JP5208033B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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本発明は、内燃機関の点火に用いられるスパークプラグに関するもので、特に燃焼室内に強力な筒内気流が発生する過給気混合燃焼機関に好適なものである。
従来、自動車エンジン等の内燃機関の点火には、長軸状に形成した中心電極と、その外周を覆う略筒状の絶縁碍子と、該絶縁碍子を覆う略筒状のハウジングと、該ハウジングに延設して上記中心電極に対して所定の放電ギャップを設けて対向する接地電極とを具備し、高電圧の印加により上記中心電極と上記接地電極との間に火花放電を発生させて点火を行うスパークプラグが広く用いられている。
近年、内燃機関の高出力化、小型化が進み、燃焼室内におけるバルブ占有面積が増大し、スパークプラグの搭載スペースが狭小化する傾向にある。また、燃焼室内に噴射された燃料と圧縮空気との混合状態を良好にして、さらなる燃費低減を図るべく、タンブル渦等の燃焼室内に発生する筒内気流を強化する傾向にあり、高過給気化に伴い燃焼室内の温度も高温化する傾向にある。
しかし、小型化により、中心電極とハウジングとの電気絶縁を確保する絶縁碍子の肉厚が薄くなると、絶縁碍子の耐電圧が不十分となる。このため、中心電極とハウジング下端面との間で放電が起こる、いわゆる横飛びと言われる現象を生じやすくなる虞がある。
一方、筒内気流の強化により着火性が低下するためスパークプラグにはより安定した着火を実現すべくより強力な火花放電が望まれる。
特許文献1には、先端に高融点金属チップが固着された中心電極と、その外側を覆う軸状の絶縁体と、両端が開放する筒状に形成され、中心電極の外側に配置される主体金具と、その主体金具に基端側が結合されると共に速報に曲げ返されて側面が中心電極先端の前記高融点金属チップと対向し、該高融点金属チップとの間に火花ギャップを形成する接地電極とを備え、前記主体金具の外周面に取付けネジ部が形成されると共に、そのネジ部の外径と前記主体金具の開口端における絶縁体の厚さを特定の範囲とすることにより絶縁体の耐電圧を高くして横飛び発生を防止したスパークプラグについて開示されている。
また、特許文献2には、内燃機関に装着され、中心電極と、前記中心電極の間で放電火花を形成する接地電極を有し前記中心電極の外周に配置された円環状のハウジングと、前記中心電極と前記ハウジングとの間に設けられ前記中心電極と前記ハウジングとの電気的絶縁をなす絶縁碍子と、を備えた内燃機関用スパークプラグにおいて、前記ハウジングの端面部の外径面に、前記内燃機関の燃焼室内の混合気のタンブル渦気流を前記燃焼室の内部中央部方向へ制御する整流手段をなすテーパ面部を設けて、燃焼室内の混合気のタンブル渦気流の方向を整流手段によって安定化させると共に、放電火花の流れ方向を安定化させ、燃焼質内の強力な筒内気流に晒されても着火不良を起こすことなく良好な点火を実現できるスパークプラグが開示されている。
特許文献1にあるような従来のスパークプラグでは、燃焼室内に長く突出する中心電極の耐久性を高めるべく、中心電極の先端にIr等の高融点金属を用いて所定の外径範囲に形成した耐熱性の高い放電用チップが形成されている。その結果、中心電極を細くすることが可能となりその分絶縁碍子の肉厚を増加させたり、ハウジングと絶縁碍子先端との間隙を広く設けたりして、火花の横飛びの抑制を図っている。また、中心電極が細径となっているので熱引きが低下し、着火性の向上が期待される。しかし、その反面、接地電極の表面温度も高くなり易い。
このため、高負荷運転域においては、エンジン制御装置からの点火信号に従って中心電極と接地電極との間に高電圧が印加されたときに両電極間に発生する火花放電ではなく、温度の高くなった接地電極の表面で混合気が着火される過早熱面着火(プレイグニッション、又は、プレイグとも称される。)と呼ばれる現象が起こりやすくなる虞がある。
また、特許文献2にあるような従来のスパークプラグでは、実際のエンジンにスパークプラグを取り付ける際に、燃焼室内に発生する筒内気流の流れ方向に対して必ずしも一定の方向を維持して取り付けられるわけではない。
