JP5438457B2 - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、異なる像担持体(感光体ドラム)上に形成された各色の現像剤像(トナー像)を、中間転写体(転写ベルト)、又は搬送ベルト上に保持された記録材の表面に対して重ねて転写することにより、画像を形成する。その場合、現像剤像を重ねて転写する際の位置合わせ具合(レジストレーション(以下では、「レジ」と称する。))が重要となる。ところが、このような画像形成装置では、機器精度等に起因して感光体ドラムや転写ベルトの回転にむらが生じ、各色のトナー像の位置が回転方向にずれる結果、形成される画像に色ずれが発生する問題がある。特に、この問題はタンデム型のカラー画像形成装置において顕著である。
このような位置ずれ(レジずれ)には、形成される画像において、転写ベルト等の回転による移動方向の先端及び後端の位置がずれるレジずれ(以下では、「DCカラーレジずれ」と称する。)と、感光体ドラムやベルトドライブロール等の回転体を主要因として、位置ずれの大きさや向きが周期的に変動するレジずれ(以下では、「ACカラーレジずれ」と称する。)とがある。このうち、DCカラーレジずれに対しては、各色のレジストレーションパッチをレジストレーションセンサで検出し、形成される画像の先端位置の補正や搬送倍率の補正を行うことにより、当該レジずれを抑制することができる。
一方で、ACカラーレジずれに対しては、感光体ドラム等の回転軸に取付けられたエンコーダを用いて回転体の回転変動を検出し、当該検出結果を駆動モータにフィードフォワード又はフィードバックすることにより、当該回転変動を低減する画像形成装置が知られている。しかしながら、このような制御によっても、感光体ドラムと感光体ドラム駆動軸との中心軸のずれによって生じる偏心成分に起因して、感光体ドラムの表面速度が変動してしまう。また、ドライブロール等の回転軸のずれによる偏心及び厚みむらに起因して、転写ベルトの表面速度に変動が残存してしまう。このため、このように複合的な要因によって発生するACカラーレジずれに対しては、以下のような手法が検討されている。
例えば、特許文献1では、各画像形成部の感光ドラムにおける偏心に起因したレジずれの位相を合わせることにより、レジずれ量を低減する手法が提案されている。ところが、当該手法では、感光体ドラムの偏心による回転変動のAC成分において、感光体ドラム間で互いにそれらの振幅が異なる場合、当該成分が残存してしまう問題がある。
この問題に対して、例えば、特許文献2では、感光体ドラムの1周期におけるAC成分を抑制する手法が提案されている。特許文献3では、感光体ドラムの1周期、感光体ドラムが駆動するまでの複数の周期、及び転写ベルトの1周期におけるAC成分を抑制する手法が提案されている。特許文献4では、露光位置と転写位置とを感光体ドラム上で180度対向した位置とし、AC成分を抑制する手法が提案されている。また、特許文献5では、感光体ドラムの表面速度のずれを検出した結果から位置ずれ量を推定し、解像度の最小単位より小さい位置変位量から任意の大きさの変位量までの補正を行うことにより、感光体ドラム上に位置ずれのない静電潜像を形成する手法が提案されている。
特開昭62−59977号公報 特開2000−250284号公報 特開平10−333398号公報 特許第3186610号公報 特開2004−317538号公報
しかしながら、上述の従来技術には、以下のような問題がある。例えば、特許文献2、特許文献3及び特許文献4では、回転変動のAC成分を抑制するために感光体ドラムの回転速度を補正すると、転写位置における転写ベルトと感光体ドラムとの表面速度差の状態が時間的に変動する現象が生じる。その結果、当該速度差に起因して転写ベルトと感光体ドラムとの間に生じるスティック・スリップの状態が変化し、AC成分を効果的に抑制することが困難となる。また、特許文献5では、露光位置において感光体ドラム上に一定の間隔で静電潜像が形成されたとしても、転写位置において生じるスティック・スリップの影響により、転写ベルトへ転写された画像に位置ずれが生じる。このように、従来技術には、予想不能かつランダムなスティック・スリップの影響によって生じるACカラーレジずれを十分に抑制することできないという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、予想不能かつランダムなスティック・スリップの発生を極力抑え、ACカラーレジずれを効果的に抑制することが可能な画像形成装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様に係る画像形成装置は、像担持体と、画像データに基づいて像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置であって、像担持体から中間転写体へ現像剤像が転写される転写位置における中間転写体の表面速度を検出する第1の検出手段と、転写位置における中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、第1の検出手段による検出結果に基づいて中間転写体の駆動を制御する第1の制御手段と、転写位置における像担持体の表面速度を検出する第2の検出手段と、転写位置における像担持体の表面速度が、転写位置における中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、第2の検出手段による検出結果に基づいて像担持体の駆動を制御する第2の制御手段と、露光手段から像担持体へ露光される露光位置における像担持体の表面速度を検出する第3の検出手段と、露光手段によって、像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、第3の検出手段による検出結果に基づいて、露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御手段と、像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第4の検出手段とを備え、第3の検出手段は、第4の検出手段による検出結果と、第2の検出手段による検出結果とに基づいて、露光位置における像担持体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の一態様に係る画像形成装置は、像担持体と、画像データに基づいて像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置であって、像担持体から中間転写体へ現像剤像が転写される転写位置における中間転写体の表面速度を検出する第1の検出手段と、転写位置における中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、第1の検出手段による検出結果に基づいて中間転写体の駆動を制御する第1の制御手段と、転写位置における像担持体の表面速度を検出する第2の検出手段と、転写位置における像担持体の表面速度が、転写位置における中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、第2の検出手段による検出結果に基づいて像担持体の駆動を制御する第2の制御手段と、露光手段から像担持体へ露光される露光位置における像担持体の表面速度を検出する第3の検出手段と、露光手段によって、像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、第3の検出手段による検出結果に基づいて、露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御手段と、像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第4の検出手段と、転写位置及び露光位置と異なる位置における像担持体の表面速度を検出するための第1の速度センサとを備え、第2の検出手段は、第4の検出手段による検出結果と、第1の速度センサによる検出結果とに基づいて、転写位置における像担持体の表面速度を推定する手段を備え、第3の検出手段は、第4の検出手段による検出結果と、第1の速度センサによる検出結果とに基づいて、露光位置における像担持体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、予想不能かつランダムなスティック・スリップの発生を抑え、ACカラーレジずれを効果的に抑制することが可能な画像形成装置及びその制御方法を提供できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の側断面図、及び感光体ドラム5周辺の拡大図の一例である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例、及び制御部のブロック構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラム5周辺の速度検出器の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る制御に関する全体の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る転写ベルト21における表面速度の目標値の設定手順、及び転写ベルト21の駆動制御の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る感光体ドラム5Yにおける表面速度の目標値の設定手順、感光体ドラム5Yの駆動制御の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る露光タイミングの制御の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラム5周辺の速度検出に係る図である。 第3の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る露光制御部による制御の手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る各パラメータの波形を示す図である。 第3の実施形態に係る露光制御部による制御における数値例を示す図である。 第4の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例を示す図である。 第4の実施形態に係る露光制御部による制御の手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る累積位置誤差の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る露光制御部による制御における数値例を示す図である。 第4の実施形態に係る画像データの露光強度の補正の概念を示す図である。 第1の実施形態に係る速度信号と累積位置誤差信号との関係を示す図である。 駆動軸の回転速度の制御を行わない場合、及び駆動軸の回転速度の変動を抑制する制御を行う場合の、感光体ドラム5Yにおける表面速度及び駆動軸の回転速度の変動の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る、感光体ドラム5Yにおける表面速度及び駆動軸の回転速度の変動の一例を示す図である。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
