JP7122860B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
自動車のエンジン等の内燃機関における着火手段として用いられるスパークプラグとして、プラグ軸方向に中心電極と接地電極とを対向させて放電ギャップを形成したものがある。スパークプラグは、内燃機関のエンジンヘッドに取り付けられ、その先端部が燃焼室内に配される。そして、放電ギャップに火花放電を生じさせることにより、燃焼室内の混合気を着火する。
特許文献1に記載されたスパークプラグにおいて、接地電極は、ハウジングの先端部から先端側へ立設した立設部と、立設部からプラグ径方向の内側へ屈曲して延設され、中心電極とプラグ軸方向に対向する対向部と、を有する。そして、対向部の基端面は、プラグ軸方向に直交する平面上に形成された平面部と、接地電極における対向部の延設方向の一部に形成され、平面部から対向部の幅方向の端部に向かうにつれて、中心電極からプラグ軸方向に遠ざかる後退面部と、を有する。これにより、対向部の幅方向における平面部に対する後退面部の位置が、放電ギャップを通過する混合気の下流側となるような向きに、スパークプラグを燃焼室に配置することにより、スパークプラグから混合気への着火性を向上させることができる。
すなわち、放電ギャップを流れる混合気は、平面部及び後退面部に沿って滑らかに流れる。そのため、混合気の気流は、放電ギャップを通過する際、下流側に向かうにつれて徐々に先端側に向って曲げられる。そして、放電ギャップの下流側周辺においては、混合気がプラグ軸方向に沿って先端側に向って流れるようになる。これにより、放電ギャップに生じた放電火花は、放電ギャップの下流側周辺において先端側に向って引き伸ばされやすくなる。そのため、気流によって引き伸ばされる放電火花を、エンジンヘッドから先端側に遠ざけることができる。その結果、放電火花から混合気へ着火されることにより生じた火炎の熱が、エンジンヘッドに奪われることを抑制し、火炎を成長させやすい。また、放電ギャップを流れる混合気は、平面部及び後退面部に沿って滑らかに流れるため、気流の乱れが生じにくい。それゆえ、混合気への安定した着火性を確保することができる。
特開2017-079171号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、着火性向上の観点から改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジング(11)と、
前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(12)と、
先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(2)と、
前記中心電極との間に放電ギャップ(13)を形成する接地電極(3)と、を有し、
前記接地電極は、前記ハウジングの先端部から先端側へ立設した立設部(31)と、前記立設部からプラグ径方向の内側へ屈曲して延設され、前記中心電極と対向する対向部(32)と、を有し、
前記対向部における前記中心電極側を向く面は、平面状に形成された平面部(321)と、前記接地電極における前記対向部の延設方向(Y)の一部に形成され、前記平面部から前記対向部の幅方向(X)の端部に向かうにつれて、前記中心電極から遠ざかる後退面部(322)と、を有し、
前記中心電極と前記放電ギャップと前記対向部とが並ぶギャップ形成方向における前記対向部の長さをV、前記幅方向の前記対向部の長さをWとしたとき、比率V/Wは、0.5≦V/W≦2.0、を満たしており
前記後退面部は、前記平面部側の端部から前記平面部側と反対側の端部までにわたって連続的に形成された凹部(325)を有し、
該凹部の開口側の端縁にはエッジ部(325a)が形成されており、
該エッジ部は、前記平面部から前記幅方向に離れるにつれてプラグ軸方向(Z)の先端側に向かうように曲線状に形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
前記態様のスパークプラグは、接地電極が前記平面部と前記後退面部とを有する構成において、前記比率V/Wは、0.5<V/W<2.0、を満たす。それゆえ、混合気へのスパークプラグの着火性を向上させることができる。前記の数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
