JP2016146274A - 内燃機関用の点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】着火性の向上を図ることができる内燃機関用の点火プラグを提供すること。【解決手段】内燃機関用の点火プラグ1は、中心電極2、第1接地電極3、第2接地電極4を備える。中心電極2は、棒状の本体部21と、本体部21の先端21bからプラグ軸方向Yに直交する方向に延出する先端延出部22とを備えるとともに、筒状のハウジング10に保持されている。本体部21の先端21b及び先端延出部22は、ハウジング10の先端10aから露出している。第1接地電極3は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに突出するとともに、本体部21の先端21bに対向して第1放電ギャップG1を形成するように本体部21側に屈曲している。第2接地電極4は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに突出するとともに、先端延出部22と対向して第2放電ギャップG2を形成するように先端延出部22側に屈曲している。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関用の点火プラグに関する。
自動車等に備えられる内燃機関として、希薄燃焼により燃費向上を図るものが種々開発されている。希薄燃焼では、内燃機関の燃焼室に供給される混合気への着火性を維持するため、燃焼室内における混合気の流速を大きくする必要がある。そして、特許文献1には、かかる内燃機関用の点火プラグとして、中心電極と接地電極との間に生じた火花放電により発生した火炎核が成長することによって混合気に点火するものであって、中心電極及び接地電極の先端にプラグ径方向に延設された延設部がそれぞれ形成されたものが開示されている。この点火プラグは、当該延設部の延設方向が燃焼室内における混合気の流れ方向と一致するように設置することにより、両電極間に生じた放電を混合気の流れによって延設部の延設方向に移動させる。これにより、内燃機関における混合気の流速を大きくした場合であっても、当該放電が混合気の流れによって吹き消えることを防止している。
特開2011−233388号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、中心電極及び接地電極の両方に延設部が設けられているため、両電極間に生じた放電により発生した火炎核が両方の延設部に接触しやすくなっている。そのため、火炎核の熱が両方の延設部に伝播して火炎核から熱が奪われることによって冷却損失が増大することにより、火炎核の成長が妨げられて、着火性が低下するおそれがある。そのため、着火性の向上には改善の余地がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、着火性の向上が図られる内燃機関用の点火プラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、棒状の本体部と、該本体部の先端からプラグ軸方向に直交する方向に延出する先端延出部とを備える中心電極と、
該中心電極を保持するとともに、プラグ軸方向の先端から上記本体部の先端及び上記先端延出部を露出させる筒状のハウジングと、
該ハウジングの先端からプラグ軸方向に突出するとともに、上記本体部の先端に対向して第1放電ギャップを形成するように上記本体部側に屈曲した第1接地電極と、
上記ハウジングの先端からプラグ軸方向に突出するとともに、上記先端延出部と対向して第2放電ギャップを形成するように上記先端延出部側に屈曲した第2接地電極と、
を備えることを特徴とする内燃機関用の点火プラグにある。
上記内燃機関用の点火プラグにおいては、中心電極の本体部の先端と第1接地電極との間に形成された第1放電ギャップに火花放電が発生する。そして、当該点火プラグを中心電極の先端延出部の延出方向と燃焼室内における混合気の流れ方向とが一致するように内燃機関に設置することにより、当該放電は混合気の流れによって第1接地電極と先端延出部との間から先端延出部の延出方向に引き伸ばされる。そして、第2接地電極と先端延出部との間に形成された第2放電ギャップ近傍まで引き伸ばされると、当該放電は吹き消えする前に第1接地電極から第2接地電極に乗り移り、先端延出部と第2接地電極との間、すなわち第2放電ギャップに放電が維持されることとなる。これにより、混合気の流れによる放電の吹き消えが防止される。そして、中心電極には混合気の流れ方向に延びる先端延出部が設けられているものの、第1接地電極と第2接地電極とが別体で設けられており、第1接地電極と第2接地電極との間には流れ方向に延びる延出部は設けられていない。そのため、従来のように延設部が中心電極及び接地電極の両方に設けられている場合に比べて、放電により生じる火炎核から熱が奪われにくくなる。その結果、火炎核の成長が促されて、着火性の向上を図ることができる。
