JPH06260261A - 内燃機関用スパークプラグ - Google Patents

内燃機関用スパークプラグ

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JPH06260261A
JPH06260261A JP4368193A JP4368193A JPH06260261A JP H06260261 A JPH06260261 A JP H06260261A JP 4368193 A JP4368193 A JP 4368193A JP 4368193 A JP4368193 A JP 4368193A JP H06260261 A JPH06260261 A JP H06260261A
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JP
Japan
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electrode
center electrode
discharge
spark plug
insulator
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JP4368193A
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Keiji Kano
啓二 金生
Kozo Takamura
鋼三 高村
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着火性能と生産性の優れた内燃機関用スパー
クプラグを提供する。 【構成】 多極形状プラグにおいて、接地電極9の絶縁
碍子1側に放電を抑制するための切りかけ部10を設け
ることによって、中心電極2の端面外周部12と接地電
極9の下辺11aとの放電頻度を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,内燃機関用スパークプ
ラグに関するものであり,特に中心電極側面に対向する
複数の接地電極を有する内燃機関用スパークプラグに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車等に使用される内燃機関に
おいては、環境問題、地球資源の観点より一層の省エネ
ルギーが叫ばれており、燃費の低減が進められ、その一
手段として、高圧縮化,希薄混合気によるリーンバーン
化等が行われている。そのために、スパークプラグの特
性として、着火性能向上への要求が非常に強くなってき
ている。
【0003】しかしながら、従来の高速エンジン用或い
はロータリーエンジン用スパークプラグとして用いられ
ている、中心電極とこの中心電極側面に対向する複数の
接地電極の端面とで複数の火花ギャップを構成する多極
形状プラグにおける着火性能においては、放電が生じる
火花ギャップが中心電極と接地電極断面とで囲まれるた
めに、新規混合気の流れに晒され難く、火炎核の成長に
不利となり着火性能が劣るという問題が生じていた。
【0004】そのため,上記構成を有する多極形状プラ
グの着火性向上の手段として、例えば、特公昭57−1
1107号公報等がある。この手段によれば、中心電極
側面と接地電極断面に囲まれる火花ギャップ内での火炎
核の成長に着目することにより、火花ギャップを構成す
る中心・接地電極表面に溝を設けることによって、火炎
核の成長が阻害されにくい形状とすることによって、着
火性能の確保を図ることを可能にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の場合、中心電極側面に凹部形状の溝を形成す
る場合には、接地電極端面と対向する位置に形成しなく
てはならないが、中心電極と接地電極とは、方向性を有
するため、その組付工程において,お互い独立関係にあ
る両電極を整合するための工程が必要となり、そのた
め、生産性が低くなる。そして、火花ギャップをさらに
複数有するスパークプラグにおいては、さらに、接地電
極および中心電極の方向の整合性を考慮しなければなら
ず、製造が困難となってしまうという問題が生じる。
【0006】一方、接地電極に凹部の溝を形成する場合
には、精度が必要であるにもかかわらず、狭い接地電極
巾での加工をしなくてはならず、さらには、接地電極数
だけの加工工程が必要となり、生産性に劣るという問題
もまた生じてしまう。
【0007】そこで,本発明では上記問題点を鑑みたも
のであり、着火性能と生産性の優れた内燃機関用スパー
クプラグを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】まず、はじめに本発明者