[第1の実施形態]
<画像形成装置の構成>
以下では、図1乃至図7、及び、図19及び図20を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1(a)は、第1の実施形態に係る画像形成装置の側断面図の一例である。画像形成装置の中央部には、ドライブロール59を含む複数の回転ローラによって、転写ベルト(中間転写体)21が張設されている。転写ベルト21は、図1(a)の矢印方向に搬送される。また、転写ベルト21の搬送面に対向して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色のトナーに対応した4基のドラム状の像担持体(感光体ドラム)5Y、5M、5C、5Kが直線状に配設されている。
現像部52は、各色に対応して4基存在し、各々、感光体ドラム5、トナー、帯電器、及び現像器を備える。現像部52の筐体内の帯電器と現像器との間には、所定の間隔が設けられている。LEDを含む露光部2は、当該間隔を介して感光体ドラム5の周面にレーザ光を照射することにより露光する。
露光部2は、各色の現像部52に対応して、4基設置されている。各帯電器が、対応する感光体ドラム5の周面を所定の電荷で一様に帯電させた後、露光部2は、当該周面に対して画像データに応じて露光する。これにより、当該周面に静電潜像が形成される。現像器は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させることにより静電潜像を現像し、トナー像(現像剤像)を形成する。
一次転写部材57は、転写ベルト21の搬送面を挟んだ位置に配置されている。各感光体ドラム5の周面上に形成されたトナー像は、対応する一次転写部材57によって形成される転写電界によって、転写ベルト21の表面に一次転写される。転写ベルト21への一次転写と平行して、本体装置の下部にある記録紙カセット53にセットされた記録紙61が、半月状のピックアップ給紙ローラ54によって当該カセットから一枚ずつ取り出される。その後、記録紙61は、搬送ローラ対55によって二次転写部まで搬送される。二次転写部まで搬送された記録紙61に対して、転写ベルト21上のトナー像が二次転写部に配置された二次転写部材56によって二次転写される。圧着ローラと発熱ローラとから成る定着部58において、記録紙61上のトナー像が紙面上に熱定着された後、記録紙61は、不図示の排紙ローラによって機外に排出される。転写ベルト21に残った不要なトナーが不図示のクリーナによって回収されることにより、画像形成部は、次の画像形成プロセスへと移行する。
一連の画像形成プロセスに先立って、画像形成部は、転写ベルト21上に、レジストレーション(以下では、「レジ」と称する。)用のパッチを描画する。また、画像形成部は、転写ベルト21の上部に設置されたレジストレーション検出部60において、DCカラーレジずれを検出する。当該検出結果に基づいて、画像形成部は、露光タイミングを制御して、DCカラーレジの補正を行う。
なお、本実施形態において、転写ベルト21の代わりに搬送ベルトが用いられてもよい。この場合、記録紙61は、搬送ベルトに吸着保持されて搬送されるとともに、各色のトナー像を順に直接転写される。
図1(b)(c)は、第1の実施形態に係る画像形成装置における、感光体ドラム5及びロータリエンコーダ6周辺の拡大図の一例である。ただし、図1(b)は感光体ドラム5の周辺、図1(c)はロータリエンコーダ6の周辺を示している。なお、図1(b)(c)は、各色用の感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの何れに関しても共通する。図1(b)において、感光体ドラム5の上部には露光部2が設置されている。露光部2の内部には、感光体ドラム5の軸方向(レーザスキャナ露光における主走査方向)に数千〜2万画素程度のLEDを並べたLEDヘッド1が存在する。本実施形態において、露光部2は、LEDヘッド1を用いて、感光体ドラム5の表面を露光する。
感光体ドラム5の駆動軸の延長上には、円盤状のロータリエンコーダ6が設置されている。ロータリエンコーダ6は、感光体ドラム5の回転速度又感光体ドラム5上における位置を検出するために使用される。また、感光体ドラム5上で、露光位置と180度ずれた位置に転写位置が存在する。当該位置に存在する速度検出器11は、転写位置における感光体ドラム5の表面速度を検出するために用いられる。
また、図1(c)において、速度検出器11は、転写位置における感光体ドラム5の表面速度を直接検出する。一方で、速度推定器13は、ロータリエンコーダ6及び速度検出器11の演算結果に基づいて、露光位置における感光体ドラム5の表面速度を推定する。なお、露光位置の近傍に速度検出器を設置することにより、露光位置における表面速度を直接検出してもよい。
ロータリエンコーダ6は、端部に一定ピッチで溝又はパターンが描かれた円盤6cと、当該パターンを検出するための2つの検出器6a、6bとを備える。円盤6cの近傍に2つの検出器が設置されているのは、円盤と感光体ドラム5の回転軸とを同心にすることが困難なためである。すなわち、検出器が1つのみの場合、円盤及び感光体ドラムの回転軸の偏心に起因する速度変動成分も検出されてしまう。そこで、2つの検出器によって、速度変動成分が補正される。
また、検出器6a、6bは、円盤6cの中心に対して180度対向した位置に設置されている。これら2つの検出器による検出結果が平均化されることにより、偏心による速度変動成分が取り除かれた、感光体ドラム5の駆動軸の回転速度が検出される。このように、画像形成装置は、2つの速度検出器6a、6b(又は、少なくとも1つは推定器で代用も可)と、感光体ドラム5上の1つの速度検出器11(又は、推定器で代用も可)とを備える。なお、速度検出器11における検出は、第2の検出手段によって転写位置における感光体ドラム5の表面速度を求める処理に相当し、速度推定器13による推定は、第3の検出手段によって露光位置における感光体ドラム5の表面速度を求める処理に相当する。また、ロータリエンコーダ6を用いて感光体ドラム5の駆動軸の回転速度を検出する処理は、第4の検出手段による処理に相当する。
図2(a)は、第1の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例を示す図である。図2(a)では、特に、本実施形態に係る転写ベルトの駆動制御、感光体ドラムの駆動制御、及び露光タイミングの制御に関連するブロック構成を示している。また、図2(b)は、第1の実施形態に係る画像形成装置における制御部のブロック構成例を示す図である。ここでは、本実施形態に係る転写ベルト21の駆動制御、感光体ドラム5の駆動制御、及び露光タイミングの制御を実行するための制御部について説明する。制御部151は、CPU152、RAM(読み書き可能なメモリ)153、及びROM(読み出し専用のメモリ)154を含む。さらに、CPU152は、転写ベルト制御部161、感光体ドラム制御部162、及び露光制御部163を含み、各々、転写ベルト駆動部171、感光体ドラム駆動部172、及び露光駆動部173の駆動を制御する。なお、ROM154には、画像形成装置を制御するためのプログラムや各種データが書き込まれる。
図2(a)における目標位置設定部101、増幅器(Kpblt)102、位相補償部103、モータドライバ104、及び微分器(s)105は、転写ベルト21の駆動制御に関連するブロックであって、転写ベルト駆動部171に含まれる。累積位置誤差算出部106、増幅器(Kpy、Kpm、Kpc、Kpk)107、位相補償部108、微分器(s)109は各色ごとに存在し、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの駆動制御に関連するブロックであって、感光体ドラム駆動部172に含まれる。さらに、累積位置誤差算出部110及びモータドライバ111は、露光タイミング制御に関連するブロックであって、露光駆動部173に含まれる。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラム5周辺の速度検出器の構成例を示す図である。図3(a)に示すように、転写ベルト21表面の端部には等間隔ピッチで転写ベルト21用のエンコーダ22cが設置され、感光体ドラム5の前後に、エンコーダ22cを読み取る2個の速度検出器22a、22b(第1の速度センサ、第2の速度センサ)が設置されている。これらの速度検出器22a、22bには、図3(b)に示すように、速度推定器23が接続されている。当該推定器は、転写部の位置における速度の測定精度を向上させるために、2個の速度検出器における検出結果を平均化することにより、当該速度を推定する。ただし、当該推定には、平均化の代わりに他の関数が用いられてもよい。なお、速度推定器23の代わりに、転写位置に速度検出器を設け、転写位置における転写ベルト21の表面速度を直接検出するようにしてもよい。ここで、速度推定器23による推定、又は転写位置に設けられる速度検出器による検出は、第1の検出手段によって転写位置における転写ベルト21の表面速度を求める処理に相当する。
また、図3(a)に示すように、感光体ドラム5表面の端部には等間隔でエンコーダ11bが設置され、その近傍にはエンコーダ11bを読み取る速度検出器11aが設置されている。なお、本実施形態では、図1(a)に示すように、転写ベルト21用の速度検出器22a、22bはイエローの感光体ドラム5Yの近傍に設置される場合を想定しているが、他の何れかの感光体ドラム5M、5C、5Kの近傍に設置されていてもよい。