以上のごとく、本発明によれば、着火性の向上を図ることができる内燃機関用の点火プラグを提供することができる。
実施例1における、内燃機関用の点火プラグの正面図。 実施例1における、内燃機関用の点火プラグの底面図。 図2における、III-III線位置断面一部拡大図。 実施例1の変形例における、内燃機関用の点火プラグの底面図。 試験例における、内燃機関用の点火プラグの底面図。 試験例における、A/F限界と第2接地電極の接続部位置との関係を示す図。 比較例における、内燃機関用の点火プラグの底面図。 試験例及び比較例における、A/F限界を表す図。 実施例2における、図2のIII-III線位置相当の断面一部拡大図。 実施例2の変形例における、図2のIII-III線位置相当の断面一部拡大図。 実施例3における、内燃機関用の点火プラグの底面図。 図11における、XII-XII線位置断面一部拡大図。
本発明の内燃機関用の点火プラグは、自動車等に備えられる内燃機関に使用することができる。
尚、本明細書においては、自動車の内燃機関の燃焼室に挿入される側を先端側といい、その反対側を基端側というものとする。また、点火プラグの軸方向をプラグ軸方向というものとする。
(実施例1)
本発明の実施例に係る内燃機関用の点火プラグにつき、図1〜図3を用いて説明する。
本例の内燃機関用の点火プラグ1(以下、「点火プラグ1」ともいう。)は、中心電極2と、ハウジング10と、第1接地電極3と、第2接地電極4とを備える。
中心電極2は、棒状の本体部21と、本体部21の先端21bからプラグ軸方向Yに直交する方向X1に延出される先端延出部22とを備える。
ハウジング10は、筒状をなしており、中心電極2を保持するとともに、プラグ軸方向Yの先端10aから本体部21の先端21b及び先端延出部22を露出させる。
第1接地電極3は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに突出するとともに、本体部21の先端21bに対向して第1放電ギャップG1を形成するように本体部21側に屈曲している。
第2接地電極4は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに突出するとともに、先端延出部22と対向して第2放電ギャップG2を形成するように先端延出部22側に屈曲している。
以下、本例の点火プラグ1について、詳述する。
図1に示すように、本例では、ハウジング10は、プラグ軸方向Yに延びる筒状を成しており、ハウジング10の外周面には内燃機関(図示せず)に螺合するための取付ネジ部11が形成されている。そして、点火プラグ1は、ねじ切りされた取付ネジ部11を介して内燃機関に取り付けられる。ハウジング10のプラグ軸方向Yの先端側Y1の先端10aはハウジング10におけるプラグ軸方向Yの先端10aは、図2に示すように環状を成しており、ハウジング10のプラグ軸方向Yの先端側Y1は開口している。
図1に示すように、中心電極2の本体部21は、筒状の絶縁碍子5の内側に挿通されている。本体部21におけるプラグ軸方向Yの先端側Y1の先端21bは、絶縁碍子5から先端側Y1に突出している。本体部21の先端21bには中心電極側金属チップ23が取り付けられている。
また、図2に示すように、中心電極2の先端延出部22は、先端21bからプラグ軸方向Yに直交する延出方向X1に延出した棒状又は長板状に形成されている。先端延出部22を先端21bに接合する方法として、レーザや抵抗溶接などを採用することができる。先端延出部22の一部又は全部の形成材料として、ニッケル基合金、イリジウム、白金などの貴金属を採用することができる。そして、先端延出部22における延出方向X1の端部である延出端部221はプラグ軸方向Yから見てハウジング10の先端10aと重なっている。先端延出部22の中心を通って延出方向X1に延びる仮想直線を先端延出部22の中心線22aというものとする。
図2、図3に示すように、第1接地電極3は、第1接地電極支柱部31と第1接地電極対向部32とを備える。第1接地電極支柱部31は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに延設されている。第1接地電極対向部32は、第1接地電極支柱部31の先端31aから中心電極2の軸心21aと交差するように屈曲されている。本例では、図2に示すように、プラグ軸方向Yから見て、第1接地電極対向部32は、先端延出部22の中心線22aと直交している。第1接地電極対向部32には、中心電極側金属チップ23と対向する位置に接地電極側金属チップ33が設けられている。そして、図3に示すように、中心電極側金属チップ23と接地電極側金属チップ33とは所定距離D1だけ離隔して、第1放電ギャップG1が形成されている。すなわち、プラグ軸方向Yにおける第1放電ギャップG1の長さがD1となっている。