らは、このような多極形状プラグにおいて、着火性能を
左右させる原因を追求した。
【0009】その結果、多極形状プラグでは、従来考え
られるように、中心電極側面と接地電極の端面間に発生
した火炎が、新規混合気に晒され難いために、着火性が
乏しくなるだけでなく、この火炎が電極間に挟まれるこ
とによって、火炎自信が冷却され、火炎核の成長が阻害
される。そのために、この火炎核の成長の阻害が着火性
の劣化に起因することを見いだした。
【0010】そのため、本発明においては、第1発明と
して、絶縁碍子に内包され、該絶縁碍子の一端より突き
出した中心電極と、一端が前記絶縁碍子に接続されると
ともに、他端が前記中心電極側面と対峙することによっ
て、前記中心電極とともに火花間隔を形成する接地電極
とからなる内燃機関用スパークプラグにおいて、前記接
地電極の端面に、前記接地電極の端面の前記絶縁碍子側
部と前記中心電極との間の火花放電の発生を減少させる
放電抑制部を設けた内燃機関用スパークプラグを提供す
る。
【0011】この時、前記中心電極と対向する前記接地
電極の端面が矩形形状であり、この矩形形状の前記絶縁
碍子側辺に、一辺0.2mm以上のテーパ状の放電抑制
部を形成することが好ましい。
【0012】さらに、前記中心電極と対向する前記接地
電極の端面が矩形形状であり、この矩形形状の前記絶縁
碍子側辺に、半径0.3mm以上の曲面形状の放電抑制
部を形成することが好ましい。
【0013】また、第2の発明として、絶縁碍子に内包
され、該絶縁碍子の一端より突き出した中心電極と、一
端が前記絶縁碍子に接続されるとともに、他端が前記中
心電極側面と対峙することによって、前記中心電極とと
もに火花間隔を形成する接地電極とからなる内燃機関用
スパークプラグにおいて、前記中心電極端面外周部に
は、前記接地電極の前記端面に対向する凹部状の放電抑
制部が形成される内燃機関用スパークプラグを提供す
る。
【0014】この時、中心電極端面外周部の前記凹部状
の放電抑制部の前記中心電極の端面表面からの深さは中
心電極端面表面より0.3mmから0.8mmであることが
好ましい。
【0015】
【作用】上記第1および第2の発明を採用することによ
り、接地電極の絶縁碍子側部と中心電極との放電発生頻
度を少なくさせるとともに、接地電極の絶縁碍子側と反
対の側部と中心電極との放電発生頻度を高めることによ
って、接地電極の絶縁碍子側と中心電極との間の火炎核
の発生を抑制することができた。そのため、中心電極お
よび接地電極との間で冷却される火炎核を抑制すること
となり、全体の着火性を向上させることができた。
【0016】また、単に、接地電極の絶縁碍子側と中心
電極との間に発生する火炎核を抑制する放電抑制部を設
けるだけでよいので、スパークプラグの生産性もまた優
れたものとすることができた。
【0017】
【発明の効果】本発明を採用することにより、着火性能
と生産性の優れた内燃機関用スパークプラグを提供する
ことができた。
【0018】
【実施例】(第1実施例)図1(a)および(b)は本
発明の第1実施例における内燃機関用スパークプラグの
半断面図である。
【0019】以下,本発明の第1実施例を図に示す実施
例に基づいて説明する。1はアルミナ磁器よりなる絶縁
碍子である。この絶縁碍子1は図示しない燃焼室に露出
される脚部1aがテーパ状をなしている。また,軸方向
には、軸穴1bが設けられ、この軸穴1bの燃焼室側に
はニッケル系合金からなる中心電極2が内包され、その
一端2aが燃焼室に露出されている。また、絶縁碍子1
の軸穴1bにおける中心電極2の他端2b側には、銅粉
末と低融点ガラスとから構成される導電性ガラスシール
層4がカーボン粉末と低融点ガラスとから構成される抵
抗体5をはさみ込むように設けられており、中心電極2
の他端2bが、この導電性ガラスシール層4および抵抗
体5を介して、炭素鋼よりなる中軸6と電気的に接続さ
れている。3は、円筒状のハウジングで、耐熱、耐食性
の金属で構成されており、このハウジング3の内側にリ
ング状気密パッキン7およびかしめリング8を介して、
絶縁碍子1を固定している。また、ハウジング3には内
燃機関のシリンダーブロックに固定するためのネジ部3
aが設けられるとともにニッケル系合金からなる2本の
接地電極9がそれぞれ対向するように設けられている。
さらにこの接地電極9は先端部で曲げ加工され、その端
面9aと中心電極一端2aの側面2cとによって、火花
ギャップGを形成した、第1実施例の多極形状プラグが
構成されている。
【0020】次に、図2(a)および、(b)を用い
て、第1実施例の要部を詳細に説明する。図2(a)お
よび(b)は、第1実施例のスパークプラグの要部拡大
図である。
【0021】接地電極9の端面9aは、矩形形状をなし