以上のごとく、前記態様によれば、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、スパークプラグの断面図。 参考形態1における、スパークプラグ先端部の正面図。 参考形態1における、スパークプラグ先端部の側面図。 図2の、IV-IV線矢視断面図。 参考形態1の変形形態における、スパークプラグ先端部の正面図。 参考形態1における、点火装置の断面図。 参考形態1における、点火装置のスパークプラグ先端部周辺の拡大正面図であって、混合気の気流の流れを模式的に表した図。 参考形態1における、点火装置のスパークプラグ先端部周辺の拡大正面図であって、初期の放電火花を表した図。 参考形態1における、点火装置のスパークプラグ先端部周辺の拡大正面図であって、初期の放電火花が混合気の気流によって下流側に引き伸ばされた様子を示す図。 参考形態1における、点火装置のスパークプラグ先端部周辺の拡大正面図であって、火花放電がプラグ軸方向に略平行に引き伸ばされている様子を示す図。 実験例における、比率V/Wとリーン限界A/Fとの関係を示す線図。 参考形態2における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の側面図。 実施形態1における、接地電極の斜視図。 図13の、XVI-XVI線矢視断面図。 参考形態3における、スパークプラグの正面図。 参考形態3における、スパークプラグの側面図。 参考形態3における、接地電極の斜視図。 図17の、XX-XX線矢視断面図。 参考形態4における、スパークプラグの正面図。 図21の、XXII-XXII線矢視断面図。
参考形態1
内燃機関用のスパークプラグの参考形態につき、図1~図4を用いて説明する。
本形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1~図3に示すごとく、ハウジング11と絶縁碍子12と中心電極2と接地電極3とを有する。図1に示すごとく、ハウジング11は、筒状を呈している。絶縁碍子12は、ハウジング11の内側に保持されているとともに筒状を呈している。中心電極2は、先端部が突出するように絶縁碍子12の内側に保持されている。図1~図3に示すごとく、接地電極3は、中心電極2との間に放電ギャップ13を形成する。
図3に示すごとく、接地電極3は、立設部31と対向部32とを有する。立設部31は、ハウジング11の先端部から先端側へ立設している。対向部32は、立設部31からプラグ径方向の内側へ屈曲して延設されている。そして、対向部32は、中心電極2と対向している。
図2、図4に示すごとく、対向部32における中心電極2側を向く面は、平面部321と後退面部322とを有する。平面部321は、平面状に形成されている。図3、図4に示すごとく、後退面部322は、接地電極3における対向部32の延設方向Y(以後、適宜「延設方向Y」という。)の一部に形成されている。後退面部322は、平面部321から対向部32の幅方向(以後、適宜「接地幅方向X」という。)の端部に向かうにつれて、中心電極2から遠ざかる。
図2に示すごとく、中心電極2と放電ギャップ13と対向部32とが並ぶギャップ形成方向における対向部32の長さをV、接地幅方向Xの対向部32の長さをWとする。このとき、比率V/Wは、0.5<V/W<2.0、を満たす。以後、本形態につき詳説する。
本明細書において、スパークプラグ1の中心軸をプラグ中心軸という。また、プラグ中心軸が伸びる方向を、プラグ軸方向Zという。また、スパークプラグ1の径方向を、プラグ径方向という。
スパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関における着火手段として用いることができる。プラグ軸方向Zにおいて、スパークプラグ1の一端は、図示しない点火コイルと接続され、他端は、内燃機関の燃焼室(図6の符号101参照)内に配される。本明細書においては、プラグ軸方向Zにおける点火コイルと接続される側を基端側といい、燃焼室101内に配される側を先端側という。
図1に示すごとく、ハウジング11には、スパークプラグ1をエンジンヘッド(図6の符号102参照)に設けられた雌ネジ孔(図6の符号103参照)に取り付けるための取付ネジ部111が形成されている。
