2補正ステップと、を含む。
本発明によれば、ユーザーダウンタイムを抑制しつつ画像品質の劣化を抑制できる。
図1は、一般的な電子写真装置のうち、画像の形成を行う部分の構成例を中心に示す図である。 図2は、本実施形態の画像形成装置のうち、画像の形成を行う部分の構成例を中心に示す図である。 図3は、本実施形態の画像形成装置を制御するための構成例を示す機能ブロック図である。 図4は、LEDA制御部の詳細な機能の一例を説明するための図である。 図5は、カラー用の位置ずれ補正用パターン画像の一例を示す図である。 図6は、位置ずれ量の算出方法の例を説明するための図である。 図7は、モノクロ用の位置ずれ補正用パターン画像の一例を示す図である。 図8は、位置ずれ補正用パターン画像を検出するタイミングについて説明するための図である。 図9は、画像形成装置の各回転速度について説明するための図である。 図10は、制御部が有する機能の一例を示す図である。 図11は、画像形成装置が有する複数の紙線速の各々の位置ずれ補正制御を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の画像形成装置および画像形成方法の実施形態を詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、電子写真方式で画像を形成する装置であれば適用でき、例えば、電子写真方式の画像形成装置や複合機(MFP:Multifunction Peripheral)などにも適用できる。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、および、ファクシミリ機能のうちの少なくとも2つの機能を有する装置である。
図1は、一般的な電子写真装置のうち、画像の形成を行う部分の構成例を中心に示す図である。図1に示す電子写真装置は、無端状移動手段である搬送ベルト5に沿って、C(シアン)の色の画像を形成する画像形成部(電子写真プロセス部)6C、M(マゼンダ)の色の画像を形成する画像形成部6M、Y(イエロー)の色の画像を形成する画像形成部6Y、K(ブラック、Bkと表記する場合もある)の色の画像を形成する画像形成部6Kが並べられた構成を備え、所謂タンデムタイプと呼ばれる。以下では、各画像形成部6Y、6M、6Cおよび6Kを互いに区別しない場合は、単に「画像形成部6」と表記することもある。図1に示す電子写真装置は、画像データに従った露光が行われた感光体ドラムから、用紙などの記録媒体に対して画像を直接転写する方式である。
図1に示すように、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙4を搬送する搬送ベルト5に沿って、この搬送ベルト5の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部6Y、6M、6C、6Kが配列されている。これら複数の画像形成部6Y、6M、6C、6Kは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。以下の説明では、画像形成部6Yについて具体的に説明するが、他の画像形成部6M、6C、6Kの構成は画像形成部6Yと同様であるので、画像形成部6M、6C、6Kの各構成要素については、画像形成部6Yの各構成要素に付したYに替えて、M、C、Kを付して区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。この駆動ローラ7は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ7と、従動ローラ8とが、無端状移動手段である搬送ベルト5を移動させる駆動手段として機能する。画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト5に吸着されて回転駆動される搬送ベルト5により最初の画像形成部6Yに搬送され、ここで、イエローのトナー画像を転写される。
図1に示すように、画像形成部6Yは、感光体としての感光体ドラム9Yと、感光体ドラム9Yの周囲に配置された帯電器10Yと、LEDAヘッド11Y、現像器12Y、感光体クリーナ(図示せず)、除電器13Yとを含んで構成される。LEDAヘッド11Yは、感光体ドラム9Yを露光するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム9Yの外周面は、暗中にて帯電器10Yにより一様に帯電された後、LEDAヘッド11Yからのイエロー画像に対応した照射光により露光され、静電潜像を形成される。現像器12Yは、この静電潜像をイエローのトナーにより可視像化する。これにより、感光体ドラム9Y上にイエローのトナー画像が形成される。感光体ドラム9Y上に形成されたイエローのトナー画像は、感光体ドラム9Yと搬送ベルト5上の用紙4とが接する位置(転写位置)で、転写器15Yの働きにより用紙4上に転写される。この転写により、用紙4上にイエローのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9Yは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器13Yにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部6Yでイエローのトナー画像を転写された用紙4は、搬送ベルト5によって次の画像形成部6Mに搬送される。画像形成部6Mでは、画像形成部6Yでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M上にマゼンダのトナー画像が形成され、マゼンダのトナー画像が用紙4上に形成されたイエローのトナー画像に重畳されて転写される。用紙4は、さらに次の画像形成部6C、6Kに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム9K上に形成されたブラックのトナー画像とが、用紙4上に順次に重畳されて転写される。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。つまり、図1の例では、画像形成部6は、所定速度で駆動される記録媒体(用紙4)に対して複数の色の画像を重ね合わせて形成する。このフルカラーの重畳画像が形成された用紙4は、搬送ベルト5から剥離されて定着器16に送り込まれる。定着器16は、熱および圧力を加えることにより、用紙4上に重畳画像を定着させる。画像が定着された用紙4は、電子写真装置の外部に排紙される。
以上のような電子写真方式の画像形成装置では、各色の転写位置がずれていると、各色のトナー画像が正しく重ならず、印刷画像の画像品質が低下する。そのため、各色の転写位置のずれを補正する必要がある(各色の像の位置ずれを補正する必要がある)。図1に示す電子写真装置は、位置ずれ補正のために、像担持体である搬送ベルト5に対して位置ずれ補正用パターン画像を形成する。各感光体ドラム(9Y、9M、9C、9K)の下流側(搬送ベルト5の駆動方向の下流側)には、搬送ベルト5に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出するためのセンサ17および18が設けられる。
センサ17および18の各々は、例えばTMセンサなどの光反射式センサで構成され、検出対象に向けて光線を出射する光源と、検出対象からの反射光を検出する光検出素子とを有する。図1の例では、センサ17および18は、搬送ベルト5の駆動方向(搬送方向、副走査方向)に直交する方向(主走査方向)に整列して配置される。なお、図1の例では、主走査方向に沿って2つのセンサ(17,18)が配置されているが、位置ずれ補正用パターン画像を検出するためのセンサの数および位置は任意に変更可能である。
図1に例示された電子写真装置は、記録媒体に画像を直接転写する方式の装置であるが、図2に例示された画像形成装置100は、中間転写ベルト5に形成されたトナー画像を、用紙4などの記録媒体に転写する方式の装置である。本実施形態に係る画像形成装置は、図2に示すような、中間転写ベルト5に形成されたトナー画像を、用紙4などの記録媒体に転写する方式の画像形成装置100である場合を例に挙げて説明するが、これに限らず、例えば図1に示すような、記録媒体に画像を直接転写する方式の画像形成装置を用いることもできる。
