JP2007304201A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作モードに応じて適切な画像補正を行えるようにする。
【解決手段】画像形成部401は、画像出力時の動作モード毎にレジストレーションずれプロファイル413を取得、記憶しておき、画像処理部402から印刷対象の画像データが送信される前に、動作モードを特定する。そして、記憶されたレジストレーションずれプロファイル413の中から、特定された動作モードに応じたものを選択して画像処理部402に送信する。画像処理部402は、送信されたレジストレーションずれプロファイル413に基づいて、レジストレーションずれを相殺する補正量を演算し、ビットマップデータの補正を行うことで、印刷対象の画像を補正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数色の現像手段を備え、各現像手段にて形成された複数色の画像を順次転写する、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置に関する。
近年、電子写真方式カラー画像形成装置における画像形成スピードの高速化のために、色材の数と同数の現像器及び感光ドラムを備え、画像搬送ベルト上や記録媒体上に順次異なる色の画像を転写するタンデム方式のカラー画像形成装置が増えている。このタンデム方式のカラー画像形成装置においては、レジストレーションずれを生じさせる複数の要因があることが既に知られており、それぞれの要因に対して様々な対処方法が提案されている。
その要因の1つが、偏向走査装置のレンズの不均一性や取り付け位置ずれ、偏向走査装置のカラー画像形成装置本体への組み付け位置ずれである。その要因の場合、走査線に傾きや曲がりが生じ、その程度が色毎に異なることで、レジストレーションずれとなる。
このレジストレーションずれへの対処方法として、下記特許文献1では、偏向走査装置の組立工程において光学センサを用いて走査線の曲がりの大きさを測定し、レンズを機械的に回転させて走査線の曲がりを調整した後、接着剤で固定する。
また、下記特許文献2では、偏向走査装置をカラー画像形成装置本体へ組み付ける工程において光学センサを用いて走査線の傾きの大きさを測定し、偏向走査装置を機械的に傾かせて走査線の傾きを調整した上でカラー画像形成装置本体へ組み付ける。
特開2002−116394号公報 特開2003−241131号公報
上記のように、従来は、レジストレーションずれに対する対応を、画像形成装置本体で、機械的、光学的に行っていた。そのため、用紙の種類(厚さ、表面状態等)や、用紙サイズに応じて適切に補正値を変更することができなかった。また、高解像度モードでエンジンを半分のスピードで動かす場合や、厚紙などを手差しトレイから給紙する場合も補正値を変更することができなかった。すなわち、用紙の種類、サイズ、エンジン速度、紙パス等の動作モードに関する条件に応じた適切な画像補正を行うことができないという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、動作モードに応じて適切な画像補正を行うことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の画像形成装置は、画像形成部と、前記画像形成部における画像出力時の動作モード毎の、前記画像形成部におけるレジストレーションずれの情報を記憶する記憶手段と、前記画像形成部における画像出力時の動作モードを特定する動作モード特定手段と、前記記憶手段に記憶されたレジストレーションずれの情報の中から、前記動作モード特定手段により特定された動作モードに応じたものを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたレジストレーションずれの情報に基づいて、前記画像形成部により出力される画像を補正する補正手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、動作モードに応じて適切な画像補正を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の静電潜像作成に関係する構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、電子写真方式カラー画像形成装置として構成され、画像形成部401と画像処理部402とが通信可能に接続されて構成される。画像処理部402でビットマップ画像情報が生成され、それに基づき画像形成部401が記録媒体上への画像形成を行う。