図1に示すごとく、絶縁碍子12は、先端部をハウジング11の先端側に突出させ、基端部をハウジング11の基端側に突出させつつ、ハウジング11に保持されている。絶縁碍子12の内側における先端部に、中心電極2が挿通保持されている。
図1~3に示すごとく、中心電極2は、中心電極母材21と中心電極チップ22とを有する。中心電極母材21は、例えばCu等の金属材料の外部にNi基合金等の金属材料を配してなる。中心電極母材21は、全体として略円柱形状を呈している。中心電極母材21の中心軸は、プラグ中心軸と略一致している。
図1~図3に示すごとく、中心電極母材21の先端面に中心電極チップ22が接合されている。中心電極チップ22は、Ir合金やPt合金等の貴金属からなる。中心電極チップ22は、中心電極母材21よりも小径な略円柱形状を呈している。中心電極チップ22の中心軸は、プラグ中心軸と略一致している。
図2、図3に示すごとく、中心電極チップ22の先端面であるチップ先端面221が、接地電極3の対向部32と対向して、放電ギャップ13を形成している。なお、図4において、チップ先端面221をプラグ軸方向Zに接地電極3の対向部32へ投影した投影輪郭221aを破線で表している。
図3に示すごとく、接地電極3は、長尺な板状の金属板材を、その厚み方向に曲げ加工してなり、全体として略L字状を呈している。図2に示すごとく、接地電極3を構成する金属板材は、接地幅方向Xの両側の面である接地側面323が、幅方向の外側に向って膨らんだ湾曲面となっている。図3に示すごとく、接地電極3を形成する際は、このような金属板材を、長手方向の一箇所において直角に屈曲させる。これにより、接地電極3の屈曲部33を挟む両側の部位が、それぞれ、立設部31及び対向部32となる。このように屈曲形成された金属部材、すなわち接地電極3は、その長手方向における立設部31側の端部において、ハウジング11の先端面に接合されている。接地電極3は、例えば、Niを主成分とするNi基合金からなる。
図2、図3に示すごとく、立設部31は、プラグ軸方向Zに立設している。また、立設部31の厚み方向は、プラグ径方向となっている。そして、対向部32は、立設部31の先端から屈曲部33を介してプラグ径方向の内側に向って延設されている。対向部32の厚み方向は、プラグ軸方向Zとなっている。
図2、図3に示すごとく、対向部32は、その基端側の面が、中心電極2のチップ先端面221とプラグ軸方向Zに対向している。すなわち、前述のギャップ形成方向は、プラグ軸方向Zである。
図2に示すごとく、ギャップ形成方向(本形態においてはプラグ軸方向Z)における対向部32の長さをV、接地幅方向Xの対向部32の長さをWとしたとき、比率V/Wは、0.5<V/W<2.0を満たす。ここで、Vは、プラグ軸方向Zにおける対向部32の最長の長さである。なお、例えば、図5に示すごとく、対向部32の平面部321に貴金属等からなる接地電極チップ34が接合されているような場合、Vは、接地電極チップ34を含まない対向部32のプラグ軸方向Zの最長の長さである。また、Wは、接地幅方向Xにおける対向部32の最長の長さである。
また、本形態において、比率V/Wは、V/W<1.7を更に満たす。また、比率V/Wは、V/W>1.0を更に満たす。
図2、図4に示すごとく、対向部32の基端面は、前述の平面部321と後退面部322とを有する。平面部321は、プラグ軸方向Zに直交する平面上に平坦に形成されている。図2~図4に示すごとく、平面部321は、チップ先端面221とギャップ形成方向(すなわちプラグ軸方向Z)に重なるよう形成されている。本形態において、平面部321は、チップ先端面221の全体とプラグ軸方向Zに重なるよう形成されている。
図2に示すごとく、後退面部322は、接地幅方向Xにおける平面部321と反対側の端部に向かうにつれて、中心電極2からプラグ軸方向Zに遠ざかるように湾曲している。後退面部322は、中心電極2側に凸の曲面状を呈している。本形態において、後退面部322は、平面部321から遠ざかるにつれて、曲率が大きくなるように湾曲している。平面部321と後退面部322とは、連続的に滑らかに形成されている。後退面部322は、例えば、接地電極3の材料となる矩形柱状の部材を切削加工することにより形成される。
図3、図4に示すごとく、後退面部322は、対向部32における延設方向Yの屈曲部33側と反対側の領域に形成されている。後退面部322は、延設方向Yにおける屈曲部33側と反対側の端面である接地端面327につながるよう形成されている。
図4に示すごとく、後退面部322は、接地幅方向Xにおいて、対向部32の前記投影輪郭221aの外側から、当該投影輪郭221a側と反対側の端部までの領域に形成されている。平面部321と後退面部322との境界線は、接地幅方向Xにおける投影輪郭221aの外側に位置している。
図2、図3に示すごとく、後退面部322における接地幅方向Xの平面部321側と反対側の端部は、接地側面323につながっている。後退面部322は、接地幅方向Xにおける平面部321と反対側の端部が、プラグ軸方向Zにおける対向部32の中心位置よりも先端側に位置するよう形成されている。つまり、後退面部322は、接地幅方向Xにおける平面部321側の端部がプラグ軸方向Zにおける対向部32の中心位置よりも基端側に位置し、接地幅方向Xにおける平面部321と反対側の端部がプラグ軸方向Zにおける対向部32の中心位置よりも先端側に位置するよう形成されている。
図1に示すごとく、絶縁碍子12の内側において、中心電極2の基端側には、導電性を有するガラスシール14を介して抵抗体15が配置されている。抵抗体15は、カーボン又はセラミック粉末等の抵抗材及びガラス粉末を含むレジスタ組成物を加熱封着することにより形成する、或いはカートリッジ型抵抗体を挿入することによって構成することができる。ガラスシール14は、ガラスに銅粉を混入させてなる銅ガラスからなる。また、抵抗体15の基端側には、銅ガラスからなるガラスシール16を介してステム17が配されている。ステム17は、例えば鉄合金からなる。
次に、図6、図7を用いて、本形態のスパークプラグ1を内燃機関に取り付けてなる点火装置10について説明する。
図6に示すごとく、スパークプラグ1は、取付ネジ部111において、エンジンヘッド102に設けられた雌ネジ孔103に螺合されている。これにより、スパークプラグ1がエンジンヘッド102に締結固定されている。さらに、スパークプラグ1の先端部分が燃焼室101内に配される。
図7に示すごとく、スパークプラグ1は、接地幅方向Xにおける平面部321に対する後退面部322の位置が、放電ギャップ13を通過する混合気の気流Fの下流側となるような向きに配されている。すなわち、スパークプラグ1は、後退面部322が、放電ギャップ13を流れる混合気の気流Fの下流側に向かうにつれて、中心電極2からプラグ軸方向Zに遠ざかる向きに配されている。なお、ここでいう気流は、エンジン点火時期においてスパークプラグ1の先端部を通る混合気の気流である。以後、単に気流Fといったときは、特に断らない限り、エンジン点火時期においてスパークプラグ1の先端部を通る混合気の気流を意味するものとする。また、気流Fの下流側を単に「下流側」といい、気流Fの上流側を単に「上流側」ということもある。
内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢は、燃焼室101内におけるスパークプラグ1の先端部周辺の気流の流れを考慮してハウジング11の取付ネジ部111のネジの切り方等を設計することで、調整することができる。
次に、図7を参照しつつ、放電ギャップ13周辺の混合気の気流Fの流れの様子について説明する。
放電ギャップ13よりも上流側においては、接地幅方向Xに気流Fが流れる。そして、スパークプラグ1を燃焼室101に対して前述の姿勢で取り付けたことによって、混合気が放電ギャップ13を通過する際、混合気の気流Fは、平面部321及び後退面部322に沿って滑らかに流れる。そのため、混合気の気流Fは、放電ギャップ13を通過する際、下流側に向かうにつれて徐々にプラグ軸方向Zの先端側に向って曲げられる。そして、放電ギャップ13の下流側においては、混合気の気流Fは、略プラグ軸方向Zに沿って、先端側に向って流れるようになる。
次に、図8~図10を参照しつつ、放電ギャップ13に発生した放電火花Sが、混合気の気流によって引き伸ばされる様子について説明する。
図8に示すごとく、中心電極2と接地電極3との間に所定の電圧を印加することにより、放電ギャップ13に火花放電が生じる。ここで、初期の火花放電は、チップ先端面221と接地電極3の平面部321との間において生じやすい。すなわち、中心電極2と接地電極3との間の空間のうち、チップ先端面221と接地電極3の平面部321との間が最も小さくなるため、チップ先端面221と接地電極3の平面部321との間が火花放電の起点となりやすい。以後、放電火花Sの接地電極3側の起点を、接地側起点S1ということもある。
図8、図9に示すごとく、初期の放電火花Sの接地側起点S1は、気流Fに押され平面部321から下流側に移動し、平面部321と後退面部322との境界部に達する。そして、図9、図10に示すごとく、接地側起点S1は更に気流に押され、後退面部322上を這うように下流側に移動する。放電火花Sが気流Fによって押されることにより、その起点が次第に下流側に移動して放電火花Sの両起点間の距離が次第に大きくなるとともに、放電火花Sの両起点間の部位が次第に下流側に大きく膨らむ。
そして、図10に示すごとく、放電火花Sが接地電極3における後退面部322における接地幅方向Xの平面部321側と反対側の端部まで流されたときは、放電火花Sは、略プラグ軸方向Zに沿って先端側、すなわちエンジンヘッド102から離れる側、に引き伸ばされる。以上のように、放電火花Sが引き伸ばされる。そして、引き伸ばされている間に、放電火花Sによって混合気が着火される。
以上のように、本形態においては、気流Fにより放電火花Sの接地側起点S1が移動することにより、放電火花Sの両起点間の距離が増える。これにより、放電火花Sが下流側に膨らむ際、放電火花Sの一部と他の一部とが早期に短絡することを防止しやすい。それゆえ、放電火花Sを大きく引き伸ばしやすい。また、放電火花Sがエンジンヘッド102から離れる側に大きく引き伸ばされるため、放電火花から混合気へ着火されることによって生じた火炎の熱が、エンジンヘッド102に奪われることを抑制し、火炎を成長させやすい。
また、本形態においては、比率V/Wは、0.5≦V/W≦2.0を満たす。これにより、対向部32が横長になったり縦長になったりし過ぎることに起因して、放電火花Sが伸長する側に接地電極3の一部が突出し、放電火花Sの一部が接地電極3に短絡してしまうことを防止することができる。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
前記態様のスパークプラグ1は、接地電極3が平面部321と後退面部322とを有する構成において、比率V/Wは、0.5<V/W<2.0、を満たす。それゆえ、混合気へのスパークプラグ1の着火性を向上させることができる。この数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、後退面部322は、対向部32における延設方向Yの一部に形成されている。それゆえ、図3に示すごとく、接地電極3の長手方向における立設部31よりも対向部32側の領域に、延設方向Yにおける後退面部322と後退面部322に隣接する部位との間の段部35が形成される。それゆえ、放電火花Sの接地側起点S1が、気流により接地電極3の長手方向における立設部31側に向かって移動しようとしたとき、前記段部35で接地側起点S1の移動が止まる。それゆえ、接地側起点S1が立設部31上を這って基端側に向かうことを防止しやすい。これにより、放電火花Sをエンジンヘッド102から離れる側に一層引き伸ばしやすい。
また、比率V/Wは、V/W≦1.7を更に満たす。さらに、比率V/Wは、V/W>1.0を更に満たす。それゆえ、着火性を一層向上させることができる。これらの数値に関しては、後述する実験例によって裏付けられる。
また、平面部321は、中心電極2の先端面とギャップ形成方向に重なるよう形成されている。それゆえ、中心電極2の先端面と平面部321との間の距離が短くなりやすく、この間で初期の放電火花Sを得やすい。このように、放電火花Sを、平面部321を起点として生じさせることにより、接地電極3の一部が集中して摩耗することを防止しやすい。一方、本形態とは異なり、接地電極3の中心電極2側の面に角部が形成され、この角部が中心電極2の先端面とギャップ形成方向に重なるよう形成されたような場合は、周囲の電界が集中しやすい前記角部を起点として放電火花Sが生じやすい。それゆえ、各サイクルにおける放電が角部で繰り返し生じやすく、角部の摩耗が進行しやすい。一方、本形態の場合、平面部321には周囲に電界が集中する箇所がないため、平面部321の一部に放電が集中することを防止しやすく、接地電極3の局所的な摩耗を防止することができる。