このため、接地電極が筒内気流の上流側に位置する場合と下流側に位置する場合とでは、高温化した接地電極に接触する混合気の流速に大きな差が生じて、プレイグが発生する場合と発生しない場合とがあり、点火装置としての信頼性が低下する虞があることが判明した。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、高負荷運転域において接地電極の過熱による過早熱面着火を抑制すると共に低負荷運転域又は中負荷運転域における希薄燃焼や燃焼室内に強力な筒内気流が存在する場合などの、着火性の低い状態においても安定した混合気への着火性を実現する信頼性の高いスパークプラグを提供する。
第1の発明は、内燃機関に装着され、長軸状に形成した中心電極と、その外周を覆う略筒状の絶縁碍子と、該絶縁碍子を覆う略筒状のハウジングと、該ハウジングに延設して上記中心電極に対して所定の放電ギャップを設けて対向する接地電極とを具備し、上記中心電極と上記接地電極との間に高電圧を印加して火花放電を発生させて上記内燃機関の点火を行うスパークプラグであって、上記内燃機関の燃焼室内に露出する上記ハウジングの先端部を上記絶縁碍子の先端部を略環状に覆うように突設しつつ、その外周面の少なくとも一部を上記燃焼室内に流れる筒内気流を整流して所望の方向へ案内する整流手段となしたスパークプラグにおいて、該スパークプラグの中心軸上に配設せしめた上記中心電極に対向する上記接地電極の先端を上記中心軸に対して所定の偏心角θOFSをもって上記ハウジングの基端側に偏心せしめると共に、上記整流手段は、上記ハウジングの先端部の外周面において、少なくとも、上記接地電極の接続された接地電極側斜面の傾斜角θを、上記接地電極の接続されていない反接地電極側斜面の傾斜角θよりも大きい角度となしたことを特徴とする。(請求項1)。
第1の発明によれば、上記接地電極の先端が上記ハウジング側へ近づくように配設されているので、従来の中心電極の中心軸上に接地電極の先端が位置する場合に比べ相対的に接地電極の表面温度が低くなる。加えて、上記内燃機関に対してスパークプラグの取付け状態の如何によって、上記接地電極が筒内気流に対して上流側となった場合には、相対的に大きな傾斜角θを有する上記接地電極側傾斜面に沿って、上記接地電極の先端部に到達し、上記接地電極が筒内気流に対して下流側となった場合には、相対的に小さな傾斜角θを有する上記反接地電極側傾斜面に沿って、上記接地電極の先端部に到達する。
上記接地電極が上流側となる場合には、傾斜角θが相対的に大きくても上記整流手段外周面から上記接地電極先端までの距離が相対的に短いので上記筒内気流の流速が大幅に減速されることがなく、上記接地電極が下流側となる場合には、上記整流手段外周面から上記接地電極先端までの距離が相対的に長くても傾斜角θが相対的に小さいので上記筒内気流の流速が大幅に減速されることがない。したがって、点火プラグの取付け状態に関わらず、筒内気流が接地電極先端に向かうように整流される。
このため、低負荷運転域や中負荷運転域では、希薄な混合気が常に火花放電の発生する上記中心電極と上記接地電極との間に送られるので安定した着火が実現できる。また、高負荷運転域では、強い筒内気流が比較的高い流速を維持して上記接地電極表面上を通過するので、上記接地電極の表面が比較的高い温度であっても、熱面着火することなく、エンジン制御装置から適切な点火時期に発信される点火信号に従って発生する火花放電によってのみ点火される。
したがって、本発明によれば、上記内燃機関への取付け状態によらず、常に過早熱面着火を抑制すると共に安定した着火を実現可能なスパークプラグを提供できる。
第2の発明は、上記ハウジングの先端部の外周面を、上記中心電極の先端と上記接地電極の先端とを結ぶ直線上の一点を仮想頂点とする円錐の斜面の一部となしたことを特徴とする(請求項2)。
本発明によれば、上記スパークプラグの上記接地電極が上記燃焼室内を流れる筒内気流に対して任意の取付け位置においても、上記接地電極が上記筒内気流に対して上流側に取り付けられていようと下流側に取り付けられていようと、上記筒内気流は上記仮想頂点に向かって流れるように整流されるので、大幅に流速を低下させることなく整流可能となる。したがって、強力な筒内気流が発生する内燃機関においても優れた着火性を発揮すると共に、過早熱面着火を抑制する信頼性の高いスパークプラグが実現できる。
第3の発明は、上記接地電極は、上記ハウジングに接続された接地電極基端部から上記燃焼室内に伸び、略L字形の屈曲部を設けて上記接地電極の先端側を上記中心電極に対向せしめたことを特徴とする。(請求項3)。
