JP6680043B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
自動車のエンジン等の内燃機関における着火手段として用いられるスパークプラグとして、軸方向に中心電極と接地電極とを対向させて火花放電ギャップを形成したものがある。かかるスパークプラグは、火花放電ギャップに放電を生じさせ、この放電により、燃焼室内の混合気に着火している。
ここで、燃焼室内においては、例えばスワール流やタンブル流といった混合気の気流が形成されており、この気流が火花放電ギャップにおいても適度に流れることにより、着火性を確保することができる。
ところが、内燃機関へのスパークプラグの取付姿勢によっては、ハウジングの先端部に接合された接地電極の一部が、気流における火花放電ギャップの上流側に配置されることがある。この場合、燃焼室内の気流が接地電極によって遮られ、火花放電ギャップ付近の気流が停滞するおそれがある。その結果、スパークプラグの着火性が低下するおそれがある。すなわち、内燃機関への取付姿勢によって、スパークプラグの着火性がばらつくという問題が生じるおそれがある。特に近年、希薄燃焼による内燃機関が多く用いられているが、このような内燃機関においては、スパークプラグの取付姿勢によって、燃焼安定性が低下するおそれがある。
また、内燃機関へのスパークプラグの取付姿勢、すなわち周方向についての接地電極の位置を制御することは、特別な措置を講じない限り、困難である。これは、ハウジングにおける取付用ネジの形成状態や内燃機関への取り付け作業時におけるスパークプラグの締付度合い等によって、取付姿勢が変化してしまうからである。なお、スパークプラグの周方向における取付用ネジと接地電極の接合位置との関係を特定の位置関係に限定するとともに、エンジンヘッド側の雌ネジも周方向における所定の向きに限定するなどの特別な手段を講じることも考えられる。しかし、この場合には、スパークプラグ及びエンジンヘッドの製造工数、製造コストの増加につながるという問題がある。
そこで、接地電極による気流の阻害を抑制するために、接地電極に穴開け加工を施した構成や、複数の薄い板状部材によって接地電極をハウジングに接合した構成が開示されている(特許文献1)。
特開平9−148045号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の「接地電極に穴開け加工を施した構成」では、接地電極の強度低下を招くおそれがある。また、それを防ぐために接地電極を太く形成すれば、結局、混合気の気流を妨げやすくなる。
また、同じく特許文献1に記載の「複数の薄い板状部材によって接地電極をハウジングに接合した構成」では、接地電極の形状が複雑になり、製造工数も増加し、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、内燃機関に対する取付姿勢に関わらず安定した着火性を確保することができる簡易な構成の内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジング(2)と、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
先端部(41)が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、を有し、
上記接地電極は、上記ハウジングの先端部(21)から先端側に立設する立設部(51)と、該立設部の先端から上記中心電極側へ屈曲して斜め先端側へ延びる傾斜部(52)とを備え、
該傾斜部は、上記立設部と反対側の端面である接地端面(521)と、上記中心電極側を向いた対向面(522)と、上記接地端面と上記対向面とを滑らかにつなぐ曲面状の角部曲面(523)とを有し、
上記角部曲面の曲率半径Rは、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たし、
かつ、プラグ軸方向(Z)に対する上記傾斜部の傾斜角度θは、30°≦θ≦60°、を満たす、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
上記内燃機関用のスパークプラグにおいて、接地電極は傾斜部を有する。それゆえ、内燃機関に対するスパークプラグの取付姿勢によって、混合気への着火性が低下することを抑制することができる。つまり、仮に、接地電極の立設部が火花放電ギャップに対して気流の上流側となる位置に配置された場合においても、火花放電ギャップ付近に、傾斜部に沿った気流の流れ、すなわち、先端側へ向かう気流の流れを生じさせることができる。これにより、火花放電ギャップに生じた放電火花を、燃焼室内の中央に向かって引き延ばしやすい。そのため、気流によって引き伸ばされる放電火花が、エンジンヘッドに近付くことを防止することができる。その結果、放電火花から混合気へ着火されることにより生じた火炎の熱が、エンジンヘッドに奪われることを抑制し、火炎を成長させやすい。