図2、図3に示すように、第2接地電極4はプラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1側に位置している。第2接地電極4は、第2接地電極支柱部41と第2接地電極対向部42とを備える。第2接地電極支柱部41は、ハウジング10の先端10aからプラグ軸方向Yに延設されている。第2接地電極対向部42は、図2に示すように、プラグ軸方向Yから見て、先端延出部22の中心線22aと交差するように、第2接地電極支柱部41のプラグ軸方向Yの先端から先端延出部22側に屈曲されている。
図2に示すように、先端延出部22における延出方向X1の先端である延出端部221は、プラグ軸方向Yから見て、ハウジング10の先端10aと重なっているとともに、図3に示すように、第2接地電極4の第2接地電極対向部42と所定距離D2だけ離隔して対向して、第2放電ギャップG2を形成している。すなわち、プラグ軸方向Yにおける第2放電ギャップG2の長さがD2となっている。本例では、プラグ軸方向Yにおける第2放電ギャップG2の長さD2は、プラグ軸方向Yにおける第1放電ギャップG1の長さD1よりも大きくなっている。延出方向X1における接地電極側金属チップ33と第2接地電極対向部42との距離Lは、点火プラグ1のプラグ径の大きさなどを考慮して適宜決定できるが、本例では4.0mmとなっている。
図3に示すように、本体部21の軸心21aと先端延出部22の中心線22aとを含む断面において、第2接地電極4における第2接地電極対向部42の断面積S2は、第1接地電極3における第1接地電極対向部32の断面積S1よりも小さくなっている。
図2に示すように、第2接地電極4は、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置しているとともに、第2接地電極4とハウジング10の先端10aとの接続部43は、プラグ軸方向Yから見て、本体部21の軸心21aを中心とする中心角θが先端延出部22の中心線22aを中央として20°以上となる範囲P内に収まっている。範囲Pについて詳細に説明すると、まず、図2に示すように、中心線22aを基準(θ=0°)として軸心21aを中心とする中心角θが20°となる位置が仮想直線Pa、Pcで示され、中心角θが180°となる位置が仮想直線Pb、Pdで示される。そして、上記範囲Pは、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31が設けられる側であって仮想直線Paから仮想直線Pbまでの範囲P1と、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31と反対側であって仮想直線Pcから仮想直線Pdまでの範囲P2とからなる。接続部43は当該範囲P1又はP2内に収まっており、本例では、接続部43は範囲P1内に収まっている。すなわち、中心角θが20°未満の範囲(仮想直線Paと仮想直線Pcとで囲まれた範囲内)には、接続部43は位置していない。
図3に示すように、第2接地電極4における先端延出部22との対向部である第2接地電極対向部42のプラグ径方向の長さW2は、第2接地電極4とハウジング10の先端10aとの接続部43のプラグ径方向の長さW1よりも小さい。本例では、第2接地電極4における第2接地電極支柱部41は、プラグ軸方Yの先端側Y1に向かうにつれて細くなっている。
次に、本例の点火プラグ1における作用効果について、詳述する。
本例の内燃機関用の点火プラグ1によれば、中心電極2の本体部21の先端21bと第1接地電極3との間に形成された第1放電ギャップG1において火花放電が発生する。そして、点火プラグ1を中心電極2の先端延出部22の延出方向X1が燃焼室内の混合気の流れの方向と一致するように内燃機関に設けることにより、混合気の流れによって、当該放電は先端延出部22の延出方向X1に引き伸ばされる。そして、第2接地電極4と先端延出部22との間に形成された第2放電ギャップG2近傍まで引き伸ばされると、当該放電は第1接地電極3から第2接地電極4に乗り移り、先端延出部22と第2接地電極4との間、すなわち第2放電ギャップG2に放電が維持されることとなる。これにより、混合気の流れによる放電の吹き消えが防止される。そして、中心電極2には混合気の流れ方向に延びる先端延出部22が設けられているものの、第1接地電極3と第2接地電極4とが別体で設けられており、第1接地電極3と第2接地電極4との間には流れ方向に延びる延出部は設けられていないため、従来のように延設部が中心電極及び接地電極の両方に設けられている場合に比べて、放電により生じる火炎核から熱が奪われにくくなる。その結果、火炎核の成長が促されて、着火性の向上を図ることができる。