本発明によれば、上記中心電極と上記接地電極との間に形成される空間が上記屈曲部によって広がり、両電極間に生じた火花放電により発生した容積的に小さく、低いエネルギ状態の初期火炎核が上記接地電極の上記基端部に接触して該基端部に熱エネルギを奪われ消炎されることなく、ある程度火炎成長した状態となってから上記屈曲部に接触するので、安定した状態で火炎成長するので失火の虞がない。したがって、さらに信頼性の高いスパークプラグを提供できる。
(a)は、内燃機関に装着された状態における本発明のスパークプラグの概要を示す半断面図、(b)は、本発明の要部を示す斜視図。 (a)は、本発明のスパークプラグの下面図、(b)は、要部拡大断面図、(c)は、本発明の要部であるハウジング下端面の傾斜角の変化を示す特性図。 (a)、(b)、(c)の異なる取付け状態における本発明のスパークプラグの効果を示す要部拡大図。 本発明のスパークプラグにおける着火性向上に対する効果を(a)から(C)の順を追って示す説明図。 (a)から(d)は、比較例として示す本発明の要件の一部を欠くスパークプラグの要部拡大図。 (a)から(e)は、本発明の実施例と比較例との効果の違いを示す要部模式図であり、左側には、接地電極が筒内気流の下流側に配設された場合を示し、右側には、接地電極が筒内気流の上流側に配設された場合を示す。 (a)は、本発明のスパークプラグの熱面着火発生率に対する効果を比較例と共に示す特性図、(b)は、本発明のスパークプラグの燃焼限界空燃比に対する効果を比較例と共に示す特性図。 (a)は、本発明のスパークプラグの傾斜面の変形許容範囲を示す要部拡大図、(b)は、本発明のスパークプラグの接地電極位置の変形許容範囲を示す要部拡大図。 (a)は、本発明のスパークプラグの変形例を示す要部拡大図、(b)は、本発明のスパークプラグの他の変形例を示す要部拡大図。 発明のスパークプラグの、また、別の変形例を示す要部拡大図。 本発明のスパークプラグの、また、別の変形例を示し、(a)は下面図、(b)はその斜視図。
本発明は、自動車エンジン等の内燃機関の点火に用いられるスパークプラグであって特に、燃焼室内にタンブル渦等の強い筒内気流が発生する過給気混合内燃機関の点火に用いられ、過早熱面着火(プレイグニッション)の抑制に優れたスパークプラグである。なお、以下の説明において図の上方を基端側、図の下方を先端側又は燃焼室側と称す。
本発明の第1の実施形態におけるスパークプラグ1の概要について、図1を参照して説明する。なお、図1(a)は、内燃機関40に装着された状態におけるスパークプラグ1の半断面図、(b)は、本発明の要部を示すスパークプラグ1の下面斜視図である。
内燃機関40は、エンジンヘッド41と図略の略筒状のシリンダと該シリンダ内に可動に収納されたピストン42とによって構成され、エンジンヘッド41の内壁とシリンダの内周壁とピストン42の頂面とによって燃焼室400が区画されている。エンジンヘッド41には吸気バルブ411によって開閉される吸気筒410と排気バルブ421によって開閉される排気筒420とが形成され、図略の燃料噴射装置から燃焼室400内に噴射された燃料と吸気筒410から燃焼室400内に導入された空気をピストン42によって圧縮し、所定の点火時期に本発明のスパークプラグ1によって混合気の点火を行う。
スパークプラグ1は、内燃機関40のエンジンヘッド41に穿設されたプラグホール450内に載置され、先端部を機関燃焼室400内に露出した状態で固定されている。
スパークプラグ1は、略筒状に形成された絶縁碍子20と、絶縁碍子20に設けた軸孔に挿入固定された略長軸状の中心電極10と、絶縁碍子20をその内部に収納しつつ内燃機関40のシリンダヘッド41に固定するハウジング30と、ハウジング30の先端に延設して設けられた接地電極31とによって構成されている。
中心電極10は、例えば内材としてCu等の熱伝導性に優れた金属材料が用いられ、外材としてNi基合金等の耐熱性及び耐食性に優れた金属材料が用いられて長軸状に形成されている。中心電極10は、その先端面を絶縁碍子20から燃焼室400内に露出するように設けられている。さらに中心電極10先端面には、耐熱性の高いイリジウム合金や特殊なNi合金からなる中心電極放電チップ101が燃焼室400側に向かって突出して設けられている。
中心電極10の基端側には、絶縁碍子20の軸孔内部において、中心電極11と導電性のガラスシールを介して電気的に接続された長軸状のステム11が設けられている。さらにその基端側には、碍子頭部25から露出し、外部の図略の点火装置に接続される中心電極端子部12が形成されている。