ており、特にその絶縁碍子側部の矩形形状の一部をなす
辺には、放電抑制部であるC寸法が0.2mmの大きさ
の切りかけ部10が形成されるとともに、絶縁碍子側の
反対側には、下辺11aが形成されている。
【0022】次に、第1実施例の内燃機関用スパークプ
ラグの作用を説明する。まず、中心電極2と接地電極9
との間に高電圧を印加することによって、中心電極2と
接地電極9との間、具体的には、中心電極2の端面外周
部12と接地電極9の端面9aの下辺11aおよび切り
かけ部10との間で放電が発生する。しかしながら、通
常、火花放電は、中心電極2および接地電極9の双方の
エッジ部に発生しやすいため、放電は、主に中心電極2
の外周端面12と接地電極9の端面9aの下辺11aと
の間で発生し、切りかけ部10と中心電極2の外周端部
12との間での火花放電発生は生じにくい。
【0023】そのため、火花放電の発生によって発生す
る火炎核は、中心電極2と接地電極9の挟まれる空間G
のもっとも燃焼室に晒される箇所に発生し易くなる。よ
って、発生した火炎核は、中心電極2と接地電極9との
間で挟まれ冷却されることなしで、そして火炎核の成長
を抑制されることなく、着火性の優れた内燃機関用スパ
ークプラグを得ることができる。 (第2実施例)次に、本発明者らは、中心電極2と接地
電極9との間に発生する火炎が、各電極による冷却作用
を軽減もしくは回避するためには、どのような火炎の発
生状態が最も効果的であるのか検証した。
【0024】具体的には、接地電極9の中心電極2に対
向する端面9aが矩形形状を有する場合において、図3
の如く、この矩形形状を形成するために4つの辺である
下辺11a、側辺11b、上辺11c及び側辺11dが
存在する。そして、この4つのどの辺と中心電極2の端
面外周部12との放電が最も着火性に優れるのかを検証
したのである。
【0025】そこではじめに、 接地電極9の端面9a
に形成される切りかけ部10の形状に対する接地電極9
の切りかけ部10と中心電極2の外周端部12との放電
頻度の関係を調べ、その結果を図4の○印にて示した。
【0026】図4の縦軸は全放電における切りかけ部1
0と中心電極2との間に発生する放電頻度割合、横軸は
接地電極9に形成された切りかけ部10のC寸法を示
す。また、放電条件として、スパークプラグは火花ギャ
ップ1.0mmとし、通常の自動車用点火装置を使用
し、空気中0.6MPaで毎秒30回、放電を発生させ
た。
【0027】使用したスパークプラグは、第1実施例の
スパークプラグのものと同一とし、ただ切りかけ部10
のC寸法のみを変化させた。その結果、切りかけ部10
を有しない従来のスパークプラグの火花ギャップGにお
ける放電箇所は、電位の影響により、接地電極先端面9
aを形成する4つの辺の内、特に絶縁碍子側辺である上
辺10cと中心電極2および下辺10aと中心電極2と
の間において集中するが、特に、図4に示す如く、従来
のスパークプラグである切りかけ部のないものにおいて
は、接地電極断面辺10aへの放電頻度が30〜35%
である。
【0028】それに対して、切りかけ部10の一辺の長
さC寸法を0.2mmから徐々に増すことによって、接
地電極9に形成した切りかけ部10への放電頻度は急激
に減少し、C寸法が0.6mm近傍から減少傾向は緩やか
となった。
【0029】つぎに、上記構成のスパークプラグにおけ
る内燃機関での着火性能評価を実施した。評価は150
0cc、4気筒、4サイクルのガソリンエンジンを用い
アイドリング650rpmで空燃比を変化させ、良否を
失火の有無によって判定した。また、スパークプラグ
は、図1のものを用い、火花ギャップは1.0mmとし、
C寸法は図4に示した仕様とした。
【0030】図5に、その結果を示す。図5は、切りか
け部10のC寸法を変化させた場合の希薄燃焼限界値を
示し、その数値は、A/F(空気/燃料)の比を示す。
また、比較例として、切りかけ部のない従来のスパーク
プラグの場合の希薄燃焼限界値も示した。
【0031】図5より明らかなように、従来のスパーク
プラグにおいては、中心電極2の端面外周部12と接地
電極9の上辺11cおよび中心電極2の端面外周部12
と下辺11aの放電が混在していており、着火性能がこ
の放電箇所に大きく影響を受けているのに対して、第1
実施例の如く切りかけ部10を形成することによって、
端面9aと中心電極2の端面外周部12との間の放電発
生頻度が少なくさせる程、即ち、接地電極9の端面9a
の下辺11aと中心電極2の端面外周部12との放電発
生頻度が高くする程、着火性能向上に結びつくことがわ
かった。
【0032】しかしながら、着火性能の向上は、切りか
け部10のC寸法が0.2mmよりあらわれるが、0.
