JP7274373B2 - スパークプラグ - Google Patents
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Description
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、
先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続された接地電極(5)と、を備え、
前記ハウジングは、部分的に内周側に突出するハウジング係止部(21)を有し、
前記絶縁碍子は、前記ハウジング係止部の基端側の座面(211)に係止される碍子係止部(31)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ハウジング係止部よりも先端側の領域である先端筒面(22)には、凸部又は凹部からなる導風部(220)が形成されており、
前記導風部は、前記接地電極の前記ハウジング側の端部に隣接する部位と、基端側を向くとともに、基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側へ向かうよう螺旋状に形成された螺旋導風面(222c)とを備え、
前記導風部は、前記接地電極と隣接する部位からプラグ軸方向に形成された前記凸部又は前記凹部であるストレート部(221)と、前記ストレート部につながるよう形成された前記螺旋導風面とを有する、スパークプラグ(1)にある。
本発明の第2の態様は、筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、
先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続された接地電極(5)と、を備え、
前記ハウジングは、部分的に内周側に突出するハウジング係止部(21)を有し、
前記絶縁碍子は、前記ハウジング係止部の基端側の座面(211)に係止される碍子係止部(31)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ハウジング係止部よりも先端側の領域である先端筒面(22)には、凸部又は凹部からなる導風部(220)が形成されており、
前記導風部は、前記接地電極の前記ハウジング側の端部に隣接する部位と、基端側を向くとともに、基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側へ向かうよう螺旋状に形成された螺旋導風面(222c)とを備え、
前記導風部は、前記凹部によって構成されており、前記接地電極の内周側の面は、外周側に凹むよう形成されるとともに、前記凹部によって構成される前記導風部と連続的に形成された接地凹部(511)を有する、スパークプラグ(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
スパークプラグの実施形態につき、図1~図9を用いて説明する。
本形態のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、ハウジング2と絶縁碍子3と中心電極4と接地電極5とを備える。
以後、本形態につき詳説する。
本形態のスパークプラグ1において、ハウジング2の先端筒面22には、凹部からなる導風部220が形成されている。そして、導風部220は、接地電極5のハウジング2側の端部に隣接する部位と、基端側を向くとともに、基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側へ向かうよう螺旋状に形成された螺旋導風面222cとを備える。それゆえ、ポケットP内の掃気を促進でき、プレイグニッションの発生を抑制することができる。この原理については、次のように推測することが可能である。
本例は、図12に示すごとく、導風部(図2~図5の符号220参照)を有さないハウジング92を備えたスパークプラグ9において、ポケットP内の各部における気流の流速をシミュレーションにより確認した例である。
本例は、図17に示すごとく、Z方向における座面211の先端からハウジング2の先端面までの長さL1に対する、Z方向におけるストレート部221の長さL2の割合L2/L1を種々変更した場合の、ポケットP内の気流の流速への影響を、シミュレーションにより確認した例である。なお、以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本例は、図18に示すごとく、Z方向における座面211の先端からハウジング2の先端面までの長さL1に対する、Z方向における導風部220の長さL3の割合L3/L1を種々変更した場合の、ポケットP内の気流の流速への影響を、シミュレーションにより確認した例である。
本形態は、図19、図20に示すごとく、ストレート部221からプラグ周方向の両側に螺旋溝222を形成した形態である。すなわち、一方の螺旋溝222は、ストレート部221との接続部から基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側に向かうよう螺旋状に形成されており、他方の螺旋溝222は、ストレート部221との接続部から基端側に向かうにつれてプラグ周方向の他方側に向かうよう螺旋状に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図21~図23に示すごとく、実施形態1と基本構造を同様としつつ、導風部220の形状を変更した形態である。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図24、図25に示すごとく、参考形態1と基本構造を同様としつつ、導風部220のプラグ周方向の形成範囲を構成した形態である。
その他は、参考形態1と同様である。
本形態は、図26~図29に示すごとく、基本構造を実施形態1と同様としつつ、Z方向から見たとき、立設部51から延設部52が延設する方向であるX方向に直交するY方向において、立設部51の中心位置が、プラグ中心軸Cと異なる位置にある形態である。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図30に示すごとく、実施形態3と基本構造を同様としつつ、接地突出部53の基端側端面と中心電極4の先端面41とを、Z方向に重なる位置に配した形態である。本形態において、Z方向から見たとき、中心電極4の先端面41の中心と、接地突出部53の基端側端面の中心とは、プラグ中心軸Cと略同等の位置に配されている。
