JP5906670B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 - Google Patents
内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5906670B2 JP5906670B2 JP2011240354A JP2011240354A JP5906670B2 JP 5906670 B2 JP5906670 B2 JP 5906670B2 JP 2011240354 A JP2011240354 A JP 2011240354A JP 2011240354 A JP2011240354 A JP 2011240354A JP 5906670 B2 JP5906670 B2 JP 5906670B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spark
- spark plug
- gap
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims description 78
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 37
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 35
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 31
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 12
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 claims description 11
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229910000990 Ni alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 239000008246 gaseous mixture Substances 0.000 description 3
- 229910000575 Ir alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001260 Pt alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 2
- 230000003110 anti-inflammatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/02—Details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P13/00—Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/20—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/20—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
- H01T13/32—Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation characterised by features of the earthed electrode
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T1/00—Details of spark gaps
- H01T1/20—Means for starting arc or facilitating ignition of spark gap
- H01T1/22—Means for starting arc or facilitating ignition of spark gap by the shape or the composition of the electrodes
Description
上記スパークプラグ9は、中心電極94と接地電極95とを有する。該接地電極95はその一端がハウジング92に固定されると共に屈曲して、他端を中心電極94に対向する位置に配置されることで、中心電極94との間に火花放電ギャップ911を形成している。
なお、特許文献2には、接地電極の磨耗を抑制すべく、接地電極の形状を工夫したスパークプラグが開示されている。
しかし、この場合、突起部96の上記対向面960が拡大するため、火炎成長時において対向面960が火炎Fから熱を奪い、火炎Fの成長を阻害してしまうおそれがある(以下、これを消炎作用という)。その結果、スパークプラグの着火性の低下を招くおそれがある。
上記中心電極の上記先端部及び上記接地電極の上記対向部の双方には、上記火花放電ギャップに向かって突出した突起部が各々配されており、
該突起部のうち少なくとも一方は、上記火花放電ギャップに対向する対向面がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜しており、
上記火花放電ギャップは、プラグ軸方向に直交する一つの方向において、一端側における小ギャップから他端側における大ギャップに向かって徐々に拡大するように構成されており、
上記突起部のうち少なくとも一方は、プラグ軸方向に直交する断面形状が、その輪郭のうち最も曲率半径の小さい最小曲率半径部を有すると共に、以下の条件を満たす特定形状であって、上記条件は、上記断面形状における上記最小曲率半径部と幾何学的重心とを結ぶ第一直線を想定し、次いで、該第一直線が上記断面形状の輪郭と交差する2つの交点間を結ぶ第一線分を想定し、次いで、上記第一線分の中点において該第一線分と直交する第二直線を想定し、上記断面形状を上記第二直線によって、上記最小曲率半径部を含む第1領域と上記最小曲率半径部を含まない第2領域とに分割したとき、上記第2領域の面積が上記第1領域の面積よりも大きいという条件であり、上記第2領域において大ギャップが形成され、上記第1領域の上記最小曲率半径部において上記小ギャップが形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
また、他の態様は、筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極にプラグ軸方向から対向する対向部を有して上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記中心電極の上記先端部及び上記接地電極の上記対向部の双方には、上記火花放電ギャップに向かって突出した突起部が各々配されており、