以上のごとく、本形態によれば、着火性を向上させることができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実験例)
本例は、接地電極3の形状が互いに異なる8つのスパークプラグ1を用意し、それらの着火性を評価した例である。各スパークプラグ1の着火性は、A/F限界の値の測定によって調べた。ここで、A/F限界とは、正常な燃焼が行われるための限界の空燃比をいい、A/F限界の値が大きいほど、燃焼性能に優れていると言える。なお、本例において、正常な燃焼とは、燃焼変動率が3%以下であることを意味する。燃焼変動率とは、図示平均有効圧Pmiの(標準偏差/平均)×100%で示されるものである。
本実験例においては、評価の対象となるスパークプラグ1として、下記の表1に示す試料1~8を用意した。試料1~8は、基本構造を参考形態1のスパークプラグ1と同様としつつ、プラグ軸方向Zにおける対向部32の長さV、接地幅方向Xの対向部32の長さW、及び比率V/Wを下記表1のように種々変更させたものである。なお、各試料において、対向部32における後退面部322が形成されていない部位の、延設方向Yに直交する断面の面積は、互いに同等にした。各試料の対向部32における後退面部322が形成されていない部位の、延設方向Yに直交する断面の面積は、一般的に用いられるスパークプラグ1の接地電極3の長手方向に直交する接地電極3の断面積とした。
Figure 0007122860000001
試料1~8は、比率V/Wが小さくなるほど(すなわち対向部32が横長になるほど)、後退面部322も横長になり、比率V/Wが大きくなるほど(すなわち対向部32が縦長になるほど)、後退面部322も縦長となるようにしている。それゆえ、例えば比率V/Wが小さい試料1は、後退面部322が横長に形成されており、比率V/Wが大きい試料8は、後退面部322が縦長に形成されている。
本例においては、各試料を、2500ccのガソリンエンジンに設置した。このとき、各試料は、屈曲部33に対する対向部32の延設方向Yを、放電ギャップ13における混合気の気流の方向に直交するように配置した。また、各試料は、燃焼室101の中央に位置させた。
そして、本例では、A/Fの値を変化させながら燃焼圧センサーの出力により、燃焼変動率を測定し、A/F限界の値を調べた。各試料における各サイクルの燃焼条件は、同じとした。すなわち、各サイクルにおける吸気量、燃料噴射量、吸排気バルブの開閉タイミングを一定とし、エンジン回転数が2800回転/分、図示平均有効圧Pmiが500kPaとなる条件の下で試験を行った。結果を、図11に示す。
図11から、0.5≦V/W≦2.0、を満たす試料2~6は、24.5以上の高いリーン限界A/Fを得られていることが分かる。
また、図11においては、V/Fが1.7よりも大きくなると、リーン限界A/Fが急減していることから、比率V/Wが、V/W≦1.7を満たすと、リーン限界A/Fを高めやすいことが分かる。
また、図11においては、比率V/Fが1.0よりも小さくなると、リーン限界A/Fが急減していることから、比率V/Wが、V/W≧1.0を満たしても、リーン限界A/Fを高めやすいことが分かる。
さらに、図11においては、比率V/Wが、1.0≦V/W≦1.7を満たす試料3、4は、25以上の高いリーン限界A/Fが得られていることから、比率V/Wが1.0≦V/W≦1.7を満たすことで、より高いリーン限界A/Fが得られることが分かる。
参考形態2
本形態は、図12に示すごとく、参考形態1に対して後退面部322の形状を変更した形態である。
本形態において、後退面部322は、接地幅方向Xにおける平面部321側と反対側の端部が、対向部32におけるギャップ形成方向(すなわちプラグ軸方向Z)の中心電極2側と反対側の端面である接地背面324と接するよう形成されている。すなわち、後退面部322は、対向部32の平面部321と接地背面324とをつなぐよう形成される。
その他は、参考形態1と同様である。