図2の例では、無端状移動手段は搬送ベルトでは無く、中間転写ベルト5である。中間転写ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。各色のトナー画像は、感光体ドラム9Y、9M、9C、9Kと中間転写ベルト5とが接する位置(1次転写位置)で、転写器15Y、15M、15C、15Kの働きにより中間転写ベルト5上に転写される。この転写により、中間転写ベルト5上に各色のトナーによる画像が重ね合わされたフルカラー画像が形成される。つまり、図2の例では、画像形成部6は、所定速度で駆動される像担持体(中間転写ベルト5)に対して複数の色の画像を重ね合わせて形成する。画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、中間転写ベルト5上に搬送される。中間転写ベルト5上に形成されたフルカラーのトナー画像は、中間転写ベルト5と用紙4とが接する位置(2次転写位置20)で、2次転写ローラ21の働きにより、用紙4上に転写される。2次転写ローラ21は中間転写ベルト5に密着しており、接離機構は無い。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重畳画像が形成された用紙4は、定着器16に送り込まれ、定着器16にて画像が定着された用紙4は、画像形成装置100の外部に排紙される。
図2の例では、位置ずれ補正のために、像担持体である中間転写ベルト5に対して位置ずれ補正用パターン画像を形成する。各感光体ドラム(9Y、9M、9C、9K)の下流側(中間転写ベルト5の駆動方向の下流側)には、中間転写ベルト5に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出するためのセンサ17および18が設けられる。
図3は、本実施形態の画像形成装置100を制御するための構成例を示す機能ブロック図である。図3に示すように、画像形成装置100は、制御部30と、I/F(インターフェイス)部31と、作像プロセス部32と、副制御部33と、操作部34と、記憶部35と、プリントジョブ管理部36と、定着部37と、読取部38と、LEDA制御部39と、検出部40とを有する。
制御部30は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含み、ROMに予め記憶されるプログラムに従い、RAMをワークメモリとして用いて、画像形成装置100全体を制御する。また、制御部30は、バス上のデータ転送の調停を行う調停部を有し、上述した各部間でのデータ転送を制御する。
I/F部31は、パーソナルコンピュータ(PC)といった外部機器と接続され、制御部30の命令に従い、外部機器との間の通信を制御する。例えば、I/F部31は、外部機器から送信された印刷要求などを受信して制御部30に渡す。プリントジョブ管理部36は、この画像形成装置100に対して要求された印刷要求(印刷ジョブ)について、印刷を行う順番などを管理する。
副制御部33は、例えばCPUを有し、印刷要求に応じて図2で示した各部の制御を行うと共に、外部機器からI/F部31を介して送信された、印刷のための画像データを、LEDA制御部39に渡す。
LEDA制御部39は、画像データに応じた露光を行い、画像データに基づく潜像を感光体ドラム9上に形成させる。より具体的には、LEDA制御部39は、副制御部33から画像データを受け取り、上述した各LEDAヘッド11Y、11M、11Cおよび11Kによる、各感光体ドラム9Y、9M、9Cおよび9Kに対する画像データに従った光の書き込み、すなわち露光を制御する。以下では、各LEDAヘッド11Y、11M、11Cおよび11Kを互いに区別しない場合は、単に「LEDAヘッド11」と表記することもある。LEDA制御部39には、LEDAヘッド11が接続される。この例では、LEDA制御部39とLEDAヘッド11が、請求項の「露光部」に対応していると捉えることができる。
作像プロセス部32は、上述した各画像形成部6Y、6M、6Cおよび6Kを含み、LEDA制御部39により各感光体ドラム9Y、9M、9Cおよび9Kに書き込まれた静電潜像の現像や転写などの処理を行う。
検出部40は、上述のセンサ17および18を含み、センサ17および18の各々から出力された信号に基づいて、画像形成部6により中間転写ベルト5上に形成される位置ずれ補正用パターン画像の検出処理を行う。
記憶部35は、ある時点における画像形成装置100の状態を示す情報を記憶する。例えば、検出部40による位置ずれ補正用パターン画像の検出結果は、記憶部35に格納される。制御部30は、取得した検出結果に基づいて、LEDA制御部39による位置ずれ補正処理を制御する。操作部34は、ユーザ操作を受け付ける操作子と、ユーザに対してこの画像形成装置100の状態を表示させる表示部とを有する。
定着部37は、上述した定着器16および定着器16を制御するための構成を有し、作像プロセス部32によりトナー画像を転写した用紙4に対して熱および圧力を加えて、トナー画像を用紙4に定着させる処理を行う。
読取部38は、用紙4上の印字情報を読み取り、電気信号に変換するもので、所謂スキャナ機能を実現する。読取部38が印字情報を読み取って出力した電気信号は、制御部30に渡される。この読取部38および図示されない通信手段により、この画像形成装置100は、プリンタ機能、スキャナ機能、複写機能およびFAX機能を1の筐体で実現する複合機として機能できる。なお、読取部38は、省略可能である。
図4は、LEDA制御部39の詳細な機能の一例を説明するための図である。副制御部33は、PC50(PC50にインストールされているプリンタドライバ)により生成された印刷データを、ネットワーク(不図示)を介して受信する。なお、印刷データは、例えばPDL(Page Description Language)などで記述されている。そして、副制御部33は、受信した印刷データを、ページメモリ60上で複数の画素で構成される画像データ(例えばビットマップデータ)に変換し、LEDA制御部39へライン単位で転送する。より具体的には、副制御部33は、LEDA制御部39から副制御部33へ出力されるHSYNC信号の出力タイミングに合わせて、画像データをLEDA制御部39へ転送する。この転送形式には、複数のチャンネル(CH)ごとに、異なるフォーマットを処理できる画像形成方式と、チャンネル間で共通のフォーマットのみを処理する画像形成方式とがある。
LEDA制御部39は、副制御部33からライン単位で転送される画像データに基づいて、LEDAヘッド11を発光させ、静電潜像を形成させる。つまり、LEDA制御部39は、副制御部33から転送される画像データを発光データとして扱う。LEDA制御部39は、周波数変換部70と、ラインメモリ71と、画像処理部72と、スキュー補正部73と、ラインメモリ74−0〜74−I(Iは2以上の自然数)と、を備える。
副制御部33とLEDA制御部39とは、動作クロック周波数が異なる。このため、周波数変換部70は、副制御部33からライン単位で転送される画像データをラインメモリ71に順次記録するとともに、記録した画像データをLEDA制御部39の動作クロックに基づいて順次読み出すことにより、周波数変換を行い、画像処理部72へライン単位で転送する。
画像処理部72は、周波数変換部70からライン単位で転送される画像データに画像処理を施し、スキュー補正部73へライン単位で転送する。画像処理は、例えば、内部パターンを付加する処理やトリミング処理などである。また、画像処理部72は、制御部30の制御の下、上記画像処理と同時に、入力解像度単位に応じた位置ずれ補正を行う。なお、画像処理として、例えば、ジャギー補正などのラインメモリを要する処理を行う場合、LEDA制御部39は、画像処理部72用のラインメモリを有することになる。また、画像処理部72は、PC50からの印刷データに対する画像処理を行うだけなく、制御部30の命令に従い、所定の画像データ(例えば、位置ずれ補正用パターン画像の画像データなど)を生成することもできる。
スキュー補正部73は、画像処理部72からライン単位で転送される画像データをラインメモリ74−0〜74−Iに順次に記録するとともに、ラインメモリ74−0〜74−Iのうち読み出し対象のラインメモリ74を画像位置に応じて切り替えながら順次読み出すことにより、スキュー補正を行い、LEDAヘッド11へライン単位で転送する。
なお、スキュー補正部73の画像データ読み込み時のライン周期は、スキュー補正部73の画像データ書き込み時のライン周期の1/N(Nは自然数)である。そしてスキュー補正部73は、ラインメモリ74−0〜74−Iから画像データを読み込む際、1つのラインメモリ74から同一の画像データを連続してN回読み出すことにより、画像データの副走査方向の解像度をN倍にする倍密処理を行う。スキュー補正とともに、倍密処理が行われたデータは、LEDAヘッド11に転送される。制御部30は、このときの転送速度を変化させることで、画像形成速度を調整する。画像形成速度とは、画像を形成する速度であり、具体的には、感光体ドラム9上に静電潜像が形成される速度(LEDA制御部39による光の書き込み速度)を指す。画像形成速度とは、LEDAヘッド11の発光周期(画像形成の周期)を指すと考えることもできる。
また、LEDAヘッド11の種類によっては、LEDAヘッド11の配線に応じてデータの配列を変換する必要があるため、配列変換がライン全般に渡るような場合、LEDA制御部39は、配列変換用のラインメモリを有することになる。そして、スキュー補正後の画像データがこのラインメモリ上で配列変換され、LEDAヘッド11へライン単位で転送される。