<本実施形態に係る制御全体の流れ>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置における転写ベルトの駆動制御、感光体ドラムの駆動制御、及び露光タイミングの制御を含む画像形成処理に関する制御全体の流れについて説明する。図4は、第1の実施形態に係る制御に関する全体の処理手順を示すフローチャートである。
S201で、転写ベルト制御部161は、図5(a)の手順に従って、転写ベルト21の表面速度に対する目標速度を設定する。次に、転写ベルト制御部161は、S202で、図5(b)の手順に従って、S201で設定した目標速度を目標値として、転写ベルト21の駆動制御を行う。当該制御において、転写ベルト制御部161は、制御結果に基づいてフラグ(FLGblt)に0又は1を設定する。S203で、転写ベルト制御部161は、当該フラグが0の場合には、S202へ戻り、転写ベルト21の駆動制御を継続する。一方、当該フラグが1の場合には、処理をS204へ移行する。なお、S201〜S203の処理は、第1の制御手段による処理に相当する。
S204で、感光体ドラム制御部162は、図6(a)の手順に従って、転写位置における感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面速度に対する目標速度を設定する。次に、感光体ドラム制御部162は、S205で、図6(b)の手順に従って、S204で設定した目標速度を目標値として、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの駆動制御を行う。当該制御において、感光体ドラム制御部162は、制御結果に基づいて各フラグ(FLGy、FLGm、FLGc、FLGk)に0又は1を設定する。S206で、感光体ドラム制御部162は、各フラグのうち何れかが0の場合には、S205へ戻り、値が0のフラグに対応する感光体ドラムの駆動制御を継続する。一方、各フラグの値が全て1の場合には、処理をS207へ移行する。なお、S204〜S206の処理は、第2の制御手段による処理に相当する。
S207で、露光制御部163は、露光部2Y、2M、2C、2Kの露光タイミングを図7の手順に従って制御し、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kに対する露光処理を実行する。後述するように、露光制御部163、露光位置における感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面速度に基づいて当該制御を実行する。さらに、S208で、露光制御部163は、画像データに基づく印字を終了するか否かを判定する。ここで、印字動作を終了しない場合には、S207へ戻り、露光タイミングの制御及び露光処理を継続する。一方、印字動作を終了する場合には、一連の処理を終了する。なお、S207及びS208の処理は、第3の制御手段による処理に相当する。
<転写ベルトの駆動制御>
転写ベルト21の駆動装置である転写ベルト駆動部171は、転写位置における表面速度が所定の目標速度となり、かつ、一定の速度で駆動することを目標として、転写ベルト制御部161によって制御される。転写ベルト制御部161による制御により、目標位置設定部101は、転写ベルト21を一定の速度で駆動させるための目標速度に基づいて、目標位置を設定する。例えば、プロセススピード(ps(mm/sec))を目標速度として、転写ベルト21が当該目標速度と同一の速度で駆動される場合、目標位置xはプロセススピードの積分値となり、
x=∫(ps)dt=(ps)・t
と算出される。すなわち、目標位置xは、時間とともに線形的に増加する。ここで、目標位置設定部101は、数値の取り扱いを容易にするために、実際に使用する目標置x’として、累積位置誤差を用いる。その場合、目標値x’は、目標速度(ここではps)の時間積分をxから差し引いた値、
x’=x−ps・t=0
となる。すなわち、累積位置誤差算出部106からの出力が、目標値x’(=0)になるように、転写ベルト21が駆動される。
図18は、第1の実施形態に係る速度信号と累積位置誤差信号との関係を示す図である。速度信号には、測定上のノイズが含まれるため、当該信号を積分した積分値と、速度信号の平均値の積分値との差分である累積位置誤差信号を算出する。累積位置誤差信号に基づく処理により、より精密な制御が実現できる。
転写ベルト21が所定の速度で駆動されている場合に、転写ベルト21の表面に設置されたエンコーダ情報を速度検出器22a、22bが読み取った結果に基づいて、推定器23は転写位置における転写ベルト21の表面速度を推定する。なお、速度推定器23は、転写ベルト21上の位置を出力する位置検出(推定)器であってもよい。
転写ベルト21用の累積位置誤差算出部106は、転写ベルト21の表面速度の推定結果を積分して累積位置を算出するとともに、当該積分値から目標速度の時間積分値を減算して、転写ベルト21の累積位置誤差を算出する。累積位置誤差は、微分器105へ入力されて、累積位置誤差の時間変化量が出力される。また、累積位置誤差とその目標値である0との差分が計算され、当該差分値は誤差増幅器(Kpblt)102において増幅される。さらに、誤差増幅器102からの出力値と微分器105からの出力値との差分値が、転写ベルト21用の位相補償部103に入力される。
位相補償部103は、PI(Propotional Integrator)補償器等の位相フィルタであって、制御ループを安定に保ちつつ、所望のループ特性を実現する。位相補償部103の出力は、転写ベルト用のモータドライバ104に入力される。モータドライバ104は、当該入力に基づいて、転写ベルトモータ62を駆動する。モータドライバ104は、転写ベルト21の表面速度が所定の目標値に近づくように、転写ベルトモータ62を駆動する。すなわち、モータドライバ104は、表面速度が目標値より遅い場合には、転写ベルトモータ62の駆動速度を速め、目標値より速い場合には、転写ベルトモータ62の駆動速度を遅くする。
以上の一連のループが正常に機能すると、転写ベルトモータ62は、累積位置誤差が0となるように、転写ベルト21を所定の速度で駆動する。このように、転写ベルト21の位置制御ループ内に、微分器105を含む速度マイナーループが含まれることにより、制御の応答性が高まり、外乱等の変動に対する耐性が高まる。
(目標速度の設定手順)
図5(a)は、第1の実施形態に係る転写ベルト21における表面速度の目標値の設定手順を示すフローチャートである。ここで、本実施形態では、転写位置における転写ベルト21の表面速度と感光体ドラム5の表面速度との誤差を限りなく0にすることを目標としている。そのためには、転写ベルト21の速度検出器及び感光体ドラム5の速度検出器による測定精度を向上させる必要がある。そこで、図5(a)では、転写ベルト21の表面速度の制御において、その精度の向上のために、転写ベルト21の表面速度の設定を2段階で行う場合について示している。本実施形態では、当該2段階の設定により絶対検出精度のずれを補う方法を用いる。なお、速度検出器又はエンコーダ等の精度を上げることにより、2段階ではなく、通常の1段階で目標速度の設定を行うようにしてもよい。
S211で、転写ベルト制御部161は、第1の目標速度を設定する。当該ステップは、予め定められたプロセススピード(ps)で転写ベルト21を駆動させるために、目標速度を設定する粗調ステップである。その後、S212へ移行する。
S212で、転写ベルト制御部161は、転写ベルト21の表面速度(所定位置の周速度)を測定する。さらに、転写ベルト制御部161は、S213で、第2の目標速度を算出する。転写ベルト制御部161は、当該算出値に基づき、S214で、第2の目標速度を再設定する。ここで、S212〜S214は、予め既知である転写ベルト21の周長(1周の長さ)、転写ベルト21が1周するのに要する時間等に基づいて、目標速度を微調整する微調ステップである。
また、S212〜S214における処理は、例えば、転写ベルト21の周長Lb、設定速度Vg、転写ベルト21が1周するのに要する時間tb、及び設定した第1の目標速度vtbに基づいて、最終的な目標速度vb’は、次のように算出される。
Lb=vb’・t0b=vtb・tb
t0b=Lb/Vg
より、
vb’=vtb・Lb/Vg・tb
すなわち、転写ベルト制御部161は、設定速度Vgと実際の速度のずれを、転写ベルト21が1周するのに要する時間から算出し、設定速度となるように第2の目標速度を設定し直す。なお、設定速度と実際の速度とのずれは、転写ベルト21の厚みむら、駆動ロールの半径誤差等に起因して発生する。以上のように、予め既知の転写ベルト21の周長と、インデックス信号等で計測される1周の表面速度とに基づいて、目標速度の微調整が可能である。
(転写ベルト21の駆動制御の手順)
転写ベルト制御部161は、図5(a)の処理に基づいて転写ベルト21の目標速度を設定した後、転写ベルト21の駆動制御へ移行する。図5(b)は第1の実施形態に係る転写ベルト21の駆動制御の手順を示すフローチャートである。図5(b)は、転写ベルト制御部161が当該速度制御をディジタルサンプル制御で行う場合であって、1サンプル時間ごとに転写ベルト制御部161が実行する一連の処理を示している。ここで、ディジタルサンプル制御を用いるのは、累積位置誤差の算出との相性が良いためであるが、他の制御方法を用いてもよい。なお、転写ベルト制御部161は、他の処理と同時進行で実行するために、例えば、割り込み処理を用いて当該処理を実現する。
ディジタルサンプル制御の場合において、転写ベルト制御部161は、一定間隔のサンプル時間ごとに生じる割り込みにより、転写ベルト21の表面速度の制御を開始する。S221で、転写ベルト制御部161は、転写ベルト21の転写位置における速度信号を検出する。ここで、転写ベルト制御部161は、速度推定器23による推定結果を速度信号とする。その後、S222へ移行する。
