JP7194550B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関用のスパークプラグに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、内燃機関用のスパークプラグとして、接地電極と中心電極との間に、絶縁碍子の表面に沿った沿面放電を生じさせるものがある。
ここで、接地電極と中心電極との間に生じる放電が、絶縁碍子の表面に沿ったままでは、前記放電によって生じた放電火花を引き伸ばしにくく、着火性を向上させ難い。
そこで、特許文献1に記載のスパークプラグは、接地電極に、部分的に接地電極の先端部を先端側へ突出させた接地突出部を周方向の一部に形成している。これにより、スパークプラグの周方向における放電の形成位置を、所望の位置(すなわち周方向における接地突出部が形成された位置)にしようとしている。そして、特許文献1に記載のスパークプラグは、周方向における放電の形成位置と燃焼室内の混合気の気流の向きとが適切な関係となるよう、内燃機関に取り付けられる。これにより、燃焼室内の気流で、放電火花を絶縁碍子の表面から引き離し、気中に引き伸ばしやすくしようとしている。
特開2016-58196号公報
しかしながら、燃焼室内の気流の向きは、常に一定ではなく変動することが考えられる。それゆえ、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、燃焼室内における気流の向きが変動することに起因し、混合気に対する着火性にばらつきが生じることが懸念される。そのため、特許文献1に記載のスパークプラグにおいては、混合気に対する着火性向上に関して改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着火性の向上を図りやすい内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、筒状のハウジング(2)と、
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており
前記外側電極部は、前記内側電極部との境界部からプラグ径方向の外周側に延設された延設部(423)を有し、前記突出部は、前記延設部から基端側に突出するよう形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第2の態様は、筒状のハウジング(2)と、
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており、
前記外側電極部は、複数の前記突出部を有する、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第3の態様は、筒状のハウジング(2)と、
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており、
前記ハウジングには、複数の前記接地電極が形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
本発明の第4の態様は、筒状のハウジング(2)と、
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており、
前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
前記態様の内燃機関用のスパークプラグにおいて、突出部と接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている。それゆえ、中心電極と接地電極との間に生じる、絶縁碍子の表面に沿った沿面放電は、プラグ軸方向の一方から他方に向かうにつれて、プラグ周方向の一方に向かうよう、螺旋状に形成される。すなわち、沿面放電は、プラグ周方向にある程度の長さを持った範囲に形成される。それゆえ、燃焼室内の気流の向きが変動した場合においても、沿面放電によって生じた放電火花の少なくとも一部は、燃焼室の気流によって引き伸ばされやすい領域に配されやすい。そのため、本態様のスパークプラグは、燃焼室内の混合気の気流の向きが変動による着火性のばらつきが生じ難く、着火性を向上させやすい。
以上のごとく、前記態様によれば、着火性の向上を図りやすい内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、スパークプラグを備えた点火装置の一部断面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の側面図。 図2の、IV-IV線矢視断面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の平面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部を外周から見たときの形状を、プラグ周方向に展開した展開図。 実施形態1における、主流の流通方向を説明するためのスパークプラグ先端部の平面図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の平面図において、初期の放電火花を表した説明図。 実施形態1における、スパークプラグ先端部の平面図において、放電火花が燃焼室内の混合気の副流によって大きく引き伸ばされている様子を示す説明図。 図8の、X線矢視図。 図9の、XI線矢視図。 