まず、印刷データを印刷する際の画像処理の概要を説明する。画像生成部404は、印刷データを画像形成部401で印刷できるようにラスタライズし、R、G、Bデータとして画素毎に色変換部405に出力する。色変換部405は、R、G、Bデータを画像形成部401のトナー色に合わせてC、M、Y、Kデータに変換し、ビットマップメモリ406に格納する。ビットマップメモリ406は、ラスタライズされたビットマップデータを一旦格納するものであり、1ページ分の各色のビットマップデータを格納するページメモリ、又は複数ライン分の各色のビットマップデータを記憶するバンドメモリとして構成されている。
ビットマップメモリ406に一旦格納されたC、M、Y、K各色のビットマップデータは、それぞれ、レジストレーションずれ補正部408C、408M、408Y、408Kでレジストレーションずれ補正処理が施される。そして、その後、転送用バッファ414C、414M、414Y、414Kを介してパルス変調部(PWM(Pulse Width Modulation)部)415C、415M、415Y、415Kに転送される。
パルス幅変調部415C、415M、415Y、415Kは、それぞれ対応する色のビットマップデータに基づいて、スキャナ部24C、24M、24Y、24Kで露光走査を行うビーム光のパルス幅(露光時間)を制御する。画像形成部401のスキャナ部24C、24M、24Y、24Kは、それぞれ対応する色のパルス幅変調部415C、415M、415Y、415Kの制御の下にビーム光の露光時間を制御する。さらにそのように制御しながら、当該ビーム光により感光体22C、22M、22Y、22Kを露光走査する。
また、各色の単体の露光走査部のレジストレーションずれ量は、画像形成部401内の記憶手段であるレジストレーションずれ量記憶部403に、各色のレジストレーションずれプロファイル413C、413M、413Y、413Kとして格納される。さらに、画像形成部401には、各色用のビーム光の走査方向等を記録したエンジンプロファイル412が記憶されている。
画像形成部401は、図示しない制御部を有し、該制御部が、「動作モード特定手段」、「選択手段」を構成する。また、画像処理部402には、各色用のレジストレーションずれ補正量演算部407C、407M、407Y、407Kが設けられている。
図2は、画像形成部401の断面図である。図2を用いて、画像形成部401の動作を説明する。
画像形成部401は、画像処理部402が処理した露光時間に応じて露光光を駆動し、静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。そして、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を記録媒体11へ転写し、その記録媒体上の多色トナー像を定着させる。
タンデム方式では、図2に示したように、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーションが分離独立して設けられている。すなわち、各色の画像形成ステーション毎に、それぞれ、感光体22(22Y、22M、22C、22K)、スキャナ部(露光走査部)24(24Y、24M、24C、24K)、トナーホッパー25(25Y、25M、25C、25K)を有している。また、現像機構として、現像器26(26Y、26M、26C、26K)等を有している。各々の現像器26は脱着が可能である。また、各現像器(26Y、26M、26C、26K)には、それぞれ、スリーブ(26YS、26MS、26CS、26KS)が内蔵されている。
さらに、帯電機構として、各色の画像形成ステーション毎に、それぞれ、感光体22を帯電させるための注入帯電器23(23Y、23M、23C、23K)を有する。各注入帯電器23Y、23M、23C、23Kには、スリーブ23YS、23MS、23CS、23KSが内蔵されている。また、各感光体22(22Y、22M、22C、22K)と対向する位置には、中間転写体28を間に挟んで、一次転写ローラ27(27Y、27M、27C、27K)が備えられている。
感光体22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成され、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するものである。上記駆動モータは、感光体22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
感光体22Y、22M、22C、22Kへスキャナ部24Y、24M、24C、24Kより露光光が照射され、感光体22Y、22M、22C、22Kの表面が選択的に露光されることにより、静電潜像が形成されるように構成される(露光機構)。
感光体22から中間転写体28へ単色トナー像を転写するために、中間転写体28が時計周り方向に回転させられる。感光体22Y、22M、22C、22Kとその対向位置に位置する一次転写ローラ27Y、27M、27C、27Kの回転に伴って、単色トナー像が中間転写体28上に転写される。一次転写ローラ27に適当なバイアス電圧が印加されると共に感光体22の回転速度と中間転写体28の回転速度に差がつけられることにより、効率良く単色トナー像が中間転写体28上に転写される。これを一次転写という。
さらに、ステーション毎に単色トナー像が中間転写体28上に重ね合わせられ、重ね合った多色トナー像が中間転写体28の回転に伴い二次転写ローラ29まで搬送される。さらに記録媒体11が給紙トレイ21(用紙カセット21a又は手差トレイ21b)から二次転写ローラ29へ狭持搬送され、記録媒体11に中間転写体28上の多色トナー像が転写される。この二次転写ローラ29に適当なバイアス電圧が印加され、静電的にトナー像が転写される。これを二次転写という。
二次転写ローラ29は、記録媒体11上に多色トナー像を転写している間、図2に破線の丸印で示した29bの位置から実線の丸印で示した29aの位置に移動し、記録媒体11に当接し、印字処理後は29bの位置に離間する。
記録媒体11に転写された多色トナー像を記録媒体11に溶融定着させるための定着機構として、定着装置31が設けられる。定着装置31には、記録媒体11を加熱する定着ローラ32と記録媒体11を定着ローラ32に圧接させるための加圧ローラ33とが備えられる。定着ローラ32と加圧ローラ33は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ34、35が内蔵されている。定着装置31は、多色トナー像を保持した記録媒体11を定着ローラ32と加圧ローラ33とにより搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーを記録媒体11に定着させる。トナー定着後の記録媒体11は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出されて画像形成動作が終了する。
また、中間転写体28上に残ったトナーをクリーニングするクリーニング部30が備えられる。中間転写体28上に形成された4色の多色トナー像を記録媒体11に転写した後に残った廃トナーは、不図示のクリーナ容器に蓄えられる。
中間転写体28に対向する位置には、レジストレーション検知センサ41(41a、41b、41c)が配置されている。図3は、レジストレーション検知センサ41の構成の一例を示す図である。
各レジストレーション検知センサ41は、LEDなどの赤外発光素子51、フォトダイオードなどの受光素子52、受光データを処理する図示しないIC、及びこれらを収容する図示しないホルダで構成される。中間転写体28上には、レジストレーション検知用パッチ64が形成される。レジストレーション検知センサ41は、レジストレーション検知用パッチ64の検知タイミングから各色のレジストレーションずれの量を判断する。
図4は、レジストレーション検知用パッチ64の一例を示す図である。走査方向に3個のレジストレーション検知センサ41a、41b、41cが備えられ、各検知センサ41の真下をC、M、Y、K各色のレジストレーション検知用パッチ64が通過する。受光素子52(図3参照)はトナーパッチからの反射光強度を検出する。図4に示すように、走査方向の左・中央・右の3箇所でレジストレーションずれを検知することにより、走査線の傾き及び湾曲の大きさがわかる。左右2箇所のみにレジストレーション検知センサ41を備えてもよく、その場合でも傾きの大きさは分かる。
なお、図4に例示した構成は、正反射光を検出するものであるが、それに限るものではなく、乱反射光を検出する構成でも良い。なお、前記発光素子51と受光素子52の結合のために図示しないレンズなどの光学素子が用いられることもある。
次に、レジストレーションずれ補正量の算出処理に用いる走査線のずれ量、すなわち、単体の露光走査部におけるレジストレーションずれ量を、図5を用いて説明する。図5は、走査線のレジストレーションずれを説明するための図である。