該突起部のうち少なくとも一方は、上記火花放電ギャップに対向する対向面がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜しており、
上記火花放電ギャップは、プラグ軸方向に直交する一つの方向において、一端側における小ギャップから他端側における大ギャップに向かって徐々に拡大するように構成されており、
上記突起部のうち少なくとも一方は、プラグ軸方向に直交する断面形状が、その輪郭のうち最も曲率半径の小さい最小曲率半径部を有すると共に、以下の条件を満たす特定形状であって、上記条件は、上記断面形状における上記最小曲率半径部と幾何学的重心とを結ぶ第一直線を想定し、次いで、該第一直線が上記断面形状の輪郭と交差する2つの交点間を結ぶ第一線分を想定し、次いで、上記第一線分の中点において該第一線分と直交する第二直線を想定し、上記断面形状を上記第二直線によって、上記最小曲率半径部を含む第1領域と上記最小曲率半径部を含まない第2領域とに分割したとき、上記第2領域の面積が上記第1領域の面積よりも大きいという条件であり、上記第1領域の上記最小曲率半径部において大ギャップが形成され、上記第2領域に上記小ギャップが形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項2)。
内燃機関に対するスパークプラグの配置を上記のような配置とすれば、上記小ギャップが上流側に配置される。上記小ギャップの付近は最も電界集中させやすく、上記突起部における一端側が放電の起点となりやすい。その結果、放電電圧を抑制することもできる。そして、上記小ギャップを形成する一端側を上流側に配置することにより、上記突起部の中でもその上流側において初期の放電火花を得ることができ、放電火花が混合気によって下流側まで流されて吹き消されるまでの時間を稼ぐことができる。そのため、火炎による着火機会を充分確保することができると共に、これによって、再放電発生回数を抑制して、突起部の消耗の促進も抑制しやすくすることができる。その結果、スパークプラグの耐消耗性及び着火性を向上させることができる。
また、上記スパークプラグにおいて、内燃機関の燃焼室内に挿入される側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
参考例にかかるスパークプラグにつき、図1〜図5を用いて説明する。
本例のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、先端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持された中心電極4と、ハウジング2に接続されると共に中心電極4にプラグ軸方向から対向する対向部52を有して中心電極4との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを備えている。
また、図2に示すごとく、接地電極5に配された突起部6は、火花放電ギャップ11に対向する対向面60がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜している。
また、本例では、火花放電ギャップ11は、接地電極5の対向部52の延設方向(図4に示す破線L5)に対して直交する方向に沿って徐々に拡大するように構成されている。
また、突起部41は、プラグ軸方向に直交する断面形状が円形であり、全体を略円柱形状をなしている。また、突起部41のプラグ軸方向高さは0.6mmである。
また、突起部6は、一方の端面(対向面60)が軸方向に対して傾斜した略円柱形状を有する。
また、本例においては、中心電極4の先端部は、貴金属チップからなる略円柱状をなす突起部41によって構成されている。また、この貴金属チップは、例えば、イリジウム合金から構成することができる。
なお、本例のスパークプラグ1は、自動車等の車両用の内燃機関に用いられる。
スパークプラグ1の内燃機関7への取付に際して、例えば、周知技術(特開平11−324878号公報、特開平11−351115号公報等)を用いて、燃焼室70における混合気の気流Fの気流方向に対して接地電極5の位置を調節して、スパークプラグ1を内燃機関7へ取付ける。
中心電極4と接地電極5との間に所定の電圧を印加することにより、火花放電ギャップ11に放電させる際には、図5(A)に示すごとく、突起部6の上流側において初期の放電火花Eを得ることができる。つまり、電界強度が高くなりやすい小ギャップ111において、初期の放電火花Eが生じる。そして、図5(B)に示すごとく、放電火花Eは、混合気の気流Fによって下流側まで、その放電距離を拡大しながら流される。そして、図5(C)に示すごとく、突起部6の下流側の角部66において放電火花Eが大きく引き伸ばされる。この間に放電火花Eによって混合気に着火する。
上記スパークプラグの突起部6は、図1、図2に示すごとく、火花放電ギャップ11に対向する対向面60がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜している。そして、火花放電ギャップ11が、プラグ軸方向に直交する一つの方向において、一端側に小ギャップ111が形成され、かつ他端側に大ギャップ112が形成されるように、一端側から他端側に向かって徐々に拡大して構成されている。これによって、スパークプラグ1を内燃機関7の燃焼室70に取付ける際、突起部6の小ギャップ111側が大ギャップ112側よりも燃焼室70における混合気の気流Fの上流側となるように配置すれば、スパークプラグ1の放電電圧の抑制、耐消耗性及び着火性の向上を図ることができる。
内燃機関7に対するスパークプラグ1の配置を上記のような配置とすれば、小ギャップ111が上流側に配置される。小ギャップ111の付近は、最も電界集中させやすく突起部6における一端側が放電の起点となりやすい。その結果、放電電圧を抑制することもできる。そして、小ギャップ111を形成する一端側を上流側に配置することにより、突起部6の中でもその上流側において初期の放電火花Eを得ることができ、放電火花Eが混合気によって下流側まで流されて吹き消されるまでの時間を稼ぐことができる。そのため、火炎による着火機会を充分確保することができると共に、これによって、再放電発生回数を抑制して、突起部6の消耗の促進も抑制しやすくすることができる。その結果、スパークプラグ1の耐消耗性及び着火性を向上させることができる。
本例は、図6に示すごとく、中心電極4及び接地電極5の双方の突起部41、6の対向面410、60を傾斜させた例である。