実施形態2における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態2における、スパークプラグ先端部の平面図。 実施形態3における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態3における、スパークプラグ先端部の平面図。 実施形態4における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態4における、スパークプラグ先端部の平面図。 実施形態5における、スパークプラグ先端部の正面図。 実施形態5における、スパークプラグ先端部を外周から見たときの形状を、プラグ周方向に展開した展開図。 図18の、XX-XX線矢視断面図。 参考形態1における、スパークプラグ先端部の正面図。 参考形態1における、スパークプラグ先端部の平面図。
(実施形態1)
内燃機関用のスパークプラグの実施形態につき、図1~図11を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1~図4に示すごとく、ハウジング2と絶縁碍子3と中心電極4とを有する。ハウジング2は、筒状を呈している。絶縁碍子3は、碍子先端部31をハウジング2から先端側に突出させつつ、ハウジング2の内側に保持されている。絶縁碍子3は、筒状を呈している。
図4に示すごとく、中心電極4は、内側電極部41及び外側電極部42を有する。内側電極部41は、中心電極4における、絶縁碍子3の内側に配された部位である。外側電極部42は、中心電極4における、絶縁碍子3から先端側に露出した部位である。
図1~図5に示すごとく、ハウジング2の先端部には、先端側に突出する接地電極21が、プラグ周方向の一部に形成されている。図3、図4に示すごとく、外側電極部42は、碍子先端部31の表面に沿う方向において、内側電極部41との境界部から遠ざかる側に突出して、接地電極21との間に放電を形成する突出部420を有する。突出部420は、プラグ周方向の一部の領域に形成されている。突出部420と接地電極21とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている。
以後、本形態につき詳説する。
本明細書において、スパークプラグ1の中心軸を、プラグ中心軸という。プラグ軸方向Zは、プラグ中心軸が延びる方向を意味する。プラグ径方向は、スパークプラグ1の径方向を意味する。プラグ周方向は、スパークプラグ1の周方向を意味する。
本形態のスパークプラグ1は、例えば、自動車等の車両用の内燃機関における着火手段として用いることができる。図1に示すごとく、スパークプラグ1が内燃機関のエンジンヘッド101に取り付けられた状態において、スパークプラグ1は、プラグ軸方向Zの一端部が燃焼室102内に配される。本明細書において、プラグ軸方向Zの一方側であって、スパークプラグ1における燃焼室102内に配される側を先端側といい、その反対側を基端側という。
図1に示すごとく、ハウジング2は、外周部に、内燃機関のエンジンヘッド101に形成された雌ネジ穴103に螺合可能な取付ネジ部22を有する。スパークプラグ1がエンジンヘッド101に取り付けられることにより、ハウジング2はエンジンヘッド101に接地される。スパークプラグ1は、取付ネジ部22よりも先端側の部位が、燃焼室102に曝される。
図2~図4に示すごとく、ハウジング2における取付ネジ部22の先端側には、先端筒状部23が形成されている。先端筒状部23は、円筒状を呈している。図5に示すごとく、先端筒状部23は、絶縁碍子3の全周をプラグ径方向の外周側から囲むよう形成されている。プラグ径方向において、絶縁碍子3の外周面と先端筒状部23の内周面との間には、全周に隙間が形成されているが、これに限られず、絶縁碍子3の外周面と先端筒状部23の内周面とは、当接していてもよい。先端筒状部23の先端面231から先端側に接地電極21が立設している。
図2~図5に示すごとく、接地電極21は、先端筒状部23の先端面231におけるプラグ周方向の一部から先端側に突出するよう形成されている。接地電極21は、プラグ軸方向Zに延在する四角柱状に形成されている。接地電極21の側面は、プラグ周方向に対向する一対の第一側面211と、プラグ径方向に対向する一対の第二側面212とを有する。そして、接地電極21の先端面は、プラグ軸方向Zに直交するよう形成されている。図1に示すごとく、接地電極21は、先端筒状部23及び取付ネジ部22を介してエンジンヘッド101に接地されている。
ハウジング2は、接地電極21とその他の部位とを一体に構成してもよいし、接地電極21とその他の部位とを別体にし、これらを接合する構成にしてもよい。また、ハウジング2は、例えば、先端筒状部23及び接地電極21とその他の部位とを別体にし、これらを接合したものとすることもできる。ハウジング2の内側には、絶縁碍子3が配されている。
図1に示すごとく、絶縁碍子3は、プラグ軸方向Zの中央部をハウジング2の内側に配しつつ、基端部をハウジング2よりも基端側へ突出させており、碍子先端部31をハウジング2の先端筒状部23よりも先端側へ露出させている。絶縁碍子3は、筒状を呈している。図4に示すごとく、絶縁碍子3には、絶縁碍子3をプラグ軸方向Zに貫通する軸孔30が形成されている。
図2~図4に示すごとく、碍子先端部31の外周面は、プラグ軸方向Zにまっすぐ形成された円筒状を呈している。碍子先端部31の先端面は、プラグ軸方向Zに直交する平面状に形成されている。碍子先端部31の外周面と先端面とをつなぐ碍子角部311は、アール状に形成されている。
なお、これに限られず、碍子先端部31の外周面は、例えばプラグ軸方向Zの先端側へ向かうほどプラグ径方向の内周側へ向かうよう傾斜していてもよい。また、碍子先端部31の先端面は、例えば先端側に向かうほど内周側へ向かうような傾斜面、或いは曲面等に形成することも可能である。
図4に示すごとく、絶縁碍子3の軸孔30における先端部に、中心電極4が挿通保持されている。中心電極4の内側電極部41は、全体として略円柱形状を呈している。そして、中心電極4は、外側電極部42を軸孔30から露出させている。
図3~図5に示すごとく、外側電極部42は、内側電極部41から先端側に延設された円柱部421と、円柱部421に取り付けられた取付部材422とを有する。図5に示すごとく、取付部材422は、プラグ軸方向Zに貫通する貫通孔422aを有する。そして、取付部材422は、貫通孔422aに円柱部421を挿入させるよう、円柱部421に組み付けられた後、円柱部421に溶接等により接合される。なお、外側電極部42は、例えば円柱部421と取付部材422とが一体的に形成されていてもよいし、中心電極4全体が一体物で構成されていてもよい。
図3~図5に示すごとく、外側電極部42の取付部材422は、円柱部421から外周側に向かうよう延設された延設部423を備える。突出部420は、延設部423から先端側に突出するよう形成されている。延設部423及び突出部420は、碍子先端部31の表面に沿うように形成されている。
図3~図5に示すごとく、延設部423は、プラグ周方向における接地電極21の位置と異なる領域において、プラグ径方向にまっすぐ形成されている。延設部423の外周側端部は、碍子先端部31の碍子角部311よりも外周側に形成されている。
図3、図4に示すごとく、突出部420は、延設部423の外周側端部から基端側に突出するよう形成されている。突出部420は、碍子角部311よりも基端側、かつ、接地電極21よりも先端側の位置まで形成されている。すなわち、突出部420は、碍子先端部31とプラグ径方向に対向しているとともに、プラグ軸方向Zにおける接地電極21との間に間隔が形成されている。図5に示すごとく、突出部420の内周面及び外周面のそれぞれは、碍子先端部31の外周面に沿うよう、曲面状に形成されている。
図2に示すごとく、突出部420の基端側部分は、基端側に向かうほどプラグ周方向の内周側に向かうよう形成された尖鋭部424を有する。尖鋭部424は、外周側から見た形状が、基端側に突出した三角形状を呈している。尖鋭部424の突出側(すなわちプラグ軸方向Zの基端側)の端部である突出端部424aと、接地電極21に形成された後述の放電形成角部213とは、互いにプラグ周方向に離れた位置に配されている。放電形成角部213は、接地電極21における一対の第二側面212のうちの内周側の第二側面212と一対の第一側面211のうちの中心電極4に近い側の第一側面211との間に形成された角部である。
図5に示すごとく、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、プラグ周方向における接地電極21の中心とプラグ中心軸とをプラグ径方向につなぐ直線を第一直線A、プラグ周方向における突出部420の中心とプラグ中心軸とをプラグ径方向につなぐ直線を第二直線Bとする。このとき、第一直線Aと第二直線Bとの間になす角θ1は、20°以上であることが、プラグ周方向の広い範囲に放電を形成する観点から好ましい。また、角θ1は、90°以下であることが、放電の起点を突出部420と接地電極21とにしやすくする観点から好ましい。
図6に示すごとく、接地電極21から突出部420までの最短空間経路である第一経路R1は、プラグ軸方向Zに直交する方向の長さL1が、プラグ軸方向Zの長さL2よりも長い。ここで、ある2つの部位間の最短空間経路とは、2つの部位同士を最短の空間距離で結ぶ経路を意味する。第一経路R1は、接地電極21の放電形成角部213の先端と、突出部420の尖鋭部424の突出端部424aとをつなぐよう形成されている。そして、第一経路R1は、第一経路R1及びプラグ軸方向Zの双方に平行な面において、プラグ軸方向Zに直交する方向の長さL1が、プラグ軸方向Zの長さL2よりも長い。
図6に示すごとく、第一経路R1は、接地電極21を除くハウジング2の部位から突出部420までの最短空間経路である第二経路R2よりも短い。第二経路R2は、ハウジング2の先端筒状部23の先端面231における、内周端部であって突出端部424aとプラグ周方向の同じ位置に形成された部位と、突出端部424aとをつなぐよう形成されている。
図示は省略するが、絶縁碍子3の軸孔30における中心電極4の基端側には、導電性を有するガラスシールを介して抵抗体が配置されている。抵抗体は、カーボン又はセラミック粉末等の抵抗材及びガラス粉末を含むレジスタ組成物を加熱封着することにより形成する、或いはカートリッジ型抵抗体を挿入することによって構成することができる。ガラスシールは、ガラスに銅粉を混入させてなる銅ガラスからなる。また、抵抗体の基端側には、銅ガラスからなるガラスシールを介して図1に示す端子金具11が配されている。端子金具11は、例えば鉄合金からなる。端子金具11は、その基端部が絶縁碍子3から突出している。
図1に示すごとく、端子金具11における絶縁碍子3から基端側に突出した部位に、電源部104が接続される。電源部104は、例えば、一般的な点火コイル、放電を持続制御可能な点火装置10の電源、又は中心電極4に例えば200kHz~5MHzの高周波電圧を印加することができる高周波電源等とすることができる。