絶縁碍子20は、高純度アルミナ等の耐熱性、絶縁性に優れたセラミックス材料を用いて略筒状に形成されている。絶縁碍子20の軸孔には略長軸状に形成された中心電極10及びステム11が挿入・固定されている。絶縁碍子20の中腹には径大となる係止部22、23、24が形成され、ハウジング30の内側に設けられたハウジング係止部35に係止されると共に、封止部材を介してハウジング加締め部36によって加締め固定されている。
絶縁碍子20の先端部21は燃焼室400に露出しつつ、ハウジング30の先端に設けられた本発明の要部である略環状に形成された整流部32によってその外側が取り囲まれている。
絶縁碍子20の基端側は、ハウジング30の加締め部36から露出する碍子頭部25が設けられている。碍子頭部25は、コルゲート状に形成され中心電極端子部12とハウジング30との表面距離を長くして沿面リークを防止している。
ハウジング30は、例えば、導電性の低炭素鋼等の高耐熱性金属材料を用いて略筒状に形成されている。ハウジング30の先端側は中心電極10の側面に絶縁体20を介して対向する側面電極33を形成している。側面電極33の外周面には、エンジンヘッド41に設けられたねじ穴に固定するためのネジ部34が設けられている。ネジ部34の先端側にはエンジンヘッド41の内壁を基準面として燃焼室400内に露出する略環状のシュラウド部32が突設されている。シュラウド部32の外周面320は本発明の要部であり筒内気流整流手段として、中心電極放電チップ101の先端と接地電極放電チップ310の先端とを結ぶ直線上の点を仮想頂点Pとする円錐の斜面の一部を形成している。
ハウジング30の中腹内周は先端側に向かって径小となる係止部35、36が形成され、内側に絶縁碍子20の係止部22、23が係止され、基端側には加締め部36が形成され、封止部材を介して絶縁碍子20の係止部24を覆うように加締め固定している。
ハウジング30の基端側外周にはネジ部34を締めつけるためのナット部37が形成されている。ネジ部34は、エンジンヘッド41に設けられたネジ穴にガスケット39を介して螺結される。
ハウジング30のシュラウド部32に沿設して、接地電極31が形成されている。接地電極31は、例えばNiを主成分とするNi基合金等を用いて断面略角柱形状に形成されている。
接地電極31は、燃焼室400側に突出しつつ略L字状に形成され、接地電極放電チップ310の先端と中心電極放電チップ101の先端とを結ぶ直線が中心電極10の中心軸C/Lに対して所定の偏心角度θOFSをなすように形成されている。、また、火花放電ギャップGの大きさは、例えば1mm程度にすることができる。なお、中心電極放電チップ101及び接地電極放電チップ310は、例えば、Ir(イリジウム)合金やPt(白金)合金等からなり、それぞれ中心電極11及び接地電極31の先端の中心電極101に対向する表面上にレーザ溶接や抵抗溶接等にて接合されている。
図2を参照して、本発明の要部であるシュラウド部32及び接地電極31について詳述する。図2(a)は、シュラウド部32及び接地電極31を燃焼室400側から見た下面図であり、(b)は、その断面図、(c)は、シュラウド部32の斜面の傾斜角320(ψ)の変化を示す特性図である。
シュラウド部32は、図2(b)中に太い一点破線で示したエンジンヘッド41の内壁を基準面とし、先端縁EDG32までの長さLだけ燃焼室400内に突出している。
シュラウド部32の傾斜面は図2(b)中に太い点線で示した仮想頂点Pを頂点とする円錐CON32の斜面の一部をなすように形成されている。
接地電極31の接続されている側の傾斜面を接地電極側傾斜面321として、接地電極31の接続された位置に対向する側の傾斜面を反接地電極側傾斜面322とし、接地電極側傾斜面321における先端縁EDG32との傾斜角度を接地電極側傾斜角θ1とし、反接地電極側傾斜面322における先端縁EDG32との傾斜角度を反接地電極側傾斜角θ2とし、接地電極側傾斜面321を原点として、先端縁EDG32の円周方向の任意の角度ψにおける仮想頂点Pに向かう傾斜角320(ψ)とすると、傾斜角320(ψ)は、図2(c)に示すように、接地電極側傾斜角θから反接地電極側傾斜角θまで直線的に変化するように形成されている。