本例では、中心電極4及び接地電極5の双方の突起部41、6における対向面410、60は、プラグ軸方向に直交する面に対して同一方向に、かつ小ギャップ111側から大ギャップ112側へ行くほどスパークプラグ1の先端側へ向かうように傾斜している。
その他は、参考例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図7に示すごとく、スパークプラグ1の接地電極5に、火花放電ギャップ11の小ギャップ111に面する角部66が貴金属によって構成され、その他の部位がニッケル合金によって構成された突起部6を配した例である。
その他は、参考例1と同様である。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図8に示すごとく、スパークプラグ1の接地電極5に、火花放電ギャップ11の大ギャップ112に面する角部66が貴金属によって構成され、その他の部位がニッケル合金によって構成された突起部6を配した例である。
その他は、参考例1と同様である。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図9〜図13に示すごとく、スパークプラグ1の接地電極5及び中心電極4に、プラグ軸方向に直交する断面形状が図10に示す特定形状をなす突起部6、突起部41を配した例である。
突起部6は、図9、図10に示すごとく、プラグ軸方向に直交する断面形状が、その輪郭61のうち最も曲率半径の小さい最小曲率半径部62を有すると共に、以下の条件を満たす特定形状である。
そして、本例では、第2領域Cに大ギャップ112が形成され、第1領域Bの最小曲率半径部62において小ギャップ111が形成されている。
なお、これに限定されるものではなく、例えば、突起部6の全長W1を0.83mmとし、幅W3を0.96mmに設定してもよい。
また、突起部6の第1領域Bにおける最小曲率半径部62の曲率半径Rは0.1であり、第2領域Cにおける最大幅部63の曲率半径Rは0.2である。また、接地電極5の対向部52の幅W2は2.4mmである。
突起部41も、プラグ軸方向に直交する断面形状が上記特定形状を満たす柱状体である。そして、突起部41は、プラグ軸方向の高さが一定に形成されている。
中心電極4と接地電極5との間に所定の電圧を印加することにより、火花放電ギャップ11に放電させる際には、図13(A)に示すごとく、突起部6の上流側において初期の放電火花Eを得ることができる。つまり、電界強度が高くなりやすい最小曲率半径部62(図10参照)において、初期の放電火花Eが生じる。
その他は、参考例1と同様である。
その他、参考例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図14に示すごとく、スパークプラグ1の接地電極5に、プラグ軸方向に直交する断面形状が図10に示す特定形状をなす突起部6を配すると共に、突起部6の第2領域Cが第1領域Bよりも燃焼室70における混合気の気流Fの上流側となるように配置した例である。
そして、本例では、図14に示すごとく、第1領域Bの最小曲率半径部62において大ギャップ112が形成され、第2領域Cに小ギャップ111が形成されている。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図15(A)、(B)に示すごとく、上記特定形状をなす突起部6を、第1領域Bと第2領域Cの面積差を大きくして形成した例である。
本例における突起部6は、プラグ軸方向に直交する断面形状の輪郭61が、上記断面形状における第1領域Bの最小曲率半径部62から第2領域Cの一部に亘る輪郭61の一部において、第1線分Mの中点P3側に向って窪んだ窪み部64を形成してなる。これによって、図15(A)に示すごとく、突起部6のプラグ軸方向に直交する断面形状が、第1領域Bの面積が第2領域Cの面積よりも特に小さく、その面積差が大きくなるように形成されている。
また、本例のスパークプラグ1は、第1領域Bの最小曲率半径部62において小ギャップ111が形成され、第2領域Cに大ギャップ112が形成されるように構成される。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例も、図16(A)、(B)に示すごとく、上記特定形状をなす突起部6の輪郭61に窪み部64を設けて第1領域Bと第2領域Cの面積差を大きくして形成した例である。
また、本例においては、突起部6の上記断面形状における第2領域Cの輪郭61の一部に、上記第一直線L1と直交するストレート部65を形成している。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図17に示すごとく、通常のスパークプラグ9の放電時の突起部96における放電火花Eの移動と突起部96の消耗との関係を示した例である。
その他は、参考例1と同様である。
本例は、図18に示すごとく、スパークプラグの突起部の耐消耗性について、火花放電ギャップの拡大量(以下、これを適宜、ギャップ拡大量という。)の測定によって調べた例である。
試料1〜試料4のスパークプラグにおいて、中心電極に設けた突起部の対向面は、プラグ軸方向に対して直交している。
また、試料4において、中心電極の突起部および接地電極の突起部は、直径1.0mm、プラグ軸方向の長さが0.6mmの円柱形状である。また、火花放電ギャップの寸法は、0.6mmである。
また、試料1〜試料4のスパークプラグは、それぞれ3個ずつサンプルとして用意した。
これらの試料を用いて以下の耐久試験を行った。
また、スパークプラグの先端部分付近に流速30m/秒の気流が形成されるように、装置内に混合気を送りこみ、放電周期30Hzにて、スパークプラグに電圧を印加した。このときの点火エネルギは70mJとした。
また、装置に対するスパークプラグの取付姿勢は、気流の方向に対して直交する位置に、接地電極の立設部(図1における符号51参照)が配置されるような姿勢とした。
同図に示すグラフの縦軸は、火花放電ギャップにおけるギャップ(mm)を示し、横軸は、耐久時間(時間)を示す。
また、試料2(D2)についても、同等の体積および材料使用量である試料4(D4)に対して、同様に火花放電ギャップが大きくなり難い。
本例は、図19に示すごとく、スパークプラグの突起部の耐消耗性を、放電電圧の測定によって調べた例である。
一般に、火花放電ギャップが拡大するに伴い放電電圧も増加する。そこで、本例では、耐久試験において、火花放電の電圧をそれぞれ計測し、参考例1のスパークプラグの放電電圧が、比較例1のそれに比べて抑制されているか確認を行った。
同図に示すグラフの縦軸は、放電電圧(kV)を示し、横軸は耐久時間(時間)を示す。
また、試料2(D2)についても、同等の体積および材料使用量である試料4(D4)に対して、同様に放電電圧が大きくなり難い。