なお、参考形態2以降において用いた符号のうち、既出の参考形態又は実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の参考形態又は実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態においては、放電火花Sの接地側起点S1を、一層先端側まで移動させやすい。それゆえ、放電火花Sの両起点間の距離を確保しやすく、これにより放電火花Sの両起点間の部位を大きく先端側に引き伸ばしやすい。それゆえ、着火性の向上を図りやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
実施形態1
本実施形態は、図13~図16に示すごとく、参考形態1と基本構造を同様としつつ、後退面部322に凹部325を形成した実施形態である。凹部325は、後退面部322における平面部321側の端部から平面部321側と反対側の端部までにわたって連続的に形成されている。なお、図13においては、凹部325の輪郭を破線で表している。
図15に示すごとく、凹部325は、後退面部322の湾曲方向に長尺な溝状に形成されている。すなわち、凹部325は、平面部321から接地幅方向Xに離れるにつれてプラグ軸方向Zの先端側に向かう形状を呈している。凹部325は、後退面部322の法線方向に開口している。そして、図14~図16に示すごとく、凹部325の開口側の端縁にはエッジ部325aが形成されている。図15に示すごとく、エッジ部325aのうち、凹部325の延設方向Yの両側に形成されたエッジ部325aは、後退面部322の湾曲方向に形成されている。すなわち、凹部325の延設方向Yの両側に形成されたエッジ部325aは、平面部321から接地幅方向Xに離れるにつれてプラグ軸方向Zの先端側に向かうよう曲線状に形成されている。
図16に示すごとく、凹部325は、チップ先端面221の投影輪郭221aに対し接地幅方向Xに隣接する位置に形成されている。凹部325は、後退面部322における延設方向Yの中央よりも反屈曲部33側に形成されている。
その他は、参考形態1と同様である。
本実施形態においては、凹部325のエッジ部325aの周囲に電界を集中させやすいため、放電火花Sの接地側起点S1が安定して移動しやすい。これにより、放電火花Sの接地側起点S1を、放電火花Sの中心電極2側の起点から遠ざけやすい。それゆえ、放電火花Sを引き伸ばしやすく、スパークプラグ1の混合気への着火性を向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態3
本形態は、図18~図20に示すごとく、参考形態1と基本構造を同様としつつ、後退面部322に凸部326を形成した形態である。凸部326は、後退面部322における平面部321側の端部から平面部321側と反対側の端部までにわたって連続的に形成されている。
図19に示すごとく、凸部326は、後退面部322の法線方向に突出している。凸部326は、後退面部322の湾曲方向に長尺な形状に形成されている。すなわち、凸部326は、平面部321から接地幅方向Xに離れるにつれてプラグ軸方向Zの先端側に向かう形状を呈している。凸部326は、その長手方向における中央に向かうほど、突出量が大きくなるよう形成されている。そして、凸部326の突出側の端縁にはエッジ部326aが形成されている。凸部326の延設方向Yの両側に形成されたエッジ部326aは、後退面部322の湾曲方向に略平行に形成されている。すなわち、凸部326の延設方向Yの両側に形成されたエッジ部326aは、平面部321から接地幅方向Xに離れるにつれてプラグ軸方向Zの先端側に向かうよう曲線状に形成されている。
図20に示すごとく、凸部326は、チップ先端面221の投影輪郭221aに対し接地幅方向Xに隣接する位置に形成されている。凸部326は、後退面部322における延設方向Yの中央よりも反屈曲部33側に形成されている。
後退面部322及び凸部326は、いずれも、接地電極3の材料となる矩形柱状部材を切削加工することにより形成される。凸部326は、前記矩形柱状部材における後退面部322を構成する部位よりも緩やかな曲面となるよう切削加工することにより形成される。つまり、前記矩形柱状部材における後退面部322となる部位よりも凸部326となる部位を少なく切削することにより、凸部326が形成されている。
その他は、参考形態1と同様である。
本形態においては、凸部326のエッジ部326aの周囲に電界を集中させやすいため、放電火花Sの接地側起点S1が安定して移動しやすい。これにより、放電火花Sの接地側起点S1を、放電火花Sの中心電極2側の起点から遠ざけやすい。それゆえ、放電火花Sを引き伸ばしやすく、スパークプラグ1の混合気への着火性を向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態4