また、図2(b)に示すように、接地電極31は、基端部313がハウジング30のシュラウド部32の傾斜面322に溶接などにより固定され、燃焼室400内に突出するように伸び、さらに中間部312において中心電極10に設けた中心電極放電チップ101に向かうように、曲線状、又は、略L字状に曲げられている。
接地電極31の先端側で中心電極放電チップ101に対向する表面311には、中心電極放電チップ101と所定の放電ギャップGを隔てて中心電極放電チップ101に向かって突出する接地電極放電チップ310が設けられている。
接地電極31の先端位置は、従来のように中心電極10の中心線C/L上で接地電極31の先端側表面311が中心電極10に対向するのではなく、接地電極放電チップ310の先端と中心電極放電チップ101の先端とを結ぶ直線が中心電極10の中心軸C/Lに対して所定の偏心角度θOFSをなすように形成されている。
本発明の効果について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、接地電極31の表面温度分布と燃焼室400内に流れる筒内気流の状態を模式的に示し、(a)は、接地電極31が筒内気流TMBに対して下流側(EX側)に取り付けられた場合を示し、(b)は、接地電極31が筒内気流TMBを側面に受ける位置に取り付けられた場合を示し、(c)は、接地電極31が筒内気流TMBの上流側(IN側)に取り付けられた場合を示す。図4は、火花放電の発生から火炎の成長する様子を(a)から(c)の順を追って模式的に示したものである。
本発明の基本構成として、接地電極31の先端が基端側にオフセットされているので、燃焼室400内への突出長さが比較的短くなるため接地電極の表面の温度は従来よりも低くなる。
加えて、図3(a)に示すように、接地電極31が筒内気流TMBの下流側(EX側)となった場合には、筒内気流TMBが反接地電極傾斜面322によって仮想頂点Pに向かって緩やかに方向を変更され整流されるので、流速をほとんど失うことなく、表面温度の最も高い接地電極31の先端側に接触する。したがって、高負荷運転域において、比較的接地電極の表面温度が高くなっても、混合気の流速が高いので、早期熱面着火を生じる虞がない。
また、(b)に示すように、接地電極31が側面方向から筒内気流TMBが当たる場合においても、筒内気流TMBが傾斜面323によって仮想頂点Pに向かって緩やかに方向を変更され整流されるので、流速をほとんど失うことなく、表面温度の最も高い接地電極31の先端側に接触する。したがって、高負荷運転域において、比較的接地電極の表面温度が高くなっても、混合気の流速が高いので、過早熱面着火を生じる虞がない。
さらに、(c)に示すように、接地電極31が筒内気流TMBに上流側(IN側)となった場合には、高い流速の筒内気流TMBが接地電極31に衝突すると共に、接地電極31の基端部313の周囲を流れる筒内気流TMBは、接地電極側斜面321によって仮想頂点Pに向かって緩やかに方向を変更され整流されるので、流速をほとんど失うことなく、表面温度の最も高い接地電極31の先端側に接触する。したがって、高負荷運転域において、比較的接地電極の表面温度が高くなっても、混合気の流速が高いので、過早熱面着火を生じる虞がない。
したがって、本発明によれば、スパークプラグ1の取付け方向によらず、常に、筒内気流が高い流速を維持した状態で仮想頂点Pに導かれ、高い流速を保った状態で最も温度の高い接地電極31の先端表面に到達するので過早熱面着火を生じ難くなる。
本発明の着火性向上に対する効果について図4を参照して説明する。
中心電極10と接地電極31との間に高電圧が印加されると、図4(a)に示すように、中心電極放電チップ101と接地電極放電チップ310との間に火花放電が発生し、シュラウド部32の傾斜面によってこの放電経路途中に存在する仮想頂点Pに向かって整流された筒内気流TMBと共に、混合気が火花放電の中心に運ばれ、初期火炎核が発生する。このとき、接地電極31には、屈曲部312が形成されているので、中心電極10と接地電極31との間には、比較的広い空間が形成されている。このため、比較的低エネルギの初期火炎核が接地電極31に接触してエネルギを奪われる虞がなく、本図(b)に示すように、仮想頂点Pに向かうように整流された筒内気流TMBと共にさらに混合気が初期火炎核に供給し、比較的安定した火炎核に成長した段階で接地電極31に接触するため消炎されることなく、火炎核が成長を続ける。さらに、本図(c)に示すように、筒内気流TMBによって次々と混合気が火炎核に供給され火炎核が大きく成長しつつ筒内気流によって下流側(EX側)に運ばれ、混合気の燃焼爆発が引き起こされる。