LEDAヘッド11は、スキュー補正部73からライン単位で転送される画像データに基づいて、発光し、静電潜像を感光体ドラム9上に形成する。なお、本実施形態では、スキュー補正部73により倍密処理が行われているため、LEDAヘッド11は、画像データの副走査方向の解像度を高密度化して静電潜像を形成することができ、きめ細かな階調制御や位置合わせ制御を行うことができる。また、本実施形態では、LEDAヘッド11の発光を開始するタイミングを各色毎に1クロック単位で遅延させるので、1ライン未満の超高精度な位置合わせ制御を行うことができる。
図5は、カラー用の位置ずれ補正用パターン画像の例を示す図である。本実施形態では、制御部30の制御の下、画像形成部6は、所定速度で駆動される中間転写ベルト5に対して、カラー用の位置ずれ補正用パターン画像を形成する。より具体的には、画像形成部6は、所定速度で駆動される中間転写ベルト5(像担持体の一例)に対して、図5に例示されるようなラダーパターン200、200、・・・を形成する。各ラダーパターン200は、主走査方向と平行に延びるY、M、CおよびKの各色の線が、副走査方向に沿って等間隔に配置される横線パターン200Aと、副走査方向に対して45°の角度を有して延びるY、M、CおよびKの各色の線が、副走査方向に沿って等間隔に配置される斜め線パターン200Bとが組み合わされてなる。以下では、ラダーパターン200を構成する各色の線をトナーマークと呼ぶ場合がある。つまり、1つ(1組)のラダーパターン200は、8本のトナーマークの集合で構成されると捉えることもできる。図5の例では、センサ17に対応するラダーパターン200の列と、センサ18に対応するラダーパターン200の列とが、中間転写ベルト5上に形成される。
さらに、図5の例では、センサ17に対応するラダーパターン200の列、および、センサ18に対応するラダーパターン200の列の各々の先頭部分には、主走査方向と平行に延びる2本のY色の線が、副走査方向に沿って等間隔に配置される検出タイミング補正用パターン110が形成される。この例では、位置ずれ補正用パターン画像とは、検出タイミング補正用パターン110とラダーパターン200とを含むが、検出タイミング補正用パターン110が形成されない形態であってもよい。
センサ17または18により、ラダーパターン200が検出される直前に、検出タイミング補正用パターン110が検出されることで、制御部30は、パターンの作像(露光)開始からセンサ17,18による検出位置に到達するまでの時間を算出する。そして、理論値と実際に算出された時間との誤差を算出し、その誤差を無くすようにLEDA制御部39を制御する。これにより、適切なタイミングでラダーパターン200を検出することができる。また、制御部30は、検出タイミング補正用パターン110の検出結果から、紙の先端と各色の画像書き出し位置を補正することもできる。画像書出し位置のずれ量は感光体ドラム9へのLEDA/レーザ光の入射角度の公差によるずれ量や、中間転写ベルト5の搬送速度の変化によるずれ量によって発生し、このずれは検出タイミング補正用パターン110の検出結果に現れるため、検出タイミング補正用パターン110を検出することで、画像書出し位置の補正(LEDA制御部39による露光のタイミングを示す露光タイミングの補正)をすることができる。
なお、検出タイミング補正用パターン110は、第1ステーションのパターン(Y)を使用することで、センサによる検出位置までの搬送距離が長くなり、ベルト等の誤差の影響が大きくなり、補正効果が大きくなる。また、検出タイミング補正用パターン110にKの色を使用すると検出誤差が低減し、補正精度が向上する。また、検出タイミング補正用パターン110は、主走査方向と平行に延びるC、M、Y、Kの各色の線が、副走査方向に沿って等間隔で配置される横線パターンの1組のセットであってもよい。さらに、検出タイミング補正用パターン110は、1組のラダーパターン200における横線パターン200Aであってもよいし、1組のラダーパターン200であってもよい。
ここで、本実施形態に適用可能な位置ずれ補正の一例を説明する。この例では、制御部30は、上述のラダーパターン200の横線パターン200Aを構成するトナーマーク同士の間隔と、横線パターン200Aの各トナーマークと、斜め線パターン200Bの各トナーマークとを計測することで、位置ずれ補正に用いる位置ずれ量を算出する。
この例では、制御部30は、横線パターン200Aおよび斜め線パターン200Bを構成する各トナーマークの、検出部40による検出結果を一定のサンプリング周期でサンプリングし、横線パターン200Aおよび斜め線パターン200Bの各トナーマークが検出された時間間隔を計測することで、横線パターン200Aおよび斜め線パターン200Bを構成する各トナーマーク間の距離を取得できる。また、横線パターン200Aおよび斜め線パターン200Bのうち同じ色のトナーマーク間の距離を計測し、各色の距離を比較することで、位置ずれ量を算出することが可能となる。
図6を用いて、位置ずれ量の算出についてより具体的に説明する。副走査方向の位置ずれ量を算出するには、横線パターン200Aを使用し、基準色である色Kと他の色Y、MおよびCとのパターン間隔(y1,m1,c1)をそれぞれ計測する。そして、計測結果と、基準色に対する各色それぞれの理想距離とを比較することで、副走査方向の位置ずれ量を算出することができる。理想距離の値は、例えば出荷時の調整において計測した値を図示されない不揮発の記憶装置などに予め記憶させておくことが考えられる。
主走査方向の位置ずれ量を算出するには、各色について、横線パターン200Aの各トナーマークと斜め線パターン200Bの各トナーマークとの間隔(y2,k2,m2,c2)をそれぞれ計測する。斜め線パターン200Bの各トナーマークは、主走査方向に対して45°の角度を持っているため、計測された間隔の、基準色(色K)と他の色Y、MおよびCとの差分が各色Y、MおよびCそれぞれの主走査方向の位置ずれ量となる。例えば、色Yの主走査方向における位置ずれ量は、k2−y2で求められる。以上のように、ラダーパターン200を用いて各色の副走査方向および主走査方向の位置ずれ量を取得することができる。
このような位置ずれ量の算出処理は、例えば、少なくとも1つのラダーパターン200を用いて実行することが可能である。また、例えば複数のラダーパターン200を用いて、各色の位置ずれ量の算出を行うことで、位置ずれ補正処理をより精度よく行うことができる。例えば、複数のラダーパターン200を用いて算出された位置ずれ量に対して、平均値処理などの統計的処理を施して、各色の位置ずれ量を算出することが考えられる。制御部30は、上述のようにして算出した位置ずれ量を用いて、画像書出し位置の補正を行うことができる。
図7は、モノクロ(白黒)用の位置ずれ補正用パターン画像の例を示す図である。本実施形態では、制御部30の制御の下、画像形成部6は、所定速度で駆動される中間転写ベルト5に対して、モノクロ用の位置ずれ補正用パターン画像を形成する。より具体的には、画像形成部6は、所定速度で駆動される中間転写ベルト5に対して、図7に例示されるような、主走査方向と平行に延びる2本のK色(黒色)の線を、モノクロ用の位置ずれ補正用パターン画像として形成する。制御部30は、図7に例示されたK色からなるパターンを検出することで、パターンの作像(露光)開始からセンサ17,18による検出位置に到達するまでの時間を算出する。そして、理論値と実際に算出された時間との誤差を算出し、その誤差を無くすようにLEDA制御部39を制御する。また、制御部30は、パターンの検出結果から、紙の先端と各色の画像書き出し位置を補正することもできる。画像書出し位置のずれ量は感光体ドラム9へのLEDA/レーザ光の入射角度の公差によるずれ量や、中間転写ベルト5の搬送速度の変化によるずれ量によって発生し、このずれはパターンの検出結果に現れるため、パターンを検出することで、画像書出し位置の補正を行うことができる。
次に、図8を参照しながら、中間転写ベルト5上に形成されたカラー用の位置ずれ補正用パターン画像を検出するタイミングについて説明する。まず、位置ずれ補正用パターン画像の作像開始(ゲート信号アサート)と同時にパターン検出カウンタがリセットされる。次に、制御部30は、最初の割込み信号を発生させるべきタイミングT0(検出タイミング補正用パターン110を構成する1本目のY色の横線パターンが検出される位置よりも数mm手前の位置に対応)を設定し、タイミングT0に到達したときに割込み信号を生成し、同時にカウンタを再度リセットする。さらに、制御部30は、次の割込み信号を発生させるタイミングT1を設定する。