S222で、転写ベルト制御部161は、検出した速度が所定の範囲内であるか否かを判定する。当該速度が所定の範囲内である場合、転写ベルト制御部161は、ステップS223へ移行し、フラグ(FLGblt)に1をセットする。一方、当該速度が所定の範囲内ではない場合、転写ベルト制御部161は、ステップS224へ移行し、フラグ(FLGblt)に0をセットする。S223又はS224における処理の後、S225へ移行する。なお、当該フラグは、図4のS203における、感光体ドラム5の表面速度の制御へ移行するか否かの判定処理に用いられる。
S225で、転写ベルト制御部161は、累積位置誤差算出部106を用いて、累積位置誤差を算出する。累積位置誤差は、転写ベルト21の転写位置における表面速度の積分値から、転写ベルト21の平均速度と時間との積を減算することにより得られる。ここで、転写ベルト21の厚みムラに起因して、当該表面速度に変動が生じるため、当該算出処理には、転写ベルト21の1周にわたる速度を平均化した平均速度が用いられるのが望ましい。S225の処理の後、S226へ移行する。
S226で、転写ベルト制御部161は、位相補償部103へ入力するFB(フィードバック)量を算出する。転写ベルト制御部161は、誤差増幅器(Kpblt)102の出力を微分器105の出力で減算することにより、FB量を算出する。FB量は、目標速度との誤差の大きさ及び誤差の方向(プラス又はマイナス)を含む。さらに、S227で、転写ベルト制御部161による制御により、位相補償部103は、制御ループを安定に保ちつつ、所望のループ特性を実現するとともに、当該FB量をモータドライバ104へ出力する。その後、S228へ移行する。
S228で、転写ベルト制御部161による制御により、モータドライバ104は、当該FB量に基づいて、転写ベルトモータ62を駆動制御する。ここで、例えば、方向がプラスの場合には、目標速度に対して表面速度が遅いことを意味するため、モータドライバ104は、転写ベルトモータ62の駆動速度を上昇させる。一方、方向がマイナスの場合には、目標速度に対して表面速度が速いことを意味するため、モータドライバ104は、転写ベルトモータ62の駆動速度を低下させる。また、FB量の大きさは、目標速度と表面速度とのずれの大きさに相当する。このため、モータドライバ104は、FB量の大きさに応じて、転写ベルトモータ62の駆動速度の変化量を調整する。
以上の制御により、転写ベルト21は累積誤差を抑制しつつ、その表面速度が予め定められた目標速度へ近づくように制御され、その結果、可能な限り一定の速度で動作する。その後、図4におけるS204以降の感光体ドラム5の駆動制御へ移行する。
<感光体ドラム5の駆動制御>
感光体ドラム5の表面速度の制御について、イエローの感光体ドラム5Yを一例として説明する。なお、他の色に対応した感光体ドラム5M、5C、5Kにおいても、同様の処理により表面速度が制御される。
感光体ドラム5Yの駆動装置である感光体ドラム駆動部172は、転写位置における転写ベルト21の表面速度と感光体ドラム5Yの表面速度との速度差が0となることを目標として、感光体ドラム制御部162によって制御される。そのための目標位置として、転写ベルト21用の累積位置誤差算出部106の出力値d’が用いられる。これにより、転写位置における転写ベルト21の動作に基づいて、感光体ドラム5Yの周面上の位置が制御されることにより、その表面速度が制御される。ここで、転写ベルト21では、累積位置誤差が0となることを目標として駆動され、オープンループとした場合の累積位置誤差の約ループゲイン分の1に抑制された値d’が出力される。感光体ドラム5Yは、当該累積位置誤差d’を目標として制御される。なお、d’がほぼ0とみなされる値である場合には、転写ベルト21と同様、目標値を0としてもよい。
感光体ドラム5Yが所定の速度で駆動されている場合に、感光体ドラム5Yの表面に設置されたエンコーダ情報を速度検出器11aYが読み取り、転写位置における感光体ドラム5Yの表面速度を出力する。感光体ドラム5Yの累積位置誤差算出部110Yは、感光体ドラム5Yの表面速度を積分して累積位置を算出するとともに、当該積分値から目標速度の時間積分を減算して、感光体ドラム5Yの累積位置誤差を算出する。累積位置誤差は、微分器109Yへ入力されて、累積位置誤差の時間変化量が出力される。また、累積位置誤差とその目標値d’との差分が計算され、当該差分値は誤差増幅器(Kpy)107Yにおいて増幅される。さらに、誤差増幅器107Yからの出力値と微分器109Yからの出力値との差分値が、位相補償部108Yへ入力される。
位相補償部108Yの機能は、転写ベルト21用の位相補償部103と同様である。位相補償部108Yからの出力は、感光体ドラム5Y用のモータドライバ111Yに入力される。モータドライバ111Yは、感光体ドラム制御部162による制御により、当該入力に基づいて感光体ドラムモータ63Yを駆動する。モータドライバ111Yは、転写位置における感光体ドラム5Yの表面速度が所定の目標値に近づくように、転写ベルト21用のモータドライバ104と同様の制御により、感光体ドラムモータ63Yを駆動する。すなわち、モータドライバ111Yは、表面速度が目標値より遅い場合には、感光体ドラムモータ63Yの駆動速度を速め、目標値より速い場合には、感光体ドラムモータ63Yの駆動速度を遅くする。
転写ベルト21が可能な限り一定の速度で移動している場合には、以上の制御により、転写位置における感光体ドラム5Yの表面速度と転写ベルト21の表面速度との相対速度差は限りなく0となる。なお、他の色に対応した感光体ドラム5M、5C、5Kについても、転写位置におけるそれらの表面速度は、転写ベルト21の表面速度と限りなく同一の速度に近づくように制御される。
(感光体ドラム5の動作状態)
まず、感光体ドラム制御部162が、感光体ドラム5Yの駆動軸における回転速度の制御を行わない場合を第1の比較例として説明する。図19(a)は、駆動軸の回転速度の制御が行われない場合の、感光体ドラム5Yにおける表面速度及び駆動軸の回転速度の変動の一例を示す図である。ただし、図19(a)の各波形は速度信号を示しいる。また、図の中央に描かれた円は、感光体ドラム5をその回転軸と直交する断面で観察したものであって、破線は停止中の感光体ドラム5の位置を、実線は回転動作中の位置を示している。
また、図19(a)の各波形は、感光体ドラム5Yの駆動軸Zの回転速度が変動している場合の、感光体ドラム5表面の表面速度の変動を時間の経過とともに観測した波形である。ただし、位置A乃至Fにおける各波形は、感光体ドラム5の周上で60度ずつ位相をずらした観測位置に速度検出器(速度センサ)を設置した場合における、各検出器からの出力波形である。また、位置Zの波形は、感光体ドラム5の駆動軸の回転速度の検出結果を示す波形である。
図19(a)に示すように、感光体ドラム5は、通常、その中心軸と駆動軸とがずれることによる偏心成分を含んだ状態で、矢印2001の方向に回転している。なお、一般的な製品において、精度良く感光体ドラム5がプリンタに組み込まれたとしても、数十μmの偏心成分が残ってしまうことが知られている。
矢印2002は、偏心成分の位相であって、駆動軸の中心から感光体ドラム5の表面までの距離が最も離れている位置を示している。感光体ドラム5の駆動軸が角速度ωで回転している場合、感光体ドラム5表面の周速度vは、駆動軸の中心から感光体ドラム5表面までの距離をrとするとv=ω・rとなる。すなわち、偏心の影響により、距離rが最も大きな矢印2002の位置では、表面速度が最も早く、逆に180度位相がずれた位置では表面速度は最も遅い。
図19(a)における各波形の矢印2003は、矢印2002の位相が感光体ドラム5表面上の各観測位置を通過した時刻を示している。図19(a)からわかるように、位置B乃至Fの各位置において、矢印2002の位相が通過するタイミングで表面速度が最も早くなる。また、位置Eでは、速度の変動幅が最も小さくなる。これは、感光体ドラム5の駆動軸の回転の周波数において、感光体ドラム5における1周の速度変動と偏心による速度変動とが、位置Eでちょうど打ち消し合う関係にあるためである。一方、位置Eと180度位相がずれた位置Bにおいては、速度の変動幅が最も大きくなる。なお、累積位置誤差に関しても、図19(a)における速度信号の波形から90度位相が遅れるものの、図19(a)と同様、その変動は位置Eでは小さく、位置Bでは大きくなることが明らかとなっている。
これに対し、感光体ドラム制御部162が、感光体ドラム5Yの駆動軸における回転速度の変動を抑制する制御を行う場合を、第2の比較例として説明する。図19(b)は、駆動軸の回転速度の変動を抑制する制御が行われる場合の、感光体ドラム5Yにおける表面速度及び駆動軸の回転速度の変動の一例を示す図である。ただし、図19(b)の各波形は速度信号を示している。図19(b)における駆動軸Zの波形では、図19(a)と比較して、ギアの偏心等の複数の周波数成分に起因した速度変動が十分に抑制されている。なお、同様に、駆動軸Zの速度信号に対応する累積位置誤差も、十分に抑制されることが明らかとなっている。
ところが、図19(b)から明かなように、感光体ドラム5Yに偏心が存在する場合、駆動軸Zの回転速度の変動を抑制したとしても、感光体ドラム5Yの周上の何れの位置においても表面速度の変動が生じてしまう。理想的なスリップ・トランスファ系を実現できない場合には、当該現象によって生じるレジずれを抑制するために、何らかの対策が必要である。
本実施形態では、感光体ドラム制御部162は、感光体ドラム5Yの転写位置における表面速度が転写ベルト21の表面速度と等しくなるように、感光体ドラム5Yの駆動を制御する。図20は、第1の実施形態に係る、感光体ドラム5Yにおける表面速度及び駆動軸の回転速度の変動の一例を示す図である。ただし、図20の各波形は速度信号を示している。本実施形態で、感光体ドラム制御部162は、第2の比較例のように駆動軸Zの回転速度の変動を抑制するのではなく、転写位置Aにおける感光体ドラム5Yの表面速度を、当該位置における転写ベルト21の表面速度と限りなく等しくなるように制御する。これにより、図20に示すように、転写位置Aにおける感光体ドラム5Yの表面速度の変動が抑制される。なお、当該速度信号に対応する累積位置誤差も同様に、当該位置において抑制される。
このような制御により、感光体ドラム5Yと転写ベルト21との間のスティック・スリップが軽減され、感光体ドラム5Y上のトナー像がそのまま転写ベルト21へ転写されることになる。なお、図20からわかるように、転写位置Aにおいて、感光体ドラム5Yの偏心成分に起因する表面速度の変動を抑制する制御が行われると、転写位置Aと180度位相差を有する位置Dでは、偏心成分(駆動軸Z)の2倍の振幅を有する変動が表面速度に表れることがわかる。
図6(a)は、第1の実施形態に係る感光体ドラム5Yにおける表面速度の目標値の設定手順を示すフローチャートである。また、図6(b)は、第1の実施形態に係る感光体ドラム5Yの駆動制御の手順を示すフローチャートである。図6(a)において、感光体ドラム制御部162は、感光体ドラム5Yの表面速度における第1の目標速度を、転写ベルト21の表面速度とすることにより、感光体ドラム5Yの表面速度が転写ベルト21の表面速度と同一の速度に近づくように制御する。ここで、感光体ドラム5Yの表面速度の目標値の設定手順、及びそれに基づく感光体ドラム5Yの駆動制御の手順は、転写ベルト制御部161による制御と同様であるので、説明を省略する。なお、図6(a)のS241〜S244は、図5(a)のS211〜S214に相当し、図6(b)のS251〜S258は、図5(b)のS221〜S228に相当する。
以上の処理により、転写位置における感光体ドラム5Yの表面速度は、所定の範囲内となりフラグ(FLGy)に1がセットされる。また、累積位置誤差が抑制されつつ、表面速度は一定の速度となる。なお、他の色に対応する感光体ドラム5M、5C、5Kにおいても同様の制御により、各々のフラグ(FLGm、FLGc、FLGk)に1がセットされるとともに、転写位置における表面速度は所定の所定の範囲内で一定の速度となる。その後、図4におけるS207以降の露光タイミングの制御へ移行する。
<露光タイミングの制御>
露光部2における露光タイミングの制御について、イエローの露光部2Yを一例として説明する。なお、他の色に対応した露光部2M、2C、2Kにおいても、同様の処理によりその動作が制御される。
露光部2Yの駆動装置である露光駆動部173は、感光体ドラム5Y上における副走査方向に一定の間隔で露光を行うことを目標として、露光制御部163によって制御される。図2(a)で、速度検出器12Yは、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度を検出する。露光タイミング算出部112Yは、当該表面速度の検出結果に応じて、露光タイミングを算出する。すなわち、露光タイミング算出部112Yは、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度が上昇した場合には露光タイミングを速め、表面速度が低下した場合には、露光タイミングを遅くするタイミング情報が算出される。LEDドライバ113Yは、LEDヘッド1Yを発光させる駆動部であって、当該算出値に基づいて、感光体ドラム5Y上において副走査方向の露光の間隔が一定の間隔に近づくように、LEDヘッド1Yを駆動する。
露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度の検出は、以下のようにして実現することができる。例えば、図2(a)に示すように、露光位置の近傍に速度検出器12Yを設けることにより、表面速度を直接検出することができる。また、露光位置の近傍に速度検出器12Yを設けることができない場合には、図1(c)に示すように、速度推定器13Yによって当該速度を推定してもよい。この場合、速度推定器13Yは、ロータリエンコーダ6Yの速度検出器6a、6bによる感光体ドラム5Yの回転速度の検出結果(第4の検出手段による検出結果)と、感光体ドラム5の転写位置における速度検出器11Yの検出結果(第2の検出手段による検出結果)とに基づいて、露光位置における表面速度を推定する。ここで、図19(a)において、A乃至Fの波形における変動成分(ΔA〜ΔF)と、駆動軸Zの波形の変動成分(ΔZ)との関係を観察すると、
ΔZ=(ΔA+ΔD)/2=(ΔB+ΔE)/2=(ΔC+ΔF)/2
の関係が存在することがわかる。当該関係に基づいて、例えば、転写位置Aにおける速度信号と駆動軸Zの速度信号とから、露光位置Dにおける速度信号を、
ΔD=2・ΔZ−ΔA
により算出することが可能である。なお、当該関係は、ロータリエンコーダ等において、180度対向した位置に設置した検出器による出力信号同士の平均化により偏心成分をキャンセルする手法にも応用されている。また、上述の速度検出器12Y又は速度推定器13Yによる処理は、第3の検出手段による処理に相当する。
露光タイミング算出部112Yは、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度を用いて、露光タイミング、すなわちLEDの発光タイミングを算出する。具体的には、露光タイミング算出部112Yは、当該速度情報を時間積分して位置情報を算出し、これに基づいて所定の間隔で感光体ドラム5Yの表面を露光するためのタイミングを算出する。ここで、所定の間隔とは、例えば、例えば、600dpiの場合は42.3μm、1200dpiの場合は21.16μmである。LEDドライバ113Yは、露光タイミング算出部112Yによって算出された露光タイミングにおいて、感光体ドラム5Yの表面を露光するために、LEDヘッド1Yを駆動する。これにより、感光体ドラム5Yは、その表面上で、例えば、600dpiの場合は42.3μmごとに、1200dpiの場合は21.16μmごとに、露光されることになる。
図7は、第1の実施形態に係る露光タイミングの制御の手順を示すフローチャートである。S271で、露光制御部163は、上述のように、感光体ドラム5Yの駆動軸の回転速度と転写位置における表面速度とを取得する。さらに、S272で、露光制御部163は、それらの取得結果に基づいて、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度を速度推定器13Yによって推定する。速度推定器13Yは、当該推定処理を、ΔD=2・ΔZ−ΔAにより実行する。その後、S273へ処理を移行する。
S273で、露光制御部163による制御に基づいて、露光タイミング算出部112Yは、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度を用いて露光タイミングを算出する。露光タイミング算出部112Yは、当該算出結果を、LEDドライバ113Yへ出力する。さらに、S274で、露光制御部163による制御に基づいて、LEDドライバ113Yは、LEDヘッド1Yを駆動して主走査方向の1ライン露光を実行させる。これにより、割り込み処理が終了し、図4におけるS207の処理が終了する。なお、他の色における露光タイミングの制御も同様に実行される。その後、図4のS208において、印字動作が終了しない限り、S207へ戻り、図7における一連の露光処理が繰り返し実行される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、転写位置における転写ベルトの表面速度が一定の速度に近づくように転写ベルトの駆動を制御するとともに、当該位置における感光体ドラムの表面速度と転写ベルトの表面速度との誤差が限りなく0となるように、感光体ドラムの駆動を制御する。さらに、感光体ドラム上の副走査方向の露光の間隔が一定の間隔に近づくように、露光位置における表面速度の変動に応じて露光タイミングを制御する。これにより、感光体ドラムの偏心成分の影響に起因した転写位置における感光ドラムと転写ベルトとの表面速度の誤差によって生じる予想不能なランダムなスティック・スリップの発生を、極力抑えることができる。さらに、感光体ドラム上に一定の間隔で形成されたトナー像を転写ベルト上の副走査方向において位置ずれなく転写することができる。従って、ACカラーレジずれを抑制することができるとともに、色ずれのない高品質の画像を形成することができる。
本実施形態において、各速度検出器は、位置検出器と同等の意味を有し、いずれの情報に基づいても本実施形態に係る制御を実現することができる。すなわち、速度情報を積分することにより位置情報を簡易に取得することができ、位置情報を微分することにより速度情報を簡易に取得することができるため、速度検出器と位置検出器とは互いに代用が可能である。よって、本実施形態における速度検出器を位置検出器に置き換えたとしても、同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、転写ベルトに対して各色のトナー像を中間転写する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、転写ベルトによって記録材を搬送するとともに、当該記録材に対して各色のトナーを順次転写する方式の画像形成装置に対しても適用可能である。
また、本実施形態では、各色の位置ずれにおけるAC成分を抑圧することが可能であるため、転写位置における各色の感光体ドラムの位相を合わせる処理を考慮していない。しかしながら、当該処理を本実施形態に適用することにより、さらなる色ずれの改善効果を期待できる。
また、本実施形態では、転写位置における転写ベルトの表面速度、感光体ドラムの表面速度等の検出を速度検出器を用いて行う場合について説明したが、レーザドップラ速度計を用いて検出してもよい。
[第2の実施形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る画像形成装置では、図3(a)に示すように、感光体ドラム5の下部に速度検出器11aを設置して、転写位置における感光体ドラム5の表面速度を当該検出器により直接検出した。しかしながら、画像形成装置の構造上の問題等により、当該位置に速度検出器を設置できない場合も想定される。そこで、第2の実施形態では、転写位置と異なる位置に速度検出器を設置するとともに、その検出結果を用いて転写位置及び露光位置における感光体ドラム5の表面速度を推定することを特徴とする。
図8は、第2の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラム5周辺の速度検出器の設置例を示す図である。一例として、図8(a)は、転写位置及び露光位置と異なる位置における感光体ドラム5の表面速度を検出する速度検出器11c(第3の速度センサ)を設置した場合を示している。また、図8(b)は、感光体ドラム5の軸上にロータリエンコーダを設置する代わりに、感光体ドラム5上で速度検出器11cと180度対向する位置に速度検出器11d(第4の速度センサ)を更に設置する場合を示している。以下では、図8の各設置例に基づいて、転写位置及び露光位置における感光体ドラム5の表面速度を推定する方法について説明する。
図8(c)は、図8(a)及び(b)の設置例に基づいて、転写位置A及び露光位置Dにおける感光体ドラム5の表面速度を推定する方法を示す図である。図8(c)において、位置Aを転写位置とし、位置Aから180度(π)回転した位置Dを露光位置とする。なお、露光位置は、位置Dではなく別の位置であってもよい。
図8(c)における位置Eは、図8(a)における速度検出器11cの位置に相当する。このため、図8(a)のロータリエンコーダ6及び速度検出器11cによって、図8(c)における駆動軸Zの回転速度ΔZと、感光体ドラム5上の位置Eにおける表面速度ΔEとが検出される。次に、位置Eにおける感光体ドラム5の偏心による速度変動yは、ΔZとΔEとの差分を取ることにより、次式のように表現される。
y=ΔE−ΔZ=Am・sin(ωt)
ただし、Amは偏心成分の振幅、ωは駆動軸の角速度である。また、転写位置Aと速度検出器Eとの間の位相角をθとすると、転写位置Aは、位置Eに対して、感光体ドラム5の駆動軸の回転に対して角度θだけ位相が遅れているため、転写位置Aにおける偏心による速度変動y’は、
y’=Am・sin(ωt+θ)
と表現される。ここで、
y’=ΔA−ΔE
であるので、転写位置Aにおける表面速度ΔAは、
ΔA=ΔZ+Am・sin(ωt+θ)
と算出される。同様にして、露光位置Dでの表面速度ΔDは、
ΔD=ΔZ+Am・sin(ωt+θ+π)
と算出される。
一方、図8(c)における位置E及び位置Bは、図8(b)における速度検出器11c、11dの位置に相当する。なお、位置Bと位置Eとは、180度(π)対向する位置とし、転写位置Aと速度検出器Eとの間の位相角をθとする。まず、位置Bと位置Eとが180度対向した位置であることから、感光体ドラム5の駆動軸の回転速度ΔZは、位置B及び位置Eの表面速度ΔB及びΔEの速度検出器11c、11dの検出結果を用いて、
ΔZ=(ΔB+ΔE)/2
と簡易に求められる。すなわち、180度対向した位置における表面速度ΔB及びΔEの平均化により、偏心成分がキャンセルされ、感光体ドラム5の駆動軸Zの回転速度ΔZが算出される。さらに、ΔZの算出結果に基づいて、図8(a)と同様の方法により、転写位置A及び露光位置Dにおける表面速度が、
ΔA=(ΔB+ΔE)/2+Am・sin(ωt+θ)
ΔD=(ΔB+ΔE)/2+Am・sin(ωt+θ+π)
と算出される。
本実施形態では、上述のように推定された転写位置及び露光位置における感光体ドラム5の表面速度に基づいて、感光体ドラム5の駆動制御、及び露光タイミングの制御が実行される。それらの制御方法については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、転写ベルト21の駆動制御についても、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、転写位置及び露光位置と異なる位置に設置された速度検出器による検出結果や感光体ドラムの駆動軸の回転速度の検出結果に基づいて、転写位置及び露光位置における表面速度を推定する。これにより、転写位置及び露光位置における表面速度を直接検出できずとも、それらの位置の表面速度を適切に推定することが可能となり、第1の実施形態における効果と同等の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、転写位置と露光位置とが感光体ドラム5上で180度対向した位置である場合について一例として説明したが、両位置の位置関係はこれのみに限定されることはない。例えば、両位置が150度、210度等の任意の位置関係であっても、表面速度の算出は可能である。
[第3の実施形態]
次に、図9乃至図12を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第1及び第2の実施形態では、露光源としてLEDヘッドを用いるとともに、露光位置における感光体ドラム5の表面速度に応じて、副走査方向に一定の間隔で露光が行われるための露光タイミングを制御する。第3の実施形態では、露光源としてスキャナ系を用いた画像形成装置において、スキャナモータの回転速度を制御することにより、副走査方向における露光の間隔を一定の間隔に近づけるとともに、主走査方向に対する露光の走査時間及び走査周波数を適切に設定することを特徴とする。
図9は、第3の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例を示す図である。本実施形態において、転写ベルト21の駆動制御及び感光体ドラム5の駆動制御は第1の実施形態と同様であるため、それらの説明は省略する。また、以下ではイエロー(Y)の露光処理について説明するが、他の色についても同様である。
本実施形態では、露光制御部163による制御により、図9における露光に係る各装置は以下のように動作する。まず、露光位置に設けられた感光体ドラム5Y用の速度検出器12Yは、当該位置における感光体ドラム5Yの表面速度を直接検出する。速度検出器12Yは、当該検出結果を目標速度算出部121Y、及びレーザ発光タイミング算出部123Yへ出力する。なお、転写位置と露光位置とが感光体ドラム5上で180度対向した位置である場合、第1の実施形態に係る感光体ドラム5Yの駆動制御の結果、図20に示すように、露光位置の表面速度には感光体ドラム5Yの偏心成分と同位相で2倍の振幅変動が発生する。従って、速度検出器12Yを用いる代わりに、当該性質を利用して、当該偏心成分から露光位置における表面速度を推定してもよい。
露光制御部163は、レーザ発光タイミング算出部123Yを用いて、速度検出器12Yからの出力に基づいてレーザの発光タイミング(主走査方向に対する露光の開始タイミング)を算出する。レーザ発光制御部124Yは、算出された当該発光タイミングにおいて、入力された画像データに基づいてレーザ8Yを発光させることにより、主走査方向に対する1ラインの露光を順次実行する。
一方で、露光制御部163は、画像領域外でレーザ8Yから発光されたレーザ光をビーム・ディテクト(BD)センサ9Yが検知することにより得られるBD信号に基づいて、多面鏡ポリゴン7Yの回転状態に関する情報を取得する。なお、BDセンサ9Yは、例えば、図9のように、多面鏡ポリゴン7Yが6面ポリゴンの場合、ポリゴンの1周中に、BD信号を60度ごとに6回出力する。目標速度算出部121Yからの出力信号とBD信号との差分値である誤差信号は、速度制御部122Yに入力される。速度制御部122Yは、当該信号に基づいて、スキャナモータドライバ125Yに対してスキャナモータ64Yを駆動するための信号を出力する。スキャナモータドライバ125Yは、当該信号に基づいて、スキャナモータ64Yを駆動する。これにより、目標速度算出部121Yで算出された目標速度となるように、スキャナモータ64Yは駆動されるとともに、多面鏡ポリゴン7Yが駆動される。
図10は、第3の実施形態に係る露光制御部163による制御の手順を示すフローチャートである。S301で、露光制御部163は、感光体ドラム5における偏心成分の振幅(偏心量)及び位相を検出する。さらに、S302で、露光制御部163は、S301における検出結果に基づいて、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度を検出する。
ここで、露光制御部163は、感光体ドラム5に対する露光に多面鏡ポリゴンを用いる場合においても、副走査方向に一定の間隔で露光を行える必要がある。そのために、露光制御部163は、感光体ドラム5の表面速度の変動に応じて、多面鏡ポリゴンの回転を制御することにより、BD周期(6面鏡ポリゴンの場合、ポリゴンが1/6周回転する時間)と感光体ドラム5Yの回転変動量とを同期させる必要がある。例えば、感光体ドラム5の露光位置において、副走査位置の間隔(例えば、1200dpiの場合には21.6μm)において感光体ドラム5Yが回転する時間をTとすると、BD周期もTとなる制御が必要となる。
S303で、露光制御部163は、目標速度算出部121Yを用いて、S303の算出結果に基づいて多面鏡ポリゴンの回転速度の目標値を算出する。これにより、当該回転速度に対応するBD周期の目標値が定まる。さらに、S304で、露光制御部163は、BD周期に基づいて、主走査方向に対する露光の走査時間と走査周波数とを算出する。
以上の設定に基づいて、露光制御部163は、1ラインの露光処理を制御する。その結果、露光タイミングにおいて、設定された走査時間及び走査周波数となるように、他面鏡ポリゴンが対応する速度で駆動される。なお、以下の図11に示すように、露光位置における感光体ドラム5Yの表面速度は、感光体ドラム5Yの1回転に要する時間を1周期として周期的に変動する。このため、露光制御部163は、当該1周期における副走査方向の露光の開始タイミング、並びに主走査方向の走査時間及び走査周波数を決定すればよい。
図11は、第3の実施形態に係る各パラメータの波形を示す図である。なお、一例として、感光体ドラム5は、直径24mm、偏心量±50μm(レンジで100μm)、プロセススピード75.4(24π)mm、副走査ピッチ1200dpiであって、1秒間に1回転している場合を想定する。また、図11の各グラフにおいて、横軸に示す時間範囲を、感光体ドラム5の回転の1周期に相当する範囲としている。ここで、1秒間あたりの副走査本数(ドラム1周の副走査本数)Lは、
L=75.4/25.4*1200=3562.1(本)
である。従って、偏心成分が存在しない場合には、
T=1/L=280.7(μsec)
ごとに、1ラインの露光が開始されればよい。また、定常状態におけるBD周期は、280.7(μsec)であればよい。
まず、感光体ドラム5は、第1の実施形態と同様に、転写位置における表面速度が転写ベルト21の表面速度と同一の速度に近づくように制御される。ここで、感光体ドラム5の偏心量が±50μm(レンジで100μm)である場合、露光位置においてその倍の±100μm(レンジで200μm)の変動が観測される。偏心による表面速度の変動は正弦波で表されるため、累積位置誤差Δxも、
Δx(μm)=100*sin(ωt)
と表される(1201)。
Δxに対して時間微分を施して、露光位置における表面速度の変動成分を求めると、
Δv(mm/sec)=0.1/ω*cos(ωt)
となる。露光位置における感光体ドラム5の表面速度(露光面速度)vの平均速度は75.4(mm/sec)であるので、
v(mm/sec)=75.4+Δv=75.4+0.1/ω*cos(ωt)