本例では、第1接地電極3はプラグ軸方向Yから見て先端延出部22と直交している。これにより、先端延出部22の延出方向X1と燃焼室内の混合気の流れの方向とが一致するように本例の内燃機関用の点火プラグ1を内燃機関に設けることにより、第1接地電極3が混合気の流れを阻害することを抑制できる。その結果、放電は混合気の流れによって先端延出部22に沿って第1ギャップG1から第2ギャップG2の方向へ移動しやすくなるため、吹き消えが一層防止されて、着火性の向上に寄与する。なお、設計上の公差や、成形時のバラつきなどによって、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3と先端延出部22とが厳密には直交していない場合であっても、上記作用効果を奏する範囲であれば、両者が実質的に直交しているものとみなすものとする。
本例では、第2接地電極4は、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置している。これにより、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1と反対側に位置している場合に比べて、先端延出部22と対向するように屈曲された第2接地電極対向部42の長さを短くすることができる。その結果、第2接地電極対向部42の熱容量を抑制することができ、着火性の向上が図られる。
さらに、本例では、第2接地電極4は、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置しているとともに、第2接地電極4とハウジング10の先端10aとの接続部43は、プラグ軸方向Yから見て、本体部21の軸心21aを中心とする中心角θが先端延出部22の中心線22aを中央として20°以上となる範囲Pに収まっている。これにより、第2接地電極4が先端延出部22から離隔することとなるため、混合気の流れを阻害することを抑制することができる。その結果、放電は混合気の流れによって先端延出部22に沿って第1ギャップG1から第2ギャップG2の方向へ移動しやすくなるため、吹き消えが一層防止されて、着火性が向上する。
なお、本例では、上記範囲Pにおいて、接続部43は先端延出部22の中心線22aよりも、第1接地電極支柱部31が位置する側の範囲P1に収まっていることとしたが、図4に示すように、接続部43が、プラグ軸方向Yから見て、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31が位置する側と反対側の範囲P2に収まっていることとしてもよい。この場合にも、本例の場合と同様に、放電は混合気の流れによって先端延出部22に沿って第1ギャップG1から第2ギャップG2の方向へ移動しやすくなるため、吹き消えが一層防止されて、着火性が向上する。
本例では、第1接地電極3における第1接地電極対向部32の屈曲方向と、第2接地電極4における第2接地電極対向部42の屈曲方向とが平行となっている。これにより、両者を屈曲させる工程を一括して行うことができる。また、それぞれを別に屈曲させる場合には両者の干渉が低減される。これらにより、第1接地電極3及び第2接地電極4を形成する際の作業性が向上する。
本例では、先端延出部22における延出方向X1の先端(延出端部221)は、プラグ軸方向Yから見て、ハウジング10の先端10aと重なっているとともに、第2接地電極4と対向して第2放電ギャップG2を形成している。これにより、第1放電ギャップG1と第2放電ギャップG2とが互いに離隔することとなるため、先端延出部22に沿って移動する放電の移動距離を長くすることができる。その結果、放電により生じる火炎が燃焼室内に伸長しやすくなり、着火性を一層向上することができる。
本例では、本体部21の軸心21aと先端延出部22の中心線22aとを含む断面における第2接地電極4の断面積S2が、当該断面における第1接地電極3の断面積S1よりも小さい。これにより、第2接地電極4は比較的細くなるため、第2接地電極4の熱容量が小さくなる。その結果、第2接地電極4は昇温されやすくなり、放電により生じる火炎核における冷却損失が低減され、着火性が向上する。