8mm以上では、切りかけ部10と中心電極2の端面外
周部12との間の放電頻度が高くならないため、効果の
向上はあまり見られないことが、図4および図5よりわ
かる。
【0033】上記の如く、図4および図5より、接地電
極9の上辺11cへの放電頻度を軽減することが、着火
性向上に有効であることがわかった。 (第3実施例)第1実施例においては、接地電極9の端
面9aの上辺11cと中心電極2の端面外周部12との
放電を抑制する放電抑制部として、切りかけ部10を設
けたが、第3実施例では、図6に示す如く、上辺11c
に少なくとも放電抑制部である曲面部13を形成した。
【0034】図4の△印によって、曲面部13の半径寸
法値Rに対する曲面部13と中心電極2の端面外周部1
2との放電頻度との関係を第2実施例の結果とともに合
わせ示す。
【0035】図4より明らかなように、半径寸法値R値
が大きくなるほど、曲面部13と中心電極2の端面外周
部12との放電頻度が低下していくことがわかる。次
に、曲面部13の半径寸法値R値に対する希薄燃焼限界
値を図5に、第2実施例の結果とともに合わせ示す。
【0036】図4および図5からもまた、曲面部13と
中心電極2の端面外周部12との放電が少なくなる程、
そして、接地電極9の端面9aの下辺11aと中心電極
2の端面外周部12との放電頻度が高くなるほど、着火
性の向上を計ることができることがわかる。
【0037】特に、曲面部13の半径寸法値Rは、0.
3mm以上の時、着火性の向上が見受けられる。 (第4実施例)第1実施例においては、放電抑制部とし
て、接地電極9の端面9aに切りかけ部10を形成した
が、第4実施例においては、図7(a)および(b)に
示す如く、中心電極2の端面外周部12において、放電
抑制部である凹部14を3ヵ所形成した。
【0038】即ち、接地電極9の端面9aの下辺11a
と中心電極2の端面外周部12とによって形成される火
花ギャップGを介して、接地電極9の端面9aと対峙す
る中心電極2の端面外周部12に、巾0.3mm、深さを
中心電極2の端面2aより0.3〜0.8mmの溝形状の凹
部14を形成した。
【0039】図4の□印によって、凹部14の深さL値
に対する接地電極9の端面9aの上辺11cと中心電極
2の端面外周部12との放電頻度との関係を第2および
第3実施例の結果とともに合わせ示す。
【0040】図4より、中心電極2の端面外周部12へ
凹部14を設けたものでは、凹部14の深さLが、0.3
mmから放電頻度が減少していくが、深さLが1.0mm
より大きくなると、接地電極9の端面9aへの放電頻度
が増加する傾向があった。この原因としては、凹部14
が深くなるにつれて凹部14と接地電極9の端面9aと
の間の電位が高まったためと思われる。
【0041】尚、この凹部14の深さ0.3mmは、端面
外周部12と上辺11cとの間の電位への影響がでる最
小寸法であると考えられる。さらに、図5に、各凹部1
4の溝深さLに対する希薄燃焼限界値との関係を第2お
よび第3実施例の結果とともに合わせ示す。
【0042】図4および図5からもわかるように、接地
電極9の端面9aの下辺11aの中心電極2の端面外周
部12との間の放電頻度が高くなるほど、着火性が向上
することがわかった。
【0043】また、図7(b)に示す如く、中心電極2
の端面外周部12と接地電極9の断面9aとは必ず対峙
する関係となる。当然ながら,接地電極数が増せば対峙
する機会は増加する。
【0044】以上,本発明を採用することによって、接
地電極9の端面9aに設けられた11cへの放電頻度を
軽減させることによって、着火性能の向上を図るととも
に、その放電抑制部としての切りかけ部10、曲面部1
3及び凹部14は、例えば、接地電極9の曲げ加工後の
火花ギャップGの打ち抜きと同時にプレス成形すること
によって形成してもよく、製造時における加工精度の要
求又は、組付の方向性の整合という工数のかかるのを解
消することができる。
【0045】一方,中心電極2の端面外周部12への凹
部13の設置も,中心電極2の成形加工時に型にて設定
できる。凹部13の設定数は,中心電極2と接地電極9
との組付時の方向性を解消するためと電極消耗への影響
を考慮して3か所だけでなく、図8に示す如く4か所で
あってもよい。
【0046】また、上記実施例においては、放電抑制部
として、接地電極9の端面9aに切りかけ部10や曲面
部13等の放電抑制部や中心電極2の端面外周部12に
溝形状の凹部14を形成したが、本発明は、これら形状