次に、本形態のスパークプラグ1を内燃機関に取り付けてなる点火装置10につき説明する。
図1に示すごとく、点火装置10は、スパークプラグ1に電圧を印加する電源部104を備える。また、点火装置10は、スパークプラグ1が取り付けられるエンジンヘッド101を有する。
スパークプラグ1は、取付ネジ部22においてエンジンヘッド101の雌ネジ穴103に螺合される。これにより、スパークプラグ1がエンジンヘッド101に締結固定されている。そして、スパークプラグ1の先端部分が燃焼室102に配される。
図7に示すごとく、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見たとき、プラグ周方向における第一経路R1は、絶縁碍子3に対して混合気の後述する主流の流通方向F1と直交する方向の一方側に位置する。これにより、スパークプラグ1は、主流の流通方向F1における第一経路R1の両側に、スパークプラグ1の一部分が配され難く、主流が第一経路R1周辺を通り抜けやすい。
本形態においては、特に断らない限り、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の気流とは、エンジン点火時期に、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の気流を意味する。また、混合気の気流は、複数のサイクルにおいて概ね一定の方向となる主流と、乱流、渦流等の発生により主流の流通方向とは異なる方向に流通する副流とが生じ得る。混合気の主流の流通方向は、例えば、内燃機関の吸気バルブ側から排気バルブ側に向かう方向である。すなわち、主流の流通方向は、吸気バルブと排気バルブの並び方向に平行に形成され得る。
内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢は、スパークプラグ1の先端部を通る混合気の主流の流通方向F1を考慮して調整される。前記取付姿勢は、例えば、ハウジング2の取付ネジ部22のネジの切り方等により、調整することができる。なお、内燃機関におけるスパークプラグ1の取付姿勢の調整は、これに限られない。例えば、取付ネジ部22の基端側に、エンジンヘッド101とハウジング2とで挟持されるスペーサ又はガスケットを配し、エンジンヘッド101に対するスパークプラグ1の螺合の止まり位置を調整することで、スパークプラグ1の姿勢を調整してもよい。
次に、図8~図11に示すごとく、スパークプラグ1に生じた放電火花Sが、燃焼室102内の副流によって引き伸ばされる様子の一例を示す。ここでは、第一経路(図7等の符号R1参照)の形成位置が、副流の最も下流側に配された例につき説明する。
まず、図8を用いて、副流の流通方向F2につき説明する。副流は、碍子先端部31の外周面を通過する際、碍子先端部31の外周面に沿うよう進行方向が曲げられる。そして、副流の少なくとも一部は、碍子先端部31の下流側付近において、第一経路(図7等の符号R1参照)の少なくとも一部を通過する。
次に、放電火花Sが引き伸ばされる様子につき説明する。まず、図8、図10に示すごとく、スパークプラグ1の放電は、接地電極21の放電形成角部213の先端と突出部420の突出端部424aとを起点として生じる。なお、単に放電といったときは、特に断らない限り、接地電極21と中心電極4との間に形成される初期の放電を意味するものとする。
ここで、図8、図10に示すごとく、放電により発生する放電火花Sの両起点間の部位は、碍子先端部31の外周面を這うように生じる。また、接地電極21と中心電極4の突出部420とはプラグ周方向における互いに異なる位置に配されているため、放電火花Sは、プラグ軸方向Zの一方から他方に向かうほど、プラグ周方向の一方に向かう螺旋状に形成される。これにより、放電火花Sは、プラグ周方向のある程度の範囲に形成される。
そして、図8~図11に示すごとく、放電火花Sの少なくとも一部は、プラグ周方向における放電形成角部213と突出部420の突出端部424aとの間を通過する副流によって、副流の下流側に引っ張られる。これにより、放電火花Sが絶縁碍子3の表面から引き剥がされ、副流の下流側に大きく引き伸ばされる。これにより、放電火花Sと混合気との間の接触面積が確保でき、混合気に対するスパークプラグ1の着火性を向上させることができる。以上のように、本形態においては、燃焼室内に副流が発生した場合においても、スパークプラグ1の着火性を十分確保できる。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態のスパークプラグ1において、突出部420と接地電極21とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている。それゆえ、中心電極4と接地電極21との間に生じる、絶縁碍子3の表面に沿った沿面放電は、プラグ軸方向Zの一方から他方に向かうにつれて、プラグ周方向の一方に向かうよう、螺旋状に形成される。すなわち、沿面放電は、プラグ周方向にある程度の長さを持った範囲に形成される。それゆえ、燃焼室102内の気流の向きが変動した場合においても、沿面放電によって生じた放電火花の少なくとも一部は、燃焼室102の気流によって引き伸ばされやすい領域に配されやすい。そのため、本態様のスパークプラグ1は、燃焼室102内の混合気の気流の向きが変動による着火性のばらつきが生じ難く、着火性を向上させやすい。また、プラグ周方向のある程度の長さを有する範囲に放電が形成されることに伴い、プラグ周方向のある程度の長さを有する範囲から燃焼室102内に火炎が形成されやすく、火炎が燃焼室102内を広がりやすい。