本形態は、図21、図22に示すごとく、参考形態1に対して、接地幅方向Xにおける平面部321の両側に後退面部322を形成した形態である。2つの後退面部322は、延設方向Yから見たとき、及びプラグ軸方向Zから見たとき、接地幅方向Xに対称に形成されている。そして、対向部32の基端側の面の、2つの後退面部322の間に平面部321が形成されている。図22から分かるように、平面部321は、チップ先端面221とプラグ軸方向Zに重なる位置に配されている。
その他は、参考形態1と同様である。
本形態においては、接地電極3がいわゆる左右対称形状であるので、接地電極3を製造しやすい。また、本形態のスパークプラグ1を燃焼室101内に設置する際には、一対の後退面部322のうちのいずれかを、平面部321よりも下流側に配置することにより、混合気への着火性を向上させることができるため、内燃機関へのスパークプラグ1の組付性も向上させやすい。
その他、参考形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。前記各実施形態において、中心電極と放電ギャップと対向部とが並ぶギャップ形成方向はプラグ軸方向としたが、ギャップ形成方向はプラグ軸方向に対して傾斜する方向であってもよい。
1 内燃機関用のスパークプラグ
11 ハウジング
12 絶縁碍子
13 放電ギャップ
2 中心電極
3 接地電極
31 立設部
32 対向部
321 平面部
322 後退面部

Claims (5)

  1. 筒状のハウジング(11)と、
    前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(12)と、
    先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(2)と、
    前記中心電極との間に放電ギャップ(13)を形成する接地電極(3)と、を有し、
    前記接地電極は、前記ハウジングの先端部から先端側へ立設した立設部(31)と、前記立設部からプラグ径方向の内側へ屈曲して延設され、前記中心電極と対向する対向部(32)と、を有し、
    前記対向部における前記中心電極側を向く面は、平面状に形成された平面部(321)と、前記接地電極における前記対向部の延設方向(Y)の一部に形成され、前記平面部から前記対向部の幅方向(X)の端部に向かうにつれて、前記中心電極から遠ざかる後退面部(322)と、を有し、
    前記中心電極と前記放電ギャップと前記対向部とが並ぶギャップ形成方向における前記対向部の長さをV、前記幅方向の前記対向部の長さをWとしたとき、比率V/Wは、0.5≦V/W≦2.0、を満たしており
    前記後退面部は、前記平面部側の端部から前記平面部側と反対側の端部までにわたって連続的に形成された凹部(325)を有し、
    該凹部の開口側の端縁にはエッジ部(325a)が形成されており、
    該エッジ部は、前記平面部から前記幅方向に離れるにつれてプラグ軸方向(Z)の先端側に向かうように曲線状に形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 前記比率V/Wは、V/W≦1.7を更に満たす、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 前記比率V/Wは、V/W≧1.0を更に満たす、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 前記平面部は、前記中心電極の先端面(221)と前記ギャップ形成方向に重なるよう形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 前記後退面部は、前記幅方向における前記平面部側と反対側の端部が、前記対向部における前記ギャップ形成方向の前記中心電極側と反対側の端面と接するよう形成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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