さらに、傾斜部は、接地端面と対向面とを滑らかにつなぐ曲面状の角部曲面を有する。そして、角部曲面は、滑らかな曲面形状を有する。それゆえ、角部曲面に、電界が集中することを防止することができる。それゆえ、火花放電ギャップに生じた放電火花の接地電極側の起点が、角部曲面上を通って先端側に移動しやすい。これによっても、火花放電ギャップに生じた放電火花を、燃焼室内の中央に向かって引き伸ばしやすい。
つまり、上記内燃機関用のスパークプラグにおいては、接地電極が傾斜部を有することに加え、傾斜部が上記角部曲面を有することにより、放電火花を燃焼室内に向かって引き伸ばす効果を相乗的に得ることができる。そのため、混合気への着火性を一層確保することができる。
また、角部曲面の曲率半径Rは、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たし、かつ、傾斜部の傾斜角度θが、30°≦θ≦60°、を満たす。これにより、上述した混合気への着火性の向上の効果を、一層得ることができる。
また、上記スパークプラグにおいては、接地電極を特に複雑な形状とする必要もない。また、接地電極を特に細くする必要もないため、その強度を確保するための特別な構造も必要ない。それゆえ、簡易な構造にて着火性に優れたスパークプラグを得ることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、内燃機関に対する取付姿勢に関わらず安定した着火性を確保することができる簡易な構成の内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグの先端部の正面説明図。 図1の、火花放電ギャップ周辺を拡大した拡大正面説明図。 実施形態1における、接地電極の、幅方向の中央位置での幅方向に直交する断面図。 図1の、IV視図。 実施形態1における、接地電極を突出部の突出側から見た図。 実施形態1における、傾斜部に沿う気流の説明図。 実施形態1における、初期の放電火花を表した正面説明図。 実施形態1における、放電火花の両起点が、中心電極の先端部の先端面の下流側端縁、及び接地電極の突出側端面の下流側端縁に移動した様子を示す正面説明図。 実施形態1における、接地電極側起点が角部曲面に移動し、放電火花の両起点間部位が斜め先端側に引き伸ばされている様子を示す正面説明図。 実施形態1における、接地電極側起点が接地端面に移動し、火花放電の両起点間部位が斜め先端側に引き伸ばされている様子を示す正面説明図。 実施形態2における、スパークプラグの先端部の正面説明図。 実施形態2における、接地電極を突出部の突出側から見た図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグの実施形態につき、図1〜図10を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1、図4に示すごとく、筒状のハウジング2と、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、接地電極5と、を有する。絶縁碍子3は、ハウジング2の内側に保持されている。中心電極4は、先端部41が突出するように絶縁碍子3の内側に保持されている。図1に示すごとく、接地電極5は、ハウジング2に接続されると共に中心電極4との間に火花放電ギャップGを形成する。また、接地電極5は、立設部51と傾斜部52とを備えている。立設部51は、ハウジング2の先端部21から先端側に立設する部位である。傾斜部52は、立設部51の先端から中心電極4側へ屈曲して斜め先端側へ延びる部位である。
図1〜図3に示すごとく、傾斜部52は、接地端面521と対向面522と角部曲面523とを有する。接地端面521は、傾斜部52における立設部51と反対側の端面である。対向面522は、傾斜部52における中心電極4側を向いた面である。角部曲面523は、接地端面521と対向面522とを滑らかにつなぐ曲面である。角部曲面523の曲率半径Rは、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たす。さらに、プラグ軸方向Zに対する傾斜部52の傾斜角度θは、30°≦θ≦60°、を満たす。
本実施形態のスパークプラグ1は、例えば、自動車等の車両用の内燃機関に用いられる。