本発明のスパークプラグによれば、低負荷運転域や中負荷運転域では、過早頂点Pに向かうように整流された筒内気流TMBによって希薄な混合気が常に火花放電の発生する中心電極10と接地電極31との間に送られるので安定した着火が実現できる。
また、高負荷運転域では、強い筒内気流TMBが比較的高い流速を維持して接地電極31の表面上を通過するので、接地電極31の表面が比較的高い温度であっても、熱面着火することなく、エンジン制御装置から適切な点火時期に発信される点火信号に従って発生する火花放電によってのみ点火される。
図5に本発明の要件の一部を備えていない構成を比較例として示す。
本図(a)に、比較例1として示すスパークプラグ1wでは、シュラウド部32wは、略環状で、テーパ部が形成されておらず、接地電極31wは略L字状に湾曲されているが中心電極放電チップ101wと接地電極放電チップ310wとは、中心軸C/L上で対向しており、オフセットされていない。
本図(b)に、比較例2として示すスパークプラグ1xでは、シュラウド部32xには、全周に渡って同一の傾斜角を設けて形成したテーパ部が形成してあり、接地電極31xは略L字状に湾曲されているが中心電極放電チップ101xと接地電極放電チップ310xとは、中心軸C/L上で対向しており、オフセットされていない。
本図(c)に、比較例3として示すスパークプラグ1yでは、シュラウド部32yは、略環状で、テーパ部が形成されておらず、接地電極31yは略L字状に湾曲されており、中心電極放電チップ101yと接地電極放電チップ310yとは、中心軸C/Lに対して所定の傾斜角度θOFSを設けた状態で対向している。
本図(d)に比較例4として示すスパークプラグ1zでは、シュラウド部32zには、全周に渡って同一の傾斜角を設けて形成したテーパ部が形成してあり、接地電極31zは直線上に形成され、中心電極放電チップ101zと接地電極31zとは、中心軸C/Lに対して所定の傾斜角度θOFSを設けた状態で対向している。
図6に本発明の実施例と比較例との効果の違いをまとめて示す。図の左側は、接地電極が筒内気流の下流となった場合を示し、図の右側は、接地電極が筒内気流の上流となった場合を示し、(a)は、本発明の実施例、(b)〜(e)は、それぞれ、比較例1〜比較例4を示す。
図6(a)に示すように、実施例1では、接地電極31が筒内気流TMBの上流側(IN側)となる場合には、傾斜角θが相対的に大きくても整流手段外周面321から接地電極31先端までの距離が相対的に短いので筒内気流TMBの流速が大幅に減速されることがなく、接地電極31が下流側(EX側)となる場合には、整流手段外周面322から接地電極31の先端までの距離が相対的に長くても傾斜角θが相対的に小さいので筒内気流TMBの流速が大幅に減速されることがない。したがって、接地電極31が上流側(IN側)になろうと下流側(EX側)になろうと、筒内気流TMBが高い流速を維持したまま、接地電極31の表面に接触するので、過早熱面着火を起こす虞がない。
一方、本図(b)に示すように、比較例1では、接地電極31wが長く燃焼室400内に突出しているので表面温度が高くなり易い。加えて、シュラウド部32wの外周面にテーパが形成されていないので、シュラウド部32wの側面に衝突した筒内気流TMBは、急激に方向を変えられるので、シュラウド部32wの側面を通過するときに渦流が発生し易く、接地電極31wの表面に接触するときには流速が遅く、過早熱面着火PIGを起こし易い。
本図(c)に示すように、比較例2では、接地電極32xがオフセットされていないので、比較例1と同様に表面温度は高くなり、比較的、過早熱面着火PIGを起こし易い条件となっている。接地電極32xが下流側にあるときには、シュラウド部32x外周面に設けられたテーパによって、流速が低下することなく接地電極32xの先端方向に筒内気流TMBが運ばれるので、過早熱面着火PIGが発生し難くなる。しかし、テーパが全周に渡って同じ角度で形成されているので接地電極32xが上流側となったときには、接地電極32xの周囲の気流は、接地電極32xの先端に向かうことがないので、過早熱面着火PIGを起こし易い。