と求められる(1202)。
副走査位置(dot)に対する露光面速度vの変化を確認するために、感光体ドラム5における1周の周期(1秒)における副走査本数が3562.1(本)であることに基づいて、その横軸の単位を変換する(1203)。
本実施形態では、各副走査位置に対応する露光面速度v(1203)と同一の速度でスキャナモータを回転させるために、BD周波数を当該速度に相当する周波数に設定すればよく、BD周波数fbdは、
fbd(Hz)=3562.1+k1*cos(ωt)
と換算される(1204)。
また、BD周波数の変動に応じて、許容される主走査方向の走査時間が変動するため、露光制御部163は、走査時間とともに、主走査方向の解像度、すなわち走査周波数も変動させる。すなわち、主走査幅210mm、走査効率70%とすると、主走査方向の走査周波数(主走査クロック)fclkは、
fclk(MHz)=50.9+k2*cos(ωt)
となる(1205)。なお、図12は、以上の処理により取得された数値の一例を示す図である。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、露光源としてスキャナ系を用いた場合に、露光位置における感光体ドラムの表面速度に応じて、副走査方向に一定の間隔で露光を行うことを目標として露光タイミングを制御する。具体的には、当該表面速度に応じてスキャナモータの回転速度を制御することにより、副走査方向における露光の間隔が一定の間隔に近づくように露光を行うとともに、当該表面速度に応じて定まる主走査方向に対する露光の走査時間及び走査周波数を算出する。これにより、露光源にスキャナ系を用いた画像形成装置においても、第1及び第2の実施形態と同様、感光体ドラム上に一定の間隔で静電潜像を形成することができ、転写ベルト上の副走査方向に位置ずれなくトナー像を転写することができる。その結果、ACカラーレジずれを抑制し、色ずれのない高品質の画像を形成することができる。
なお、第1及び第2の実施形態と同様、本実施形態においても、説明を簡易にするため、感光体ドラム5上の転写位置と露光位置とが180度対向した位置関係にある場合を例として説明したが、両位置はどのような位置関係であってもよい。また、本実施形態では、慣性モーメントの大きい多面鏡ポリゴンスキャナについて説明したが、慣性モーメントのより小さなMEMSスキャナを用いてもよい。
[第4の実施形態]
次に、図13乃至図17を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第4の実施形態に係る画像形成装置では、第3の実施形態と同様、露光源として多面鏡ポリゴンによるスキャナ系を用いる。また、第4の実施形態に係る画像形成装置は、スキャナモータの回転速度を一定の速度に近づけることにより、第3の実施形態のような主走査方向の走査時間及び走査周波数の設定は必要とせず、画像データに対する画像処理によって副走査方向の位置ずれを補正することを特徴とする。
図13は、第4の実施形態に係る画像形成装置における、画像形成制御に関するブロック構成例を示す図である。本実施形態において、転写ベルト21の駆動制御及び感光体ドラム5の駆動制御は第1の実施形態と同様であるため、それらの説明は省略する。また、以下ではイエロー(Y)の露光処理について説明するが、他の色についても同様である。
本実施形態では、露光制御部163による制御により、図13における露光に係る各装置は以下のように動作する。まず、露光位置に設けられた感光体ドラム5Y用の速度検出器12Yは、当該位置における感光体ドラム5Yの表面速度を直接検出する。速度検出器12Yは、当該検出結果を補正量算出部127Yへ出力する。なお、第3の実施形態と同様に、速度検出器12Yを用いる代わりに、感光体ドラム5Yの偏心成分に基づいて露光位置における表面速度を推定してもよい。
補正量算出部127Yは、当該速度情報に基づいて、副走査方向の位置ずれを検出するとともに、当該位置ずれを補正するための補正データをレーザ輝度変調部128Yへ出力する。レーザ輝度変調部128Yは、入力された画像データを当該補正データに基づいて画像処理により補正した後、補正後の画像データに基づいてレーザ8Yを発光させることにより、感光体ドラム5Yを露光する。
一方、速度制御部126Yは、BDセンサ9Yからの出力信号(BD信号)に基づいて、レーザ光の走査位置情報を取得する。速度制御部126Yは、当該情報に基づいて、PLL速度制御によりスキャナモータドライバ125Yを制御する。スキャナモータドライバ125Yは、多面鏡ポリゴン7Yに備えられたスキャナモータ64Yを駆動することにより、多面鏡ポリゴン7Yを動作させる。なお、本実施形態において、スキャナモータ64Yはその回転速度が一定の速度に近づくように制御される。
図15は、第4の実施形態に係る累積位置誤差の一例を示す図である。なお、感光体ドラム5の仕様は、第3の実施形態における図11と同様である。感光体ドラム5の偏心による表面速度の変動は正弦波で表されるため、第3の実施形態(図11の1201)に同様に、累積位置誤差Δxも、
Δx(μm)=100*sin(ωt)
と表される。ここで、副走査ピッチ1200dpiの場合、1dotの間隔は約21.2μmであるので、Δxの振幅(100μm)の変動は、図15に示すように約4.7dotに相当する。なお、図16は、以上の処理により取得された数値の一例を示す図である。本実施形態において、露光制御部163は、Δxの変動に基づいて、露光対象の画像データの補正及び露光強度の補正を行うことにより、感光体ドラム5Y上に静電潜像を一定の間隔で形成し、感光体ドラム5Yの表面速度の変動による位置ずれを解消する。以下では、図17を用いて当該補正方法について説明する。
図17は、第4の実施形態に係る画像データの露光強度の補正の概念を示す図である。なお、図17(a)は、小数部の値が0の場合を示しており、図17(b)及び図17(c)は小数部が0ではない場合を示している。また、露光強度が多値256階調で表現される場合を示している。本実施形態で、補正量算出部127Yは、露光制御部163による制御により、レーザ輝度変調部128Yにおいて、画像データにおける副走査方向の画素位置を補正するための補正データを算出する。具体的には、補正量算出部127Yは、累積位置誤差Δxの整数部及び小数部を算出し、それらに基づいて当該補正データを生成する。
補正量算出部127Yは、Δxの整数部の算出結果を、画像データにおける画素の位置を副走査方向で補正するためのデータとする。例えば、各副走査位置における注目画素を、Δx=2の場合には2ライン進め、Δx=−1の場合には1ライン遅らせるための補正データを出力する。さらに、補正量算出部127Yは、Δxの小数部の算出結果に基づいて、画像データにおける注目画素と、次のラインの画素の濃度を補正するためのデータを出力する。
図17(b)は、Δxの小数部が0.25の場合を示しており、当該副走査位置における各画素を0.25ライン進める必要がある。この場合、例えば、ラインNにおける注目画素の露光強度をP(N)、その補正後の露光強度をPh(N)、ラインNと副走査方向に隣接する次のラインN+1の露光強度をPh(N+1)、その補正後の露光強度をPh(N+1)とすると、
Ph(N)=(1−0.25)*P(N)
Ph(N+1)=0.25*P(N+1)
による階調の補正が実行される。
ここで、図17(a)のように小数部が0の場合には、当該副走査位置における各画素の濃度の補正は必要なく、レベルは255となっている。一方で、図17(b)のように小数部が0.25の場合には、当該副走査位置における注目画素の濃度レベルは191、1ライン先の画素の濃度レベルは64となっている。同様に、図17(c)のように小数部が0.5の場合には、当該副走査位置における注目画素及び1ライン先の画素の濃度レベルはともに128となっている。このような画素の濃度の調整により、図17(b)、及び(c)に示すように、1dotよりも細かい分解能で、感光体ドラム5Y上に形成される静電潜像の位置を補正できる。
次に、図14は、第4の実施形態に係る露光制御部163による制御の手順を示すフローチャートである。S321で、露光制御部163は、感光体ドラム5における偏心成分の振幅(偏心量)及び位相を検出する。さらに、S322で、露光制御部163は、S321における検出結果に基づいて、感光体ドラム5の露光位置における表面速度又は副走査位置ごとの位置誤差の大きさを算出する。その後、S323へ移行する。
S323で、露光制御部163は、補正量算出部127Yを用いて、S322における位置誤差の算出結果について整数部と小数部とに分解する。さらに、S324で、露光制御部163は、当該整数部を位置補正情報、当該小数部を濃度補正情報に変換するための補正データ(テーブル)を作成する。S325で、露光制御部163は、S324で作成したテーブルに基づいて、画像データを補正するとともに、感光体ドラム5Yへの露光を制御する。
なお、上述の説明では、画像データにおける1画素が飽和濃度で表現される場合を例としたが、実際の画像データにおいては中間の階調も用いられる。その場合には、注目画素及びそれと隣接する画素の濃度に対して、位置ずれの補正のための比率を補正データとして乗算することにより、露光強度の調整を実行すればよい。なお、補正精度を向上させるために、図14のS324において、画像形成装置の構成に基づく特徴的な変位量を予め把握し、テーブルとして保持しておくとよい。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、スキャナモータの回転速度を一定の速度に近づけて、露光位置における感光体ドラムの表面速度に基づいて画像データの濃度を補正する。具体的には、当該表面速度に基づいて、画像データの各画素の位置を副走査方向で前後に移動させるとともに、副走査方向に隣接する画素及び注目画素の濃度を補正することにより、感光体ドラムへの露光強度を制御する。これにより、スキャナモータの回転速度を一定とし、露光タイミングの補正を行わない場合においても、感光体ドラム上に一定の間隔で静電潜像を形成することができるとともに、第1乃至第3の実施形態と同様、当該潜像に基づいてACカラーレジずれのない画像を中間転写体上に形成することができる。

Claims (8)

  1. 像担持体と、画像データに基づいて前記像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置であって、