なお、プラグ軸方向Zとは、スパークプラグ1の中心軸の方向である。また、先端側とは、プラグ軸方向Zにおいて、スパークプラグ1を燃焼室に挿入する側をいい、その反対側を基端側という。また、立設部51と中心電極4との並び方向Xを、単に並び方向Xという。さらに、並び方向Xとプラグ軸方向Zとの双方に直交する方向を幅方向Yという。並び方向Xと幅方向Yとプラグ軸方向Zとは、互いに直交している。また、以下において、接地電極5の傾斜部52の延設方向Eを、単に延設方向Eということもある。また、延設方向Eにおける傾斜部52の立設部51側と反対側を、延設側E1ということもある。また、延設方向Eと幅方向Yとの双方に直交する方向を、直交方向Oということもある。
図1に示すごとく、接地電極5の立設部51は、プラグ軸方向Zに平行に形成されている。また、立設部51は、プラグ軸方向Zに直交する断面による形状が長方形状である。
また、接地電極5は、長手方向に直交する断面の形状が長方形状である棒状の金属部材を、屈曲することにより、立設部51と傾斜部52とからなる形状に形成されている。したがって、傾斜部52についても、傾斜部52の長手方向に直交する断面の形状は、立設部51における上述の断面形状と同様の長方形状となっている。そして、プラグ軸方向Zに対する傾斜部52の傾斜角度θは、30°〜60°である。本実施形態においては、この傾斜角度θは、立設部51に対する傾斜部52の傾斜角度と同程度である。
上述のごとく、接地電極5の接地端面521と対向面522との間には、角部曲面523が形成されている。図3に示すごとく、角部曲面523は、幅方向Yに直交する断面において、延設方向Eにおける延設側E1に向かうほど、直交方向Oにおける中心電極4側と反対側に向かうように滑らかに湾曲した曲線形状を有する。当該曲線形状は、曲率半径Rが、0.3mm≦R≦0.7mmを満たす。
図1〜図3に示すごとく、接地電極5は、傾斜部52における中心電極4側を向いた対向面522から突出した突出部53を有する。図1、図2に示すごとく、突出部53と中心電極4の先端部41との間に、火花放電ギャップGが形成されている。突出部53は、例えば白金合金からなる貴金属チップを、対向面522に溶接することにより形成されている。すなわち、接地電極5は、ニッケル合金からなる接地電極母材50と、貴金属チップからなる突出部53とを有する。貴金属チップは、接地電極母材50に対して、溶接されている。対向面522に対する突出部53の溶接は、例えばレーザー溶接とすることができる。
本実施形態においては、幅方向Yにおける傾斜部52の全体にわたって、角部曲面523が形成されている。なお、幅方向Yにおける角部曲面523の形成範囲は、これに限られず、幅方向Yにおける傾斜部52の一部としてもよい。この場合、角部曲面523は、少なくとも、幅方向Yにおける突出部53と同じ領域、すなわち図5に示す領域7、に形成されていることが好ましい。
図3に示すごとく、突出部53を対向面522に溶接した溶接部6の表面61は、突出部53の中心軸を含む断面において、滑らかに湾曲した曲線形状を有する。すなわち、溶接部6の表面61は、突出部53の中心軸を含む断面において、直交方向Oにおける中心電極4と反対側に向かうほど突出部53の径方向の外側に向かうよう湾曲した滑らかな曲線形状を有する。本実施形態においては、少なくとも幅方向Yの突出部53の中央位置での、幅方向Yに直交する断面において、突出部53の側面532、溶接部6の表面61、角部曲面523、及び接地端面521は、滑らかにつながっている。
図5に示すごとく、延設方向Eにおいて、突出部53と接地端面521との間の最短距離Dは、突出部53の直径φよりも短い。本実施形態において、最短距離Dは、突出部53の半径φ/2よりも小さい。つまり、突出部53は、接地端面521に近い領域に配されている。
図1に示すごとく、中心電極4は、中心電極母材40の先端に、例えばイリジウム合金からなる貴金属チップを接合してなる。すなわち、この貴金属チップが中心電極4の先端部41を構成している。
図2に示すごとく、並び方向Xにおける、接地電極5の立設部51と反対側の端縁である接地電極端縁54は、中心電極4の先端部41の立設部51と反対側の端縁である中心電極端縁42と同等もしくはそれよりも立設部51側に位置している。つまり、並び方向Xにおいて、中心電極端縁42を基準として立設部51側を正、立設部51と反対側を負としたとき、中心電極端縁42から接地電極端縁54までの距離Lは、L≧0を満たす。また、並び方向Xにおいて、接地電極端縁54は、中心電極端縁42よりも立設部51側に位置している。すなわち、本実施形態において、上記距離Lは、L>0を更に満たす。なお、接地電極端縁54は、本実施形態においては突出部53の一部によって構成されている。なお、傾斜部52の傾斜角度θ、突出部53の突出量等によっては、傾斜部52の一部が、接地電極端縁54を構成する場合もある。
次に、本実施形態の作用効果につき、説明する。