本例は、図20に示すごとく、スパークプラグの着火性を、A/F限界の値の測定によって調べた例である。
本例では、耐久試験において、A/F限界の値をそれぞれ計測することにより、参考例1のスパークプラグの着火性が、比較例のそれに比べて向上しているか確認を行った。
同図に示すグラフの縦軸は、A/F限界の値を示し、横軸は耐久時間(時間)を示す。
同様に、試料2(D2)についても、試料4(D4)に対してA/F限界が高く、試料2は、同等の体積および材料使用量である試料4よりも着火性に優れている。
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
41 突起部
410 対向面
5 接地電極
52 対向部
6 突起部
60 対向面
11 火花放電ギャップ
111 小ギャップ
112 大ギャップ
Claims (8)
- 筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極にプラグ軸方向から対向する対向部を有して上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記中心電極の上記先端部及び上記接地電極の上記対向部の双方には、上記火花放電ギャップに向かって突出した突起部が各々配されており、
該突起部のうち少なくとも一方は、上記火花放電ギャップに対向する対向面がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜しており、
上記火花放電ギャップは、プラグ軸方向に直交する一つの方向において、一端側における小ギャップから他端側における大ギャップに向かって徐々に拡大するように構成されており、
上記突起部のうち少なくとも一方は、プラグ軸方向に直交する断面形状が、その輪郭のうち最も曲率半径の小さい最小曲率半径部を有すると共に、以下の条件を満たす特定形状であって、上記条件は、上記断面形状における上記最小曲率半径部と幾何学的重心とを結ぶ第一直線を想定し、次いで、該第一直線が上記断面形状の輪郭と交差する2つの交点間を結ぶ第一線分を想定し、次いで、上記第一線分の中点において該第一線分と直交する第二直線を想定し、上記断面形状を上記第二直線によって、上記最小曲率半径部を含む第1領域と上記最小曲率半径部を含まない第2領域とに分割したとき、上記第2領域の面積が上記第1領域の面積よりも大きいという条件であり、上記第2領域において大ギャップが形成され、上記第1領域の上記最小曲率半径部において上記小ギャップが形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。 - 筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極にプラグ軸方向から対向する対向部を有して上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記中心電極の上記先端部及び上記接地電極の上記対向部の双方には、上記火花放電ギャップに向かって突出した突起部が各々配されており、
該突起部のうち少なくとも一方は、上記火花放電ギャップに対向する対向面がプラグ軸方向に直交する面に対して傾斜しており、
上記火花放電ギャップは、プラグ軸方向に直交する一つの方向において、一端側における小ギャップから他端側における大ギャップに向かって徐々に拡大するように構成されており、
上記突起部のうち少なくとも一方は、プラグ軸方向に直交する断面形状が、その輪郭のうち最も曲率半径の小さい最小曲率半径部を有すると共に、以下の条件を満たす特定形状であって、上記条件は、上記断面形状における上記最小曲率半径部と幾何学的重心とを結ぶ第一直線を想定し、次いで、該第一直線が上記断面形状の輪郭と交差する2つの交点間を結ぶ第一線分を想定し、次いで、上記第一線分の中点において該第一線分と直交する第二直線を想定し、上記断面形状を上記第二直線によって、上記最小曲率半径部を含む第1領域と上記最小曲率半径部を含まない第2領域とに分割したとき、上記第2領域の面積が上記第1領域の面積よりも大きいという条件であり、上記第1領域の上記最小曲率半径部において大ギャップが形成され、上記第2領域に上記小ギャップが形成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。 - 請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記中心電極及び上記接地電極の双方の上記突起部における上記対向面は、プラグ軸方向に直交する面に対して同一方向に、かつ小ギャップ側から大ギャップ側へ行くほど上記スパークプラグの先端側へ向かうように傾斜していることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記火花放電ギャップは、上記接地電極の上記対向部の延設方向に対して交差する方向に沿って徐々に拡大するように構成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記火花放電ギャップは、上記接地電極の上記対向部の延設方向に対して直交する方向に沿って徐々に拡大するように構成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記中心電極と上記接地電極との双方の上記突起部の上記断面形状が、上記特定形状であることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、少なくとも一方の上記突起部は、貴金属チップから構成されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグを内燃機関に取り付けてなるスパークプラグの取付構造であって、上記火花放電ギャップは、上記小ギャップ側が上記大ギャップ側よりも、燃焼室に供給される混合気の気流の上流側となるように配置されていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの取付構造。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011240354A JP5906670B2 (ja) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
DE112012004594.7T DE112012004594B4 (de) | 2011-11-01 | 2012-10-31 | Zündkerze für eine Brennkraftmaschine und Montagestruktur für die Zündkerze |