本図(d)に示すように、比較例3では、接地電極31yが中心軸C/Lに対してオフセットされているために、接地電極31yの表面温度は比較的低くなっている。しかし、シュラウド部32yの外周面にテーパ部が設けられていないので、筒内気流TMBがシュラウド部32yの側面に衝突したときに、流速が低下する。このため、接地電極31yが筒内気流TMBの下流側となるときには、過早熱面着火が起こり難くなるが、接地電極31yが筒内気流TMBの上流側となったときには、流速が遅いため過早熱面着火PIGを起こし易い。
本図(e)に示すように、比較例4では、シュラウド部32zの外周面にテーパが施され、接地電極31zも中心軸C/Lに対してオフセットされているので、比較的接地電極31zの表面温度も低くなっており、過早熱面着火PIGが起こり難い。しかし、接地電極31zが直線状に形成されているので、中心電極10zと接地電極31zとの空間が狭く、点火時に発生した火炎核FKが成長していない初期の段階で接地電極31zに接触してエネルギを失って消炎する虞がある。特に、低負荷運転域から中負荷運転域では、空燃比が高く希薄であるため、強い筒内気流TMBによって、初期火炎核Fkが飛ばされ失火に至る虞がある。
図7に本発明のより具体的な効果を比較例と共に示す。本図(a)は、接地電極温度に対する過早熱面着火発生率を示す特性図、本図(b)は、燃焼限界空燃比を示す特性図である。
図7(a)に示すように、比較例3の場合には、接地電極31yの表面温度が900℃以上で過早熱面着火が始まり、1000℃では、ほぼ100%の確率で過早熱面着火が起こっている。
一方、本発明の実施例では、接地電極31の表面温度が1000℃以下では過早熱面着火は起こらず、1050℃以上で過早熱面着火が起こり始めるが、1100℃でも900℃における比較例3の発生率程度で、1200℃以上となった場合に100%の確率で過早熱面着火が起こることになることが判明した。
本試験は、試験用燃焼機関を用いエンジン回転数3000rpm、400Nmの条件下で、接地電極を加熱して表面温度を変化させながら過早熱面着火の発生の有無を調査した結果である。
なお、本実施例においては、接地電極側斜面角θは40度、反接地電極側斜面角θは30度、シュラウド部32の突き出し長さLは2mmに設定したものを用いた。
図7(b)に示すように、本発明の実施例及び比較例3では、同程度の燃焼限界であり、比較例4は、燃焼限界が低く、希薄燃焼時の着火性が劣ることが確認された。
図8を参照して、本発明の第1の実施形態におけるスパークプラグ1の変形例について説明する。
図8(a)は、本発明のスパークプラグ1の傾斜面32の変形許容範囲を示す要部拡大図、(b)は、本発明のスパークプラグ1の接地電極32のオフセット位置の変形許容範囲を示す要部拡大図である。
本発明のスパークプラグ1におけるシュラウド部32の外周面を形成する円錐CON32の仮想頂点Pの位置は、中心電極放電チップ101の先端と接地電極放電チップ310の先端とを結ぶ直線上で、シュラウド部32の先端縁EDG32と仮想頂点Pとのなす傾斜角度θは、図中に太い一点破線で示したエンジンヘッド41の内壁を基準面として、この基準面とシュラウド部32の外周の交わる点とシュラウド部32の先端縁EDG32とを結ぶ直線LLとの交点Pから接地電極放電チップ310の接続部下端Pまでの範囲APで適宜変更可能である。このとき、接地電極側傾斜角θはθ1minからθ1maxの範囲に設定可能で、反接地電極側傾斜角θは、θ2minからθ2maxの範囲に設定可能となる。具体的にはθは20度以上60度以下の角度が望ましい。
さらに、仮想頂点P点は、放電ギャップGの中間点から放電チップ310の接続部下端Pまでの範囲APで適宜変更可能である。また中心軸C/Lに対して接地電極31側にあり、接地電極31の先端縁より中心軸C/L側にある。
このような構成とすることにより熱面着火の抑制と着火性の両立が実現できることが判明した。
また、基準面から接地電極31の先端までの距離Lは、8mm以下とするのが望ましいことが判明した。
また、反接地電極側の傾斜面322の端縁が基準面から露出する場合、その突出長さをLとすると、Lはできるだけ小さい方が望ましいが、L/Lを0.2以下とすれば、本発明の効果が得られることが判明した。シュラウド部32の傾斜面のほとんどを気流制御に使う状態とすることができる。
また、接地電極31の傾斜角θOFSは、θOFS(min)からθOFS(max)の範囲で設定可能であり、公差ハッチングを付した範囲Aで仮想頂点Pの位置が変更可能である。 より具体的には、θOFSは0度より大きく60度以下の角度とするのが望ましい。