タイミングT1に到達するまでに、検出タイミング補正用パターン110の1本目のY色の横線パターンがセンサ17または18で検出されるので、センサ17または18からの出力信号がスレッシュ値を超える。このときのカウンタ値が、不図示のタイミング格納レジスタに保存される。タイミングT1に到達すると割込み信号を発生させるので、制御部30は、タイミング格納レジスタをリードし、検出タイミング補正用パターン110の1本目のY色の横線パターンの検出タイミング情報を取得する。次に、制御部30は、次の割込み信号を発生させるタイミングT2を設定する。制御部30は、これを2回繰り返す。
検出タイミング補正用パターン110の2本目のY色の横線パターンの検出が終了した後、1本目のY色の横線パターンの検出タイミング情報と、2本目のY色の横線パターンの検出タイミング情報とから、制御部30は、理想的な検出タイミングと実際の検出タイミングとの誤差を求め、この誤差に基づいて、次の割込み信号を発生させるタイミングTXを演算し、設定する。これにより、ラダーパターン200の横線パターン200Aまたは斜め線パターン200Bを検出するときには、丁度良いタイミングで割込み信号を発生することが可能になる。
タイミングTXに到達すると、制御部30は、次の割込み信号を生成する。以降は、制御部30は、ラダーパターン200の横線パターン200Aの検出結果を取得する(記憶部35にロードする)期間を規定するための割込みタイミングT3と、斜め線パターン200Bの検出結果を取得する期間を規定するための割込みタイミングT4とを繰り返し設定し、パターン検出情報を取得していく。T0やT1といった割込み間隔やパターン(トナーマーク)の幅、パターンを生成する画像形成速度といったものは、画像形成装置100としての印刷速度や中間転写ベルト5の搬送速度、サンプリング周期などから総合的に決定される。
なお、モノクロ用の位置ずれ補正用パターンの検出は、2本のK色のパターンの検出のみを行い、2本のK色のパターンに対して、T0→T1→T2→T1までのフローを実施する。
次に、図9を参照しながら、画像形成装置100の各回転速度について説明する。印刷が行われる場合、トナー画像は、図9の矢印が示す経路300を通過する。ここでは、最下流の画像形成部6Kについてのみ記載している。感光体ドラム9に露光するタイミングを制御する画像形成速度は、LEDAヘッド11の発光タイミング(書き込み線速)によって決まる。また、各感光体ドラム9と中間転写ベルト5の回転速度により、中間転写ベルト5上に画像が転写されるタイミング(作像線速)が決まる。さらに、中間転写ベルト5の回転速度と、用紙4を搬送する速度を示す紙線速の比率により、用紙4上に画像が転写されるタイミングと副走査方向の倍率が決まる。
したがって、各モジュールの回転速度に応じて、最終的に用紙4上に現れる画像の副走査方向の転写位置、倍率が決まり、また横縞(バンディング)、濃度ムラ、倍率ずれといった異常画像が発生する。また、用紙4の厚さが通常に比べて厚い場合には、定着時間を増やして定着熱量を確保する必要があるので、回転速度を落として印刷動作を行う。すなわち、各モジュールは、印刷時に使用される用紙4の種類に応じて、異なる回転速度に設定される(用紙4の種類に応じた複数種類の回転速度を有する)。理想的な感光体ドラム9の回転速度と理想的な中転転写ベルト5の回転速度の関係に対して、実際の感光体ドラム9の径や実際の中転転写ベルト5の厚さや実際のレジストローラーの径などのばらつき要因により、感光体ドラム9の回転速度と中転転写ベルト5の回転速度と紙線速との間に速度差が生じてしまうと、理想的な関係が崩れてしまう。これにより、中転転写ベルト5上への転写タイミングがずれてしまい、階調を表現しているような画像部分では副走査方向に規則的な横縞(バンディング)が発生してしまう。また、紙線速が中転転写ベルト5よりも速いときは画像が副走査方向に伸びてしまう(副走査方向の画像倍率が変化してしまう)。
以上の問題を防ぐためには、用紙4の種類に応じた回転速度ごとに、位置ずれ補正用パターンの検出を行って位置ずれ補正量を算出し、その算出した位置ずれ補正量に応じた補正を行うという方法が考えられるが、この方法ではユーザーダウンタイムが大幅に増加してしまうため、現実的ではない。
そこで、本実施形態では、予め用意された複数の紙線速のうち、基準となる1つの紙線速(以下、「第1紙線速」と呼ぶ場合がある)で印刷を行う場合に、位置ずれ補正用パターン画像の検出を行って、位置ずれ補正(デフォルトの位置ずれ補正)を行う。そして、印刷に使用される用紙4の変更に伴って第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に変更された場合、第1紙線速における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す第1係数と、第2紙線速における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、デフォルトの位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正し、補正後の調整量に従って露光タイミングを変更する。すなわち、本実施形態によれば、デフォルトの位置ずれ補正が行われた後に紙線速が変更されても、位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に基づく位置ずれ補正を再び行うことなく、バンディングの発生等を抑制できるので、ユーザーダウンタイムを増加させずに画像品質の劣化を抑制できる。以下、具体的な内容を説明する。
図10は、上述の制御部30が有する機能の一例を示すブロック図である。図10に示すように、制御部30は、紙線速設定部101と、画像形成速度変更部102と、第1補正部103と、第2補正部104と、調整部105と、を備える。紙線速設定部101は、印刷に使用される用紙4の種類に応じて、用紙4を搬送する速度を示す紙線速を可変に設定する。画像形成速度変更部102は、紙線速設定部101により設定された紙線速に応じて、LEDA制御部39による画像形成の周期を示す画像形成速度を変更する。第1補正部103は、基準となる紙線速を示す第1紙線速で印刷を行う場合、検出部40による位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に応じて、位置ずれ補正を行う。また、調整部105は、メンテナンスなどのサービスを行うサービスマンやユーザ等の操作入力に応じて、画像形成速度を調整する機能を有する。
第2補正部104は、紙線速設定部101により、第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に設定された場合、第1紙線速における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す第1係数と、第2紙線速における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、第1補正部103による位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正する。この例では、「調整量」とは、露光タイミングを遅延させる量を示し、第2補正部104は、第1補正部103による位置ずれ補正時の調整量に対して、第1係数と第2係数との比の値を乗算することで当該調整量を補正し、補正後の調整量に従って露光タイミングを遅延させる。詳しくは後述するが、本実施形態では、上記調整量(露光タイミングを遅延させる量)は、LEDA制御部39による画像形成の周期を示すラインの数(副走査方向の数)で表され、第2補正部104は、第1遅延部106と、第2遅延部107とを備える。第1遅延部106は、補正後の調整量を表すライン数の整数部分に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。第2遅延部107は、補正後の調整量を表すライン数の小数部分と、第2紙線速における実際の画像形成速度を示すクロック数との乗算により得られるクロック数だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。以下、具体的な内容を説明する。
図11は、本実施形態に係る画像形成装置100が有する複数(この例では3つ)の紙線速の各々の位置ずれ補正制御を説明するための図である。図11に示すように、画像形成装置100は、普通紙と同等の厚さの用紙4を印刷する場合に設定される紙線速を示す「1速」と、普通紙よりも厚さが大きい厚紙などの用紙4を印刷する場合に設定される紙線速を示す「中速」と、厚紙よりもさらに厚さが大きいハガキなどの用紙4を印刷する場合に設定される紙線速を示す「低速」とを有する。
まず、「1速」について説明する。図11の例では、「1速」に対応する紙線速は144mm/sec、ライン周期は73.50μsである。また、「1速」に対応する画像形成速度の理想値(デフォルト値)は、クロック数「4335」で表される。また、「1速」に設定されたときの実際の画像形成速度(1ラインのクロック数)は「SP1」と表記されている。なお、制御部30は、実際の画像形成速度の値を取得する機能を有しているが、この取得方法は任意であり、公知の様々な技術を利用可能である。また、SP1は、サービスマンやユーザの入力に応じて、調整部105により調整され、これにより、画像上の副走査倍率が調整される。例えばサービスマンやユーザは、SP1をより小さい値に設定する入力を行うことで、副走査倍率を小さくすることができる。
なお、ライン周期は以下の式1で表される。
ライン周期[μs]=副走査解像度[dpi](2400dpi:10.6μm)/紙線速[mm/sec] ・・・(1)
また、クロック周期は以下の式2で表される。
クロック周期[μs]=1/基準クロックの周波数[MHz](原周波数×3=19.6608×3=58.9824[MHz]) ・・・(2)
なお、上記式2において、基準クロックとは、基本発振回路内の出力を、PLLで高周波化したものを指す。また、原周波数とは、基本発振回路内の、水晶発振器の原振周波数を指す。
さらに、画像形成速度は以下の式3で表される。なお、画像形成速度の計算は、全て有効数字5桁以上、四捨五入で行う。
画像形成速度[クロック数]=ライン周期[μs]/クロック周期[μs] ・・・(3)
また、図11に示すように、「1速」における実際の画像形成速度(クロック数:SP1)と理想の画像形成速度(クロック数:4335)との比を示す線速調整係数αhは、「SP1/4335」で表される。この例では、「1速」が請求項の「第1紙線速」に対応し、「線速調整係数αh」が請求項の「第1係数」に対応している。したがって、紙線速が「1速」に設定される場合は、第1補正部103による位置ずれ補正(位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に基づく位置ずれ補正)が行われる。
ここで、「1速」における各色の、第1ステーション(この例ではY色)からの副走査方向(用紙4の搬送方向)の距離に相当する1ライン単位の遅延量(ステーション間のクロック数)は、以下のように表すことができる。まず、K色の1ライン単位の遅延量(1ライン単位のK遅延量)は、以下の式4で表すことができる。
1ライン単位のK遅延量=offset_yk+SP:副走査色ずれ補正量line Bk+SP:副走査色ずれ調整量 line Bk ・・・(4)
上記式4において、offset_ykは、1次転写間距離を示し、第1ステーションであるY色と、K色との間の距離(副走査方向の距離)を示し、この例では、ライン数「19973」で表される。副走査色ずれ補正量line Bkは、第1補正部103による位置ずれ補正に用いられるK色の位置ずれ補正量(K色に対応するLEDAヘッド11Kによる露光タイミングの変更量)を示し、整数単位のライン数で表される。また、副走査色ずれ調整量 line Bkは、サービスマン等の操作入力に応じた画像形成速度の調整に伴うK色の色ずれ調整量を示し、整数単位のライン数で表される。また、上記SPは、制御プログラムが条件に応じて、あるいはサービスマンが画像の状態に応じて変更することが可能な、不揮発なデータである。
また、C色の1ライン単位の遅延量(1ライン単位のC遅延量)は、以下の式5で表すことができる。
1ライン単位のC遅延量=offset_yc+SP:副走査色ずれ補正量line C+SP:副走査色ずれ調整量 line C ・・・(5)
上記式5において、offset_ycは、1次転写間距離を示し、第1ステーションであるY色と、C色との間の距離(副走査方向の距離)を示し、この例では、ライン数「13245」で表される。副走査色ずれ補正量line Cは、第1補正部103による位置ずれ補正に用いられるC色の位置ずれ補正量(C色に対応するLEDAヘッド11Cによる露光タイミングの変更量)を示し、整数単位のライン数で表される。また、副走査色ずれ調整量 line Cは、サービスマン等の操作入力に応じた画像形成速度の調整に伴うC色の色ずれ調整量を示し、整数単位のライン数で表される。
また、M色の1ライン単位の遅延量(1ライン単位のM遅延量)は、以下の式6で表すことができる。
1ライン単位のM遅延量=offset_ym+SP:副走査色ずれ補正量line M+SP:副走査色ずれ調整量 line M ・・・(6)
上記式6において、offset_ymは、1次転写間距離を示し、第1ステーションであるY色と、M色との間の距離(副走査方向の距離)を示し、この例では、ライン数「6622」で表される。副走査色ずれ補正量line Mは、第1補正部103による位置ずれ補正に用いられるM色の位置ずれ補正量(M色に対応するLEDAヘッド11Mによる露光タイミングの変更量)を示し、整数単位のライン数で表される。また、副走査色ずれ調整量 line Mは、サービスマン等の操作入力に応じた画像形成速度の調整に伴うM色の色ずれ調整量を示し、整数単位のライン数で表される。
また、Y色の1ライン単位の遅延量(1ライン単位のY遅延量)は、以下の式7で表すことができる。
1ライン単位のY遅延量=SP:副走査色ずれ補正量line Y+SP:副走査色ずれ調整量 line Y ・・・(7)
上記式7において、副走査色ずれ補正量line Yは、第1補正部103による位置ずれ補正に用いられるY色の位置ずれ補正量(Y色に対応するLEDAヘッド11Yによる露光タイミングの変更量)を示し、整数単位のライン数で表される。また、副走査色ずれ調整量 line Mは、サービスマン等の操作入力に応じた画像形成速度の調整に伴うY色の色ずれ調整量を示し、整数単位のライン数で表される。
ここで、高い精度で副走査位置ずれ補正を行うためには、各色毎に1ライン未満の精度で第1ステーションからの距離に相当する遅延量を調整することが好ましい。この遅延量を、1ライン未満の遅延量と呼び、ステーション間のクロック単位で遅延する、そのクロック数で表すことができる。以下の説明では、K色の1ライン未満の遅延量を1ライン未満のK遅延量、C色の1ライン未満の遅延量を1ライン未満のC遅延量、M色の1ライン未満の遅延量を1ライン未満のM遅延量、Y色の1ライン未満の遅延量を1ライン未満のY遅延量と呼ぶ。
例えば、第1補正部103による位置ずれ補正に用いられるK色の位置ずれ補正量に相当する副走査方向の距離が15.6μmである場合を想定する。この例では、1ラインに相当する副走査方向の距離は10.6μmなので、整数単位の遅延量を示すライン数は「1」と表され、1ライン未満の遅延量は、1ライン未満の副走査方向の距離5.0μm(=15.6μm−10.6μm)に相当するクロック数「2045」として表される。
第1遅延部106は、各色の1ライン単位の遅延量(整数単位のライン数で表される)に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。また、第2遅延部107は、各色の1ライン未満の遅延量(クロック数で表される)に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。以上のようにして、「1速」における位置ずれ補正が行われる。
なお、「1速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表される。まず、K色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式8で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のK遅延量=1ライン単位のK遅延量−1ライン単位のY遅延量+1 ・・・(8)
また、C色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のC遅延量)は、以下の式9で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のC遅延量=1ライン単位のC遅延量−1ライン単位のY遅延量+1 ・・・(9)
また、M色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のM遅延量)は、以下の式10で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のM遅延量=1ライン単位のM遅延量−1ライン単位のY遅延量+1 ・・・(10)
さらに、Y色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のY遅延量)は、以下の式11で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のY遅延量=1 ・・・(11)
また、「1速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合においても、各色の1ライン未満の遅延量を、それぞれ設定する。
また、「1速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表される。まず、K色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式12で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のK遅延量=1 ・・・(12)
また、C色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のC遅延量)は、以下の式13で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のC遅延量=0 ・・・(13)
また、M色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のM遅延量)は、以下の式14で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のM遅延量=0 ・・・(14)
また、Y色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のY遅延量)は、以下の式15で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のC遅延量=0 ・・・(15)
一方、「1速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン未満の遅延量は、「1速」におけるK色の1ライン未満の遅延量だけを設定すればよく、C色の1ライン未満の遅延量、M色の1ライン未満の遅延量、Y色の1ライン未満の遅延量の設定は不要となる。
次に、印刷に使用される用紙4の種類が、普通紙から厚紙に変更されたことに伴い、紙線速が「1速」から「中速」に変更された場合の位置ずれ補正制御について説明する。図11の例では、「中速」に対応する紙線速は90mm/sec、ライン周期は117.59μsである。また、「中速」に対応する画像形成速度の理想値(デフォルト値)は、クロック数「6936」で表される。また、「中速」に設定されたときの実際の画像形成速度の値(クロック数)は「SP2」と表記されている。
また、「中速」における実際の画像形成速度(クロック数:SP2)と理想の画像形成速度(クロック数:6936)との比を示す線速調整係数αmは、「SP2/6936」で表される。ここでは、「中速」が請求項の「第2紙線速」に対応し、「線速調整係数αm」が請求項の「第2係数」に対応していると捉えることができる。
ここで、第2補正部104による補正が行われる前の「中速」における各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表すことができる。まず、K色の1ライン単位の遅延量(補正前の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式16で表すことができる。
補正前の1ライン単位のK遅延量=offset_yk+SP:副走査色ずれ補正量line Bk+SP:副走査色ずれ調整量 line Bk+offset_mid_yk ・・・(16)
上記式16において、offset_mid_yk以外の部分は、「1速」における1ライン単位のK遅延量(式4参照)と同一である。offset_mid_ykは、紙線速が「中速」に変更されたときのY−K間の距離に相当する遅延量のオフセット値を指し、−93.21/αhで表される(小数点第2位を四捨五入)。−93.21は、LEDA書き込み線速(画像形成速度)と作像線速が等しい場合のオフセット値を示し、ライン数で表される。この例では、αh=0.99であり、offset_mid_ykは、ライン数「−94」で表される。なお、上記式16において、offset_mid_ykが設けられない形態であってもよい。この場合、第2補正部104による補正が行われる前の「中速」における1ライン単位のK遅延量は、「1速」における1ライン単位のK遅延量と同じ値となる。
また、C色の1ライン単位の遅延量(補正前の1ライン単位のC遅延量)は、以下の式17で表すことができる。
補正前の1ライン単位のC遅延量=offset_yc+SP:副走査色ずれ補正量line C+SP:副走査色ずれ調整量 line C+offset_mid_yc ・・・(17)
offset_mid_ycは、紙線速が「中速」に変更されたときのY−C間の距離に相当する遅延量のオフセット値を指し、この例では「0」である。
また、M色の1ライン単位の遅延量(補正前の1ライン単位のM遅延量)は、以下の式18で表すことができる。
補正前の1ライン単位のM遅延量=offset_ym+SP:副走査色ずれ補正量line M+SP:副走査色ずれ調整量 line M+offset_mid_ym ・・・(18)
offset_mid_ymは、紙線速が「中速」に変更されたときのY−M間の距離に相当する遅延量のオフセット値を指し、この例では「0」である。
また、Y色の1ライン単位の遅延量(補正前の1ライン単位のY遅延量)は、以下の式19で表すことができる。
補正前の1ライン単位のY遅延量=SP:副走査色ずれ補正量line Y+SP:副走査色ずれ調整量 line Y ・・・(19)
また、第2補正部104による補正前の「中速」における各色の1ライン未満の遅延量を、それぞれ設定することができる。
ここで、第2補正部104は、第1補正部103による位置ずれ補正(デフォルトの位置ずれ補正)が行われたときの各色の調整量に対して、「1速」における線速調整係数αhと、「中速」における線速調整係数αmとの比の値(αh/αm)を乗算することで、各色の調整量を補正する。この第2補正部104による補正が行われた後の「中速」における各色の遅延量は、以下のように表すことができる。まず、K色の遅延量(「補正後のK遅延量」)は、以下の式20で表すことができる(小数点第2位を四捨五入)。
補正後のK遅延量={(補正前の1ライン単位のK遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)+(補正前の1ライン未満のK遅延量/SP2)}×(αh/αm) ・・・(20)
上記式20において、(αh/αm)以外の部分が、第1補正部103による位置ずれ補正(デフォルトの位置ずれ補正)が行われたときのK色の調整量に相当し、露光タイミングの遅延量を示すライン数で表される。なお、上記式20の中の「1」は、デフォルト値を示すものであり、1を超える部分の値が制御対象となる。デフォルト値は「1」に限られるものではなく、任意の値(例えば0でもよい)を採用可能である。
同様に、補正後のC遅延量は、以下の式21で表すことができる。
補正後のC遅延量={(補正前の1ライン単位のC遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)+(補正前の1ライン未満のC遅延量/SP2)}×(αh/αm) ・・・(21)
同様に、補正後のM遅延量は、以下の式22で表すことができる。
補正後のM遅延量={(補正前の1ライン単位のM遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)+(補正前の1ライン未満のM遅延量/SP2)}×(αh/αm) ・・・(22)
同様に、補正後のY遅延量は、以下の式23で表すことができる。
補正後のY遅延量={1+(補正前の1ライン未満のY遅延量/SP2)}×(αh/αm) ・・・(23)
第1遅延部106は、以上のようにして算出された各色の遅延量(補正後の遅延量)の整数部分に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。
また、第2遅延部107は、以上のようにして算出された各色の遅延量(補正後の遅延量)の小数部分(1ライン未満の遅延量)に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。この例では、第2遅延部107は、補正後の各色の遅延量の小数部分と、「中速」における実際の画像形成速度SP2とを乗算することで、1ライン未満の遅延量の単位を、ライン数からクロック数へ変換し、変換して得られたクロック数だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う(クロック単位で遅延量を制御する)。
補正後の各色の1ライン未満の遅延量(補正後の各色の遅延量の小数部分に相当するクロック数)は、以下のように表すことができる。まず、補正後の1ライン未満のK遅延量は、以下の式24で表すことができる(小数点第1位を四捨五入)。
補正後の1ライン未満のK遅延量=SP2×補正後のK遅延量[小数部] ・・・(24)
補正後の1ライン未満のC遅延量、補正後の1ライン未満のM遅延量、補正後の1ライン未満のY遅延量の各々についても同様に求めることができる。
なお、「中速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表される。まず、K色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式25で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のK遅延量=補正後のK遅延量[整数部] ・・・(25)
また、C色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のC遅延量)は、以下の式26で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のC遅延量=補正後のC遅延量[整数部] ・・・(26)
また、M色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のM遅延量)は、以下の式27で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のM遅延量=補正後のM遅延量[整数部] ・・・(27)
さらに、Y色の1ライン単位の遅延量(カラー印刷時の1ライン単位のY遅延量)は、以下の式28で表すことができる。
カラー印刷時の1ライン単位のY遅延量=1 ・・・(28)
一方、「中速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合のK色の1ライン未満の遅延量は、上記式24と同様にして表すことができる。他のC、M、Yの色についても同様である。
また、「中速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表される。まず、K色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式29で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のK遅延量=1 ・・・(29)
また、C色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のC遅延量)は、以下の式30で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のC遅延量=0 ・・・(30)
また、M色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のM遅延量)は、以下の式31で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のM遅延量=0 ・・・(31)
さらに、Y色の1ライン単位の遅延量(モノクロ印刷時の1ライン単位のY遅延量)は、以下の式32で表すことができる。
モノクロ印刷時の1ライン単位のY遅延量=0 ・・・(32)
一方、「中速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン未満の遅延量は、K色の1ライン未満の遅延量だけを設定すればよく、C色の1ライン未満の遅延量、M色の1ライン未満の遅延量、Y色の1ライン未満の遅延量の設定は不要となる。K色の1ライン未満の遅延量は、上記式24で表すことができる。
次に、紙線速が「1速」から「低速」に変更された場合の位置ずれ補正制御について説明する。図11の例では、「低速」に対応する紙線速は60mm/sec、ライン周期は176.39μsである。また、「低速」に対応する画像形成速度の理想値(デフォルト値)は、クロック数「10404」で表される。また、「低速」に設定されたときの実際の画像形成速度の値(クロック数)は「SP3」と表記されている。
また、「低速」における実際の画像形成速度(クロック数:SP3)と理想の画像形成速度(クロック数:10404)との比を示す線速調整係数αlは、「SP3/10404」で表される。この例では、「低速」が請求項の「第2紙線速」に対応し、「線速調整係数αl」が請求項の「第2係数」に対応していると捉えることができる。上記SP2の代わりにSP3を使用し、「中速」に対応する線速調整係数αmの代わりに「低速」に対応する線速調整係数αlを使用する以外は、「中速」の場合と同様にして、第2補正部104による補正が行われるので、詳細な説明は省略する。
以上に説明したように、本実施形態では、「1速」で印刷を行う場合に、位置ずれ補正用パターンの検出を行って、位置ずれ補正(デフォルトの位置ずれ補正)を行う。そして、印刷に使用される用紙4の変更に伴って、紙線速が「中速」(または「低速」)に変更された場合、「1速」における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す線速調整係数αhと、「中速」における実際の画像形成速度と理想の画像形成速度との比を示す線速調整係数αm(「低速」に変更された場合はαl)との比に応じて、デフォルトの位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正し、補正後の調整量に従って露光タイミングを変更する。すなわち、本実施形態によれば、デフォルトの位置ずれ補正が行われた後に紙線速が変更されても、位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に基づく位置ずれ補正を再び実施することなく、バンディングの発生等を抑制できるので、ユーザーダウンタイムを抑制しつつ画像品質の劣化を抑制できるという有利な効果を奏する。
なお、上述の紙線速設定部101、画像形成速度変更部102、第1補正部103、第2補正部104(第1遅延部106、第2遅延部107を含む)、および、調整部105の各々の機能は、制御部30のCPUが、ROM等に格納されたプログラムをRAM上に展開して実行することにより実現されるが、これに限らず、例えば上述の紙線速設定部101、画像形成速度変更部102、第1補正部103、第2補正部104、および、調整部105の各々の機能のうちの少なくとも一部が専用のハードウェア回路で実現される構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
(変形例)
以下、変形例を記載する。なお、以下の変形例同士は、任意に組み合わせることもできる。また、以下の変形例と上述の実施形態とを任意に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
例えば第2遅延部107による遅延量は固定値に設定される形態であってもよい。この固定値は、設定可能な範囲内において最小となる値であってもよく、例えば「0」に設定されてもよい。以下、固定値が「0」に設定される形態において、紙線速が「1速」から「中速」に変更された場合を例に挙げて説明する。
第2補正部104による補正が行われる前の「中速」における各色の1ライン単位の遅延量は、上記式16〜式19で表すことができる。一方、この例では、第2補正部104による補正前の「中速」における各色の1ライン未満の遅延量は、予め「0」に設定されている。
そして、第2補正部104による上述の補正が行われた後の「中速」における各色の遅延量は、以下のように表すことができる。まず、K色の遅延量(補正後のK遅延量)は、以下の式33で表すことができる(小数点第2位を四捨五入)。
補正後のK遅延量=(補正前の1ライン単位のK遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)×(αh/αm) ・・・(33)
同様に、C色の遅延量(補正後のC遅延量)は、以下の式34で表すことができる。
補正後のC遅延量=(補正前の1ライン単位のC遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)×(αh/αm) ・・・(34)
同様に、M色の遅延量(補正後のM遅延量)は、以下の式35で表すことができる。
補正後のM遅延量=(補正前の1ライン単位のM遅延量−補正前の1ライン単位のY遅延量+1)×(αh/αm) ・・・(35)
第1遅延部106は、以上のようにして算出された各色の遅延量(補正後の遅延量)の整数部分に相当する分だけ、露光タイミングを遅延させる制御を行う。なお、各色の1ライン単位の遅延量は、以下のように表される。まず、補正後のK色の1ライン単位の遅延量(補正後の1ライン単位のK遅延量)は、以下の式36で表すことができる。
補正後の1ライン単位のK遅延量=補正後のK遅延量[整数部] ・・・(36)
補正後の1ライン単位のC遅延量、補正後の1ライン単位のM遅延量、補正後の1ライン単位のY遅延量の各々についても同様に求めることができる。
また、第2遅延部107は、補正後の各色の遅延量の小数部分(1ライン未満の遅延量)を、固定値「0」に設定するので、第2遅延部107は、露光タイミングを遅延させる制御を行わない。以上の形態であっても、上述の実施形態と同様に、デフォルトの位置ずれ補正が行われた後に紙線速が変更されても、位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に基づく位置ずれ補正を再び実施することなく、バンディングの発生等を抑制できる。ただし、上述の実施形態によれば、1ライン未満の遅延量まで反映させた露光タイミングの制御を行うことができるので、より高い精度でバンディングの発生等を抑制できるという利点がある。