図5において、走査線301は理想的な走査線であり、感光体22の回転方向(図5のY方向:副走査方向)に対して垂直になっている。走査線302は感光体22の位置精度や径のずれ、及び各色のスキャナ部24における光学系(各種レンズ等)の位置精度等に起因する傾き、湾曲等により発生したレジストレーションずれに係る実際の走査線である。
このような走査線の傾きおよび湾曲の大きさがC、M、Y、Kの画像ステーション毎に異なるため、中間転写体28上に全色のトナー像を転写した画像においてレジストレーションずれが発生する。
本実施の形態では、主走査方向(X方向)において、印字領域の走査開始位置となるポイントAを基準点として、複数のポイント(ポイントB、ポイントC、ポイントD)で、理想的な走査線301と実際の走査線302の副走査方向のずれ量を測定する。そして、各測定ポイントで区切られたPa−Pb間の領域1、Pb−Pc間の領域2、Pc−Pd間の領域3に分割してずれ量を考察し、各測定ポイント間を結ぶ直線(Lab、Lbc、Lcd)により、各領域の走査線の傾きを近似している。
従って、ポイント間のずれ量の差(領域1はm1、領域2はm2−m1、領域3はm3−m2)が正の値である場合、該当領域の走査線は右上がりの傾きを有することを示しており、負の値である場合、右下がりの傾きを有することを示す。
次に、本実施の形態における補正パラメータの初期設定、データを受信してから可視画像形成までの処理を、図1、図6を用いて説明する。図6は、画像形成において、画像処理部402で実行される処理と画像形成部401で実行される処理とを併せて示したフローチャートである。
画像補正に関する大まかな処理の流れは、以下の通りである。
[手順(a)]:動作モードごとに、レジストレーションずれ量を測定し、それらをレジストレーションずれプロファイル413として、レジストレーションずれ量記憶部403へ格納する。(図6のステップS101)。
[手順(b)]:画像処理部402は、画像形成部401に、これから送信する画像のデータサイズ、用紙サイズ、解像度等を送信する。(図6のステップS201)。
[手順(c)]:画像形成部401は、手順(b)で得た情報等を元に、画像形成部401における画像形成時の動作モードを特定する。さらに、手順(a)で格納したレジストレーションずれプロファイル413の中から動作モードに対応するものを選択し、画像処理部402に送信する。(図6のステップS103、S104)。
[手順(d)]:画像処理部402は、手順(c)で送信されたレジストレーションずれプロファイル413及びエンジンプロファイル412に基づき、レジストレーションずれ補正量演算部407にて、各色各画素の補正量を演算する(図6のステップS202)。
[手順(e)]:画像処理部402は、演算された各画素の補正量に基づき、レジストレーションずれ補正部408にて、ビットマップデータの補正を行う(図6のステップS203)。
以下、これらの処理を詳細に説明する。
手順(a)(ステップS101)では、レジストレーションずれプロファイル413を測定し、それを、画像形成部401内のレジストレーションずれ量記憶部403へ格納する。レジストレーションずれプロファイル413は、例えば色毎に複数のポイントで測定した実際の走査線302と理想的な走査線301との間の副走査方向のずれ量を示すものである。図7は、レジストレーションずれ量記憶部403に記憶されるレジストレーションずれプロファイル413の一例を示す図である。なお、レジストレーションずれプロファイル413の形式はこれに限ることはなく、走査線の傾き、湾曲の特性が分かる形式であれば他の形式でもよい。
レジストレーションずれプロファイル413の取得方法としては、いくつかの方法が考えられ、どれを採用してもよい。第1の方法は、カラー画像形成装置、又は単体の露光走査部の製造工程において、副走査方向のずれ量を測定して取得する方法である。第2の方法は、前述したレジストレーション検知センサ41を用いて、中間転写体28上に形成したレジストレーション用検知パッチ63の検出結果から取得する方法である。
第3の方法は、例えば図8(a)に示すような測定用チャートを画像形成装置401で印刷出力し、印刷結果をイメージスキャナなどで読取って電子的な画像データにして、その画像データからプロファイル情報を取得する方法である。
図8(a)の例では、記録媒体11上にレジストレーションずれ測定用パッチ65を形成している。このレジストレーションずれ測定用パッチ65では、走査線66上にC、M、Y、K各色のパッチが並んでいる。しかし、実際に印刷した場合は、例えば図8(b)に示すように、各色のパッチが走査線66からずれてしまう。そこで、電子情報からそのずれ量を測定し、プロファイル情報を取得することができる。