US14/355,708 US9343875B2 (en) | 2011-11-01 | 2012-10-31 | Spark plug for internal combustion engines and mounting structure for the spark plug |
CN201280053723.7A CN103907252B (zh) | 2011-11-01 | 2012-10-31 | 内燃机用的火花塞及其安装构造 |
PCT/JP2012/078179 WO2013065741A1 (ja) | 2011-11-01 | 2012-10-31 | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011240354A JP5906670B2 (ja) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013098042A JP2013098042A (ja) | 2013-05-20 |
JP5906670B2 true JP5906670B2 (ja) | 2016-04-20 |
Family
ID=48192083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011240354A Active JP5906670B2 (ja) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9343875B2 (ja) |
JP (1) | JP5906670B2 (ja) |
CN (1) | CN103907252B (ja) |
DE (1) | DE112012004594B4 (ja) |
WO (1) | WO2013065741A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124674A (ja) | 2013-12-26 | 2015-07-06 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
JP6206270B2 (ja) | 2014-03-17 | 2017-10-04 | トヨタ自動車株式会社 | 火花点火式内燃機関 |
JP6390636B2 (ja) * | 2016-02-16 | 2018-09-19 | 株式会社豊田中央研究所 | 内燃機関 |
JP6400049B2 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-10-03 | 日本特殊陶業株式会社 | 点火プラグ |
JP6948904B2 (ja) | 2017-09-29 | 2021-10-13 | 株式会社Soken | 内燃機関用のスパークプラグ |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55165591A (en) * | 1979-06-11 | 1980-12-24 | Nippon Soken | Ignition plug for internal combustion engine |
JPS6116604Y2 (ja) * | 1980-11-28 | 1986-05-22 | ||
JPS6116604A (ja) | 1984-02-28 | 1986-01-24 | Nec Home Electronics Ltd | 増幅回路 |
JPH1154240A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-26 | Ngk Spark Plug Co Ltd | スパークプラグ |
JP3780098B2 (ja) | 1998-05-07 | 2006-05-31 | 日本特殊陶業株式会社 | 内燃機関、内燃機関用点火プラグ、内燃機関用シリンダーヘッドおよび内燃機関用点火プラグの製造方法 |
JPH11351115A (ja) | 1998-06-12 | 1999-12-21 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 内燃機関、点火プラグ組立体、シリンダーヘッド、点火プラグ、およびプラグ固定具 |
JP4389385B2 (ja) * | 2000-02-18 | 2009-12-24 | 株式会社デンソー | コージェネレーション用スパークプラグ及びその調整方法 |
JP2001345162A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-12-14 | Denso Corp | 内燃機関用スパークプラグ |
JP2002327674A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 内燃機関用点火装置 |
GB2380228B (en) * | 2001-09-26 | 2005-04-20 | Federal Mogul Ignition | Spark plug |
JP2003317896A (ja) | 2002-02-19 | 2003-11-07 | Denso Corp | スパークプラグ |
JP4359049B2 (ja) | 2003-02-06 | 2009-11-04 | 日本特殊陶業株式会社 | 内燃機関用スパークプラグの製造方法及び製造装置 |
JP2005056786A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Denso Corp | スパークプラグ |
US7615915B2 (en) * | 2003-09-26 | 2009-11-10 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
JP4882878B2 (ja) * | 2007-06-08 | 2012-02-22 | 株式会社デンソー | 内燃機関 |
CN101641500B (zh) * | 2007-06-29 | 2012-01-25 | 三菱自动车工业株式会社 | 缸内喷射式内燃机 |
CN101868892B (zh) | 2007-11-20 | 2013-03-27 | 日本特殊陶业株式会社 | 火花塞 |
JP5028299B2 (ja) | 2008-02-25 | 2012-09-19 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
JP5303999B2 (ja) * | 2008-04-07 | 2013-10-02 | スズキ株式会社 | 内燃機関用スパークプラグ |