に限るものでなく、例えば、中心電極2の端面2aにお
いて、図9(a)および(b)の如く溝部15を形成し
てもよく、中心電極2の端面外周部12と接地電極9の
端面9aの上辺11cとの放電を抑制できればどのよう
な形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のスパークプラグの半断面図
であり、(b)はその下面図である。
【図2】(a)および(b)は、本発明の第1実施例の
要部を示す要部拡大図である。
【図3】従来の接地電極の正面図である。
【図4】本発明の各実施例における放電頻度特性を示す
特性図である。
【図5】本発明の各実施例における希薄燃焼限界値を示
す特性図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す要部拡大図である。
【図7】(a)および(b)は、本発明の第4実施例を
示す要部拡大図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す要部拡大図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明の他の実施例を
示す要部拡大図である。
【符号の説明】
2 中心電極 9 接地電極 10 切りかけ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁碍子に内包され、該絶縁碍子の一端
    より突き出した中心電極と、 一端が前記絶縁碍子に接続されるとともに、他端が前記
    中心電極側面と対峙することによって、前記中心電極と
    ともに火花間隔を形成する接地電極とからなる内燃機関
    用スパークプラグにおいて、 前記接地電極の端面に、前記接地電極の端面の前記絶縁
    碍子側部と前記中心電極との間の火花放電の発生を減少
    させる放電抑制部を設けることを特徴とする内燃機関用
    スパークプラグ
  2. 【請求項2】 前記中心電極と対向する前記接地電極の
    端面が矩形形状であり、この矩形形状の前記絶縁碍子側
    辺に、一辺0.2mm以上のテーパ状の放電抑制部が形
    成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用ス
    パークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記中心電極と対向する前記接地電極の
    端面が矩形形状であり、この矩形形状の前記絶縁碍子側
    辺に、半径0.3mm以上の曲面形状の放電抑制部が形
    成されることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用ス
    パークプラグ。
  4. 【請求項4】 絶縁碍子に内包され、該絶縁碍子の一端
    より突き出した中心電極と、 一端が前記絶縁碍子に接続されるとともに、他端が前記
    中心電極側面と対峙することによって、前記中心電極と
    ともに火花間隔を形成する接地電極とからなる内燃機関
    用スパークプラグにおいて、 前記中心電極端面外周部には、前記接地電極の前記端面
    に対向する凹部状の放電抑制部が形成されることを特徴
    とする内燃機関用スパークプラグ。
  5. 【請求項5】 中心電極端面外周部の前記凹部状の放電
    抑制部の前記中心電極の端面表面からの深さは中心電極
    端面表面より0.3mmから0.8mmであることを特徴と
    する請求項4記載の内燃機関用スパークプラグ。
JP4368193A 1993-03-04 1993-03-04 内燃機関用スパークプラグ Pending JPH06260261A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7554253B2 (en) 2004-09-14 2009-06-30 Denso Corporation Spark plug with increased durability and carbon fouling resistance
WO2017170276A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ

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Effective date: 20020730