レジストレーションずれプロファイル413は、後述する動作モード毎に存在し、従って、用紙サイズ毎、記録媒体搬送速度毎等に取得、格納される。
図6のステップS102では、画像形成部401は、プリント開始指示があったか否かを判別する。前記ステップS201(上記手順(b))で、画像処理部402から画像データサイズ、用紙サイズ、解像度等を送信され、それらを受信すると、プリント開始指示があったと判別される。
次に、画像形成部401は、前記ステップS103(手順(c))では、手順(b)で得た情報、エンジンプロファイル412、用紙種類及び紙パスの情報に基づいて、画像形成部401における画像形成時の動作モードを特定する。ここで、エンジンプロファイル412は、用紙サイズにおける基準点からのオフセット量情報(レジストレーションずれプロファイル413)、各色のビームの走査方向情報、記録媒体搬送速度により構成される。
具体的には、手順(b)で得た情報のうちの用紙サイズの情報と、エンジンプロファイル412中の記録媒体搬送速度の情報と、用紙種類の情報と、紙パスの情報とが個々に特定された動作モードが特定される。
次に、画像形成部401は、前記ステップS104(手順(c))では、手順(a)で格納したレジストレーションずれプロファイル413の中から、前記ステップS103で特定された動作モードに対応するものを選択する。さらに、選択したレジストレーションずれプロファイル413と共に、エンジンプロファイル412を画像処理部402に送信する。
画像処理部402は、前記ステップS202(手順(d))では、レジストレーションずれ補正量演算部407にて、レジストレーションずれを相殺する補正量を演算する。そして、演算した補正量をレジストレーションずれ補正部408に出力する。
すなわち、主走査方向の座標データをx(ドット)、副走査方向のレジストレーションずれ補正量をΔy(ドット)とした場合、図5における各領域毎の演算式は次のようになる。
領域1:Δy=x×(m1/L1)
領域2:Δy=m1/r+(x−(L1/r))×((m2−m1)/(L2−L1))
領域3:Δy=m2/r+(x−(L2/r))×((m3−m2)/(L3−L2))
上記の演算式において、画像形成解像度をr(dpi)とする。また、L1、L2、L3は、印刷開始位置から領域1、領域2、領域3の右端までの主走査方向の距離(単位mm)である。m1、m2、m3は、領域1、領域2、領域3の右端における理想的な走査線301と実際の走査線302との間のずれ量である。
図9に、エンジンプロファイルの一例と露光プロファイルとの関係を示す。上述したが、図9に示すように、エンジンプロファイル412は、用紙サイズにおける基準点からのオフセット量情報、各色のビームの走査方向情報、記録媒体搬送速度により構成される。
ビーム光の走査方向が異なる場合には、その方向に応じて補正量の正/負の符号を決定する必要がある。例えば、図9に示すレジストレーションずれ量に対して、走査方向がForwardの場合は、補正量の符号を負にし、Reverseの場合は、補正量の符号を正にして、レジストレーションずれ補正を行う。
また、印刷速度、すなわち記録媒体搬送速度が異なる場合には、その速度に応じて補正量を変えることが必要となる場合がある。例えば、印刷速度が通常の1/2倍速の場合は、走査速度は変えずに、通常の2回の走査のうち1回分の走査で画像を形成し、残り1回分の走査では画像形成を行わないようにする。この場合の補正量は、通常の1倍速の場合の1/2にする必要がある。
また、用紙サイズに応じて、用紙サイズに応じた領域のレジストレーションずれプロファイル413を用いて、補正量を算出する必要がある。
次に、画像処理部402は、ステップS203(手順(e))では、演算された各画素の補正量に基づき、レジストレーションずれ補正部408にて、ビットマップデータの補正を行う。
ここで、図1に示すように、各色毎のレジストレーションずれ補正部408は、座標変換部802、ラインバッファ803、平滑化判定部806、階調値変換部807、ハーフトーン処理部808によって構成される(C、M、Y、Kの付記は省略する)。ラインバッファ803はライン単位のメモリであり、ビットマップメモリ406から補正量分の情報をライン単位で格納する。座標変換部802は、主走査方向および副走査方向の座標位置データと、レジストレーションずれ補正量演算部407より得られる補正量Δyに基づき、ラインバッファ803における補正量Δyの整数部分の補正処理を行う。つまり1画素単位でのレジストレーションずれ補正を行い、出力画像データの再構成を行う。