EP2330700B1 (en) * | 2008-10-01 | 2018-08-29 | NGK Sparkplug Co., Ltd. | Spark plug |
JP4804524B2 (ja) | 2008-11-19 | 2011-11-02 | 日本特殊陶業株式会社 | 内燃機関用スパークプラグ及びその製造方法 |
JP5208033B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2013-06-12 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | スパークプラグ |
JP5751137B2 (ja) * | 2011-11-01 | 2015-07-22 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
JP5870629B2 (ja) * | 2011-11-02 | 2016-03-01 | 株式会社デンソー | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 |
-
2011
- 2011-11-01 JP JP2011240354A patent/JP5906670B2/ja active Active
-
2012
- 2012-10-31 DE DE112012004594.7T patent/DE112012004594B4/de active Active
- 2012-10-31 CN CN201280053723.7A patent/CN103907252B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-10-31 US US14/355,708 patent/US9343875B2/en active Active
- 2012-10-31 WO PCT/JP2012/078179 patent/WO2013065741A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9343875B2 (en) | 2016-05-17 |
CN103907252A (zh) | 2014-07-02 |
WO2013065741A1 (ja) | 2013-05-10 |
CN103907252B (zh) | 2016-11-09 |
JP2013098042A (ja) | 2013-05-20 |
DE112012004594T5 (de) | 2014-08-21 |
DE112012004594B4 (de) | 2023-03-23 |
US20140318490A1 (en) | 2014-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5906670B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 | |
JP5919214B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
EP3089289A1 (en) | Spark plug | |
JP5804966B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP5751137B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 | |
JP2017079171A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びそれを取り付けた点火装置 | |
JP5870629B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ及びその取付構造 | |
JP5600641B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2006120649A (ja) | スパークプラグ及びそれを用いた点火装置 | |
JP6729206B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP5451510B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2018147617A (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JP6731298B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP4563929B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP2014238999A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP7122860B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2010073313A (ja) | スパークプラグ | |
JP4465296B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP6680043B2 (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
US9234491B2 (en) | Spark plug for internal combustion engine | |
JP6206270B2 (ja) | 火花点火式内燃機関 | |
JP2005235789A (ja) | スパークプラグ及びそれを用いた点火装置 | |
JP6875301B2 (ja) | スパークプラグ | |
JP2015222640A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ | |
JP2018113111A (ja) | 内燃機関用のスパークプラグ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141010 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160223 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160307 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5906670 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |