JP2020057558A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents
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Abstract
Description
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)にある。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
内燃機関用のスパークプラグの実施形態につき、図1〜図11を用いて説明する。
本実施形態の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1〜図4に示すごとく、ハウジング2と絶縁碍子3と中心電極4とを有する。ハウジング2は、筒状を呈している。絶縁碍子3は、碍子先端部31をハウジング2から先端側に突出させつつ、ハウジング2の内側に保持されている。絶縁碍子3は、筒状を呈している。
以後、本形態につき詳説する。
本形態のスパークプラグ1において、突出部420と接地電極21とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている。それゆえ、中心電極4と接地電極21との間に生じる、絶縁碍子3の表面に沿った沿面放電は、プラグ軸方向Zの一方から他方に向かうにつれて、プラグ周方向の一方に向かうよう、螺旋状に形成される。すなわち、沿面放電は、プラグ周方向にある程度の長さを持った範囲に形成される。それゆえ、燃焼室102内の気流の向きが変動した場合においても、沿面放電によって生じた放電火花の少なくとも一部は、燃焼室102の気流によって引き伸ばされやすい領域に配されやすい。そのため、本態様のスパークプラグ1は、燃焼室102内の混合気の気流の向きが変動による着火性のばらつきが生じ難く、着火性を向上させやすい。また、プラグ周方向のある程度の長さを有する範囲に放電が形成されることに伴い、プラグ周方向のある程度の長さを有する範囲から燃焼室102内に火炎が形成されやすく、火炎が燃焼室102内を広がりやすい。
本実施形態は、図12、図13に示すごとく、ハウジング2に複数の接地電極21が形成されている実施形態である。本実施形態においては、ハウジング2に2つの接地電極21が形成されている。
なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本実施形態は、図14、図15に示すごとく、外側電極部42が、複数の突出部420を有する実施形態である。本実施形態において、外側電極部42は、2つの突出部420を備える。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
図16、図17に示すごとく、本実施形態は、複数の接地電極21、及び、複数の突出部420を備えた実施形態である。本実施形態においては、ハウジング2に3つの接地電極21が形成されているとともに、中心電極4に2つの突出部420が形成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
本実施形態は、図18〜図20に示すごとく、実施形態1に対して、絶縁碍子3の表面に、凹凸形状を有する実施形態である。なお、図18、図19においては、凹凸形状の図示を省略し、凹凸形状の形成範囲をハッチングで示している。
その他は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
本実施形態は、図21、図22に示すごとく、実施形態1に対して、外側電極部42の形状を変更した実施形態である。
本形態においても、実施形態1と同様の作用効果を有する。
2 ハウジング
21 接地電極
3 絶縁碍子
31 碍子先端部
4 中心電極
41 内側電極部
42 外側電極部
420 突出部
Claims (7)
- 筒状のハウジング(2)と、
碍子先端部(31)を前記ハウジングから先端側に突出させつつ、前記ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
前記絶縁碍子の内側に配された内側電極部(41)、及び前記絶縁碍子から先端側に露出した外側電極部(42)を有する中心電極(4)と、を備え、
前記ハウジングの先端部には、先端側に突出する接地電極(21)が、プラグ周方向の一部に形成されており、
前記外側電極部は、前記碍子先端部の表面に沿う方向において、前記内側電極部との境界部から遠ざかる側に突出して、前記接地電極との間に放電を形成する突出部(420)を有し、
前記突出部は、プラグ周方向の一部の領域に形成されており、
前記突出部と前記接地電極とは、プラグ周方向の互いに異なる位置に配されている、内燃機関用のスパークプラグ(1)。 - 前記外側電極部は、前記内側電極部との境界部からプラグ径方向の外周側に延設された延設部(423)を有し、前記突出部は、前記延設部から基端側に突出するよう形成されている、請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路である第一経路(R1)は、プラグ軸方向(Z)に直交する方向の長さが、プラグ軸方向の長さよりも長い、請求項2に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 前記外側電極部は、複数の前記突出部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 前記ハウジングには、複数の前記接地電極が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路である第一経路(R1)は、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路である第二経路(R2)よりも短い、請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
- 前記接地電極から前記突出部までの最短空間経路を第一経路(R1)、前記接地電極を除く前記ハウジングの部位から前記突出部までの最短空間経路を第二経路(R2)と定義したとき、前記絶縁碍子の表面に前記第二経路をプラグ径方向に投影した第二投影領域は、凹凸形状を有し、前記絶縁碍子の表面に前記第一経路をプラグ径方向に投影した第一投影領域は、前記第二投影領域よりも平坦に形成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグ。
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