本例では、第2接地電極4における先端延出部22との対向部である第2接地電極対向部42のプラグ径方向の長さ(幅)W2は、第2接地電極4とハウジング10の先端10aとの接続部43のプラグ径方向の長さ(幅)W1よりも小さい。これにより、第2接地電極対向部42の幅W2を、接続部43の幅W1と同じにした場合に比べて、第2接地電極対向部42が小さくなるため、第2接地電極4の熱容量が小さくなる。そして、接続部43の幅W1は第2接地電極対向部42の幅W2よりも大きくなるため、第2接地電極4の剛性を確保することができる。したがって、第2接地電極4の熱容量を小さくしたことによる冷却損失の低減と、第2接地電極4の剛性確保による破損防止とを両立することができる。
本例では、プラグ軸方向Yにおける第2放電ギャップG2の長さD2は、プラグ軸方向Yにおける第1放電ギャップG1の長さD1よりも大きい。これにより、第1放電ギャップG1に積極的に放電を開始させつつ、先端延出部22によって当該放電を混合気の流れに沿って伸展させることが容易となる。その結果、混合気の着火性を向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、着火性の向上を図ることができる内燃機関用の点火プラグ1を提供することができる。
(A/F限界の確認試験)
図5(a)に示すように、試験例の内燃機関用の点火プラグ100において、プラグ軸方向Yから見て第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置した第2接地電極4の接続部43の位置を変化させた場合の着火性の変化について、A/F(空燃比)限界の比較試験を行った。なお、A/F限界は、正常な燃焼が行われるための空燃比(Air Fuel ratio)を指す。A/F限界が大きいほど、燃焼性能に優れている。本評価においては、燃焼変動率(図示平均有効圧力の標準偏差を平均値で除した値)が5%以下となるときを正常な燃焼とし、このときのA/FをA/F限界とする。
試験は以下の通り行った。まず、内燃機関用の点火プラグ100を、内燃機関の燃焼室内における混合気の流れが先端延出部22の延出方向X1と一致するように燃焼室に設置した。そして、延出方向X1における接地電極側金属チップ33と第2接地電極対向部42との距離L=4mm、エンジン排気量2000cc、エンジン回転数3000rpm、IMEP(図示平均有効圧力)=500kPaの条件下において、接続部43の形成位置を規定する中心角αが0°、10°、15°、20°、25°、30°、40°、50°のそれぞれの場合についてA/Fの限界値を算出し、図6にグラフ化した。
図5(a)に示すように、本試験において、試験例の内燃機関用の点火プラグ100における接続部43の位置を規定する中心角αは、プラグ軸方向Yから見て、軸心21aを通って接続部43に接する仮想直線のうち、中心線22aに近い側の仮想直線α1と、当該仮想直線α1と中心線22aに対称な仮想直線α2とがなす角である。したがって、中心角αは、プラグ軸方向Yから見て、本体部21の軸心21aを中心とし、先端延出部22の中心線22aを中央として周方向に対称に広がる範囲を規定している。なお、中心角αが0°である場合とは、図5(b)に示すように、プラグ軸方向Yから見て、先端延出部22の延出方向X1への延長線上に接続部43が形成されている場合をいう。
図6に示すように、中心角αが0°〜15°におけるA/Fの限界値は20.0〜21.5であり、中心角αが20°〜50°におけるA/Fの限界値は23.8〜24.1であった。このように、第2接地電極4の接続部43の形成位置を中心角αが20°〜50°である範囲内とした場合におけるA/Fの限界値は、中心角αが0°〜15°である範囲内とした場合におけるA/Fの限界値に比べて、有意に高いことが確認された。
そして、かかる有意な差が得られた要因として、中心角αが0°〜15°の範囲では、先端延出部22の延出方向X1に向かう混合気の流れが、第2接地電極4の第2電極支柱部41によって阻害されやすいことにより、放電によって生じた火炎が十分に伸長できず、十分な着火性が得られなかったと考えられる。
一方、中心角αが20°〜50°の範囲では、先端延出部22の延出方向X1である混合気の流れが、第2接地電極4の第2電極支柱部41によって阻害されにくいことから、放電により生じた火炎が混合気の流れに乗って十分に伸長して、高い着火性が得られたと考えられる。
そして、プラグ軸方向Yから見て第2接地電極4が第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置した点火プラグ100において、中心角αが50°より大きい範囲では、中心角αが20°〜50°の場合よりも第2接地電極4の第2電極支柱部41によって混合気の流れが阻害されにくい。そのため、中心角αが50°より大きい範囲におけるA/Fの限界値も、中心角αが20°〜50°の場合と同様の傾向を示すことが推測できる。