図9(a)は、本発明のスパークプラグの変形例を示す要部拡大図、(b)は、本発明のスパークプラグの他の変形例を示す要部拡大図である。
図9(a)に示すように、本実施形態におけるスパークプラグ1aでは、シュラウド部32aの傾斜面を内側に窪んだ曲面状に形成しても良い。ただし、該凹面部のシュラウド部32aの先端縁EDG32aにおける接線が仮想頂点Pに向かうように形成するのが望ましい。このような構成とすることにより、如何なる方向にスパークプラグ1aが取り付けられても筒内気流が速度を大きく低下させることなく仮想頂点Pに向かって整流させて、着火性の向上と過早熱面着火を抑制する本発明の上記実施形態と同様の効果が発揮される。
図9(b)に示す実施形態におけるスパークプラグ1bでは、上記実施形態と同様の構成に加えて中心電極放電チップ101bの表面とを接地電極放電チップ310の表面とが平行となるように中心電極放電チップ101bを傾斜させた点が相異する。このような構成とすることにより、上記実施形態と同様の効果に加え、中心電極放電チップ101bの耐久性向上も期待できる。
図10は、本発明のスパークプラグの別の変形例を示す要部拡大図、図11は、本発明のスパークプラグの、また、別の変形例を示す下面図及び斜視図である。
図10に示したスパークプラグ1cでは、上記実施形態と同様の構成に加えに仮想頂点Pを頂点とする円錐面の斜面とシュラウド部32cの下端縁EDG32とのなす角度が一定となるように、下端縁EDG32が傾斜した状態に形成してある。このような構成においても上記実施形態と同様の効果が発揮される。さらに、本実施形態においては、シュラウド部32cの傾斜面の加工は容易である。
図11に示したスパークプラグ1dでは、シュラウド部32dの傾斜面を円錐の斜面ではなく、S1、S2、S3、S4で示すような複数の異なる傾斜角をもった傾斜面で構成しても良い。本実施例のように部分的に傾斜をつけても、気流が制御されれば、同様な効果が得られる。
1 スパークプラグ
10 中心電極
11 中心電極中軸部
110 中心電極放電部
12 中心電極端子部
20 絶縁碍子
21 絶縁碍子先端部
30 ハウジング
31 接地電極
32 シュラウド部(整流手段)
321 接地電極側斜面
322 反接地電極側斜面
40 内燃機関
400 燃焼室
41 エンジンヘッド
450 プラグホール
P 仮想頂点
θOFS 偏心角度
θ 接地電極側傾斜角
θ 反接地電極側傾斜角
L シュラウド部突出長さ
特開2000−243535号公報 特開2008−10479号公報

Claims (3)

  1. 内燃機関に装着され、長軸状に形成した中心電極と、その外周を覆う略筒状の絶縁碍子と、該絶縁碍子を覆う略筒状のハウジングと、該ハウジングに延設して上記中心電極に対して所定の放電ギャップを設けて対向する接地電極とを具備し、上記中心電極と上記接地電極との間に高電圧を印加して火花放電を発生させて上記内燃機関の点火を行うスパークプラグであって、
    上記内燃機関の燃焼室内に露出する上記ハウジングの先端部を上記絶縁碍子の先端部を略環状に覆うように突設しつつ、その外周面の少なくとも一部を上記燃焼室内に流れる筒内気流を整流して所望の方向へ案内する整流手段となしたスパークプラグにおいて、
    該スパークプラグの中心軸上に配設せしめた上記中心電極に対向する上記接地電極の先端を上記中心軸に対して所定の偏心角θOFSをもって上記ハウジングの基端側に偏心せしめると共に、
    上記整流手段は、上記ハウジングの先端部の外周面において、少なくとも、上記接地電極の接続された接地電極側斜面の傾斜角θを、上記接地電極の接続されていない反接地電極側斜面の傾斜角θよりも大きい角度となしたことを特徴とするスパークプラグ。
  2. 上記ハウジングの先端部の外周面を、上記中心電極の先端と上記接地電極の先端とを結ぶ直線上の一点を仮想頂点とする円錐の斜面の一部となしたことを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 上記接地電極は、上記ハウジングに接続された接地電極基端部から上記燃焼室内に伸び、略L字形の屈曲部を設けて上記接地電極の先端側を上記中心電極に対向せしめたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
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