また、外側電極部42は、内側電極部41との境界部からプラグ径方向の外周側に延設された延設部423と、延設部423から基端側に突出する突出部420とを有する。それゆえ、スパークプラグ1に生じる沿面放電は、碍子先端部31の先端面に沿うようには形成され難く、大部分或いは全体が碍子先端部31の外周面に沿うよう形成される。これにより、碍子先端部31の外周面に沿う沿面放電のプラグ周方向の長さを稼ぐことができる。それゆえ、燃焼室102内の気流の向きが変動した場合においても、沿面放電によって生じた放電火花の少なくとも一部は、燃焼室102の気流によって引き伸ばされやすい領域に一層配されやすい。
また、接地電極21から突出部420までの最短空間経路である第一経路R1は、プラグ軸方向Zに直交する方向の長さが、プラグ軸方向Zの長さよりも長い。これによっても、沿面放電のプラグ周方向の長さを稼ぎやすい。
また、接地電極21から突出部420までの最短空間経路である第一経路R1は、接地電極21を除くハウジング2の部位から突出部420までの最短空間経路である第二経路よりも短い。それゆえ、沿面放電を、接地電極21と突出部420との間に確実に生じさせやすい。すなわち、例えばハウジング2の先端筒状部23の先端面231と中心電極4の突出部420との間に沿面放電が生じることを防ぐことができる。これにより、確実に接地電極21と突出部420との間において、螺旋状の沿面放電を発生させやすく、スパークプラグ1における混合気に対する着火性を向上させやすい。
以上のごとく、本形態によれば、着火性の向上を図りやすい内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図12、図13に示すごとく、ハウジング2に複数の接地電極21が形成されている実施形態である。本実施形態においては、ハウジング2に2つの接地電極21が形成されている。
2つの接地電極21は、互いに同じ形状を有するが、互いに異なる姿勢で配されている。プラグ周方向において、2つの接地電極21は、中心電極4の突出部420の両側に離れた位置に配されている。プラグ周方向において、突出部420と接地電極21とは、交互に、等間隔で配されている。図13に示すごとく、各接地電極21は、一対の第一側面211をプラグ周方向に対向させ、一対の第二側面212をプラグ径方向に対向させるよう形成されている。
図13に示すごとく、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、一方の接地電極21により定まる第一直線Aと第二直線Bとの間になす角θ2と、他方の接地電極21によって決定される第一直線Aと第二直線Bとの間になす角θ3とは、互いに同等の角度を有する。第一直線Aは、実施形態1と同様に、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、プラグ周方向における接地電極21の中心とプラグ中心軸とをプラグ径方向につなぐ直線である。第二直線Bは、実施形態1と同様に、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、プラグ周方向における突出部420の中心とプラグ中心軸とをプラグ径方向につなぐ直線である。
その他は、実施形態1と同様である。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態において、ハウジング2には、複数の接地電極21が形成されている。それゆえ、万一、1つの接地電極21が、繰り返しの放電により消耗した場合であっても、他の接地電極21によって放電を形成することができる。これにより、長期にわたり、中心電極4と接地電極21との間で放電を形成しやすく、スパークプラグ1の寿命を確保しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態3)
本実施形態は、図14、図15に示すごとく、外側電極部42が、複数の突出部420を有する実施形態である。本実施形態において、外側電極部42は、2つの突出部420を備える。
外側電極部42の取付部材422は、円柱部421から、プラグ周方向の互いに異なる位置に形成された2つの延設部423と、2つの延設部423の外周端部から基端側に突出する2つの突出部420とを有する。プラグ周方向において、2つの突出部420は、接地電極21の両側に離れた位置に配されている。プラグ周方向において、突出部420と接地電極21とは、交互に、等間隔で配されている。プラグ周方向の一方側に形成された延設部423及び突出部420の形状は、他方側に形成された延設部423及び突出部420の形状と同じ形状で、異なる姿勢で配されている。
図15に示すごとく、スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、一方の突出部420によって定まる第二直線Bと第一直線Aとの間になす角θ4と、他方の突出部420によって定まる第二直線Bと第一直線Aとの間になす角θ5とは、互いに同等の角度を有する。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態において、外側電極部42は、複数の突出部420を有する。それゆえ、万一、1つの突出部420が、繰り返しの放電により消耗した場合であっても、他の突出部420によって放電を形成することができる。これにより、長期にわたり、中心電極4と接地電極21との間で放電を形成しやすく、スパークプラグ1の寿命を確保しやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態4)