内燃機関用のスパークプラグ1において、接地電極5は傾斜部52を有する。それゆえ、内燃機関に対するスパークプラグ1の取付姿勢によって、混合気への着火性が低下することを抑制することができる。つまり、仮に、接地電極5の立設部51が火花放電ギャップGに対して気流の上流側となる位置に配置された場合においても、図6に示すごとく、火花放電ギャップG付近に、傾斜部52に沿った気流fの流れ、すなわち、先端側へ向かう気流fの流れを生じさせることができる。そのため、火花放電ギャップGにおいて発生した放電火花が、気流fによって先端側に引き伸ばされやすくなる。
ここで、図7〜図10を用いて、立設部51が火花放電ギャップGに対して気流の上流側となる位置に配置された場合において、放電火花Sが気流に押されることにより、放電火花Sの起点が移動する様子について説明する。
図7に示すごとく、中心電極4と接地電極5との間に所定の電圧を印加することにより、火花放電ギャップGに火花放電が生じる。ここで、火花放電によって生じた初期の放電火花Sは、中心電極4の先端部41の先端面における上流側端縁が起点となりやすい。すなわち、中心電極4と接地電極5との間の距離は、中心電極4の先端部41の先端面における上流側端縁と、接地電極5の突出部53との間において最も小さくなるため、中心電極4の先端部41の先端面における上流側端縁が、初期の放電火花Sの起点となりやすい。
そして、図8に示すごとく、火花放電ギャップGに生じた初期の放電火花Sは、火花放電ギャップG付近の気流によって、経時的に下流側、すなわち延設方向Eの延設側E1に引き伸ばされながら、経時的に放電火花Sの両起点が移動する。すなわち、初期の放電火花Sの両起点は、気流に押されて、中心電極4の先端部41の先端面における下流側の端縁、及び、接地電極5の突出部53の突出側端面531の下流側の端縁に移動する。なお、以下において、火花放電ギャップGにおける接地電極5側の起点を、接地電極側起点S1ということもある。
そして、放電火花Sが更に気流に押され、突出側端面531の下流側端縁まで移動した接地電極側起点S1は、突出部53の側面532に移動する。そして、接地電極側起点S1は、側面532を這うように直交方向Oにおける中心電極4側と反対側に移動し、図9に示すごとく、溶接部6の表面61を通って角部曲面523に移る。そして、図10に示すごとく、接地電極側起点S1は、角部曲面523から接地端面521に移り、接地端面521を直交方向Oにおける中心電極4と反対側に向って移動する。
以上のように、放電火花Sの両起点のうち、特に接地電極側起点S1が大きく移動する。これにより、放電火花Sの両起点間の距離が長くなる。そして、上述のごとく放電火花Sの起点が移動する間、放電火花Sは、両起点間の部位が火花放電ギャップG付近における下流側、すなわち延設方向Eの延設側E1に大きく引き伸ばされる。それゆえ、気流によって引き伸ばされる放電火花を、燃焼室の壁面から先端側に遠ざけることができる。その結果、放電火花によって着火した火炎が、スパークプラグ1の接地電極5や、燃焼室の壁面等によって冷却されることを防ぐことができる。つまり、消炎作用を抑制することができる。その結果、燃焼室において火炎の成長が生じやすくなり、着火性を向上させることができる。
さらに、傾斜部52は、接地端面521と対向面522とを滑らかにつなぐ曲面状の角部曲面523を有する。そして、角部曲面523は、滑らかな曲面形状を有する。それゆえ、角部曲面523に電界が集中することを防止することができる。それゆえ、火花放電ギャップGに生じた放電火花の接地電極5側の起点が、角部曲面523上を通って先端側に移動しやすい。これによっても、火花放電ギャップGに生じた放電火花を、燃焼室内の中央に向かって引き伸ばしやすい。
つまり、内燃機関用のスパークプラグ1においては、接地電極5が傾斜部52を有することに加え、傾斜部52が上記角部曲面523を有することにより、放電火花を燃焼室内に向かって引き伸ばす効果を相乗的に得ることができる。そのため、混合気への着火性を一層確保することができる。
また、角部曲面523の曲率半径Rは、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たし、かつ、傾斜部52の傾斜角度θが、30°≦θ≦60°、を満たす。これにより、上述した混合気への着火性の向上の効果を、一層得ることができる。これらの数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、上記スパークプラグ1においては、接地電極5を特に複雑な形状とする必要もない。また、接地電極5を特に細くする必要もないため、その強度を確保するための特別な構造も必要ない。それゆえ、簡易な構造にて着火性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。