    前記像担持体から前記中間転写体へ前記現像剤像が転写される転写位置における前記中間転写体の表面速度を検出する第1の検出手段と、
    前記転写位置における前記中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて前記中間転写体の駆動を制御する第1の制御手段と、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度を検出する第2の検出手段と、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度が、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、前記第2の検出手段による検出結果に基づいて前記像担持体の駆動を制御する第2の制御手段と、
    前記露光手段から前記像担持体へ露光される露光位置における前記像担持体の表面速度を検出する第3の検出手段と、
    前記露光手段によって、前記像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、前記第3の検出手段による検出結果に基づいて、前記露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御手段と
    前記像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第4の検出手段とを備え
    前記第3の検出手段は、前記第4の検出手段による検出結果と、前記第2の検出手段による検出結果とに基づいて、前記露光位置における前記像担持体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写位置の近傍に設けられ、前記中間転写体の表面速度を検出するための第1の速度センサと、
    前記転写位置を挟んで前記第1の速度センサと対向する位置に設けられ、前記中間転写体の表面速度を検出するための第2の速度センサと
    を更に備え、
    前記第1の検出手段は、
    前記第1の速度センサによる検出結果と、前記第2の速度センサによる検出結果とに基づいて、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体と、画像データに基づいて前記像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置であって、
    前記像担持体から前記中間転写体へ前記現像剤像が転写される転写位置における前記中間転写体の表面速度を検出する第1の検出手段と、
    前記転写位置における前記中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて前記中間転写体の駆動を制御する第1の制御手段と、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度を検出する第2の検出手段と、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度が、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、前記第2の検出手段による検出結果に基づいて前記像担持体の駆動を制御する第2の制御手段と、
    前記露光手段から前記像担持体へ露光される露光位置における前記像担持体の表面速度を検出する第3の検出手段と、
    前記露光手段によって、前記像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、前記第3の検出手段による検出結果に基づいて、前記露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御手段と
    前記像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第4の検出手段と、
    前記転写位置及び前記露光位置と異なる位置における前記像担持体の表面速度を検出するための第1の速度センサとを備え
    前記第2の検出手段は、前記第4の検出手段による検出結果と、前記第1の速度センサによる検出結果とに基づいて、前記転写位置における前記像担持体の表面速度を推定する手段を備え、
    前記第3の検出手段は、前記第4の検出手段による検出結果と、前記第1の速度センサによる検出結果とに基づいて、前記露光位置における前記像担持体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記転写位置の近傍に設けられ、前記中間転写体の表面速度を検出するための第の速度センサと、
    前記転写位置を挟んで前記第の速度センサと対向する位置に設けられ、前記中間転写体の表面速度を検出するための第の速度センサと
    を更に備え、
    前記第1の検出手段は、
    前記第の速度センサによる検出結果と、前記第の速度センサによる検出結果とに基づいて、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度を推定する手段を備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3の制御手段は、
    前記第3の検出手段による検出結果に基づいて、前記像担持体に対する副走査方向の露光の間隔が一定の間隔に近づくように、主走査方向に対する各ラインの露光の開始タイミングを算出する手段と、
    前記第3の検出手段による検出結果に基づいて、当該主走査方向に対する各ラインの露光の走査時間及び走査周波数を算出する手段とを備え、
    決定した前記開始タイミング、前記走査時間及び前記走査周波数に基づいて、前記露光手段を制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第3の制御手段は、
    前記露光手段による露光のタイミングの制御に代えて、
    前記第3の検出手段による検出結果に基づいて得られる副走査方向における位置のずれを解消するために、前記画像データを補正することにより、露光強度を制御することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と、画像データに基づいて前記像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体から前記中間転写体へ前記現像剤像が転写される転写位置における前記中間転写体の表面速度を検出する第1の検出ステップと、
    前記転写位置における前記中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、前記第1の検出ステップによる検出結果に基づいて前記中間転写体の駆動を制御する第1の制御ステップと、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度を検出する第2の検出ステップと、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度が、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、前記第2の検出ステップによる検出結果に基づいて前記像担持体の駆動を制御する第2の制御ステップと、
    前記像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第3の検出ステップと、
    前記第3の検出ステップによる検出結果と、前記第2の検出ステップによる検出結果とに基づいて、前記露光手段から前記像担持体へ露光される露光位置における前記像担持体の表面速度を検出する第の検出ステップと、
    前記露光手段によって、前記像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、前記第の検出ステップによる検出結果に基づいて、前記露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御ステップと
    を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 像担持体と、画像データに基づいて前記像担持体の表面を露光することで静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像手段と、前記現像手段により現像された現像剤像が転写される中間転写体とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記像担持体から前記中間転写体へ前記現像剤像が転写される転写位置における前記中間転写体の表面速度を検出する第1の検出ステップと、
    前記転写位置における前記中間転写体の表面速度が、予め定められた目標速度に近づくように、前記第1の検出ステップによる検出結果に基づいて前記中間転写体の駆動を制御する第1の制御ステップと、
    前記像担持体の駆動軸の回転速度を検出する第2の検出ステップと、
    前記第2の検出ステップによる検出結果と、前記転写位置及び前記露光手段から前記像担持体へ露光される露光位置とは異なる位置における前記像担持体の表面速度を検出するための速度センサによる検出結果とに基づいて、前記転写位置における前記像担持体の表面速度を検出する第の検出ステップと、
    前記転写位置における前記像担持体の表面速度が、前記転写位置における前記中間転写体の表面速度と同一の速度に近づくように、前記第の検出ステップによる検出結果に基づいて前記像担持体の駆動を制御する第2の制御ステップと、
    前記第2の検出ステップによる検出結果と、前記速度センサによる検出結果とに基づいて、記露光位置における前記像担持体の表面速度を検出する第の検出ステップと、
    前記露光手段によって、前記像担持体に対して露光する副走査方向の間隔が一定の間隔に近づくように、前記第の検出ステップによる検出結果に基づいて、前記露光手段による露光のタイミングを制御する第3の制御ステップと
    を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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