次に、レジストレーションずれ補正部408の座標変換部802における補正処理を、図10に基づいて説明する。図10(a)に示した領域1、2は、図5の領域1、2に対応する領域である。
座標変換部802は、ビットマップメモリ406に格納された印刷対象の画像データの副走査方向(Y方向)の座標をオフセットする。すなわち、図10(a)に示す、直線で近似された走査線のレジストレーションずれ情報から求められるレジストレーションずれ補正量Δyの整数部分の値に応じて、副走査方向(Y方向)の座標をオフセットする。ここで、図10(b)に示すように、副走査方向のnライン目のデータをラインバッファ803上で再構成する場合を考えてみる。主走査方向の座標位置をXとする。
主走査方向のX座標において図10(a)における領域E1では、レジストレーションずれ補正量Δyが0以上1未満である。従って、座標変換部802は、ビットマップメモリ406からnライン目のデータを読み出してラインバッファ803に格納する。図10(a)における領域E2では、レジストレーションずれ補正量Δyが1以上2未満である。従って、座標変換部802は、1ライン分オフセットした位置のビットマップ画像、つまりビットマップメモリ406からn+1ライン目のデータを読み出してラインバッファ803に格納することで、座標変換処理を行う。
座標変換部802は、同様に、領域E3、E4、E5では、n+2ライン目、n+3ライン目、n+4ライン目のデータをビットマップメモリ406から読み出して、ラインバッファ803に格納することで、座標変換処理を行う。
このようにして、座標変換部802は、1画素単位でのレジストレーションずれ補正処理を行う。以上の方法により出力画像データの再構成を行う。図10(c)に、座標変換部802により画素単位でのレジストレーションずれ補正を行った画像データを感光体に露光した露光イメージを示す。
次に、図11を用いて、階調値変換部807における1画素未満のレジストレーションずれ補正、つまりレジストレーションずれ補正量Δyの小数点以下の成分に係るずれ量の補正処理を説明する。小数点以下のずれ量の補正は、副走査方向の前後の画素の階調値を調整することにより行う。
図11(a)は、レジストレーションずれ補正量Δyが小数点以下の成分を含む場合の右上がりの傾きを有する走査線のイメージを示す図である。図11(b)は階調値変換前の水平な直線のビットマップイメージを示す。図11(c)は、図11(a)の走査線の傾きによるレジストレーションずれを相殺するための補正ビットマップイメージを示す。図11(c)の補正ビットマップイメージを実現するために、階調値変換部807は、ラインバッファ803に格納されたデータの副走査方向の前後の画素について、その階調値を調整する。
図11(d)はレジストレーションずれ補正量Δyと階調値変換を行うための補正係数との関係を表した階調値変換テーブルを示している。同図(d)における「k」は、レジストレーションずれ補正量Δyの整数部分(小数点以下を切り捨て)を示すと共に、1画素単位での副走査方向の補正量をも示している。図11(d)の階調値変換テーブルは、図11(a)に対応するものである。
また、「β」と「α」は、1画素未満の副走査方向のずれを補正するための補正係数であり、レジストレーションずれ補正量Δyの小数点以下の情報より、副走査方向の前後の画素の階調値の分配率を表している。具体的には、β=Δy−k、α=1−βにより計算される。また、「α」は、副走査方向の前の画素(先行画素)に対する階調値の分配率を表し、「β」は副走査方向の後の画素(後行画素)に対する階調値の分配率を表している。
図11(e)は、図11(d)の階調値変換テーブルに従って、図11(b)の補正ビットマップイメージのデータに対して、副走査方向の前後の画素の階調値比率を調整した後のビットマップイメージを示している。図11(f)は、階調値変換処理後のビットマップイメージに基づいて感光体を露光走査した際の露光イメージを示しており、主走査ラインの傾きが相殺され、水平な直線が形成されている。
このような階調値変換処理により、1画素未満のレジストレーションずれを補正することができる。しかし、1画素未満のレジストレーションずれを補正することが必ずしも高品質の画像に結びつくとは限らず、例えば、細密画像に対しては1画素未満のずれを補正しない方が画像品質が良くなる。そのような場合は、図12(a)に示すように、副走査方向の前後の画素に対する階調値の分配率を、一律にβ=0、α=1とすればよい。それにより、階調値補正後のビットマップイメージ、及びそれに基づく露光イメージは、それぞれ、図12(b)、(c)に示すようなものとなる。