次に、接続部43が、プラグ軸方向Yから見て、先端延出部22の中心線22aよりも、第1接地電極支柱部31が位置する側に位置する場合(図5(a)参照)と、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31が位置する側と反対側に位置する場合(図5(c)参照)とによって、A/Fの限界値に差異が生じるか検証した。
図6において、接続部43が、プラグ軸方向Yから見て、先端延出部22の中心線22aよりも、第1接地電極支柱部31が位置する側に位置する場合(図5(a)参照)を試験例Aとし、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31が位置する側と反対側に位置する場合(図5(c)参照)を試験例Bとした。試験例A及び試験例Bのいずれの場合も、中心角αは20°としてA/Fの限界値を検出し、図7に示す従来の点火プラグ900におけるA/Fの限界値と比較した。なお、中心角α以外の試験条件は上述の場合と同様とした。
図7に示すように、比較例としての従来の点火プラグ900は、第2接地電極4を備えておらず、中心電極92に先端延出部22も備えていない。そして、接地電極93は、接地電極支柱部931と、接地電極支柱部931の先端において中心電極92の軸心9aと交差するように屈曲された接地電極対向部932とを備える。接地電極対向部932には軸心9aに平行な方向から見て、軸心9a上に接地電極側金属チップ93aが設けられている。そして、軸心9aに平行な方向から見て、接地電極側金属チップ93aと中心電極92の先端に設けられた中心電極側金属チップ92aとが重なるように対向しており、両者の間に両者間に放電が生じるように構成されている。
図8に示すように、試験例AのA/Fの限界値は23.8であり、試験例BのA/Fの限界値は24.0であった。一方、比較例のA/Fの限界値は19.5であった。すなわち、試験例Aと試験例BのA/Fの限界値に有意な差はなく、いずれも比較例よりも高い値であった。したがって、接続部43が、プラグ軸方向Yから見て、先端延出部22の中心線22aよりも、第1接地電極支柱部31が位置する側に位置する場合(図5(a)参照)と、中心線22aよりも第1接地電極支柱部31が位置する側と反対側に位置する場合(図5(c)参照)とによって、A/Fの限界値に有意な差異はなく、いずれの場合でも、同等の作用効果をすることが検証された。
以上の両試験結果から、プラグ軸方向Yから見て第2接地電極4が第1接地電極3よりも先端延出部22の延出方向X1に位置した点火プラグ100において、第2接地電極4の接続部43は中心角αが20°以上である範囲内に収まっていることにより、着火性が向上されることを確認した。
(実施例2)
本例の内燃機関用の点火プラグ1は、図9に示すように、先端延出部22は延出方向X1における中間部に段差部222を備え、実施例1における先端延出部22(図3参照)と比べて先端部221がプラグ軸方向Yの先端側Y1に位置している。また、本例では、第2接地電極対向部42の先端延出部22に対向する対向部42aには、接地電極側金属チップ44が設けられている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例によれば、燃焼室内を対流する混合気は、先端延出部22の延出方向X1に沿って流れる際に、図9において矢印Rで示すように、段差部222によって燃焼室の中央側に向かうこととなる。そして、放電により生じた火炎も矢印Rで示す混合気の流れに乗って燃焼室の中央側に向かうこととなる。その結果、当該火炎が燃焼室内に伸長されやすくなり、着火性が一層向上する。なお、本例においても、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
本例では、先端延出部22は段差部222を備えることとしたが、これに替えて、図10に示すように、先端延出部22のプラグ先端側Y1の面22bが、延出方向X1に向かって第2接地電極4に近づくにつれてプラグ先端側Y1に向かうように傾斜していてもよい。そして、当該変形例では、先端延出部22は延出方向X1に向かって第2接地電極4に近づくにつれてプラグ軸方向Yにおける厚さが大きくなっているとともに、先端延出部22の延出端部221におけるプラグ軸方向Yの先端側Y1の対向面221aは、第2接地電極対向部42と平行な面となっている。当該変形例においても、実施例2の場合と同等の作用効果を奏する。また、対向面221aが第2接地電極対向部42と平行な面となっているため、両者間に生じる放電による対向面221aの消耗が局所的に生じることが防止される。
(実施例3)