また、並び方向Xにおける、接地電極5の立設部51と反対側の端縁である接地電極端縁54は、中心電極4の先端部41の立設部51と反対側の端縁である中心電極端縁42と同等もしくはそれよりも立設部51側に位置している。それゆえ、立設部51が火花放電ギャップGに対して気流の上流側となる位置に配置された場合における混合気への着火性を一層向上させることができる。すなわち、上述のごとく下流側に引き伸ばされた放電火花から混合気へ着火されることにより生じた火炎が、接地電極5に近付くことを防止できる。それゆえ、上記火炎の熱が接地電極5に奪われることによる冷却損失を抑制することができる。
また、傾斜部52の延設方向Eにおいて、突出部53と接地端面521との間の最短距離Dは、突出部53の直径φよりも短い。すなわち、突出部53は、延設方向Eにおいて、対向面522における接地端面521に近い位置に配されている。それゆえ、傾斜部52の長さを極力短くすることができる。これにより、立設部51が火花放電ギャップGに対して気流の上流側となる位置に配置された場合でも、放電火花が先端側へ向って広がりやすくなり、着火性を向上させることができる。また、突出部53を接地電極5の対向面522に溶接する際に、当該溶接の熱により、同時に、接地端面521と対向面522との間の角部に角部曲面523を形成することができる。それゆえ、製造容易なスパークプラグ1を得ることができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、内燃機関に対する取付姿勢に関わらず安定した着火性を確保することができる簡易な構成の内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実験例)
本例においては、表1に示すごとく、接地電極5の傾斜部52の傾斜角度θ及び角部曲面523の曲率半径Rと、着火性との関係について評価した。
すなわち、実施形態1に示したスパークプラグ1を基本構造としつつ、傾斜部52の傾斜角度θ、及び角部曲面523の曲率半径Rを種々変更した試料を用意し、各試料の着火性を評価した。
具体的には、表1に示すごとく、傾斜部52の傾斜角度θを、10°〜90°の間で種々変更すると共に、角部曲面523の曲率半径Rを、0mm〜0.9mmの間で種々変更した複数の試料を作製した。ここで、傾斜部52の傾斜角度θが90°の試料は、傾斜部が立設部と直交しているスパークプラグである。また、曲率半径Rが0mmの試料は、接地端面と対向面との間に角が形成されたスパークプラグである。
そして、複数の試料のうち、傾斜部52の傾斜角度θが90°であり、かつ、角部曲面523の曲率半径Rが0mmである試料を基準試料とし、該基準試料の着火性との比較において、各試料の着火性の評価を行った。
着火性の評価は、リーン限界A/Fを指標として行った。つまり、各試料を取り付けた内燃機関において、混合気の空燃比(すなわち、A/F)を徐々に変化させて、着火できる限界の空燃比(すなわち、リーン限界A/F)を測定した。
なお、この試験における内燃機関の条件としては、排気量1800cc、エンジン回転数2000rpm、図示平均有効圧0.28MPaとした。そして、燃焼変動率(すなわち、図示平均有効圧の変動率)が3%となる空燃比をリーン限界A/Fとした。また、リーン限界A/Fは、各試料につき5回の試験を行って得られた値の平均値とした。
各試料のその他の条件は、以下の通りで、各試料において共通である。
接地電極5の立設部51の幅方向Yの寸法wは2.6mm、並び方向Xの寸法tは1.3mmとした。火花放電ギャップGの寸法は、0.8mmとした。接地電極5の突出部53を構成する貴金属チップは、直径1.0mm、長さ0.8mmの円柱形状とした。中心電極4の先端部41を構成する貴金属チップは、直径0.7mm、長さ0.6mmの円柱形状とした。ハウジング2の取付ネジ部のネジ径は、M12とした。ハウジング2先端面からの中心電極4のプラグ軸方向Zの突き出し寸法は、3mmとした。
また、内燃機関に取り付けたスパークプラグ1の姿勢は、中心電極4に対して接地電極5の立設部51の位置が、気流の上流側となるような姿勢とした。
評価結果を、表1に示す。表1において、Dは、基準試料と、リーン限界A/Fが同等(すなわち基準試料のリーン限界A/Fとの差が0.05未満)であるものを示す。Cは、基準試料に対して、リーン限界A/Fが0.05以上、0.1未満向上しているものを示す。Bは、基準試料に対して、リーン限界A/Fが0.1以上、0.4未満向上しているものを示す。Aは、基準試料に対して、リーン限界A/Fが0.4以上向上しているものを示す。
Figure 0006680043
表1から、傾斜部52の傾斜角度θを、30°〜60°とし、かつ、角部曲面523の曲率半径Rを、0.3mm〜0.7mmとした試料は、いずれも評価がA又はBとなり、特に着火性を向上できていることが分かる。すなわち、傾斜角度θが、30°≦θ≦60°、を満たし、かつ、曲率半径Rが、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たすことにより、相乗的な効果が得られていることが分かる。