図6に戻り、画像処理部402は、ステップS204で、画像形成部401に、印刷対象となる画像データを送信して、処理を終了する。一方、画像形成部401は、その画像データを受信し(ステップS105)、用紙に印刷出力して(ステップS106)、前記ステップS102に処理を戻す。
本実施の形態によれば、画像形成部401は、画像出力時の動作モード毎にレジストレーションずれプロファイル413を取得、記憶しておき、画像処理部402から印刷対象の画像データが送信される前に、動作モードを特定する。そして、記憶されたレジストレーションずれプロファイル413の中から、特定された動作モードに応じたものを選択して画像処理部402に送信する。画像処理部402は、送信されたレジストレーションずれプロファイル413に基づいて、レジストレーションずれを相殺する補正量を演算し、ビットマップデータの補正を行うことで、印刷対象の画像を補正する。これにより、用紙の種類(厚さ、表面状態等)や、用紙サイズに応じて適切に補正値を変更することができる。また、高解像度モードでエンジンを半分のスピードで動かす場合や、厚紙などを手差しトレイから給紙する場合も補正値を変更することができる。すなわち、用紙の種類、サイズ、エンジン速度、紙パス等の動作モードに関する条件に応じた適切な画像補正を行うことができ、動作モードに応じて適切な画像補正を行うことができる。
なお、動作モードを特定する情報として、用紙サイズ、用紙種類、用紙搬送速度、紙パスの情報を示したが、これらすべてでなくてもよく、少なくとも1つにより動作モードを特定してもよい。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の静電潜像作成に関係する構成を示すブロック図である。 画像形成部の断面図である。 レジストレーション検知センサの構成の一例を示す図である。 レジストレーション検知用パッチの一例を示す図である。 走査線のレジストレーションずれを説明するための図である。 画像形成において、画像処理部で実行される処理と画像形成部で実行される処理とを併せて示したフローチャートである。 レジストレーションずれ量記憶部に記憶されるレジストレーションずれプロファイルの一例を示す図である。 レジストレーションずれ取得手法の1つを説明する図である。 エンジンプロファイルの一例と露光プロファイルとの関係を示す図である。 1画素未満のレジストレーションずれに対するずれ補正処理を説明するための図である。 1画素未満のレジストレーションずれに対するずれ補正処理を説明するための図である。 線密画像等において、1画素未満のレジストレーションずれに対するずれ補正処理を実行しない場合の説明図である。
符号の説明
401 画像形成部
402 画像処理部
403 レジストレーションずれ量記憶部(記憶手段)
407 レジストレーションずれ補正量演算部(補正手段)
408 レジストレーションずれ補正部(補正手段)

Claims (3)

  1. 画像形成部と、
    前記画像形成部における画像出力時の動作モード毎の、前記画像形成部におけるレジストレーションずれの情報を記憶する記憶手段と、
    前記画像形成部における画像出力時の動作モードを特定する動作モード特定手段と、
    前記記憶手段に記憶されたレジストレーションずれの情報の中から、前記動作モード特定手段により特定された動作モードに応じたものを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたレジストレーションずれの情報に基づいて、前記画像形成部により出力される画像を補正する補正手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 出力すべき画像データを前記画像形成部に送信する画像処理部を有し、前記動作モード特定手段は、前記画像処理部から前記画像形成部に画像データが送信される前に前記動作モードを特定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記動作モードを特定するための情報には、用紙サイズ、用紙種類、用紙搬送速度、紙パスの情報の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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