本例の内燃機関用の点火プラグ1では第2接地電極4が、実施例1の場合(図3参照)に比べて、図11、図12に示すように、プラグ軸方向Yから見て、ハウジング10の先端10aにおいて第1接地電極3に近い位置に形成されている。そして、本例では、図11に示すように、第1接地電極3における第1接地電極対向部32の屈曲方向Z1と、第2接地電極4における第2接地電極対向部42の屈曲方向Z2とが平行となっておらず、両者の屈曲方向が交差することとなっている。その他の構成要素は実施例1の場合と同様であり、本例においても実施例1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本例によれば、第2接地電極4が実施例1の場合に比べて、第1接地電極3に近い位置に形成されているため、第2接地電極4による混合気の流れの阻害が一層低減される。これにより、放電により生じた火炎が混合気の流れによって伸長されやすくなり、着火性が一層向上する。なお、本例においても、実施例1における第1接地電極対向部32の屈曲方向Z1と、第2接地電極対向部42の屈曲方向Z2とが平行であることによる作用効果を除いて、実施例1の場合と同等の作用効果を奏する。
1 内燃機関用の点火プラグ
10 ハウジング
10a 先端
2 中心電極
21 本体部
22 先端延出部
221 延出端部
3 第1接地電極
31 第1接地電極支柱部
32 第1接地電極対向部
4 第2接地電極
41 第2接地電極支柱部
42 第2接地電極対向部
43 接続部

Claims (8)

  1. 棒状の本体部(21)と、該本体部(21)の先端(21b)からプラグ軸方向(Y)に直交する方向に延出する先端延出部(22)とを備える中心電極(2)と、
    該中心電極(2)を保持するとともに、プラグ軸方向(Y)の先端(10a)から上記本体部(21)の先端(21b)及び上記先端延出部(22)を露出させる筒状のハウジング(10)と、
    該ハウジング(10)の先端(10a)からプラグ軸方向(Y)に突出するとともに、上記本体部(21)の先端(21b)に対向して第1放電ギャップ(G1)を形成するように上記本体部(21)側に屈曲した第1接地電極(3)と、
    上記ハウジング(10)の先端(10a)からプラグ軸方向(Y)に突出するとともに、上記先端延出部(22)と対向して第2放電ギャップ(G2)を形成するように上記先端延出部(22)側に屈曲した第2接地電極(4)と、
    を備えることを特徴とする内燃機関用の点火プラグ(1)。
  2. 上記第1接地電極(3)は、プラグ軸方向(Y)から見て上記先端延出部(22)と直交していることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  3. 上記第2接地電極(4)は、プラグ軸方向(Y)から見て上記第1接地電極(3)よりも上記先端延出部(22)の延出方向(X1)に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  4. 上記第2接地電極(4)と上記ハウジング(10)の先端(10a)との接続部(43)は、プラグ軸方向(Y)から見て、上記本体部(21)の軸心(21a)を中心とする中心角(θ)が上記先端延出部(22)の中心線(22a)を中央として20°以上となる範囲に収まっていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  5. 上記先端延出部(22)における延出方向(X1)の先端(221)は、プラグ軸方向(Y)から見て、上記ハウジング(10)の先端(10a)と重なっているとともに、上記第2接地電極(4)と対向して上記第2放電ギャップ(G2)を形成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  6. 上記本体部(21)の軸心(21a)と上記先端延出部(22)の中心線(22a)とを含む断面における上記第2接地電極(4)の断面積(S2)が、上記断面における上記第1接地電極(3)の断面積(S1)よりも小さいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  7. 上記第2接地電極(4)における上記先端延出部(22)との対向部(42)のプラグ径方向の長さ(W2)は、上記第2接地電極(4)と上記ハウジング(10)の先端(10a)との接続部(43)のプラグ径方向の長さ(W1)よりも小さいことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
  8. プラグ軸方向(Y)における上記第2放電ギャップ(G2)の長さ(D2)は、プラグ軸方向(Y)における上記第1放電ギャップ(G1)の長さ(D1)よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の内燃機関用の点火プラグ(1)。
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