(実施形態2)
本実施形態は、図11、図12に示すごとく、実施形態1に対して、傾斜部52の延設方向Eの延設側E1の端部の形状を変更した実施形態である。
図12に示すごとく、傾斜部52は、延設方向Eの延設側E1の端部の形状が、延設側E1に向かうほど幅方向Yに細くなる形状を有する。すなわち、傾斜部52の延設側E1の端部は、直交方向Oから見たとき、延設方向Eにおける延設側E1に向かうほど、幅方向Yの寸法が小さくなっている。
本実施形態において、接地端面521は、法線方向を延設方向Eとした平行面521aと、法線方向を延設方向Eに対して幅方向Yに傾斜させた一対のテーパ面521bとを有する。一対のテーパ面521bは、幅方向Yにおける平行面521aの両側に形成されている。また、一対のテーパ面521bは、傾斜部52における一対の側面524と、平行面521aとの間をつなぐように形成されている。一対のテーパ面521bは、延設方向Eにおいて一対の側面524から平行面521aに向かうほど、互いに幅方向Yに近付くよう傾斜した面である。
角部曲面523は、平行面521a、及び一対のテーパ面521bと、対向面522とを滑らかにつなぐように形成されている。本実施形態においても、幅方向Yにおける傾斜部52の全体にわたって、角部曲面523が形成されている。なお、本実施形態においても、角部曲面523の形成範囲は、これに限られず、幅方向Yにおける傾斜部52の一部としてもよい。この場合、角部曲面523は、実施形態1と同様、少なくとも、幅方向Yにおける突出部53と同じ領域、すなわち図12に示す領域7、に形成されていることが好ましい。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。本実施形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、上記実施形態においては、接地電極5に突出部53を設けたものを示したが、接地電極に突出部を設けない構成とすることもできる。この場合には、幅方向における接地電極の全体に、角部曲面を形成することが好ましい。
1 内燃機関用のスパークプラグ
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極
51 立設部
52 傾斜部
521 接地端面
522 対向面
523 角部曲面

Claims (4)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    先端部(41)が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
    上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、を有し、
    上記接地電極は、上記ハウジングの先端部(21)から先端側に立設する立設部(51)と、該立設部の先端から上記中心電極側へ屈曲して斜め先端側へ延びる傾斜部(52)とを備え、
    該傾斜部は、上記立設部と反対側の端面である接地端面(521)と、上記中心電極側を向いた対向面(522)と、上記接地端面と上記対向面とを滑らかにつなぐ曲面状の角部曲面(523)とを有し、
    上記角部曲面の曲率半径Rは、0.3mm≦R≦0.7mm、を満たし、
    かつ、プラグ軸方向(Z)に対する上記傾斜部の傾斜角度θは、30°≦θ≦60°、を満たす、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 上記立設部と上記中心電極との並び方向(X)における、上記接地電極の上記立設部と反対側の端縁(54)は、上記中心電極の先端部の上記立設部と反対側の端縁(42)と同等もしくはそれよりも上記立設部側に位置している、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 上記接地電極は、上記傾斜部の上記対向面から突出した突出部(53)を有し、該突出部と上記中心電極の先端部との間に、上記火花放電ギャップが形成されている、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 上記傾斜部の延設方向(E)において、上記突出部と上記接地端面との間の最短距離Dは、上記突出部の直径φよりも短い、請求項3に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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