なお、「中速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、上記式25〜式28で表すことができる。一方、「中速」でカラー印刷/CMY指定色印刷を行う場合の各色の1ライン未満の遅延量は、何れも「0」に設定される。
また、「中速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン単位の遅延量は、上述の実施形態と同様に、上記式29〜式32で表すことができる。一方、「中速」でモノクロ印刷を行う場合の各色の1ライン未満の遅延量は、K色の1ライン未満の遅延量だけを設定すればよく、C色の1ライン未満の遅延量、M色の1ライン未満の遅延量、Y色の1ライン未満の遅延量の設定は不要となるが、この場合は、何れも「0」に設定される。
なお、紙線速が「1速」から「低速」に変更された場合についても同様に考えることができる。
(2)変形例2
上述の実施形態では、「1速」が請求項の「第1紙線速」に対応しているが、これに限らず、デフォルトの位置ずれ補正を行う紙線速(第1紙線速)は任意に変更可能である。例えば画像形成装置100の起動後、最初の印刷に使用される用紙に対応する紙線速が「中速」である場合は、「中速」が請求項の「第1紙線速」に対応することになり、他の「1速」、「低速」が請求項の「第2紙線速」に対応することになる。また、画像形成装置100が有する複数の紙線速の種類や数も任意であり、上述の実施形態に限られるものではない。
(3)変形例3
例えばLEDAヘッド11の代わりに有機ELヘッドを用いる形態であってもよいし、LDアレイを用いる形態であってもよい。要するに、請求項の「露光部」は、LEDAヘッドを含む形態であってもよいし、有機ELヘッドを含む形態であってもよいし、LDアレイを含む形態であってもよい。要するに、請求項の「露光部」は、画像データに応じた露光を行い、当該画像データに基づく潜像を感光体上に形成させる機能を実現可能な形態であればよい。
なお、上述の実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラム(制御部30のCPUが実行するプログラム)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
11 LEDAヘッド
17 センサ
18 センサ
30 制御部
32 作像プロセス部
33 副制御部
34 操作部
35 記憶部
36 プリントジョブ管理部
37 定着部
38 読取部
39 LEDA制御部
40 検出部
60 ページメモリ
70 周波数変換部
71 ラインメモリ
72 画像処理部
73 スキュー補正部
74 ラインメモリ
100 画像形成装置
101 紙線速設定部
102 画像形成速度変更部
103 第1補正部
104 第2補正部
105 調整部
106 第1遅延部
107 第2遅延部
110 検出タイミング補正用パターン
200 ラダーパターン
特許第4815334号公報

Claims (12)

  1. 画像データに応じた露光を行い、前記画像データに基づく潜像を感光体上に形成させる露光部と、
    印刷に使用される用紙の種類に応じて、前記用紙を搬送する速度を示す紙線速を可変に設定する紙線速設定部と、
    前記紙線速設定部により設定された前記紙線速に応じて、前記露光部による画像形成の周期を示す画像形成速度を変更する画像形成速度変更部と、
    所定速度で駆動される像担持体上に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出する検出部と、
    基準となる前記紙線速を示す第1紙線速で印刷を行う場合、前記検出部による前記位置ずれ補正用パターン画像の検出結果に応じて、位置ずれ補正を行う第1補正部と、
    前記紙線速設定部により、前記第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に設定された場合、前記第1紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第1係数と、前記第2紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、前記第1補正部による前記位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正する第2補正部と、を備える、
    画像形成装置。
  2. 前記調整量は、前記露光部による露光のタイミングを示す露光タイミングを遅延させる量を示し、
    前記第2補正部は、前記調整量に対して、前記第1係数と前記第2係数との比の値を乗算することで前記調整量を補正し、補正後の前記調整量に従って前記露光タイミングを遅延させる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整量は、前記露光部による画像形成の周期を示すラインの数で表され、
    前記第2補正部は、
    補正後の前記調整量を表すライン数の整数部分に相当する分だけ、前記露光タイミングを遅延させる制御を行う第1遅延部と、
    補正後の前記調整量を表すライン数の小数部分と、前記第2紙線速における実際の前記画像形成速度を示すクロック数との乗算により得られるクロック数だけ、前記露光タイミングを遅延させる制御を行う第2遅延部と、を含む、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整量は、前記露光部による画像形成の周期を示すラインの数で表され、
    前記第2補正部は、
    補正後の前記調整量を表すライン数の整数部分に相当する分だけ、前記露光タイミングを遅延させる制御を行う第1遅延部と、
    補正後の前記調整量を表すライン数の小数部分を固定値に設定し、設定した前記固定値に従って、前記露光タイミングを遅延させる制御を行う第2遅延部と、を含む、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記固定値は、設定可能な範囲内において最小となる値である、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1係数および前記第2係数の各々は、前記調整量の有効桁数以上の有効数字である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1紙線速は、予め用意された複数の紙線速の中で最速である、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 入力に応じて、前記画像形成速度を可変に調整する調整部をさらに備える、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記露光部は、LEDAヘッドを含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記露光部は、有機ELヘッドを含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記露光部は、LDアレイを含む、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 画像データに応じた露光を行い、前記画像データに基づく潜像を感光体上に形成させる露光ステップと、
    印刷に使用される用紙の種類に応じて、前記用紙を搬送する速度を示す紙線速を可変に設定する紙線速設定ステップと、
    前記紙線速設定ステップにより設定された前記紙線速に応じて、前記露光ステップによる画像形成の周期を示す画像形成速度を変更する画像形成速度変更ステップと、
    所定速度で駆動される像担持体上に形成された位置ずれ補正用パターン画像を検出する検出ステップと、
    基準となる前記紙線速を示す第1紙線速で印刷を行う場合、前記検出ステップによる検出結果に応じて、位置ずれ補正を行う第1補正ステップと、
    前記紙線速設定ステップにより、前記第1紙線速以外の紙線速を示す第2紙線速に設定された場合、前記第1紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第1係数と、前記第2紙線速における実際の前記画像形成速度と理想の前記画像形成速度との比を示す第2係数との比に応じて、前記位置ずれ補正が行われたときの調整量を補正する第2補正ステップと、を含む、
    画像形成方法。
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