その他は、実施形態3と同様である。
その他、実施形態3と同様の作用効果を有する。
本形態は、図31~図33に示すごとく、実施形態3と基本構造を同様としつつ、延設部52が、外周側へ向かうほど先端側へ向かうよう傾斜している形態である。これに伴い、延設部52におけるZ方向の両面及び径方向の両面の、互いの境界部に形成される角部Eも、外周側へ向かうほど先端側へ向かうよう傾斜している。
その他は、実施形態3と同様である。
その他、実施形態3と同様の作用効果を有する。なお、図33においては、便宜上、初期の放電火花S1と放電火花S1が引き伸ばされた状態を示す放電火花S2とを1つの図に表している。
本形態は、図34、図35に示すごとく、放電火花を引き伸ばしやすくすべく接地電極5の延設部52の形状を工夫した実施形態である。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本形態は、図36~図38に示すごとく、導風部220を先端筒面22の主面223よりも内周側に突出する凸部によって構成した実施形態である。
その他は、実施形態2と同様である。
その他、実施形態2と同様の作用効果を有する。
2 ハウジング
21 ハウジング係止部
211 座面
22 先端筒面
220 導風部
222c 螺旋導風面
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極
Claims (8)
- 筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、
先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続された接地電極(5)と、を備え、
前記ハウジングは、部分的に内周側に突出するハウジング係止部(21)を有し、
前記絶縁碍子は、前記ハウジング係止部の基端側の座面(211)に係止される碍子係止部(31)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ハウジング係止部よりも先端側の領域である先端筒面(22)には、凸部又は凹部からなる導風部(220)が形成されており、
前記導風部は、前記接地電極の前記ハウジング側の端部に隣接する部位と、基端側を向くとともに、基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側へ向かうよう螺旋状に形成された螺旋導風面(222c)とを備え、
前記導風部は、前記接地電極と隣接する部位からプラグ軸方向に形成された前記凸部又は前記凹部であるストレート部(221)と、前記ストレート部につながるよう形成された前記螺旋導風面とを有する、スパークプラグ(1)。 - プラグ軸方向における前記座面の先端から前記ハウジングの先端面までの長さを長さL1、プラグ軸方向における前記ストレート部の長さを長さL2としたとき、前記長さL1と前記長さL2とは、0.1≦L2/L1≦0.5の関係を満たす、請求項1に記載のスパークプラグ。
- プラグ軸方向における前記座面の先端から前記ハウジングの先端面までの長さを長さL1、プラグ軸方向における前記導風部の長さを長さL3としたとき、前記長さL1と前記長さL3とは、0.5≦L3/L1の関係を満たす、請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
- 前記導風部は、前記凹部によって構成されており、前記接地電極の内周側の面は、外周側に凹むよう形成されるとともに、前記凹部によって構成される前記導風部と連続的に形成された接地凹部(511)を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
- 筒状のハウジング(2)と、
前記ハウジングの内側に保持された絶縁碍子(3)と、
先端部が突出するように前記絶縁碍子の内側に保持された中心電極(4)と、
前記ハウジングに接続された接地電極(5)と、を備え、
前記ハウジングは、部分的に内周側に突出するハウジング係止部(21)を有し、
前記絶縁碍子は、前記ハウジング係止部の基端側の座面(211)に係止される碍子係止部(31)を有し、
前記ハウジングの内周面における前記ハウジング係止部よりも先端側の領域である先端筒面(22)には、凸部又は凹部からなる導風部(220)が形成されており、
前記導風部は、前記接地電極の前記ハウジング側の端部に隣接する部位と、基端側を向くとともに、基端側に向かうにつれてプラグ周方向の一方側へ向かうよう螺旋状に形成された螺旋導風面(222c)とを備え、
前記導風部は、前記凹部によって構成されており、前記接地電極の内周側の面は、外周側に凹むよう形成されるとともに、前記凹部によって構成される前記導風部と連続的に形成された接地凹部(511)を有する、スパークプラグ(1)。 - 前記接地電極は、前記ハウジングの先端面から先端側へ立設した立設部(51)と、前記立設部から内周側に延設されるとともに、前記中心電極との間に放電ギャップ(G)を形成する延設部(52)とを有し、
プラグ軸方向(Z)から見たとき、前記立設部から前記延設部が延設する延設方向(X)に直交する直交方向(Y)において、前記立設部の中心位置は、プラグ中心軸(C)と異なる位置にあり、
プラグ軸方向から見たとき、プラグ中心軸から、前記延設方向における前記立設部が位置する側に向かって形成された直線を仮想直線(VL)とし、前記仮想直線と前記ハウジングの前記先端面とが重なる部位を仮想重なり部(24)とし、プラグ周方向の一方側であって、前記ハウジングの前記先端面における前記立設部との接続部に対する前記仮想重なり部側を特定側(C1)、としたとき、
前記螺旋導風面は、基端側に向かうにつれて、プラグ周方向の前記特定側に向かうよう形成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載のスパークプラグ。 - 前記延設部は、基端側に向かって突出する接地突出部(53)を有し、前記接地突出部は、前記中心電極の先端面(41)とプラグ軸方向に重なる位置に配されている、請求項6に記載のスパークプラグ。
- 前記延設部は、外周側へ向かうほど先端側へ向かうよう傾斜している、請求項6又は7に記載のスパークプラグ。
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