図16、図17に示すごとく、本実施形態は、複数の接地電極21、及び、複数の突出部420を備えた実施形態である。本実施形態においては、ハウジング2に3つの接地電極21が形成されているとともに、中心電極4に2つの突出部420が形成されている。
本形態のスパークプラグ1は、3つの接地電極21、及び2つの突出部420を有する。接地電極21と突出部420とは、プラグ周方向に交互に、等間隔で配されている。
図16においては、3つの接地電極21のそれぞれによって決定される3つの第一直線Aと、2つの突出部420によって決定される2つの第二直線Bを表している。スパークプラグ1をプラグ軸方向Zから見た状態において、周方向に隣り合う第一直線A及び第二直線Bとの間になす角を、プラグ周方向の一方側から順に、θ6、θ7、θ8、θ9とする。このときθ6、θ7、θ8、θ9は、互いに同等の角度を有する。
本形態においては、プラグ周方向の一端に配された第一直線Aと、プラグ周方向の他端に配された第一直線Aとの間になす角は、180°以下である。また、プラグ周方向における、複数の接地電極21及び複数の突出部420の形成範囲は、プラグ中心軸を中心とする中心角が180°となる領域(例えば、図17に示したハッチング内の領域)内に収まるよう配されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においては、実施形態2及び実施形態3と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本実施形態は、図18~図20に示すごとく、実施形態1に対して、絶縁碍子3の表面に、凹凸形状を有する実施形態である。なお、図18、図19においては、凹凸形状の図示を省略し、凹凸形状の形成範囲をハッチングで示している。
実施形態1と同様、接地電極21から突出部420までの最短空間経路を第一経路R1、接地電極21を除くハウジング2の部位から突出部420までの最短空間経路を第二経路R2とする。このとき、図19に示すごとく、絶縁碍子3の表面に第二経路R2をプラグ径方向に投影した第二投影領域(すなわち図19の両向き矢印R2の領域)は、図20に示すごとく凹凸形状を有している。また、図19に示すごとく、絶縁碍子3の表面に第一経路R1をプラグ径方向に投影した第一投影領域(すなわち図19の両向き矢印R1の領域)は、第二投影領域よりも平坦に形成されている。
本形態においては、絶縁碍子3の表面における図19のハッチングの領域に、凹凸面32を有する。すなわち、プラグ周方向における接地電極21及び第一経路R1から中心電極4側に若干離れた位置から、プラグ周方向における接地電極21に対する中心電極4側の領域に形成されている。凹凸面32は、プラグ周方向において中心電極4よりも接地電極21側の反対側まで形成されている。第一投影領域(すなわち図19の両向き矢印R1の領域)には、凹凸面32は形成されていない。
図20に示すごとく、凹凸面32は、プラグ中心軸を通るプラグ軸方向Zに平行な断面において、凹凸形状を呈している。プラグ軸方向Zにおいて、凹凸面32は、外側電極部42の突出部420の突出端部424aから若干基端側に離れた部位から、ハウジング2の先端筒状部23の先端面231よりも基端側の領域まで形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態において、第二投影領域は、凹凸形状を有する。さらに、第一投影領域は、第二投影領域よりも平坦に形成されている。それゆえ、第二投影領域の沿面距離を稼ぎやすい。これにより、放電が第二投影領域に沿って形成されることを防ぎやすく、接地電極21と突出部420との間に確実に放電を形成しやすい。これにより、確実に接地電極21と突出部420との間において、螺旋状の沿面放電を発生させやすく、スパークプラグ1における混合気に対する着火性を向上させやすい。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
参考形態1
本形態は、図21、図22に示すごとく、実施形態1に対して、外側電極部42の形状を変更した形態である。
外側電極部42は、円柱部421と、円柱部421からプラグ周方向の一部においてプラグ径方向の外周側に突出する突出部420を有する。すなわち、本形態において、外側電極部42は、絶縁碍子3の先端面より基端側の領域には形成されていない。
突出部420は、外周側端部に尖鋭部424を備える。尖鋭部424は、プラグ周方向における接地電極21から遠い側の側面が、プラグ径方向の外周側に向かうほど、プラグ周方向の接地電極21側に向かうようテーパ状に形成されている。そして、尖鋭部424の突出端部424aは、プラグ周方向における接地電極21側の端部であって、プラグ径方向の外周側端部に形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 内燃機関用のスパークプラグ
2 ハウジング
21 接地電極
3 絶縁碍子
31 碍子先端部
4 中心電極
41 内側電極部
42 外側電極部
420 突出部

Claims (12)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
    前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
    前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
    前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
    前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており
    前記外側電極部は、前記内側電極部との境界部からプラグ径方向の外周側に延設された延設部(423)を有し、前記突出部は、前記延設部から基端側に突出するよう形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路である第一経路(R1)は、プラグ軸方向(Z)に直交する方向の長さが、プラグ軸方向の長さよりも長い、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 前記外側電極部は、複数の前記突出部を有する、請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 前記ハウジングには、複数の前記接地電極が形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  5. 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  6. 筒状のハウジング(2)と、
    碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
    前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
    前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
    前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
    前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており
    前記外側電極部は、複数の前記突出部を有する、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  7. 前記ハウジングには、複数の前記接地電極が形成されている、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  8. 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、請求項6又は7に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  9. 筒状のハウジング(2)と、
    碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
    前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
    前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
    前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
    前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており
    前記ハウジングには、複数の前記接地電極が形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  10. 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、請求項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
  11. 筒状のハウジング(2)と、
    碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
    前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
    前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
    前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
    前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されており
    前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  12. 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路である第一経路(R1)は、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路である第二経路(R2)よりも短い、請求項1~11のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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